JPH09133518A - 立体視撮像装置、形状計測装置及び可動性撮像装置 - Google Patents
立体視撮像装置、形状計測装置及び可動性撮像装置Info
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- JPH09133518A JPH09133518A JP28945495A JP28945495A JPH09133518A JP H09133518 A JPH09133518 A JP H09133518A JP 28945495 A JP28945495 A JP 28945495A JP 28945495 A JP28945495 A JP 28945495A JP H09133518 A JPH09133518 A JP H09133518A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易、かつ再現精度の高い視野変更を得て、
異なる様々な方向に位置する対象に急速に位置決めし、
撮像する。 【解決手段】 メモリ11に、予め教示によって立体視
撮像位置と立体撮像エリア(2a、2b)を記憶してお
き、入力ユニット12より立体視撮像指示データを入力
することにより、平面ミラー4を偏向して、対象視野2
a、2bに視角を教示通りに選定する。また、立体視結
像光学系3b、3b’を制御してズームレンズを教示通
りに動作し、所定の光学的位置決めを行い、撮像素子3
a、3a’で立体撮像する。
異なる様々な方向に位置する対象に急速に位置決めし、
撮像する。 【解決手段】 メモリ11に、予め教示によって立体視
撮像位置と立体撮像エリア(2a、2b)を記憶してお
き、入力ユニット12より立体視撮像指示データを入力
することにより、平面ミラー4を偏向して、対象視野2
a、2bに視角を教示通りに選定する。また、立体視結
像光学系3b、3b’を制御してズームレンズを教示通
りに動作し、所定の光学的位置決めを行い、撮像素子3
a、3a’で立体撮像する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体視撮像技術、
立体視画像データを利用した3次元計測技術、及び移動
式撮像技術に関する。特に、任意の方向に視野を定め、
それぞれの視野について立体視監視・観測するために対
象光景を立体視撮像する技術、あるいは任意の方向に視
野を定め、それぞれの視野について立体視撮像して3次
元計測を行う技術、さらには任意の方向に視野を定め、
それぞれの視野について撮像する撮像装置自体がその位
置を移動し、移動した位置において、任意の方向に視野
を定め、撮像する技術に関するものである。
立体視画像データを利用した3次元計測技術、及び移動
式撮像技術に関する。特に、任意の方向に視野を定め、
それぞれの視野について立体視監視・観測するために対
象光景を立体視撮像する技術、あるいは任意の方向に視
野を定め、それぞれの視野について立体視撮像して3次
元計測を行う技術、さらには任意の方向に視野を定め、
それぞれの視野について撮像する撮像装置自体がその位
置を移動し、移動した位置において、任意の方向に視野
を定め、撮像する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】立体視撮像技術は、従来から、2台の撮
像用カメラを一定間隔で左右に配置固定し、共通の対象
光景を撮像して、視差画像を得ることを基本技術として
いた。また、3次元画像計測技術は、従来から原理上2
台の撮像用カメラを一定間隔で固定配置し、共通の対象
光景を撮像して、得られた各フレームの画像データを用
いて、図10に示す三角測量演算法から3次元距離計測
を行っていた。
像用カメラを一定間隔で左右に配置固定し、共通の対象
光景を撮像して、視差画像を得ることを基本技術として
いた。また、3次元画像計測技術は、従来から原理上2
台の撮像用カメラを一定間隔で固定配置し、共通の対象
光景を撮像して、得られた各フレームの画像データを用
いて、図10に示す三角測量演算法から3次元距離計測
を行っていた。
【0003】このような従来の立体視撮像技術や3次元
画像計測技術においては、種々の方向に視野を変えて撮
像または計測を行う必要が生じた時には、2台のカメラ
の相対位置を固定したまま、回転台等に据付け、その回
転によって全体を対象方向に向けてやる必要があった。
また、可動型ロボット(mobile robot)が視覚機能を備
え、画像センシングした内容に従って自動的に移動した
り、自動検出や自動計測等の機能を実行する技術におい
て、広範囲の視角を対象とする場合には、従来は可動型
ロボットにさらに回転軸を装備し、これにテレビカメラ
等を取付けて目的を達成していた。
画像計測技術においては、種々の方向に視野を変えて撮
像または計測を行う必要が生じた時には、2台のカメラ
の相対位置を固定したまま、回転台等に据付け、その回
転によって全体を対象方向に向けてやる必要があった。
また、可動型ロボット(mobile robot)が視覚機能を備
え、画像センシングした内容に従って自動的に移動した
り、自動検出や自動計測等の機能を実行する技術におい
て、広範囲の視角を対象とする場合には、従来は可動型
ロボットにさらに回転軸を装備し、これにテレビカメラ
等を取付けて目的を達成していた。
【0004】これらの技術はいずれも、撮像装置の質量
が大きい上に、電源や画像信号用ケーブルを接続してい
るテレビカメラを回転するので、カメラの視角を急速に
変更して、多数の異なる視野について次から次に連続的
に撮像したり、あるいは急速に位置を変える対象に追従
して、それらを撮像するには適合しない技術であった。
が大きい上に、電源や画像信号用ケーブルを接続してい
るテレビカメラを回転するので、カメラの視角を急速に
変更して、多数の異なる視野について次から次に連続的
に撮像したり、あるいは急速に位置を変える対象に追従
して、それらを撮像するには適合しない技術であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上述べた
従来技術としての立体視撮像技術、3次元画像計測技
術、または移動型撮像装置技術に見られる不満足な視野
変更能力に鑑み、立体視撮像装置、あるいは立体形状計
測装置、さらには、視覚機能を備えた可動型ロボットに
おいて、容易かつ再現精度の高い視野変更によって、異
なる様々な方向に位置する対象に急速に視野決めして、
これを撮像することが可能な撮像技術の提供をその目的
としている。
従来技術としての立体視撮像技術、3次元画像計測技
術、または移動型撮像装置技術に見られる不満足な視野
変更能力に鑑み、立体視撮像装置、あるいは立体形状計
測装置、さらには、視覚機能を備えた可動型ロボットに
おいて、容易かつ再現精度の高い視野変更によって、異
なる様々な方向に位置する対象に急速に視野決めして、
これを撮像することが可能な撮像技術の提供をその目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の特許請求の範
囲の請求項1に係わる立体視撮像装置は、対象を撮像す
る視角を決定するために、ミラー偏向によって対象から
到達する光束を受光する角度に受光角を選定する視角決
め手段と、対象像を撮像する撮像手段とを備え、撮像視
野を光学的に位置決めして対象像を撮像する撮像装置で
ある。
囲の請求項1に係わる立体視撮像装置は、対象を撮像す
る視角を決定するために、ミラー偏向によって対象から
到達する光束を受光する角度に受光角を選定する視角決
め手段と、対象像を撮像する撮像手段とを備え、撮像視
野を光学的に位置決めして対象像を撮像する撮像装置で
ある。
【0007】この撮像装置は、前記撮像手段が立体視撮
像手段であるので、種々の視角にある対象の各々を立体
視撮像する立体視撮像装置である。請求項2に係わる立
体形状計測装置は、前記立体視撮像装置が演算手段を備
え、演算手段が撮像手段の出力する立体視画像信号から
3次元形状を算出するので、種々の視角にある対象の各
々を立体形状計測する立体形状計測装置である。
像手段であるので、種々の視角にある対象の各々を立体
視撮像する立体視撮像装置である。請求項2に係わる立
体形状計測装置は、前記立体視撮像装置が演算手段を備
え、演算手段が撮像手段の出力する立体視画像信号から
3次元形状を算出するので、種々の視角にある対象の各
々を立体形状計測する立体形状計測装置である。
【0008】請求項3に係わる撮像装置は、対象を撮像
する視角を決定するために、ミラー偏向によって対象か
ら到達する光束を受光する角度に、受光角を選定する視
角決め手段と、対象像を撮像する撮像手段とを備えるこ
とによって、撮像視野を光学的に位置決めし、対象像を
撮像する撮像装置であって、この撮像装置が自動的移動
手段を備えたので、それ自体が自動的に移動して種々の
視角にある対象の各々を撮像する可動性撮像装置であ
る。
する視角を決定するために、ミラー偏向によって対象か
ら到達する光束を受光する角度に、受光角を選定する視
角決め手段と、対象像を撮像する撮像手段とを備えるこ
とによって、撮像視野を光学的に位置決めし、対象像を
撮像する撮像装置であって、この撮像装置が自動的移動
手段を備えたので、それ自体が自動的に移動して種々の
視角にある対象の各々を撮像する可動性撮像装置であ
る。
【0009】請求項4に係わる可動性撮像装置は、前記
可動性撮像装置の撮像手段を立体視撮像手段としたの
で、種々の方向の対象に視角決めして立体視撮像が可能
な可動性立体視撮像装置である。
可動性撮像装置の撮像手段を立体視撮像手段としたの
で、種々の方向の対象に視角決めして立体視撮像が可能
な可動性立体視撮像装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、本発明に係わる立
体視撮像装置を具体化した第1の実施形態の監視装置の
全体構成を示している。本実施形態は、視角も距離も異
なる複数の監視領域に含まれる対象に光学的に位置決め
した後、その対象を立体視撮像して、立体視画像観測に
供する実施形態である。その視角の変更には、図2に示
す平面ミラーの角度を変え、ミラー反射光束の方向ベク
トルを偏向することによって撮像装置に入射してくる視
野像を立体視撮像装置によって撮像する監視装置であ
る。
明をさらに詳細に説明する。図1は、本発明に係わる立
体視撮像装置を具体化した第1の実施形態の監視装置の
全体構成を示している。本実施形態は、視角も距離も異
なる複数の監視領域に含まれる対象に光学的に位置決め
した後、その対象を立体視撮像して、立体視画像観測に
供する実施形態である。その視角の変更には、図2に示
す平面ミラーの角度を変え、ミラー反射光束の方向ベク
トルを偏向することによって撮像装置に入射してくる視
野像を立体視撮像装置によって撮像する監視装置であ
る。
【0011】今、この平面ミラー21を、図2のMτモ
ータ23によって偏向すると、視角の方位角偏向が実現
される。また、図2のMσモータ22によって傾斜させ
ると、視角の傾斜角偏向が実現される。これら方位角及
び傾斜角偏向動作を組合わせることによって、撮像装置
は対象が存在する広範囲の光景を全面的に走査すること
ができる。そこで、方位角の偏向角τと傾斜角σの偏向
角を選択すると、対象からの入射光束を受光する角度が
選定されるので、光景の中の特定箇所を観測対象として
光学的に選択して位置決めし、その視野像を後方の結像
光学系へと送達することができる。
ータ23によって偏向すると、視角の方位角偏向が実現
される。また、図2のMσモータ22によって傾斜させ
ると、視角の傾斜角偏向が実現される。これら方位角及
び傾斜角偏向動作を組合わせることによって、撮像装置
は対象が存在する広範囲の光景を全面的に走査すること
ができる。そこで、方位角の偏向角τと傾斜角σの偏向
角を選択すると、対象からの入射光束を受光する角度が
選定されるので、光景の中の特定箇所を観測対象として
光学的に選択して位置決めし、その視野像を後方の結像
光学系へと送達することができる。
【0012】第1の実施形態の監視装置は、この平面ミ
ラーによって選定された受光方向に位置する対象像を、
後方の立体視結像光学系3bと3b’が撮像素子の撮像
面上に結像することによって、撮像対象の領域決めと位
置決めを実現している。この立体視結像光学系の機能を
図3によって説明する。図3のAカメラ32とBカメラ
32’は、一定の間隔をもって固定されており、平面ミ
ラー31が存在しない場合には、各々の結像光学系32
aと32a’は、それぞれの撮像素子32bと32b’
に仮想対象O’(33’)の像を結像する。この光学的
配置はAカメラ32とBカメラ32’の間の距離が視差
を生じるので、立体視撮像を形成する従来の普遍的な立
体視撮像法を構成している。
ラーによって選定された受光方向に位置する対象像を、
後方の立体視結像光学系3bと3b’が撮像素子の撮像
面上に結像することによって、撮像対象の領域決めと位
置決めを実現している。この立体視結像光学系の機能を
図3によって説明する。図3のAカメラ32とBカメラ
32’は、一定の間隔をもって固定されており、平面ミ
ラー31が存在しない場合には、各々の結像光学系32
aと32a’は、それぞれの撮像素子32bと32b’
に仮想対象O’(33’)の像を結像する。この光学的
配置はAカメラ32とBカメラ32’の間の距離が視差
を生じるので、立体視撮像を形成する従来の普遍的な立
体視撮像法を構成している。
【0013】本発明は、図3に示すように、仮想対象
O’33’と、2台のカメラ32、32’の間に両カメ
ラに対して、ある角度だけ傾斜させた平面ミラー31を
挿入している。このために、図3に示されるミラー角度
の例では、両カメラ32、32’に入射する像は実対象
O(33)の像となっている。そこでAカメラ32とB
カメラ32’は、実対象O(33)を立体視撮像する。
この光学系の原理的構成を保存したまま、平面ミラー3
1をその中心31’の周りにモータ等(図示せず)によ
って回転すれば、両カメラ32、32’に対象像が入射
する有効角度の範囲内で、種々の異なる方向に位置する
対象を、両カメラ32、32’が立体視撮像することが
できる。また、図3の実対象O(33)がその上下に示
した破線矢印の方向に移動した場合にも、ミラーの回転
によって両カメラが素早くかつ容易に対象像に追随し、
その立体視撮像をすることができる。
O’33’と、2台のカメラ32、32’の間に両カメ
ラに対して、ある角度だけ傾斜させた平面ミラー31を
挿入している。このために、図3に示されるミラー角度
の例では、両カメラ32、32’に入射する像は実対象
O(33)の像となっている。そこでAカメラ32とB
カメラ32’は、実対象O(33)を立体視撮像する。
この光学系の原理的構成を保存したまま、平面ミラー3
1をその中心31’の周りにモータ等(図示せず)によ
って回転すれば、両カメラ32、32’に対象像が入射
する有効角度の範囲内で、種々の異なる方向に位置する
対象を、両カメラ32、32’が立体視撮像することが
できる。また、図3の実対象O(33)がその上下に示
した破線矢印の方向に移動した場合にも、ミラーの回転
によって両カメラが素早くかつ容易に対象像に追随し、
その立体視撮像をすることができる。
【0014】図3は平面図のために、2台のカメラ32
と32’をあたかも水平に設置したかのように図示して
いる。その光学的条件においては、平面ミラー31は水
平面に対して垂直に保持されているので、ミラー中心3
1’の周りのミラー回転は方位角偏向のための回転とな
っている。しかしここで、平面ミラー31に図2に示す
ような方位角偏向及び傾斜角偏向の両機能を具備すれ
ば、広範囲の対象視野を上下左右にわたって立体視撮像
することができる。
と32’をあたかも水平に設置したかのように図示して
いる。その光学的条件においては、平面ミラー31は水
平面に対して垂直に保持されているので、ミラー中心3
1’の周りのミラー回転は方位角偏向のための回転とな
っている。しかしここで、平面ミラー31に図2に示す
ような方位角偏向及び傾斜角偏向の両機能を具備すれ
ば、広範囲の対象視野を上下左右にわたって立体視撮像
することができる。
【0015】立体視結像光学系3bと3b’は、レンズ
をズームレンズとしているので、図1の立体視結像光学
系制御ユニット7からの立体視結合光学系制御信号によ
り各々のレンズのズーム倍率を指定すれば、立体視によ
って所定のサイズの視差像が得られる。第1実施形態監
視装置の立体視撮像のための光学的配置は上述の通りで
あり、立体視結像光学系3bと3b’によって撮像した
い視野の倍率を設定し、ミラー偏向角を立体視撮像した
い視野の方向に設定すれば、対象の中の立体視撮像した
い視野に所望のサイズの視野が位置決めされ、その視野
を立体視撮像することができる。
をズームレンズとしているので、図1の立体視結像光学
系制御ユニット7からの立体視結合光学系制御信号によ
り各々のレンズのズーム倍率を指定すれば、立体視によ
って所定のサイズの視差像が得られる。第1実施形態監
視装置の立体視撮像のための光学的配置は上述の通りで
あり、立体視結像光学系3bと3b’によって撮像した
い視野の倍率を設定し、ミラー偏向角を立体視撮像した
い視野の方向に設定すれば、対象の中の立体視撮像した
い視野に所望のサイズの視野が位置決めされ、その視野
を立体視撮像することができる。
【0016】図1において、1は作業者、2aは作業
台、2bはベンチであり、監視装置は一定間隔で設置さ
れた立体視撮像素子3a及び3a’と、一定間隔で設置
された立体視結像光学系3b、3b’と、平面ミラー4
と、制御・演算部5と、平面ミラー4の受光角選択を制
御するミラー偏向制御ユニット6と、立体視結像光学系
3b、3b’の結像条件を制御する立体視結像光学系制
御ユニット7と、立体視撮像素子3a及び3a’の撮像
条件を制御する立体視撮像制御ユニット8と、本実施形
態の全システムの動作を制御するシステム制御装置9
と、CPU10と、メモリ11と、入力ユニット12
と、出力ユニット13と、表示ユニット14と、バス1
5とを備えている。
台、2bはベンチであり、監視装置は一定間隔で設置さ
れた立体視撮像素子3a及び3a’と、一定間隔で設置
された立体視結像光学系3b、3b’と、平面ミラー4
と、制御・演算部5と、平面ミラー4の受光角選択を制
御するミラー偏向制御ユニット6と、立体視結像光学系
3b、3b’の結像条件を制御する立体視結像光学系制
御ユニット7と、立体視撮像素子3a及び3a’の撮像
条件を制御する立体視撮像制御ユニット8と、本実施形
態の全システムの動作を制御するシステム制御装置9
と、CPU10と、メモリ11と、入力ユニット12
と、出力ユニット13と、表示ユニット14と、バス1
5とを備えている。
【0017】例えば、単純化例として、ある工場の中
で、図1の作業者1が近距離のベンチ2bにいる時間
と、遠距離の作業台2aで作業をする時間について、立
体視撮像によって滞在時間計測を行い、作業分析をしよ
うとする時、監視箇所をベンチと作業台に位置決めした
上、各々適切な撮像倍率で監視領域像を立体視撮像し
て、立体視撮像する必要がある。
で、図1の作業者1が近距離のベンチ2bにいる時間
と、遠距離の作業台2aで作業をする時間について、立
体視撮像によって滞在時間計測を行い、作業分析をしよ
うとする時、監視箇所をベンチと作業台に位置決めした
上、各々適切な撮像倍率で監視領域像を立体視撮像し
て、立体視撮像する必要がある。
【0018】図1のメモリ11に、予め教示によって立
体視撮像位置と立体視撮像エリアをメモリ(記憶)して
おくことによって、入力ユニット12でその立体視撮像
指示データを入力すれば、ミラー制御ユニット6が図2
の2種類のモータを作動して平面ミラー4を偏向し、対
象視野2aあるいは2bに視角を教示通りに選定する。
また、立体視結像光学系制御ユニット7が立体視結像光
学系3b、3b’を制御して各ズームレンズを教示通り
に動作し、所定の光学的位置決め立体視撮像が達成され
る。結像光学系3bと撮像素子3a、及び結像光学系3
b’と撮像素子3a’は、それぞれ光路系として一体化
しており、両光路系は、視差によって立体撮像を形成す
るために、一定の距離を保って固定されている。例え
ば、ヒトの瞳孔距離にほぼ等しい60ミリ程度の間隔を
設ければ、人間にとって最も迫真力のある立体感を有す
る立体視画像が得られる。立体視撮像素子3a及び3
a’は、それぞれの撮像により得られた映像信号を、立
体視映像表示のために同期的に出力する。
体視撮像位置と立体視撮像エリアをメモリ(記憶)して
おくことによって、入力ユニット12でその立体視撮像
指示データを入力すれば、ミラー制御ユニット6が図2
の2種類のモータを作動して平面ミラー4を偏向し、対
象視野2aあるいは2bに視角を教示通りに選定する。
また、立体視結像光学系制御ユニット7が立体視結像光
学系3b、3b’を制御して各ズームレンズを教示通り
に動作し、所定の光学的位置決め立体視撮像が達成され
る。結像光学系3bと撮像素子3a、及び結像光学系3
b’と撮像素子3a’は、それぞれ光路系として一体化
しており、両光路系は、視差によって立体撮像を形成す
るために、一定の距離を保って固定されている。例え
ば、ヒトの瞳孔距離にほぼ等しい60ミリ程度の間隔を
設ければ、人間にとって最も迫真力のある立体感を有す
る立体視画像が得られる。立体視撮像素子3a及び3
a’は、それぞれの撮像により得られた映像信号を、立
体視映像表示のために同期的に出力する。
【0019】次に、図4のフローチャートに従って、第
1の実施形態の動作教示フローを説明する。まず、オペ
レータが図1の入力ユニット12により装置を教示モー
ドにセットする(ST41)。次に対象光景のIDを入
力する(ST42)。次に、入力ユニット12からミラ
ー制御ユニット6を介して平面ミラー4を操作して、第
1番目の光景領域に位置決めし(ST43)、立体視撮
像制御ユニット8を介して立体視撮像素子3a及び3
a’を操作して、第1番目の光景領域を立体視撮像して
画像表示し(ST44)、オペレータが画像を見ながら
立体視結像光学系制御ユニット7を介して立体視結像光
学系3b、3b’を操作して、自動合焦機能を利用しな
がら、この光景の立体視撮像倍率を決定し(ST4
5)、決定した立体視撮像条件データ(位置データ及び
倍率データ)をメモリ11にメモリ(記憶)する(ST
46)。光景領域ごとに倍率を設定しながら全立体視観
測領域を順次撮像して、表示ユニット14に画像表示し
て行き(ST47)、この対象の立体視観測光景領域の
画像表示の都度、立体視撮像領域指定信号をオペレータ
が入力すると、その撮像条件データはメモリ11にメモ
リされる(ST48)。このようにして、全光景領域の
撮像条件データのメモリが完了すると、ST49がYE
Sとなって、ファイルが閉じ(ST50)、教示が完了
する。以上述べた操作フローに従って完成した教示デー
タは、この対象の立体視観測すべき全光景領域の撮像条
件データを含んでおり、図1のメモリ11にメモリされ
たのである。
1の実施形態の動作教示フローを説明する。まず、オペ
レータが図1の入力ユニット12により装置を教示モー
ドにセットする(ST41)。次に対象光景のIDを入
力する(ST42)。次に、入力ユニット12からミラ
ー制御ユニット6を介して平面ミラー4を操作して、第
1番目の光景領域に位置決めし(ST43)、立体視撮
像制御ユニット8を介して立体視撮像素子3a及び3
a’を操作して、第1番目の光景領域を立体視撮像して
画像表示し(ST44)、オペレータが画像を見ながら
立体視結像光学系制御ユニット7を介して立体視結像光
学系3b、3b’を操作して、自動合焦機能を利用しな
がら、この光景の立体視撮像倍率を決定し(ST4
5)、決定した立体視撮像条件データ(位置データ及び
倍率データ)をメモリ11にメモリ(記憶)する(ST
46)。光景領域ごとに倍率を設定しながら全立体視観
測領域を順次撮像して、表示ユニット14に画像表示し
て行き(ST47)、この対象の立体視観測光景領域の
画像表示の都度、立体視撮像領域指定信号をオペレータ
が入力すると、その撮像条件データはメモリ11にメモ
リされる(ST48)。このようにして、全光景領域の
撮像条件データのメモリが完了すると、ST49がYE
Sとなって、ファイルが閉じ(ST50)、教示が完了
する。以上述べた操作フローに従って完成した教示デー
タは、この対象の立体視観測すべき全光景領域の撮像条
件データを含んでおり、図1のメモリ11にメモリされ
たのである。
【0020】次に、第1の実施形態の観測フローについ
て、図5のフローチャートに従って説明する。まず、オ
ペレータが装置を観測モードにセットする(ST5
1)。次に、対象光景のIDを図1の入力ユニット12
から入力すると(ST52)、上述の教示モードで教示
された位置データに従って、システム制御ユニット9が
第1番目の立体視観測領域に位置決めするよう指示し、
ミラー制御ユニット6がミラー4のステッピングモータ
(図示せず)を駆動して指示された受光角にミラーを偏
向させ、光学的な位置決めを行う(ST53)。そこ
で、教示された倍率データを受けて、立体視結像光学制
御ユニット7が指示して立体視結像光学系3b、3b’
のズームレンズを制御して、所期の倍率に合わせる(S
T54)。このタイミングで自動合焦点強が動作する
(ST55)。このようにして、立体視撮像素子3a及
び3a’の受光面上に結像した光景領域像を、立体視撮
像制御ユニット8からの撮像指令により、立体視撮像素
子3a及び3a’が撮像し、表示ユニット14にその画
像を立体視表示する(ST56)。表示された画像を目
視観測することによって、オペレータが必要な作業を実
施し(ST57)、教示データに従い、ST58がNO
となればフローは循環サイクル(ルートA)に入り、次
の光景領域に移って同様の位置決め・立体視画像表示・
光景観測のフローが繰返され、教示された全光景領域の
画像表示及び作業が完了すれば、ST58はYESとな
って(ルートB)、ファイルを閉じ(ST59)、観測
による全作業を終了する。
て、図5のフローチャートに従って説明する。まず、オ
ペレータが装置を観測モードにセットする(ST5
1)。次に、対象光景のIDを図1の入力ユニット12
から入力すると(ST52)、上述の教示モードで教示
された位置データに従って、システム制御ユニット9が
第1番目の立体視観測領域に位置決めするよう指示し、
ミラー制御ユニット6がミラー4のステッピングモータ
(図示せず)を駆動して指示された受光角にミラーを偏
向させ、光学的な位置決めを行う(ST53)。そこ
で、教示された倍率データを受けて、立体視結像光学制
御ユニット7が指示して立体視結像光学系3b、3b’
のズームレンズを制御して、所期の倍率に合わせる(S
T54)。このタイミングで自動合焦点強が動作する
(ST55)。このようにして、立体視撮像素子3a及
び3a’の受光面上に結像した光景領域像を、立体視撮
像制御ユニット8からの撮像指令により、立体視撮像素
子3a及び3a’が撮像し、表示ユニット14にその画
像を立体視表示する(ST56)。表示された画像を目
視観測することによって、オペレータが必要な作業を実
施し(ST57)、教示データに従い、ST58がNO
となればフローは循環サイクル(ルートA)に入り、次
の光景領域に移って同様の位置決め・立体視画像表示・
光景観測のフローが繰返され、教示された全光景領域の
画像表示及び作業が完了すれば、ST58はYESとな
って(ルートB)、ファイルを閉じ(ST59)、観測
による全作業を終了する。
【0021】次に、第2の実施形態を説明する。本実施
形態は第1の実施形態である立体視撮像装置から出力さ
れる立体視画像信号を用いて、演算装置が対象の3次元
形状を算出する立体形状計測装置である。通常、3次元
形状計測には三角測量法の原理が用いられる。その代表
例は両眼視法である。上述の第1の実施形態は、ミラー
の偏向による光学的な視野位置決め撮像装置が両眼視法
によって立体視撮像を可能にした形態であるので、さら
に演算装置を装備して図10の三角測量演算法を実行す
れば、異なる方向の対象に向かって偏向して3次元形状
を算出することが可能になる。
形態は第1の実施形態である立体視撮像装置から出力さ
れる立体視画像信号を用いて、演算装置が対象の3次元
形状を算出する立体形状計測装置である。通常、3次元
形状計測には三角測量法の原理が用いられる。その代表
例は両眼視法である。上述の第1の実施形態は、ミラー
の偏向による光学的な視野位置決め撮像装置が両眼視法
によって立体視撮像を可能にした形態であるので、さら
に演算装置を装備して図10の三角測量演算法を実行す
れば、異なる方向の対象に向かって偏向して3次元形状
を算出することが可能になる。
【0022】第2の実施形態の全体的構成図を図6に、
またその計測ステップを図7のフローチャートに、それ
ぞれ示す。図6に示す立体形状計測装置の基本構成は、
図1に示すものと変わりはないが、制御・演算部5に、
さらに画像処理演算ユニット10を備えている。計測ス
テップを追って、本実施形態の機能を説明する。まず、
装置を計測モードにセットし(ST61)、入力ユニッ
ト13からコマンドを入力すると、システム制御ユニッ
ト9からの制御信号により、ミラー偏向制御ユニット6
が平面ミラー4を制御して、受光角を自動選定する(S
T62)。立体視結像光学系制御ユニット7が立体視結
像光学系3b、3b’を制御して、予めセットされた倍
率に自動的に立体視倍率を合わせ(ST63)、ついで
自動的に立体視焦点合わせを行う(ST64)。次に、
立体視撮像制御ユニット8が撮像装置3a、3a’を制
御して対象を立体視撮像し、その画像信号を画像処理演
算ユニット10が量子化し、得られた画像データをメモ
リ12にメモリ(記憶)する(ST65)。次に、立体
視画像データをメモリ12から呼び出し(ST66)、
メモリ12に記憶されている図10の演算式を用いて、
CPU11が三角測量法演算を行い、3次元形状データ
を算出する(ST67)。計測データは、表示ユニット
16に表示することもできるし、出力ユニット14によ
りプリント・アウトすることも、またメモリ12に記憶
して通信ユニット15から他のコンピュータ等へ送信す
ることもできる(ST68)。その後、ファイルを閉じ
て(ST69)、計測を終了する。ここで言うまでもな
く、撮像装置3a、3a’は目的に従って、モノクロカ
メラでもカラーカメラでも、いずれを使用しても原理上
差支えない。
またその計測ステップを図7のフローチャートに、それ
ぞれ示す。図6に示す立体形状計測装置の基本構成は、
図1に示すものと変わりはないが、制御・演算部5に、
さらに画像処理演算ユニット10を備えている。計測ス
テップを追って、本実施形態の機能を説明する。まず、
装置を計測モードにセットし(ST61)、入力ユニッ
ト13からコマンドを入力すると、システム制御ユニッ
ト9からの制御信号により、ミラー偏向制御ユニット6
が平面ミラー4を制御して、受光角を自動選定する(S
T62)。立体視結像光学系制御ユニット7が立体視結
像光学系3b、3b’を制御して、予めセットされた倍
率に自動的に立体視倍率を合わせ(ST63)、ついで
自動的に立体視焦点合わせを行う(ST64)。次に、
立体視撮像制御ユニット8が撮像装置3a、3a’を制
御して対象を立体視撮像し、その画像信号を画像処理演
算ユニット10が量子化し、得られた画像データをメモ
リ12にメモリ(記憶)する(ST65)。次に、立体
視画像データをメモリ12から呼び出し(ST66)、
メモリ12に記憶されている図10の演算式を用いて、
CPU11が三角測量法演算を行い、3次元形状データ
を算出する(ST67)。計測データは、表示ユニット
16に表示することもできるし、出力ユニット14によ
りプリント・アウトすることも、またメモリ12に記憶
して通信ユニット15から他のコンピュータ等へ送信す
ることもできる(ST68)。その後、ファイルを閉じ
て(ST69)、計測を終了する。ここで言うまでもな
く、撮像装置3a、3a’は目的に従って、モノクロカ
メラでもカラーカメラでも、いずれを使用しても原理上
差支えない。
【0023】次に、本発明の第3の実施形態である。光
学的視野位置決め撮像装置を搭載して“見回り警備”等
の応用機能を持つ、可動型ロボット(mobile robot)に
ついて説明する。第3の実施形態の装置の全体構成を図
8に示す。図において、1及び2は可動型ロボットの駆
動機構系を示しており、1は舵輪、2a、2bは左右の
駆動輪である。このロボットは、メモリ12に記憶する
プログラムに従って自走系制御ユニット10が駆動機構
1、2を駆動制御し、工場構内を自走して被点検箇所を
順次撮像していく巡回監視ロボットである。
学的視野位置決め撮像装置を搭載して“見回り警備”等
の応用機能を持つ、可動型ロボット(mobile robot)に
ついて説明する。第3の実施形態の装置の全体構成を図
8に示す。図において、1及び2は可動型ロボットの駆
動機構系を示しており、1は舵輪、2a、2bは左右の
駆動輪である。このロボットは、メモリ12に記憶する
プログラムに従って自走系制御ユニット10が駆動機構
1、2を駆動制御し、工場構内を自走して被点検箇所を
順次撮像していく巡回監視ロボットである。
【0024】図8において、本実施形態装置は、撮像素
子3aと、結像光学系3bと、平面ミラー4と、制御・
演算部5と、平面ミラー4の受光角選択を制御するミラ
ー偏向制御ユニット6と、結像光学系3bの結像条件を
制御する結像光学系制御ユニット7と、撮像素子3aの
撮像条件を制御する撮像制御ユニット8と、本実施形態
の全システムの動作を制御するシステム制御ユニット9
と、ロボットの自走系を制御するユニット10と、CP
U11と、メモリ12と、入力ユニット13と、出力ユ
ニット14と、通信ユニット15と、表示ユニット16
と、バス17とを備えている。
子3aと、結像光学系3bと、平面ミラー4と、制御・
演算部5と、平面ミラー4の受光角選択を制御するミラ
ー偏向制御ユニット6と、結像光学系3bの結像条件を
制御する結像光学系制御ユニット7と、撮像素子3aの
撮像条件を制御する撮像制御ユニット8と、本実施形態
の全システムの動作を制御するシステム制御ユニット9
と、ロボットの自走系を制御するユニット10と、CP
U11と、メモリ12と、入力ユニット13と、出力ユ
ニット14と、通信ユニット15と、表示ユニット16
と、バス17とを備えている。
【0025】被点検箇所は工場構内に複数箇所あり、プ
ログラムされたロボットの自走コース上の位置から見
て、上下左右に存在する。そこで、本実施形態のロボッ
トは記憶した位置に到着すると、ミラー偏向制御ユニッ
ト6が平面ミラー4を制御して、記憶した被点検箇所か
らの光束を受光する角度に偏向させ、結像光学系制御ユ
ニット7が結像光学系3bを制御して、記憶した撮像倍
率で被点検箇所の像を撮像素子3aに結像すると、撮像
素子3aはその被点検箇所を撮像して、通信ユニット1
6を通じて監視センター等へその映像を送信する。
ログラムされたロボットの自走コース上の位置から見
て、上下左右に存在する。そこで、本実施形態のロボッ
トは記憶した位置に到着すると、ミラー偏向制御ユニッ
ト6が平面ミラー4を制御して、記憶した被点検箇所か
らの光束を受光する角度に偏向させ、結像光学系制御ユ
ニット7が結像光学系3bを制御して、記憶した撮像倍
率で被点検箇所の像を撮像素子3aに結像すると、撮像
素子3aはその被点検箇所を撮像して、通信ユニット1
6を通じて監視センター等へその映像を送信する。
【0026】このような巡回監視ロボットは、従来、撮
像装置であるカメラ自体を旋回することによって、上述
の目的を達成していた。カメラの旋回動作は、カメラの
質量のために動作が緩慢となり、かつ撮像角度選定の精
度も高くできなかった。また、単なる回転動作ばかりで
なく、カメラの傾斜動作をも実行しようとすると、その
駆動機構系は嵩高なものとなり、実用性からかけ離れた
形態にならざるを得なかった。これに反し、本実施形態
は、平面ミラーを回転あるいは傾斜させることによっ
て、必要とする受光角を選定することができるので、軽
快かつ素早い動作を精度高く行うことができるようにな
っている。
像装置であるカメラ自体を旋回することによって、上述
の目的を達成していた。カメラの旋回動作は、カメラの
質量のために動作が緩慢となり、かつ撮像角度選定の精
度も高くできなかった。また、単なる回転動作ばかりで
なく、カメラの傾斜動作をも実行しようとすると、その
駆動機構系は嵩高なものとなり、実用性からかけ離れた
形態にならざるを得なかった。これに反し、本実施形態
は、平面ミラーを回転あるいは傾斜させることによっ
て、必要とする受光角を選定することができるので、軽
快かつ素早い動作を精度高く行うことができるようにな
っている。
【0027】次に、本発明の第4の実施形態である立体
視撮像用可動型ロボットを説明する。この実施形態は、
第3の実施形態の結像光学系と撮像素子を両眼視撮像用
となした形態であり、その全体構成は図9の通りであ
る。図において、1及び2は可動型ロボットの駆動機構
系を示しており、1は舵輪、2a、2bは左右の駆動輪
である。
視撮像用可動型ロボットを説明する。この実施形態は、
第3の実施形態の結像光学系と撮像素子を両眼視撮像用
となした形態であり、その全体構成は図9の通りであ
る。図において、1及び2は可動型ロボットの駆動機構
系を示しており、1は舵輪、2a、2bは左右の駆動輪
である。
【0028】図9において、この実施形態装置は、立体
視撮像素子3a、3a’と、立体視結像光学系3b、3
b’と、平面ミラー4と、制御・演算部5と、平面ミラ
ー4の受光角選択を制御するミラー偏向制御ユニット6
と、立体視結像光学系3b、3b’の結像条件を制御す
る立体視結像光学系制御ユニット7と、立体視撮像素子
3a、3a’の立体視撮像条件を制御する立体視撮像制
御ユニット8と、本実施形態の全システムの動作を制御
するシステム制御ユニット9と、ロボットの自走系を制
御する自走系制御ユニット10と、CPU11と、メモ
リ12と、入力ユニット13と、出力ユニット14と、
通信ユニット15と、表示ユニット16と、バス17と
を備えている。
視撮像素子3a、3a’と、立体視結像光学系3b、3
b’と、平面ミラー4と、制御・演算部5と、平面ミラ
ー4の受光角選択を制御するミラー偏向制御ユニット6
と、立体視結像光学系3b、3b’の結像条件を制御す
る立体視結像光学系制御ユニット7と、立体視撮像素子
3a、3a’の立体視撮像条件を制御する立体視撮像制
御ユニット8と、本実施形態の全システムの動作を制御
するシステム制御ユニット9と、ロボットの自走系を制
御する自走系制御ユニット10と、CPU11と、メモ
リ12と、入力ユニット13と、出力ユニット14と、
通信ユニット15と、表示ユニット16と、バス17と
を備えている。
【0029】このロボットは、メモリ12に記憶するプ
ログラムに従って自走系制御ユニット10が駆動機構
1、2を駆動制御し、工場構内を自走して被点検箇所を
順次立体視撮像していく巡回立体監視ロボットである。
被点検箇所は工場構内に複数箇所あり、プログラムされ
たロボットの自走コース上の位置から見て、上下左右に
存在する。そこで、本実施形態のロボットは記憶してい
る位置に到着すると、ミラー偏向制御ユニット6が平面
ミラー4を制御して、記憶している被点検箇所からの光
束を受光する角度に偏向させ、立体視結像光学系制御ユ
ニット7が立体視結像光学系3b、3b’を制御して、
記憶している撮像倍率で被点検箇所の像を各々立体視撮
像素子3aに結像すると、立体視撮像素子3a、3a’
はその被点検箇所を立体視撮像して、通信ユニット16
を通じて監視センター等へその立体視映像を送信する。
ログラムに従って自走系制御ユニット10が駆動機構
1、2を駆動制御し、工場構内を自走して被点検箇所を
順次立体視撮像していく巡回立体監視ロボットである。
被点検箇所は工場構内に複数箇所あり、プログラムされ
たロボットの自走コース上の位置から見て、上下左右に
存在する。そこで、本実施形態のロボットは記憶してい
る位置に到着すると、ミラー偏向制御ユニット6が平面
ミラー4を制御して、記憶している被点検箇所からの光
束を受光する角度に偏向させ、立体視結像光学系制御ユ
ニット7が立体視結像光学系3b、3b’を制御して、
記憶している撮像倍率で被点検箇所の像を各々立体視撮
像素子3aに結像すると、立体視撮像素子3a、3a’
はその被点検箇所を立体視撮像して、通信ユニット16
を通じて監視センター等へその立体視映像を送信する。
【0030】ここで、平面ミラーの方位角と傾斜角を偏
向して、対象からの入射光束を受光する角度を選定する
ことによって、撮像視野を位置決めする方法において、
2台の静置カメラを用いた両眼視撮像によって立体視撮
像する方法の原理については、第1の実施形態の説明に
おいて、図3を用いて述べた通りである。このような巡
回立体監視ロボットは、従来技術では、立体視撮像装置
である2台のカメラを、その相対位置を固定したまま同
時に旋回することによって、上述の目的を達成しなけれ
ばならないので、実用化が困難であった。。カメラの旋
回動作は、2台のカメラの質量のために動作がさらに緩
慢となり、かつ撮像角度選定の精度も高くできない。ま
た、単なる回転動作ばかりでなく、カメラの傾斜動作を
も実行しようとすると、その駆動機構系は嵩高なものと
なり、実用性からかけ離れた形態にならざるを得なかっ
た。これに反し、本実施形態は、平面ミラーを回転ある
いは傾斜させることによって、必要とする受光角を選定
することができ、かつ2台のカメラは静止的に固定した
ままで良いので、視野位置決めを軽快かつ素早く、また
精度高く行うことができるようになった。
向して、対象からの入射光束を受光する角度を選定する
ことによって、撮像視野を位置決めする方法において、
2台の静置カメラを用いた両眼視撮像によって立体視撮
像する方法の原理については、第1の実施形態の説明に
おいて、図3を用いて述べた通りである。このような巡
回立体監視ロボットは、従来技術では、立体視撮像装置
である2台のカメラを、その相対位置を固定したまま同
時に旋回することによって、上述の目的を達成しなけれ
ばならないので、実用化が困難であった。。カメラの旋
回動作は、2台のカメラの質量のために動作がさらに緩
慢となり、かつ撮像角度選定の精度も高くできない。ま
た、単なる回転動作ばかりでなく、カメラの傾斜動作を
も実行しようとすると、その駆動機構系は嵩高なものと
なり、実用性からかけ離れた形態にならざるを得なかっ
た。これに反し、本実施形態は、平面ミラーを回転ある
いは傾斜させることによって、必要とする受光角を選定
することができ、かつ2台のカメラは静止的に固定した
ままで良いので、視野位置決めを軽快かつ素早く、また
精度高く行うことができるようになった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、対象を選んで撮像する
光学的な位置決め技術において、ミラーの偏向によって
対象に撮像視角を定め、立体視撮像する技術を実現した
ので、さまざまなロケーションの対象を急速かつ精度良
く立体視撮像することができるようになった。また、ミ
ラーの偏向によって、対象に撮像視角を定めて撮像する
光学的な位置決め技術を可動型ロボットにおいて活用す
る技術をも実現したので、自走巡回監視ロボットが軽快
かつ精度高く、標的撮像及び立体視撮像をすることがで
きるようになった。
光学的な位置決め技術において、ミラーの偏向によって
対象に撮像視角を定め、立体視撮像する技術を実現した
ので、さまざまなロケーションの対象を急速かつ精度良
く立体視撮像することができるようになった。また、ミ
ラーの偏向によって、対象に撮像視角を定めて撮像する
光学的な位置決め技術を可動型ロボットにおいて活用す
る技術をも実現したので、自走巡回監視ロボットが軽快
かつ精度高く、標的撮像及び立体視撮像をすることがで
きるようになった。
【0032】以下、本発明の効果を各請求項に従って具
体的に説明する。請求項1に係わる発明により、ミラー
を偏向して対象から到達する光束を受光する角度に入射
光束を偏向することによって撮像視角を決定し、この視
角において得られた対象像を立体視撮像する撮像手段を
備えたので、種々の方向に位置する対象に対して、それ
ぞれ高速かつ高精度の位置決め立体視撮像を行う立体視
撮像装置を実現できた。
体的に説明する。請求項1に係わる発明により、ミラー
を偏向して対象から到達する光束を受光する角度に入射
光束を偏向することによって撮像視角を決定し、この視
角において得られた対象像を立体視撮像する撮像手段を
備えたので、種々の方向に位置する対象に対して、それ
ぞれ高速かつ高精度の位置決め立体視撮像を行う立体視
撮像装置を実現できた。
【0033】請求項2に係わる発明によれば、ミラーを
偏向により対象から到達する光束を受光する角度に入射
光束を偏向することによって撮像視角を決定し、この視
角の対象像を立体視撮像する撮像装置が撮像装置の出力
である立体視画像信号を用いて、対象の3次元形状計測
演算を行う演算手段を備えたので、種々の方向に位置す
る対象に対して、それぞれ高速かつ高精度の位置決め立
体視撮像を行い、その出力画像信号から対象を3次元形
状計測する立体形状計測装置を実現できた。
偏向により対象から到達する光束を受光する角度に入射
光束を偏向することによって撮像視角を決定し、この視
角の対象像を立体視撮像する撮像装置が撮像装置の出力
である立体視画像信号を用いて、対象の3次元形状計測
演算を行う演算手段を備えたので、種々の方向に位置す
る対象に対して、それぞれ高速かつ高精度の位置決め立
体視撮像を行い、その出力画像信号から対象を3次元形
状計測する立体形状計測装置を実現できた。
【0034】請求項3に係わる発明によれば、ミラー偏
向により対象から到達する光束を受光する角度に入射光
束を偏向して撮像視角を決定し、この視角の対象像を撮
像する撮像装置が、自己移動手段を備えたので、自己の
位置を変えて標的対象の高速かつ高精度の位置決め撮像
を行う可動型撮像装置を実現できた。請求項4に係わる
発明によれば、ミラー偏向により対象から到達する光束
を受光する角度に入射光束を偏向することよって、撮像
視角を決定し、この視角の対象像を立体視撮像する撮像
装置が、自己移動手段を備えたので、自己の位置を変え
て標的対象の高速かつ高精度の位置決め立体視撮像を行
う可動型立体視撮像装置を実現できた。
向により対象から到達する光束を受光する角度に入射光
束を偏向して撮像視角を決定し、この視角の対象像を撮
像する撮像装置が、自己移動手段を備えたので、自己の
位置を変えて標的対象の高速かつ高精度の位置決め撮像
を行う可動型撮像装置を実現できた。請求項4に係わる
発明によれば、ミラー偏向により対象から到達する光束
を受光する角度に入射光束を偏向することよって、撮像
視角を決定し、この視角の対象像を立体視撮像する撮像
装置が、自己移動手段を備えたので、自己の位置を変え
て標的対象の高速かつ高精度の位置決め立体視撮像を行
う可動型立体視撮像装置を実現できた。
【図1】本発明の第1の実施形態監視装置の全体構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】本発明に係わる撮像視野位置決め装置の光束偏
向装置が備える平面ミラーを含む光学装置の一例を示す
図である。
向装置が備える平面ミラーを含む光学装置の一例を示す
図である。
【図3】本発明に係わる光束偏向装置のミラー光束反射
を介して、本発明に係わる立体視結像光学装置と立体視
撮像装置の組合せが実対象像を立体視撮像する光学的原
理を説明する図である。
を介して、本発明に係わる立体視結像光学装置と立体視
撮像装置の組合せが実対象像を立体視撮像する光学的原
理を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施形態監視装置の教示モード
のステップを示すフローチャートである。
のステップを示すフローチャートである。
【図5】同第1の実施形態監視装置の観測モードのステ
ップを示すフローチャートである。
ップを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態形状計測装置の全体構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図7】同第2の実施形態形状計測装置の計測モードの
ステップを示すフローチャートである。
ステップを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態可動性視角ロボットの
全体構成を示す図である。
全体構成を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施形態可動性視角ロボットの
全体構成を示す図である。
全体構成を示す図である。
【図10】本発明に係わる演算装置が行う対象の3次元
形状計測のための三角測量法演算式と、その光学的配置
関係とを説明する図である。
形状計測のための三角測量法演算式と、その光学的配置
関係とを説明する図である。
2a、2b 対象視野 3a、3a’ 撮像素子 3b、3b’ 立体視撮像光学系 4 平面ミラー 11 メモリ 12 入力ユニット
Claims (4)
- 【請求項1】対象を撮像する視角を決定するために、対
象から到達する光束を受光する角度に、受光角を選定す
る視角決め手段と、対象像を撮像する撮像手段とを備
え、撮像視野を光学的に位置決めして対象像を撮像する
撮像装置であって、 前記視角決め手段は、ミラー偏向による入射光束偏向手
段を備え、前記撮像手段は、立体視撮像手段であること
によって、種々の方向に位置する対象に視角決めして立
体視撮像することを特徴とする立体視撮像装置。 - 【請求項2】前記請求項1記載の立体視撮像装置と、演
算手段とを備え、前記撮像手段が出力する立体視画像信
号を用いて、種々の方向に位置する対象に視角決めして
3次元形状計測することを特徴とする立体形状計測装
置。 - 【請求項3】対象を撮像する視角を決定するために、対
象から到達する光束を受光する角度に、受光角を選定す
る視角決め手段と、対象像を撮像する撮像手段とを備
え、撮像視野を光学的に位置決めして対象像を撮像する
撮像装置が、自己移動手段を備え、 前記視角決め手段は、ミラー偏向による入射光束偏向手
段を備え、種々の方向に位置する対象に視角決めして撮
像することを特徴とする可動性撮像装置。 - 【請求項4】前記可動性撮像装置の撮像手段は、立体視
撮像手段であって、種々の方向に位置する対象に視角決
めして立体視撮像することを特徴とする請求項3記載の
可動性撮像装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28945495A JPH09133518A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 立体視撮像装置、形状計測装置及び可動性撮像装置 |
KR1019960002884A KR960033120A (ko) | 1995-02-07 | 1996-02-07 | 거울 편향을 이용한 능동시각(視角)장치 |
CN96105577A CN1149709A (zh) | 1995-02-07 | 1996-02-07 | 利用平面镜偏转的能动目视装置 |
TW085101645A TW377400B (en) | 1995-02-07 | 1996-02-09 | Active video apparatus using deflection lenses |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28945495A JPH09133518A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 立体視撮像装置、形状計測装置及び可動性撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133518A true JPH09133518A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17743479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28945495A Pending JPH09133518A (ja) | 1995-02-07 | 1995-11-08 | 立体視撮像装置、形状計測装置及び可動性撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09133518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101273420B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-06-11 | 국방과학연구소 | 비행체 추적 고속 3d 영상의 촬영장치 |
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1995
- 1995-11-08 JP JP28945495A patent/JPH09133518A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101273420B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-06-11 | 국방과학연구소 | 비행체 추적 고속 3d 영상의 촬영장치 |
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