JPH09131596A - 河川環境浄化法 - Google Patents

河川環境浄化法

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JPH09131596A
JPH09131596A JP7314862A JP31486295A JPH09131596A JP H09131596 A JPH09131596 A JP H09131596A JP 7314862 A JP7314862 A JP 7314862A JP 31486295 A JP31486295 A JP 31486295A JP H09131596 A JPH09131596 A JP H09131596A
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river
microorganisms
water
filamentous
purifying
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JP7314862A
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Hiroshi Takiguchi
滝口洋
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SEED CONSULTANT KK
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    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 『水質汚濁に係わる環境基準』に示される
『生活環境の保全に関する環境基準』に不適合の河川、
または、その類型が低位にある河川の浄化を行い、その
環境基準に適合させ、または、類型のグレードアップを
行いうる方法を提供する。 【解決手段】 糸状微生物を天然固定化基剤に付着、
吸着させ、それが流出しないように、工夫した容器に入
れて、河川の水面下に固定し、河川水と所定時間接触す
ることにより、BODなどの汚染物質を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 『水質汚濁に関する環境基
準』が制定されているが、そのうちの『生活環境の保全
に関する環境基準』におよばないか、またはその類型が
低位にある河川が多数認められる現状にある。本発明
は、河川水の浄化を行い、河川環境を大きく改善し、生
活環境を整えようとするものである。
【0002】
【従来の技術】 河川環境、とくに汚染物質の代表的数
値であるBOD(Biological Oxygen
Demand,生物学的酸素要求量)を減少せしめる
ために、浄化する目的で、流水中または河川底部に生息
する好気的微生物の機能を発揮させ、それを利用するた
めに、人工的に通気するか、または純酸素の供給行われ
てきた。
【0003】 酸素供給の具体的な方法の一つが、河川
の水流を人為的に乱して、空気中の酸素を流水に供給す
る方法である。この方法は経済的であるが、供給された
酸素が限られものであり、微生物に十分な酸素を供給し
えない場合が多く、そのために、河川環境浄化において
は大きな効果は期待できない。
【0004】 BOD減少において効果を発揮する微生
物、たとえば活性汚泥中の微生物は、本発明者の研究に
よれば、溶存酸素が2ppmまでに、その濃度に比例し
て酸素消費速度が増大する。(滝口洋:水処理技術 1
2(No.7)33(1971))したがって、微生物
に最も効果的にBODを除去させようとするならば、溶
存酸素を2ppm以上にすることが効果的である。
【0005】 そこで、十分量の酸素を供給して、流水
中に生息する好気的微生物の機能を十分に、かつ効果的
に発揮させるために、河川の一部に散気式などの通気装
置を設置して強制的に酸素を供給しようとの試みを野外
で実施した例がある。しかし、これには相当の費用を要
するために、河川全体にこの装置を設置することはでき
ず、その一部にしか設置していない。したがって、水量
が多く、広大な水域を有する河川環境の浄化の点では効
果を上げていない。
【0006】 流水中のBODを十分に除去するために
は、溶存酸素のほか、多数の好適な微生物が必要であ
る。しかるに流水中にも微生物が生息するが、一般には
低濃度であり、しかも、その微生物のほとんどは流水と
とも流されて行ってしまう。したがって、従来技術で
は、BODを速やかに、かつ効果的に除去するために十
分な微生物量が確保されておらず、そのために河川環境
浄化に十分な効果がえられていない。
【0007】 好気的微生物を利用する、BODの除去
方法として、最も優れた方法として、広く採用されてい
る方法として、活性汚泥法がある。最も例の多い、都市
下水処理においては、BOD約200ppmの流入水を
処理して、その約90%のBODを除去して約20pp
mの処理水を、河川等の公共用水域に放出している。
【0008】 河川水の中のBODは、一般的に、そこ
に流入する生活排水に由来する場合が多い、このほか
に、処理された産業排水、都市下水、屎尿の処理水など
にも由来する。これらは、あらかじめ好気的微生物によ
り、処理しやすいBODが十分に除去さえれた後河川に
放流されているので、一般的には処理しにくいBODが
残余している。したがって、上述のような、低濃度の微
生物を用いる従来技術では十分に河川環境を浄化しえな
い。
【0009】 全国一級河川のなかで、最も汚濁してい
る場合のBOD値は約15ppmであり、それに続いて
はBOD値が12ppmの河川がある。それ続く河川の
BOD値は約7ppm、あるいは6ppmである。これ
らのBOD値は、清流河川のBOD値(0.5−0.6
ppm)に比較しては、高いが、BODを処理する立場
の微生物からみると、極めて希薄であり、そのためにB
ODを捕捉することが難しい。ましては 低濃度の微生
物を用いる従来技術では十分に河川環境を浄化すること
は困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 河川水は水道水とし
て、また、工業用水として利用されており、さらに水産
生物用にも利用されている。環境庁からの告示『水質汚
濁に係る環境基準について』では、河川のそれぞれの利
用目的により、それぞれBOD値が定められている。水
道を例にとると、以下の通りである。すなわち、水道1
級(ろ過等のよる簡易の浄水操作を行うもの)ではBO
Dは1mg/l(ppm)以下、水道2級(沈殿ろ過等
による通常の浄水操作を行うもの)は2ppm以下、水
道3級(前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの)は
3ppm以下が基準値である。
【0011】 河川環境の浄化、とくにBODの除去を
行って生活環境を保全し、併せて、水道にも使用しうる
水質の河川水質をうることを目的として、本発明は、効
果的で、かつ経済的で、現実的に河川水の処理に採用可
能な方法を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本発明者は、上記の目
的を達成すべく、好気的微生物を用いる、河川水の浄化
について長年鋭意研究を行ってきた。その結果、以下に
示す事実を見いだし、本発明を完成した。
【0013】 本発明者は、活性汚泥法におけるバルキ
ングが発生について長年研究を行ってきた。なお、この
現象が発生すると、活性汚泥が自然沈降により分離する
ことが困難となり、その結果実装置が運転不能に陥って
しまう。この研究の過程で、本発明者は、バルキングが
発生した実装置の沈澱槽液を遠心分離して、その上澄液
を採取してその分析を行ったところ、BODは十分に除
去されていることを見いだした。さらに、データを重ね
たところ、意外にも、いずれの場合においても、BOD
値は、バルキングが発生する前より発生後のほうがむし
ろも低く、処理水の水質は優れていたことを見いだし
た。なお、活性汚泥のバルキング発生時には、活性汚泥
中には、極めて多量の糸状性微生物が観察された 。
【0014】 糸状性微生物は、活性汚泥の沈降を阻害
するので、活性汚泥法を実施する上に無用で、かつ邪魔
な微生物を考えられてきた。しかし、発明者により見い
だされた、上述の事実から、糸状性微生物は、意外にも
BOD除去性能が優れ、活性汚泥の中にあって、BOD
除去においては大いに貢献していることになる。
【0015】 そこで、発明者は、上記の目的を達成
し、上記の課題を解決する手段として、糸状性微生物の
機能、特徴を生かし、利用して、河川環境の浄化技術を
完成することを意図して、鋭意研究を続けた。なお、糸
状性微生物は、活性汚泥中だけでなく、河川を含む水域
にも多種類が生息している。
【0016】
【発明の実施形態】 発明者は、上述の、糸状性微生
物、とくにバルキングの代表的な原因微生物である、S
phaerotilus natans を例に挙げ
て、その特性を中心に、糸状性微生物の性能、特徴のう
ち、本発明に係わるものを列挙するば、以下のようにな
る。低濃度のBOD物質を資化して増殖しうる。低濃度
の溶存酸素で生育できる。嫌気的状態にも耐えられる。
広範な水温で増殖しうる。広範なpHで増殖しうる。付
着性があり、流水を好む。発明者は、これらに着目し
て、本発明を完成した。このような特徴を有する微生物
であれば、いずれも本発明の目的には採用することがで
きる。これらの性質、特徴について順次以下に説明す
る。
【0017】 活性汚泥などの中の微生物の大部分は凝
集性であるが、これらに比較して、糸状性微生物は、微
生物細胞の数の割合には表面積が広く、そのためか、希
薄なBODでも増殖することができる。その結果とし
て、糸状性微生物は希薄なBODを除去しうることか
ら、河川環境浄化には好適な微生物である。ちなみに、
Sphaerotilus natans は、糖分1
−5ppm,窒素0.5ppm,リン0.001ppm
でも増殖しうるとの結果を得ている。糸状性微生物は、
低濃度のBODのうちでも、水溶性のものを好んで資化
するので、この点でも、河川環境の浄化に好適である。
【0018】 発明者は、糸状性微生物のなかには、
S.natans のように、BODの濃度に依存し
て、微生物の形態が大きく変化する事実を見いだした。
(Hiroji Yoshikawa,Yo Taki
guchi:Applied and Environ
mental Microbiology 38 20
0(1979)) ちなみに、S.natans は、
BOD 300ppm を含有する廃水中では単細胞と
して増殖するが、BOD 60 ppm以下のそれで
は、完全に糸状に増殖する。この特徴は、低濃度のBO
Dを含む河川水の環境浄化に好適である。
【0019】 糸状性微生物は表面積が大であるため、
低濃度の溶存酸素を採り入れて生育することができる。
代表的な糸状性細菌である S.natansは、溶存
酸素が0.1−1ppmの低濃度の溶存酸素で十分に生
育することができる。したがって、河川において大気か
ら溶解してくる限られた酸素でも十分に生育することが
できるので、糸状性細菌は、実際に河川環境の浄化には
効果的である。
【0020】 糸状微生物は一般に嫌気的状態にも耐え
られる特性を有する。実際的な環境、そこにおける処理
装置においては、常に好気的に保たれるとは限らない。
ところが好気的微生物のなかには、嫌気的状態になると
死滅してしまう場合が多い。このような好気的微生物
は、河川環境浄化の目的には、実際的ではない。その点
では、糸状微生物の、嫌気的状態に耐えられる特性は、
河川環境浄化の点では、実際的な意義が大である。
【0021】 糸状微生物は一般に広範な水温で増殖し
うる特性を有する。代表的な糸状性細菌である S.n
atansは、8-37°Cの広範囲の温度で増殖しうる。
自然環境の、 特に河川の場合の温度は、 大抵この範囲に
おさまることから、 いずれの河川の水温においてもよく
増殖しうることになる。 この微生物の最適増殖温度は25
-28°Cである。 なお、 糸状微生物の耐えられる温度はさ
らに広く、 糸状微生物はその条件でよく耐えて、 条件が
好転するとふたたび増殖を開始することになる。
【0022】 糸状微生物は一般に広範なpHで増殖し
うる特性を有する。代表的な糸状性細菌である S.n
atansは、5.6−11の広範囲のpHで増殖しう
る。 自然環境の、 特に河川の場合のpHは大抵この範囲
にはいることから、糸状微生物は大抵の河川でよく増殖
しうることになる。 この微生物の最適増殖pHは6.7
−7.5である。 なお、 耐えられるpHはさらに広く、
糸状微生物はその条件で耐えて、 条件が好転すると増殖
を開始することになる。
【0023】 河川において環境浄化を実施しようとす
る場合には、 そのために用意した微生物が流れ去ってし
まっては目的を達することができないので、 糸状微生物
が固定化されていることが必須の条件となる。 有用微生
物を固定化する方法としては、一般に包括法、架橋法、
吸着法などがある。河川水などの、極めて多量の水を効
率よく処理するためには、多量の微生物を固定化しなけ
ればならない。包括法および架橋法は、そのために用い
る基材が高価であり、固定化のための加工のコストも高
く、河川環境の浄化を計画するためには現実的な方法で
はない。
【0024】 発明者は、微生物の固定化について比較
検討、研究を繰り返した結果、水処理ためのコストおよ
び固定化菌体の必要量を考慮すると、吸着法が好適であ
るとの結論に到達するに至った。一方、 糸状微生物は、
固形物に付着して増殖しうことに着目して固定化するこ
とにより本発明を完成した。 この固定化により、 流水と
ともに流れ去ることがなく、 上流からの水の浄化に効果
を発揮し続けることが可能である。 この点からも糸状微
生物は好適である。
【0025】 糸状微生物は、 また、 流水を好む性質が
ある。流水は、 糸状微生物に栄養源を連続的に供給して
くれるとともに、 その老廃物を持ち去ってくれるので、
糸状微生物にとって好適な条件である。 ちなみに、 代表
的な糸状性細菌である S.natans は20cm
/秒の流速でよく増殖しうる。
【0026】 さらに本発明者は研究を進めた結果、本
発明に採用しうる、微生物の吸着固定化の基材としては
幾つかの条件があることを明らかした。 すなわち、
(1)糸状微生物が付着、 吸着できること。これは、本
発明の目的から、最低必要な条件である。ただし、ただ
吸着するだけでなく、その微生物の機能を失わず、その
機能を十分に発揮できる状態で吸着されなければならな
い。 (2)固定化基材は適当の比重を有すること。微生物吸
着後、流水中で沈殿してしまったり、 浮上してしまった
りせずに、 水流に乗って、河川水とよく接触することが
必要であり、 そのためには、 固定化基材が適当な比重を
有することが大切な条件となる。 (3)水流により破壊、摩耗しないこと。河川環境にお
いて浄化を開始したら、半永久的に実施し続けなければ
ならないので、その処理コストを廉価に保つために、 な
らびにその下流の汚染をさけるためにも、 固定化基材が
丈夫であることが必須の条件となる。 (4)表面積が大きいこと。河川環境の浄化効率を考え
ると、できるだけ多量の微生物を固定化することが大切
であるが、微生物の付着、固定化は、 その基材の表面積
に依存するので、これも重要な条件である。 (5)天然物であること。自然環境のなかの河川におい
て、 環境浄化を実施することから、 その環境になじみ、
その美観を損なわず、 受け入れられるものでなければな
らない。 また、 万一固定化基材が公共用水域で流出する
ことがあっても、環境を汚染せず、 それが生分解され、
消失するものでなければならない。 これらの条件を満足
するのは天然物である。
【0027】 これらの条件に合致する吸着基材を求め
て研究を続行した結果、稲わらなどの農業廃棄物、枯れ
葉などが利用することができることが明らかとなった。
しかし、機能面、供給面、ハンドリング、美観などの点
で、意外にも木質細片が最も好適であることを見いだし
た。
【0028】 そこで、糸状微生物の吸着剤として木質
細片などの天然吸着基剤を適当なる容器に入れたる後、
それに糸状微生物を付着、吸着するか、または、あらか
じめ糸状微生物を吸着したる後、それを充填して、河川
環境に設置、固定して、河川水中の汚染物質を除去する
ことを特徴とする河川環境浄化法をを完成した。
【0029】 糸状微生物を固定化した木質細片などの
天然吸着基剤を収納する容器としては、河川水との接
触、流出を防ぐためには、鉄、ステンレスなどの金属製
の枠に、化学繊維または金属製の網を張った容器が好適
であった。浄化対象となる河川があまり大きくない場合
には、網製の袋に天然吸着基剤を収納して用いることも
できる。
【0030】 天然吸着基剤を収納せる容器は、河川に
設置することになるが、河川が浅い場合には、それが流
出しないように、その底部に固定するか、または、一端
をしっかり固定し、流れにまかせる方法を選択すること
ができる。河川が深い場合には、天然吸着基剤を収納せ
る容器が水面より上に出ないよう、水面に近い所に固定
する。なお、水面が乱れていたり、溶存酸素が多い河川
においては、水面から比較的低い位置に固定することが
できる。
【0031】 天然吸着基剤を収納せる容器の設置量、
河川水流沿って設置する長さは、河川水に含まれるBO
Dなどの汚染物質の種類および量、その除去目標、なら
びに天然吸着基剤との接触時間により定まってくる。こ
の接触時間は、その設置量のほか、河川の流速などによ
って定まってくる。
【0032】 河川敷が広く、河川の流速が比較的早い
場合には、目的によっては、バイパスを作り、そこに糸
状性微生物を固定化した木材細片を金網、プラスチック
製の篭などの適当な容器に積めて、適当な間隔で、敷き
詰めて作成した固定層に河川水を導くことにより、浄化
するすることができる。
【0033】 河川水の汚染の程度、浄化処理期間によ
っては、天然吸着基剤に多量の糸状微生物が付着してし
まい、水流を阻害し、時に菌体が流れ出す場合がある。
その時は、その天然吸着基剤を河川から上げて静かに数
日間攪拌することにより、糸状微生物の菌体が溶菌し、
好気的に分解し、使用前の天然吸着基剤にまでに再生さ
れるので、再び使用することができる。このような再生
には、木質細片がもっとも好適であった。
【0034】発明者は、木質細片に吸着させて河川環境
浄化に用いるために好適な糸状微生物について鋭意研究
した結果、バルキングをおこした活性汚泥から、その原
因微生物として分離された糸状菌であればいずれも用い
る事ができることを明にした。具体できには、以下の微
生物を用いることができる。Sphaerotilus
natans、S.dichotomus、S.fl
uitans、Bacillus megateriu
m、B.cereus、B.cereus var.m
ycoides、B.alvei、B.anthrac
is、B.badius、B.pumiles、B.t
huringiensis、B.stearother
mophilus、B.subtilus、B.coa
gulans、B.licheniformis、Be
ggiatoa alba、B.arachnoide
a、B.leptomitiformis,B.min
ima,B.gigantea,B.milabili
s、Thiothrix sp.、Thiosphae
ra oersica、Sulphobacter p
olymorpha、Flavobacterium
aquatile、F.arbrescens、F.s
olare、F.okeanokoites、F.ma
rinovirosum、Pseudomonas c
alcis、P.delphinii、P.macul
icola、P.martyniae、P.medic
aginis、P.phaseolicola、P.c
olurnae、P.pseudozooloeae、
P.cumini、P.panacis、Microt
hrix parvicella、Haliscome
nobacter hydossis、Geotric
hum candidum、およびnocardiaf
orms。
【0035】
【実施例】 つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳
しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。 実施例1 バルキング活性汚泥中の代表的な糸状微生物である、S
phaerotilus natans の付着、固定
化の実施例を以下に示す。S.natansはバルキン
グを起こした活性汚泥から分離することも容易である
が、すでに分離保存してある微生物を用いいることもで
きる。
【0036】 ペプトン2g、酵母エキス1gおよびグ
ルコース0.5gを1リットルの水道水に溶解し、pH
を7.0に調節し、この100mlを500ml容エレ
ンマイヤーフラスコに採り、120°Cで15分間滅菌
し、これに保存中の微生物を接種し、25°Cで3日間
200rpmで振盪培養して十分に増殖させる。その増
殖の程度は、560nmでの透過光で測定するか、分離
して乾燥菌体量を秤量することにより知ることができ
る。
【0037】 木質細片を上記の培地に浸漬し、80°
Cで加熱滅菌し、十分冷却後、その2kgに、上記フラ
スコ内の培養液を振りかけて、よく混合してから小山状
にし、室温(20−25°C)で72時間静置すること
により、S.natans 固定化木質細片が得られ
る。
【0038】 つぎに、別に上記培地浸漬済みの木質細
片40kgを用意しておき、これに、上記の S.na
tans 固定化木質細片2kgをよく混合し、同様に
室温で48時間培養して、多量の糸状微生物固定木質細
片が得られる。
【0039】実施例2 活性汚泥からしばしば分離される糸状性硫黄細菌、Be
ggiatoa sp.の固定化について以下に実施例
を示す。S.natans のかわりに、Beggia
toa sp.を用いて、実施例1に示すとまったく同
様な条件、操作を行うことによって、Beggiato
a sp.を固定化した木質細片をうることができる。
【0040】ここでは木質細片への糸状微生物 S.n
atansおよびBeggiatoa sp.の付着、
固定化について示したが、別の天然固定化基剤、稲わ
ら、枯れ葉などに各種糸状微生物を付着、固定化する場
合も同様に実施することができる。
【0041】実施例3 糸状性微生物固定化木質細片による河川水の室内浄化試
験法をここに示す。内容積50リットルの容器に河川水
を採り、ここに空気ポンプを用いて通気を行い、溶存酸
素を飽和しておく。テフロン製チューブの一次側をこの
容器にを入れ、その二次側は送液ポンプを経由して、糸
状性微生物固定化木質細片を充填してある、内径10m
m、長さ1000mmのガラス管に連結する。以下この
ガラス管に相当する部分をバイオリアクターと称する。
【0042】 上記のように一晩通気することにより、
河川水中のBODなどの汚染物質の濃度が大きくは変化
しないことを確かめておく。もし変化する場合には、河
川水容器(50リットル)には通気せず、上記のガラス
管に流入する直前だけ通気できるように、河川水の容器
の次に0.5リットルの容器をおき、そこに通気するこ
とにする。
【0043】 BOD10ppm程度の河川水の場合、
バイオリアクター内での糸状微生物との接触時間を5分
程度を標準として、そこからの流出水のBOD値を浄化
目標値と比較しながら、室温で流速を変化させて検討
し、目的を達成しうるための最小滞留時間を決定するこ
とができる。この最小接触時間は、河川水中のBOD値
が由来する有機物の種類によっても大きく変化する。
【0044】実施例4 糸状微生物を固定化した木質細片を、 化学繊維で作って
ある直径26cm、長さ3mの網袋に積めて、川幅4
m、水深50cm、流速10cm/秒の河川の流れに直
角に、できるだけ水面に近く、かつそれが水面から出な
いように57本連結して設置しただけで、その上流のB
ODが6ppmであった河川が、木質細片の下流ではB
ODが1.8ppmまで減少していた。
【0045】 この場合、河川水の糸状微生物との接触
時間は約1分である。なお、木質細片入り網袋は57本
連続して設置したところ、天然物、特に木質細片であっ
たために、河川の美観、雰囲気を乱さず、その設置には
人々の大きな反対はなかった。なお、木質細片入り網袋
は、必ずしも全部連結して設置する必要ははなく、河川
の状況によっては、2カ所以上に分けて設置することも
できる。
【0046】実施例5 縦横100cm,深さ50cmの鉄製の枠に金網を張っ
て作った容器に、糸状性微生物固定化木質細片を詰め
て、これをモジュールとする。BOD8ppm、流速2
0cm、水深80cm、川幅8mの河川に、できるだけ
水面に近く、かつそれが水面からでないように、このモ
ジュールを水流と直角に8個、数流方向に12個それぞ
れ互いに連結して設置したところ、その下流では、BO
Dは1.9ppmであった。
【0047】 木質細片であったために、河川の美観、
雰囲気を乱さないため、近隣民家からの反対もなくそれ
を設置することができた。なお、河川の設置場所によっ
ては、木質細片入りのモジュールは全部連結して設置す
る必要はなく、2カ所以上に分けて設置することができ
る。
【0048】実施例6 実勢例5に示す、木質細片のかわりに稲わらを用いて、
まったく同様に処理を行ったところ、ほぼ同様の結果を
得た。
【0049】実施例7 BOD9ppm、流速10cm,水深100cm,川幅
10mの河川に、実施例5で示されたモジュールを水流
と直角に10個、数流方向に7個それぞれ互いに連結し
て設置したが、流速が遅く水面からの酸素の溶け込みが
不十分で、しかも水深も比較的深いので、そこの溶存酸
素が0.1ppmであった。そのために、その下流のB
ODが除去目標(2ppm)に達しいなかった。
【0050】そこで、モジュールの下部の底ににエアー
・コンプレッサーで通気して、溶存酸素を1ppm程度
に保持したところ、モジュールの下流のBODは1.8
ppmにまで低下していた。
【発明の効果】本発明の方法を用いて河川環境の浄化を
行うことにより、廉価の設備で、美観を損なわず、2次
的汚染も伴わずに、廉価の運転管理費で『水質汚濁に係
わる環境基準』のうちの『生活環境の保全に関する環境
基準』に合格させるか、またはそこに示される類型をグ
レイドアップすることができる。
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 BOD減少において効果を発揮する微生
物、たとえば活性汚泥中の微生物は、本発明者の研究に
よれば、溶存酸素が2ppmまで、その濃度に比例し
て酸素消費速度が増大する。(滝口洋:水処理技術
(No.7)33(1971))したがって、微生物
に最も効果的にBODを除去させようとするならば、溶
存酸素を2ppm以上にすることが効果的である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 好気的微生物を利用する、BODの除去
方法として、最も優れ、広く採用されている方法とし
て、活性汚泥法がある。最も例の多い、都市下水処理に
おいては、BOD約200ppmの流入水を処理して、
その約90%のBODを除去して約20ppmの処理水
を、河川等の公共用水域に放出している。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 河川水の中のBODは、一般的に、そこ
に流入する生活排水に由来する場合が多いこのほか
に、処理された産業排水、都市下水、屎尿の処理水など
にも由来する。これらは、あらかじめ好気的微生物によ
り、処理しやすいBODが十分に除去された後河川に放
流されているので、一般的には処理しにくいBODが残
余している。したがって、上述のような、低濃度の微生
物を用いる従来技術では十分に河川環境を浄化しえな
い。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 本発明者は、活性汚泥法におけるバルキ
ング発生について長年研究を行ってきた。なお、この
現象が発生すると、活性汚泥が自然沈降により分離する
ことが困難となり、その結果実装置が運転不能に陥って
しまう。この研究の過程で、本発明者は、バルキングが
発生した実装置の沈澱槽液を遠心分離して、その上澄液
を採取してその分析を行ったところ、BODは十分に除
去されていることを見いだした。さらに、データを重ね
たところ、意外にも、いずれの場合においても、BOD
値は、バルキングが発生する前より発生後のほうがむし
ろ低く、処理水の水質は優れていことを見いだした。
なお、活性汚泥のバルキング発生時には、活性汚泥中に
は、極めて多量の糸状性微生物が観察された。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 これらの条件に合致する吸着基材を求め
て研究を続行した結果、稲わらなどの農業廃棄物、枯れ
葉、などが利用することができることが明らかとなっ
た。しかし、機能面、供給面、ハンドリング、美観など
の点で、意外にも木質細片および多孔性軽質石材が最も
好適であることを見いだした。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 そこで、糸状微生物の吸着剤として木
質細片、多孔性軽質石材などの天然吸着基剤を適当なる
容器に入れたる後、それに糸状微生物を付着、吸着す
るか、または、あらかじめ糸状微生物を吸着したる
後、それを充填して、河川環境に設置、固定して、河川
水中の汚染物質を除去することを特徴とする河川環境浄
化法をを完成した。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 天然吸着基剤を収納せる容器は、河川に
設置することになるが、河川が浅い場合には、それが流
出しないように、水流を邪魔しないように、その底部に
固定するか、または、一端をしっかり固定し、流れにま
かせる方法を選択することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 河川敷が広く、河川の流速が比較的早い
場合には、目的によっては、バイパスを作り、そこに糸
状性微生物を固定化した木材細片または多孔性軽質石材
を金網、プラスチック製の籠などの適当な容器に積め
て、適当な間隔で、底に敷き詰めて作成した固定層に河
川水を導くことにより、浄化するすることができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【実施例】 つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳
しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。 実施例1 バルキング活性汚泥中の代表的な糸状性微生物である、
Sphaerotilus natans の付着、固
定化の実施例を以下に示す。S.natansはバルキ
ングをこした活性汚泥から分離することも容易である
が、すでに分離保存してある微生物を用いることもでき
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 木質細片または多孔性軽質石材を上記の
培地に浸漬し、80゜Cで加熱滅菌し、十分冷却後、そ
の2kgに、上記フラスコ内の培養液を振りかけて、よ
く混合してから小山状にし、室温(20−25゜C)で
72時間静置することにより、S.natans 固定
化木質細片が得られる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 つぎに、別に上記培地浸漬済みの木質細
または多孔性軽質石材40kgを用意しておき、これ
に、上記の S.natans 固定化木質細片または
多孔性軽質石材2kgをよく混合し、同様に室温で48
時間培養して、多量の糸状微生物固定化した木質細
または多孔性軽質石材が得られる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】ここでは木質細片への糸状性微生物 S.
natansおよびBeggiatoa sp.の付
着、固定化について示したが、別の天然固定化基剤、稲
わら、枯れ葉、多孔性軽質石材などに各種糸状性微生物
を付着、固定化する場合も同様に実施することができ
る。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】実施例4 糸状性微生物を固定化した木質細片を、化学繊維で作っ
てある直径26cm、長さ3mの網袋に積めて、川幅4
m、水深0.5m、流速1m/秒の河川の流れに直角
に,水面から出ないように実験的に557本連結して設
置した。その結果、上流のBODが6ppmであった河
川水だが、その木質細片の下流ではBODが1.8pp
mまで減少していた。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】実施例5 縦横100cm,深さ50cmの鉄製の枠に金網を張っ
て作った容器に、糸状性微生物固定化木質細片を詰め
て、これをモジュールとする。BOD8ppm、流速
m/秒、水深80cm、川幅mの河川に、このモジュ
ールを水流と直角に8個、流方向に12個それぞれ
互いに連結して実験的に設置したところ、その下流で
は、BODは1.9ppmであった。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】実施例7 BOD9ppm、流速1m/秒,水深0.8m,川幅
mの河川に、実施例5で示されたモジュールの木質細片
のかわりに多孔性軽質石材を詰めたものを、河川の底部
水流と直角に個、流水方向に70個それぞれ互いに
連結して設置したところ、その下流ではBODが4pp
mであった。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】削除
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/20 C12N 1/20 D (C12N 1/20 C12R 1:01) (C12N 1/20 C12R 1:085) (C12N 1/20 C12R 1:10) (C12N 1/20 C12R 1:20) (C12N 1/20 C12R 1:645) (C12N 1/20 C12R 1:11) (C12N 1/20 C12R 1:125) (C12N 1/20 C12R 1:07) (C12N 1/20 C12R 1:38)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸状性微生物またはそれを含有する微生
    物群を、天然系固定化剤に定着し、増殖せしめ、それに
    河川水流に接触せしめて、水中の汚染物質を分解、除去
    する方法。
  2. 【請求項2】 網または網を張った容器に天然固定化剤
    を積め、そこに糸状性微生物を吸着、増殖せしめるか、
    または、あらかじめ糸状微生物を付着、固定化したる後
    容器に充填し、河川の水面または水面近くにに浮遊させ
    るか、または固定し、河川水流と接触せしめることを特
    徴とする河川環境浄化法。
  3. 【請求項3】 天然固定化剤付近の溶存酸素が0.1p
    pm以上1ppm以下の河川水流と接触せしめることを
    特徴とする請求項2の河川環境浄化法。
  4. 【請求項4】 糸状性微生物を木質細片に定着、増殖さ
    せることを特徴とする、請求項1記載の河川環境浄化
    法。
  5. 【請求項5】 糸状性微生物を木質細片に定着、増殖さ
    せることを特徴とする、請求項2記載の河川環境浄化
    法。
  6. 【請求項6】 糸状性微生物を木質細片に定着、増殖さ
    せることを特徴とする、請求項3記載の河川環境浄化
    法。
  7. 【請求項7】 河川水また活性汚泥から分離された糸状
    性微生物をあらかじめ固定化して用いることを特徴とす
    る、請求項1、同2、同3、同4、同5および同6記載
    の河川環境浄化法。
  8. 【請求項8】 糸状性微生物、 Sphaerotil
    us natans、S.dichotomus、
    S.fluitans、Bacillus megat
    erium、B.cereus、B.alvei、B.
    cereus var.mycoides、B.ant
    hracis、B.badius、B.pumile
    s、B.thuringiensis、B.stear
    othermophilus、B.subtilus、
    B.coagulans、B.licheniform
    is、Beggiatoa alba、B.arach
    noidea、B.leptomitiformis、
    B.minima、B.gigantea、B.mil
    abilis、Thiothrix sp.、Thio
    sphaera oersica、Sulphobac
    ter polymorpha、Flavobacte
    rium aquatile、F.arbrescen
    s、F.solare、F.okeanokoite
    s、F.marinovirosum、Pseudom
    onas calcis、P.delphinii、
    P.maculicola、P.martyniae、
    P.medicaginis、P.phaseolic
    ola、P.pseudozooloeae、P.cu
    mini、P.panacis、P.colurna
    e、Microthrix parvicella、H
    aliscomenobacterhydossis、
    Geotrichum candidum、および n
    ocardiaforms のいずれかまたはこれらの
    複数の組み合わせの糸状体を含む微生物群を木質断片上
    で増殖させ、これに河川水流に接触させることを特徴と
    する河川環境浄化法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009073687A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Ikuro Takeda 鉄バクテリア集積物の収集方法
CN105693043A (zh) * 2016-04-22 2016-06-22 东北电力大学 大豆油废水处理并资源化利用的方法
WO2021046858A1 (zh) * 2019-09-14 2021-03-18 南京大学(溧水)生态环境研究院 一种用于厨余垃圾好氧处理的混合菌
WO2021046853A1 (zh) * 2019-09-14 2021-03-18 南京大学(溧水)生态环境研究院 一种用于厨余垃圾好氧处理方法

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WO2021046858A1 (zh) * 2019-09-14 2021-03-18 南京大学(溧水)生态环境研究院 一种用于厨余垃圾好氧处理的混合菌
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