JPH09130164A - Mos基準抵抗器を備えた電圧/電流コンバータ - Google Patents
Mos基準抵抗器を備えた電圧/電流コンバータInfo
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- JPH09130164A JPH09130164A JP8229664A JP22966496A JPH09130164A JP H09130164 A JPH09130164 A JP H09130164A JP 8229664 A JP8229664 A JP 8229664A JP 22966496 A JP22966496 A JP 22966496A JP H09130164 A JPH09130164 A JP H09130164A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/34—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled
- H03F3/343—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled with semiconductor devices only
- H03F3/345—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled with semiconductor devices only with field-effect devices
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/02—Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
- H03F1/0205—Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
- H03F1/0211—Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers with control of the supply voltage or current
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、MOS装置を用いた電圧/電流コ
ンバータに関する。 【解決手段】 電圧/電流コンバータは、第一ゲートで
電圧信号を受信し、第一ドレインと第一ソースとの間に
電流信号を転送する第一MOSトランジスタ(例えば、
402)と、第二ゲートでバイアス電圧を受電し、第二
ドレインと第二ソースとの間に該電流信号を転送する第
二MOSトランジスタ(例えば、404)と、該第二ト
ランジスタが1/βVC の実質上一定なドレイン−ソー
ス抵抗を提供できるよう、該第二ゲートにVC +VT +
kVDSの該バイアス電圧を印加するバイアス回路(例え
ば、406)とを備えてなり、ここで、VC は定電圧で
あり、VT は該第二トランジスタに対する閾値電圧であ
り、VDSは該第二トランジスタに対するドレイン−ソー
ス電圧であり、kは1/3−2/3の範囲の定数であ
り、βは該第二トランジスタに対する利得である。
ンバータに関する。 【解決手段】 電圧/電流コンバータは、第一ゲートで
電圧信号を受信し、第一ドレインと第一ソースとの間に
電流信号を転送する第一MOSトランジスタ(例えば、
402)と、第二ゲートでバイアス電圧を受電し、第二
ドレインと第二ソースとの間に該電流信号を転送する第
二MOSトランジスタ(例えば、404)と、該第二ト
ランジスタが1/βVC の実質上一定なドレイン−ソー
ス抵抗を提供できるよう、該第二ゲートにVC +VT +
kVDSの該バイアス電圧を印加するバイアス回路(例え
ば、406)とを備えてなり、ここで、VC は定電圧で
あり、VT は該第二トランジスタに対する閾値電圧であ
り、VDSは該第二トランジスタに対するドレイン−ソー
ス電圧であり、kは1/3−2/3の範囲の定数であ
り、βは該第二トランジスタに対する利得である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して電圧制御電
流源に関し、更に詳細にはMOS装置を用いた電圧/電
流コンバータに関する。
流源に関し、更に詳細にはMOS装置を用いた電圧/電
流コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路に於いて、電圧源と電流源は周
知の電子ビルディング・ブロックである。電圧制御電流
源には電圧/電流コンバータが含まれる。電圧/電流コ
ンバータは入力電圧信号を出力電流信号に変換する。こ
の電流信号は比較的、負荷インピーダンスから影響は受
けにくい。線形化電圧/電流コンバータは電圧信号に実
質上一次比例をする電流信号を生成する。線形化電圧/
電流コンバータは例えばコンボルバ、相関器、適応フィ
ルタ、乗算器、除算器、二乗回路、積分器、アナログ/
ディジタル・コンバータ、位相固定ループ及び、別回路
への入力信号に於けるように、電圧信号よりはむしろ電
流信号が必要とされる左記以外の用途に用いられる。
知の電子ビルディング・ブロックである。電圧制御電流
源には電圧/電流コンバータが含まれる。電圧/電流コ
ンバータは入力電圧信号を出力電流信号に変換する。こ
の電流信号は比較的、負荷インピーダンスから影響は受
けにくい。線形化電圧/電流コンバータは電圧信号に実
質上一次比例をする電流信号を生成する。線形化電圧/
電流コンバータは例えばコンボルバ、相関器、適応フィ
ルタ、乗算器、除算器、二乗回路、積分器、アナログ/
ディジタル・コンバータ、位相固定ループ及び、別回路
への入力信号に於けるように、電圧信号よりはむしろ電
流信号が必要とされる左記以外の用途に用いられる。
【0003】線形化電圧/電流コンバータの実施に関し
ては多くの計画がある。例えば、集積回路にあっては、
基準抵抗器に結合した金属酸化膜半導体(MOS)トラ
ンジスタを用いて電圧/電流コンバータを提供すること
ができる。例えば、ソースを基準抵抗器に結合したNチ
ャンネルMOS(NMOS)トランジスタはゲート電圧
を一次的に関係するドレイン電流に変換することができ
る。NMOSトランジスタと基準抵抗器はソースのため
の拡散N型半導体領域(又はタブ[tub ])をN型基準
抵抗器をも提供し得るよう充分ドーピング処理し、P型
半導体基板を使用する0.9マイクロメータ技術に従い
製作することができる。
ては多くの計画がある。例えば、集積回路にあっては、
基準抵抗器に結合した金属酸化膜半導体(MOS)トラ
ンジスタを用いて電圧/電流コンバータを提供すること
ができる。例えば、ソースを基準抵抗器に結合したNチ
ャンネルMOS(NMOS)トランジスタはゲート電圧
を一次的に関係するドレイン電流に変換することができ
る。NMOSトランジスタと基準抵抗器はソースのため
の拡散N型半導体領域(又はタブ[tub ])をN型基準
抵抗器をも提供し得るよう充分ドーピング処理し、P型
半導体基板を使用する0.9マイクロメータ技術に従い
製作することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この製作アプローチは
簡潔な構成ではあるが、若干の欠点を伴う。第一に、N
型基準抵抗器の抵抗はドーピング・レベルでの処理上の
バラツキのために制御が難しいことがある。更に、N型
基準抵抗器の抵抗には電圧又は温度の変化に応じて動作
時にドリフトが発生することがある。その結果、N型基
準抵抗器の抵抗値は20%も変化することがある。P型
基準抵抗器にも同じような欠点が伴う。
簡潔な構成ではあるが、若干の欠点を伴う。第一に、N
型基準抵抗器の抵抗はドーピング・レベルでの処理上の
バラツキのために制御が難しいことがある。更に、N型
基準抵抗器の抵抗には電圧又は温度の変化に応じて動作
時にドリフトが発生することがある。その結果、N型基
準抵抗器の抵抗値は20%も変化することがある。P型
基準抵抗器にも同じような欠点が伴う。
【0005】抵抗を充分に制御した抵抗器は使用でき
る。例えば、外部抵抗器は集積回路に相互接続すること
ができるが、この相互接続には集積回路の面上に接着パ
ッドを追加する必要が生じることがある。他方、集積回
路に一体な基準抵抗器はレーザ・トリミング加工や、リ
ンク・ブローイング加工により一層精度の高いものにす
ることができるが、これらの加工技術には付加的な加工
ステップと検査ステップが求められる。
る。例えば、外部抵抗器は集積回路に相互接続すること
ができるが、この相互接続には集積回路の面上に接着パ
ッドを追加する必要が生じることがある。他方、集積回
路に一体な基準抵抗器はレーザ・トリミング加工や、リ
ンク・ブローイング加工により一層精度の高いものにす
ることができるが、これらの加工技術には付加的な加工
ステップと検査ステップが求められる。
【0006】極性非反転入力部に電圧信号を入力し、必
要な出力電流を供給するダーリントン・トランジスタ・
ペアを出力で励磁させることで演算増幅器は電圧/電流
コンバータとしても使用することができる。演算増幅器
の欠点は比較的複雑な回路構成が必要なこと、この回路
構成を達成するには有意数量のシリコン領域が求められ
ることである。
要な出力電流を供給するダーリントン・トランジスタ・
ペアを出力で励磁させることで演算増幅器は電圧/電流
コンバータとしても使用することができる。演算増幅器
の欠点は比較的複雑な回路構成が必要なこと、この回路
構成を達成するには有意数量のシリコン領域が求められ
ることである。
【0007】集積回路を実施するには前文に準拠し、高
精度、線形化をしたコスト効率の高い電圧/電流コンバ
ータが必要になる。
精度、線形化をしたコスト効率の高い電圧/電流コンバ
ータが必要になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な態様は
抵抗が実質上一定なトランジスタを基準抵抗器として使
用した線形化電圧/電流コンバータにある。好適には、
三極領域で機能するMOSトランジスタには実質上一定
なドレイン−ソース抵抗を備えることである。
抵抗が実質上一定なトランジスタを基準抵抗器として使
用した線形化電圧/電流コンバータにある。好適には、
三極領域で機能するMOSトランジスタには実質上一定
なドレイン−ソース抵抗を備えることである。
【0009】本発明の一つの態様によれば、電圧/電流
コンバータは電圧信号を受信し、電流信号を転送する第
一トランジスタと、第二ゲートでバイアス電圧を受電
し、この電流信号の少なくとも一部を第二ドレインと第
二ソースとの間に転送する第二MOSトランジスタと、
前記バイアス電圧を前記第二ゲートに印加するバイアス
回路とから成ることを特徴とする。このバイアス電圧は
第二ドレインと第二ソースとの間の少なくとも電圧VDS
と、第二トランジスタが実質上一定なドレイン−ソース
抵抗を提供できるような第二トランジスタのための閾値
電圧VT との関数である。
コンバータは電圧信号を受信し、電流信号を転送する第
一トランジスタと、第二ゲートでバイアス電圧を受電
し、この電流信号の少なくとも一部を第二ドレインと第
二ソースとの間に転送する第二MOSトランジスタと、
前記バイアス電圧を前記第二ゲートに印加するバイアス
回路とから成ることを特徴とする。このバイアス電圧は
第二ドレインと第二ソースとの間の少なくとも電圧VDS
と、第二トランジスタが実質上一定なドレイン−ソース
抵抗を提供できるような第二トランジスタのための閾値
電圧VT との関数である。
【0010】一実施例にあって、バイアス電圧は実質上
VC +VT +kVDSに等しいため、第二トランジスタは
三極領域内での動作時、実質上1/βVC なる値の実質
上一定なドレイン−ソース抵抗を有するが、ここで、V
C は定電圧、kは約1/3−2/3の範囲内の定数であ
り、βは第二トランジスタに対する利得である。ドレイ
ン−ソース抵抗は電圧信号の変動に対し比較的影響を受
けない。従って、第二トランジスタは線形化電圧/電流
変換に適した良好な基準抵抗器を提供する。
VC +VT +kVDSに等しいため、第二トランジスタは
三極領域内での動作時、実質上1/βVC なる値の実質
上一定なドレイン−ソース抵抗を有するが、ここで、V
C は定電圧、kは約1/3−2/3の範囲内の定数であ
り、βは第二トランジスタに対する利得である。ドレイ
ン−ソース抵抗は電圧信号の変動に対し比較的影響を受
けない。従って、第二トランジスタは線形化電圧/電流
変換に適した良好な基準抵抗器を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を更に完全に理解されるよ
う、図1−図3に数個の電圧/電流コンバータを解説す
る。
う、図1−図3に数個の電圧/電流コンバータを解説す
る。
【0012】図1は従来の電圧/電流コンバータとして
構成したしたMOSトランジスタと基準抵抗器を解説す
る回路図である。回路100は電圧信号Vinを電流信号
Iout に変換する。回路100にはソースに於いて基準
抵抗器104に結合したNMOSトランジスタ102が
含まれる。トランジスタ102は、好適には短チャンネ
ル装置、即ち1ミクロンメートルに近似する、あるいは
それ以下のチャンネル長さを有する装置であるため、飽
和状態にあるドレイン電流はゲートのバイアス電圧に従
い直線的に増加する。基準抵抗器104は動作時、回路
100のノイズ/ジッタ感度を下げる。トランジスタ1
02と基準抵抗器104のソースは例えばP型基板の一
つのN型領域内に形成することができる。電圧信号Vin
はトランジスタ102のゲート−ソース電圧VGSと同値
であり、電流信号Iout はトランジスタ102のドレイ
ン−ソース電流IDSと同値である。トランジスタ102
の閾値電圧はVT であり、基準抵抗器104の抵抗はR
である。電源電圧VDDとVSSは本図に記載する回路10
0と他の回路に印加するが、説明の便宜上VSSは接地レ
ベルにした。Vinは実質上VT 以上であるため、トラン
ジスタ102のドレイン−ソース抵抗RDSは抵抗Rとの
対比で無視できるようになると仮定する。従って、回路
100の場合の電流/電圧関係は以下に示す簡易化した
第一オーダーの一次方程式に実質上従うことになる: Iout=0 Vin≦VT (1) Iout=(Vin−VT)/R Vin>VT (2) 従って、電圧信号Vinが閾値電圧VT 以上のとき、電流
信号Iout は電圧信号Vinに一次的に関係する。しか
し、基準抵抗器104はN型抵抗器であるため、抵抗R
の値は上述のように制御が難しいことがある。
構成したしたMOSトランジスタと基準抵抗器を解説す
る回路図である。回路100は電圧信号Vinを電流信号
Iout に変換する。回路100にはソースに於いて基準
抵抗器104に結合したNMOSトランジスタ102が
含まれる。トランジスタ102は、好適には短チャンネ
ル装置、即ち1ミクロンメートルに近似する、あるいは
それ以下のチャンネル長さを有する装置であるため、飽
和状態にあるドレイン電流はゲートのバイアス電圧に従
い直線的に増加する。基準抵抗器104は動作時、回路
100のノイズ/ジッタ感度を下げる。トランジスタ1
02と基準抵抗器104のソースは例えばP型基板の一
つのN型領域内に形成することができる。電圧信号Vin
はトランジスタ102のゲート−ソース電圧VGSと同値
であり、電流信号Iout はトランジスタ102のドレイ
ン−ソース電流IDSと同値である。トランジスタ102
の閾値電圧はVT であり、基準抵抗器104の抵抗はR
である。電源電圧VDDとVSSは本図に記載する回路10
0と他の回路に印加するが、説明の便宜上VSSは接地レ
ベルにした。Vinは実質上VT 以上であるため、トラン
ジスタ102のドレイン−ソース抵抗RDSは抵抗Rとの
対比で無視できるようになると仮定する。従って、回路
100の場合の電流/電圧関係は以下に示す簡易化した
第一オーダーの一次方程式に実質上従うことになる: Iout=0 Vin≦VT (1) Iout=(Vin−VT)/R Vin>VT (2) 従って、電圧信号Vinが閾値電圧VT 以上のとき、電流
信号Iout は電圧信号Vinに一次的に関係する。しか
し、基準抵抗器104はN型抵抗器であるため、抵抗R
の値は上述のように制御が難しいことがある。
【0013】図2は従来の電圧/電流コンバータとして
構成した長チャンネルMOSトランジスタを示す回路図
である。回路200は電圧信号Vinを電流信号Iout に
変換する。回路200には長チャンネルNMOSトラン
ジスタ202が含まれる。トランジスタ202のチャン
ネル長さは1ミクロンメートルに近似する値又は、これ
以上で、好適には25ミクロンメートルのオーダーであ
るため、飽和状態のドレイン電流はゲートのバイアス電
圧に従い二次的に増加する。更に、抵抗器202のドレ
イン−ソース抵抗RDSは基準抵抗器を提供すべく充分大
きな値である。電圧信号Vinはトランジスタ202のゲ
ート−ソース電圧VGSと同値であり、電流信号Iout は
トランジスタ202のためのドレイン−ソース電流IDS
と同値である。トランジスタ202の利得はβ(例え
ば、電流増幅係数)であり、閾値電圧はVT である。V
GSとIDSの変動にも拘わらず利得βと閾値電圧VT は共
に実質上一定に維持される。従って、回路200のため
の電流/電圧関係は以下の簡易化した方程式に実質上従
っている: Iout=0 Vin≦VT (3) Ioutβ[(Vin−VT)VDS−kVDS 2] Vin>VTとVDS≦Vsat (4) Iout=kβ(Vin−VT)2 Vin>VTとVDS>Vsat (5) 上式に於いて、 β=Wεoxμn/Ltox W=チャンネル幅 L=チャンネル長さ εox=酸化物誘導体の定数 μn=電子の移動度定数 tox=酸化物の厚さ Vsat=飽和電圧 k=定数
構成した長チャンネルMOSトランジスタを示す回路図
である。回路200は電圧信号Vinを電流信号Iout に
変換する。回路200には長チャンネルNMOSトラン
ジスタ202が含まれる。トランジスタ202のチャン
ネル長さは1ミクロンメートルに近似する値又は、これ
以上で、好適には25ミクロンメートルのオーダーであ
るため、飽和状態のドレイン電流はゲートのバイアス電
圧に従い二次的に増加する。更に、抵抗器202のドレ
イン−ソース抵抗RDSは基準抵抗器を提供すべく充分大
きな値である。電圧信号Vinはトランジスタ202のゲ
ート−ソース電圧VGSと同値であり、電流信号Iout は
トランジスタ202のためのドレイン−ソース電流IDS
と同値である。トランジスタ202の利得はβ(例え
ば、電流増幅係数)であり、閾値電圧はVT である。V
GSとIDSの変動にも拘わらず利得βと閾値電圧VT は共
に実質上一定に維持される。従って、回路200のため
の電流/電圧関係は以下の簡易化した方程式に実質上従
っている: Iout=0 Vin≦VT (3) Ioutβ[(Vin−VT)VDS−kVDS 2] Vin>VTとVDS≦Vsat (4) Iout=kβ(Vin−VT)2 Vin>VTとVDS>Vsat (5) 上式に於いて、 β=Wεoxμn/Ltox W=チャンネル幅 L=チャンネル長さ εox=酸化物誘導体の定数 μn=電子の移動度定数 tox=酸化物の厚さ Vsat=飽和電圧 k=定数
【0014】方程式(4)はトランジスタ202の三極
領域(例えば、I−V曲線の抵抗領域又は非飽和領域)
に対応するが、これに対し方程式(5)はトランジスタ
202の飽和領域(例えば、I−V曲線の平坦領域)に
対応する。定数kの値は実際には変わることのある若干
数の仮定はもとより、二、三の単純化操作に準拠してい
るが、文献にはしばしば1/2として報じられている。
方程式(5)に於いて1/2はkに対する適正な近似値
であると考えられる。しかし、方程式(4)では、約1
/3−2/3の範囲はkに対する適正な近似値であると
考えられる(VDSがVsat に近似するにつれ、kは1/
2に近似するけれども)。μn に関連するマイナス符合
は説明の便宜上省略する。方程式(4)と(5)によれ
ば、電圧信号Vinが閾値電圧VT 以上のとき、電流信号
Iout は電圧信号Vinに二次的に関係する。従って、回
路200では線形化電圧/電流変換は行われない。
領域(例えば、I−V曲線の抵抗領域又は非飽和領域)
に対応するが、これに対し方程式(5)はトランジスタ
202の飽和領域(例えば、I−V曲線の平坦領域)に
対応する。定数kの値は実際には変わることのある若干
数の仮定はもとより、二、三の単純化操作に準拠してい
るが、文献にはしばしば1/2として報じられている。
方程式(5)に於いて1/2はkに対する適正な近似値
であると考えられる。しかし、方程式(4)では、約1
/3−2/3の範囲はkに対する適正な近似値であると
考えられる(VDSがVsat に近似するにつれ、kは1/
2に近似するけれども)。μn に関連するマイナス符合
は説明の便宜上省略する。方程式(4)と(5)によれ
ば、電圧信号Vinが閾値電圧VT 以上のとき、電流信号
Iout は電圧信号Vinに二次的に関係する。従って、回
路200では線形化電圧/電流変換は行われない。
【0015】図3は他の従来方式の電圧/電流コンバー
タを示す回路図である。回路300は電圧信号Vinを電
流信号Iout に変換する。回路300には長チャネルN
MOSトランジスタ304(トランジスタ202に類
似)に結合したNMOSトランジスタ302(トランジ
スタ102に類似)が含まれる。NMOSトランジスタ
306は長チャンネル・トランジスタでもある。電流源
308からは電流信号Iref がトランジスタ306のド
レインに出力される。電圧信号Vinはトランジスタ30
2のゲート−ソース電圧VGSと同値であり、電流信号I
out はトランジスタ302と304のためのドレイン−
ソース電流IDSと同値である。トランジスタ304の利
得はβ1 であり、閾値電圧はVT である。同様に、トラ
ンジスタ306の利得はβ2 であり、閾値電圧はVT2で
ある。便宜上、トランジスタ304ためのドレイン−ソ
ース電圧VDSは電圧V2 と定義し、トランジスタ304
と306のためのゲート−ソース電圧VGSは電圧V3 と
定義する。方程式(4)によれば、三極領域内で動作す
るトランジスタ304からは下式が得られる: Iout=β1[(V3−VT1)V2−kV2 2] (6)
タを示す回路図である。回路300は電圧信号Vinを電
流信号Iout に変換する。回路300には長チャネルN
MOSトランジスタ304(トランジスタ202に類
似)に結合したNMOSトランジスタ302(トランジ
スタ102に類似)が含まれる。NMOSトランジスタ
306は長チャンネル・トランジスタでもある。電流源
308からは電流信号Iref がトランジスタ306のド
レインに出力される。電圧信号Vinはトランジスタ30
2のゲート−ソース電圧VGSと同値であり、電流信号I
out はトランジスタ302と304のためのドレイン−
ソース電流IDSと同値である。トランジスタ304の利
得はβ1 であり、閾値電圧はVT である。同様に、トラ
ンジスタ306の利得はβ2 であり、閾値電圧はVT2で
ある。便宜上、トランジスタ304ためのドレイン−ソ
ース電圧VDSは電圧V2 と定義し、トランジスタ304
と306のためのゲート−ソース電圧VGSは電圧V3 と
定義する。方程式(4)によれば、三極領域内で動作す
るトランジスタ304からは下式が得られる: Iout=β1[(V3−VT1)V2−kV2 2] (6)
【0016】方程式(6)はV2 で除算し、次いで、逆
数化してトランジスタ304のためのドレイン−ソース
抵抗RDSを誘導することができる: V2/Iout=1/β1(V3−VT1−kV2)=RDS (7) 同様にして、方程式(5)によれば、飽和領域内で動作
するトランジスタ306からは下式が得られる: Iref=kβ2(V3−VT2)2 (8) V3に関する方程式(8)を解くことにより下式が得ら
れる: V3=VT2+(Iref/kβ2)1/2 (9) VT1=VT2を仮定し、方程式(9)を方程式(7)に代
入すると下式が得られる: V2/Iout=1/β1[(Iref/kβ2)1/2−kV2]=RDS (10)
数化してトランジスタ304のためのドレイン−ソース
抵抗RDSを誘導することができる: V2/Iout=1/β1(V3−VT1−kV2)=RDS (7) 同様にして、方程式(5)によれば、飽和領域内で動作
するトランジスタ306からは下式が得られる: Iref=kβ2(V3−VT2)2 (8) V3に関する方程式(8)を解くことにより下式が得ら
れる: V3=VT2+(Iref/kβ2)1/2 (9) VT1=VT2を仮定し、方程式(9)を方程式(7)に代
入すると下式が得られる: V2/Iout=1/β1[(Iref/kβ2)1/2−kV2]=RDS (10)
【0017】定電流信号Iref に関し、トランジスタ3
04のためのドレイン−ソース抵抗RDS抵抗は電圧kV
2 に応じて変化することが方程式(10)から示され
る。更に、電圧V2 は電圧信号Vin応じて変化する。従
って、抵抗RDSは電圧信号Vinに応じて変化する。その
結果、トランジスタ304では実質上一定な基準抵抗器
は提供されない。従って、線形化電圧/電流コンバータ
は回路300では提供されない。
04のためのドレイン−ソース抵抗RDS抵抗は電圧kV
2 に応じて変化することが方程式(10)から示され
る。更に、電圧V2 は電圧信号Vin応じて変化する。従
って、抵抗RDSは電圧信号Vinに応じて変化する。その
結果、トランジスタ304では実質上一定な基準抵抗器
は提供されない。従って、線形化電圧/電流コンバータ
は回路300では提供されない。
【0018】本発明の若干数の実施例による電圧/電流
コンバータが図4−図7に記載する回路に示されてい
る。
コンバータが図4−図7に記載する回路に示されてい
る。
【0019】図4は本発明の一実施例による電圧/電流
コンバータを示す回路図である。回路400は電圧信号
Vinを電流信号Iout に変換する。回路400には長チ
ャンネルNMOSトランジスタ404(トランジスタ1
02に類似)結合したNMOSトランジスタ402(ト
ランジスタ102に類似)が含まれる。特に、トランジ
スタ402のソースは信号経路に沿いトランジスタ40
4のドレインに結合されている。バイアス回路406は
トランジスタ404のゲートに結合されている。電圧信
号Vinはトランジスタ402ゲート−ソース電圧VGSと
同値で、電流信号Iout はトランジスタ402と404
のためのドレイン−ソース電流IDSと同値である。トラ
ンジスタ404の利得はβ、閾値電圧VT 、ドレイン−
ソース抵抗はRDSである。便宜上、トランジスタ404
のためのドレイン−ソース電圧VDSはV2 として定義
し、トランジスタ404のためのゲート−ソース電圧V
GSはV3 として定義する。方程式(7)によれば、三極
領域内で動作するトランジスタ404からは下式が得ら
れる: V2/Iout=1/β(V3−VT−kV2)=RDS (11)
コンバータを示す回路図である。回路400は電圧信号
Vinを電流信号Iout に変換する。回路400には長チ
ャンネルNMOSトランジスタ404(トランジスタ1
02に類似)結合したNMOSトランジスタ402(ト
ランジスタ102に類似)が含まれる。特に、トランジ
スタ402のソースは信号経路に沿いトランジスタ40
4のドレインに結合されている。バイアス回路406は
トランジスタ404のゲートに結合されている。電圧信
号Vinはトランジスタ402ゲート−ソース電圧VGSと
同値で、電流信号Iout はトランジスタ402と404
のためのドレイン−ソース電流IDSと同値である。トラ
ンジスタ404の利得はβ、閾値電圧VT 、ドレイン−
ソース抵抗はRDSである。便宜上、トランジスタ404
のためのドレイン−ソース電圧VDSはV2 として定義
し、トランジスタ404のためのゲート−ソース電圧V
GSはV3 として定義する。方程式(7)によれば、三極
領域内で動作するトランジスタ404からは下式が得ら
れる: V2/Iout=1/β(V3−VT−kV2)=RDS (11)
【0020】バイアス回路406はトランジスタ404
のゲートにバイアス電圧を印加するため、抵抗RDSは実
質上一定である。方程式(11)から、抵抗RDSは電圧
V3、VT とV2 の関数であることは明らかである。本発
明によれば、適正なバイアス電圧V3 は電圧V3 を電圧
VT とV2 に関係させることで確定することができる。
抵抗RDSを実質上一定に維持するため、バイアス回路4
06はバイアス電圧V3 をほぼVC +VT +kV2 に設
定するが、ここで、VC は定電圧である。便宜上、V3
=VC +VT +kV2 と仮定すると、方程式(11)か
らは下式が得られる: V2/Iout=1/βVC=RDS (12) 方程式(12)によれば、ドレイン−ソース抵抗RDSは
1/βVC である。
のゲートにバイアス電圧を印加するため、抵抗RDSは実
質上一定である。方程式(11)から、抵抗RDSは電圧
V3、VT とV2 の関数であることは明らかである。本発
明によれば、適正なバイアス電圧V3 は電圧V3 を電圧
VT とV2 に関係させることで確定することができる。
抵抗RDSを実質上一定に維持するため、バイアス回路4
06はバイアス電圧V3 をほぼVC +VT +kV2 に設
定するが、ここで、VC は定電圧である。便宜上、V3
=VC +VT +kV2 と仮定すると、方程式(11)か
らは下式が得られる: V2/Iout=1/βVC=RDS (12) 方程式(12)によれば、ドレイン−ソース抵抗RDSは
1/βVC である。
【0021】方程式(12)は各種の仮定と簡易化操作
に準拠するため、トランジスタ404の実ドレイン−ソ
ース抵抗RDSは1/βVC から僅かに変化することがあ
る。それにも拘わらず、抵抗RDSは実質上1/βVC で
ある。更に、1/βVC は実質上一定であり、電流信号
Iout の変動に対し比較的影響を受けない。その結果、
抵抗RDSは実質上一定でもある。従って、トランジスタ
404を基準抵抗器として用いると、電流信号Iout は
電圧信号Vinに実質上一次比例する。
に準拠するため、トランジスタ404の実ドレイン−ソ
ース抵抗RDSは1/βVC から僅かに変化することがあ
る。それにも拘わらず、抵抗RDSは実質上1/βVC で
ある。更に、1/βVC は実質上一定であり、電流信号
Iout の変動に対し比較的影響を受けない。その結果、
抵抗RDSは実質上一定でもある。従って、トランジスタ
404を基準抵抗器として用いると、電流信号Iout は
電圧信号Vinに実質上一次比例する。
【0022】実際に、バイアス回路406はトランジス
タ404のドレイン−ソース電圧VDSと閾値電圧VT を
トランジスタ404に対する適正なゲート−ソース電圧
VGSに動的に変換する。トランジスタ404が三極領域
内で実質上方程式(11)に従い動作すると、バイアス
回路406は電圧VGS(V3 で表す)を電圧VT とVDS
(V2 で表す)に一次的に関係させるため、電圧VGSは
電圧VT とkVDSの和以上(電圧値の1/2)の定電圧
VC に維持される。閾値電圧VT は処理上の変動とドー
ピング・レベルによって制御が難しいことがあり、また
温度の変化に応じて動作時にドリフトが発生することが
ある。同様に、電圧VDSはトランジスタ404のドレイ
ン−ソース電流IDS(Iout で表す)の変動に応じて変
化することがある。バイアス回路406はトランジスタ
404のゲートを少なくともVTとVDSの関数として動
的にバイアスさせることでこの問題を解決するため、ト
ランジスタ404の実効ドレイン−ソース抵抗RDSはV
T とVDSの変動にも拘わらず実質上一定に維持される。
従って、トランジスタ404は線形化電圧/電流変換の
ために良好な基準抵抗器を提供する。更に、抵抗RDSは
電圧VC に適正値を選択することで正確に制御すること
ができる。
タ404のドレイン−ソース電圧VDSと閾値電圧VT を
トランジスタ404に対する適正なゲート−ソース電圧
VGSに動的に変換する。トランジスタ404が三極領域
内で実質上方程式(11)に従い動作すると、バイアス
回路406は電圧VGS(V3 で表す)を電圧VT とVDS
(V2 で表す)に一次的に関係させるため、電圧VGSは
電圧VT とkVDSの和以上(電圧値の1/2)の定電圧
VC に維持される。閾値電圧VT は処理上の変動とドー
ピング・レベルによって制御が難しいことがあり、また
温度の変化に応じて動作時にドリフトが発生することが
ある。同様に、電圧VDSはトランジスタ404のドレイ
ン−ソース電流IDS(Iout で表す)の変動に応じて変
化することがある。バイアス回路406はトランジスタ
404のゲートを少なくともVTとVDSの関数として動
的にバイアスさせることでこの問題を解決するため、ト
ランジスタ404の実効ドレイン−ソース抵抗RDSはV
T とVDSの変動にも拘わらず実質上一定に維持される。
従って、トランジスタ404は線形化電圧/電流変換の
ために良好な基準抵抗器を提供する。更に、抵抗RDSは
電圧VC に適正値を選択することで正確に制御すること
ができる。
【0023】図5には本発明の他の実施例による電圧/
電流コンバータが開示されている。回路500は電圧信
号Vinを電流信号Iout に変換する。回路500には長
チャンネルNMOSトランジスタ504(トランジスタ
202に類似)に結合したNMOSトランジスタ502
(トランジスタ102に類似)が含まれる。回路500
のバイアス回路にはNMOSトランジスタ506、50
8、510及び512と電流源514が含まれる。この
実施例にあっては、解説のため、kをほぼ1/2にす
る。電圧Vinはトランジスタ502のゲートに印加し、
電流信号Iout はトランジスタ502と504のための
ドレイン−ソース電流IDSと同値である。便宜上、トラ
ンジスタ504のためのドレイン−ソース電圧VDSを電
圧V2 と定義し、トランジスタ506のためのドレイン
−ソース電圧VDSを電圧V4 と定義し、トランジスタ5
08のためのドレイン−ソース電圧VDSを電圧V3 −V
4 と定義する。同様に、トランジスタ504と506の
ためのゲート−ソース電圧VGSを電圧V3 と定義し、ト
ランジスタ508のためのゲート−ソース電圧VGSを電
圧V3 −V4 と定義する。トランジスタ504の利得は
β1 、閾値電圧はVT1、ドレイン−ソース抵抗はRDS1
である。同様に、トランジスタ506の利得はβ2 、閾
値電圧はVT2、ドレイン−ソース抵抗はRDS2 であり、
トランジスタ508の利得はβ3 、閾値電圧はVT3、ド
レイン−ソース抵抗はRDS3 である。好適には、トラン
ジスタ504と506が同一な電流/電圧特性を有し、
トランジスタ504、506及び508が閾値電圧を同
一にすることである。方程式(7)によれば、kをほぼ
1/2とし、三極領域内にで動作するトランジスタ50
4からは下式が得られる: V2/Iout=1/β1(V3−VT1−1/2V2)=RDS1 (13)
電流コンバータが開示されている。回路500は電圧信
号Vinを電流信号Iout に変換する。回路500には長
チャンネルNMOSトランジスタ504(トランジスタ
202に類似)に結合したNMOSトランジスタ502
(トランジスタ102に類似)が含まれる。回路500
のバイアス回路にはNMOSトランジスタ506、50
8、510及び512と電流源514が含まれる。この
実施例にあっては、解説のため、kをほぼ1/2にす
る。電圧Vinはトランジスタ502のゲートに印加し、
電流信号Iout はトランジスタ502と504のための
ドレイン−ソース電流IDSと同値である。便宜上、トラ
ンジスタ504のためのドレイン−ソース電圧VDSを電
圧V2 と定義し、トランジスタ506のためのドレイン
−ソース電圧VDSを電圧V4 と定義し、トランジスタ5
08のためのドレイン−ソース電圧VDSを電圧V3 −V
4 と定義する。同様に、トランジスタ504と506の
ためのゲート−ソース電圧VGSを電圧V3 と定義し、ト
ランジスタ508のためのゲート−ソース電圧VGSを電
圧V3 −V4 と定義する。トランジスタ504の利得は
β1 、閾値電圧はVT1、ドレイン−ソース抵抗はRDS1
である。同様に、トランジスタ506の利得はβ2 、閾
値電圧はVT2、ドレイン−ソース抵抗はRDS2 であり、
トランジスタ508の利得はβ3 、閾値電圧はVT3、ド
レイン−ソース抵抗はRDS3 である。好適には、トラン
ジスタ504と506が同一な電流/電圧特性を有し、
トランジスタ504、506及び508が閾値電圧を同
一にすることである。方程式(7)によれば、kをほぼ
1/2とし、三極領域内にで動作するトランジスタ50
4からは下式が得られる: V2/Iout=1/β1(V3−VT1−1/2V2)=RDS1 (13)
【0024】トランジスタ510と512は電流ミラー
の構成で形成されるため、トランジスタ512は信号経
路516に沿い、定率の電流信号1/2Iout を出力す
る。例えば、トランジスタ510と512のチャネル幅
/長さ比(W/L)は従来に於けるように正しく定率に
設定することができる。更に、トランジスタ510と5
12のチャンネルのW/L比を定率で設定し、kの他の
値に一致させるため定率の電流信号KIout を生成する
ことができる。トランジスタ506のためのドレイン−
ソース電流IDSは定率の電流信号1/2Iout と基準電
流Iref の複合値と同値である。簡易化のため、Iref
は1/2Iout に比較して小さな値であると仮定する
と、トランジスタ506のためのIDSはほぼ1/2I
out になる。方程式(7)によれば、kをほぼ1/2と
し、三極領域内で動作するトランジスタ506からは下
式が得られる: V4/(1/2)Iout=1/β2(V3−VT2−1/2V4)=RDS2 (14)
の構成で形成されるため、トランジスタ512は信号経
路516に沿い、定率の電流信号1/2Iout を出力す
る。例えば、トランジスタ510と512のチャネル幅
/長さ比(W/L)は従来に於けるように正しく定率に
設定することができる。更に、トランジスタ510と5
12のチャンネルのW/L比を定率で設定し、kの他の
値に一致させるため定率の電流信号KIout を生成する
ことができる。トランジスタ506のためのドレイン−
ソース電流IDSは定率の電流信号1/2Iout と基準電
流Iref の複合値と同値である。簡易化のため、Iref
は1/2Iout に比較して小さな値であると仮定する
と、トランジスタ506のためのIDSはほぼ1/2I
out になる。方程式(7)によれば、kをほぼ1/2と
し、三極領域内で動作するトランジスタ506からは下
式が得られる: V4/(1/2)Iout=1/β2(V3−VT2−1/2V4)=RDS2 (14)
【0025】トランジスタ504と506は実質上整合
させてあるため、β1 はほぼβ2 に等しく、VT1はほぼ
VT2に等しい。簡易化を目的に、β1 =β2 、VT1=V
T2を仮定し、更に電圧V2 とV4 相互の差を小さいと仮
定すると、RDS1 はRDS2 に類似する。更に、RDS1 =
RDS2 と仮定すると、方程式(13)と(14)から下
式が得られる: V4/(1/2)Iout=V2/Iout (15) 方程式(15)は以下のようにV4 に関して解くことが
できる。 V4=1/2V2 (16)
させてあるため、β1 はほぼβ2 に等しく、VT1はほぼ
VT2に等しい。簡易化を目的に、β1 =β2 、VT1=V
T2を仮定し、更に電圧V2 とV4 相互の差を小さいと仮
定すると、RDS1 はRDS2 に類似する。更に、RDS1 =
RDS2 と仮定すると、方程式(13)と(14)から下
式が得られる: V4/(1/2)Iout=V2/Iout (15) 方程式(15)は以下のようにV4 に関して解くことが
できる。 V4=1/2V2 (16)
【0026】方程式(9)によれば、電流源516で基
準電流Iref を生成し、トランジスタ508のソースに
電圧V4 を印加し、kをほぼ1/2とし、飽和領域内で
動作するこのトランジスタ508からは下式が得られ
る: V3=V4+VT3+(2Iref/β3)1/2 (17)
準電流Iref を生成し、トランジスタ508のソースに
電圧V4 を印加し、kをほぼ1/2とし、飽和領域内で
動作するこのトランジスタ508からは下式が得られ
る: V3=V4+VT3+(2Iref/β3)1/2 (17)
【0027】方程式(16)と(17)を方程式(1
3)に代入し、VT1=VT3と仮定すると、下式が得られ
る: V2/Iout=1/β1(2Iref/β3)1/2=RDS1 (18) 方程式(18)から抵抗RDS1 は電圧V2 とVT1の変動
に影響を受けぬことが示される。方程式(18)からは
また、一定なIref に関し、抵抗RDS1 は電流信号I
out の変動にも拘わらず実質上一定に維持されることが
示される。更に、RDS1 の値は電流源516で生成され
るIref の値を調整することによって調整ができる。I
ref の好適な値はImin ≦Iout ≦Imax なる望ましい
直線的範囲、電圧V2 とVT2の相対的な大きさ及び回路
500が使用される用途のような各種要素に従い決ま
る。Iref は実質上Imin 以下、例えばIref ≦1/2
Iminであることが一般的に好ましい。
3)に代入し、VT1=VT3と仮定すると、下式が得られ
る: V2/Iout=1/β1(2Iref/β3)1/2=RDS1 (18) 方程式(18)から抵抗RDS1 は電圧V2 とVT1の変動
に影響を受けぬことが示される。方程式(18)からは
また、一定なIref に関し、抵抗RDS1 は電流信号I
out の変動にも拘わらず実質上一定に維持されることが
示される。更に、RDS1 の値は電流源516で生成され
るIref の値を調整することによって調整ができる。I
ref の好適な値はImin ≦Iout ≦Imax なる望ましい
直線的範囲、電圧V2 とVT2の相対的な大きさ及び回路
500が使用される用途のような各種要素に従い決ま
る。Iref は実質上Imin 以下、例えばIref ≦1/2
Iminであることが一般的に好ましい。
【0028】図6には本発明の他の実施例による電圧/
電流コンバータが開示されている。回路600は電圧信
号Vinを電流信号Iout に変換する。回路600には長
チャンネルNMONトランジスタ604と606(それ
ぞれトランジスタ202に類似)に結合したNMONト
ランジスタ602(トランジスタ102に類似)が含ま
れる。この実施例にあっては、トランジスタ604と6
06は共同して基準抵抗器を提供する。好適には、トラ
ンジスタ604と606が同一の電流/電圧特性を有す
ることである。回路600に於けるバイアス回路にはN
MOSトランジスタ608と電流源610が含まれる。
この実施例にあっては解説の便宜上、kはほぼ1/2と
する。電圧信号Vinはトランジスタ602のゲートに印
加し、電流信号Iout はトランジスタ602と604の
ためのドレイン−ソース電流IDSと同値であり、電流信
号Iout と基準電流Iref の複合値はトランジスタ60
6のためのドレイン−ソース電流IDSと同値である。簡
易化を目的に、Iref はIout に比較し小さな値である
と仮定すると、トランジスタ606のためのIDSはほぼ
Iout となる。便宜上、トランジスタ604と606の
ための複合ドレイン−ソース電圧を電圧V2 と定義し、
トランジスタ606のためのドレイン−ソース電圧VDS
を電圧V4 と定義し、このためトランジスタ604のた
めのドレイン−ソース電圧VDSは電圧V2 −V4 とな
る。同様に、トランジスタ604ト608のためのゲー
ト−ソース電圧VGSを電圧V3 −V4 と定義し、トラン
ジスタ606のためのゲート−ソース電圧VGSを電圧V
3 と定義する。トランジスタ604の利得はβ1 であ
り、閾値電圧はVT1であり、ドレイン−ソース抵抗はR
DS1である。同様に、トランジスタ606の利得はβ2
であり、閾値電圧はVT2であり、ドレイン−ソース抵抗
はRDS2 であり、トランジスタ608の利得はβ3 であ
り、閾値電圧はVT3であり、ドレイン−ソース抵抗はR
DS3 である。好適には、トランジスタ604と606が
同一な電流/電圧特性を有することであり、トランジス
タ604、606及び608の閾値電圧が同一なことで
ある。方程式(7)によれば、kをほぼ1/2とし、三
極領域内で動作するトランジスタ604からは下式が得
られる: V2−V4/Iout=1/β1〔V3−V4−VT1−1/2(V2−V4)〕=RDS1 (19) 同様に、kをほぼ1/2とし、三極領域内で動作するト
ランジスタ606からは下式が得られる: V4/Iout=1/β2(V3−VT2−1/2V4)=RDS2 (20)
電流コンバータが開示されている。回路600は電圧信
号Vinを電流信号Iout に変換する。回路600には長
チャンネルNMONトランジスタ604と606(それ
ぞれトランジスタ202に類似)に結合したNMONト
ランジスタ602(トランジスタ102に類似)が含ま
れる。この実施例にあっては、トランジスタ604と6
06は共同して基準抵抗器を提供する。好適には、トラ
ンジスタ604と606が同一の電流/電圧特性を有す
ることである。回路600に於けるバイアス回路にはN
MOSトランジスタ608と電流源610が含まれる。
この実施例にあっては解説の便宜上、kはほぼ1/2と
する。電圧信号Vinはトランジスタ602のゲートに印
加し、電流信号Iout はトランジスタ602と604の
ためのドレイン−ソース電流IDSと同値であり、電流信
号Iout と基準電流Iref の複合値はトランジスタ60
6のためのドレイン−ソース電流IDSと同値である。簡
易化を目的に、Iref はIout に比較し小さな値である
と仮定すると、トランジスタ606のためのIDSはほぼ
Iout となる。便宜上、トランジスタ604と606の
ための複合ドレイン−ソース電圧を電圧V2 と定義し、
トランジスタ606のためのドレイン−ソース電圧VDS
を電圧V4 と定義し、このためトランジスタ604のた
めのドレイン−ソース電圧VDSは電圧V2 −V4 とな
る。同様に、トランジスタ604ト608のためのゲー
ト−ソース電圧VGSを電圧V3 −V4 と定義し、トラン
ジスタ606のためのゲート−ソース電圧VGSを電圧V
3 と定義する。トランジスタ604の利得はβ1 であ
り、閾値電圧はVT1であり、ドレイン−ソース抵抗はR
DS1である。同様に、トランジスタ606の利得はβ2
であり、閾値電圧はVT2であり、ドレイン−ソース抵抗
はRDS2 であり、トランジスタ608の利得はβ3 であ
り、閾値電圧はVT3であり、ドレイン−ソース抵抗はR
DS3 である。好適には、トランジスタ604と606が
同一な電流/電圧特性を有することであり、トランジス
タ604、606及び608の閾値電圧が同一なことで
ある。方程式(7)によれば、kをほぼ1/2とし、三
極領域内で動作するトランジスタ604からは下式が得
られる: V2−V4/Iout=1/β1〔V3−V4−VT1−1/2(V2−V4)〕=RDS1 (19) 同様に、kをほぼ1/2とし、三極領域内で動作するト
ランジスタ606からは下式が得られる: V4/Iout=1/β2(V3−VT2−1/2V4)=RDS2 (20)
【0029】トランジスタ604と606は実質上整合
しているため、β1 はほぼβ2 に等しく、VT1はほぼV
T2に等しい。簡易化を目的に、β1 =β2 、VT1=
VT2、電圧V3 −V4 と電圧V3 との差が小さく、電圧
V2 −V4 と電圧V4 との差が小さいと仮定すると、R
DS1 はRDS2 に類似する。更に、RDS1 =RDS2 と仮定
すると、方程式(19)と(20)からは下式が得られ
る: (V2−V4)/Iout=V4/Iout (21) 方程式(21)はV4 に関し以下のように解くことがで
きる: V4=1/2V2 (22) 方程式(9)によれば、電流源610で基準電流Iref
を形成し、電圧V4 をトランジスタ608のソースに印
加し、kをほぼ1/2とし、飽和領域内で動作するこの
トランジスタ608からは下式が得られる: V3=V4+VT3+(2Iref/β3)1/2 (23)
しているため、β1 はほぼβ2 に等しく、VT1はほぼV
T2に等しい。簡易化を目的に、β1 =β2 、VT1=
VT2、電圧V3 −V4 と電圧V3 との差が小さく、電圧
V2 −V4 と電圧V4 との差が小さいと仮定すると、R
DS1 はRDS2 に類似する。更に、RDS1 =RDS2 と仮定
すると、方程式(19)と(20)からは下式が得られ
る: (V2−V4)/Iout=V4/Iout (21) 方程式(21)はV4 に関し以下のように解くことがで
きる: V4=1/2V2 (22) 方程式(9)によれば、電流源610で基準電流Iref
を形成し、電圧V4 をトランジスタ608のソースに印
加し、kをほぼ1/2とし、飽和領域内で動作するこの
トランジスタ608からは下式が得られる: V3=V4+VT3+(2Iref/β3)1/2 (23)
【0030】方程式(19)と(20)を複合すると、
下式が得られる:(V2−V4)/Iout+V4/Iout=
1/β1〔V3−V4−VT1−1/2(V2− V4)〕+1/β2(V3−VT2−1/2V4)=RDS1+RDS2 (24) 方程式(22)と(23)を方程式(24)代入し、V
T1=VT2=VT3と仮定すると、下式が得られる: V2/Iout=1/β1〔(2Iref/β3)1/2−1/4V2〕+1/β2〔(2Ir ef /β3)1/2+1/4V2〕=RDS1+RDS2 (25)
下式が得られる:(V2−V4)/Iout+V4/Iout=
1/β1〔V3−V4−VT1−1/2(V2− V4)〕+1/β2(V3−VT2−1/2V4)=RDS1+RDS2 (24) 方程式(22)と(23)を方程式(24)代入し、V
T1=VT2=VT3と仮定すると、下式が得られる: V2/Iout=1/β1〔(2Iref/β3)1/2−1/4V2〕+1/β2〔(2Ir ef /β3)1/2+1/4V2〕=RDS1+RDS2 (25)
【0031】方程式(25)に公分母を与えると、下式
が得られる: V2/Iout={β1〔(2Iref/β3)1/2−1/4V2〕+β2〔(2Iref/β 3 )1/2+1/4V2〕}/β1β2〔(2Iref/β3)−1/16V2 2〕=RDS1+RDS2 (26) β1=β2と仮定すると、方程式(26)からは下式が得
られる: V2/Iout=2〔(2Iref/β3)〕1/2/β1〔(2Iref/β3)−1/16V 2 2 〕=RDS1+RDS2 (27) RDS1 とRDS2 の複合抵抗は電圧VT1とVT2の変動から
影響を受けぬことが方程式(27)から示される。更
に、RDS1 とRDS2 の複合抵抗は電圧V2 の値が小さい
とき、電圧値V2 の変動からの影響を比較的受けない。
従って、回路600にあっては、電圧V2 は1V以内に
あることが好ましく、電圧V2 は1/2V以内にあるこ
とがより好ましい。このようにして、1/16V2 2項の
影響は殆どなく、電流信号Iout は電圧信号Vinに実質
上一次比例する。一定の基準電流Iref と充分小さな値
の電圧V2 に関し、RDS1 とRDS2 の複合抵抗は実質上
一定に維持されることも方程式(27)から提示され
る。簡易化の目的のため、電圧V2 の値が小さいと仮定
すると(そしてRDS1 =RDS2 とβ1 =β2 であるとの
仮定を続けると)、方程式(27)を方程式(19)と
(20)に代入して下式が得られる: (V2−V4)/Iout=1/β1(2Iref/β3)1/2=RDS1 (28) V4/Iout=1/β2(2Iref/β3)1/2=RDS2 (29)
が得られる: V2/Iout={β1〔(2Iref/β3)1/2−1/4V2〕+β2〔(2Iref/β 3 )1/2+1/4V2〕}/β1β2〔(2Iref/β3)−1/16V2 2〕=RDS1+RDS2 (26) β1=β2と仮定すると、方程式(26)からは下式が得
られる: V2/Iout=2〔(2Iref/β3)〕1/2/β1〔(2Iref/β3)−1/16V 2 2 〕=RDS1+RDS2 (27) RDS1 とRDS2 の複合抵抗は電圧VT1とVT2の変動から
影響を受けぬことが方程式(27)から示される。更
に、RDS1 とRDS2 の複合抵抗は電圧V2 の値が小さい
とき、電圧値V2 の変動からの影響を比較的受けない。
従って、回路600にあっては、電圧V2 は1V以内に
あることが好ましく、電圧V2 は1/2V以内にあるこ
とがより好ましい。このようにして、1/16V2 2項の
影響は殆どなく、電流信号Iout は電圧信号Vinに実質
上一次比例する。一定の基準電流Iref と充分小さな値
の電圧V2 に関し、RDS1 とRDS2 の複合抵抗は実質上
一定に維持されることも方程式(27)から提示され
る。簡易化の目的のため、電圧V2 の値が小さいと仮定
すると(そしてRDS1 =RDS2 とβ1 =β2 であるとの
仮定を続けると)、方程式(27)を方程式(19)と
(20)に代入して下式が得られる: (V2−V4)/Iout=1/β1(2Iref/β3)1/2=RDS1 (28) V4/Iout=1/β2(2Iref/β3)1/2=RDS2 (29)
【0032】RDS1 とRDS2 の複合抵抗は電流源610
が生成するIref の値を調整することで調整ができる。
Iref の好適な値はImin ≦Iout ≦Imax なる望まし
い直線的な範囲、電圧V2 、V4 、VT1及びVT2の相対
的な大きさ及び回路600を使用する用途のような各種
の要素に従い決まる。一般的にIref は実質上Imin以
下、例えばIref ≦1/2Imin なる関係にあることが
好ましい。回路500と比較した回路600の利点は回
路要素の数が少ないことと、信号経路516に於ける1
/2Iout 電流信号は生成する必要がないため、ワット
損が少ないことである。
が生成するIref の値を調整することで調整ができる。
Iref の好適な値はImin ≦Iout ≦Imax なる望まし
い直線的な範囲、電圧V2 、V4 、VT1及びVT2の相対
的な大きさ及び回路600を使用する用途のような各種
の要素に従い決まる。一般的にIref は実質上Imin以
下、例えばIref ≦1/2Imin なる関係にあることが
好ましい。回路500と比較した回路600の利点は回
路要素の数が少ないことと、信号経路516に於ける1
/2Iout 電流信号は生成する必要がないため、ワット
損が少ないことである。
【0033】本発明の他の実施例による電圧/電流コン
バータが図7に開示されている。回路700はこれに演
算増幅器712も含まれていることを除けば本質的に回
路600と同一である。電圧信号Vinはトランジスタ7
02のゲートに出力ポートを結合した増幅器712の極
性非反転入力ポートに印加される。更に、増幅器712
の極性反転入力ポートはトランジスタ702のソースに
結合されている。従って、Vinの増幅された電圧はトラ
ンジスタ702のゲートに印加される。このようにし
て、トランジスタ702の閾値電圧VT1以下の電圧信号
VinをVT1以上に増幅し、次いで電流信号Iout に変換
することができる。その結果、回路700では回路60
0によるよりも低い範囲の電圧信号に対し線形化電圧/
電流変換が行われるが、拡大されたハードウェアと増幅
器712に帰属する電力消費の問題が伴う。
バータが図7に開示されている。回路700はこれに演
算増幅器712も含まれていることを除けば本質的に回
路600と同一である。電圧信号Vinはトランジスタ7
02のゲートに出力ポートを結合した増幅器712の極
性非反転入力ポートに印加される。更に、増幅器712
の極性反転入力ポートはトランジスタ702のソースに
結合されている。従って、Vinの増幅された電圧はトラ
ンジスタ702のゲートに印加される。このようにし
て、トランジスタ702の閾値電圧VT1以下の電圧信号
VinをVT1以上に増幅し、次いで電流信号Iout に変換
することができる。その結果、回路700では回路60
0によるよりも低い範囲の電圧信号に対し線形化電圧/
電流変換が行われるが、拡大されたハードウェアと増幅
器712に帰属する電力消費の問題が伴う。
【0034】図8は図1−図3と図5−図7に記載する
電圧/電流コンバータのための電流/電圧特性について
のコンピュータ・シミュレーションを示すグラフであ
る。電圧信号Vinと電流信号Iout 相互間の関係は回路
100では線1で、回路200では線2で、回路300
では線3で、回路500では線5で、回路600では線
6で、回路700では線7で表される。約0.8−1.
2V範囲の電圧信号に関し、回路200に対応する線2
と回路300の線3は非線形変換が行われることを表
し、一方、回路500と回路600にそれぞれ対応する
線5と線6は実質上線形変換が行われることを表してい
ることに留意されたい。回路700に対応する線7は線
6に対し左側に移動し、約0.1−0.5V範囲の電圧
信号に対し実質上線形の変換が行われることを表す。
電圧/電流コンバータのための電流/電圧特性について
のコンピュータ・シミュレーションを示すグラフであ
る。電圧信号Vinと電流信号Iout 相互間の関係は回路
100では線1で、回路200では線2で、回路300
では線3で、回路500では線5で、回路600では線
6で、回路700では線7で表される。約0.8−1.
2V範囲の電圧信号に関し、回路200に対応する線2
と回路300の線3は非線形変換が行われることを表
し、一方、回路500と回路600にそれぞれ対応する
線5と線6は実質上線形変換が行われることを表してい
ることに留意されたい。回路700に対応する線7は線
6に対し左側に移動し、約0.1−0.5V範囲の電圧
信号に対し実質上線形の変換が行われることを表す。
【0035】図9は製作プロセスの各パラメータを変化
させたとき、図1と図6に記載する電圧/電流コンバー
タのための電流/電圧特性に生じる変化についてのコン
ピュータ・シミュレーションを示すグラフである。この
シミュレーションには“fastcorner”と“slow corne
r”相互間の各製作プロセス・パラメータを変化させた
ときの効果が示されている。“fast corner” は相互コ
ンダクタンスが大きく、寄生キャパシタンスが小さく
て、比較的高速で動作する装置を形成することになる製
作プロセスの一つのコーナとして定義し、一方、“slow
corner” は相互コンダクタンスが小さく、寄生キャパ
シタンスが大きくて、比較的低速で動作する装置を生み
出すことになる製作プロセスに於けるもので前記一つの
コーナとは対極側にあるコーナとして定義する。回路1
00は線1A,1B及び1Cで表し、線1Aはfast cor
ner に対応し、線1Bはfast cornerとslow corner相互
の中間に対応し、線1Cはslow corner に対応する。同
様に、回路600は線6A,6B及び6Cで表し、線6
Aはfast corner に対応し、線6Bはfast corner とsl
ow corner相互の中間に対応し、6Cはslow cornerに対
応する。図に見られるように、線6Aと6C相互間の変
分は線1Aと1Cと相互間の変分よりも有意に少ない。
従って、回路600の性能は回路100の性能よりも製
作プロセスの変動からの影響をはるかに受けにくい。回
路100では実質上線形の変換が行われることが提示さ
れているが、抵抗の大幅な変動は多くの用途に許容され
るものではない。
させたとき、図1と図6に記載する電圧/電流コンバー
タのための電流/電圧特性に生じる変化についてのコン
ピュータ・シミュレーションを示すグラフである。この
シミュレーションには“fastcorner”と“slow corne
r”相互間の各製作プロセス・パラメータを変化させた
ときの効果が示されている。“fast corner” は相互コ
ンダクタンスが大きく、寄生キャパシタンスが小さく
て、比較的高速で動作する装置を形成することになる製
作プロセスの一つのコーナとして定義し、一方、“slow
corner” は相互コンダクタンスが小さく、寄生キャパ
シタンスが大きくて、比較的低速で動作する装置を生み
出すことになる製作プロセスに於けるもので前記一つの
コーナとは対極側にあるコーナとして定義する。回路1
00は線1A,1B及び1Cで表し、線1Aはfast cor
ner に対応し、線1Bはfast cornerとslow corner相互
の中間に対応し、線1Cはslow corner に対応する。同
様に、回路600は線6A,6B及び6Cで表し、線6
Aはfast corner に対応し、線6Bはfast corner とsl
ow corner相互の中間に対応し、6Cはslow cornerに対
応する。図に見られるように、線6Aと6C相互間の変
分は線1Aと1Cと相互間の変分よりも有意に少ない。
従って、回路600の性能は回路100の性能よりも製
作プロセスの変動からの影響をはるかに受けにくい。回
路100では実質上線形の変換が行われることが提示さ
れているが、抵抗の大幅な変動は多くの用途に許容され
るものではない。
【0036】図8と図9は回路シミュレーションで示す
理想的な回路動作に準拠しているが、比較的小さな変動
は図に記載する各回路の動作に実質的な影響をもたぬこ
とが理解されよう。方程式(1)−(29)は説明の便
宜上行った各種の簡易化操作と仮定に準拠しているが、
図に記載する各回路と信号は実質上個々の方程式に従い
機能していることも理解されよう。
理想的な回路動作に準拠しているが、比較的小さな変動
は図に記載する各回路の動作に実質的な影響をもたぬこ
とが理解されよう。方程式(1)−(29)は説明の便
宜上行った各種の簡易化操作と仮定に準拠しているが、
図に記載する各回路と信号は実質上個々の方程式に従い
機能していることも理解されよう。
【0037】本発明の電圧/電流コンバータは位相検出
器、ループ・フィルタ、電圧制御発振器及び周波数分割
器を含む例えば位相固定ループに使用することができ
る。特に、電圧制御発振器には、電流制御発振器の時定
数回路複合体に於けるコンデンサの充電又は放電をする
ため、本発明の電圧/電流コンバータを含めることがで
きる。
器、ループ・フィルタ、電圧制御発振器及び周波数分割
器を含む例えば位相固定ループに使用することができ
る。特に、電圧制御発振器には、電流制御発振器の時定
数回路複合体に於けるコンデンサの充電又は放電をする
ため、本発明の電圧/電流コンバータを含めることがで
きる。
【0038】電圧信号(Vin)を受信するトランジスタ
(例えば、トランジスタ402)はFET技術、双極技
術、他の技術で容易に実施することができる。本発明の
MOS基準抵抗器は各種の標準MOS技術を以て容易に
実施することができる。特に、PチャンネルMOS(P
MOS)基準抵抗器を使用することができる。更に、M
OS基準抵抗器は電流信号の少なくとも一部を転送させ
ねばならないが、必ずしも電流信号(Iout )全体を転
送する必要はない。同様に、MOS基準抵抗器は電流信
号の他にこれ以外の電流を転送することができる。必要
であれば、付加的な回路複合体(例えば、電流ミラー)
を設備して電流信号に基づく高インピーダンスソース電
流又は高インピーダンス・シンク電流を出力することが
できる。実質上一定なドレイン−ソース抵抗を有するM
OSトランジスタの操作はもとより、電圧/電流コンバ
ータを操作する方法は前文から明らかである。
(例えば、トランジスタ402)はFET技術、双極技
術、他の技術で容易に実施することができる。本発明の
MOS基準抵抗器は各種の標準MOS技術を以て容易に
実施することができる。特に、PチャンネルMOS(P
MOS)基準抵抗器を使用することができる。更に、M
OS基準抵抗器は電流信号の少なくとも一部を転送させ
ねばならないが、必ずしも電流信号(Iout )全体を転
送する必要はない。同様に、MOS基準抵抗器は電流信
号の他にこれ以外の電流を転送することができる。必要
であれば、付加的な回路複合体(例えば、電流ミラー)
を設備して電流信号に基づく高インピーダンスソース電
流又は高インピーダンス・シンク電流を出力することが
できる。実質上一定なドレイン−ソース抵抗を有するM
OSトランジスタの操作はもとより、電圧/電流コンバ
ータを操作する方法は前文から明らかである。
【0039】最後に、MOS基準抵抗器を本明細書に解
説してきたが、各I−V曲線の三極領域内で動作する双
極基準抵抗器は本発明に従いベースでバイアスを加え、
実質上一定なコレクタ−エミッタ抵抗を提供することが
できることを認識されたい。
説してきたが、各I−V曲線の三極領域内で動作する双
極基準抵抗器は本発明に従いベースでバイアスを加え、
実質上一定なコレクタ−エミッタ抵抗を提供することが
できることを認識されたい。
【0040】本発明は若干の解説を目的とする実施例に
関し説明をしてきたが、それ以外の構成と操作方法につ
いては当該技術に通常の習熟度をもつ者には明らかであ
ろうことは当然のことながら理解されたい。例えば、本
発明の各実施例については個別の機能要素に関して説明
をしたが、一つ又はそれ以上のこうした要素の機能は一
基、あるいはそれ以上の適切にプログラム操作する汎用
プロセッサを用いることで、又は特殊な積分回路を採用
するすることで、あるいはディジタル信号プロセッサを
組み入れることで、あるいは又は左記ディジタル装置の
いずれかのアナログ対応装置、又はハイブリッド対応装
置により達成することができる。本発明は一個の集積回
路又は半導体チップへの組み込みに充分な適正を有す
る。最後に、本発明は特定なシステムへの用途に関して
説明をしたが、発明の概念は電圧/電流の変換が望まれ
る事実上いかなる用途であっても利用することができ
る。従って、本発明は付属の各請求項に示される精神と
技術範囲によってのみ限定されねばならない。
関し説明をしてきたが、それ以外の構成と操作方法につ
いては当該技術に通常の習熟度をもつ者には明らかであ
ろうことは当然のことながら理解されたい。例えば、本
発明の各実施例については個別の機能要素に関して説明
をしたが、一つ又はそれ以上のこうした要素の機能は一
基、あるいはそれ以上の適切にプログラム操作する汎用
プロセッサを用いることで、又は特殊な積分回路を採用
するすることで、あるいはディジタル信号プロセッサを
組み入れることで、あるいは又は左記ディジタル装置の
いずれかのアナログ対応装置、又はハイブリッド対応装
置により達成することができる。本発明は一個の集積回
路又は半導体チップへの組み込みに充分な適正を有す
る。最後に、本発明は特定なシステムへの用途に関して
説明をしたが、発明の概念は電圧/電流の変換が望まれ
る事実上いかなる用途であっても利用することができ
る。従って、本発明は付属の各請求項に示される精神と
技術範囲によってのみ限定されねばならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電圧/電流コンバータとして構成したM
OSトランジスタと基準抵抗器を示す回路図である。
OSトランジスタと基準抵抗器を示す回路図である。
【図2】従来の電圧/電流コンバータとして構成した長
チャンネルMOSトランジスタを示す回路図である。
チャンネルMOSトランジスタを示す回路図である。
【図3】従来の電圧/電流コンバータとして構成した数
個のMOSトランジスタを示す回路図である。
個のMOSトランジスタを示す回路図である。
【図4】本発明の一実施例による電圧/電流コンバータ
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図5】本発明の他の実施例による電圧/電流コンバー
タを示す回路図である。
タを示す回路図である。
【図6】本発明の更に他の実施例による電圧/電流コン
バータを示す回路図である。
バータを示す回路図である。
【図7】本発明の更に他の実施例による電圧/電流コン
バータを示す回路図である。
バータを示す回路図である。
【図8】図1−図3と、図5−図7に記載する電圧/電
流コンバータのための電流−電圧特性のコンピュータ・
シミュレーションを解説したグラフを示す図である。
流コンバータのための電流−電圧特性のコンピュータ・
シミュレーションを解説したグラフを示す図である。
【図9】製作プロセスの各パラメータを変化させたとき
の図1と図6に記載する電圧/電流コンバータのための
電流電圧特性の変化についてのコンピュータ・シミュレ
ーションを解説したグラフを示す図である。
の図1と図6に記載する電圧/電流コンバータのための
電流電圧特性の変化についてのコンピュータ・シミュレ
ーションを解説したグラフを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デール ハーヴェイ ネルソン アメリカ合衆国 19607 ペンシルヴァニ ア,シリングトン,ニュー キャッスル ドライヴ 211
Claims (30)
- 【請求項1】 電圧/電流コンバータであって、 電圧信号(Vin)を受信し、電流信号(Iout )を転送
する第一トランジスタ(例えば、402)と、 第二ゲートでバイアス電圧(V3)を受電し、該電流信
号の少なくとも一部を第二ドレインと第二ソースとの間
に転送する第二MOSトランジスタ(404)と、 該第二トランジスタが該第二ドレインと該第二ソースと
の間に実質上一定な抵抗を提供できるよう、少なくとも
該第二ドレインと該第二ソースとの間の電圧VDSと該第
二トランジスタ(例えば、404)の閾値電圧VT との
関数である該バイアス電圧(V3 )を該第二ゲートに印
加するバイアス回路(例えば、406)とを備えてなる
電圧/電流コンバータ。 - 【請求項2】 該電流信号が該電圧信号に一次比例す
る、請求項1に記載のコンバータ。 - 【請求項3】 該抵抗が実質上1/βVC であり、ここ
で、βは該第二トランジスタのための利得であり、VC
は定電圧である、請求項1に記載のコンバータ。 - 【請求項4】 該バイアス電圧(V3 )がVC 、VT 及
びVDSの一次関数である、請求項3に記載のコンバー
タ。 - 【請求項5】 該バイアス電圧は、実質上VC +VT +
KVDSに等しく、ここで、kは約1/3−2/3の範囲
内の定数である、請求項4に記載のコンバータ。 - 【請求項6】 kが約1/2である、請求項5に記載の
コンバータ。 - 【請求項7】 該第二トランジスタ(例えば、406)
が該第二ドレインと該第二ソースとの間に該電流信号を
転送する、請求項1に記載のコンバータ。 - 【請求項8】 第三MOSトランジスタが第三ドレイン
と第三ソースとの間に実質上一定な抵抗を提供できるよ
う、第三ゲートで該バイアス電圧を受電し、該第三ドレ
インと該第三ソースとの間に該電流信号を転送する該第
三MOSトランジスタをさらに備えてなる、請求項7に
記載のコンバータ。 - 【請求項9】 該第一トランジスタは第一ゲートで該電
圧信号を受信し、第一ドレインから第一ソースに該電流
信号を転送するNMOSトランジスタ(例えば、40
2)であり、該第二トランジスタ(例えば、404)は
該第二ドレインから該第二ソースに該電流信号を転送す
るNMOSトランジスタであり、該第一ソースは該第二
ドレインに結合している、請求項1に記載のコンバー
タ。 - 【請求項10】 集積回路の一部とする、請求項1に記
載のコンバータ。 - 【請求項11】 位相固定ループの一部とする、請求項
1に記載のコンバータ。 - 【請求項12】 集積回路に於ける電圧/電流コンバー
タであって、 第一ゲートと、第一ドレインと、第一ソースとを含み、
該第一ゲートで電圧信号を受信し、該第一ドレインと該
第一ソースとの間に電流信号を転送する第一MOSトラ
ンジスタ(例えば、402)と、 第二MOSトランジスタ(例えば、404)を含み、該
電流信号が該電圧信号に実質上一次比例するよう、該電
流信号に対し実質上一定な基準抵抗を提供する基準抵抗
器と、 第二ゲートと、第二ドレインと、第二ソースとを含み、
該第二ゲートでバイアス電圧を受電し、三極領域内での
動作時、該第二ドレインと該第二ソースとの間に該電流
信号を転送する該第二MOSトランジスタ(例えば、4
04)と、 該第二トランジスタが該第二ドレインと該第二ソースと
の間に実質上1/β2VC の実質上一定な第二抵抗を提
供できるよう、定電圧VC と、該第二トランジスタに対
する閾値電圧VT2と、該第二ドレインと該第二ソースと
の間の電圧VDS2 のk倍値の総和に実質上等しい該バイ
アス電圧を該第二ゲートに印加するバイアス回路(例え
ば、406)とを備えてなり、ここで、kがほぼ1/3
−2/3の範囲内にある定数であり、β2 は該第二トラ
ンジスタに対する利得である、電圧/電流コンバータ。 - 【請求項13】 該基準抵抗が該第二抵抗にほぼ等し
い、請求項12に記載の集積回路。 - 【請求項14】 該第二トランジスタ(例えば、40
4)は実質上IDS2 =β2 〔(VGS2 −VT2)VDS2 −
kVDS2 2〕に従い動作するためのもので、ここで、I
DS2 は該第二ドレインと該第二ソースとの間の該電流信
号であり、VGS2は該第二ゲートと該第二ソースとの間
の該バイアス電圧である、請求項12に記載の集積回
路。 - 【請求項15】 該第一トランジスタ(例えば、40
2)がNMOSトランジスタであり、該第二トランジス
タ(例えば、404)がNMOSトランジスタであり、
該第一ソースが該第二ドレインに結合している、請求項
12に記載の集積回路。 - 【請求項16】 該バイアス回路が、 該電流信号の実質上k倍値に等しい第二電流信号(kI
out )を生成する電流ミラー回路(例えば、510、5
12)と、 基準電流を生成する電流源(例えば、514)と、 第三ゲートと、第三ドレインと、第三ソースとを含み、
第三MOSトランジスタが該第三ドレインと該第三ソー
スとの間に実質上1/β3 VC の実質上一定な第三抵抗
を有することができるよう、該第三ゲートで該バイアス
電圧を受電し、該第三ドレインと該第三ソースとの間に
該第二電流信号と該基準電流とを複合したものを転送す
る該第三MOSトランジスタとをさらに含み、ここで、
β3 は該第三トランジスタい対する利得であり、VT3は
該第三トランジスタに対する閾値電圧であり、β3 はほ
ぼβ2 に等しく、VT3はほぼVT2に等しく、 第四ゲートと、第四ドレインと、第四ソースとを含み、
該第三トランジスタに該基準電流を転送する第四MOS
トランジスタとを含み、該第二、第三、第四ゲートは互
いに結合している、請求項12に記載の集積回路。 - 【請求項17】 該基準抵抗器は、第三MOSトランジ
スタをさらに含み、 該第三MOSトランジスタは第三ゲートと、第三ドレイ
ンと、第三ソースとを含み、該第三ゲートは該第二ゲー
トに結合され、該第三ドレインと該第三ソースとの間に
該電流信号を転送するため、該第三トランジスタが該第
三ドレインと該第三ソースとの間に実質上1/β3 VC
の実質上一定な第三抵抗を提供できるよう、該バイアス
電圧を該定電圧VC と、該第三トランジスタに対する閾
値電圧VT3と、該第三ドレインと該第三ソースとの間の
電圧VDS3 のk倍値との総和に実質上等しくし、ここ
で、β3 は該第三トランジスタに対する利得である、請
求項12に記載の集積回路。 - 【請求項18】 該基準抵抗は該第二抵抗と該第三抵抗
の総和にほぼ等しく、請求項17に記載の集積回路。 - 【請求項19】 β3 はほぼβ2 に等しく、VT3はほぼ
VT2に等しく、該第三抵抗はほぼ該第二抵抗に等しい、
請求項17に記載の集積回路。 - 【請求項20】 該バイアス回路は、 基準電流を生成する基準ソースと、 第四ゲートと、第四ドレインと、第四ソースとを備え、
該第四ドレインと該第四ソースとの間に該基準電流を転
送する第四MOSトランジスタとを含み、 該第二、第三、第四ゲートは互いに結合し、 該第三トランジスタは該第三ドレインと該第三ソースと
の間に該電流信号と、該基準電流と複合したものを転送
する、請求項17に記載の集積回路。 - 【請求項21】 該第一ゲートに結合した演算増幅器
(例えば、712)をさらに備えてなる、請求項17に
記載の集積回路。 - 【請求項22】 集積回路に於ける線形化電圧/電流コ
ンバータであって、 第一ゲートと、第一ドレインと、第一ソースとを含み、
該第一ゲートで電圧信号を受信し、該第一ドレインと該
第一ソースとの間に電流信号を転送する第一NMOSト
ランジスタと、 第二ゲートと、第二ソース、と第二ドレインとを含み、
該第二ドレインと該第二ソースとの間に該電流信号を電
流IDSとして転送し、これにより該第二ドレインと該第
二ソースとの間に電圧VDSを形成する第二MOSトラン
ジスタと、尚、ここで、βは該第二トランジスタに対す
る利得であり、VT は該第二トランジスタに対する閾値
電圧であり、VGSは該第二ゲートと該第二ソースとの間
の電圧であり、 該第一ソースから該第二ドレインに該電流信号を転送す
る信号経路と、 VGSをVC +VT +1/2VDSとして動的に印加するバ
イアス回路とを備えてなり、ここで、VC は定電圧であ
り、ある範囲の該電流信号がある範囲の該電圧信号に実
質上一次比例するよう、該第二トランジスタが実質上I
DS=β〔(VGS−VT )VDS−1/2VDS 2 〕に従い三
極領域で動作するとき、該第二トランジスタは該第二ド
レインと該第二ソースとの間に実質上1/βVC の実質
上一定な抵抗RDSを提供する、線形化電圧/電流コンバ
ータ。 - 【請求項23】 該第二トランジスタは、少なくとも約
1ミクロンメートルのチャンネル長さを有する、請求項
22に記載の集積回路。 - 【請求項24】 該第一トランジスタは該第一ドレイン
と該第一ソースとの間に実質上1/βVC 以下の実質上
一定な抵抗を有する、請求項22に記載の集積回路。 - 【請求項25】 電圧信号を電流信号に変換する方法で
あって、 第一トランジスタに電圧信号を印加するステップと、 第二MOSトランジスタが実質上1/βVC の実質上一
定なドレイン−ソース抵抗を有するよう、三極領域で動
作している該第二トランジスタのゲートにバイアス電圧
を印加するステップとを含み、ここで、βは該第二トラ
ンジスタに対する利得であり、VC は定電圧であり、こ
れにより、該第一、第二トランジスタを通過する電流信
号に対し実質上一定な抵抗を提供する、方法。 - 【請求項26】 該バイアス電圧はVC +VT +kVDS
に実質上等しく、ここで、VT は該第二トランジスタの
閾値電圧であり、VDSは該第二トランジスタのドレイン
−ソース電圧であり、kは約1/3−2/3の範囲内の
定数である、請求項25に記載の方法。 - 【請求項27】 該第二トランジスタは実質上IDS=β
〔(VGS−VT )VDS−kVDS 2 〕に従い動作し、ここ
で、IDSは該第二トランジスタに対するドレイン−ソー
ス電流であり、そして該電流信号であり、VGSは該第二
トランジスタに対するゲート−ソース電圧で、該バイア
ス電圧である、請求項26に記載の方法。 - 【請求項28】 三極領域内でトランジスタを動作させ
る方法であって、 該トランジスタの第一ターミナルにバイアス電圧を印加
するステップを含み、該トランジスタが第二、第三ター
ミナル相互間に実質上一定な抵抗を有するよう、該バイ
アス電圧を少なくとも該トランジスタの閾値電圧と該ト
ランジスタの該第二、第三ターミナル相互間に亘る電圧
との関数にしている方法。 - 【請求項29】 MOSトランジスタが実質上一定なド
レイン−ソース抵抗を提供し得るよう、三極領域内で該
MOSトランジスタを動作させる方法であって、 該トランジスタのドレインとソースとの間に電流信号を
印加するステップと、 該トランジスタのゲートにバイアス電圧を印加するステ
ップとを含み、該トランジスタが実質上1/βVC の実
質上一定なドレイン−ソース抵抗を有するよう、該バイ
アス電圧を定電圧VC と、該トランジスタに対する閾値
電圧VT と、該トランジスタのドレイン−ソース電圧V
DSとの関数にし、ここで、βは該トランジスタに対する
利得である、方法。 - 【請求項30】 該ゲートと該ソースとの間の該バイア
ス電圧がほぼVC +VT +kVDSであり、ここで、kは
ほぼ1/3−2/3の範囲の定数である、請求項29に
記載の方法。
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