JPH09130739A - 動画像圧縮間欠記録装置 - Google Patents

動画像圧縮間欠記録装置

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JPH09130739A
JPH09130739A JP7279177A JP27917795A JPH09130739A JP H09130739 A JPH09130739 A JP H09130739A JP 7279177 A JP7279177 A JP 7279177A JP 27917795 A JP27917795 A JP 27917795A JP H09130739 A JPH09130739 A JP H09130739A
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JP
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image
data
pixels
circuit
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JP7279177A
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Nobuyoshi Tsukiji
伸芳 築地
Susumu Takahashi
将 高橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像圧縮間欠記録装置に入力されるPAL
方式の画像データに対し、水平方向の画素を間引くこと
によって1フレームの画素数をNTSC方式の1フレー
ムの画素数と等しくし、圧縮以後の処理に関して、NT
SC方式の画像データを処理する1系統の回路でまかな
うことを可能とすること。 【解決手段】 入力されたPAL画像データは、フィー
ルド抜出し回路2において、タイムラプスモードで、例
えば、秒単位で1フィールドの画像データが抜出され、
デシメーション回路3において、水平方向720画素か
ら600画素にデシメーションされる。結果として、1
フレームのビットレートが、NTSC画像データの1フ
レームのビットレートと等しくなった画像データは、デ
ータ再配置回路4によってNTSC方式フォーマットの
ブロック構成で、再配置され、圧縮符号化回路9によっ
て、NTSC方式の画像データと同様に処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像圧縮間欠記
録装置に係り、特に、動画像圧縮記録装置において、タ
イムラプスモードにおけるPAL画像データのビットレ
ートをデシメーションによって低減し、NTSC画像デ
ータと同じビットレートにすることにより、NTSC及
びPAL両方式の画像データの処理回路を、NTSC方
式の画像データを処理する回路でまかなうための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】現行テレビには、走査線数や毎秒のフレ
ーム数、及び色信号伝送方式等の違いからNTSC,P
AL,SECAMの3方式がある。NTSC方式は、日
本や米国で用いられ、PAL,SECAM方式は、欧州
で用いられている。
【0003】NTSC,PALの2種類の画像データを
圧縮符号化するディジタルVTRに関する提案が、「IE
EE Transactions Consumer Electronics」;35巻3号
(Vol.35 No.3 )の450頁〜457頁に記載されてい
る。この提案では、PAL及びNTSC方式の画像デー
タを共通のVTRで記録できるよう、標本化周波数が上
記の両方式に共通したコンポーネント信号を入力として
選ぶ配慮がなされている。
【0004】しかしながら、上記公知文献による提案で
は、符号化部や記録再生部において、具体的な共通回路
の記述はなされておらず、前記2種類のテレビジョン方
式の符号化及び記録再生部を共通回路とし、製造過程で
のコストを削減するという目的に貢献するものではな
い。その他、NTSC方式及びPAL方式の両画像デー
タを取り扱う回路方式に関しては、特開平3−3818
1号公報等に記載されている。
【0005】動画像圧縮記録装置に入力される動画像デ
ータは、例えば現行TV対応の家庭用ディジタルVTR
規格案であるSDフォーマットの場合、走査線数525
本、30フレーム/秒のNTSC[4:1:1]フォー
マットでは、入力画像データは、輝度(Y)720画素
×480ライン、色差(CR,CB)180画素×48
0ラインで構成されるフレームであり、輝度のサンプリ
ング周波数は13.5MHzである。走査線数625
本、25フレーム/秒のPAL[4:2:2]フォーマ
ットでは、入力画像データは、輝度(Y)720画素×
576ライン、色差(CR,CB)360画素×288
ラインで構成されるフレームである。
【0006】フレーム上8×8画素でDCTブロックが
構成され、更に6個のDCTブロックによってマクロブ
ロックが構成される。マクロブロックを構成するDCT
ブロックは、4つの輝度(Y)ブロックと2つの色差ブ
ロック(CR,CB)から成る。また、27個のマクロ
ブロックによりスーパーブロックが構成され、1フレー
ムの画面上ばらばらの位置から5つのマクロブロックを
抜き出すシャフリング処理により、圧縮データ一定化の
単位であるビデオセグメントが構成される。
【0007】NTSC画像データの場合のマクロブロッ
ク構成を図4に、PAL画像データの場合のマクロブロ
ック構成を図5に、それぞれ示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば、
PAL画像データとNTSC画像データを圧縮符号化記
録する場合、動画像圧縮記録装置において、この2種類
のテレビジョン方式の処理を共通回路を用いて行う有効
な手段は確定されていない。
【0009】本発明の目的は、動画像圧縮間欠記録装置
において、PAL及びNTSC画像データの1フレーム
単位のビットレートを等しくし、圧縮符号化と記録媒体
への記録を共通回路を用いて行うことによって、回路規
模を小さくし、製造過程でのコスト低減を可能とするこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、タイムラプスモードで、所定間隔毎に1フィールド
の画像データを抜き出す動画像圧縮間欠記録装置におい
て、第1の手段として、NTSC方式の画像データを圧
縮符号化する圧縮符号化手段を設け、入力されたPAL
方式の画像データの水平方向の画素を間引くためのデシ
メーション手段を設け、デシメーションしたPAL画像
データをNTSC方式の画像データの構成に再配置する
データ再配置手段を設けた。
【0011】また、第2の手段として、NTSC方式の
画像データを蓄えるフレームメモリを設け、該フレーム
メモリに蓄えられた画像データをシャフリングして読み
出すシャフリング手段を設け、該シャフリング手段の出
力を圧縮符号化するシャフリング後データ圧縮手段を設
け、入力されたPAL方式の画像データの水平方向の画
素を間引くためのデシメーション手段を設け、フレーム
メモリに蓄えられる画像データの構成がNTSC方式の
画像データと同じ構成になるように、間引かれた画像デ
ータをフレームメモリに書き込む、書き込み制御手段を
設けた。
【0012】更に、第3の手段として、入力されたPA
L方式の画像データの水平方向の画素を間引くためのデ
シメーション手段を設け、間引かれたPAL画像データ
を蓄えるためのフレームメモリを設け、間引かれたPA
L画像データをフレームメモリに書き込む、書き込み制
御手段を設け、フレームメモリからの出力が、NTSC
方式の画像データの出力と同じになるようにフレームメ
モリから画像データを読み出すシャフリング手段を設
け、該シャフリング手段の出力を圧縮符号化するシャフ
リング後データ圧縮手段を設けた。
【0013】第1の手段として、動画像圧縮間欠記録装
置において、圧縮符号化手段は、NTSC方式の画像デ
ータを圧縮符号化し、デシメーション手段は、PAL方
式の画像データが入力された場合に、1ライン、720
画素のデータが600画素となるよう間引き処理を行
う。入力されるPAL画像データは、1フレーム、57
6ラインで構成されるため、デシメーション処理をされ
た1フレーム分の画像データは、600画素×576ラ
インとなる。この1フレーム分の画像データ量は、NT
SC画像データの1フレーム分、720画素×480ラ
インのデータ量に等しい。データ再配置手段は、間引き
されたPAL方式の画像データを再配置して、一時蓄え
ておくが、再配置するときにPAL方式の[4:2:
2]フォーマットのマクロブロック構成をNTSC方式
の[4:1:1]フォーマットのマクロブロック構成に
構成し直してデータを蓄えておく。
【0014】一方、第2の手段として、NTSC方式の
画像データを蓄えるフレームメモリを設け、シャフリン
グ手段は、フレームメモリに蓄えられた画像データをシ
ャフリングして読み出し、シャフリング後データ圧縮手
段は、シャフリング手段の出力画像データを圧縮符号化
する。デシメーション手段は、入力されたPAL方式の
画像データ、1ライン、720画素のデータが、600
画素となるよう間引き処理を行う。書き込み制御手段
は、フレームメモリに蓄えられる画像データの構成が、
NTSC方式の[4:1:1]フォーマットの画像デー
タと同じ構成になるように、間引かれた画像データをフ
レームメモリに書き込む。
【0015】更に、第3の手段として、デシメーション
手段は、入力されたPAL方式の画像データ、1ライ
ン、720画素のデータが、600画素となるように水
平方向の画素を間引き、間引かれたPAL画像データを
蓄えるためのフレームメモリを設け、書込み制御手段
は、間引かれたPAL画像データを[4:2:2]フォ
ーマットでフレームメモリに書き込み、シャフリング手
段は、該フレームメモリからの出力が、NTSC方式の
画像データの出力と同じになるようにフレームメモリか
ら画像データをシャフリングして読み出し、シャフリン
グ後データ圧縮手段は、シャフリング手段の出力画像デ
ータを圧縮符号化する。
【0016】以上の手段を用いることにより、本発明に
よる動画像圧縮間欠記録装置では、PAL画像データの
水平方向の画素データを間引き、1フレームの画像デー
タのビットレートをNTSC画像データのビットレート
と等しくすることにより、PAL方式およびNTSC方
式の画像データのシャフリング以後、或はシャフリング
後の処理に関して、回路を共有でき、磁気テープ等の記
録媒体への記録をPAL,NTSC共に同じビットレー
トで行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の各形態を図
面を用いて説明する。本発明による動画像圧縮間欠記録
装置の基本ブロック図を図6に示す。同図に示す構成に
おいて、A/D変換回路61に入力されたアナログ信号
のPAL画像データおよびNTSC画像データは、PA
L方式およびNTSC方式の画像フォーマットに応じた
デジタル画像データにそれぞれ変換されて画像圧縮回路
62に供給され、この画像圧縮回路62において後述す
るような処理を施された後、訂正/符号化回路63に出
力される。訂正/符号化回路63に入力されたデータ
は、この訂正/符号化回路63および後段の変調回路6
4にて公知の処理を施された後、磁気ヘッド65によっ
て磁気テープ66上に記録される。
【0018】本発明の実施の各形態例は、上記図6の動
画像圧縮間欠記録装置における画像圧縮回路62に特徴
を持たせたものとなっており、以下、この画像圧縮回路
の実施の各形態例を説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の第1形態例によ
る、動画像圧縮間欠記録装置における画像圧縮回路の構
成を示すブロック図である。同図に示す構成において、
PAL画像データ入力端子1はフィールド抜出し回路2
にデータを供給し、フィールド抜出し回路2は、デシメ
ーション回路3にデータを供給し、デシメーション回路
3は、データ再配置回路4にデータを供給している。デ
ータ再配置回路4から出力されるデータは、セレクタ7
に供給される。一方、NTSC画像データ入力端子5
は、フィールド抜出し回路6にデータを供給し、フィー
ルド抜出し回路6は、上記セレクタ7にデータを供給し
ている。セレクタ7には、PAL/NTSC切替信号入
力端子5から信号が供給され、セレクタ7は圧縮符号化
回路9にデータを供給している。圧縮符号化回路9は、
圧縮画像データ出力端子10へデータを出力している。
【0020】PAL画像データ入力端子1にPAL画像
データが入力されると、その画像データはフィールド抜
出し回路2に供給される。フィールド抜出し回路2で
は、タイムラプスモードに従い、ユーザーが決定する5
0フィールドから1フィールドを抜き出す設定、例え
ば、1秒間に50フィールドから1フィールドを抜き出
す、あるいは0.5秒間に1フィールド抜き出す等の設
定に合わせ、入力された画像データからユーザー設定時
間単位で1フィールドを抜き出す。
【0021】フィールド抜出し回路2によって抜き出さ
れた画像データは、次にデシメーション回路3に供給さ
れる。デシメーション回路3では、入力された画像デー
タの水平方向720画素のデータを、600画素のデー
タとするために間引き処理を行う。
【0022】ここで、水平方向720画素を600画素
とするには、図7に示すように、比率として、入力画像
データの水平方向の6画素に対して5画素になるよう画
素を間引く必要がある。デシメーション回路3では、入
力されるPAL画像データに対して、水平方向の6画素
入力に対し、5画素出力となるように、間引き処理を行
う。
【0023】間引き処理を施された画像データは、デー
タ再配置回路4に供給される。データ再配置回路4で
は、PAL方式の[4:2:2]フォーマットのデータ
をデシメーション回路3によって間引きした画像データ
に対して、NTSC方式の[4:1:1]フォーマット
のデータに再配置する処理を行う。データ再配置回路4
は、フレームメモリ、アドレス制御回路によって構成さ
れる。
【0024】図8にデータ再配置のイメージを示す。水
平方向600画素、垂直方向576ラインのフレーム
が、水平方向720画素、垂直方向480ラインのフレ
ームとなるように、フレームメモリへの画像データの書
き込みをアドレス制御により行っている。
【0025】データの再配置処理を施された画像データ
は、セレクタ7に供給される。ここで、セレクタ7に
は、PAL画像データを処理したデータが入力されてい
るため、PAL/NTSC切替信号入力端子8からはP
AL画像データを処理したデータを選択するよう、信号
が出力され、セレクタ7は、画像データを圧縮符号化回
路9に出力する。圧縮符号化回路9では、入力された画
像データに対し、圧縮符号化処理を行い、圧縮された画
像データは、圧縮画像データ出力端子10より順次出力
される。
【0026】一方、NTSC画像データ入力端子5よ
り、NTSC画像データが入力された場合は、フィール
ド抜出し回路6において、タイムラプスモードに従い、
ユーザー設定時間単位で60フィールドから1フィール
ドを抜き出し、抜き出したデータをセレクタ7に供給す
る。ここで、セレクタ7には、NTSC画像データが入
力されているため、PAL/NTSC切替信号入力端子
8からはNTSC画像データを選択するよう、信号が出
力され、セレクタ7は、画像データを圧縮符号化回路9
に出力する。圧縮符号化回路9では、入力された画像デ
ータに対し、圧縮符号化処理を行い、圧縮された画像デ
ータは、圧縮画像データ出力端子10より順次出力され
る。
【0027】入力されたPAL画像データに対し、水平
方向の画素数を720画素から600画素にデシメーシ
ョンする目的は、PALの画像データのビットレートを
NTSCの画像データと同じビットレートとし、画像圧
縮回路以後における処理をNTSC方式の画像データを
処理する回路でまかなうことを可能とするためである。
NTSC画像データでは、[4:1:1]フォーマット
で、水平方向22.5マクロブロック、垂直方向60マ
クロブロックで構成される。よって1フレームは、13
50マクロブロックで構成される。一方、PALの画像
データは、水平方向720画素、垂直方向576ライン
で構成され、[4:2:2]フォーマットで、45マク
ロブロック、垂直方向36マクロブロックとなるため、
1フレームで1620マクロブロックとなる。そこで、
PAL画像データの水平方向の720画素を600画素
にデシメーションすることによって、水平方向は、3
7.5マクロブロックとなるため、1フレームは135
0マクロブロック、270ビデオセグメントとなり、N
TSCの画像データと同じビットレートとなる。
【0028】本実施の第1形態例によれば、従来NTS
CとPALの2方式のデータをそれぞれ動画像圧縮間欠
記録装置で記録する場合に、1フレームのビットレート
の違いから、NTSC方式の処理回路、及びPAL方式
の処理回路の2系統の処理回路を、動画像圧縮間欠記録
装置の大部分で必要としたが、PAL方式の画像データ
の水平方向画素を間引くことにより、1フレームのビッ
トレートはNTSC方式の画像データと等しくなり、画
像圧縮回路以後の処理は、NTSC方式の画像データを
処理する1系統の処理回路で行うことができる。
【0029】図2は、本発明の実施の第2形態例によ
る、動画像圧縮間欠記録装置における画像圧縮回路の構
成を示すブロック図である。同図に示す構成において、
PAL画像データ入力端子1はフィールド抜出し回路2
にデータを供給し、フィールド抜出し回路2は、デシメ
ーション回路3にデータを供給し、デシメーション回路
3は、セレクタ11にデータを供給している。一方、N
TSC画像データ入力端子5は、フィールド抜出し回路
6にデータを供給し、フィールド抜出し回路6は、上記
セレクタ11にデータを供給している。セレクタ11に
は、PAL/NTSC切替信号入力端子8から信号が供
給され、セレクタ11はフレームメモリ12にデータを
供給している。また、フレームメモリ12は、セレクタ
15からライトアドレスの供給を受け、このセレクタ1
5は、PAL再配置ライトアドレス発生回路13、及び
NTSCライトアドレス発生回路14からデータの供給
を受けている。また、上記フレームメモリ12は、シャ
フリング回路16に接続され、シャフリング回路16の
データ出力は、シャフリング後データ圧縮回路17に供
給され、シャフリング後データ圧縮回路17からの出力
は、圧縮画像データ出力端子10に供給される。
【0030】PAL画像データ入力端子1にPAL画像
データが入力されると、その画像データはフィールド抜
出し回路2に供給される。フィールド抜出し回路2で
は、タイムラプスモードに従い、ユーザーが決定する5
0フィールドから1フィールドを抜き出す設定、例え
ば、1秒間に50フィールドから1フィールドを抜き出
す、あるいは0.5秒間に1フィールド抜き出す等の設
定に合わせ、入力された画像データからユーザー設定時
間単位で1フィールドを抜き出す。
【0031】フィールド抜出し回路2によって抜き出さ
れた画像データは、次にデシメーション回路3に供給さ
れる。デシメーション回路3では、入力された画像デー
タの水平方向720画素のデータを、600画素のデー
タとするために間引き処理を行う。ここで、水平方向7
20画素を600画素とするには、比率として、入力画
像データの水平方向の6画素に対して5画素になるよう
画素を間引く必要がある。デシメーション回路3では、
入力されるPAL画像データに対して、水平方向の6画
素入力に対し、5画素出力となるように、間引き処理を
行う。間引き処理を施された画像データは、セレクタ1
1に供給される。
【0032】一方、NTSC画像データ入力端子5よ
り、NTSC画像データが入力された場合は、フィール
ド抜出し回路6において、タイムラプスモードに従い、
ユーザー設定時間単位で60フィールドから1フィール
ドを抜き出し、抜き出したデータをセレクタ11に供給
する。
【0033】セレクタ11には、PAL/NTSC切替
信号入力端子8から、PAL方式の画像データ、あるい
はNTSC方式の画像データのいずれかを選択する信号
が入力され、セレクタ11で選択されたいずれかのデー
タは、フレームメモリ12に供給される。そのとき、フ
レームメモリ12への書き込みを制御するライトアドレ
ス発生回路は、PAL再配置ライトアドレス発生回路1
3とNTSCライトアドレス発生回路14とが用意さ
れ、そのアドレス出力は共にセレクタ15に供給され、
セレクタ15で選択される出力アドレスは、PAL/N
TSC切替信号入力端子8より入力される信号によって
決定する。
【0034】ここで、PAL画像データを間引きした画
像データが選択されたとき、PAL再配置ライトアドレ
ス発生回路13では、図8に示すように水平方向600
画素、垂直方向576ラインのフレームが、水平方向7
20画素、垂直方向480ラインのフレームとなるよう
に、フレームメモリ12への画像データの書き込みをア
ドレス制御により行う。NTSC画像データが選択され
たときは、NTSCライトアドレス発生回路14は、入
力されるNTSC画像データを水平方向720画素、垂
直方向480ラインのフレームイメージで、フレームメ
モリ12にデータを書き込むようにライトアドレスを発
生する。
【0035】シャフリング回路16では、フレームメモ
リ12に書き込まれたデータに対し、シャフリングオー
ダーに従って、シャフリングを行うように、リードアド
レスをフレームメモリ12に与え、データをシャフリン
グ後データ圧縮回路17に出力し、シャフリング後デー
タ圧縮回路17は、圧縮画像データを圧縮画像データ出
力端子10に出力する。
【0036】本実施の第2形態例によれば、前記実施の
第1形態例で用いたデータ再配置回路4の動作を、PA
L用,NTSC用の2つのライトアドレス発生回路とフ
レームメモリ12で行い、フレームメモリ12は、シャ
フリングで用いるメモリとしても用いている。そのた
め、前記実施の第1形態例では、データ再配置用とシャ
フリング用のフレームメモリが必要であったのに対し、
本実施の第2形態例では、第1形態例の場合よりも少な
いメモリで画像圧縮回路を実現している。
【0037】図3は、本発明の実施の第3形態例によ
る、動画像圧縮間欠記録装置における画像圧縮回路の構
成を示すブロック図である。同図に示す構成において、
PAL画像データ入力端子1はフィールド抜出し回路2
にデータを供給し、フィールド抜出し回路2は、デシメ
ーション回路3にデータを供給し、デシメーション回路
3は、セレクタ11にデータを供給している。一方、N
TSC画像データ入力端子5は、フィールド抜出し回路
6にデータを供給し、フィールド抜出し回路6は、上記
セレクタ11にデータを供給している。セレクタ11に
は、PAL/NTSC切替信号入力端子8から信号が供
給され、セレクタ11はフレームメモリ20にデータを
供給している。また、フレームメモリ20は、セレクタ
19からライトアドレスの供給を受け、このセレクタ1
9は、PALライトアドレス発生回路18、及びNTS
Cライトアドレス発生回路14からデータの供給を受け
ている。また、上記フレームメモリ20は、セレクタ2
3からリードアドレスの供給を受け、このセレクタ23
は、PALシャフリング回路21及びNTSCシャフリ
ング回路22からデータの供給を受けている。フレーム
メモリ20からの出力は、シャフリング後データ圧縮回
路17に供給され、シャフリング後データ圧縮回路17
の出力は、画像データ出力端子10に供給される。
【0038】PAL画像データ入力端子1にPAL画像
データが入力されると、その画像データはフィールド抜
出し回路2に供給される。フィールド抜出し回路2で
は、タイムラプスモードに従い、ユーザーが決定する5
0フィールドから1フィールドを抜き出す設定、例え
ば、1秒間に50フィールドから1フィールドを抜き出
す、あるいは0.5秒間に1フィールド抜き出す等の設
定に合わせ、入力された画像データからユーザー設定時
間単位で1フィールドを抜き出す。
【0039】フィールド抜出し回路2によって抜き出さ
れた画像データは、次にデシメーション回路3に供給さ
れる。デシメーション回路3では、入力された画像デー
タの水平方向720画素のデータを600画素のデータ
とするために間引き処理を行う。ここで、水平方向72
0画素を600画素とするには、比率として、入力画像
データの水平方向の6画素に対して5画素になるよう画
素を間引く必要がある。デシメーション回路3では、入
力されるPAL画像データに対して、水平方向の6画素
入力に対し、5画素出力となるように、間引き処理を行
う。間引き処理を施された画像データは、セレクタ11
に供給される。
【0040】一方、NTSC画像データ入力端子5よ
り、NTSC画像データが入力された場合は、フィール
ド抜出し回路6において、タイムラプスモードに従い、
ユーザー設定時間単位で60フィールドから1フィール
ドを抜き出し、抜き出したデータをセレクタ11に供給
する。
【0041】セレクタ11には、PAL/NTSC切替
信号入力端子8から、PAL方式の画像データ、あるい
はNTSC方式の画像データのいずれかを選択する信号
が入力され、セレクタ11で選択されたいずれかのデー
タは、フレームメモリ20に供給される。そのとき、フ
レームメモリ20への書き込みを制御するライトアドレ
ス発生回路は、PALライトアドレス発生回路18とN
TSCライトアドレス発生回路14とが用意され、その
アドレス出力は共にセレクタ19に供給され、セレクタ
19で選択される出力アドレスは、PAL/NTSC切
替信号入力端子8より入力される信号によって決定す
る。
【0042】ここで、PAL画像データを間引きした画
像データが選択されたとき、PALライトアドレス発生
回路18では、入力されるPAL画像データを水平方向
600画素、垂直方向576ラインのフレームイメージ
で、フレームメモリ20にデータを書き込むようにライ
トアドレスを発生する。NTSC画像データが選択され
たときは、NTSCライトアドレス発生回路14は、入
力されるNTSC画像データを水平方向720画素、垂
直方向480ラインのフレームイメージで、フレームメ
モリ20にデータを書き込むようにライトアドレスを発
生する。
【0043】フレームメモリ20に書き込まれたデータ
は、セレクタ23から出力されるリードアドレスによっ
て読み出され、シャフリング後データ圧縮回路17に出
力される。リードアドレスを出力するセレクタ23に
は、PALシャフリング回路21及びNTSCシャフリ
ング回路22からリードアドレスの供給がなされ、PA
L/NTSC切替信号入力端子8からの信号によってリ
ードアドレスの選択がなされる。
【0044】ここで、PAL画像データが選択された場
合は、フレームメモリ20には、水平方向の画素がデシ
メーションされて600画素、垂直方向576ラインの
フレームイメージで、PAL画像データが書き込まれて
おり、シャフリングする場合に、そのシャフリングアド
レスを従来のPAL画像データのシャフリングアドレス
から変更する必要がある。図9に、フレームメモリ20
に書き込まれた、間引き処理後のPAL方式の画像デー
タをシャフリングする場合のフレームのイメージを示
す。ここでのシャフリングアドレスは、PALシャフリ
ング回路21によって生成される。
【0045】NTSC画像データが選択された場合は、
フレームメモリ20には、水平方向720画素、垂直方
向480ラインのフレームイメージでデータが書き込ま
れており、NTSCシャフリング回路22により、シャ
フリングオーダーに従ったリードアドレスが生成され
る。
【0046】シャフリングによりフレームメモリ20か
ら読み出されたデータは、シャフリング後データ圧縮回
路17に供給される。シャフリング後データ圧縮回路1
7では、入力された画像データに対し、圧縮処理を施
し、圧縮データを圧縮画像データ出力端子10に出力す
る。
【0047】本実施の第3形態例によれば、フレームメ
モリからのデータの読み出しアドレスを制御することに
より、PAL方式の画像データの配置をNTSC方式の
画像データの配置に合わせているため、前記実施の第1
形態例で用いたデータ再配置回路4の動作を不要とし、
前記実施の第1形態例の場合よりも少ないメモリで画像
圧縮回路を実現している。
【0048】
【発明の効果】従来、PAL画像データとNTSC画像
データを圧縮符号化記録する場合、動画像圧縮記録装置
において、2種類のテレビジョン方式の処理を共通回路
を用いて行う有効な手段は確定されておらず、また、上
記2方式のデータをそれぞれVTRで記録する場合に、
ビットレートの違いから磁気テープ等の記録媒体への1
フレームの記録面積、記録時間等に相違が生じた。
【0049】本発明における動画像圧縮間欠記録装置で
は、入力されたPAL画像データの水平方向画素を間引
きすることにより、PAL及びNTSC画像データの1
フレーム単位のビットレートを等しくし、上記2種類の
テレビジョン方式の画像データへの圧縮符号化、及び記
録媒体への記録を共通回路を用いて行うことを可能とす
る。即ち、以上の発明により、動画像圧縮間欠記録装置
の回路規模が小さくなり、製造過程でのコスト低減が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態例に係る、動画像圧縮
間欠記録装置における画像圧縮回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施の第2形態例に係る、動画像圧縮
間欠記録装置における画像圧縮回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施の第3形態例に係る、動画像圧縮
間欠記録装置における画像圧縮回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】NTSC[4:1:1]フォーマットのマクロ
ブロック構成、及びフレーム構成を示す説明図である。
【図5】PAL[4:2:2]フォーマットのマクロブ
ロック構成、フレーム構成、及びデシメーション変換後
のフレーム構成を示す説明図である。
【図6】本発明による動画像圧縮間欠記録装置の基本ブ
ロック図である。
【図7】本発明の動画像圧縮間欠記録装置における画像
圧縮回路において、PAL方式の画像データの水平方向
画素を間引きする場合の比率を示す説明図である。
【図8】本発明の動画像圧縮間欠記録装置における画像
圧縮回路の実施の第1及び第2形態例において、水平方
向画素を間引きした後のPAL画像データをNTSC方
式の[4:1:1]フォーマットで再配置してフレーム
メモリに書き込むときのイメージを示す説明図である。
【図9】本発明の動画像圧縮間欠記録装置における画像
圧縮回路の実施の第3形態例において、水平方向画素が
間引きされ、フレームメモリに書き込まれたPAL画像
データを、NTSC方式の[4:1:1]フォーマット
のシャフリング形式で読み出すときのシャフリングイメ
ージを示す説明図である。
【符号の説明】
2、6 フィールド抜出し回路 3 デシメーション回路 4 データ再配置回路 7、11、15、19、23 セレクタ 9 圧縮符号化回路 12、20 フレームメモリ 13 PAL再配置ライトアドレス発生回路 14 NTSCライトアドレス発生回路 16 シャフリング回路 17 シャフリング後データ圧縮回路 18 PALライトアドレス発生回路 21 PALシャフリング回路 22 NTSCシャフリング回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像レート及び1画面あたり所定
    の画素数を有する、第1の画像フォーマットの画像デー
    タから、所定間隔毎に1画面のデータを抜出し、磁気記
    録媒体上に間欠的に記録する動画像圧縮間欠記録装置に
    おいて、 第1の画像フォーマットより画像レートが高く、1画面
    あたりの画素数が少ない、第2の画像フォーマットの画
    像データを圧縮符号化する圧縮符号化手段と、 入力画像データを間引いて、第2の画像フォーマットの
    画素数と同じ画素数になるようにするデシメーション手
    段と、 間引かれた1画面分の画像データを第2の画像フォーマ
    ットの画像データの構成と同じ構成となるように再配置
    するデータ再配置手段とを、具備したことを特徴とする
    動画像圧縮間欠記録装置。
  2. 【請求項2】 所定の画像レート及び1画面あたり所定
    の画素数を有する、第1の画像フォーマットの画像デー
    タから、所定間隔毎に1画面のデータを抜出し、磁気記
    録媒体上に間欠的に記録する動画像圧縮間欠記録装置に
    おいて、 第2の画像フォーマットの画像データを蓄える画像メモ
    リと、 該画像メモリから部分画像毎に所定の順番で読み出すシ
    ャフリング手段と、 該シャフリング手段の出力を圧縮するシャフリング後デ
    ータ圧縮手段と、 入力画像データを間引いて第2の画像フォーマットの画
    素数と同じ画素数になるようにするデシメーション手段
    と、 画像メモリに蓄えられる画像データの構成が、第2の画
    像フォーマットの画像データの構成と同じになるように
    間引かれた画像データを画像メモリに書き込む書き込み
    制御手段とを、具備したことを特徴とする動画像圧縮間
    欠記録装置。
  3. 【請求項3】 所定の画像レート及び1画面あたり所定
    の画素数を有する、第1の画像フォーマットの画像デー
    タから、所定間隔毎に1画面のデータを抜出し、磁気記
    録媒体上に間欠的に記録する動画像圧縮間欠記録装置に
    おいて、 入力画像データを間引いて第2の画像フォーマットの画
    素数と同じ画素数になるようにするデシメーション手段
    と、 間引かれた第1の画像フォーマットの画像データを蓄え
    る画像メモリと、 間引かれた第1の画像フォーマットの画像データを書き
    込む書き込み制御手段と、 画像メモリからの出力が、第2の画像フォーマットの画
    像データのシャフリング出力と同じ構成になるように画
    像メモリから読み出すシャフリング手段と、 シャフリング手段の出力を圧縮するシャフリング後デー
    タ圧縮手段とを、具備したことを特徴とする動画像圧縮
    間欠記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3記載におい
    て、 前記第1の画像フォーマットの画像データはPAL方式
    の画像データであり、また、前記第2の画像フォーマッ
    トの画像データはNTSC方式の画像データであり、前
    記デシメーション手段は、入力されたPAL方式の画像
    データの水平方向の720画素を600画素に間引い
    て、1フレームの画像データのビットレートをNTSC
    方式の画像データのビットレートに一致させることを特
    徴とする動画像圧縮間欠記録装置。
JP7279177A 1995-10-26 1995-10-26 動画像圧縮間欠記録装置 Pending JPH09130739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7603190B2 (en) 2001-04-19 2009-10-13 Sony Corporation Digital recording/reproducing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7603190B2 (en) 2001-04-19 2009-10-13 Sony Corporation Digital recording/reproducing apparatus

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