JPH09133092A - 扇風機 - Google Patents

扇風機

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JPH09133092A
JPH09133092A JP31604895A JP31604895A JPH09133092A JP H09133092 A JPH09133092 A JP H09133092A JP 31604895 A JP31604895 A JP 31604895A JP 31604895 A JP31604895 A JP 31604895A JP H09133092 A JPH09133092 A JP H09133092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame body
blade
frame
fan according
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP31604895A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Nagano
紳一郎 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP31604895A priority Critical patent/JPH09133092A/ja
Publication of JPH09133092A publication Critical patent/JPH09133092A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良く涼風を生成する。 【解決手段】 枠体6の内側に、外周部が枠体6に接続
する複数の羽根体4が配設されている。枠体6の外周部
は、円環状の支持部材12の内周に形成された凹溝14
内に挿入され、ローラ15、16により回転可能に支持
されている。枠体6の外周面には歯部604が形成され
ており、支持部材12の所定箇所には開口12Aが形成
されている。支持部材12はこの開口12Aの箇所を下
にして基台22に立設されている。そして、基台22内
の歯車18は、開口12Aの箇所で枠体6の歯部604
に係合しており、基台22内のモータ20が回転すると
歯車18が回転し、枠体6が羽根体4と一体に回転し
て、風が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扇風機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の扇風機は一般に、モータの出力軸
に羽根体を取り付け、モータにより羽根体を回転させて
風を発生させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の扇風機では、羽根体の中心の位置にモータが配置さ
れているため、モータによって空気の移動が妨げられ、
送風効率が低下するという欠点があった。また、モータ
は羽根体の直ぐ後ろに配置されており、モータが発生す
る熱により温められた空気が送風されるため、涼風を生
成するという扇風機の機能を低下させる要因となってい
た。さらに、重量のあるモータが比較的高い位置に配置
されているので、扇風機の転倒防止のためには基台を一
層重くする必要があり、全体として重量が増え、移動が
簡単になされず取り扱いが不便であるという欠点があっ
た。そこで本発明の目的は、羽根体の中心部にモータを
含まず効率良く空気を移動させることができ、またモー
タの熱で温められた空気を送風することがなく、さらに
軽量で取り扱いが便利な扇風機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数の羽根体と、前記複数の羽根体を仮想円
内において前記仮想円の周方向に間隔をおき仮想円の中
心からほぼ放射状に延在させた状態で前記羽根体のそれ
ぞれの外周部を連結すると共に回転することで前記羽根
体を一体的に回転させる円環状の枠体と、前記枠体の外
周部を前記枠体の周方向に移動可能に支持する支持手段
と、前記支持手段を支持する基台と、前記支持手段の半
径方向の外側で前記基台で支持され、前記枠体をその周
方向に移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0005】本発明はまた、前記支持手段が前記枠体の
外周部に沿って配置された円環状の支持部材を備えたこ
とを特徴とする。本発明はまた、前記支持部材の内周部
にはその半径方向に開放状の凹溝が周方向に連続して形
成され、枠体の外周部はこの凹溝により移動可能に支持
されていることを特徴とする。本発明はまた、前記凹溝
の内部には、前記枠体に接触して凹溝の幅方向における
前記枠体の動きを規制する複数のローラと、前記枠体に
接触して凹溝の深さ方向における前記枠体の動きを規制
する複数のローラとが設けられ、前記枠体はこれらロー
ラにより周方向に移動可能に支持されていることを特徴
とする。
【0006】本発明はまた、前記支持手段が、前記枠体
の外周部に周方向に沿って配列された第1の磁石と、前
記第1の磁石との間に所定の隙間を形成して、前記枠体
の周方向に沿って配列され、前記第1の磁石との間に反
発力が作用する第2の磁石と、を含んで構成されている
ことを特徴とする。
【0007】本発明はまた、前記駆動手段が歯車を介し
て前記枠体を移動させ、前記枠体の外周部には周方向に
配列され、前記歯車に噛み合う歯が形成されていること
を特徴とする。
【0008】本発明はまた、前記枠体がモータの回転子
を成し、前記駆動手段は、前記枠体との間に所定の隙間
を形成して配置されたモータの固定子鉄心と、前記固定
子鉄心に装着された巻線と、を含んで構成されているこ
とを特徴とする。本発明はまた、前記枠体が、少なくと
も外周部が導電材料によって形成されて前記回転子を成
し、前記巻線は三相交流巻線である、ことを特徴とす
る。本発明はまた、前記最も外側の枠体が、磁石が装着
されて前記回転子を成していることを特徴とする。
【0009】本発明では、支持手段により回転可能に支
持された枠体が、枠体の外側で基台で支持された駆動手
段により駆動され、羽根体と一体に回転する。従って、
本発明の扇風機では、従来のように複数の羽根体の回転
領域内に駆動手段はなく、羽根体の全体を流体移動用と
して機能させることができる。また、駆動手段は羽根体
の回転領域の外に配置されるので、駆動手段が発する熱
で温められた空気が送風されることがない。さらに、駆
動手段は基台に取り付けられ、重心が低くなるので、従
来のように基台を特に重くする必要がなく、全体を軽量
にでき、移動などが容易となり取り扱いが便利となる。
また、重心を低くでき、これにより転倒しにくくなり、
安全性が向上する。そして、羽根体の背後に駆動手段が
ないので、扇風機の羽根部分を非常に薄くコンパクトに
でき、デザイン性も向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について説明
する。図1は本発明による扇風機の一例を示す断面側面
図、図2は同概略斜視図である。扇風機2は、複数の羽
根体4、複数の羽根体4を連結する枠体6、枠体6の外
周部を支持する支持手段8、枠体6を移動させる駆動手
段10、基台22などによって構成されている。羽根体
4は、例えば、合成樹脂などから構成されている。各羽
根体4は、仮想円内において仮想円の周方向に間隔をお
き仮想円の中心からほぼ放射状に延在させた状態で配設
され、各羽根体4の仮想円の中心寄りの部分、すなわち
内端部分は軸402に連結され、各羽根体4の外端部分
は枠体6に連結されている。従って、枠体6を回転させ
ることで、複数の羽根体4が枠体6と共に一体的に回転
する。
【0011】枠体6は環板状を呈し、外周部には幅広部
602が形成され、幅広部602の外周面には歯部60
4が形成されている。支持手段8は、前記仮想円の外周
に沿って延在する円環状の支持部材12を備え、支持部
材12の内周部には、内側に開放状の凹溝14が周方向
に連続して形成されている。凹溝14内には、支軸を凹
溝14の幅方向に延在させたローラ15と、支軸を凹溝
14の深さ方向に延在させたローラ16が、凹溝14の
周方向に間隔をおいて複数設けられている。枠体6の外
周部は凹溝14内に挿入され、ローラ15が幅広部60
2の内面に接触することで凹溝14の深さ方向における
枠体6の動きが規制され、また、ローラ16が枠体6の
両側面に接触することで凹溝14の幅方向における枠体
6の動きが規制され、これにより枠体6は支持部材12
の中心を中心として、言い換えると、複数の羽根体4の
中心を中心として回転可能に支持されている。
【0012】また、支持部材12の所定の箇所には、凹
溝14の奥部の壁を除去して形成した開口12Aが設け
られており、この開口12Aを通じて枠体6の歯部60
4は露出している。そして、支持部材12は、上記開口
12Aの箇所を下にして、基台22上に立設されてい
る。駆動手段10は、基台22の内部空間内に収容され
ており、駆動手段10は、前記歯部604と、この歯部
604に噛み合う歯車18、この歯車18を回転駆動す
るモータ20などにより構成されている。支持部材12
の上記開口12Aの箇所には膨出部1202が設けら
れ、この膨出部1202内に歯車18が回転可能に配設
され、歯車18の支軸はモータ20の出力軸に連結され
ている。
【0013】また、羽根体4の前後には、羽根体4との
間に間隔をおいて、平面視円形で、ドーム型の防護用の
網体24が配設されている。網体24はその周辺部で支
持部材12に取り付けられ、支持されている。なお、図
2では網体24は省略されている。
【0014】このような構成において、モータ20への
通電によりモータ20の出力軸が回転すると、その回転
は歯車18から歯部604に伝達され、枠体6が回転駆
動される。そして枠体6と一体に羽根体4が回転して空
気を例えば矢印Aの方向に駆動し、風を生成する。
【0015】この扇風機2では、羽根体4の駆動手段1
0が羽根体4の回転領域の外側に配置され、従来の扇風
機と異なり、羽根体の中心部にモータはなく、空気の移
動を妨げるものがないので、極めて効率良く空気を駆動
して風を生成することができる。また、モータ20は羽
根体4の回転領域の外に配置されているので、モータ2
0が発する熱で温められた空気が送風されるといったこ
とがない。さらに、モータ20は基台22に取り付けら
れ、重心が低くなっているので、従来のように基台を特
に重くする必要がなく全体を軽量にでき、移動が容易と
なり、取り扱いが便利となる。また、重心が低くなるの
で、転倒しにくくなり、安全性が向上する。また、羽根
体4の背後にモータがないので、羽根部分を非常に薄く
コンパクトにでき、デザイン性も向上する。
【0016】なお、この実施例では、枠体6に歯部60
4が形成され、この歯部604に歯車18を係合させて
枠体6を駆動するとしたが、枠体6の外周面に歯部は形
成せず、歯車18の代りに摩擦式のローラを用い、この
ローラを枠体6の外周面に接触させて枠体6を駆動する
ことも可能である。
【0017】また、枠体6の外周部に磁石を装着し、一
方、支持部材12の凹溝14内にも上記磁石との間に隙
間を保って磁石を装着し、これらの磁石間に働く反発力
により、枠体6を支持部材12の凹溝14内において非
接触で保持することも可能である。そのような構成で
は、摩擦によるロスがないので効率をさらに高めること
ができ、また、騒音や振動を大幅に抑えることができ
る。さらに、摩耗などによる故障をなくすことも可能と
なる。
【0018】上記実施例では、支持部材12の外側にモ
ータ20を配置して駆動手段10としたが、枠体6の少
なくとも外周部を導電材料により形成し、一方、支持部
材12の凹溝14内の壁部に、枠体6との間に隙間を形
成して固定子鉄心を配置し、固定子鉄心に三相交流巻線
を施すことにより、枠体6を駆動することも可能であ
る。この場合には、回転子としての枠体6と、三相交流
巻線が施された上記固定子鉄心とにより誘導モータが形
成され、上記巻線に三相交流を供給することにより枠体
6を回転させることができる。また、枠体6に磁石を装
着して回転子とし、支持部材12には、巻線を施した固
定子鉄心を配置して、モータを形成することも可能であ
り、巻線に流す電流を制御して枠体6を回転させること
ができる。
【0019】そして、上述のように磁石によって枠体6
を非接触で保持し、かつ、上述のように枠体6自体を回
転子として、枠体6を回転駆動した場合には、枠体6お
よび羽根体4は完全に非接触で支持され、駆動されるの
で、効率化、低騒音低振動化、ならびに故障低減の点で
一層有利となる。
【0020】また、首振り機構を設けて支持部材12を
羽根体4と共に首振り運動させることも容易である。こ
のような首振り機構は、例えば、支持部材12を取り付
ける、基台22に立設した回転軸や、モータ20の出力
軸の回転を、支持部材12の上記回転軸の回りの揺動運
動に変える従来公知の種々な動力伝達機構などを用いて
構成できる。また、支持部材12を水平軸の回りに揺動
可能な状態で基台22に取り付け、必要に応じて支持部
材12の角度を変えて、斜め上方に送風できるようにす
ることも容易である。
【0021】また、上記実施例では、羽根体4の内端部
は軸402に連結するとしたが、図3に示すように、内
端部は軸などに連結せず、デザイン性の向上や、流体移
動のさらなる高効率化を図ることも可能である。例え
ば、図3の(A)、(B)に示すように、枠体6の中央
部に、すなわち複数の羽根体4の内端で囲まれる複数の
羽根体4の中央部に空間30を設けてもよく、あるいは
図4の(C)、(D)に示すように複数の羽根体4の中
央部に空間30を設けると共に、羽根体4の内端寄りの
箇所を、周方向に延在するロッド等の連結部材32によ
り連結するようにすることも可能である。
【0022】また、枠体6への動力の伝達は歯車やロー
ラを介して行うので、例えば枠体6の歯部と歯車18の
係合を解消することで、支持部材12を基台22から分
離できる構造にすることは容易である。このように支持
部材12と基台22を脱着可能に結合した場合には、羽
根体4を支持手段8に支持された状態で取り外し、全体
を丸ごと洗浄することが可能となる。また、運搬の際
に、羽根部分と基台とを分離してもよく、運搬にも便利
となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の扇風機で
は、支持手段により回転可能に支持された枠体は、枠体
の外側で基台に支持された駆動手段により駆動され、羽
根体と一体に回転する。従って、本発明の扇風機では、
従来のように複数の羽根体の回転領域内に駆動手段はな
く、羽根体の全体を流体移動用として機能させることが
できるので、極めて効率良く風を生成することができ
る。また、駆動手段は羽根体の回転領域の外に配置され
るので、駆動手段が発する熱で温められた空気が送風さ
れることがなく、涼風を生成するという扇風機の機能を
低下させることがない。さらに、駆動手段は基台に取り
付けられ、重心が低くなるので、従来のように基台を特
に重くする必要がなく、全体を軽量にできるので、移動
が容易となる。また、転倒しにくくなり、安全性が向上
する。そして、羽根体の背後に駆動手段がないので、扇
風機の羽根部分を非常に薄くコンパクトにでき、デザイ
ン性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扇風機の一例を示す断面側面図であ
る。
【図2】図1の扇風機を示す概略斜視図である。
【図3】(A)〜(D)はそれぞれ羽根体の変形例の説
明図である。
【符号の説明】
2 扇風機 4 羽根体 6 枠体 8 支持手段 10 駆動手段 12 支持部材 20 モータ 22 基台 24 網体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の羽根体と、 前記複数の羽根体を仮想円内において前記仮想円の周方
    向に間隔をおき仮想円の中心からほぼ放射状に延在させ
    た状態で前記羽根体のそれぞれの外周部を連結すると共
    に回転することで前記羽根体を一体的に回転させる円環
    状の枠体と、 前記枠体の外周部を前記枠体の周方向に移動可能に支持
    する支持手段と、 前記支持手段を支持する基台と、 前記支持手段の半径方向の外側で前記基台で支持され、
    前記枠体をその周方向に移動させる駆動手段と、 を備えたことを特徴とする扇風機。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は前記枠体の外周部に沿っ
    て配置された円環状の支持部材を備えた請求項1記載の
    扇風機。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の内周部にはその半径方向
    に開放状の凹溝が周方向に連続して形成され、枠体の外
    周部はこの凹溝により移動可能に支持されている請求項
    2記載の扇風機。
  4. 【請求項4】 前記凹溝の内部には、前記枠体に接触し
    て凹溝の幅方向における前記枠体の動きを規制する複数
    のローラと、前記枠体に接触して凹溝の深さ方向におけ
    る前記枠体の動きを規制する複数のローラとが設けら
    れ、前記枠体はこれらローラにより周方向に移動可能に
    支持されている請求項3記載の扇風機。
  5. 【請求項5】 前記支持手段は、前記枠体の外周部に周
    方向に沿って配列された第1の磁石と、前記第1の磁石
    との間に所定の隙間を形成して、前記枠体の周方向に沿
    って配列され、前記第1の磁石との間に反発力が作用す
    る第2の磁石とを含んで構成されている請求項1記載の
    扇風機。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は歯車を介して前記枠体を
    移動させ、前記枠体の外周部には周方向に配列され、前
    記歯車に噛み合う歯が形成されている請求項1記載の扇
    風機。
  7. 【請求項7】 前記枠体はモータの回転子を成し、前記
    駆動手段は、前記枠体との間に所定の隙間を形成して配
    置されたモータの固定子鉄心と、前記固定子鉄心に装着
    された巻線とを含んで構成されている請求項1記載の扇
    風機。
  8. 【請求項8】 前記枠体は、少なくとも外周部が導電材
    料によって形成されて前記回転子を成し、前記巻線は三
    相交流巻線である請求項7記載の扇風機。
  9. 【請求項9】 前記最も外側の枠体は、磁石が装着され
    て前記回転子を成している請求項7記載の扇風機。
JP31604895A 1995-11-09 1995-11-09 扇風機 Pending JPH09133092A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103511304A (zh) * 2013-09-25 2014-01-15 吴卓进 一种风扇摆头机构
CN110425162A (zh) * 2019-07-30 2019-11-08 江苏科技大学 一种便于进行安装的轴流风机
JP2020148226A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 株式会社Subaru 回転装置及び航空機

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