JPH09133703A - 広角度感知機械式加速度センサ - Google Patents

広角度感知機械式加速度センサ

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Publication number
JPH09133703A
JPH09133703A JP7294368A JP29436895A JPH09133703A JP H09133703 A JPH09133703 A JP H09133703A JP 7294368 A JP7294368 A JP 7294368A JP 29436895 A JP29436895 A JP 29436895A JP H09133703 A JPH09133703 A JP H09133703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
liquid
bag
acceleration sensor
arrow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7294368A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Matsuura
直樹 松浦
Masahiro Tanabe
昌弘 田邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP7294368A priority Critical patent/JPH09133703A/ja
Publication of JPH09133703A publication Critical patent/JPH09133703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広角度に亘って車両急減速状態を検出する。 【解決手段】 マス12が、液体14と、液体14が封
入された袋体16とで構成されており、加速度作用時
に、液体14が袋体16を変形させながらマス支持部1
8の側壁部18A方向へ移動するようになっている。ト
リガピン24の下端に固定された当接部22がマス12
に当接しており、マス12の液体14が移動し、マス1
2が変形すると、マス12に当接した当接部22と共
に、トリガピン24が矢印B方向へ移動するようになっ
ている。また、トリガピン24が矢印B方向へ移動する
と、着火ピン32と係合部30との係合が解除され、圧
縮コイルバネ34の付勢力によって着火ピン32が矢印
C方向へ移動するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広角度感知機械式
加速度センサに係り、特に、車両急減速時に検知方向へ
慣性移動するマスを有する広角度感知機械式加速度セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両急減速時に検知方向へ慣性移
動するマスを有する機械式加速度センサにおいては、マ
スとして例えば球を使用し、この球をシリンダ内にシリ
ンダの軸方向へ移動可能に収容しておき、車両急減速時
になるとこの球がシリンダ内においてシリンダの軸方向
へ慣性移動するように構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、球等の
マスをシリンダ内で慣性移動する構造の機械式加速度セ
ンサにおいては、シリンダが所定の方向へ向けて固定さ
れいる一方向感知センサを使用していた。
【0004】上記事実を考慮し本発明は、広角度に亘っ
て車両急減速状態を検出できる広角度感知機械式加速度
センサを得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る広角度感知機械式加速度センサは、液体と該液体が
封入された袋体からなり、加速度作用時に前記袋体内を
前記液体が慣性移動し、前記袋体が変形するマスと、該
マスを収容するマス支持部と、所定位置から移動するこ
とによりセンサ外部に突出する起動手段と、前記袋体に
係合し、マスの非慣性移動状態では前記起動手段を所定
位置に保持し、前記袋体が変形することにより、前記移
動手段との係合が解除し、前記起動手段の移動を許容す
るトリガ手段と、を有することを特徴としている。
【0006】従って、車両急減速時にマスに加速度が作
用すると、袋体内を液体が移動し、袋体が変形する。こ
の変形によりトリガ手段と移動手段との係合が解除し、
起動手段が所定位置から移動しセンサ外部に突出する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係る広角度
感知機械式加速度センサを図1〜図3に従って説明す
る。
【0008】図1に示される如く、本実施形態の広角度
感知機械式加速度センサ10では、マス12が水、油等
の液体14と、液体14が封入された袋体16とで構成
されており、マス12が変形自在となっている。
【0009】図2に示される如く、このマス12は、セ
ンサボディー13に形成された皿状のマス支持部18内
に載置されており、マス12はマス支持部18の中央部
に位置するようになっている。なお、マス12がマス支
持部18の中央部に位置する場合のマス12の軸線の位
置が符号20である。
【0010】従って、マス12の液体14は、加速度作
用時に、重力に抗して水平面内の加速度作用方向へ移動
可能となっており、例えば、図3に示される如く、液体
14はマス支持部18の底面18Aに沿って、袋体16
を変形させながらマス支持部18の側壁部18B方向
(図3の矢印A方向)へ移動するようになっている。
【0011】マス12の上部には半球状の当接部22が
当接している。この当接部22は頂部22Aを下方へ向
けて配設されており、頂部22Aが、非慣性移動状態で
のマス12の上面中央部に当接している。また、当接部
22は、トリガ手段としてのトリガピン24の下端に固
定されている。このトリガピン24は垂直方向に配設さ
れており、非慣性移動状態でのマス12の軸線20上に
位置している。
【0012】トリガピン24の中間部24Aは、センサ
ボディー13に形成された貫通孔26を貫通しており、
中間部24Aの外周外側にはコイルスプリング29が配
設されている。このコイルスプリング29はセンサボデ
ィー13の貫通孔26の外周部と当接部22の上側平面
22Bとの間に挿入されており、トリガピン24をマス
12側(図1の矢印B方向)へ付勢している。
【0013】従って、マス12の液体14が図3の矢印
A方向へ移動し、マス12が変形してマス12の軸線2
0に沿った厚さWが薄くなると、マス12に当接した当
接部22と共に、トリガピン24が軸線20上を下方
(図1の矢印B方向)へ移動するようになっている。
【0014】トリガピン24の上端部には係合部30が
形成されている。この係合部30の上方には起動手段と
しての着火ピン32が水平方向へ向けて配設されてお
り、この着火ピン32はセンサボディーに図1の右方向
(図1の矢印C方向)へ移動可能に取付けられている。
また、着火ピン32の大径部32Aの端面32Bにトリ
ガピン24に形成された係合部30が係合している。着
火ピン32の端面32Bの中央からは尖塔部32Cが立
設されている。また、着火ピン32の大径部32Aは筒
状とされており、大径部32A内には圧縮コイルバネ3
4が挿入されている。この圧縮コイルバネ34はセンサ
ボディーに形成されたバネ支持部36に当接しており、
着火ピン32は圧縮コイルバネ34によって、図1の矢
印C方向へ付勢されている。
【0015】従って、トリガピン24が図1の矢印B方
向へ移動すると、着火ピン32と係合部30との係合が
解除され、圧縮コイルバネ34の付勢力によって着火ピ
ン32が図1の矢印C方向へ移動するようになってい
る。
【0016】次に、本実施形態の作用を説明する。本施
形態の広角度感知機械式加速度センサ10によれば、図
1に示される如く、マス12に加速度(矢印G)が作用
すると、マス12の液体14は袋体16を変形させなが
ら図3の矢印A方向へ移動する。この場合、マス12の
液体14は加速度作用時に、重力に抗してマス支持部1
8の底面18Aに沿って、袋体16を変形させながら図
3の矢印A方向へ移動するため、検知方向は水平面内の
360°方向となる。
【0017】液体14が図3の矢印A方向へ移動し、マ
ス12が変形して、マス12の軸線20に沿った厚さW
が薄くなると、トリガピン24に形成された当接部22
が、コイルスプリング29の付勢力により、矢印B方向
へ移動する。これによって、トリガピン24に設けられ
た係合部30と着火ピン32との係合が解除され、圧縮
コイルバネ34の付勢力によって着火ピン32が図1の
矢印E方向へ移動し、加速度センサ10の外部に配設さ
れた雷管に到達する。
【0018】このように、本実施形態の広角度感知機械
式加速度センサ10では、加速度作用時に、マス12の
液体14が袋体16を変形させながら水平面内の加速度
作用方向へ移動可能となっているため、広角度(水平面
内の360°)に亘って車両急減速状態を検出できる。
【0019】また、本実施形態の広角度感知機械式加速
度センサ10では、センサボディーの微小振動をマス1
2の液体14で吸収できるためダンピング効果を有す
る。
【0020】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本発明の広角度感知機械式加速度センサ
は、ガスボンベを使用したエアバッグ装置にも適用可能
であり、この場合には、各実施形態に記載した着火ピン
32が弁開放ピンとして作用する構成とすれば良い。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係る広角度感知
機械式加速度センサは、液体と液体が封入された袋体か
らなり、加速度作用時に袋体内を液体が慣性移動し、袋
体が変形するマスと、マスを収容するマス支持部と、所
定位置から移動することによりセンサ外部に突出する起
動手段と、袋体に係合し、マスの非慣性移動状態では起
動手段を所定位置に保持し、袋体が変形することによ
り、移動手段との係合が解除し、起動手段の移動を許容
するトリガ手段と、を有する構成としたので、広角度に
亘って車両急減速状態を検出できると共に、ダンピング
効果を有するという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る広角度感知機械式加
速度センサの主要部材を示す概略側断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る広角度感知機械式加
速度センサの主要部材を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る広角度感知機械式加
速度センサの主要部材の作用説明図である。
【符号の説明】
10 広角度感知機械式加速度センサ 12 マス 14 液体 16 袋体 18 マス支持部 20 軸線 24 トリガピン(トリガ手段) 32 着火ピン(起動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体と該液体が封入された袋体からな
    り、加速度作用時に前記袋体内を前記液体が慣性移動
    し、前記袋体が変形するマスと、 該マスを収容するマス支持部と、 所定位置から移動することによりセンサ外部に突出する
    起動手段と、 前記袋体に係合し、マスの非慣性移動状態では前記起動
    手段を所定位置に保持し、前記袋体が変形することによ
    り、前記移動手段との係合が解除し、前記起動手段の移
    動を許容するトリガ手段と、 を有することを特徴とする広角度感知機械式加速度セン
    サ。
JP7294368A 1995-11-13 1995-11-13 広角度感知機械式加速度センサ Pending JPH09133703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7294368A JPH09133703A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 広角度感知機械式加速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7294368A JPH09133703A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 広角度感知機械式加速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09133703A true JPH09133703A (ja) 1997-05-20

Family

ID=17806813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7294368A Pending JPH09133703A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 広角度感知機械式加速度センサ

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JP (1) JPH09133703A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150861A (ja) * 2007-11-30 2009-07-09 Seiko Instruments Inc 液封センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150861A (ja) * 2007-11-30 2009-07-09 Seiko Instruments Inc 液封センサ

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