JPH09131923A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09131923A
JPH09131923A JP28991595A JP28991595A JPH09131923A JP H09131923 A JPH09131923 A JP H09131923A JP 28991595 A JP28991595 A JP 28991595A JP 28991595 A JP28991595 A JP 28991595A JP H09131923 A JPH09131923 A JP H09131923A
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circuit
density
reference wave
data
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JP28991595A
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English (en)
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Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の低濃度部及び高濃度部の階調性及び安
定性を向上することができる画像形成装置を提供するこ
とにある。 【構成】 画像データで変調したビームを像露光するこ
とにより像形成体1上に潜像を形成し、当該潜像をトナ
ーで顕像化してトナー画像を得る画像形成装置であっ
て、像露光は主走査方向或いは副走査方向に異なる参照
波の選択と当該参照波に対応した画像データの階調補正
によりパルス幅変調を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、参照波信号により濃
度データを変調した変調信号により発振させたレーザ光
学系やLED光学系によってドット記録を行い文字及び
中間調再現を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に複写機又はプリンタ等の電子写真
法を採用するエンジンを搭載した画像形成装置は、画像
データに対する画像濃度の再現が最適となるように像露
光や現像等のプロセス条件を設定したり、複数のγ補正
曲線を予め用意し、その中のどれかを選択することによ
り再生画像の濃度を調整を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真プロセスでは低濃度部の再現が不安定であり、又高濃
度部では画像濃度が飽和し易いという課題がある。
【0004】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、画像
の低濃度部及び高濃度部の階調性及び安定性を向上する
ことができる画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
により達成される。
【0006】(1) 画像データで変調したビームを像
露光することにより像形成体上に潜像を形成し、当該潜
像をトナーで顕像化してトナー画像を得る画像形成装置
であって、前記像露光は主走査方向或いは副走査方向に
異なる参照波の選択と当該参照波に対応した画像データ
の階調補正によりパルス幅変調を行うことを特徴とする
画像形成装置。
【0007】(2) 前記参照波の周期は主走査及び副
走査とも同じであることを特徴とする(1)の画像形成
装置。
【0008】(3) 文字画像と中間調画像との判別を
する画像判別回路を有し、文字画像に対しては主走査方
向及び副走査方向に同一の参照波を選択し、中間調画像
に対しては主走査方向或いは副走査方向に異なる参照波
を選択することを特徴とする(1)の画像形成装置。
【0009】
【実施例】
(実施例1)本発明の一実施例である画像形成装置の構
成について説明する。
【0010】図21は本実施例の画像形成装置の概略構
成を示す斜視図である。
【0011】画像形成装置は、像形成体1を一様帯電し
た後にコンピュータ又はスキャナからのディジタル画像
濃度データをD/A変換して得られたアナログ画像濃度
信号と参照波信号とを差動増幅して得られた変調信号に
基づいてパルス幅変調したスポット光によりドット状の
静電潜像を形成し、これをトナーにより反転現像してド
ット状のトナー画像を形成する。続いて、画像形成装置
は前述した帯電,露光及び現像工程を繰り返して感光体
上にカラートナー像を形成し、このカラートナー像を記
録紙上に転写し、感光体より分離し、定着してカラー画
像を得るものであり、上記パルス幅変調によりドットの
面積を変えることにより階調表現している。
【0012】本実施例の画像形成装置は、矢印方向に回
動するドラム状の像形成体1と、この像形成体1上に一
様な電荷を付与するスコロトロン帯電器2と、走査光学
系30、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒トナーを装
填した現像器41〜44、クリーニグ装置70等からな
る。
【0013】走査光学系30は半導体レーザ31より出
射したレーザ光をコリメータレンズ32で平行光とした
レーザビームとする。このレーザビームは一定の速度で
回転する回転多面鏡34によって反射偏向され、fθレ
ンズ35及びシリンドリカルレンズ33,36によっ
て、一様帯電した像形成体1周面上を微少なスポット状
に結像したレーザスポットとなり走査し像露光する。こ
こでfθレンズ35は等速の光走査を行うための補正レ
ンズであり、シリンドリカルレンズ33,36は回転多
面鏡34の面倒れによるスポット位置の変動を補正する
レンズである。
【0014】本実施例に用いられる像形成体1は、導電
性支持体、中間層、感光層からなる。感光層の厚さは、
5〜100μm程度であり、好ましくは10〜50μm
である。像形成体1は直径150mmのアルミニウム製
のドラム状導電性支持体を用い、その導電性支持体上に
エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる厚さ0.1μm
の中間層を形成し、この中間層上に膜厚35μmの感光
層を設けて構成される。
【0015】本実施例ではカラートナー像を像形成体1
上に重ね合わせるので走査光学系30からのレーザビー
ムがカラートナー像により遮蔽されないように赤外側に
分光感度を有する感光体及び赤外光を出射するレーザダ
イオードが用いられる。
【0016】ここで図21に示した画像形成装置の画像
形成プロセスの概略を説明する。
【0017】先ず、スコロトロン帯電器2により像形成
体1が一様帯電される。像形成体1上にイエローに対応
する静電潜像が、ページメモリ210中からのイエロー
データ(8bitのディジタル濃度データ)により変調
されたレーザビームの照射により形成される。前記イエ
ローに対応する静電潜像は、第1の現像器41により反
転現像され、像形成体1上に極めて鮮鋭度の高いドット
状の第1のトナー像(イエロートナー像)が形成され
る。この第1のトナー像は記録紙に転写されることな
く、退避しているクリーニング装置70の下を通過し、
像形成体1上に再びスコロトロン帯電器2により帯電が
施される。
【0018】次いでマゼンタデータ(8bitのディジ
タル濃度データ)により変調されたレーザビームが像形
成体1上に照射されて静電潜像が形成される。この静電
潜像は、第2の現像装置42により反転現像されて、第
2のトナー像(マゼンタトナー像)が形成される。前記
と同様にして第3の現像装置43により順次反転現像さ
れて、第3のトナー像(シアントナー像)が形成され、
像形成体1上に順次積層された3色トナー像が形成され
る。最後に第4のトナー像(黒トナー像)が形成され、
像形成体1上に順次積層された4色トナー像が形成され
る。
【0019】これらの4色トナー像は、給紙装置から供
給された記録紙上に図示しない転写器の作用で転写され
る。
【0020】転写トナー像を担持した記録紙は、図示し
ない分離器により像形成体1から分離され、ガイドおよ
び搬送ベルトにより搬送されて図示しない定着装置に搬
入され加熱定着されて排紙皿に排出される。
【0021】次に本実施例の画像形成装置を構成する画
像処理回路について説明する。
【0022】図1は本実施例の画像形成装置に用いられ
る画像処理回路の一実施例を示すブロック図であり、図
2は参照波発生回路260と参照波選択回路270の詳
細ブロック図であり、図3は本実施例の変調回路を示す
ブロック図である。
【0023】本実施例の画像処理回路は、走査光学系3
0の駆動回路を構成する回路であり、前述した画像形成
プロセスのうち像露光プロセスを行うものであり、画像
データ処理回路100と変調信号生成回路200とレー
ザドライバ300からなり、画像濃度データと組み合わ
される参照波を位相差を有するものとDC成分の異なる
複数の参照波とし、画像濃度データの画素内濃度分布検
出回路230からの結果に基づいて画像濃度データと参
照波中からの特定の参照波とを選択的に組み合わせるこ
とによって得られる変調した画像信号により潜像形成を
行うものである。以下に各部構成について説明する。
【0024】画像データ処理回路100は、フォントデ
ータのエッジ部を補間して出力する回路であり、コンピ
ュータからなる入力回路110とフォントデータ発生回
路120とフォントデータ記憶回路130と補間データ
生成回路140からなり、入力回路110からのキャラ
クタコード信号、サイズコード信号、ポジションコード
信号及びカラーコード信号をフォントデータ発生回路1
20に送出する。フォンドデータ発生回路120は、4
種の入力信号からアドレス信号を選択してフォントデー
タ記憶回路130に送出する。フォントデータ記憶回路
130はアドレス信号に対応する1文字に対応するフォ
ントデータをフォントデータ発生回路120に送出す
る。フォントデータ発生回路120はフォントデータを
補間データ生成回路140に送出する。補間データ生成
回路140は、フォントデータのエッジ部に生じる画像
濃度データのギザギザや飛びを中間濃度を用いて補間し
て多値データを形成してフレームメモリからなる画像濃
度データ記憶回路210へ送出する。又、発生色につい
てはカラーコードに応じて、対応色を各イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(BK)の
濃度データに変換する。この様にして各色が同一形状で
濃度の割合が異なった状態でフォントが各フレームメモ
リ中にビットマップ展開が行われる。
【0025】変調信号生成回路200は、画像濃度デー
タ記憶回路210と読み出し回路220とラッチ回路2
21と画素内濃度分布検出回路230と画像判別回路2
40とγ変換回路250と参照波発生回路260と参照
波選択回路270と変調回路280と基準クロック発生
回路290から構成され、1走査ライン単位の画像濃度
データを画像濃度データ記憶回路210から読み出し、
その連続する1走査ライン単位の画像濃度データ中から
文字、線画等の文字再現領域においてエッジに相当する
画像濃度データを画素内濃度分布検出回路230で検出
し、当該エッジの方向に対応して位相差のある参照波に
より変調回路280でパルス幅変調した変調信号を生成
し、中間調再現領域において画素中央を走査するレーザ
ビームを変調する参照波にDC成分の異なるものを用い
て変調回路280で変調信号を生成し、これらの変調信
号を半導体レーザ31の駆動手段を有するレーザドライ
バ300に送出する。
【0026】画像濃度データ記憶回路210は、通常ペ
ージメモリ(以降、単にページメモリ210という。)
であり、ページ単位で記憶するRAM(ランダムアクセ
スメモリ)であり、少なくとも1ページ(1画面分)に
相当する多値の画像濃度データを記憶する容量を有す
る。また、カラープリンタに採用される装置であるなら
ば、複数色、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒の
色成分に対応する画像濃度信号を記憶するだけのページ
メモリを備えていることになる。
【0027】読み出し回路220は、インデックス信号
をトリガとして基準クロックDCK0に同期して連続す
る1走査ライン単位の画像濃度データをページメモリ2
10から読み出してラッチ回路221と画素内濃度分布
検出回路230と画像判別回路240に送出する。読み
出し回路220は1走査ライン分ずつ送られてくる画像
濃度データの3走査ライン分の最初の1走査ライン分の
画像濃度データには2ライン走査時間の遅延を、中間の
1走査ライン分の画像濃度データには1ライン走査時間
の遅延をかけ、最後の1走査ライン分の画像濃度データ
には遅延をかけずに、各画像濃度データには2基準クロ
ック分、又は1基準クロック分の遅延をかけ、注目画素
を含み注目画素に隣接した画素の総ての画像濃度データ
を同時にラッチ回路221と画素内濃度分布回路230
と画像判別回路240に送出する。
【0028】ラッチ回路221は、画素内濃度分布検出
回路230と画像判別回路240と参照波選択回路27
0の処理を実行している時間だけ、画像濃度データをラ
ッチする回路である。
【0029】画素内濃度分布検出回路230は、画像濃
度データの注目する1画素分をm×n(横×縦)の小画
素で形成するようにし、該注目画素を含む隣接画素の濃
度データの分布を前記1画素内のm×nの小画素の分布
に置き換え、一定の定数Pを乗じた注目画素のデータを
前記分布に応じて分配する。このようにして得られる小
画素の画像濃度データを次に副走査方向に全部加算す
る。こうして得られた主走査方向の微小画素データに基
づいて画素内の参照波選択あるいは参照波の位相を変位
させることによって主走査方向に書込み位置を変位させ
て潜像形成を行うものである。主走査方向にパルス幅変
調を行うレーザ光学系では、副走査方向に加算を行っ
て、主走査方向の参照波を決定しているが、LEDやE
L光学系の様なラインヘッドの場合は、主走査方向に加
算を行って、副走査方向の参照波を決定することにな
る。このドットの書込み位置を変位させることを記録位
置変調処理ということにする。
【0030】斯かる記録位置変調処理は、注目画素の濃
度データが第1の閾値以上すなわち、特定の濃度以上す
なわち第1の閾値以上に対して行う。すなわち、ハイラ
イト部に対応する領域多くは原稿の背景部に対してはR
E処理は行わず、m×nの小画素は均一濃度とする。し
かし、後に記すレーザ記録の場合は、均一表示が困難で
あることから、濃度中心が中央にある参照波を選択す
る。このことにより、ハイライト部での均一性を保ちノ
イズイな画像の発生を防止できる。
【0031】一方、記録位置変調処理は、高濃度部の場
合で、濃度勾配が大の場合、濃度の記録位置が中央に無
いとした参照波を選択すると、隣接画素にまたがってド
ットが形成されてしまうことになるので、濃度変動と画
素間の記録ドットつぶれを防止するために高濃度部にお
いても特定の第2の閾値以上の場合は、濃度中心が中央
にある参照波を選択する。すなわち、注目画素に隣接す
る画素の濃度データに対応して決定した該注目画素内の
濃度分布データにより、注目画素の特定濃度データが第
1の閾値以上の場合に対して、前記決定された濃度分布
より記録位置変調を行い、さらに注目画素に隣接する画
素の特定濃度データが第2の閾値以下の場合に対して、
前記決定された濃度分布より記録位置変調を行う。
【0032】図4は注目画素m5を3×3に分割した場
合の一例を示す図であり、図4(a)は上記注目画素を
m5とし、注目画素m5を3×3に分割する場合の注目
画素m5を含む隣接画素をm1〜m9として表した平面
図であり、図4(b)は注目画素m5を3×3の小画素
に分割した場合の各小部分をs1〜s9で表した場合を
示す拡大図である。m1〜m9及びs1〜s9はその部
分の濃度をも表すものとする。
【0033】画素内濃度分布検出回路230は、1画素
内の濃度分布を求めるために注目画素m5を3×3の小
画素に分割する場合を例にとると、小画素siの濃度は
次の式によって得る。
【0034】 si=(9×m5×P×mi/A)+(1−P)×m5 ここで、i=1,2,・・・9であり、PはRE処理の
強度ともいうべき定数であり0.1〜0.9の範囲の数
値が用いられる。Aはm1〜m9の総和である。
【0035】上式は、(9×m5×P×mi/A)の項
は注目画素m5の濃度にPを乗じた分を隣接画素の濃度
の割合に応じて振り分けたものであり、(1−P)×m
5の項は注目画素m5の残りの濃度を各小画素に均等に
振り分けたものであり、ボケの要素を取り入れたことに
なる。
【0036】画素内濃度分布検出回路230はさらに各
小走査ラインの平均濃度と各小走査ラインの元の1画素
内の濃度データの重心位置を求める演算を行って、平均
濃度データをレーザドライバ300の発光出力に送出
し、その重心位置データより次のようにそれぞれ異なる
選択信号を出力端子Oより参照波選択回路270に出力
する。すなわち、画素m5の副走査方向の和である各s
1+s4+s7,s2+s5+s8,s3+s6+s9
の重心が副走査方向の和であるs2+s5+s8の中央
近傍にあるときは位相変位のない基準三角波φ10を選択
する信号を出力し、例えば重心がs2+s5+s8とs
1+s4+s7の境界近傍にあるときは位相が1/9周
期進んだ三角波φ11を選択する信号を出力し、例えば重
心がs1+s4+s7の中央近傍にあるときは位相が2
/9周期進んだ三角波φ12を選択する信号を出力し、例
えば重心がs2+s5+s8とs3+s6+s9の境界
近傍にあるときは位相が1/9周期遅れた三角波φ13
選択する信号を出力し、例えば重心がs3+s6+s9
中央近傍にあるときは2/9周期遅れた三角波φ17を選
択する信号を出力端子Oより参照波選択回路270に出
力する。
【0037】また、画素内濃度分布検出回路230は各
走査ラインの画素m5内の平均濃度に応じて各レーザド
ライバ300の発光出力を制御する。例えばS1〜s9
の平均濃度に比例して半導体レーザ31のレーザ発光を
行うように制御する。
【0038】図5は注目画素m5を3×3に分割し、P
=0.5とした場合の一例を示す図であり、図5(a)
は注目画素m5を含む隣接画素の濃度分布の例を示す図
であり、図5(b)はP=0.5として計算した注目画
素m5内の濃度分布を示す図である。
【0039】次に、注目画素m5を2×2に分割する場
合の例を説明する。
【0040】図6及び図7は注目画素m5を2×2に分
割する場合の例を示す図である。
【0041】図6(a)は注目画素m5を2×2に分割
する場合の一例を示す図であり、図6(b)は注目画素
内の小画素s1〜s4に関係する隣接画素の一例を示す
図である。
【0042】s1,s2,s3,s4の濃度の計算は数
1に従って行われる。
【0043】
【数1】
【0044】図7(a)は同じく注目画素m5を2×2
に分割する場合の他の例を示す図であり、図7(b)は
注目画素内の小画素s1〜s4に関係する隣接画素の他
の例を示す図である。s1,s2,s3,s4の濃度計
算は数2に従って行われる。
【0045】
【数2】
【0046】次に画素内濃度分布検出回路230は、2
画素内の濃度分布を求める場合、前述のようにして得ら
れる小画素の濃度データを図5のm5,m6中のs1〜
s9の小画素に分け、さらに各走査ラインの平均濃度と
各走査ラインの元の2画素内の濃度データの重心位置を
求める演算を行って、平均濃度データをレーザドライバ
300の発光出力へ、その重心位置データより次のよう
にそれぞれ異なる選択信号を出力端子Oより参照波選択
回路270に出力する。すなわち、画素m5と隣接する
m6の副走査方向の和である各s1+s4+s7,s2
+s5+s8,s3+s6+s9の重心がm5のs3と
m6のs1の中央近傍にあるときは位相変位のないφ10
の2倍の周期を有する基準三角波φ20を選択する信号を
出力端子Oより参照波選択回路270に出力し、重心が
m6のs2とs1の境界近傍にあるときは位相が1/9
周期進んだ三角波φ21を選択する信号を出力端子Oより
参照波選択回路270に出力し、重心がm6のs2とs
3の境界近傍にあるときは位相が2/9周期進んだ三角
波φ22を選択する信号を出力端子Oより参照波選択回路
270に出力し、重心がm5のs2とs3の境界近傍に
あるときは位相が1/9周期遅れた三角波φ23を選択す
る信号を出力端子Oより参照波選択回路270に出力
し、重心がm5のs1とs2の境界近傍にあるときは2
/9周期遅れた三角波φ27を選択する信号を出力端子O
より参照波選択回路270に出力する。
【0047】また、画素内濃度分布検出回路230は各
走査ラインの画素m5やm6各々の平均濃度に応じて各
レーザドライバ300の発光出力を制御する。
【0048】画像判別回路240は、読み出し回路22
0から読み出される連続した画像濃度データを文字再現
領域又は中間調再現領域であるかを判別する回路であ
り、文字再現領域と判断したときは参照波φ10〜φ18
中から選択してDC成分付加回路271に基準三角波に
付加するDC成分を0とする信号を送出し、中間調再現
領域と判断した場合は参照波φ10〜φ18の2倍の周期を
有する参照波φ20〜φ28の中から選択して所定のDC成
分を付加するためにDC成分付加回路271に送出す
る。むろん、画像判別回路240は中間調再現領域と判
断すれば、参照波φ10〜φ18を選択し、DC成分付加回
路271に送出してもよい。
【0049】なお、画像判別は注目画素とその隣接濃度
の変化の大きさ、エッジの存在から判別される。又注目
画素が特定濃度(例えば記録濃度で0.2以下)より低
い時は、走査位置変調によりノイジーな画像となり易い
ので、中間調と判別させる。
【0050】画像判別回路240は注目画素の画像デー
タが第1、第2の閾値のいずれであるかについて判別を
行い、第1と第2との閾値外の領域であると判別された
場合は、全色成分について参照波選択回路270が基準
三角波φ10,φ20を出力する選択信号を参照波選択回路
270に送出し、γ変換回路250によって補正された
のち変調回路280に送出される。
【0051】また、画像判別回路240は上記条件下で
さらに画像が大局的に文字領域か中間調領域のいずれで
あるかについても判別を行う。この判別は、注目画素を
含めた16×16画素中での濃度変化により行ってい
る。濃度変化が大きい領域である場合、注目画素を文字
領域と判別し、濃度変化が小さい領域である場合は中間
調領域と判別する。さらに判別領域結果が微少領域のみ
異なっている場合、例えば文字領域中において、中間調
領域が孤立して存在している場合は、文字として判定さ
せる。中間調領域の場合も同様に判定する。文字や線画
の文字領域であると判別された場合は、参照波は画像周
期と同じφ10〜φ18から選択し、全色成分について前記
参照波選択回路270が選択する三角波を変調回路28
0に出力させる選択信号を参照波選択回路270に出力
し、γ変換回路250から無処理のままの画像濃度デー
タを変調回路280に送出する。このことにより、色調
に変化のない鮮明な文字やエッジ部が再現される。ま
た、中間調領域と判断した場合は、参照波は画像周期と
同じφ10〜φ18あるいは画像周期の2倍であるφ20〜φ
28から選択される。
【0052】このことにより中間調領域において、階調
性の高い画像を形成できると共に、文字画像には鮮鋭さ
としまりを与える効果が生まれる。
【0053】参照波の位相決定に使用するための特定色
例えばR+2G+B(ここでRは赤の濃度データ、Gは
緑の濃度データ、Bは青の濃度データである。)の濃度
データに変換したものを用いている。便宜のため(R+
2G+B)の濃度データをNで表すことにする。
【0054】参照波の位相を、各記録色に対し共通に用
いることにより、画像の階調性の保証や色味の変化を防
止できる。なお、位相の決定には、視覚的に一致するG
成分、あるいはG成分を有する無彩色データを用いるの
が好ましい。
【0055】また、画像判別回路240に用いられるデ
ータも同様の理由により各色に共通のデータを用いてい
る。
【0056】γ変換回路250は、入力画像データに対
し記録画像とを対応づけるように最適な階調特性を現す
ように補正した記録信号を変調回路280に送出するも
のである。γ変換回路250は、ラッチ回路229から
送出される画像データを入力端子を備え、図8に示した
ような2本の中間調再現用補正曲線データと図9に示し
たような文字再現用補正曲線テーブルを有しており、画
像判別回路240からの判別信号に応じて中間調再現用
補正曲線データか文字再現用補正曲線の何れかを使用す
ることによりγ補正された画像データを変調回路280
に送出することになる。
【0057】図8は中間調再現用のγ補正曲線テーブル
の作り方を示したグラフである。
【0058】図8に示したグラフにおいて、縦軸は記録
濃度を示しており、横軸は入力データに相当する画像デ
ータを示したものであり、最高画像濃度1.8から最低
画像濃度0.0を256階調で指定してあり、図のよう
に記録画像が再現されることを示している。補正曲線a
はDC成分を付加した参照波による記録特性であり、再
現を確保するために破線からずれて実線で示したように
補正してあり、補正曲線bはDC成分を減らした参照波
による記録特性であり、高濃度部の階調再現を確保する
ために破線からずれて実線で示したように補正してあ
る。
【0059】図9は文字再現用のγ補正曲線テーブルの
作り方を示したグラフである。
【0060】図9に示したグラフにおいて、縦軸は記録
濃度を示しており、横軸は入力データに相当する画像デ
ータを示したものであり、最高画像濃度1.8から最低
画像濃度0.0を256階調で指定したγ補正曲線が生
成されていることを示してある。ハイライト部では文字
飛びを防ぐためにγを持ち上げてある。
【0061】参照波発生回路260は、図2に示すよう
に三角波発生回路261と遅延回路群262からなり、
三角波発生回路261で基準クロックDCK0に基づい
て画素クロックと同周期の参照波である基準の三角波φ
10と2倍周期の参照波である三角波φ20の波形成形を行
う。また、遅延回路群262では基準クロックDCK 0
と2倍周期のクロックに対し一定周期ずつ(この例で1
/9周期ずつ)位相差を有する複数のクロックDCK11
〜DCK18およびDCK21〜DCK28を生成しこれに基
づいて、位相の異なる参照波である三角波φ11〜φ18
よびφ21〜φ28(ここでは1/9周期進んだ三角波
φ11,φ21、2/9周期進んだ三角波φ12,φ22、1/
9周期遅れた三角波φ13,φ23、2/9周期遅れた三角
波φ14,φ24)を出力する。
【0062】参照波選択回路270は上記基準三角波φ
10,φ20と位相のずれた三角波φ11〜φ18およびφ21
φ28の入力部を有し、後述する画素内濃度分布検出回路
230からの選択信号及び画像判別回路240からの判
別信号に応じて上記三角波の内の1つを選択して変調回
路280の入力端子Tに送出するものであり、DC成分
付加回路271とセレクタ272からなる。DC成分付
加回路271は画像判別回路240からの判別信号が中
間調を示すものであれば、DC成分を付加した三角波を
発生する。このDC成分の付加は一方にはDC成分を加
え、他方にはDC成分を減らしたものである。セレクタ
272は画素内濃度分布検出回路230からの選択信号
に応じて何れかの位相の三角波を選択的に送出する。具
体的には選択信号が“0”であれば、基準三角波を送出
し、選択信号が“+1”であれば、1/9周期遅れた三
角波を送出し、選択信号が“−1”であれば、1/9周
期進んだ三角波を変調回路280のT端子に送出する。
すなわち、画素内の濃度分布の重心に近い参照波を選択
するものである。従って、中間調再現領域の場合は参照
波選択回路270から変調回路280には所定のDC成
分が付加されたすなわち、加えられたり、減らされた基
準三角波が送出されることになる。
【0063】変調回路280は、図3に示すよう同一の
回路構成であり、D/A変換回路281、コンパレータ
282と、前記の基準三角波φ10とその1/9周期ずつ
位相をずらした三角波および2倍周期の三角波φ20とそ
の1/9周期ずつ位相をずらした三角波の入力部Tを有
していて、ラッチ回路221を経て入力される画像濃度
データを基準クロックDCK0に同期してD/A変換回
路281でD/A変換し、参照波選択回路270から入
力される上記の三角波を参照波としてコンパレートして
パルス幅変調信号を得る回路である。
【0064】基準クロック発生回路290はパルス発生
回路であり、画素クロックと同一の繰り返し周期のパル
ス信号を発生し、読み出し回路220と参照波発生回路
260と変調回路280に出力する。便宜上このクロッ
クを基準クロックDCK0という。
【0065】レーザドライバ300は、図示しないイン
デックス検出回路及び多面鏡ドライバ等を備える。
【0066】レーザドライバ300は変調回路280か
らの変調信号で半導体レーザ31を発振させるものであ
り、半導体レーザ31からのビーム光量に相当する信号
がフィードバックされ、その光量が一定となるように駆
動する。
【0067】インデックス検出回路は、インデックスセ
ンサ39からのインデックス信号により所定速度で回転
する回転多面鏡34の面位置を検知し、主走査方向の周
期によって、ラスタ走査方式で前記変調された画像濃度
信号による光走査を行っている。走査周波数2204.
72Hzであり、有効印字幅297mm以上であり、有
効露光幅306mm以上である。
【0068】多面鏡ドライバは、直流モータを所定速度
で一様に回転させ、回転多面鏡34を16535.4r
pmで回転させるものである。
【0069】なお、上述の画像処理回路は、レーザプリ
ンタとしてて説明したが、これに限定されるものではな
く、画像データ処理回路100に代わりスキャナ15
1、A/D変換回路152、濃度変換回路153、リニ
アマスキング154から構成する画像データ処理回路1
50に代え、スキャナからの画像濃度データの入力及び
画像処理を施す回路とすれば、複写装置等の他の画像形
成装置に適用することができる。
【0070】次の本実施例の画像形成装置における露光
プロセスにおける制御動作を説明する。先ず、中間調再
現領域の場合の変調信号生成回路200の動作を中心に
説明する。
【0071】図10は中間調領域として判定された領域
における記録位置変調される場合の変調信号生成回路の
各部信号を示すタイムチャートである。なお、参照波の
周期は記録画素の周期と同一である。
【0072】画像判別回路240が中間調再現領域と判
断した場合は、参照波選択回路270は総て基準三角波
φ10を変調回路280に出力する。ただし、画像判別回
路240の信号によってDC成分付加回路271は基準
三角波に所定のDC成分を付加した三角波をセレクタ2
72に送出する。その結果、像形成体1上に形成される
静電潜像は図11に示すように中央の記録幅が長い菱形
に近いものとなってより均一した縦縞構造の現れない中
間調画像が得られる。
【0073】図10(a)は、第1の参照波によるドッ
ト増加型の記録特性を示すことになる変調回路280に
おける変調動作を示したものであり、ページメモリ21
0からインデックス信号をトリガとして基準クロックD
CK0に基づいて読み出される画像濃度データの一部を
点線で示しており、当該画像濃度データに低濃度部の階
調性を向上すべくγ補正した画像データをD/A変換回
路281でアナログ値に変換されたものを実線で示して
おり、更に+DC成分を付加してレベルシフトした参照
波に相当する三角波を示してある。図8と対応して破線
は補正される前の画像濃度データを示しており、実線は
補正後の画像濃度データを示してある。この補正は高い
記録濃度部で行われる。画像濃度データは高レベル側ほ
ど淡い濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を示してい
る。
【0074】図10(b)は、第2の参照波によるドッ
ト減少型の記録特性を示すことになる変調回路280に
おける変調動作を示したものであり、ページメモリ21
0からインデックス信号をトリガとして基準クロックD
CK0に基づいて読み出される画像濃度データの一部を
実線で示しており、当該画像濃度データに高濃度部の階
調性を向上すべくγ補正した画像データをD/A変換回
路281でアナログ値に変換されたものを実線で示して
おり、更に−DC成分を付加したレベルシフトした参照
波に相当する三角波を示してある。図8と対応して破線
は補正される前の画像濃度データを示しており、実線は
補正後の画像濃度データを示してある。この補正は高い
記録濃度部で行われる。なお、画像濃度データは高レベ
ル側ほど淡い濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を示
している。
【0075】図10(c)は図10(a)に示したドッ
ト増加型の記録特性を示すことになるコンパレータ28
2から出力されるパルス幅変調信号を示している。
【0076】図10(d)は図10(b)に示したドッ
ト減少型の記録特性を示すことになるコンパレータ28
2から出力されるパルス幅変調信号を示している。
【0077】図11は図10に示した変調動作により像
形成体1上に形成される潜像を示した模式図である。
【0078】図11において、横方向は走査光学系30
の主走査方向に対応しており、縦方向は走査光学系30
の副走査方向に対応している。
【0079】図11において、上段に配列してある潜像
は図10(c)に示した記録信号で走査光学系30を駆
動することにより得られるものであり、原画像信号と比
較して低記録濃度から高記録濃度までドット径を増加し
て形成してある。従って、現像装置41〜44でトナー
像に顕像化すれば、高記録濃度付近では飽和しており、
低記録濃度付近ではドット径が確実に形成されているこ
とになる。
【0080】図11において、下段に配列してある静電
潜像は図10(d)に示した記録信号で走査光学系30
を駆動することにより得られるものであり、原画信号と
比較して最低記録濃度から最高記録濃度までドット径を
減少して形成してある。従って、現像装置41〜44で
トナー像に顕像化すれば、高記録濃度付近は濃度変化を
残しており、高濃度部での階調性を実現している。一
方、低記録濃度付近ではドットとして形成されていな
い。
【0081】上記変調信号生成結果により、副走査方向
の2画素で記録することにより低濃度部では2ケのドッ
トを1つにまとめ、高濃度部では一方のドットの飽和を
おさえることにより、原画像の画像濃度と比較すれば、
略同一となって濃度再現が忠実になっていることにな
り、写真などの中間調でも鮮明さを失うことなく再現が
向上することになる。
【0082】次に文字再現領域の場合の変調信号生成回
路200の動作を中心に露光プロセスを説明する。
【0083】図12は文字領域と判定された領域におけ
る記録位置変調される場合の変調信号生成回路の各部信
号を示すタイムチャートである。
【0084】図12(a)はページメモリ210からイ
ンデックス信号をトリガとして基準クロックDCK0
基づいて読み出される1走査ライン分の画像濃度データ
がD/A変換回路281によりアナログ値に変換された
ものの一部を示している。この1走査ライン分のディジ
タル画像濃度データは読み出し回路220から同時に画
素内濃度分布検出回路230と画像判別回路240及び
ラッチ回路221に送出する。画像濃度データは、高レ
ベル側ほど淡い濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を
示している。
【0085】図12(b)は画素内濃度分布検出回路2
30における主走査方向のエッジ検出の状態を示すもの
で、主走査方向の微分値を示している。前述のように微
分値の絶対値が特定値αを超えるときはエッジ部と判断
し、その符号の正負によってエッジの方向を判断する。
出力値が“0”であれば、同一レベルの画像濃度データ
が連続していることを示している。この出力信号は基準
クロックDCK0に基づいて参照波選択回路270に送
出される。このような判定に代わり、先に説明したよう
に画素内濃度分布の重心に近い参照波を選択してもよ
い。
【0086】ラッチ回路221は、画素内濃度分布検出
回路230及び参照波選択回路270の処理に要する時
間だけラッチして変調回路280に送出する。参照波選
択回路270は、画素内濃度分布検出回路230からの
選択信号に基づいて前述のように位相の異なる三角波を
出力端子から変調回路280へ送出する。
【0087】以下(c)〜(e)は選択される参照波と
画像濃度データの組み合わせを示す。
【0088】図12(c)は変調回路280において画
素内濃度分布検出回路230からの出力値が正の値であ
るときの参照波を示している。この場合は基準三角波に
対し1/9周期遅れた三角波である。これにより変調回
路280からの出力信号は図12(f)に示すように基
準三角波でパルス幅変調した場合に比べて1/9周期だ
け遅れた変調信号を得ることになる。点線で示した変調
信号は位相遅れのない三角波によって変調した場合の出
力信号である。
【0089】図12(d)は変調回路280において画
素内濃度分布検出回路230からの出力値が“0”の場
合の変調動作を示しており、変調回路280には画素内
濃度分布検出回路230からの選択信号が“0”である
期間での画像濃度データを基準三角波によって変調した
図12(g)に示すような基準位相の変調信号を出力す
る。
【0090】図12(e)は変調回路280において画
素内濃度分布検出回路230からの出力値が負の場合の
変調動作を示し、画素内濃度分布検出回路230からの
選択信号が負の値を示した期間の画像濃度データが入力
され、参照波は1/9周期だけ進んだ三角波である。こ
れによってコンパレータ282によりコンパレートされ
て図12(h)に示す1/9周期進んだパルス幅変調の
変調信号を出力する。
【0091】上述のようにして、本実施例における変調
信号生成回路200は、画像濃度データからエッジ及び
エッジの向きを画素内濃度分布検出回路230で検出す
ることにより、エッジ部の主走査方向の位置変調を行っ
た1走査ライン単位の変調信号をレーザドライバ300
に出力し、半導体レーザ31を発振させる。
【0092】図13は以上のような変調信号生成回路2
00からの変調信号で文字再現領域の潜像を形成した際
の模式図である。図13に示すように主走査方向でエッ
ジの方に寄せてエッジ部の点が記録されることになる。
このように記録位置変調された静電潜像を形成すること
により、エッジ部の解像度を向上することができる。図
13の点線で示したのは従来の記録位置変調を行わない
場合の記録である。
【0093】さらに、参照波位相を副走査毎に順次ずら
していくことによりスクリーン角度の付いた網点に相当
するドットを構成することができる。例えば、スクリー
ン角度をイエロー成分では45°、マゼンタ成分では2
6.6°、シアン成分では−26,6°、黒成分では0
°にして色再現の一様性を向上しモアレ縞の発生を防止
することができる。
【0094】特に黒成分を0°にすることにより、上記
記録位置変調手段はそのまま変更せず用いることができ
るという利点を有する。
【0095】(実施例2)本実施例の画像形成装置は、
上述した実施例1の画像形成装置と略同様の構成を有し
ており、中間調再現用の参照波周期を2倍としγ変換回
路250に書き込んである中間調再現用のγ補正曲線テ
ーブルを修正してある。
【0096】図14は中間調再現用のγ補正曲線テーブ
ルの他の作り方を示したグラフである。
【0097】図14に示したグラフにおいて、縦軸は記
録濃度を示しており、横軸は入力データに相当する画像
データを示したものであり、最高画像濃度1.8から最
低画像濃度0.0を256階調で指定したγ補正曲線が
生成されていることを示しており、γ補正曲線cは低濃
度部の階調性を向上するために点線から実線で示したよ
うに補正してあり、補正曲線dは修正していない。同一
周期で振幅の異なる三角波をつくり、振幅の小さい三角
波にDC成分を付加してピークレベルを同一にしてある
ので、補正曲線c,dの高記録濃度は一致するが、DC
成分を付加した参照波による記録濃度は低濃度部で階調
再現が過多になるので、破線から実線へと補正してあ
る。
【0098】本実施例の画像形成装置における露光プロ
セスにおける制御動作を説明する。先ず、中間調再現領
域の場合の変調信号生成回路200の動作を中心に説明
する。
【0099】図15は中間調領域として判定された領域
における変調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャ
ートである。なお、参照波の周期は記録画素の周期の2
倍である。
【0100】画像判別回路240が中間調再現領域と判
断した場合は、参照波選択回路270は総て基準三角波
φ10を変調回路280に出力する。ただし、画像判別回
路240の信号によってDC成分付加回路271は基準
三角波に所定のDC成分を付加した三角波をセレクタ2
72に送出する。その結果、像形成体1上に形成される
静電潜像は図16に示すように中央の記録幅が長い菱形
に近いものとなってより均一した縦縞構造の現れない中
間調画像が得られる。
【0101】図15(a)は、第1の参照波によるドッ
ト増加型の記録特性を示すことになる変調回路280に
おける変調動作を示したものであり、ページメモリ21
0からインデックス信号をトリガとして基準クロックD
CK0に基づいて読み出される画像濃度データに最低濃
度部の階調性を向上すべくγ補正した画像データをD/
A変換回路281でアナログ値に変換されたものを実線
で示しており、更に参照波に相当する三角波は図15
(b)に示した三角波よりも振幅を大きくしたものを示
してある。画像濃度データは高レベル側ほど淡い濃度を
示し、低レベル側ほど濃い濃度を示している。破線は補
正前の画像濃度データとする。
【0102】図15(b)は、第2の参照波によるドッ
ト減少型の記録特性を示すことになる変調回路280に
おける変調動作を示したものであり、ページメモリ21
0からインデックス信号をトリガとして基準クロックD
CK0に基づいて読み出される画像濃度データに最低濃
度部の階調性を向上すべくγ補正した画像データをD/
A変換回路281でアナログ値に変換されたものを実線
で示しており、更に参照波に相当する三角波は図15
(a)に示した三角波よりも振幅を小さくしたものを示
してある。なお、画像濃度データは高レベル側ほど淡い
濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を示している。
【0103】図15(c)は図15(a)に示したドッ
ト増加型の記録特性を示すことになるコンパレータ28
2から出力されるパルス幅変調信号を示している。
【0104】図15(d)は図15(b)に示したドッ
ト減少型の記録特性を示すことになるコンパレータ28
2から出力されるパルス幅変調信号を示している。
【0105】図16は図15に示した変調動作により像
形成体1上に形成される潜像を示した模式図である。
【0106】図16において、横方向は走査光学系30
の主走査方向に対応しており、縦方向は走査光学系30
の副走査方向に対応している。
【0107】奇数段に配列してある静電潜像は図15
(c)に示した記録信号で走査光学系30を駆動するこ
とにより得られるものであり、原画信号と比較して最低
記録濃度ではドット径を増加して形成してある。従っ
て、現像装置41〜44でトナー像に顕像化すれば、最
低記録濃度付近は原画像に比して濃く再現することにな
る。
【0108】偶数段に配列してある潜像は図15(d)
に示した記録信号で走査光学系30を駆動することによ
り得られるものであり、原画像信号と比較して最低記録
濃度ではドット径を減少して形成してある。従って、現
像装置41〜44でトナー像に顕像化すれば、原画像に
比較して最低濃度付近で濃度不足を生じている。
【0109】上記変調信号生成結果により、前述の2走
査ラインを副走査方向の2画素で記録濃度を下段の画素
濃度の濃度誤差分を上段の画像濃度に誤差拡散したと同
様の効果を生じているので、原画像の画像濃度と比較す
れば、略同一となって濃度再現が忠実になっていること
になり、写真などの中間調でも鮮明さを失うことなく再
現が向上することになる。
【0110】なお、文字再現領域の場合の変調信号生成
回路200の動作を中心に露光プロセスは上述した実施
例1と同様であるので説明を省略する。
【0111】(実施例3)本実施例の画像形成装置は、
上述した実施例1の画像形成装置と同様の構成を有して
いる。主走査方向で1画素毎に振幅の異なる参照波を発
生している。
【0112】本実施例の画像形成装置における露光プロ
セスにおける制御動作を説明する。先ず、中間調再現領
域の場合の変調信号生成回路200の動作を中心に説明
する。
【0113】図17は中間調領域として判定された領域
における変調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャ
ートである。なお、参照波の周期は記録画素の周期と同
一である。
【0114】画像判別回路240が中間調再現領域と判
断した場合は、参照波選択回路270は総て基準三角波
φ10を変調回路280に出力する。ただし、画像判別回
路240の信号によってDC成分付加回路271は基準
三角波に所定のDC成分を付加した三角波をセレクタ2
72に送出する。その結果、像形成体1上に形成される
静電潜像は図18に示すように中央の記録幅が長い菱形
に近いものとなってより均一した縦縞構造の現れない中
間調画像が得られる。
【0115】図17(a)は、ドット増加型の記録特性
を示す第1の参照波とドット減少型の記録特性を示す第
2の参照波とを主走査方向に交互に入力した際に変調回
路280における変調動作を示したものであり、ページ
メモリ210からインデックス信号をトリガとして基準
クロックDCK0に基づいて読み出される画像濃度デー
タをD/A変換回路281でアナログ値に変換されたも
のを実線で示してある。なお、画像濃度データは高レベ
ル側ほど淡い濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を示
している。
【0116】図17(b)は、ドット増加型の記録特性
を示す第1の参照波とドット減少型の記録特性を示す第
2の参照波とを主走査方向に交互に入力した際に変調回
路280における変調動作を示したものであり、図17
(a)の参照波から一周期の位相ずれがあり、ページメ
モリ210からインデックス信号をトリガとして基準ク
ロックDCK0に基づいて読み出される画像濃度データ
をD/A変換回路281でアナログ値に変換されたもの
を実線で示してある。なお、画像濃度データは高レベル
側ほど淡い濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を示し
ている。
【0117】図17(c)は図17(a)に示した参照
波と画像データによるコンパレータ282から出力され
るパルス幅変調信号を示している。
【0118】図17(d)は図17(b)に示した参照
波と画像データによるコンパレータ282から出力され
るパルス幅変調信号を示している。
【0119】図18は図17に示した変調動作により像
形成体1上に形成される潜像を示した模式図である。
【0120】図18において、横方向は走査光学系30
の主走査方向に対応しており、縦方向は走査光学系30
の副走査方向に対応しており、奇数段に配列してある潜
像は図17(c)に示した記録信号で走査光学系30を
駆動することにより得られるものであり、原画像信号と
比較して交互にドット増加型の記録特性を示す潜像とド
ット減少型の記録特性を示す潜像とを形成してある。
【0121】また、偶数段に配列してある静電潜像は図
17(d)に示した記録信号で走査光学系30を駆動す
ることにより得られるものであり、原画像信号と比較し
て交互にドット増加型の記録特性を示す潜像とドット減
少型の記録特性を示す潜像とを形成してある。
【0122】なお、振幅の大きさと参照波による記録濃
度は低濃度部で再現濃度が過多になるので、破線から実
線に補正してある。
【0123】上記変調信号生成結果により、副走査方向
の2画素で記録することにより、低濃度部では2ケのド
ットを1つにまとめ、高濃度部では一方のドットの飽和
を抑えることにより、原画像の画像濃度と比較すれば、
略同一となって濃度再現が忠実になっていることにな
り、写真などの中間調でも鮮明さを失うことなく再現が
向上することになる。
【0124】なお、文字再現領域の場合の変調信号生成
回路200の動作を中心に露光プロセスは上述した実施
例1と同様であるので説明を省略する。
【0125】(実施例4)本実施例の画像形成装置は、
上述した実施例3の画像形成装置と略同様の構成を有し
ている。
【0126】本実施例の画像形成装置における露光プロ
セスにおける制御動作を説明する。先ず、中間調再現領
域の場合の変調信号生成回路200の動作を中心に説明
する。
【0127】図19は中間調領域として判定された領域
における変調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャ
ートである。なお、参照波の周期は記録画素の2倍の周
期である。
【0128】画像判別回路240が中間調再現領域と判
断した場合は、参照波選択回路270は総て基準三角波
φ20を変調回路280に出力する。ただし、画像判別回
路240の信号によってDC成分付加回路271は基準
三角波に所定のDC成分を付加した三角波をセレクタ2
72に送出する。その結果、像形成体1上に形成される
静電潜像は図20に示すように中央の記録幅が長い菱形
に近いものとなってより均一した縦縞構造の現れない中
間調画像が得られる。
【0129】図19(a)は、ドット増加型の記録特性
を示す第1の参照波とドット減少型の記録特性を示す第
2の参照波とを主走査方向に交互に入力した際に変調回
路280における変調動作を示したものであり、ページ
メモリ210からインデックス信号をトリガとして基準
クロックDCK0に基づいて読み出される画像濃度デー
タをD/A変換回路281でアナログ値に変換されたも
のの一部を実線で示してある。なお、画像濃度データは
一定としているが、高レベル側ほど淡い濃度を示し、低
レベル側ほど濃い濃度を示している。
【0130】図19(b)は、ドット増加型の記録特性
を示す第1の参照波とドット減少型の記録特性を示す第
2の参照波とを主走査方向に交互に入力した際に変調回
路280における変調動作を示したものであり、図19
(a)の参照波から一周期の位相ずれがあり、ページメ
モリ210からインデックス信号をトリガとして基準ク
ロックDCK0に基づいて読み出される画像濃度データ
に階調性を向上すべくγ補正した画像データをD/A変
換回路281でアナログ値に変換されたものの一部を実
線で示してある。なお、画像濃度データは高レベル側ほ
ど淡い濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を示してい
る。
【0131】図19(c)は図19(a)に示した参照
波と画像データによるコンパレータ282から出力され
るパルス幅変調信号を示している。
【0132】図19(d)は図19(b)に示した参照
波と画像データによるコンパレータ282から出力され
るパルス幅変調信号を示している。
【0133】図20は図19に示した変調動作により像
形成体1上に形成される潜像を示した模式図である。
【0134】図20において、横方向は走査光学系30
の主走査方向に対応しており、縦方向は走査光学系30
の副走査方向に対応しており、奇数段に配列してある潜
像は図17(c)に示した記録信号で走査光学系30を
駆動することにより得られるものであり、原画像信号と
比較して交互にドット増加型の記録特性を示す潜像とド
ット減少型の記録特性を示す潜像とを形成してある。
【0135】また、偶数段に配列してある静電潜像は図
19(d)に示した記録信号で走査光学系30を駆動す
ることにより得られるものであり、原画像信号と比較し
て交互にドット増加型の記録特性を示す潜像とドット減
少型の記録特性を示す潜像とを形成してある。
【0136】なお、説明のために画像濃度を一定として
説明したが、振幅の大きい参照波による記録濃度は低濃
度部で再現濃度が過多になるので、実施例3と同様に補
正する。
【0137】上記変調信号生成結果により、副走査方向
の2画素で記録することにより、低濃度部では2ケのド
ットを1つにまとめ、高濃度部では一方のドットの飽和
を抑えることにより、原画像の画像濃度と比較すれば、
略同一となって濃度再現が忠実になっていることにな
り、写真などの中間調でも鮮明さを失うことなく再現が
向上することになる。
【0138】なお、文字再現領域の場合の変調信号生成
回路200の動作を中心に露光プロセスは上述した実施
例1と同様であるので説明を省略する。
【0139】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、上記構成を備
えることにより、画像の低濃度部及び高濃度部の階調性
及び安定性を向上することができる画像形成装置を提供
することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像形成装置に用いられる画像処理
回路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】参照波発生回路260と参照波選択回路270
の詳細ブロック図である。
【図3】本実施例の変調回路を示すブロック図である。
【図4】注目画素m5を3×3に分割した場合の一例を
示す図である。
【図5】注目画素m5を3×3に分割し、P=0.5と
した場合の一例を示す図である。
【図6】注目画素m5を2×2に分割する場合の一例を
示す図である。
【図7】注目画素m5を2×2に分割する場合の他の例
を示す図である。
【図8】中間調再現用のγ補正曲線テーブルの作り方を
示したグラフである。
【図9】文字再現用のγ補正曲線テーブルの作り方を示
したグラフである。
【図10】中間調領域として判定された領域における変
調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャートであ
る。
【図11】図10に示した変調動作により像形成体1上
に形成される潜像を示した模式図である。
【図12】文字領域と判定された領域における変調信号
生成回路の各部信号を示すタイムチャートである。
【図13】文字再現領域の潜像を形成した際の模式図で
ある。
【図14】中間調再現用のγ補正曲線テーブルの他の作
り方を示したグラフである。
【図15】中間調領域として判定された領域における変
調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャートであ
る。
【図16】図15に示した変調動作により像形成体1上
に形成される潜像を示した模式図である。
【図17】中間調領域として判定された領域における変
調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャートであ
る。
【図18】図17に示した変調動作により像形成体1上
に形成される潜像を示した模式図である。
【図19】中間調領域として判定された領域における変
調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャートであ
る。
【図20】図19に示した変調動作により像形成体1上
に形成される潜像を示した模式図である。
【図21】本実施例の画像形成装置の概略構成を示す斜
視図である。
【符号の説明】
30 走査光学系 31 半導体レーザ 210 画像濃度データ記憶回路(ページメモリ) 220 読み出し回路 221 ラッチ回路 230 画素内濃度分布検出回路 260 参照波発生回路 280 変調回路 290 基準クロック発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データで変調したビームを像露光す
    ることにより像形成体上に潜像を形成し、当該潜像をト
    ナーで顕像化してトナー画像を得る画像形成装置におい
    て、前記像露光は主走査方向或いは副走査方向に異なる
    参照波の選択と当該参照波に対応した画像データの階調
    補正によりパルス幅変調を行うことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記参照波の周期は主走査及び副走査と
    も同じであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 文字画像と中間調画像との判別をする画
    像判別回路を有し、文字画像に対しては主走査方向及び
    副走査方向に同一の参照波を選択し、中間調画像に対し
    ては主走査方向或いは副走査方向に異なる参照波を選択
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP28991595A 1995-11-08 1995-11-08 画像形成装置 Pending JPH09131923A (ja)

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