JPH09133478A - シャフト式スクラップ予熱装置 - Google Patents
シャフト式スクラップ予熱装置Info
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- JPH09133478A JPH09133478A JP30855595A JP30855595A JPH09133478A JP H09133478 A JPH09133478 A JP H09133478A JP 30855595 A JP30855595 A JP 30855595A JP 30855595 A JP30855595 A JP 30855595A JP H09133478 A JPH09133478 A JP H09133478A
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
供する。 【解決手段】 スクラップ予熱槽6の下端側に、下端を
アーク炉Iへのスクラップ装入口7としたスロート8を
連設する。スロート8の下面側上端位置に、スクラップ
予熱槽6の内径又は幅寸法と同等か又はそれ以上の幅寸
法とした上段受棚9を設ける。上段受棚9の下部に、上
段受棚9の幅寸法よりも小さい幅寸法に設定した下段受
棚10を設ける。スクラップ装入口7の内径寸法を、下
段受棚10の幅寸法に対し同等か又は小さく設定する。
上段受棚9と下段受棚10に、それぞれスクラップ5を
押し出すようにする上段プッシャー14と下段プッシャ
ー16を備える。
Description
いるシャフト式スクラップ予熱装置に関するものであ
る。
電極との間にアークを発生させ、その高熱を利用してス
クラップを溶解して製鋼するようにしてある製鋼用アー
ク炉においては、装入するスクラップをスクラップ予熱
装置で高温に予熱しておくことが電力消費量を少なくす
る上で有利である。
を示す如く、炉底に底部電極(陽極)を備えた炉体bの
上部に、炉体bを閉塞する炉蓋cを設け、炉体b内に、
炉蓋cを貫通させて上部電極dを配置し、且つ炉蓋cに
スクラップ投入口が形成してある製鋼用アーク炉aにお
いて、上端にスクラップ投入ホッパーeを備えたシャフ
ト式スクラップ予熱槽fを、上記炉蓋cの上に直立配置
して、上記炉蓋cのスクラップ投入口にスクラップ予熱
槽fの下端のスクラップ装入口gを接続し、スクラップ
予熱槽f内に貯蔵されたスクラップhを、炉体b内から
排出される高温の排ガスで予熱させるようにしたもの、
あるいは、図4に示す如く、スクラップ予熱槽fの下端
側に、下端をスクラップ装入口gとしたスロート部iを
設け、該スロート部iのスクラップ装入口gを炉蓋cの
スクラップ投入口に接続し、且つスクラップ予熱槽f内
のスクラップhをスロート部iの上端位置に形成した受
棚j上からシリンダkの作動で押し出して炉体b内へ装
入させるプッシャーlを備えたもの、等が知られてい
る。
スクラップ予熱装置の場合、スクラップhがアーク炉a
の炉底からスクラップ予熱槽fまで積まれた状態で貯蔵
されるため、上部電極dから離れた位置のスクラップh
は溶解が困難となり、そのため、上部電極dから離れた
炉壁部にバーナーmを装備させなければならない、とい
う問題がある。更に、スクラップ予熱槽f内のスクラッ
プhは、自重による自然落下方式でアーク炉a内に装入
させるようにしてあることから、スクラップhを円滑に
アーク炉a内に装入させるためには、スクラップ予熱槽
fのスクラップ装入口gの内径寸法w2 をスクラップ予
熱槽fの内径寸法w1 よりも大きくする必要があり、そ
のため、上部電極dとの配置上の兼合いで、炉蓋にスク
ラップ投入口を大きく形成できないような小型炉には適
用できない、という問題がある。因に、上記スクラップ
装入口gの内径寸法w2 は、通常、スクラップhの最大
寸法の3〜5倍程度の寸法が必要である。
合には、プッシャーlでスクラップhを必要量だけ切り
出すようにしてあるので、アーク炉aの炉壁部にバーナ
ーを装備させる必要性はないが、1段のプッシャーlで
スクラップhを押し出す場合には10〜15トン程度の
塊が集中して落下させられるので、炉体bを損傷させる
ことなくスクラップhをアーク炉a内に円滑に装入させ
るためには、スクラップ装入口gの内径寸法w2 は、少
なくともスクラップ予熱槽fの内径寸法w1 と同じかそ
れ以上にする必要があり、したがって、やはり小型炉に
は適用できない、という問題がある。
することができるようなスクラップ予熱装置を提供しよ
うとするものである。
決するために、スクラップを充填して予熱するようにす
るスクラップ予熱槽の下端側に、下端をアーク炉へのス
クラップ装入口としたスロートを斜め下方へ延びるよう
に連設し、該スロートの上部位置と下部位置に、スクラ
ップを受ける上段受棚と下段受棚を設け、該上段受棚
に、スクラップを押し出すための上段プッシャーを備え
ると共に、下段受棚に下段プッシャーを備え、且つ上記
下段受棚の幅寸法を上段受棚の幅寸法よりも小さくし、
更に、上記スクラップ装入口の内径寸法を下段受棚の幅
寸法と同等か又はそれより小さくした構成とする。
にて切り出すと、下段受棚上への落下衝撃によりスクラ
ップをばらばらにすることができ、下段プッシャーにて
ばらばらのスクラップを下段受棚上から押し出すと、ス
クラップはスクラップ装入口から炉内に円滑に装入され
る。上記スクラップ装入口の幅寸法はスクラップ予熱槽
の幅寸法よりも小さくなることから、アーク炉のスクラ
ップ投入口を小さくできることになり、小型炉への適用
が可能となる。
傾斜棚を設けると、スクラップ予熱槽をアーク炉から離
すことができ、保守点検が容易となる。
を参照して説明する。
すもので、炉底に底部電極(陽極)を備えた炉体1の上
部に、炉体1を閉塞する炉蓋2を設け、上記炉体1内
に、炉蓋2を貫通させて上部電極(陰極)4を配置し、
且つ上記炉蓋2にスクラップ投入口3が形成してあるア
ーク炉Iに適用するシャフト式スクラップ予熱装置にお
いて、スクラップ5を充填して予熱するようにするスク
ラップ予熱槽6の下端側に、下端をスクラップ装入口7
としたスロート8を前後方向に斜めに設けて、該スロー
ト8のスクラップ装入口7を、アーク炉Iの炉蓋2のス
クラップ投入口3に接続し、且つ上記スロート8の下面
側には、上端位置となるスクラップ予熱槽6の直下部位
置に上段受棚9を設けると共に、スロート8の中間部位
置に下段受棚10を設けて、上段受棚9と下段受棚10
との間に鉛直方向に延びる落下部11を設け、更に、下
段受棚10とスクラップ装入口7との間に下り勾配とし
た傾斜棚12を設ける。
圧又は電動シリンダの如き駆動装置13によってスロー
ト8に沿う流れ方向に押し引きされる上段プッシャー1
4を、スロート8を貫通させて配置して、スロート8と
上段プッシャー14との摺動部を図示しないシール装置
でシールさせるようにすると共に、上記下段受棚10に
も、外部に設置した油圧又は電動シリンダの如き駆動装
置15によって前後方向に押し引きされる下段プッシャ
ー16を落下部11を貫通させて配置して、該下段プッ
シャー16の摺動部を図示しないシール装置でシールさ
せるようにし、スクラップ予熱槽6内のスクラップ5を
アーク炉Iの排ガス17により予熱させて、予熱された
スクラップ5を上段プッシャー14により上段受棚9上
から下段受棚10上に切り出した後、下段受棚10上の
スクラップ5を下段プッシャー16により押し出してス
クラップ装入口7から炉蓋2のスクラップ投入口3を経
て炉内へ装入させるようにする。
上段受棚9の左右方向の幅寸法W1を、スクラップ予熱
槽6の内径又は幅寸法W0 と同等か又はW0 より大きく
し(図では同等にしてある)、且つ下段受棚10の左右
方向の幅寸法W2 を上段受棚9の幅寸法W1 よりも小さ
くし、更に、スクラップ装入口7の内径寸法W3 を下段
受棚10の幅寸法W2 と同等か又はW2 より小さくし、
上段受棚9と下段受棚10との間及び下段受棚10とス
クラップ装入口7との間のスロート幅を絞り形状とした
構成とする。
は、たとえば、耐熱鋼、水冷管構造、スプレイ水冷壁構
造等の耐熱構造としてあり、且つ内面には必要に応じて
耐火物が張られている。18はスクラップ予熱槽6内に
スクラップ5を投入するためのホッパー、19はスクラ
ップ予熱槽6とホッパー18との間を仕切ってスクラッ
プ予熱槽6を閉塞するガスシール装置、20はスクラッ
プ予熱槽6内のスクラップ5の予熱に供した後の排ガス
17を排出させるガス排出口を示す。
蔵させる場合には、ガスシール装置19を開いた状態と
して、図示しないバケット等に入れられたスクラップ5
を、ホッパー18を介しスクラップ予熱槽6内に投入し
た後、上記ガスシール装置19を閉じるようにする。
ップ5は、アーク炉Iの運転により発生した高温の排ガ
ス17がスロート8を通りスクラップ予熱槽6内に導か
れて熱交換されることにより予熱される。この場合、た
とえば、アーク炉Iからスロート8に排出された排ガス
17の温度が1000〜1500℃位であるとすると、
スクラップ予熱槽6内の下部に位置するスクラップ5の
温度は600〜1000℃となり、上部に位置するスク
ラップ5の温度は200℃以下位となる。したがって、
熱交換によりスクラップ5の予熱に供した後の排ガス1
7は200℃以下の低温となってガス排出口20から排
出される。
ップ5をアーク炉I内に装入する場合には、駆動装置1
3で上段プッシャー14を押し出すことにより上段受棚
9上のスクラップ5を下段受棚10上に切り出した後、
下段受棚10上に移されたスクラップ5を、駆動装置1
5で下段プッシャー16を押し出すことによってスクラ
ップ装入口7へと落下させるようにする。この際、アー
ク炉Iへのスクラップ5の装入量は上段プッシャー14
による切り出し量によって定まるが、スクラップ5はス
クラップ予熱槽6内で圧縮されているため、微少量宛の
切り出しは困難であり、通常、5〜15トンの塊となっ
て切り出される。切り出されたスクラップ5は落下部1
1を通るときに圧縮が解かれ、更に、下段受棚10上へ
落下したときの衝撃によってばらばらの状態にさせられ
る。したがって、このばらばらの状態のスクラップ5を
下段プッシャー16でゆっくりと押すことにより、傾斜
棚12上を滑らせてスクラップ装入口7からスクラップ
投入口3を通して少量宛炉内に装入させることができ
る。なお、上記傾斜棚12は必要不可欠なものではない
が、傾斜棚12があると、スクラップ予熱槽6をアーク
炉Iから離れた場所に配置できるので、保守点検の上で
有利となる。
の幅寸法W1 よりも下段受棚10の左右方向の幅寸法W
2 を小さくし、且つ下段受棚10の幅寸法W2 に対しス
クラップ装入口7の内径寸法W3 を同等か又は小さくし
てあるが、上述したように、上段受棚9上から切り出さ
れスクラップ5は、下段受棚10上に落下することによ
ってばらばらの状態にすることができるので、ばらばら
のスクラップ5は、スクラップ予熱槽6の内径又は幅寸
法W0 よりも小さい内径寸法W3 として絞られているス
クラップ装入口7を円滑に通過することができる。この
ように、スクラップ装入口7の内径寸法W3 を小さくし
てあることから、アーク炉Iの炉蓋2に形成するスクラ
ップ投入口3は小さくて済み、これにより、排ガス及び
炉内からの輻射の損失を低減できて省エネ上有効とな
り、更に、スクラップ投入口3を小さくできることか
ら、小型炉への適用が可能となる。
た場合を示したが、水平であってもよいこと、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
クラップ5の最大寸法Lに対し、スクラップ予熱槽6の
内径又は幅寸法W0 を2.5〜5倍位に設定した場合
(2.5L≦W0 ≦5L)には、スクラップ5は上段受
棚9上に自然落下できた。又、スクラップ5の最大寸法
Lに対し、下段受棚10の幅寸法W2 を1.2倍以上に
設定した場合(W2 ≧1.2L)には、上段受棚9の幅
寸法W1 と下段受棚10の幅寸法W2 が同じ場合とほぼ
同等にスクラップ5はばらばらの状態になって圧縮が解
かれることが判明した。したがって、下段受棚10の幅
寸法W2 はスクラップ予熱槽6の内径又は幅寸法W0 の
50%位まで小さくできた。更に、スクラップ予熱槽6
をアーク炉Iから離れた場所に配置して、傾斜棚12の
傾きを20°以上とした場合には、スクラップ装入口7
の内径寸法W3 を下段受棚10の幅寸法W2 に対し同等
又は小さくしても、W3 ≧1.2Lまではスクラップ5
は途中で止まることなく炉内に装入できた。これによ
り、アーク炉の幅(又は径)を従来炉の60%まで小さ
くすることができた。すなわち、小型炉へ適用できるこ
とになる。
クラップ予熱装置によれば、スクラップを充填して予熱
するようにするスクラップ予熱槽の下端側に、下端をア
ーク炉へのスクラップ装入口としたスロートを斜め下方
へ延びるように連設し、該スロートの上部位置と下部位
置に、スクラップを受ける上段受棚と下段受棚を設け、
該上段受棚に、スクラップを押し出すための上段プッシ
ャーを備えると共に、下段受棚に下段プッシャーを備
え、且つ上記下段受棚の幅寸法を上段受棚の幅寸法より
も小さくし、更に、上記スクラップ装入口の内径寸法を
下段受棚の幅寸法と同等か又はそれより小さくし、更
に、下段受棚とスクラップ装入口との間に、所要の下り
勾配とした傾斜棚を設けたので、次の如き優れた効果を
発揮する。 (1) スクラップ予熱槽内の下部位置ではスクラップは圧
縮されるが、上段受棚上から下段受棚上に落下させるこ
とにより圧縮を解いてばらばらの状態にすることができ
るので、下段受棚用の下段プッシャーで容易に炉内へ少
量宛装入することができる。 (2) スロート下端のスクラップ装入口の幅寸法をスクラ
ップ予熱槽の内径又は幅寸法よりも小さくできることに
より、小型炉への適用が可能となり、省エネ効果を小型
炉まで拡大することができる。 (3) アーク炉のスクラップ投入口が小さくて済むので、
排ガス及び炉内からの輻射の損失を低減でき省エネ効果
上有効となる。 (4) スクラップ予熱槽の幅をスクラップの最大寸法に合
わせて設計できるため、スクラップの細断化が不必要と
なる。 (5) 下段プッシャーの幅が小さくて済むため、製造コス
トが安価である。 (6) 下段受棚とスクラップ装入口との間に傾斜棚を設け
ることにより、スクラップ予熱槽をアーク炉から離れた
場所に配置することができて、保守点検が容易となる。
の一形態を示す概要側面図である。
示す概略側面図である。
を示す概略側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 スクラップを充填して予熱するようにす
るスクラップ予熱槽の下端側に、下端をアーク炉へのス
クラップ装入口としたスロートを斜め下方へ延びるよう
に連設し、該スロートの上部位置と下部位置に、スクラ
ップを受ける上段受棚と下段受棚を設け、該上段受棚
に、スクラップを押し出すための上段プッシャーを備え
ると共に、下段受棚に下段プッシャーを備え、且つ上記
下段受棚の幅寸法を上段受棚の幅寸法よりも小さくし、
更に、上記スクラップ装入口の内径寸法を下段受棚の幅
寸法と同等か又はそれより小さくした構成を有すること
を特徴とするシャフト式スクラップ予熱装置。 - 【請求項2】 下段受棚とスクラップ装入口との間に、
所要の下り勾配とした傾斜棚を設けた請求項1記載のシ
ャフト式スクラップ予熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30855595A JP3557758B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | シャフト式スクラップ予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30855595A JP3557758B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | シャフト式スクラップ予熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133478A true JPH09133478A (ja) | 1997-05-20 |
JP3557758B2 JP3557758B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=17982449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30855595A Expired - Fee Related JP3557758B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | シャフト式スクラップ予熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3557758B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-02 JP JP30855595A patent/JP3557758B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3557758B2 (ja) | 2004-08-25 |
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