JPH09127500A - 反射型液晶表示素子 - Google Patents

反射型液晶表示素子

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Publication number
JPH09127500A
JPH09127500A JP7302313A JP30231395A JPH09127500A JP H09127500 A JPH09127500 A JP H09127500A JP 7302313 A JP7302313 A JP 7302313A JP 30231395 A JP30231395 A JP 30231395A JP H09127500 A JPH09127500 A JP H09127500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
plate
crystal display
substrate
reflected light
Prior art date
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Pending
Application number
JP7302313A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Yoshida
哲志 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7302313A priority Critical patent/JPH09127500A/ja
Publication of JPH09127500A publication Critical patent/JPH09127500A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 にじみが少なく、クリアな画像を表示するこ
とができる反射型の液晶表示素子を提供することを目的
とする。 【解決手段】 液晶セルに接着剤41で偏光板25を接
着する。偏光板25の外面に反射防止膜42を施し、反
射防止膜42に接着剤43により反射板27を接着す
る。反射防止膜42により、反射板27に隣接する反射
光をカットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、輪郭のにじみ
(影)が少なく、クリアな画像を表示することができる
反射型液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】反射型の液晶表示素子は、一対の透明基
板と、一対の透明基板間に封止された液晶と、一対の透
明基板を挟んで配置された一対の偏光板と、一対の偏光
板のいずれか一方の外側に配置された反射板と、から構
成される。
【0003】反射型液晶表示素子の反射板が配置された
側の構成を図3に示す。図示するように、ガラス基板1
1に接着剤12により偏光板13が固定されており、こ
の偏光板13に接着剤14により反射板15が固定され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の液晶
表示素子において、液晶層を通ってガラス基板11に入
射した光は、反射板15だけでなく、各層の屈折率の差
により、層と層の界面で反射する。主要な反射光として
は、図3に示すように、入射光Iのガラス基板11と接
着剤12との界面での反射光IA、接着剤12と偏光板
13との界面での反射光IB、偏光板13と接着剤14
の界面での反射光IC、反射板15での反射光ID、反
射光IAの再反射光IA’、反射光IBの再反射光I
B’、反射光ICの再反射光IC’、反射光IDの再反
射光ID’等が存在する。
【0005】これらの反射光のうち、画像を表示するた
めに必要な本来の反射光はIDであり、反射光IA、I
A’、IB、IB’、IC、IC’、ID’は、不必要
な反射光である。これらの反射光は、本来の反射光ID
とは異なる位置に出射し、表示画像の色や階調の境界部
を不明確にし、画像をにじませてしまう。このため、従
来の反射型液晶表示素子は、表示文字の端部や、表示画
像の色や階調の境界部不鮮明になるという問題があっ
た。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、にじみが少なく、クリアな画像を表示することが
できる反射型液晶表示素子を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる反射型液晶表示素子は、第1の電
極が配置された第1の基板と、前記第1の基板と対向し
て配置され、第2の電極が形成された第2の基板と、前
記第1と第2の基板間に封止された液晶と、より構成さ
れる液晶セルと、前記液晶セルを挟んで配置された一対
の偏光板と、前記一対の偏光板のうちの一方の偏光板の
外側に配置された反射板と、前記反射板と偏光板の間に
配置された反射防止層と、より構成されることを特徴と
する。
【0008】例えば、前記一方の偏光板は接着剤により
一面で前記第2の基板に接着され、前記反射防止層は前
記一方の偏光板の他面にコーティングされており、前記
反射板は接着剤により前記反射防止層に接着されてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
TFT液晶表示素子を例に図面を参照して説明する。図
1は一実施形態にかかる液晶表示素子の拡大断面構造を
示す。
【0010】図1に示すように、この液晶表示素子は一
対の透明基板21、22と、一対の透明基板21、22
間にシール材SCにより封止された液晶23とより構成
された液晶セル24と、液晶セル24を挟んで配置され
た一対の偏光板25、26と、偏光板25の外側に配置
された反射板27から構成されている。
【0011】透明基板21、22は厚さが1100μm
程度のガラス、透明樹脂等から構成される。下側の透明
基板(以下、TFT基板)21には、TFT(薄膜トラ
ンジスタ)31と、画素電極32とがマトリクス状に配
置されている。TFT31と画素電極32との上には、
配向膜33が配置されている。
【0012】他方の透明基板(以下、対向基板)22に
は、ITO等からなる一枚の対向電極34が配置されて
いる。対向電極34上のTFT31と対向する部分及び
画素電極32間の部分と対向する部分に、視認性を向上
させるためのブラックマスク(遮光膜)35が配置され
ている。ブラックマスク35は、Cr等の遮光性の金属
から形成されている。対向電極34とブラックマスク3
5との上には、配向膜36が配置されている。
【0013】TFT基板21と偏光板25と反射板27
の構造を図2に示す。図示するように、TFT基板21
に厚さ25μm程度の接着剤41により偏光板25が固
定されている。偏光板25は180μm程度の厚さを有
し、その一面には、反射防止膜42がコーティングされ
ている。反射防止膜42は通常知られているように透明
膜を積層して構成されている。反射防止膜42には、厚
さ25μm程度の接着剤43により、反射板27が接着
されている。
【0014】このような構成の液晶表示素子において、
液晶23を通ってTFT基板21に光が入射すると、入
射光は、反射板27だけでなく、各層の屈折率の差によ
り、層と層の界面で反射する。主要な反射光としては、
図2に示すように、入射光IのTFT基板21と接着剤
41との界面での反射光IA、接着剤41と偏光板25
との界面での反射光IB、反射板27での反射光ID、
反射光IAの再反射光IA’、反射光IBの再反射光I
B’等が存在する。
【0015】しかし、反射防止膜42の作用により、従
来の構成と異なり、偏光板25と接着剤43の界面での
反射光ICと、反射光ICの再反射光IC’、反射光I
Dの再反射光ID’は発生しない。即ち、主反射光ID
近傍の反射光は発生しない。
【0016】単純に反射光を低減するだけならば、TF
T基板21と接着剤41の間、接着剤41と偏光板25
の間、偏光板25と接着剤43の間にそれぞれ反射防止
膜を配置することが望ましい。しかし、このような構成
とすると、反射防止膜が3枚になり、構造及び製造が複
雑になり、また、コストも上昇してしまう。
【0017】これに対し、この実施の形態によれば、1
層の反射防止膜42を使用して、本来の表示に使用する
主反射光IDに隣接する反射光IC、IC’、ID’を
除去又は低減することができる。表示画像の輪郭部等の
にじみの原因となるのは、特に、主反射光IDの近傍の
反射光である。従って、この実施の形態によれば、輪郭
が明確な画像等を表示することができる。
【0018】例えば、図2に示す入射光Iがある画像の
端部に位置すると仮定すると、図2の構成では、この端
部の画像が反射光IDの位置に観察されると、共にI
A,IB,IB’の位置にも観察され、視覚上でこれら
の像が合成される。一方、図3に示す従来の構成では、
この端部の画像が反射光ID、IA,IB,IB’の位
置だけでなく、IC、IC’,ID’の位置にも観察さ
れ、視覚上でこれらの像が合成される。従って、この実
施の形態によれば、本来の画像に合成される偽像の数が
従来よりも少なくなり、しかも、本来の画像の近傍に位
置する偽像を除去できる。従って、表示画像の輪郭を明
確に表示することができる。
【0019】なお、反射防止膜42としては通常知られ
た任意の透明薄膜を積層した構成を使用できる。
【0020】上記実施の形態においては、TFTをアク
ティブ素子とする液晶表示素子を例にこの発明を説明し
たが、この発明は、MIMをアクティブ素子とする液晶
表示素子にも適用可能である。また、アクティブ素子を
使用しないパッシブマトリクス方式の液晶表示素子にも
適用可能である。
【0021】また、上記実施の形態においては、白黒階
調表示の液晶表示素子にこの発明を適用したが、カラー
液晶表示素子にも同様に適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、製造が容易でかつ画像のにじみの少ない反射型の液
晶表示素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるTFT液晶表示
素子の断面図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかるTFT液晶表示
素子の反射板部分の拡大断面図である。
【図3】従来の反射型液晶表示素子の反射板部分の拡大
断面図である。
【符号の説明】
21・・・TFT基板、22・・・対向基板、23・・・液晶、
24・・・液晶セル、25・・・偏光板、26・・・偏光板、2
7・・・反射板、31・・・TFT、32・・・画素電極、33・
・・配向膜、34・・・対向電極、35・・・ブラックマスク、
36・・・配向膜、41・・・接着剤、42・・・反射防止膜、
43・・・接着剤、SC・・・シール材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電極が配置された第1の基板と、前
    記第1の基板と対向して配置され、第2の電極が形成さ
    れた第2の基板と、前記第1と第2の基板間に封止され
    た液晶と、より構成される液晶セルと、 前記液晶セルを挟んで配置された一対の偏光板と、 前記一対の偏光板のうちの一方の偏光板の外側に配置さ
    れた反射板と、 前記反射板と偏光板の間に配置された反射防止層と、 より構成されることを特徴とする反射型液晶表示素子。
  2. 【請求項2】前記一方の偏光板は接着剤により一面で前
    記第2の基板に接着され、 前記反射防止層は前記一方の偏光板の他面にコーティン
    グされており、 前記反射板は接着剤により前記反射防止層に接着されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示素
    子。
JP7302313A 1995-10-27 1995-10-27 反射型液晶表示素子 Pending JPH09127500A (ja)

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JP7302313A JPH09127500A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 反射型液晶表示素子

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JP7302313A JPH09127500A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 反射型液晶表示素子

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JP (1) JPH09127500A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244100A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Hitachi Ltd 偏光板、ライトバルブ、光学エンジン及び画像表示装置
US10222647B2 (en) * 2016-12-28 2019-03-05 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd Liquid crystal display panel and a liquid crystal display

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JP2002244100A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Hitachi Ltd 偏光板、ライトバルブ、光学エンジン及び画像表示装置
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