JPH09132488A - 牛糞堆肥成型物及びその製造方法 - Google Patents

牛糞堆肥成型物及びその製造方法

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JPH09132488A
JPH09132488A JP7286071A JP28607195A JPH09132488A JP H09132488 A JPH09132488 A JP H09132488A JP 7286071 A JP7286071 A JP 7286071A JP 28607195 A JP28607195 A JP 28607195A JP H09132488 A JPH09132488 A JP H09132488A
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molding
cow dung
dung compost
hardness
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JP7286071A
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Naoaki Kanamaru
直明 金丸
Mikio Kanemitsu
幹雄 金光
Konosuke Tsuga
幸之介 津賀
Sadao Omori
定夫 大森
Takashi Goto
隆志 後藤
Isao Fukumori
功 福森
Hideyuki Kishi
英幸 岸
Toshiharu Aibe
俊治 相部
Yasuyoshi Onodera
保良 小野寺
Katsunori Noguchi
勝憲 野口
Yasuo Ozekawa
康雄 小瀬川
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Katakura Chikkarin Co Ltd
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Katakura Chikkarin Co Ltd
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    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 牛糞堆肥に吸水性を有する粘土鉱物を添
加し、混合後加圧成型法又は加圧押出し成型法によって
成型し、乾燥工程を含むことなく牛糞堆肥成型物を製造
する方法。 【効果】 乾燥工程を経ることなく、機械施肥に適応し
た硬度を有する牛糞堆肥成型物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛糞堆肥成型物及
びその製造方法に関し、特に、乾燥処理を行うことな
く、機械施肥に適応するように牛糞堆肥を成型する方法
及びその牛糞堆肥成型物に関する。
【0002】
【従来の技術】家畜糞尿は、発酵堆肥化処理を行うこと
により、良質な土壌改良資材として農地に還元すること
が可能である。このような堆肥は、土壌の物理的性質、
化学的性質及び微生物性の改善ならびに地力の維持増進
のための重要な資材として活用されている。
【0003】しかしながら、農業従事者の減少、高齢化
等により堆肥の農地への還元は十分行われていないのが
現状である。一方、畜産業において排出される家畜糞尿
は、畜産農家の経営拡大等により近年増加の傾向にあ
り、適正な処理による農地への還元が、環境保全上から
も重要な問題になっている。家畜糞尿堆肥の農地への還
元を妨げる要因としては、堆肥の形態が機械散布に適さ
ず、人力あるいはマニュアスプレッダーのような堆肥散
布専用の特殊な農機によらなければ農地への投入が行え
ないことなどが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、堆肥も他の化
成肥料や複合肥料のように成型化すれば、ブロードキャ
スターなど一般に広く普及している施肥機による散布が
可能になり、農作業の効率化、省力化に貢献することが
できる。一般的に施肥機によって散布される粒状有機肥
料に要求される条件は、取扱い、堆積、機械施肥等に耐
えられる硬度を有することである。
【0005】牛糞堆肥は一般的に含有水分が50%以上
と高いため、成型化し、機械散布に適するような硬度を
付与するには、通常、成型前の原料及び/又は成型後の
製品を加熱乾燥処理して水分を20〜25%以下にする
ことが必須条件となる。しかしながら、加熱乾燥処理は
多大の費用を要し、製造コストが著しく増大してしまう
ので、安価な堆肥成型物を供給することは困難である。
堆肥は化成肥料等と比較して価格が安く、また農耕地へ
の施用量も極端に多い。上記のように、成型化により堆
肥の価格が著しく高くなると、農耕地への還元が十分に
行われなくなってしまうため、より安価な成型方法の開
発が切望されている。
【0006】
【課題を解決する手段】上記課題に鑑み鋭意研究の結
果、本発明者らは、吸水性を有する粘土鉱物及び/又は
石灰資材を牛糞堆肥に添加して、加圧成型法又は加圧押
出し成型法によって成型することにより、乾燥工程を行
わなくても機械施肥に適応する硬度を有する牛糞堆肥成
型物が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は、牛糞堆肥に吸水性を有す
る粘土鉱物及び/又は石灰資材を添加し、混合後加圧成
型法又は加圧押出し成型法によって成型し、乾燥工程を
含むことなく牛糞堆肥成型物を製造する方法である。ま
た、本発明は、吸水性を有する粘土鉱物及び/又は石灰
資材を添加してなる牛糞堆肥成型物であって、乾燥工程
を経ることなく、加圧成型法又は加圧押出し成型法によ
って成型されたことを特徴とする牛糞堆肥成型物であ
る。
【0008】さらに、本発明は、上記牛糞堆肥成型物の
製造方法において、酸性資材をさらに添加、混合してp
Hを調整することを特徴とする方法である。さらに、本
発明は、上記牛糞堆肥成型物において、酸性資材をさら
に添加してなることを特徴とする牛糞堆肥成型物であ
る。以下、本発明について詳細に説明する。
【0009】本発明に使用する牛糞堆肥は、いかなるも
のであってもよいが、好ましくは水分含有量が70%以
下のものを用いる。牛糞堆肥の堆肥原料としては、牛糞
の他に水分調整材としてオガクズ、モミガラ、イナワラ
等を使用してもよい。堆肥化方法については特に制限は
なく、常法によって堆肥化したものであれば問題はな
い。
【0010】本発明では、この牛糞堆肥に吸水性を有す
る粘土鉱物及び/又は石灰資材を添加、混合して成型化
を行う。粘土鉱物及び石灰資材は、それぞれ単独で又は
複数種を混合して使用することもできるし、粘土鉱物及
び石灰資材の両者を併用して使用することもできる。吸
水性を有する粘土鉱物としては、ベントナイト、アタパ
ルジャイト、セラボラ等が挙げられるが、得られる牛糞
堆肥成型物の硬度を考慮すると、特にアタパルジャイト
を用いるのが好ましい。
【0011】石灰資材としては、一般的に農業に使用さ
れる生石灰、消石灰、炭カル、ケイカルなどのほかに、
焼石膏やポルトランドセメント等が挙げられるが、得ら
れる牛糞堆肥成型物の硬度を考慮すると、特に生石灰を
用いるのが好ましい。上記粘土鉱物及び石灰資材の牛糞
堆肥に対する使用割合は、牛糞堆肥の原料組成及び水分
含有量、並びに粘土鉱物及び石灰資材の種類によって、
また複数種使用する場合にはその組み合わせ条件等によ
って異なるが、一般的には合計して2〜50重量%であ
るのが好ましく、牛糞堆肥の水分含有量が高いほど、よ
り多く使用する必要がある。
【0012】ところで、一般に牛糞堆肥はアルカリ性を
示す。また、本発明において石灰資材を添加した場合に
は、さらにpHが上昇するおそれがある。牛糞堆肥があ
る程度強いアルカリ性を示すと、堆肥中の窒素成分の一
部であるアンモニアが空気中に揮散し、貴重な肥料成分
の一部が失われてしまう。また、アンモニアガスによる
悪臭等が発生し、環境に対しても悪影響を及ぼす。
【0013】このように強いアルカリ性を示す堆肥又は
堆肥成型物におけるアンモニアを保持するとともに悪臭
を防止するには、酸性資材を添加してpHを調整すれば
よい。その酸性資材の添加によって、pHを5〜12に
調整するのが好ましく、特に5〜8に調整するのが好ま
しい。酸性資材は、成型前の粘土鉱物及び/又は石灰資
材添加時に加えるのが簡便であるが、堆肥化処理前又は
堆肥化処理中に添加する方式も採用できる。
【0014】酸性資材としては、過燐酸石灰、重過燐酸
石灰、副産石膏等の酸性の農業資材を使用するのが作物
にとっても有益であり好ましいが、これらの他に酢酸等
の有機酸や硫酸等の無機酸など、pHを下げ得る物質で
あればいずれをも使用することができる。これら酸性資
材の牛糞堆肥に対する使用割合は、牛糞堆肥の原料組成
及び水分含有量、並びに粘土鉱物及び石灰資材の種類や
使用量、また複数種使用する場合にはその組み合わせ、
さらには酸性資材の種類等によって異なるが、一般的に
は1〜30重量%であるのが好ましく、酸性資材添加前
のpHが高いほど、より多く使用する必要がある。
【0015】本発明では、以上のように粘土鉱物及び/
又は石灰資材、また場合によっては酸性資材を牛糞堆肥
に添加、混合した後、これを成型する。成型は、加圧成
型法又は加圧押出し成型法によって行う。それぞれの成
型法は常法によって行えばよく、好ましくは機械施肥で
きる形状に成型する。例えば、加圧成型法によればブリ
ケットを造粒することができ、加圧押出し成型法によれ
ばペレットを造粒することができる。
【0016】粒状に成型する場合には、粒径を2〜5m
m程度にするのが好ましく、ペレットに成型する場合に
は、直径を2〜5mm程度、高さを3〜10mm程度に
するのが好ましく、ブリケットに成型する場合には、長
径を2〜50mm程度にするのが好ましい。牛糞堆肥に
粘土鉱物及び/又は石灰資材等を添加するとともに、上
記のように成型することにより、得られる牛糞堆肥成型
物の硬度(木屋式硬度計による硬度)を1〜30kgと
するのが好ましく、特に1〜5kgとするのが好まし
い。硬度が1kg以上あれば、ブロードキャスタやライ
ムソワ等の施肥作業機によって施肥することができる。
【0017】本発明では、牛糞堆肥成型物を製造するに
あたって乾燥処理を行わない。従って、得られる牛糞堆
肥成型物の水分含有量は、牛糞堆肥の原料組成及び水分
含有量、並びに添加する粘土鉱物及び石灰資材の種類に
よって、また複数種使用する場合にはその組み合わせ条
件等によって異なるが、一般的には15〜65%であ
り、好ましくは25〜65%である。本発明の製造方法
によれば、乾燥処理を行わなくても十分な硬度を有する
牛糞堆肥成型物を製造することができ、また乾燥処理を
行わないことにより、製造コストを低減することがで
き、安価に牛糞堆肥成型物を提供することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、以下で使用する%は、特に断らな
い限り全て重量%を表すものとする。
【0019】(実施例1)牛糞堆肥(含有水分45%、
堆肥主原料は牛糞)80部に吸水性粘土鉱物であるアタ
パルジャイトを20部加えて、新東工業(株)製ミック
スマラーMSG−0Lで十分に混合し(原料混合時の含
有水分38%)、不二パウダル(株)製ディスクペレッ
ターF5型によって直径5mm、高さ7.5mmのペレ
ットに加圧押出し成型した。得られた牛糞堆肥成型物の
硬度を木屋式硬度計で測定した結果、硬度は3.7kg
であった。また、含有水分は37%であった。
【0020】成型したペレットを条施肥試験機(多木農
工具,TDR−K)で試験したところ、成型物の破損率
は1%以下と軽微であり、機械施用に十分適応できるも
のであった。
【0021】(実施例2)実施例1で使用した牛糞堆肥
80部にベントナイトを20部加えて(原料混合時の含
有水分38%)、実施例1と同様にしてペレットに加圧
押出し成型した。得られた成型物の硬度を木屋式硬度計
で測定した結果、硬度は1.5kgであった。また、含
有水分は38%であった。
【0022】(比較例1)実施例1において、アタパル
ジャイトを使用しない以外、同様にして牛糞堆肥成型物
を製造した。得られた成型物の硬度を木屋式硬度計で測
定した結果、硬度は0.5kgであった。 (比較例2)実施例1で使用した牛糞堆肥70部にバー
ミキュライトを30部加えて(原料混合時の含有水分3
2%)、実施例1と同様にしてペレットに加圧押出し成
型した。得られた成型物の硬度を木屋式硬度計で測定し
た結果、硬度は0.6kgであった。
【0023】(実施例3)牛糞堆肥(含有水分64%、
堆肥主原料は牛糞及びオガクズ)70部に生石灰30部
を加えて、新東工業(株)製ミックスマラーMSG−0
Lで十分に混合し(原料混合時の含有水分45%)、不
二パウダル(株)製ディスクペレッターF5型によって
直径5mm、高さ7.5mmのペレットに加圧押出し成
型した。得られた牛糞堆肥成型物の硬度を木屋式硬度計
で測定した結果、硬度は1.9kgであった。また、含
有水分は41%であった。
【0024】(実施例4)実施例3で使用した牛糞堆肥
70部に焼石膏を30部加えて(原料混合時の含有水分
45%)、実施例3と同様にしてペレットに加圧押出し
成型した。得られた成型物の硬度を木屋式硬度計で測定
した結果、硬度は1.3kgであった。また、含有水分
は43%であった。
【0025】(実施例5)牛糞堆肥(含有水分64%、
堆肥主原料は牛糞及びオガクズ)85部にアタパルジャ
イト5部及びポルトランドセメント10部を加えて、新
東工業(株)製ミックスマラーMSG−0Lで十分に混
合し(原料混合時の含有水分54%)、不二パウダル
(株)製ディスクペレッターF5型によって直径5m
m、高さ7.5mmのペレットに加圧押出し成型した。
得られた牛糞堆肥成型物の硬度を木屋式硬度計で測定し
た結果、硬度は1.7kgであった。また、含有水分は
54%であった。
【0026】成型したペレットを条施肥試験機(多木農
工具,TDR−K)で試験したところ、成型物の破損率
は2%以下と軽微であり、機械施用に十分適応できるも
のであった。 (比較例3)実施例3において、アタパルジャイトを使
用しない以外、同様にして牛糞堆肥成型物を製造した。
得られた成型物の硬度を木屋式硬度計で測定した結果、
硬度は0.1kgであり、機械施用に供せられないもの
であった。
【0027】(比較例4)実施例3で使用した牛糞堆肥
70部にバーミキュライトを30部加えて(原料混合時
の含有水分45%)、実施例3と同様にしてペレットに
加圧押出し成型した。得られた成型物の硬度を木屋式硬
度計で測定した結果、硬度は0.2kgであった。
【0028】(実施例6)牛糞堆肥(含有水分52%、
堆肥主原料は牛糞)70部にアタパルジャイト5部、ケ
イカル20部及びポルトランドセメント5部を加えて、
新東工業(株)製ミックスマラーMSG−0Lで十分に
混合し(原料混合時の含有水分36%)、新東工業
(株)製ブリケッタBGS−25(ロールポケットサイ
ズ18.6×13.5×3.8mm)によってブリケッ
トに加圧成型した。得られた牛糞堆肥成型物の硬度を木
屋式硬度計で測定した結果、硬度は2.3kgであっ
た。また、含有水分は36%であった。
【0029】成型したブリケットをブロードキャスター
(タカキタ社製)で散布試験したところ、問題なく散布
できることが確認され、機械施肥に対する適応性は十分
であった。
【0030】(実施例7)牛糞堆肥(含有水分52%、
堆肥主原料は牛糞)70部にアタパルジャイト10部、
ケイカル10部及びポルトランドセメント10部を加え
て、新東工業(株)製ミックスマラーMSG−0Lで十
分に混合し(原料混合時の含有水分36%)、不二パウ
ダル(株)製ディスクペレッターF5型によって直径3
mm、高さ4.5mmのペレットに加圧押出し成型し
た。得られた牛糞堆肥成型物の硬度を木屋式硬度計で測
定した結果、硬度は1.5kgであった。また、含有水
分は36%であった。
【0031】成型したペレットをライムソワ(タカキタ
社製)で散布したところ、問題なく散布できることが確
認され、機械施用に対する適応性は十分であった。 (比較例5)実施例6及び7において、他の資材を一切
加えず、牛糞堆肥のみを使用する以外、同様にしてブリ
ケット及びペレットを製造した。得られた成型物の硬度
を木屋式硬度計で測定した結果、ブリケットの硬度は
0.7kg、ペレットの硬度は0.2kgであった。
【0032】(比較例6)実施例7で使用した牛糞堆肥
70部にバーミキュライトを30部加えて(原料混合時
の含有水分36%)、実施例7と同様にしてペレットに
加圧押出し成型した。成型物の硬度を木屋式硬度計で測
定した結果、硬度は0.2kgであった。
【0033】(実施例8)牛糞堆肥(含有水分52%、
堆肥主原料は牛糞)70部にアタパルジャイト5部、ケ
イカル20部及びポルトランドセメント5部を加えたも
のを基本とし、表1に示すようにケイカルの一部を過燐
酸石灰で置き換えてpHを矯正することにより、アンモ
ニア臭等の悪臭への影響を検討した。
【0034】原料は、新東工業(株)製ミックスマラー
MSG−0Lで十分に混合し(原料混合時の含有水分3
6%)、不二パウダル(株)製ディスクペレッターF5
型によって直径5mm、高さ7.5mmのペレットに加
圧押出し成型した。得られた牛糞堆肥成型物の硬度を木
屋式硬度計で測定した結果、及び含有水分を表1に示
す。
【0035】成型物を水浸出(重量比で成型物1部に対
し水10部使用)させ、pHを測定した結果を併せて表
1に示す。表1より、過燐酸石灰の添加量が増加するに
従って、pHが低下するとともに、アンモニア臭等の悪
臭が激減することが判明した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、乾燥工程を経ることな
く、機械施肥に適応した硬度を有する牛糞堆肥成型物を
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津賀 幸之介 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 大森 定夫 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 後藤 隆志 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 福森 功 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 岸 英幸 茨城県土浦市並木5丁目5511番地 片倉チ ッカリン株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 相部 俊治 茨城県土浦市並木5丁目5511番地 片倉チ ッカリン株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 小野寺 保良 茨城県土浦市並木5丁目5511番地 片倉チ ッカリン株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 野口 勝憲 茨城県土浦市並木5丁目5511番地 片倉チ ッカリン株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 小瀬川 康雄 茨城県土浦市並木5丁目5511番地 片倉チ ッカリン株式会社筑波総合研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牛糞堆肥に吸水性を有する粘土鉱物を添
    加し、混合後加圧成型法又は加圧押出し成型法によって
    成型し、乾燥工程を含むことなく牛糞堆肥成型物を製造
    する方法。
  2. 【請求項2】 吸水性を有する粘土鉱物を添加してなる
    牛糞堆肥成型物であって、乾燥工程を経ることなく、加
    圧成型法又は加圧押出し成型法によって成型されたこと
    を特徴とする牛糞堆肥成型物。
  3. 【請求項3】 牛糞堆肥に石灰資材を添加し、混合後加
    圧成型法又は加圧押出し成型法によって成型し、乾燥工
    程を含むことなく牛糞堆肥成型物を製造する方法。
  4. 【請求項4】 石灰資材を添加してなる牛糞堆肥成型物
    であって、乾燥工程を経ることなく、加圧成型法又は加
    圧押出し成型法によって成型されたことを特徴とする牛
    糞堆肥成型物。
  5. 【請求項5】 牛糞堆肥に吸水性を有する粘土鉱物及び
    石灰資材を添加し、混合後加圧成型法又は加圧押出し成
    型法によって成型し、乾燥工程を含むことなく牛糞堆肥
    成型物を製造する方法。
  6. 【請求項6】 吸水性を有する粘土鉱物及び石灰資材を
    添加してなる牛糞堆肥成型物であって、乾燥工程を経る
    ことなく、加圧成型法又は加圧押出し成型法によって成
    型されたことを特徴とする牛糞堆肥成型物。
  7. 【請求項7】 酸性資材をさらに添加、混合してpHを
    調整することを特徴とする請求項1、3又は5いずれか
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸性資材をさらに添加してなることを特
    徴とする請求項2、4又は6いずれか記載の牛糞堆肥成
    型物。
  9. 【請求項9】 前記吸水性を有する粘土鉱物が、アタパ
    ルジャイトであることを特徴とする請求項1、5又は7
    いずれか記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記吸水性を有する粘土鉱物が、アタ
    パルジャイトであることを特徴とする請求項2、6又は
    8いずれか記載の牛糞堆肥成型物。
  11. 【請求項11】 前記石灰資材が、生石灰であることを
    特徴とする請求項3、5又は7いずれか記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記石灰資材が、生石灰であることを
    特徴とする請求項4、6又は8いずれか記載の牛糞堆肥
    成型物。
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