JPH09130755A - レターボックス変換装置 - Google Patents

レターボックス変換装置

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JPH09130755A
JPH09130755A JP7279370A JP27937095A JPH09130755A JP H09130755 A JPH09130755 A JP H09130755A JP 7279370 A JP7279370 A JP 7279370A JP 27937095 A JP27937095 A JP 27937095A JP H09130755 A JPH09130755 A JP H09130755A
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data
read
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memory
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JP7279370A
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Inventor
Shuji Abe
修司 阿部
Koichi Kurihara
弘一 栗原
Yushi Inagaki
雄史 稲垣
Shinji Yoda
信治 依田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】復号した画像メモリから出力データ速度よりも
高速に読み出すことによって、高価な1フィールドメモ
リを用いることなくレターボックス変換処理を行うこと
ができ、装置全体のコストを低減する。 【解決手段】 復号画像メモリ12は入力された圧縮符
号化データを復号して記憶する。読み出し制御回路13
は復号画像メモリ12から復号されたラインデータをラ
インメモリ14、15の読み出し速度の例えば2倍の読
み出し速度で読み出す。同時に書き込み制御回路16は
同じ速度で読み出されたラインデータを交互にラインメ
モリ14、15に書き込む。そして、読み出しアドレス
制御回路17によって、レターボックス画像として表示
するための一定の出力データ速度で各ラインメモリ1
4、15から同時に読み出す。その後、読み出されたラ
インデータは乗算器18、19及び加算器21を用い
て、レターボックス画像に基づくライン数に変換するた
めの演算処理を施す。これにより、1フィールドメモリ
を用いることなく少ないメモリ容量でレターボックス変
換処理を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、MPEG等に圧縮方式
で符号化された符号化データを復号して記憶する復号画
像メモリを用いて、m(mは整数)ラインをnラインに
ライン数変換処理を行うのに好適のレターボックス変換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル処理が検討され
ている。一般的に、映像信号をディジタル化すると、そ
の情報量は膨大となり、情報を圧縮することなく伝送又
は記録等を行うことは、通信速度及び費用の点で困難で
ある。このため、ディジタル映像信号の伝送又は記録に
おいては、画像圧縮技術が必須であり、近年各種標準化
案が検討されている。動画用としては、MPEG(Movi
ng Picture Experts Group)方式が規格化されている。
MPEGにおいては、DCT(Discrete CosineTransfo
rm )変換、フレーム間予測符号化、ランレングス符号
化及びエントロピー符号化を複合的に用いて映像信号を
符号化する。即ち、MPEG方式においては、1フレー
ム内でDCTによる圧縮(フレーム内圧縮)を行うだけ
でなく、フレーム間の相関を利用して時間軸方向の冗長
度を削減するフレーム間圧縮を採用する。フレーム間圧
縮は、一般の動画像が前後のフレームでよく似ていると
いう性質を利用して、前後のフレーム差分を求め差分値
を符号化することによって、ビットレートを一層低減さ
せるものである。特に、画像の動き補償を予測してフレ
ーム間差を求めることにより、予測誤差を低減する動き
補償フレーム間予測符号化が有効である。
【0003】ところで、近年、上述したMPEG等の高
能率圧縮符号化方式を採用して圧縮符号化した放送信号
を放送する放送形態が注目されている。通常、このよう
な放送形態では、圧縮符号化された放送信号を受信し放
送信号に基づく画像を表示するために受信側側にて圧縮
符号化された放送信号を復号しなくてはならない。即
ち、一度復号処理を施すことにより符号化以前の元の放
送信号(画像信号)に戻して、画面に表示するための処
理を施すようにしている。
【0004】上記放送信号には、周知のようにアスペク
ト比16:9の画面(以下、ワイド画面と称す)用の画
像データと、現行NTSC方式であるアスペクト比4:
3の画面用画像データとがあり、夫々アスペクト比の異
なる画面に表示したとすると、表示画像が必ずしも真円
率1ではなかったり、あるいは真円率を1にしようと画
像を拡大する場合には、左右の表示画像が欠落してしま
うこともある。
【0005】例えば、図12(a)に示すように、ワイ
ド画面用の画像データを同じアスペクト比16:9の画
面に表示すると、真円率1となる正常な画像を表示する
ことができるが、図12(b)に示すようにワイド画面
用の画像データをアスペクト比4:3の画面に表示した
とすると、横から潰されたような真円率1でない画像が
表示されてしまう。
【0006】ワイド用の画像データを異なるアスペクト
比4:3の画面に表示するためには、図13及び図14
に示すように、水平に画素数変換または垂直方向にライ
ン数変換を行って、画面上での画像データの縦横比を一
致させることが必須である。このような表示方法を図1
3及び図14を参照して説明する。
【0007】図13は水平画素数変換によるアスペクト
比4:3画面への表示方法の説明図であり、図14はレ
ターボックス変換処理によるアスペクト比4:3画面へ
の表示方法の説明図である。尚、ワイド用の画像データ
の画素数を720画素とし、ライン数を480ラインと
した場合について説明する。
【0008】図13に示すように、水平画素数変換によ
る方法では、720画素数を有するワイド用の画像デー
タの内、例えば540画素を水平方向に4/3倍に画素
数変換して、アスペクト比4:3の画面に表示する。つ
まり、540画素の画像データを720画素の画像デー
タに間引くことにより、結果として真円率1となる画像
をアスペクト比4:3の画面に表示することができる。
この場合、垂直ライン数はそのまま480ラインで表示
させている。
【0009】一方、図14に示すように、レターボック
ス変換処理による方法では、ワイド画面用の480ライ
ンを垂直方向に3/4倍の360ラインにライン数変換
してレターボックス方式の画像(以下、レターボックス
画像と称す)として表示する。このとき、主画像は36
0ラインの表示領域に表示され、この画像表示領域の上
下各60ラインには画像が表示されない無画部となる。
これにより、真円率1となるレターボックス方式を用い
た表示画像を得ることができる。
【0010】このレターボックス方式を採用して現行N
TSC方式のテレビジョン受像機(アスペクト比4:3
の画面を有する)でもワイド画像の視聴を可能にする第
2世代EDTV(Extended Definition Television、以
下、EDTV2と記載)放送が実施されつつあることは
周知である。EDTV2放送は、ワイド用の画像データ
を放送するワイド放送(横長放送)の中でも、特に高画
質化及び高音質化の理由から期待されており、現行放送
との両立性を有するという利点がある。EDTV2放送
は、アスペクト比16:9の番組をアスペクト比4:3
の表示画面の上下部分(走査線各60本分)には映像を
映さないで表示画面中央部分(走査線360本分)にア
スペクト比16:9の画面に映像を表示する、いわゆ
る、図14にて説明した処理を施してレターボックス画
像の表示を可能にする。
【0011】したがって、単にワイド用の画像データを
アスペクト比4:3の画面に表示するための方法として
は、EDTV2放送に採用されているレターボックス画
像を表示するためのレターボックス変換処理を行うこと
が望ましい。
【0012】図15は入力画像をレターボックス変換処
理する場合の処理方法の一例を示す説明図である。尚、
本例では、入力画像の2つのラインを用いてフィルタ処
理(補間)し、出力ラインを作成するものについて説明
する。
【0013】EDTV2放送は、上記の如く、アスペク
ト比4:3の現行NTSCの信号の中央の16:9の部
分のみを有効走査線としているので、現行NTSC信号
の有効走査線数が480本であるのに対し、伝送するE
DTV2放送の有効走査線数は360本となる。EDT
V2方式に対応したテレビジョン受像機においては、デ
コード時にこの360本の有効走査線を3→4走査線変
換して480本に戻す。即ち、レターボックス画像を得
るためには、現行NTSC信号の有効走査線数の(36
0:480)倍、つまり、3/4倍すれば良い。したが
って、図15に示すように入力画像に対して3/4倍の
ライン数変換(走査線変換)をレターボックス画像とす
るためには、入力画像の開始有効ラインをY0とする
と、YO、Y1の2ラインからy0ラインデータを演算
して作成する。同様にY1、Y2からy1ラインを、Y
2、Y3ラインからy2ラインを、Y4、Y5ラインか
らy3ラインを作成する。このように入力画像における
4ラインのデータから出力画像(レターボックス画像)
における3ラインのデータを作成するようにしている。
このようにライン数変換処理では、所定係数を用いて乗
算及び加算処理を行う演算処理によって前記4つのライ
ンの内、1つのラインを間引く。これにより、4ライン
を3ラインとするライン数変換処理を順次行うことで、
3/4倍されたレターボックス画像の垂直有効走査線数
を得ることができ、結果として縦のサイズが3/4倍さ
れたアスペクト比16:9の画像部分を有するレターボ
ックス画像を表示することが可能となる。
【0014】ところで、このようにレターボックス変換
処理を行うレターボックス変換装置の一例としては、特
開平5−207519号公報によって提案されているも
のがある。この提案では、垂直フィルタ処理用に1ライ
ンメモリとライン数変換によって生じる表示時間差を吸
収するために1フィールドメモリを使用してレターボッ
クス処理を行うことにより、レターボックス画像を得る
ようにしている。このようなレターボックス変換装置を
図16に示す。
【0015】図16は従来におけるレターボックス変換
装置の一例を示すブロック図であり、図17は装置の動
作を説明するための説明図である。尚、説明を簡略化す
るために画像データ(映像データ)のみについて説明す
る。
【0016】図16において、レターボックス変換装置
の入力端子1には、例えば圧縮符号化画像データを復号
したワイド用の画像データが入力される。また、この装
置の出力端子9はレターボックス変換処理後の画像デー
タを出力する。この場合、入力端子1に入力されるデー
タ速度は、出力端子9より出力されるデータ出力速度と
同一となっている。
【0017】入力された画像データはラインメモリ2及
び乗算器5に与える。ラインメモリ2は入力された画像
データに基づく1画面から順次1ライン分を書き込み、
また読出し時には、後述する制御回路3による読出し制
御によって順次1ライン遅延して出力する。ラインメモ
リ2の出力信号は乗算器4に与える。乗算器4、5はそ
れぞれ入力される信号と所定の係数K、(1−K)とで
それぞれ乗算を行い、各乗算結果を加算器7に与える。
即ち、加算器7に与えるそれぞれのデータは、1ライン
ずれた信号となる。尚、各乗算器4、5に与える係数
K、(1−K)は係数発生回路6によって生成され、例
えば通常の画像信号の有効走査線数を3/4倍するため
に必要な係数K、(1−K)を生成して各乗算器4、5
に与えるようになっている。
【0018】加算器7は入力されたデータの加算を行
い、加算したデータをフィールドメモリ8に与える。フ
ィールドメモリ8は制御回路3による書き込み制御によ
って、与えられる加算信号を書き込んで記憶する。この
とき、制御回路3による書き込み制御は、入力されるラ
インの加算データに対し、順次3ライン書き込み1ライ
ン書き込まないようにしてフィールドメモリ8に対する
書き込みを制御する。即ち、この書き込み制御によっ
て、3/4倍するための間引きを行う。一方、フィール
ドメモリ8の読出しにおいても、制御回路3による読出
し制御によって加算信号の読出しが行われる。この場
合、制御回路3による読出し制御は、記憶されたそのま
まの状態(そのままの順序)で順次読み出すように制御
する。これによって、フィールドメモリ8から読み出さ
れた加算データは、ライン数が入力画像データのライン
数に比べて3/4倍したものとなり、レターボックス画
像に基づくライン数に変換された画像データを得る。こ
の画像データは出力端子9を介して、例えばアスペクト
比4:3の画面に表示するための処理を行う処理回路へ
と出力する。
【0019】次に、図16に示す装置の動作を図17を
参照しながら説明する。
【0020】いま、入力端子1にワイド用の画像データ
を入力したものとする。この場合、入力画像データにお
ける1フィールドまたは1フレームの画像を構成するた
めの有効走査線(有効ラインともいう)の内、開始ライ
ンをライン0、後続ラインをライン1、ライン2…とす
ると、ラインメモリ2の出力データは、図17に示すよ
うに1ライン遅延されたものとなる。即ち、一方の乗算
器4には通常の入力画像信号より1ライン遅延したデー
タを与える。また、他方の乗算器5には、通常の遅延さ
れていない画像データを与える。そして、係数発生回路
6によりレターボックス変換処理を行うための係数K、
(1−K)を生成して、これら係数K、(1−K)をそ
れぞれの乗算器4、5に与える。すると、乗算器5は入
力時の同一ラインの信号と係数(1−K)とで乗算を行
い、加算器7に与える。一方、乗算器4ではラインメモ
リ2からの入力時より1ライン遅延したデータと係数
(1−K)とで乗算を行い、加算器7に与える。その
後、加算器7は各乗算器4、5の出力データを加算す
る。即ち、演算結果として図17に示すように、出力に
使用する画像データのみを得ることができる。この演算
結果である画像データはフィールドメモリ8に与える。
このとき、制御回路3による書き込み制御によって、加
算器7からの加算データ(演算結果)を図17に示すよ
うに3ライン書き込み1ライン書き込まないように順次
フィールドメモリ8に書き込む。そして、読出し時に
は、制御回路3による読出し制御によって、そのままの
状態(そのままの記録順序)で読み出す。即ち、ライン
メモリ2を通ったデータとラインメモリ2を通らないデ
ータとを用いて垂直方向の補間を行ってレターボックス
画像のラインを作成し、その後1画面メモリに必要ライ
ン3ラインを書き込み、不要ライン1ラインを書き込ま
ないという制御を繰り返していくことで、4ライン中1
ラインを間引くことになる。これにより、フィールドメ
モリ8の出力データは、入力時の画像データの有効走査
線数を上述したように間引きすることになり、結果とし
て3/4倍された有効走査線数を得る。即ち、アスペク
ト比16:9のレターボックス画像を得ることが可能と
なる。
【0021】しかしながら、このような従来のレターボ
ックス変換装置では、レターボックス画像を表示させる
ためには、出力端子9を介して出力するラインは時間的
に連続したものでなければならない。つまり、レターボ
ックス画像処理における入力ライン数の間引き処理を行
うためには、演算処理結果の時間と表示する時間との時
間差を調整することが必須である。このため、前記時間
差を調整するためには、1フィールドメモリ8が必須の
構成要素となってしまう。また、大容量のため高価とな
る1フィールドメモリ8を用いてレターボックス変換装
置を構成していることから、MPEG等の符号化データ
を復号する装置において、このレターボックス変換装置
を使用すると、装置全体のコストが高価となる問題点も
あった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のレ
ターボックス変換装置では、入力ラインからレターボッ
クス画像に基づく有効ライン数に間引くレターボックス
変換処理を行うためには、演算処理結果の時間と表示す
る時間との時間差を調整しなければならないことから、
大容量で高価な1フィールドメモリと1ラインメモリと
のメモリが必須の構成用件であった。このため、MPE
G等の符号化データを復号する装置において、このレタ
ーボックス変換装置を使用すると、装置全体のコストが
高価になるという問題点があった。
【0023】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、復号した画像メモリから出力データ速度よ
りも高速に読み出すことによって、高価な1フィールド
メモリを用いることなくレターボックス変換処理を行う
ことができ、装置全体のコストを低減することのできる
レターボックス変換装置を提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よるレターボックス変換装置は、入力された符号化デー
タを復号して得た画像データを記憶する画像メモリと、
前記画像メモリからmライン分のデータをn(n<m)
ラインの画像表示時間内に読み出して出力させる第1の
読み出し制御手段と、前記第1の読み出し制御手段によ
って前記画像メモリから読み出された画像データを記憶
する少なくとも2つのラインメモリと、前記第1の読み
出し制御手段によって読み出された画像データをmライ
ンからnラインへの走査線数変換演算処理に必要なライ
ン毎に前記少なくとも2つのラインメモリに夫々書き込
む書き込み制御手段と、前記少なくとも2つのラインメ
モリから前記走査線数変換演算処理に必要なラインの画
像データを1ラインの画像表示時間で読み出して出力さ
せる第2の読み出し制御手段と、前記第2の読み出し制
御手段によって前記少なくとも2つのラインメモリから
読み出された前記走査線数変換演算処理に必要なライン
の画像データに走査線数変換演算処理を施してライン数
変換を行う演算処理手段と、前記演算処理に使用する乗
算係数を出力する係数発生手段と、を具備したものであ
る。
【0025】請求項1記載の本発明においては、画像メ
モリは入力された符号化データを復号して得た画像デー
タを記憶する。第1の読み出し制御手段は、前記画像メ
モリからmライン分のデータをn(n<m)ラインの画
像表示時間内に読み出して出力させる。前記第1の読み
出し制御手段によって前記画像メモリから読み出された
画像データは少なくも2つのラインメモリによって、記
憶する。このとき、書き込み制御手段は、前記第1の読
み出し制御手段によって読み出された画像データをmラ
インからnラインへの走査線数変換演算処理に必要なラ
イン毎に前記少なくとも2つのラインメモリに夫々書き
込む。その後、第2の読み出し制御手段は、前記少なく
とも2つのラインメモリから前記走査線数変換演算処理
に必要なラインの画像データを1ラインの画像表示時間
で読み出して出力させる。また、係数発生手段は、少な
くとも2つのラインメモリのデータに対して使用する乗
算係数を発生する。その後、演算処理手段は前記第2の
読み出し制御手段によって前記少なくとも2つのライン
メモリから読み出された前記走査線数変換演算処理に必
要なラインの画像データに走査線数変換演算処理を施し
てライン数変換を行う。これにより、mラインをnライ
ンにライン数変換することができるため、1フィールド
メモリを用いることなくレターボックス変換処理を行う
ことができる。
【0026】請求項3記載の本発明によるレターボック
ス変換装置は、入力された符号化データを復号して得た
画像データを記憶する画像メモリと、mラインからnラ
インへの走査線数変換演算処理に必要なライン数のn倍
のライン数分の画像データを、nラインの画像表示時間
内に、1ライン分の画像データ量よりも少ない所定量の
画像データ単位に分割して前記画像メモリから読み出し
て出力させる第1の読み出し制御手段と、前記第1の読
み出し制御手段によって前記画像メモリから読み出され
た前記所定量の画像データを記憶する容量を備えた少な
くとも2つのメモリと、前記第1の読み出し制御手段に
よって読み出された前記所定量の画像データをmライン
からnラインへの走査線数変換演算処理に必要なライン
毎に前記少なくとも2つのメモリに夫々書き込む書き込
み制御手段と、前記少なくとも2つのメモリから、前記
所定量の画像データを前記所定量の画像データの画像表
示時間で読み出して出力させる第2の読み出し制御手段
と、前記第2の読み出し制御手段によって前記少なくと
も2つのメモリから読み出された前記所定量の画像デー
タに走査線数変換演算処理を施してライン数変換を行う
演算処理手段と、前記演算処理に使用する乗算係数を出
力する係数発生手段と、を具備したものである。
【0027】請求項3に記載の本発明においては、画像
メモリは入力された符号化データを復号して得た画像デ
ータを記憶する。第1の読み出し制御手段は、mライン
からnラインへの走査線数変換演算処理に必要なライン
数のn倍のライン数分の画像データを、nラインの画像
表示時間内に、1ライン分の画像データ量よりも少ない
所定量の画像データ単位に分割して前記画像メモリから
読み出して出力させる。少なくとも2つのメモリは前記
第1の読み出し制御手段によって前記画像メモリから読
み出された前記所定量の画像データを記憶する容量を備
えている。書き込み制御手段は、前記第1の読み出し制
御手段によって読み出された前記所定量の画像データを
mラインからnラインへの走査線数変換演算処理に必要
なライン毎に前記少なくとも2つのメモリに夫々書き込
む。その後、第2の読み出し制御手段は、前記少なくと
も2つのメモリから、前記所定量の画像データを前記所
定量の画像データの画像表示時間で読み出して出力させ
る。また、係数発生手段は、少なくとも2つのラインメ
モリのデータに対して使用する乗算係数を発生する。そ
の後、演算処理手段は前記第2の読み出し制御手段によ
って前記少なくとも2つのメモリから読み出された前記
所定量の画像データに走査線数変換演算処理を施してラ
イン数変換を行う。これにより、ラインメモリよりも少
ない容量のメモリを用いた場合でもmラインをnライン
にライン数変換することができ、レターボックス変換処
理を行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0029】図1ないし図3は本発明に係るレターボッ
クス変換装置の一実施例を示し、図1は装置のブロック
図、図2はラインメモリの書き込み制御を説明するため
の説明図、図3は図1に示す動作を説明するための説明
図である。尚、図1に示すラインメモリの個数をp個で
示し、本実施形態例においては、ラインメモリをp=2
として設けてレターボックス変換処理を行う場合につい
て説明する。
【0030】図1に示すように、レターボックス変換装
置の入力端子11には、例えばMPEG等の圧縮方式で
符号化された圧縮符号化データ(画像データ)が入力さ
れる。入力された圧縮符号化データは復号画像メモリ1
2に与える。
【0031】復号画像メモリ12は符号化された圧縮符
号化データに復号処理を施して、復号した画像データを
記憶する。復号画像メモリ12に記憶されている画像デ
ータ(ラインデータともいう)の読み出しは、読み出し
制御回路13によって読み出し制御される。
【0032】例えば、読み出し制御回路13は復号画像
メモリ12から必要なラインのデータ、即ちm(mは0
以上の整数)ライン分のラインデータをn(n<m)ラ
インのデータ出力時間内に高速に読み出すように制御し
て、読み出したラインデータを2つのラインメモリ1
4、15に夫々与える。2つのラインメモリ14、15
は、書き込み制御回路16による書き込み制御によって
夫々入力されたラインデータを書き込む。このとき、書
き込み制御回路16は各ラインメモリ14、15に入力
されたラインデータが必要があるときのみどちらか一方
のラインメモリに対して書き込みを行うように制御す
る。
【0033】ラインメモリ14、15は、前記書き込み
制御回路16からの制御信号に基づいて、ラインメモリ
のデータを更新する。即ち、ラインメモリ14、15は
順次1ライン分の画像データを書き込み、そして読み出
す際には読み出しアドレス制御回路17の制御によって
読み出すことにより、出力ラインデータは入力時のライ
ンデータより1ライン遅延したものとなる。
【0034】例えば、読み出しアドレス制御回路17
は、出力する一定のデータ速度で上記2つのラインメモ
リ14、15から画素データを読み出すために読み出し
制御する。これにより、夫々のラインメモリから出力さ
れるデータ速度を一定に保持することが可能となる。ラ
インメモリ14、15の出力画素データはは夫々乗算器
18、19に与える。乗算器18、19は入力される画
素データと所定の係数K、(1−K)とで夫々乗算を行
い、各乗算結果を加算器21に与える。即ち、加算器2
1に与える夫々の画素データは、1ラインずれたデータ
となる。尚、各乗算器18、19に与える係数K、(1
−K)は係数発生回路20によって生成され、例えば通
常の画像信号の有効走査線数を3/4倍するために必要
な係数K、(1−K)を生成して各乗算器18、19に
与えるようになっている。また、この場合の係数Kは図
15で示したx/12の値である。
【0035】加算器21は入力されたデータの加算を行
う。即ち、加算器21によって加算されたデータはライ
ン数が入力画像データのライン数に比べて3/4倍した
ものとなり、レターボックス画像に基づくライン数に変
換された画像データを得る。その後、加算された画像デ
ータは出力端子21を介して、例えばアスペクト比4:
3の画面に出力画像データを表示させるための処理を行
う処理回路へと出力する。これにより、レターボックス
画像を表示することができるようになっている。
【0036】このように、本実施形態例では、1フィー
ルドメモリ(図16参照)を用いずにレターボックス変
換装置が構成されている。1フィールドメモリを使用し
ないと従来技術で説明した如く、レターボックス変換処
理を行う間引きのための時間調整が必要となるが、本例
ではこの時間調整を解決するための方法として、読み出
し制御回路13による復号メモリ12からのラインデー
タの読み出し、書き込み制御回路16によるラインメモ
リ14、15に対するラインデータの書き込み及び読み
出し、アドレス制御回路17による2つのラインメモリ
14、15の読み出しを制御する方法を採用して、時間
調整を解消することにより、レターボックス変換処理を
行うことが可能となる。
【0037】次に、復号画像メモリ12からの読み出し
制御及び2つのラインメモリの書き込み制御と、2つの
ラインメモリからの読み出し制御とについて、図2を参
照しながら詳細に詳細に説明する。尚、図2は横軸に表
示時間(レターボックス画像表示時間)が示されてお
り、縦軸には1ラインの表示時間毎に応じた各ラインメ
モリ14、15に対する書き込み及び読み出し動作状態
が示されている。
【0038】いま、図1の入力端子11を介して入力さ
れた圧縮符号化データは、復号画像メモリ12によって
復号処理が施され、復号した画像データ(ラインデー
タ)を記憶する。その後、読み出し制御回路13は復号
画像メモリ12からmライン分のラインデータをn(n
<m)ラインのデータ出力時間内(ラインメモリからの
読み出し速度)に高速に読み出し、読み出したラインデ
ータを2つのラインメモリ14、15に夫々与える。2
つのラインメモリ14、15は、書き込み制御回路16
による書き込み制御によって夫々入力されたラインデー
タを書き込む。
【0039】通常、各ラインメモリ14、15からの読
み出し速度は出力端子21を介して出力するデータ速度
と一致したものであり、また各ラインメモリ14、15
への書き込み速度は復号画像メモリ12からの読み出し
速度と一致したものであるが、本実施形態例において
は、各ラインメモリ14、15への書き込み速度を各ラ
インメモリ14、15の読み出し速度の例えば2倍とな
るように、読み出し制御回路13によって復号画像メモ
リ12からのラインデータの読み出すと共に書き込み制
御回路16によって書き込み制御を行う。この場合の制
御動作の状態が図2に示されている。
【0040】図2に示すように、ラインメモリ14、1
5への書き込み及び読み出し期間は図中における矢印の
長さに対応している。即ち、読み出し及び書き込み期間
を示す矢印期間は夫々のラインメモリの1ライン分のデ
ータの書き込み期間、読み出し期間を示している。した
がって、本実施形態例においては、書き込み制御回路1
6による各ラインメモリ14、15へのラインデータの
書き込み期間が読み出し期間の半分の期間となる。即
ち、読み出し期間の半分の時間で1ライン分のデータを
書き込んでいるため、書き込み速度は読み出し速度の2
倍となる。尚、読み出し及び書き込み期間の矢印の上に
示されているY0、Y1、Y2、Y3…は読み出しまた
は書き込む復号画像のライン番号である。
【0041】例えば、読み出し制御回路13はラインメ
モリ14の読み出し速度の2倍の速度で復号画像メモリ
12から有効走査線数の開始ラインY0より順次Y1、
Y2、Y3…のラインデータを読み出して、ラインメモ
リ14、ラインメモリ15と交互に与える。同時に、書
き込み制御回路16は読み出された開始ラインY0から
始まるラインデータを、読み出された速度と同じ速度で
ラインメモリ14とラインメモリ15とに交互に書き込
む。すると、ラインメモリ14については、図2に示す
ように、1Hラインの表示時間間隔で開始ラインY0、
Y2、Y4、Y6…におけるラインデータが書き込まれ
ることになる。
【0042】一方、ラインメモリ15については、前記
ラインメモリ14の読み出しが完了すると同時に読み出
し制御回路15によって、読み出されたラインデータが
順次書き込まれるようになってい。即ち、ラインメモリ
14による書き込みが完了すると同時に、図に示すよう
に順次ラインY1、Y3、Y5、Y7、…におけるライ
ンデータが1Hライン表示間隔で書き込まれることにな
る。
【0043】これら2つのラインメモリ14、15から
のラインデータの読み出しについては、読み出しアドレ
ス制御回路17によって、書き込まれているラインデー
タを1Hラインの表示時間に1ライン分のラインデータ
を同時に読み出す。このとき、ラインメモリ14におい
ては、ラインY2、ラインY6、ラインY10…の夫々
のラインデータの読み出し完了後に連続して読み出すラ
インデータが書き込まれていないことから、同じライン
のラインデータを繰り返して読み出すように読み出しを
制御する。すると、図2に示すように所定のラインデー
タを連続して乗算器18に出力することができる。一
方、ラインメモリ15については、ラインY1、Y5、
Y9…の夫々のラインデータの読み出し完了後に連続し
て読み出すラインデータが書き込まれていないことか
ら、同じラインのラインデータを繰り返して読み出すよ
うに読み出しを制御する。すると、図2に示すように乗
算器19に所定のラインデータを連続して出力すること
ができる。
【0044】このように、読み出しアドレス制御回路1
7による読み出し制御を行うことにより、ラインメモリ
14及びラインメモリ15の出力ラインデータは、図3
に示す出力ラインとなる。
【0045】その後、各ラインメモリ14、15の出力
ラインデータは乗算器18、19に与えて、係数発生回
20により発生する係数K、(1−K)に基づき乗算さ
れ、その後、加算器21によって加算することにより、
図3に示す演算処理結果を得る。即ち、開始ラインY0
からY1、Y2、Y3…と連続したラインを得ることが
できる。これにより、出力端子22を介して出力される
ラインが、レターボックス画像表示時間内(図2参照)
に連続して出力することができるため、図3に示すよう
にレターボックス画像に基づく有効ライン数、即ち、開
始有効ラインy0、y1、y2、y3…となるレターボ
ックス画像データとして出力することができる。尚、ラ
インメモリ14、5への書き込みを行っていない場合も
あるため、復号画像メモリ12からのラインデータの読
み出し速度は出力データ速度に対して平均的には4/3
倍となっている。この場合、例えばmラインを480、
nを360ラインとして480ラインの復号画像をレタ
ーボックス処理して360ラインに変換して出力する場
合には、出力端子2を介して出力する360ラインの表
示時間内に480ラインのデータを、前記読み出し制御
回路13による制御によって読み込むことになる。
【0046】したがって、本実施形態例によれば、上述
したように復号画像メモリ12からmライン分のデータ
をn(n<m)ラインのデータ出力時間内に高速に読み
出すと共に、p(p≧2)個のラインメモリに書き込
み、これらのラインメモリへの書き込みを制御すること
によって、1フィールドメモリを用いることなくpライ
ン分のメモリ容量でレターボックス変換処理を行うこと
ができるという効果を得る。これにより、レターボック
ス変換装置全体のコストを低減することもできるという
効果も得る。
【0047】ところで、本発明のレターボックス変換装
置では、前記実施形態例における復号メモリ12からの
ラインデータの読み出し、各ラインメモリ14、15へ
の書き込み速度を出力データ速度の4/3倍に設定して
行った場合でもレターボックス変換処理を行うことも可
能である。このような実施形態例を図4に示す。
【0048】図4は本発明に係るレターボックス変換装
置の第2実施形態例を示し、書き込み及び読み出し制御
動作を説明するための説明図である。尚、図4に示す符
号及び記号は図2と同様の記載方法で示されている。
【0049】本実施形態例では、図1に示す実施形態例
と同様の回路構成で構成し、読み出し制御回路13によ
るラインデータの読み出し速度と、書き込み制御回路1
6によるラインメモリ14、15への書き込み速度とを
出力データ速度の4/3倍で動作させることにより、レ
ターボックス処理を行うようにしたことが前記実施形態
例と異なる点である。
【0050】図4に示すように、読み出し制御回路13
は復号画像メモリ12から、mライン分のデータをn
(n<m)ラインデータの出力時間内に高速に読み出す
ように制御して、各ラインメモリ14、15に与える。
その後、書き込み制御回路16は、例えば各ラインメモ
リ14、15の書き込み速度が各ラインメモリ14、1
5の読み出し速度の例えば4/3倍となるように書き込
み制御する。
【0051】例えば、読み出し制御回路13はラインメ
モリ14の読み出し速度の4/3倍の速度で復号画像メ
モリ12から有効走査線数の開始ラインY0より順次Y
1、Y2、Y3…のラインデータを読み出して、ライン
メモリ14とラインメモリ15とに交互に与える。同時
に、書き込み制御回路16は読み出された開始ラインY
0から始まるラインデータを、読み出された速度と同じ
速度でラインメモリ14とラインメモリ15とに交互に
書き込む。すると、ラインメモリ14については、図4
に示すように、書き込み期間間隔で開始ラインY0、Y
2、Y4、Y6…におけるラインデータが書き込まれる
ことになる。一方、ラインメモリ15については、前記
ラインメモリ14の読み出しが完了すると同時に読み出
し制御回路15によって、読み出されたラインデータが
順次書き込まれるようになってい。即ち、ラインメモリ
14による書き込みが完了すると同時に、図に示すよう
に順次ラインY1、Y3、Y5、Y7、…におけるライ
ンデータが書き込み期間間隔で書き込まれることにな
る。
【0052】これら2つのラインメモリ14、15から
のラインデータの読み出しについては、読み出しアドレ
ス制御回路17によって、書き込まれているラインデー
タを1Hラインの表示時間に1ライン分のラインデータ
を同時に読み出す。このように、読み出しアドレス制御
回路17による読み出し制御を行うことにより、ライン
メモリ14及びラインメモリ15の出力ラインデータ
は、前記実施形態例と同様の出力ラインを得ることがで
きる。その後、各ラインメモリ14、15の出力ライン
データは前記実施形態例と同様に乗算器18、19に与
えて、係数発生回20により発生する係数K、(1−
K)に基づき乗算され、その後、加算器21によって加
算することにより、図3に示す演算処理結果を得る。即
ち、開始ラインY0からY1、Y2、Y3…と連続した
ラインを得ることができる。これにより、出力端子22
を介して出力されるラインが、レターボックス画像表示
時間内(図2参照)に連続して出力することができるた
め、前記実施形態例と同様にレターボックス画像に基づ
く有効ライン数、即ち、開始有効ラインy0、y1、y
2、y3…となるレターボックス画像データを得ること
ができる。
【0053】したがって、本実施形態例によれば、ライ
ンメモリ14、15のラインデータの書き込み速度を読
み出し速度の4/3倍にして動作させた場合でも、前記
実施形態形態例と同様の効果を得ることができる。
【0054】また、本発明のレターボックス変換装置で
は、前記実施形態例における復号メモリ12からのライ
ンデータの読み出し、各ラインメモリ14、15への書
き込み速度を出力データ速度の2倍または4/3倍に適
宜設定して行った場合でもレターボックス変換処理を行
うことも可能である。このような実施形態例を図5に示
す 図5は本発明に係るレターボックス変換装置の第3実施
形態例を示し、書き込み及び読み出し制御動作を説明す
るための説明図である。尚、図5に示す符号及び記号は
図2と同様の記載方法で示されている 本実施形態例では、図1に示す実施形態例と同様の回路
構成で構成し、読み出し制御回路13によるラインデー
タの読み出し速度と、書き込み制御回路16によるライ
ンメモリ14、15への書き込み速度とを、夫々ライン
に応じて出力データ速度の2倍または4/3倍で適宜動
作させることにより、レターボックス処理を行うように
したことが前記実施形態例と異なる点である。
【0055】図5に示すように、読み出し制御回路13
は復号画像メモリ12から、mライン分のデータをn
(n<m)ラインデータの出力時間内に高速に読み出す
ように制御して、各ラインメモリ14、15に与える。
この場合、例えば読み出し制御回路13は各ラインメモ
リ14、15の書き込み速度が各ラインメモリ14、1
5の読み出し速度の例えば、ラインに応じて2倍または
1倍となるように適宜読み出すと同時に、書き込み制御
回路16によって各ラインメモリ14、15へと交互に
書き込む。
【0056】例えば、読み出し制御回路13はラインメ
モリ14の読み出し速度の2倍の速度で復号画像メモリ
12から有効走査線数の開始ラインY0のラインデータ
を読み出し、同時に書き込み制御回路16によって書き
込みを行う、その任意時間後には、ラインY2のライン
データを1倍の速度で読み出すと同時に、書き込みを行
う。このように、任意時間毎にラインに応じて適宜2倍
または1倍の速度でラインデータをラインメモリ14に
書き込むように制御する。一方、ラインメモリ15につ
いても同様に、読み出し制御回路13及び書き込み制御
によって、任意時間毎にラインに応じて適宜2倍または
1倍の速度でラインデータをラインメモリ15に書き込
むように制御する。1倍の速度での書き込みは、読み出
しのアドレスを追い越さないように制御する。
【0057】これら2つのラインメモリ14、15から
のラインデータの読み出しについては、読み出しアドレ
ス制御回路17によって、書き込まれているラインデー
タを1Hラインの表示時間に1ライン分のラインデータ
を同時に読み出す。このように、読み出しアドレス制御
回路17による読み出し制御を行うことにより、ライン
メモリ14及びラインメモリ15の出力ラインデータ
は、前記実施形態例と同様の出力ラインを得ることがで
きる。即ち、前記実施形態例と同様の演算処理結果(図
3参照)を得ることができ、レターボックス画像データ
として出力することができる。
【0058】したがって、本実施形態例によれば、復号
画像メモリ12からmライン分のデータをn(n<m)
ラインのデータ出力時間内に読み出していることから、
レターボックス変換処理を行うことが可能となる。これ
により、前記実施形態例と同様の効果を得ることができ
る。
【0059】尚、本発明に係る第1ないし第3実施形態
例においては、復号画像メモリ12からのラインデータ
の読み出し速度及びラインメモリ14、15への書き込
み速度を、ラインメモリの読み出し速度の2倍または1
倍、あるいはこれらの速度をラインに応じて適宜切り替
えてラインメモリに書き込むように制御する制御方法に
ついて説明したが、例えば、これらの制御方法以外でも
mライン分のデータをn(n<m)ラインのデータ出力
時間内に高速に読み出すように制御する、即ち、平均的
にデータ出力速度のm/n倍の速度で復合画像メモリ1
2から読み出すように制御すれば、レターボックス変換
処理を行うことが可能となる。
【0060】次に、前記第1ないし第3実施形態例で
は、ラインメモリを2個(p=2)使用して図1に示す
レターボックス変換装置を構成したが、更に、最適な輝
度(フィルタ特性を良好にする)ために図6に示すよう
な演算処理を行う場合も考えられる。このような演算処
理を行うために、ラインメモリを4個(p=4)として
レターボックス変換装置を構成した場合の実施形態例を
図7に示す。
【0061】図6ないし図8は本発明に係るレターボッ
クス変換装置の第4実施形態例を示し、図6はレターボ
ックス変換処理におけるフィルタ処理を説明する説明
図、図7は4個のラインメモリで構成したレターボック
ス変換装置のブロック図、図8は各ラインメモリへの書
き込み制御を説明するための説明図である。尚、図7に
示す装置は図1に示す装置と同様の構成要素については
同一符号を付してあり、図8に示す符号及び記号は図2
に示すものと同様の記載方法で示されている。
【0062】本実施形態例では、前記実施形態例よりも
フィルタ特性を良好にして高輝度を得るために、ライン
メモリを4つ設けてレターボックス変換装置を構成した
ことが前記実施形態例と異なる点である。
【0063】レターボックス変換処理に伴うフィルタ処
理特性を良好にするためには、図6に示すように、少な
くとも4つの入力画像のラインから、レターボックス画
像のら1つのラインy0を作成する。即ち、入力画像に
おける開始ラインY0、Y1及びY1、Y2に対して夫
々レターボックス画像のライン数を得るための係数K
1、K2、K3及びK4を用いて乗算する。このように
してレターボックス変換処理に基づく演算処理を行う。
【0064】したがって、このような処理を行うために
は、図7に示すように、4つのラインメモリ14、1
5、24、25を設ける。即ち、図1に示す装置の回路
構成の他に更に2つラインメモリ24、25を設ける。
そして、これらラインメモリ24、25の出力ラインデ
ータを所定係数を用いて乗算する乗算器18、19及び
これら乗算器18、19の出力データを加算する加算器
21bを設ける。更に、図7に示す加算器21aと前記
加算器21bとの出力データを加算する加算器22を設
ける。このように、図6に示すような演算処理を行うた
めに必要な回路群を付加する。尚、各乗算器に用いられ
る係数は図6に示す係数値に相当するものであり、K
1′、K2′、K3′及びK4′として示されている。
【0065】一方、読み出し制御回路13は前記実施形
態例と同様に復号画像メモリ12からmライン分のデー
タをn(n<m)ラインデータの出力時間内に高速に読
み出すように制御して、各ラインメモリ14、15、2
4、25に与える。その後、書き込み制御回路16は、
例えば各ラインメモリ14、15の書き込み速度が各ラ
インメモリ14、15の読み出し速度の例えば2倍とな
るように書き込み制御する。
【0066】例えば、読み出し制御回路13はラインメ
モリの読み出し速度の2倍の速度で復号画像メモリ12
から有効走査線数の開始ラインY0のラインデータを同
時に読み出して、ラインメモリ14、15に夫々与え
る。同時に、書き込み制御回路16は読み出された開始
ラインY0のラインデータを、読み出された速度と同じ
速度でラインメモリ14、15とに夫々同時に書き込
む。その後、読み出し制御回路13は次のラインY1の
ラインデータを2倍の速度で読み出すと同時に、書き込
み制御回路16によってラインメモリ4に書き込む。そ
して、任意期間後に次のラインY2のラインデータを2
倍の速度で読み出し、ラインメモリ25に書き込む。こ
のように、図8に示すタイミングで各ラインメモリに順
次書き込むように制御する。
【0067】これら4つのラインメモリ14、15、2
4及び25からのラインデータの読み出しについては、
読み出しアドレス制御回路17によって、書き込まれて
いるラインデータを1Hラインの表示時間に夫々1ライ
ン分のラインデータを同時に読み出す。そして、各ライ
ンメモリ14、15、24及び25の出力ラインデータ
は、対応する乗算器に与えることにより、係数発生回2
0により発生する係数K1′、K2′、K3′及びK
4′に基づき乗算され、加算器21a、21b、22に
よって夫々加算することにより、レターボックス画像と
して出力端子22を介して出力することができる。即
ち、図6に示すように開始ラインY0からY1、Y2、
Y3…と連続したラインを得ることができる。これによ
り、出力端子22を介して出力されるラインが、レター
ボックス画像表示時間内に連続して出力することができ
るため、前記実施形態例と同様にレターボックス画像に
基づく有効ライン数、即ち、開始有効ラインy0、y
1、y2、y3…となるレターボックス画像データを得
ることができる。
【0068】したがって、本実施形態例によれば、復号
画像メモリ12からmライン分のデータをn(n<m)
ラインのデータ出力時間内に読み出していることから、
レターボックス変換処理を行うことが可能となる。これ
により、前記実施形態例と同様の効果を得ると共に、高
輝度のレターボックス画像を得ることができるという効
果もある。
【0069】尚、本発明に係る実施形態例においては、
4個(p=4)のラインメモリを用いて構成したことに
ついて説明したが、例えば (p≧3)個のラインメモ
リを用いて構成した場合でも、同様の効果を得ることが
できる。この場合には、復号画像メモリ12からの読み
出し制御及び書き込み制御を変更し、且つ演算処理部の
乗算器及び加算器を追加して構成すると共に、復号画像
メモリ12からの読み出し速度を平均的にm/n倍の速
度で行うことにより、レターボックス変換処理を実現す
ることができる。ところで、本発明に係るレターボック
ス変換装置では、ラインメモリの代わりに1ライン分の
データ量よりも少ないメモリを用いて装置を構成した場
合でも、レターボックス変換処理を行うことが可能であ
る。このような実施形態例を図9ないし図11に示す。
【0070】図9ないし図11は本発明に係るレターボ
ックス変換装置の第5実施形態例を示し、図9は装置の
ブロック図、図10はメモリに対する書き込み制御を説
明するための説明図、図11は装置の動作を説明するた
めの説明図である。尚、図9に示す装置は図1と同様の
構成要素については同一符号を付して、異なる部分のみ
を説明する。
【0071】本実施形態例においては、図1に示すレタ
ーボックス変換装置に使用されている2つのラインメモ
リの代わりに、例えば1ライン分のデータ量よりも少な
い容量を備えたメモリ(qはメモリの個数を示す)を2
個(q=2)設けて構成し、読み出し制御回路33及び
書き込み制御回路36による制御により、1ライン分の
データを夫々分割して夫々書き込むように制御すること
により、レターボックス変換処理を行うように構成した
ことが前記実施形態例とは異なる点である。
【0072】図9に示すように、メモリ34、35は1
ライン分のデータ量よりも少ない容量のメモリであり、
書き込み制御部36による書き込み制御によって、復号
画像メモリ12から読み出された画像データを記憶す
る。即ち、読み出し制御回路33は復号画像メモリ12
から、1ライン分のデータを複数に分割し、分割した所
定量のデータを高速に読み出すように制御して、各メモ
リ34、35に与える。その後、書き込み制御回路16
は、例えば各メモリ34、35の書き込み速度が各メモ
リ34、35の読み出し速度の例えば2倍となるように
書き込み制御する。
【0073】例えば、図10に示すように、復号画像メ
モリ12から読み出される所定の1ラインをラインSと
すると、読み出し制御を回路33はこのラインSの1ラ
イン分のラインデータを複数のデータ単位毎分割する。
このとき、データ単位はデータS,0、データS,1、
データS,2、データS,3、データS,4…データ
S,Tとなる。このように1ライン分のデータはデータ
単位毎に読み出し制御回路22によって高速に読み出さ
れ、読み出されたデータは書き込み制御回路36によっ
て1ライン毎にメモリ34、35に交互に書き込まれる
ようなっている。
【0074】読み出しアドレス制御回路17は各メモリ
に書き込まれた1ライン分のラインデータを出力と同じ
一定速度で同時に読み出して、演算処理を行うための乗
算器18、19に与える。以降、図1に示す実施形態例
と同様に加算器21を用いて各乗算器18、19の出力
データを加算することにより、演算処理結果を得、レタ
ーボックス画像として出力端子22より出力する。
【0075】次に、読み出し制御回路22及び書き込み
制御回路の制御動作を図11を参照しながら詳細に説明
する。
【0076】図11には、レターボックス画像として出
力する開始ライン(第1ライン)y0を作成する場合の
復号画像メモリからの読み出し、各メモリへの書き込み
制御及び読み出し制御における動作状態が示されてい
る。
【0077】読み出し制御回路33は復号画像メモリ1
2から1ライン分データをデータ単位毎に分割し(図1
0参照)、分割して得たデータ毎のデータを、例えば読
み出し速度(出力データ速度)の2倍の速度で読み出
す。同時に書き込み制御回路36は読み出されたデータ
単位毎のデータを、所定の時間間隔でメモリ34に書き
込む。即ち、1単位データの読み出し期間の半分の期間
でデータ単位を夫々読み出し、書き込むことになる。す
ると、開始ラインOが分割されたデータ単位を0,0、
0,1、0,2、0,3、0,4…0,Tとすると、図
11に示すように書き込み期間(1単位データの読み出
し期間の半分の期間)間隔でメモリ34に書き込むこと
ができる。一方、メモリ35については、読み出し制御
回路33によって、次のラインの単位データが前記メモ
リ34に与えるデータ単位の読み出し速度と同じ速度で
読み出される。同時に書き込み制御回路36は読み出さ
れたデータ単位毎のデータを、所定の時間間隔でメモリ
35に書き込む。すると、開始ライン1が分割されたデ
ータ単位を1,0、1,1、1,2、1,3、1,4…
1,Tとすると、図11に示すように、書き込み期間間
隔でメモリ35に書き込むことができる。つまり、読み
出し制御回路33はライン毎の単位データを交互に読み
出し、同時に書き込み制御回路36は各メモリ34、3
5に対して夫々のデータ単位毎のデータを交互に順次書
き込むように制御する。
【0078】各メモリ34、35の読み出しついては、
読み出しアドレス制御回路によって、1単位データの表
示期間に同時に夫々の単位データを読み出し、対応する
乗算器18、19に与える。その後、乗算器18、19
及び加算器21を用いて演算処理を行うことにより、レ
ターボックス画像における第1ラインy0のラインデー
タを作成することができる。また、次のラインy1以降
の出力ラインデータに関しても、読み出すデータ単位の
ライン位置を変えて同様にデータ単位毎に読み出すこと
によって作成することができる。これにより、復号画像
メモリ12から読み出すデータ単位のデータ量程度の2
つのメモリを用いた場合でも、レターボックス処理処理
を行うことが可能となる。
【0079】したがって、本実施形態例によれば、ライ
ンメモリに代えて1ライン分以下の単位データを記憶す
る容量を備えた2つのメモリを用いてレターボックス変
換装置を構成した場合でも、レターボックス変換処理を
行うことが可能となる。これにより、ラインメモリより
も少ない容量で構成されていることから、前記第1ない
し第4実施形態例よりもコストを低減することができる
という効果を得る。
【0080】尚、本発明に係る第5実施形態例において
は、レターボックス処理に関して説明したが、復号画像
メモリ12からのmラインをnラインのライン数に変換
するものとすると、n<mの関係となるレターボックス
変換処理だけでなく、垂直方向に拡大する場合に関して
も1つのラインメモリを不要にして処理を行うことが可
能となる。
【0081】また、本実施形態例においては、q=2と
する2つのメモリを使用した場合について説明したが、
メモリを(q≧3)である場合にも、読み出し速度を出
力データ速度のq倍とすることによって同様の処理を行
うことが可能であり、本実施形態例と同様の効果を得る
ことができる。
【0082】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、符
号化画像データを復号して記憶する復号画像メモリ12
から、出力データ速度よりもラインデータを高速に読み
出して各ラインメモリに書き込むことにより、1フィー
ルドメモリを用いずに従来技術よりも少ないメモリ容量
でレターボックス変換処理を行うことができる。これに
より、レターボックス変換装置全体のコスト低減を可能
にする効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレターボックス変換装置の第1実
施形態例を示すブロック図。
【図2】書き込み制御動作を説明するための説明図。
【図3】図1に示す装置の動作を説明するための説明
図。
【図4】本発明に係るレターボックス変換装置の第2実
施形態例の説明図。
【図5】本発明に係るレターボックス変換装置の第3実
施形態例の説明図。
【図6】4つのラインメモリを使用してレターボックス
変換処理を行う場合の説明図。
【図7】本発明に係るレターボックス変換装置の第4実
施形態例を示すブロック図。
【図8】書き込み制御動作を説明するための説明図。
【図9】本発明に係るレターボックス変換装置の第5実
施形態例を示すブロック図。
【図10】読み出し制御を説明するための説明図。
【図11】図9に示す動作を説明するための説明図。
【図12】アスペクト比16:9のデータを4:3の画
面に表示したときの説明図。
【図13】水平画素変換による4:3画面への表示方法
の説明図。
【図14】レターボックス処理による4:3画面への表
示方法の説明図。
【図15】レターボックス変換処理の説明図。
【図16】従来のレターボックス変換装置の一例を示す
ブロック図。
【図17】従来のレターボックス変換装置の動作を説明
するための説明図。
【符号の説明】
11…符号化データ入力端子、12…復号画像メモリ、
13…読み出し制御回路、14、15…ラインメモリ、
16…書き込み制御回路、17…読み出しアドレス制御
回路、18、19…乗算器、20…係数発生回路、21
…加算器、22…レターボックス画像データ出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 雄史 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 依田 信治 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された符号化データを復号して得た
    画像データを記憶する画像メモリと、 前記画像メモリからmライン分のデータをn(n<m)
    ラインの画像表示時間内に読み出して出力させる第1の
    読み出し制御手段と、 前記第1の読み出し制御手段によって前記画像メモリか
    ら読み出された画像データを記憶する少なくとも2つの
    ラインメモリと、 前記第1の読み出し制御手段によって読み出された画像
    データをmラインからnラインへの走査線数変換演算処
    理に必要なライン毎に前記少なくとも2つのラインメモ
    リに夫々書き込む書き込み制御手段と、 前記少なくとも2つのラインメモリから前記走査線数変
    換演算処理に必要なラインの画像データを1ラインの画
    像表示時間で読み出して出力させる第2の読み出し制御
    手段と、 前記第2の読み出し制御手段によって前記少なくとも2
    つのラインメモリから読み出された前記走査線数変換演
    算処理に必要なラインの画像データに走査線数変換演算
    処理を施してライン数変換を行う演算処理手段と、 前記演算処理に使用する乗算係数を出力する係数発生手
    段と、 を具備したことを特徴とするレターボックス変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の読み出し制御手段は、前記画
    像メモリからの1ライン分の画像データを1ラインの表
    示時間のn/m倍以下の時間で読み出すことを特徴とす
    る請求項1記載のレターボックス変換装置。
  3. 【請求項3】 入力された符号化データを復号して得た
    画像データを記憶する画像メモリと、 mラインからnラインへの走査線数変換演算処理に必要
    なライン数のn倍のライン数分の画像データを、nライ
    ンの画像表示時間内に、1ライン分の画像データ量より
    も少ない所定量の画像データ単位に分割して前記画像メ
    モリから読み出して出力させる第1の読み出し制御手段
    と、 前記第1の読み出し制御手段によって前記画像メモリか
    ら読み出された前記所定量の画像データを記憶する容量
    を備えた少なくとも2つのメモリと、 前記第1の読み出し制御手段によって読み出された前記
    所定量の画像データをmラインからnラインへの走査線
    数変換演算処理に必要なライン毎に前記少なくとも2つ
    のメモリに夫々書き込む書き込み制御手段と、 前記少なくとも2つのメモリから、前記所定量の画像デ
    ータを前記所定量の画像データの画像表示時間で読み出
    して出力させる第2の読み出し制御手段と、 前記第2の読み出し制御手段によって前記少なくとも2
    つのメモリから読み出された前記所定量の画像データに
    走査線数変換演算処理を施してライン数変換を行う演算
    処理手段と、 前記演算処理に使用する乗算係数を出力する係数発生手
    段と、 を具備したことを特徴とするレターボックス変換装置。
  4. 【請求項4】 前記走査線数変換演算処理に必要なライ
    ン数に対応する数のメモリを設け、 前記第1の読み出し制御手段は、前記所定量の画像デー
    タを前記所定量の画像データの画像表示時間の(1/メ
    モリの個数)倍以下の時間で前記画像メモリから読み出
    すことを特徴とする請求項3記載のレターボックス変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記mとnとの比は、4:3であること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに
    記載のレターボックス変換装置。
JP7279370A 1995-07-19 1995-10-26 レターボックス変換装置 Pending JPH09130755A (ja)

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EP96924143A EP0785682A4 (en) 1995-07-19 1996-07-18 LETTER BOX CONVERTER
PCT/JP1996/002003 WO1997004593A1 (en) 1995-07-19 1996-07-18 Letter box converter
KR1019970700737A KR970705240A (ko) 1995-07-19 1996-07-18 레터박스 변환 장치(letter-box transformation device)
US08/805,721 US5754243A (en) 1995-07-19 1997-02-25 Letter-box transformation device

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5946036A (en) * 1996-02-01 1999-08-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Image decoding using read/write memory control based on display region setting
US6380979B1 (en) 1996-07-02 2002-04-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Scanning line converting circuit and interpolation coefficient generating circuit
JP2010213362A (ja) * 2002-05-17 2010-09-24 Thomson Licensing 垂直フォーマットコンバータのメモリ管理のための方法及びシステム

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