JPH09126698A - 信号筒 - Google Patents

信号筒

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Publication number
JPH09126698A
JPH09126698A JP28572595A JP28572595A JPH09126698A JP H09126698 A JPH09126698 A JP H09126698A JP 28572595 A JP28572595 A JP 28572595A JP 28572595 A JP28572595 A JP 28572595A JP H09126698 A JPH09126698 A JP H09126698A
Authority
JP
Japan
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smoke
agent
ignition
signal tube
tubular body
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP28572595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kasama
恒雄 笠間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSOYA KAKO KK
Hosoya Fireworks Co Ltd
Original Assignee
HOSOYA KAKO KK
Hosoya Fireworks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSOYA KAKO KK, Hosoya Fireworks Co Ltd filed Critical HOSOYA KAKO KK
Priority to JP28572595A priority Critical patent/JPH09126698A/ja
Publication of JPH09126698A publication Critical patent/JPH09126698A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に火傷等の危険がなく、簡単な構造で
取扱い易く、容易にかつ確実に発煙可能、緊急用、救助
用等として好適に使用可能な信号筒を提供することであ
る。 【解決手段】 発煙剤及び発煙剤に点火して発煙させる
点火部を収容する筒体と、筒体に連結される把持部材と
を有してなることを特徴とする信号筒である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は信号筒に関し、さ
らに詳しくは、使用時に火傷等の危険がなく、簡単な構
造で取扱い易く、容易にかつ確実に煙を生じさせること
ができ、緊急用あるいは救助用等として好適に使用する
ことができる信号筒に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば図4に示すように、従来の信号
筒100は、内部に発煙剤102を充填してなる筒体1
01と、前記筒体101の一端開口部を閉塞する下蓋部
材105と、前記筒体101の他端開口部を閉塞する中
蓋部材113、上蓋保持具114および上蓋部材106
とを有してなる。
【0003】前記筒体101には、前記筒体101と中
心軸を共通にする貫通孔103が軸方向に形成されてい
る。前記貫通孔103には、その一端から他端にかけて
速火線104が延設されている。前記下蓋部材105
は、一端有底のボール紙製筒部材であり、嵌合によって
前記筒体101に接続される。前記中蓋部材113に
は、点火薬109を内部に充填してなる点火薬室108
と噴煙口115とが形成されている。前記上蓋部材10
6は、一端に引き環110が設けられ、前記点火薬室1
08を貫通して配置される摩擦線107と、引き索11
2が設けられ、前記引き環110を覆い隠すようにして
配置される補助引き板111とを有してなる。前記上蓋
部材106は、嵌め込みによって前記上蓋保持具114
で保持される。前記上蓋部材106が前記上蓋保持具1
14に保持された状態において、前記点火薬室108は
前記速火線104に臨むように位置している。
【0004】前記従来の信号筒100の操作手順および
作用は以下の通りである。引き索112を引っ張る。補
助引き板111が外れる。引き環110が露出する。引
き環110を引っ張る。摩擦線107が点火薬室108
から引き抜かれる。このとき、前記摩擦線107が前記
点火薬室108から引き抜かれる際における前記摩擦線
107と前記点火薬109との摩擦熱により、前記点火
薬109が発火する。この点火薬109の発火により速
火線104が着火し、燃焼する。前記速火線104の燃
焼により、前記速火線104に臨む発煙剤102が点火
され、燃焼する。前記発煙剤102の燃焼に伴い煙が発
生する。この煙が前記噴煙口115から噴出される。こ
の煙により、たとえば非常事態の発生等が確認される。
【0005】前記従来の信号筒100においては、以下
のような問題がある。すなわち、従来の信号筒100か
ら煙を生じさせるためには、引き索112を引っ張り、
補助引き板111を外し、引き環110を引っ張り、摩
擦線107を引き抜く等の煩雑な操作が必要とされる。
緊急用あるいは救助用などとして非常事態発生時に使用
されることが多い信号筒において、簡単な操作で容易に
煙を発生させることができないということは、人命に関
わる重大な問題である。
【0006】また、前記従来の信号筒100において
は、点火薬109を発火させるのに、摩擦線107が点
火薬室108から引き抜かれる際における摩擦線107
と点火薬109との摩擦による熱を利用するので、つま
りマッチを発火させるのと同様の原理を採用するので、
老人等が使用した場合には力不足により上蓋部材106
が外れず、あるいは充分な摩擦熱が生じず、その結果、
点火薬109が発火せず、発煙剤102が燃焼せず、煙
を発生させることができないという問題がある。従来の
信号筒100については、誰が操作しても確実に発煙を
生じさせることができるとは言い難かった。
【0007】さらに、信号筒は発煙剤の燃焼熱により非
常に高温になるので、従来の信号筒100のように特に
把持部材を設けていない場合には、使用者に火傷等を負
わす危険がある。また、この場合、たとえボール紙等の
断熱材で形成した下蓋部材105を把持したとしても、
断熱効果が充分でないために、信号筒を把持し続けるこ
とができないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の信
号筒における前記問題点を解決することを目的とする。
また、この発明は、使用時に火傷等の危険がない信号筒
を提供することを目的とする。この発明は、簡単な構造
で取扱い易い信号筒を提供することを目的とする。この
発明は、容易にかつ確実に煙を生じさせることができる
信号筒を提供することを目的とする。この発明は、緊急
用あるいは救助用等として好適に使用することができる
信号筒を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。
【0010】一つは、燃焼により煙を発生する発煙剤、
および前記発煙剤に点火して前記発煙剤を燃焼させる点
火部を収容する筒体と、前記筒体に連結される把持部材
とを有してなることを特徴とする信号筒である。
【0011】この信号筒においては、前記把持部材が前
記筒体に収納自在に備えられる態様が好ましい。また、
前記点火部が、前記発煙剤に点火して前記発煙剤を燃焼
させる点火剤と、前記点火剤に電気を流して前記点火剤
を発火させる電気回路とを備えてなる態様が好ましい。
【0012】他の一つは、燃焼により煙を発生する発煙
剤、および前記発煙剤に点火して前記発煙剤を燃焼させ
る点火部を収容する筒体と、回動可能に軸支された状態
で前記筒体に収納自在に備えられる把持部材とを有して
なることを特徴とする信号筒である。
【0013】この信号筒においては、前記点火部が、前
記発煙剤に点火して前記発煙剤を燃焼させる点火剤と、
前記点火剤に電気を流して前記点火剤を発火させる電気
回路とを備えてなる態様が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明における、一の信号筒
は、発煙剤および点火部を収容する筒体と把持部材とを
有してなり、他の信号筒は、発煙剤、点火剤および電気
回路を筒体に収容してなる。
【0015】前記筒体の形状としては、特に制限はな
く、目的に応じて各種の形状を選択することができる
が、たとえば、棒状、円柱,角柱等の柱状、立方体,直
方体等の方体状などが挙げられる。前記筒体の形状とし
ては、一般に、円柱形状が選択される。
【0016】前記筒体における中空部の形状としては、
特に制限はなく、目的に応じて各種の形状を選択するこ
とができるが、たとえば、棒状、円柱,角柱等の柱状、
立方体,直方体等の方体状などが挙げられる。前記筒体
における中空部の形状は、一般に前記筒体の形状と同じ
になるように選択される。
【0017】前記筒体における開口は、その数が通常1
個以上であり、また、その形状、構造、大きさ等につい
ては目的に応じて適宜選択される。
【0018】前記筒体の構造としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、単一の
部材からなる構造であってもよいし、あるいは複数の部
材からなる構造であってもよい。複数の部材からなる構
造としては、たとえば、発煙剤を収容する部材と、電気
回路を収容する部材とを組み合わせて筒体が形成される
ような構造などが挙げられる。
【0019】また、前記筒体の構造としては、前記筒体
の内部に複数の空間が画成されている構造であってもよ
い。この場合、筒体の内部に収容する発煙剤、電気回路
等の内、直接互いに接触させるのが適当でないもの同士
を、区分けして筒体の内部に収容することができる。
【0020】さらに、前記筒体の構造としては、前記筒
体における開口上部に蓋体を設けてなる構造であっても
よい。この場合、筒体から噴出する煙や燃え粉の量、方
向等を調節することができる。
【0021】前記筒体の大きさとしては、特に制限はな
く、信号筒の用途、発煙剤の充填量等に応じて適宜決定
される。
【0022】前記筒体の素材としては、耐熱性および機
械的強度があり、信号筒を軽量化し得る素材であればよ
く、たとえば、それ自体公知のプラスチックス、軽合金
等の金属、セラミックス、複合材料などが挙げられる。
【0023】前記筒体は、内部に発煙剤と点火部とを収
容する。
【0024】前記発煙剤としては、燃焼により煙を発生
させることができれば特に制限はなく、目的に応じて適
宜選択することができるが、たとえば、塩素酸カリウム
とミジン粉と澱粉と必要に応じて添加する色剤との組み
合わせによる発煙剤、赤リン系の発煙剤などが挙げられ
る。
【0025】前記色剤としては、以下のものが好適に挙
げられる。赤色煙の場合には、ピグメントレッド・1、
ベージュバイオレット・10、パラレッド、オイルレッ
ド、ローダミンなどが挙げられる。これらの中でも、ピ
グメントレッド・1とベージュバイオレット・10との
組み合わせが好ましい。青色煙の場合には、ピグメント
ブルー・15、バットブルー、フタロシアニンブルー、
インジゴなどが挙げられる。これらの中でも、ピグメン
トブルー・15とバットブルーとの組み合わせが好まし
い。黄色煙の場合には、オイルイエローなどが挙げられ
る。黒色煙の場合には、アントラセン、過塩素酸カリウ
ム、ピッチなどが挙げられる。前記色剤を用いると、所
望の色の煙を信号筒から発生させることができる。
【0026】前記発煙剤は、前記筒体内に充填される。
前記発煙剤の前記筒体内に充填される態様としては、特
に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる
が、ある発煙剤について長時間少量の煙を発生させる必
要がある場合には、たとえば、発煙剤の燃焼面積ができ
るだけ小さくなるように前記発煙剤を前記筒体内に充填
すればよく、逆に、短時間で大量の煙を発生させる必要
がある場合には、たとえば、発煙剤の燃焼面積ができる
だけ大きくなるように前記発煙剤を前記筒体内に充填す
ればよい。
【0027】前記燃焼面積を大きくする手段として、た
とえば、前記筒体に充填された前記発煙剤に貫通孔を形
成する方法がある。前記貫通孔は、通常、前記筒体にお
ける長手方向に延在するように形成される。前記貫通孔
の形状としては、たとえば、円柱、角柱等の柱状、立方
体,直方体等の方体状などが挙げられる。前記貫通孔の
数としては、目的に応じて適宜決定することができる
が、通常1個である。
【0028】前記点火部は、前記発煙剤に点火して前記
発煙剤を燃焼させることができれば特に制限はなく、目
的に応じて適宜選択することができるが、この発明にお
いては、点火剤と電気回路とを有してなる点火部が好ま
しい。
【0029】前記点火剤としては、通電により発火する
ことができるものであればよく、たとえば、ジアゾジニ
トロフェノール(DDPN)やロダン化鉛と塩素酸カリ
ウム混合物などが挙げられる。前記点火剤は、通常、固
化されて点火玉の態様で使用される。前記点火剤を点火
玉の態様で使用する場合、点火玉の数は、通常1〜2個
である。前記点火剤は、前記点火玉の態様のみならず、
点火剤室を前記筒体内に設けて、その中に点火剤が充填
される態様等で使用されてもよい。
【0030】なお、この発明においては、速火線を用い
ることができる。前記速火線は、前記点火剤の発火を瞬
時に広範囲に伝達することができるので、前記速火線を
用いると、前記発煙剤への点火面積を充分に確保するこ
とができる。前記速火線としては、たとえば、黒色火薬
と硝石とを、アラビアゴムをバインダーとして綿糸に塗
布したものなどが挙げられる。前記速火線は、通常、前
記点火剤にその一部が接した状態で、前記発煙剤に臨む
ようにして筒体内に配置される。前記筒体内に充填され
た発煙剤に、貫通孔が形成されている場合には、通常、
前記速火線は前記貫通孔内に延設され、逆に、貫通孔が
形成されていない場合には、通常、前記速火線の代わり
に同様の薬剤を和紙に塗布してなる薬紙が発煙剤の露出
端面上に敷設される。
【0031】前記電気回路としては、所望の時に前記点
火剤に通電することができる機能を有すれば特に制限は
ないが、たとえば、電池を内蔵し、スイッチにより通
電、遮電の切替が可能な電気回路が挙げられる。前記ス
イッチとしては、一般にプッシュスイッチが選択され
る。
【0032】なお、この発明においては、後述の把持部
材を、前記筒体に連結したとき、あるいは前記筒体から
回動させたときに、前記スイッチが露出するように信号
筒を設計することができる。このように信号筒を設計す
ると、把持部材に安全装置の役目も兼ねさせることがで
き、信号筒の誤作動を確実に防止することができる。前
記電気回路による電気を前記点火剤に流すのに、この発
明においては白金線等の電橋線をビニール被覆銅線(電
線)に溶接して使用することができる。このような電線
を使用する場合、通常、前記電線の一端は前記電気回路
に接続され、他端は前記点火剤に接続される。このよう
な電線を使用すると、点火剤の配置位置を目的に応じて
任意に設定することができる。たとえば、前記電線を使
用することにより、前記筒体の一端部に前記電気回路に
配置し、他端部に前記点火剤を配置することができる。
【0033】前記把持部材としては、前記筒体に連結す
ることができ、把持することができる形状、構造であれ
ば特に制限はない。
【0034】前記連結の手段としては、たとえば、螺
合、嵌合、掛合などが挙げられる。
【0035】前記把持部材の形状としては、たとえば、
棒状、取っ手状などが挙げられる。前記把持部材の軸方
向に垂直な断面の形状としては、たとえば、真円形,だ
円形等の円形、三角形,四角形等の多角形、コ字状、U
字状、T字状、L字状、V字状などが挙げられる。な
お、前記棒状の把持部材は、直線状であってもよいし、
曲線状であってもよい。また、取っ手状の把持部材は、
その両端が前記筒体に接していてもよいし、一端のみが
前記筒体に接していてもよい。
【0036】前記把持部材の構造としては、単独の部材
からなる構造でもよく、あるいは2種以上の部材を複合
してなる構造であってよい。
【0037】前記把持部材の素材としては、熱伝導度が
低くて熱せられにくく、軽くて、機械的強度の大きな素
材であれば特に制限はないが、たとえば、それ自体公知
のプラスチックス、軽合金等の金属、セラミックス、複
合材料などが挙げられる。なお、この発明においては、
把持部材の本体を金属等の熱伝導度の大きな素材で形成
し、その表面に熱伝導度の小さな素材を被覆してなるよ
うな把持部材を使用してもよい。
【0038】前記把持部材は、信号筒の使用時に前記連
結の手段によって前記筒体に連結すればよいが、この発
明においては、信号筒の使用時まで前記把持部材を前記
筒体内に収納することができるように前記把持部材を設
計するのが好ましい。このように把持部材を設計する
と、把持部材の紛失等を防止することができ、また信号
筒の保管等も容易である。
【0039】さらに、この発明においては、回動可能に
軸支された状態で前記筒体に収納自在に備えられるよう
に前記把持部材を設計するのが好ましい。このように把
持部材を設計すると、使用時に把持部材を回動させる信
号筒を使用可能な状態にすることができ、把持部材を前
記筒体に連結する操作が不要になる。簡単な操作で使用
可能な状態にすることができるということは、非常事態
等において使用されることが多い信号筒においては非常
に有利である。
【0040】この発明においては、前記把持部材をピン
等を用いて直接軸支してもよく、あるいは、蝶番等を用
いて間接的に軸支してもよい。前記把持部材を軸支する
位置としては、特に制限はなく、信号筒の用途に応じて
適宜決定すればよいが、前記筒体から前記把持部材を長
く突出させる場合には、通常、前記把持部材の端部を軸
支すればよい。
【0041】前記把持部材を回動させる角度は、前記把
持部材の前記筒体内における収納状態により異なるので
一概に規定することはできないが、通常、大きくとも1
80°あれば充分である。たとえば、前記把持部材が前
記筒体内において前記筒体の軸方向と平行に収納されて
いる場合、前記把持部材を180°回動させると、前記
把持部材における軸支されていない端部が、煙の噴出口
として機能する前記筒体の一端開口部から最も遠くに位
置するようになる。
【0042】前記把持部材の回動を停止し、把持部材を
固定する手段としては、目的に応じて適宜選択すること
ができるが、たとえば、把持部材と前記筒体との掛合、
歯合、係止部材の使用などが挙げられる。
【0043】この発明においては、前記把持部材を回動
させる際に、ねじりコイルスプリング等の付勢部材を使
用することができる。前記付勢部材は、通常、圧縮され
た状態で使用される。換言すれば、前記付勢部材は、回
動の終点位置に向けて把持部材の回動を付勢することが
できるような状態で使用される。このような付勢部材を
使用すると、容易に把持部材を回動させ、しかも筒体に
自動的に固定することができる。
【0044】この発明においては、前記ねじりコイルス
プリングを以下の態様で使用するのが好ましい。すなわ
ち、信号筒の使用前においては、前記把持部材が前記筒
体内に収容された状態で前記筒体に掛合され、前記ねじ
りコイルスプリングは圧縮状態になっている。信号筒の
使用時に前記掛合を解くと、前記ねじりコイルスプリン
グは前記把持部材が180°回動するのを付勢する。前
記把持部材が180°回動すると、再び前記把持部材と
前記筒体とが掛合し、互いの位置が固定されるような態
様である。
【0045】前記筒体と前記把持部材とを有してなる信
号筒は以下のように作用する。
【0046】把持部材を筒体に連結する。点火部を作動
させる。点火部が発煙剤に点火する。発煙剤が燃焼す
る。煙が発生する。このとき、発煙剤の燃焼熱により筒
体は熱せられて高温になるが、筒体に連結された把持部
材は、筒体よりも高温に熱せられることはない。
【0047】なお、この信号筒において、把持部材が筒
体に収納自在に備えられる場合には、把持部材は信号筒
の使用時にのみ筒体から取り出される。また、この信号
筒において、前記点火部が、点火剤と電気回路とを有し
てなる場合には、把持部材を筒体に連結した後に電気回
路を作動する。電気回路が点火剤に電気を流す。点火剤
が発火する。点火剤が発煙剤に点火する。発煙剤が燃焼
する。その結果、煙が発生する。速火線を使用した場合
には、点火剤が発火した後、速火線が瞬時に燃焼する。
この燃焼の際の炎により発煙剤が燃焼する。前記電気回
路がスイッチにより作動する場合には、把持部材を筒体
に連結した後、スイッチを操作して電気回路を作動す
る。
【0048】前記筒体と、回動可能に軸支された状態で
前記筒体に収納自在に備えられる把持部材とを有してな
る信号筒は、以下のように作用する。
【0049】把持部材を所定の位置にまで回動させる。
点火部を作動する。点火部が発煙剤に点火する。発煙剤
が燃焼する。煙が発生する。このとき、発煙剤の燃焼熱
により筒体は熱せられて高温になるが、筒体に回動可能
に軸止された把持部材は、筒体よりも高温に熱せられる
ことはない。
【0050】なお、この信号筒において、前記点火部
が、点火剤と電気回路とを有してなる場合には、把持部
材を回動させた後に電気回路を作動する。電気回路が点
火剤に電気を流す。点火剤が発火する。点火剤が発煙剤
に点火する。発煙剤が燃焼する。その結果、煙が発生す
る。速火線を使用した場合には、点火剤が発火した後、
速火線が瞬時に燃焼する。この燃焼の際の炎により発煙
剤が燃焼する。前記電気回路がスイッチにより作動する
場合には、把持部材を筒体に連結した後、スイッチを操
作して電気回路を作動する。
【0051】前記発煙剤と前記点火剤と前記電気回路と
を筒体に収容してなる信号筒は、以下のように作用す
る。
【0052】電気回路を作動する。電気回路から点火剤
に電気が流れる。点火剤が発火する。発煙剤が燃焼す
る。煙が発生する。なお、この信号筒において前記電気
回路がスイッチにより作動する場合には、まずスイッチ
を操作して電気回路を作動させる。速火線を使用した場
合には、点火剤が発火した後、速火線が瞬時に燃焼す
る。この燃焼による炎により発煙剤が燃焼する。
【0053】上述した信号筒において、把持部材が設け
られている場合には、筒体を直接把持する場合に比べて
火傷等の危険が少ない。また、電気回路が設けられてい
る場合には、引き索、補助引き板、引き環、摩擦線等を
必要としないので、構造が簡単で取扱いが容易である。
また、電気回路にスイッチが設けられている場合には、
スイッチを操作するだけで煙を発生させることができる
ので、使用者の如何に関わらず、簡単な操作でしかも確
実に煙を発生させることができる。以上のような利点を
有するのでこの発明に係る信号筒は、緊急用あるいは救
助用等として好適に使用することができる。
【0054】
【実施例】以下、この発明に係る信号筒の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の信
号筒の一実施例を示す断面概略説明図である。図1に示
す信号筒1は、筒体2とレバー22とを有する。
【0055】前記筒体2は、底面の形状が長方形である
四角柱状の筒部材である。前記筒体2には、前記筒体2
の長手方向と平行に、前記筒体2の形状とほぼ同じ四角
柱形状の貫通孔3が形成されている。その結果、前記筒
体2は、4つの周側板を有してなる。前記4つの周側板
の内訳は、前記筒体2の底面形状である長方形における
長辺をその短辺とする長方形の周側板(以下「広側板」
と称することがある。)が2つであり、前記長方形にお
ける短辺をその短辺とする長方形の周側板(以下「狭側
板4」と称することがある。)が2つである。前記2つ
の広側板同士は互いに平行に位置し、前記2つの狭側板
4同士は互いに平行に位置し、前記広側板と前記狭側板
4とは互いに直交している。
【0056】前記筒体2における一端部側には、前記筒
体2の中心軸と直交する仕切り5が形成されている。前
記仕切り5の中心部には円形の貫通孔が形成されてい
る。この貫通孔が電線用穴6である。前記筒体2の前記
一端部側において、前記仕切り5から突出する前記筒体
2における周側板の内の狭側板4の1つは、前記筒体2
の中心軸側に平行移動した状態で形成されている(以
下、この狭側板4を「内狭側板7」と称することがあ
る。)。このため、前記内狭側板7からは、他の狭側板
4とは反対側の方向に、2つの前記広側板が突出してい
る(以下、広側板におけるこの突出部分を「突出部8」
と称することがある。)。この実施例において、前記内
狭側板7は前記狭側板4よりも肉厚に形成されている。
【0057】前記内狭側板7には、前記仕切り5の長手
方向と平行な方向に2つの貫通孔が形成されている。前
記2つの貫通孔の内の1つは断面が円形であり、他の1
つは長方形である。前者がプッシュスイッチ用穴9であ
り、後者が爪部掛合用孔10である。この実施例におい
て、前記プッシュスイッチ用穴9は、前記爪部掛合用孔
10よりも前記仕切り5側に形成されている。
【0058】前記2つの突出部8には、前記狭側板4の
短手方向と平行な方向に断面円形の貫通孔が形成されて
いる。この貫通孔が軸穴である。
【0059】この実施例において、前記筒体2はABS
樹脂製である。
【0060】前記筒体2において、前記内狭側板7と狭
側板4と2つの広側板とにより画成される空間が、電気
回路室11であり、この電気回路室11に電池を内蔵す
る電気回路12が収容される。前記電気回路12が前記
電気回路室11に収容された状態において、前記プッシ
ュスイッチ用穴9からは前記電気回路12におけるプッ
シュスイッチ13が突出している。前記電気回路12
は、前記プッシュスイッチ13を押すと作動するように
設計されている。前記電気回路室11の開口部には、前
記電気回路12の脱落を防止するために蓋14が装着さ
れる。前記蓋14は、接着剤により前記筒体2に固定さ
れる。前記蓋14は前記筒体2と同じ素材で形成されて
いる。
【0061】前記筒体2の内部には、発煙剤15および
その上部に着火薬33が充填される。この実施例におい
て、前記発煙剤15は、塩素酸カリウム、染料、けいそ
う土、デキストリン等の混合物であり、着火薬33は、
黒色火薬である。前記充填された発煙剤15および着火
薬33の中心部には、前記筒体2と中心軸を共通にし、
前記電線用穴6よりも直径の大きな貫通孔16が形成さ
れている。前記貫通孔16には、その一端から他端にか
けて速火線17が2本延設されている。このとき、前記
速火線17の両端部は、前記筒体2内に充填された前記
発煙剤15および着火薬33の各端面に接している。
【0062】前記貫通孔16における前記仕切り5とは
反対側の端部には、点火玉18が1つ配置されている。
前記点火玉18は前記着火薬33に接している。前記点
火玉18は、ロダン化鉛と塩素酸カリウムとの混合物で
ある。前記点火玉18は、一端が前記電気回路12に接
続され、前記電線用穴6を貫通し、前記貫通孔16内に
延設された電線19の他端に接続されている。前記電線
19は、ビニール被覆銅線である。
【0063】前記筒体2における開口部には、円形の貫
通孔が複数形成された有孔の蓋部材20が装着される。
前記蓋部材20は、接着剤により前記筒体2に固定され
る。前記蓋部材20における貫通孔は、信号筒1から噴
出する煙の量、方向等を調節することができる。前記蓋
部材20の素材は、前記筒体2の素材と同じである。な
お、このとき、前記蓋部材20と前記発煙剤15との間
に、アルミニウム製の薄膜21が設けられている。前記
薄膜21は、前記蓋部材20に接着されている。前記薄
膜21は、使用時までの前記発煙剤15の紛失、変質等
を防止する機能を有する。
【0064】前記レバー22は、長手方向に直交する断
面形状がコ字型である棒状の部材である。前記レバー2
2は、3つの板材により形成されている。前記板材の内
の1つは、前記狭側板4の幅よりもわずかに大きな幅を
有し、前記狭側板4の長さと同じ長さを有する(以下、
この板材を「横材23」と称することがある。)。この
横材23は、前記コ字型の底部分を形成する。前記板材
の内の他の2つは、互いに同じ形状を有しており、前記
突出部8の突出長さとほぼ同じ長さの幅を有し、前記狭
側板4の長さと同じ長さを有する(以下、この板材を
「縦材24」と称することがある。)。前記レバー22
は、ABS樹脂製である。
【0065】このレバー22は、前記筒体2における前
記突出部8が露出する側の狭側板4を覆うようにして、
前記筒体2に装着される。前記縦材24における、前記
軸穴の直上に位置する部分には、前記軸穴と連通する貫
通孔が形成される。
【0066】図1および図2に示すように、前記貫通孔
と前記軸穴とは、一端にフランジの形成されたピン部材
25によって貫通され、軸支される。前記ピン部材25
におけるフランジの形成されていない端部には、止め部
材26が前記ピン部材25に脱落不能に装着される。こ
のため、前記レバー22は前記筒体2から脱落すること
はない。なお、このとき、前記2つの突出部8の間に
は、ねじりコイルスプリング27が配置され、このねじ
りコイルスプリング27は前記ピン部材25によって貫
通されている。
【0067】この実施例において、前記横材23におけ
る前記ピン部材25によって軸支された側の端部は切り
取られ、下方に向けて突出する帯部28が形成される。
前記帯部28の先端部は肉厚に形成され、前記横材23
の露出平面よりも突出している。この先端部が爪部29
である。前記帯部28の付け根部分には、前記帯部28
の長手方向に平行な溝30が形成されている。このた
め、前記帯部28は可撓性である。
【0068】前記ピン部材25によって前記筒体2に軸
支された結果、前記レバー22は、前記ピン部材25を
中心に回動可能となっている。前記レバー22と前記筒
体2とが近接している状態がレバー22の初期位置であ
る。この初期位置において、前記レバー22は前記筒体
2と掛合されている。前記掛合は、前記横材23に形成
された貫通孔31に、前記筒体2における狭側板4に形
成したツメ32を引っ掛けることにより行われる。前記
初期位置において、前記ねじりコイルスプリング27は
圧縮された状態になっている。このため、前記掛合を解
くと、前記ねじりコイルスプリング27の付勢力によっ
て、図3に示すように、前記レバー22は回動する。前
記レバー22が180°回動すると、前記帯部28の爪
部29と前記爪部掛合用孔10とが掛合し、前記レバー
22の回動は停止する。このときのレバー22の位置が
停止位置である。なお、レバー22が停止位置にあって
も、前記ねじりコイルスプリング27は依然として圧縮
状態になっている。
【0069】この実施例の信号筒1は、以下のような作
動、作用を示す。
【0070】まず、レバー22と筒体2との掛合を解く
ために、レバー22に形成された貫通孔31に引っ掛け
られた筒体2におけるツメ32を前記貫通孔31から外
す。レバー22が、ねじりコイルスプリング27の付勢
力により、ピン部材25を回転軸として回動する。レバ
ー22が180°回動する直前において、レバー22に
おける帯部28の爪部29が内狭側板7と接し、前記帯
部28が撓る。レバー22が180°回動すると、前記
爪部29が内狭側板7に形成された爪部掛合用孔10に
掛合し、レバー22の回動が停止する。このとき、プッ
シュスイッチ13は露出している。
【0071】前記レバー22を把持し、信号筒1の先端
を上方に向ける。前記プッシュスイッチ13を指で押
す。電気回路12が作動する。電気回路内で生じた電気
が、電線19を通じて点火玉18に流れる。点火玉19
が発火する。この発火による火によって、点火玉18に
近接する着火薬33と速火線17とが瞬時に燃焼する。
着火薬33と速火線17との燃焼による火によって、近
接する発煙剤15が次々に点火される。換言すると、着
火薬33と速火線17とに臨む発煙剤15が点火され
る。発煙剤15が燃焼する。その結果、煙が生ずる。
【0072】煙が筒体2内に充満する。筒体2の内圧が
高くなる。薄膜21が破れる。煙が蓋部材20における
貫通孔から外部に噴出される。この噴出される煙によっ
て、非常事態の発生が確認される。なお、発煙剤15が
燃焼している間、筒体2はその燃焼熱によって熱せられ
て高温になるが、レバー22は前記燃焼熱によって熱っ
せられることはない。
【0073】この信号筒1の場合、レバー22を把持す
るので火傷等の危険が少ない。電気回路12におけるプ
ッシュスイッチ13を押すだけで確実に作動し、煙を発
生させることができるので、使用者の如何を問題とせ
ず、簡単な操作でしかも確実に煙を発生させることがで
きる。また、信号筒1の構造が簡略化される。この信号
筒1は、緊急用あるいは救助用等として好適に使用する
ことができる。
【0074】
【発明の効果】この発明によると、従来の信号筒におけ
る前記問題を解決することができる。また、この発明に
よると、使用時に火傷等の危険がない信号筒を提供する
ことができる。この発明によると、簡単な構造で取扱い
易い信号筒を提供することができる。この発明による
と、容易にかつ確実に煙を生じさせることができる信号
筒を提供することができる。この発明によると、緊急用
あるいは救助用等として好適に使用することができる信
号筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の信号筒の一実施例を示す断
面概略説明図である。
【図2】図2は、図1において、A方向から信号筒を見
たときの説明図である。
【図3】図3は、図1に示す信号筒における把持部材を
回動させた状態を説明するための一部断面概略説明図で
ある。
【図4】図4は、従来の信号筒の一例を示す断面概略説
明図である。
【符号の説明】
1・・・信号筒、2・・・筒体、3・・・貫通孔、4・
・・狭側板、5・・・仕切り、6・・・電線用穴、7・
・・内狭側板、8・・・突出部、9・・・プッシュスイ
ッチ用穴、10・・・爪部掛合用孔、11・・・電気回
路室、12・・・電気回路、13・・・プッシュスイッ
チ、14・・・蓋、15・・・発煙剤、16・・・貫通
孔、17・・・速火線、18・・・点火玉、19・・・
電線、20・・・蓋部材、21・・・薄膜、22・・・
レバー、23・・・横材、24・・・縦材、25・・・
ピン部材、26・・・止め部材、27・・・ねじりコイ
ルスプリング、28・・・帯部、29・・・爪部、30
・・・溝、31・・・貫通孔、32・・・ツメ、33・
・・着火薬、100・・・従来の信号筒、101・・・
筒体、102・・・発煙剤、103・・・貫通孔、10
4・・・速火線、105・・・下蓋部材、106・・・
上蓋部材、107・・・摩擦線、108・・・点火薬
室、109・・・点火薬、110・・・引き環、111
・・・補助引き板、112・・・引き索

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼により煙を発生する発煙剤、および
    前記発煙剤に点火して前記発煙剤を燃焼させる点火部を
    収容する筒体と、前記筒体に連結される把持部材とを有
    してなることを特徴とする信号筒。
  2. 【請求項2】 把持部材が、筒体に収納自在に備えられ
    る請求項1に記載の信号筒。
  3. 【請求項3】 燃焼により煙を発生する発煙剤、および
    前記発煙剤に点火して前記発煙剤を燃焼させる点火部を
    収容する筒体と、回動可能に軸支された状態で前記筒体
    に収納自在に備えられる把持部材とを有してなることを
    特徴とする信号筒。
  4. 【請求項4】 点火部が、発煙剤に点火して発煙剤を燃
    焼させる点火剤と、前記点火剤に電気を流して前記点火
    剤を発火させる電気回路とを備えてなる請求項1から3
    のいずれかに記載の信号筒。
JP28572595A 1995-11-02 1995-11-02 信号筒 Abandoned JPH09126698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220049992A (ko) * 2020-10-15 2022-04-22 강봉구 화염 신호기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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