JPH09127467A - 投影型表示装置 - Google Patents

投影型表示装置

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JPH09127467A
JPH09127467A JP7303542A JP30354295A JPH09127467A JP H09127467 A JPH09127467 A JP H09127467A JP 7303542 A JP7303542 A JP 7303542A JP 30354295 A JP30354295 A JP 30354295A JP H09127467 A JPH09127467 A JP H09127467A
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light
light source
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time
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JP7303542A
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Inventor
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Yasuhiko Takemura
保彦 竹村
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SLM投影型表示装置において、点灯直後の
光強度を安定化させる方法を提供する。 【構成】 複数の光源を用いて、うち、1つを主光源、
他の少なくとも1つを補助光源とし、点灯直後において
は、主光源での光強度の不足を補助光源によって保管す
る構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投影形表示装置に関す
る。特に、投影型表示装置の中でも、液晶表示素子等の
空間光変調素子(Spatial Light Modulator 、SLMと
もいう)に光を透過させ、もしくは、反射させ、それを
投影させることによって画像を表示する装置(以下、S
LM投影形表示装置)に関する。なお、SLM投影形表
示装置とは異なる投影形表示装置としては、ブラウン管
(CRT)から放射される画像を投影する方式が知られ
ている。これは光源と画像情報がCRTによって同時に
得られるものである。これに対し、本発明の対象とする
SLM投影形表示装置では、光源と画像情報を与える手
段が独立している。特に本発明は、このような画像表示
装置において用いられる光源の構成に改良を加えたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来一般的に知られている投影殻表示装
置について概略説明する。SLMとしては、従来、液晶
表示素子を用いることが一般であった。液晶表示素子自
体は発光しないので、別に光源から光を液晶表示素子に
透過させるという構成を用いる。その結果、液晶表示素
子での画像の濃淡に応じて、スクリーン上にも濃淡が表
示できるという、原理を有する。モノクロ表示の場合に
は、白色光源と液晶表示素子が1つあれば、ことたりた
が、カラー表示をおこなう場合には、より複雑な構成が
必要であった。
【0003】第1の方法は、カラーフィルターを液晶表
示素子に近接させた、いわゆる通常のカラー液晶表示素
子に白色光を透過させる方法である。この方法の基本構
成は図2(B)に示される。すなわち、光源221より
放射された白色光225はカラーフィルター224と液
晶表示素子223を透過することにより、画像情報を含
んだ光226となる。この方式では、液晶表示素子が1
枚で済むので、構造が簡単であるという特徴を有する
も、液晶表示素子に照射された光の少なくとも2/3は
反射・吸収されるため、画面の明るさは、光源からの光
強度の約1/3に低下してしまうという欠点を有する。
【0004】第2の方法は、光の三原色に対応して、3
枚の液晶表示素子を用い、白色光をカラーフィルター、
ダイクロイックミラー等の手段により三原色、すなわ
ち、赤(R)、緑(G)、青(B)に分離し、これを各
液晶表示素子に透過させた後、各光を統合するというも
のである。ダイクロイックミラーとは、ガラス等の透明
基板上に、ある波長域の光だけを選択的に反射し、他の
波長域の光を透過するように、周知の薄膜形成技術によ
り誘電体多層薄膜を形成したもの、あるいは、カラーT
V用の撮像機に用いられるダイクロイックプリズムのよ
うに、プリズムの表面に同様の波長選択用誘電体多層薄
膜を形成したものを組み合わせたものである。基本的な
構成は図2(A)に示される。
【0005】すなわち、光源201より放射された白色
光は第1のダイクロイックミラー203により赤色光の
みが反射され、他は透過される。反射された赤色光は、
赤色用液晶表示素子209に照射される。一方、第1の
ダイクロイックミラーを透過した光は、主として青色と
緑色の成分を有するのであるが、第2のダイクロイック
ミラー204によって、緑色成分のみが反射され、これ
は、緑色用液晶表示素子210に照射される。
【0006】さらに、第2のダイクロイックミラーを透
過した光は、主として青色の成分を有するのであるが、
全反射ミラー205によって、青色用液晶表示素子21
1に照射される。ただし、青色用液晶表示素子211に
赤や緑の微弱な光成分が進入するのを防止するために、
全反射ミラー205の代わりに、青色のみを反射し、他
は透過するダイクロイックミラーを用いてもよい。
【0007】赤色用液晶表示素子209を透過した(画
像情報を含有した)光は全反射ミラー206によって反
射される。そして、これは、赤より長い波長を透過する
第3のダイクロイックミラー207を透過する。一方、
緑色用液晶表示素子210を透過した(画像情報を含有
した)光は赤より長い波長を透過する第3のダイクロイ
ックミラー207によって反射され、赤色光と合成され
る。この赤と緑を主成分とする光は緑より長い波長の光
を透過する第4のダイクロイックミラー208を透過す
る。
【0008】さらに、青色用液晶表示素子211を透過
した(画像情報を含有した)光は緑より長い波長を透過
する第4のダイクロイックミラー208によって反射さ
れ、赤色光および緑色光と合成され、自然色光212と
なる。ダイクロイックミラー208、208の代わりに
ハーフミラーを用いてもよい。
【0009】この方式は、特開昭60−169827に
開示されており、白色光を三原色に分離した後、再び、
1つの光に統合するもので、光の損失がなく、第1の方
法に比較して、明るい画像が得られる。さらに、第2の
方法を改良して、液晶表示素子を1枚に、各原色の光軸
を微妙にずらした光を照射する方法も、特開平4−60
538に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、白色光源の安定性に関してはほとんど注意が
払われていなかった。すなわち、使用時においては、図
2に示すように、白色光源201もしくは221と電源
202もしくは222を接続するだけで十分とされてい
た。従来、白色光源としては、ハロゲンランプ、キセノ
ンランプ、メタルハライドランプ等が用いられていた
が、特に大電力用の光源では、点灯から十分な明るさが
得られるまで10分程度の時間を要することもあり、家
庭用、事業用を問わず、問題であった。
【0011】また、これらの白色光源の寿命が5000
時間程度と短いことも問題であった。1日8時間の使用
では、1年と8ヵ月でランプを交換せねばならなかず、
特に過程で使用する場合の最大の問題であった。本発明
は、このような問題に鑑みてなされたものであり、点灯
直後から十分な明るさを確保する構成を提供する。ま
た、本発明は光源の長寿命化を図るための構成をも提供
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では以下のような構成を採用する。すなわち、少
なくとも2つの独立に制御できる光源と、前記光源から
放射された光を同一軸上に集光するための光学装置と、
前記集光された光の強度を検出するための光検出装置
と、を有する投射型表示装置であり、前記光源の1が点
灯されるとともに、前記光検出装置の出力をもとに、他
の光源の少なくとも1も点灯、制御される構成。
【0013】もしくは、少なくとも2つの独立に制御で
きる光源と、前記光源から放射された光を同一軸上に集
光するための光学装置と、前記集光された光の強度を検
出するための光検出装置と、前記光源の各々にその主稼
働総時間もしくは実稼働総時間を測定するための装置
と、を有する投射型表示装置であり、前記光源のそれぞ
れの光強度が、前記光検出装置の出力をもとに制御され
るとともに、各光源の主稼働総時間もしくは実稼働総時
間が概略等しくなるように、各光源が制御される構成。
【0014】上記構成をいずれをも具備した例を図1に
示す。図1(A)と同図(B)は同じ構成を有する装置
である。この場合には、光源は第1のランプ101と第
2のランプ102の2つである。これらのランプより放
射された光は、ミラー103、104を介して同一軸上
に集光(合成)されるような構造を有している。それ以
外に、本発明の特徴として、集光された光の強度を測定
するために、ミラー105によって、光の一部を取り出
し、光強度測定装置109に照射させる構造を有する。
【0015】さらに、各光源に電力を供給する回路に
は、電流計(もしくは電力計)のごとき、光源の実稼働
(総)時間を測定するための装置115、116と、切
替えスイッチ111、112、および光源に流れる電流
を調整するための可変抵抗器113、114もしくはそ
れと同等な制御装置が具備されている。なお、実稼働
(総)時間を測定する代わりに主稼働(総)時間を測定
するには、単に各光源の主たる点灯時間を記録する装置
でよい。また、可変抵抗器は光強度測定装置109によ
って制御される。もちろん、光源に電力を供給するため
の電源110も具備されている。
【0016】
【作用】このような装置を用いて、どのような駆動がな
されるかを以下に説明する。スイッチ111と112に
は、各2つの端子が設けられており、一方の端子(bと
d)は、そのまま光源に、他方の端子(aとc)は可変
抵抗器に接続されている。そして、スイッチ111と1
12は連動して作動する。すなわち、スイッチ111が
aを選択したときには、スイッチ112はd以外を選択
できず、スイッチ111がbを選択したときには、スイ
ッチ112はc以外を選択できない。
【0017】図1(A)は前者の場合であり、図1
(B)は後者の場合である。図1(A)の場合について
説明する。スイッチの配置から、図1(A)において
は、第1の光源101が主として光106を放射する。
しかしながら、点灯直後は光強度が十分でない。このこ
とは光強度検出装置109によってただちに検出され、
可変抵抗器113の抵抗を下げ、第2の光源102から
も光107が放射できるようにする。光106と光10
7はミラー104によって重ね合わされ、十分な強度の
光108となる。
【0018】やがて、第1の光源101の放射量が十分
になるが、それは、絶えず光強度測定装置109によっ
て検出され、可変抵抗器113の抵抗が、それに応じて
高くなるように制御され、第2の光源102の放射量は
減少する。その様子は図3(A)に示される。すなわ
ち、第1の光源より放射される光強度は漸増し、これに
対し、第2の光源より放射される光強度は漸減し、最終
的には0となり、第1の光源のみが点灯することとな
る。
【0019】このようにして得られた白色光源が図2に
示される公知の各種SLM投影型表示装置に用いられ
る。もちろん,光源101、102は互いに置換可能な
光源である限り、白色でなくとも構わない。以上の駆動
においては、第1の光源が主たる光源(主光源)として
機能し、第2の光源が補助光源として機能する。
【0020】なお、図1においては、光強度測定装置1
09からの信号は、2つの可変抵抗器113、114に
同じように伝達されることが示されている。これは、い
かなる場合も一方のみしか可変抵抗器として機能してい
ない(すなわち、他方は光源と電源が直結されているの
で、可変抵抗器で制御できない)からである。もちろ
ん、2つの可変抵抗器113、114に別々の信号を送
ることも可能である。また、実施例に示すように、光強
度測定装置109と、可変抵抗器の間に他の情報処理装
置を入れてもよい。
【0021】次の点灯動作においては、前回の点灯の際
に第1の光源が主たる光源(主光源)となったので、最
も単純には、第2の光源を主光源とするとよい。なぜな
ら、これによって2つの光源をほぼ均等に使用すること
ができ、よって、光源全体の寿命を長くすることが可能
だからである。その場合には、図1(B)に示すような
スイッチ構成とする。点灯直後は、主光源である第2の
光源も十分な光を放射できないので、図1(A)の場合
と同様に、他方の光源(第1の光源)によって補完され
て、必要とする光強度を達成する。第2の光源(主光
源)の光118と第1の光源(補助光源)の光117は
ミラー104によって重ね合わされ、十分な強度の光1
19となる。第2の光源の光強度が十分になるにしたが
って、第1の光源の放射光強度は低下し、ついには、0
となる。
【0022】このように、単に点灯の毎に主光源を入れ
替える方式は簡便であるが、この方式が確実に有効であ
るのは、各点灯(使用)時間がほぼ同じ場合のみであ
る。実際には、使用時間は10分であったり、1時間で
あったり、8時間であったりする。もちろん、交互に点
灯するという規則性を採用した場合でも、使用時間が全
くランダムである限りは、確率論の見地から、各光源の
主稼働時間もしくは実稼働総時間はほぼ均等な値に収束
することが期待される。
【0023】しかしながら、何らかの習慣・規則等の要
請から確率論が適用できない場合も十分にあり得る。例
えば、10分の使用の後、必ず、4時間の使用がある、
ということも日常的にあり得る。典型的な例を挙げる
と、1日2回使用することがあり、朝は1時間しかTV
を見ないが、夜には5時間TVを見るという場合があ
る。この場合には、朝は一方の光源が主光源であり、夜
は他方の光源が主光源である。すると、1年経過後で
は、一方の光源は主稼働時間は365時間であるのに、
他方は1825時間であり、大きな格差が生じる。当
然、「夜専用の」光源が先に劣化してしまい、交換が必
要となる。
【0024】このような困難を避けるためには、各々の
光源の主稼働総時間を記録し、その格差が決められた値
以上になると、主光源が他方に切替えられるようなプロ
グラムを設定すると良い。一般的な表現をすれば、 if 〔第1の光源の主稼働総時間〕−〔第2の光源の
主稼働総時間〕≧ X(時間)、then 主光源は第
2の光源 if 〔第1の光源の主稼働総時間〕−〔第2の光源の
主稼働総時間〕< X(時間)、then 主光源は第
1の光源 となる。
【0025】主稼働総時間とは、各光源が主光源となっ
ている点灯時間(主稼働時間)の総和のことである。主
(稼働)という概念が生じたのは、本発明では、主光源
以外に、それを補完する光源を設けたためである。例え
ば、点灯時において、第1の光源の主稼働総時間から第
2の光源の主稼働総時間を引いた差が 1) 4時間以上では、主光源は第2の光源 2) 4時間以下では、主光源は第1の光源 というプログラムを設定する。
【0026】例えば、第1の光源の主稼働総時間が56
1時間、第2の光源のものが559時間であったとす
る。この状態で点灯すると差が2時間であるので、上記
2)が選択され、主光源は第1の光源である。この状態
で5時間使用したとすると、第1の光源の主稼働総時間
は566時間、第2の光源は559時間である。次の点
灯の際には、差が7時間であるので、上記1)が選択さ
れ、第2の光源が主光源である。この使用においては1
時間点灯されたものとする。すなわち、この段階で、第
1の光源の主稼働総時間は566時間、第2の光源は5
60時間である。その後、各使用時間が、1時間、5時
間、1時間、3時間であった場合には、主光源は、第2
の光源、第2の光源、第1の光源、第1の光源と推移す
る。
【0027】なお、1回の使用時間が異様に長い場合に
は、使用の途中であっても、光源を入れ替えることが有
効な場合もある。すなわち、使用中に上記の条件の1)
もしくは2)(あるいはそれと同様だけれども、時間を
4時間ではなく、8時間とか、16時間とか長くした条
件)に抵触するようになった場合には、自動的に切り換
えられるようにすることである。このような例を図3
(B)に示す。この場合にも、切替え直後は主光源の光
強度が十分でないので、他方の光源によって補完され
る。
【0028】以上は主稼働総時間によって、光源の劣化
を均等にする方法を示したものであるが、主稼働総時間
の代わりに実稼働総時間を用いると、より詳細に均等化
を図れる。実稼働総時間とは、主光源として機能した時
間以外にも補完的な光源(例えば、図1(A)における
第2の光源102)として機能した時間も考慮に入れた
もので、特に本発明のごとき、光源に与えられる電力が
加減される場合には、その測定は単純でない。一般的に
は、光源に投入された電気量(すなわち、電流×時間)
を測定すればよい。また、長期にわたる使用において
は、電源電圧の変動も考えられるので、電力量を測定す
ることによって、より詳細な値が測定できる。上記の主
稼働総時間の議論は、そのまま実稼働総時間においても
適用できる。
【0029】さらに、上記の議論は光源が3つ以上の場
合においても拡張できる。その際には、それぞれの点灯
時において、光源のうちの2つのみを用いて、これを主
光源と副光源として用いる方法と、光源のうちの1つを
主光源とし、他のものの少なくとも2つを副光源として
用いる方法の2通りが考えられるが、いずれも、全ての
光源の主稼働総時間もしくは実稼働総時間が概略等しく
なるように点灯時間をプログラムすることが要求され
る。特に光源を多く用いれば、光源の劣化が抑制できる
ので、その分、メンテナンスの手間を省くことができ
る。
【0030】
【実施例】図4には、光強度検出装置と、記憶装置(メ
モリー)を有する演算装置とを組み合わせて、より安定
的に補助光源の出力を制御する装置の例を示す。本発明
では補助光源に投入する電流もしくは電力を、光源より
放射される光強度をフィードバックさせて安定化する構
成を用いる。しかし、補助光源は投入電流・投入電力に
対して、ゆるやかな応答しかしない(すなわち、時定数
が大きい)ので、補助光源の投入電流・投入電力は数秒
〜数分の周期で変動し、すなわち、光源強度もそのよう
な周期で変動し、安定するまで時間がかかることがあ
る。
【0031】本実施例ではその点に関して、記憶装置を
用いることにより、もっとも効果的な投入電流・投入電
力を規定し、振幅を抑えることに有効である。すなわ
ち、演算装置47の内部に可変抵抗器を制御するために
標準的な制御信号(基準信号)を記憶させておき、この
基準信号の上下に、上限(最大信号)、下限(最小信
号)を設定し、その範囲を越えて信号を送らないように
するものである。以下では、これら信号が増加する場合
は、補助光源への投入電流・投入電力を増大せしめ、す
なわち、補助光源の光強度を増加させるものとする。
【0032】もちろん、基準信号、最大信号、最小信号
は時間の関数であって、時間の経過とともに、主光源の
強度が大きくなるので、これらの信号は減少する。この
ような上限の幅は、基準信号の上下5〜50%、好まし
くは、10〜30%とするとよい。本実施例では20%
とした。すなわち、基準信号の120%が最大信号、8
0%が最小信号である。(図5(A))
【0033】実際に点灯動作に移ると、図5(B)のよ
うに、演算装置47より可変抵抗器43、44に送られ
る信号は、光検出装置39からの信号によって、上下動
を繰り返しながらも、最大信号と最小信号の間にあり、
よって、より短時間で安定した光強度を得ることができ
る。本実施例における他の装置は、図1に示したものと
同等で、すなわち、第1の光源31、第2の光源32、
光学ミラー33〜35、光36〜38、電源40、スイ
ッチ41、42、電流計45、46である。
【0034】なお、補助光源は光強度がある値以上とな
ると消灯するように設計するとよい。例えば、必要光強
度の95%で補助光源は完全に消灯するようにし、以後
は、主光源のみが点灯するようにするとよい。その際、
必要光強度は、光検出装置で検出されるが、その値は出
荷時のものよりも、過去のある期間の平均光強度である
方が好ましい。というのも、光源は使用に伴って劣化す
るからである。例えば、過去200時間の平均光強度の
95%の光を光検出装置が検出すると、補助光源への電
力の供給が完全に遮断され、主光源のみが点灯する。
【0035】もし、ある一定の時間が経過しても光強度
が95%に達しない場合は、光源に何らかのトラブルが
生じたためと考えられるので、ただちに異常信号を発
し、メンテナンスを必要とするようにすれば、光源の劣
化を予め知ることができ、十分な時間的余裕を持って、
事態に対処できる。
【0036】
【本発明の効果】以上のように、本発明は複数の光源を
用いて、主光源以外に補助光源を設け、これによって、
点灯直後の光強度を安定化させ、また、主光源を入れ換
えて使工業上、有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示す図。
【図2】 一般的なカラーSLM投影型表示装置の基本
構成を示す図。
【図3】 本発明の光源の点灯例を示す図。
【図4】 実施例の回路・光学構成を示す図。
【図5】 実施例の演算装置47から可変抵抗器43、
44に送られる信号の変化を示す図。
【符号の説明】
101 第1の光源 102 第2の光源 103〜105 ミラー 106〜108 光 109 光検出装置 110 電源 111、112 スイッチ 113、114 可変抵抗器 115、116 電流計 117〜119 光 201 白色光源 202 電源 203〜208 ミラーもしくはダイクロイックミラ
ー 209〜211 液晶表示素子 212 自然色光 221 白色光源 222 電源 223 液晶表示素子 224 カラーフィルター 225 白色光 226 自然色光 31 第1の光源 32 第2の光源 33〜35 ミラー 36〜38 光 39 光検出装置 40 電源 41、42 スイッチ 43、44 可変抵抗器 45、46 電流計 47 演算装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの独立に制御できる光源
    と、 前記光源から放射された光を同一軸上に集光するための
    光学装置と、 前記集光された光の強度を検出するための光検出装置
    と、を有する投射型表示装置であり、 前記光源の1が点灯されるとともに、前記光検出装置の
    出力をもとに、他の光源の少なくとも1も点灯、制御さ
    れる構成を有する投影形表示装置。
  2. 【請求項2】少なくとも2つの独立に制御できる光源
    と、 前記光源から放射された光を同一軸上に集光するための
    光学装置と、 前記集光された光の強度を検出するための光検出装置
    と、 前記光源の各々にその主稼働総時間もしくは実稼働総時
    間を測定するための装置と、を有する投射型表示装置で
    あり、 前記光源のそれぞれの光強度が、前記光検出装置の出力
    をもとに制御されるとともに、各光源の主稼働総時間も
    しくは実稼働総時間が概略等しくなるように、各光源が
    制御される構成を有する投影形表示装置。
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