JPH09126250A - 対向ピストン型ディスクブレーキ - Google Patents
対向ピストン型ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JPH09126250A JPH09126250A JP28159395A JP28159395A JPH09126250A JP H09126250 A JPH09126250 A JP H09126250A JP 28159395 A JP28159395 A JP 28159395A JP 28159395 A JP28159395 A JP 28159395A JP H09126250 A JPH09126250 A JP H09126250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- caliper
- brake
- bottomed
- piston type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 対向ピストン型のディスクブレーキにおい
て、パッドの裏金に設ける耳部でキャリパに載置される
パッドの浮き上りを防止するパッドピンとスプリングの
簡素な構造を提供する。 【解決手段】 ブレーキパッド5と一体の裏金7は、突
出する耳部7a,7bを有し、キャリパ1に形成される
段部によるトルク受け部8上にガイドプレート9の摺動
部13を介して載置される。パッド5の上部にスプリン
グ15を載せ、キャリパに設けられる有底穴と横溝にパ
ッドピンを嵌装させることによって、簡単な構造でブレ
ーキ作動時のパッド5の浮き上りを防止することができ
る。
て、パッドの裏金に設ける耳部でキャリパに載置される
パッドの浮き上りを防止するパッドピンとスプリングの
簡素な構造を提供する。 【解決手段】 ブレーキパッド5と一体の裏金7は、突
出する耳部7a,7bを有し、キャリパ1に形成される
段部によるトルク受け部8上にガイドプレート9の摺動
部13を介して載置される。パッド5の上部にスプリン
グ15を載せ、キャリパに設けられる有底穴と横溝にパ
ッドピンを嵌装させることによって、簡単な構造でブレ
ーキ作動時のパッド5の浮き上りを防止することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向ピストン型デ
ィスクブレーキの摩擦パッドのトルク受け構造に関す
る。
ィスクブレーキの摩擦パッドのトルク受け構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−127674号公報
は、この種のディスクブレーキに関し、対向して配設さ
れる1対のパッドの裏金に設けた挿通穴にハンガーピン
と称するピンを一方のキャリパの外側から挿入し、ハン
ガーピンの先端部を他方のキャリパの外側に突出させ
て、この突出部をクリップ等で係止して、ピンの抜け防
止を達成する構成が示されている。
は、この種のディスクブレーキに関し、対向して配設さ
れる1対のパッドの裏金に設けた挿通穴にハンガーピン
と称するピンを一方のキャリパの外側から挿入し、ハン
ガーピンの先端部を他方のキャリパの外側に突出させ
て、この突出部をクリップ等で係止して、ピンの抜け防
止を達成する構成が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
あっては、抜け防止を図るために、段付のピンと、クリ
ップ等の部品を用意する必要があった。本発明は単純な
ストレートピンを使用し、抜け防止用のクリップ等を必
要としない対向ピストン型のディスクブレーキを提供す
るものである。
あっては、抜け防止を図るために、段付のピンと、クリ
ップ等の部品を用意する必要があった。本発明は単純な
ストレートピンを使用し、抜け防止用のクリップ等を必
要としない対向ピストン型のディスクブレーキを提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクブレー
キは、ロータを挾んで配設されるアウターキャリパとイ
ンナーキャリパを有し、中央部に開口部が形成されるキ
ャリパと、アウターキャリパとインナーキャリパに装備
される液圧駆動のピストンと、ピストンとロータの間に
装備されるブレーキパッドと、ブレーキパッドの上方に
配設されて両キャリパを貫通するパッドピンと、パッド
ピンとブレーキパッドとの間に嵌装されるパッドスプリ
ングと、ブレーキパッドとキャリパの間に配設されるガ
イドプレートを備える。そして、ガイドプレートを介し
てキャリパの段部に載置される耳部を有するパッドと一
体の裏金と、一方のキャリパに形成される有底穴と、他
方のキャリパに形成される有底の横溝と、キャリパの有
底穴と有底の横溝に嵌合されるストレートシャフト状の
パッドピンを備える。
キは、ロータを挾んで配設されるアウターキャリパとイ
ンナーキャリパを有し、中央部に開口部が形成されるキ
ャリパと、アウターキャリパとインナーキャリパに装備
される液圧駆動のピストンと、ピストンとロータの間に
装備されるブレーキパッドと、ブレーキパッドの上方に
配設されて両キャリパを貫通するパッドピンと、パッド
ピンとブレーキパッドとの間に嵌装されるパッドスプリ
ングと、ブレーキパッドとキャリパの間に配設されるガ
イドプレートを備える。そして、ガイドプレートを介し
てキャリパの段部に載置される耳部を有するパッドと一
体の裏金と、一方のキャリパに形成される有底穴と、他
方のキャリパに形成される有底の横溝と、キャリパの有
底穴と有底の横溝に嵌合されるストレートシャフト状の
パッドピンを備える。
【0005】
実施例1 図1に本発明のディスクブレーキの平面図を示す。図2
に図1のA−A矢視図を示す。キャリパ1はインナーキ
ャリパ1aとアウターキャリパ1bを4本のボルト2で
一体化され、中央部には、パッドが挿入される矩形の開
口部20が形成される。インナーキャリパ1a及びアウ
ターキャリパ1bにはそれぞれピストン3が組込まれて
いる(アウターキャリパは省略)。インナーキャリパ1
aのインレット4より油を送り込むことにより、ピスト
ン3が前進しパッド5を押し、ロータ6に押し付けられ
る構造となっている。パッド5と一体の裏金7は、上部
の両端に突出する耳部7a,7bを有する。
に図1のA−A矢視図を示す。キャリパ1はインナーキ
ャリパ1aとアウターキャリパ1bを4本のボルト2で
一体化され、中央部には、パッドが挿入される矩形の開
口部20が形成される。インナーキャリパ1a及びアウ
ターキャリパ1bにはそれぞれピストン3が組込まれて
いる(アウターキャリパは省略)。インナーキャリパ1
aのインレット4より油を送り込むことにより、ピスト
ン3が前進しパッド5を押し、ロータ6に押し付けられ
る構造となっている。パッド5と一体の裏金7は、上部
の両端に突出する耳部7a,7bを有する。
【0006】一方キャリパ1の開口部20の上部に形成
される段付部であるパッドトルク受部8には、図3に示
すガイドプレート9が装着される。ガイドプレート9は
凸部10,11,12でキャリパ1に固定装着される。
パッド5はパッド耳部7a,7bがガイドプレート9の
摺動部13の上に乗り摺動する。パッド5はパッドピン
14を介してスプリング15により下側へ押しつけられ
ている。トルクを受けた時にパッド5が上側へ浮き上が
るのをパッドピン14で受ける構造となっている。
される段付部であるパッドトルク受部8には、図3に示
すガイドプレート9が装着される。ガイドプレート9は
凸部10,11,12でキャリパ1に固定装着される。
パッド5はパッド耳部7a,7bがガイドプレート9の
摺動部13の上に乗り摺動する。パッド5はパッドピン
14を介してスプリング15により下側へ押しつけられ
ている。トルクを受けた時にパッド5が上側へ浮き上が
るのをパッドピン14で受ける構造となっている。
【0007】パッドピン14の装着方法はキャリパ1に
ガイドプレート9を装置し、上からパッド5を装入した
後、スプリング15を乗せる。パッドピン14は図4に
示すアウターキャリパ1bに形成したパッドピン穴16
に装入した後に、図5に示すインナーキャリパ1aに形
成される横溝17の高さ寸法lより高さ寸法Lが大きい
丸溝17aを設けて、パッドピン14の抜けを防止す
る。装着したパッドピン14が走行中にはずれない用に
スプリング15の曲げ部15aで押さえる構造となって
いる。
ガイドプレート9を装置し、上からパッド5を装入した
後、スプリング15を乗せる。パッドピン14は図4に
示すアウターキャリパ1bに形成したパッドピン穴16
に装入した後に、図5に示すインナーキャリパ1aに形
成される横溝17の高さ寸法lより高さ寸法Lが大きい
丸溝17aを設けて、パッドピン14の抜けを防止す
る。装着したパッドピン14が走行中にはずれない用に
スプリング15の曲げ部15aで押さえる構造となって
いる。
【0008】実施例2 図6はパッドピン24をU字型にしたものである。図7
は図6のB−B矢視図を示す。図6に示すようにパッド
ピン24をインナーキャリパ1aの溝18に装入した
後、アウターキャリパ1bのパッドピン横溝17に装着
する。パッドピン24の形状及びパッドスプリング25
の形状と、溝18の構造以外は図1,図2と同様であ
る。
は図6のB−B矢視図を示す。図6に示すようにパッド
ピン24をインナーキャリパ1aの溝18に装入した
後、アウターキャリパ1bのパッドピン横溝17に装着
する。パッドピン24の形状及びパッドスプリング25
の形状と、溝18の構造以外は図1,図2と同様であ
る。
【0009】実施例3 図8はパッドピン14を1本にしたものである。図9は
図8のC−C矢視図を示す。図8に示すようにパッドピ
ン14をアウターキャリパ1bの中央部に設ける穴30
に装入した後インナーキャリパ1aのパッドピン横溝2
7に装着する。この横溝27は縦溝28を経由してパッ
ドピン14の先端が挿入される形状を有する。パッドピ
ンの位置は図8ではセンターに位置しているがロータ回
転方向、トルクの応力の受け方から右左にずらすことも
可能である。パッドピン14及びスプリング15の形状
以外は図1,図2と同様である。
図8のC−C矢視図を示す。図8に示すようにパッドピ
ン14をアウターキャリパ1bの中央部に設ける穴30
に装入した後インナーキャリパ1aのパッドピン横溝2
7に装着する。この横溝27は縦溝28を経由してパッ
ドピン14の先端が挿入される形状を有する。パッドピ
ンの位置は図8ではセンターに位置しているがロータ回
転方向、トルクの応力の受け方から右左にずらすことも
可能である。パッドピン14及びスプリング15の形状
以外は図1,図2と同様である。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように、パッドの裏金両
端部に突出する耳部を設け、その耳部がガイドプレート
を介してキャリパに装着する。トルクを受ける時パッド
が浮きあがるのをピンで押える。組付はキャリパにイン
ナー、アウタパッド、スプリングを装着した後にピンを
装着するため組付が容易である。
端部に突出する耳部を設け、その耳部がガイドプレート
を介してキャリパに装着する。トルクを受ける時パッド
が浮きあがるのをピンで押える。組付はキャリパにイン
ナー、アウタパッド、スプリングを装着した後にピンを
装着するため組付が容易である。
【図1】本発明のディスクブレーキを一部断面にして示
す平面図。
す平面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】ガイドプレートの斜視図。
【図4】アウターキャリパに形成される有底穴の正面
図。
図。
【図5】インナーキャリパに形成される有底の横溝の正
面図。
面図。
【図6】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図7】図6のB−B矢視図。
【図8】本発明の更に他の実施例を示す平面図。
【図9】図8のC−C矢視図。
1 キャリパ 1a インナーキャリパ 1b アウターキャリパ 3 ピストン 5 パッド 7 裏金 8 パッドトルク受部 9 ガイドプレート 13 摺動部 14 パッドピン 15 スプリング 16 有底穴 17 有底横溝
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータを挾んで配設されるアウターキャ
リパとインナーキャリパを有し、中央部に開口部が形成
されるキャリパと、アウターキャリパとインナーキャリ
パに装備される液圧駆動のピストンと、ピストンとロー
タの間に装備されるブレーキパッドと、ブレーキパッド
の上方に配設されて両キャリパを貫通するパッドピン
と、パッドピンとブレーキパッドとの間に嵌装されるパ
ッドスプリングと、ブレーキパッドとキャリパの間に配
設されるガイドプレートを備えるディスクブレーキであ
って、 ガイドプレートを介してキャリパの段部に載置される耳
部を有するパッドと一体の裏金と、一方のキャリパに形
成される有底穴と、他方のキャリパに形成される有底の
横溝と、キャリパの有底穴と有底の横溝に嵌合されるス
トレートシャフト状のパッドピンを備えてなる対向ピス
トン型ディスクブレーキ。 - 【請求項2】 パッドピンは、2本である請求項1記載
の対向ピストン型ディスクブレーキ。 - 【請求項3】 パッドピンは、1本である請求項1記載
の対向ピストン型ディスクブレーキ。 - 【請求項4】 ロータを挾んで配設されるアウターキャ
リパとインナーキャリパを有し、中央部に開口部が形成
されるキャリパと、アウターキャリパとインナーキャリ
パに装備される液圧駆動のピストンと、ピストンとロー
タの間に装備されるブレーキパッドと、ブレーキパッド
の上方に配設されて両キャリパを貫通するパッドピン
と、パッドピンとブレーキパッドとの間に嵌装されるパ
ッドスプリングと、ブレーキパッドとキャリパの間に配
設されるガイドプレートを備えるディスクブレーキであ
って、 ガイドプレートを介してキャリパの段部に載置される耳
部を有するパッドと一体の裏金と、一方のキャリパに形
成される横方向に延びる有底の長溝と、他方のキャリパ
に形成される有底の横溝と、長溝と横溝に嵌合されるU
字状のパッドピンを備えてなる対向ピストン型ディスク
ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28159395A JPH09126250A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 対向ピストン型ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28159395A JPH09126250A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 対向ピストン型ディスクブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126250A true JPH09126250A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17641315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28159395A Pending JPH09126250A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 対向ピストン型ディスクブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09126250A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048567A1 (en) * | 2000-12-16 | 2002-06-20 | Delphi Technologies, Inc. | Mounting friction elements to disc brakes |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28159395A patent/JPH09126250A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048567A1 (en) * | 2000-12-16 | 2002-06-20 | Delphi Technologies, Inc. | Mounting friction elements to disc brakes |
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