JPH09126201A - 外力が小さいときは低圧力を外力が大きくなれば高圧力の液体を自動的に供給するシリンダー装置 - Google Patents

外力が小さいときは低圧力を外力が大きくなれば高圧力の液体を自動的に供給するシリンダー装置

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JPH09126201A
JPH09126201A JP7845596A JP7845596A JPH09126201A JP H09126201 A JPH09126201 A JP H09126201A JP 7845596 A JP7845596 A JP 7845596A JP 7845596 A JP7845596 A JP 7845596A JP H09126201 A JPH09126201 A JP H09126201A
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Masabumi Isobe
正文 磯部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低圧力の液体を供給中の必要なとき自動的に
高圧力の液体を供給することを得る。 【構成】 管路5に連通した供給液室51と、作動用弁
機構を介して管路5に連通した一次側液室52は更に復
帰用弁機構を介して管路6に連通する、二次側液室53
は通路9に依り一次側液室52に連通し且つ外部に連通
する通路10を持つ、供給液室51と一次側液室52を
仕切るピストン4は通路9を閉とし二次側液室53に突
出するロッド11と一体化している、そして作動用弁機
構は管路5に連通した弁室55と管路5に連通したシリ
ンダー室54と弁体12とピストン13とスプリング1
4で、復帰用弁機構は管路6に連通した弁室56に連通
したシリンダー室57と弁体15どピストン16とスプ
リング17で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧力の供給液体を用
い必要なときに自動的に高圧力の液体を供給する増圧機
構を持ったシリンダー装置である、使用例としては低圧
油圧ポンプ装置に本装置を組込むことに依り低圧油圧を
必要なとき高圧の油圧に変換して供給できる。
【0002】従来の増圧機構を持ったシリンダー装置で
は、リミットスイッチ等に依り必要位置を感知し複数の
電磁弁の組合せに依り、或はタイマーに依り一定時間ご
とに複数の電磁弁の組合せを作動させて、低圧液体から
高圧液体への切替を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の増圧機構を持っ
たシリンダー装置では、低圧液体から高圧液体の切替に
リミットスイッチ或はタイマーに複数の電磁弁の組合せ
で行っている、このため新たに計装設備を含んだ電気設
備を必要とした、そして電気設備の費用と電気設備のた
めの時間を必要とした、又高圧流体を必要とする位置が
任意に変化する場合はリミットスイッチ或はタイマーで
の対応は不能であった。
【0004】本発明では、外力が小さいときは低圧の液
体を、外力が大きくなれば其の時点で自動的に高圧の液
体を供給することが出来る、即ち、低圧液体から高圧液
体への切替を高圧液体を必要とする任意の時点で出来る
ので、リミットスイッチ或はタイマーは必要とせずそれ
に伴う電気設備は不要である、又電気設備がないので短
時間で容易に設置出来る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、カバーブロックと筒と仕切ブロックで形成された一
次側シリンダー室と二次側液室を形成する、一次側シリ
ンダー室にはピストンを嵌装させ供給液室と一次側液室
を形成する、一次側液室は通路に依り二次側液室に連通
する、次に前記のピストンと一体化し作動時には前記の
通路を閉とし二次側液室に突出するロッドを持つ、更に
ピストンの受圧面積はロッドの加圧面積より大とする、
そして二次側液室は外部の負荷に連通した通路を持つ。
【0006】供給液体はシリンダー用切替弁を通り管路
(作動用)に依り供給液室に、又請求項4にあっては弁
機構(作動復帰両用)を介して供給液室に連通する、又
供給液体は管路(作動用)に依り作動用弁機構を介して
一次側液室に連通する、そして一次側液室は復帰用弁機
構を介して管路(復帰用)に依りシリンダー用切替弁に
連通する。
【0007】作動用弁機構にあっては、管路(作動用)
に連通したシリンダー室を持ち弁体と一体化したピスト
ンが嵌装するそして弁機構の作動前は開となる様にスプ
リングを取付る、そして供給された液体圧が定められた
圧力以上になるとピストンが作動して弁体を閉とする様
にスプリングの強度を定める。
【0008】次に請求項1に於ける復帰用弁機構は、供
給液に依り加圧される弁体と管路復帰用)に連通したシ
リンダー室を持ち弁体と一体化したピストンが嵌装する
そして弁機構の作動前は閉となる様にスプリングを取付
る、そして供給された液体圧が定められた圧力以上にな
ると弁体に加えられた液体圧に依り弁体が作動し弁機構
が開となる様にスプリングの強度を定める、更に管路
(復帰用)よりの加圧に依りスプリングの力に抗してピ
ストンが作動し弁機構が開となる様にピストンの受圧面
積を定める。
【0009】又請求項2に於ける復帰用弁機構は請求項
1に於ける復帰用弁機構の弁室とシリンダー室の間に弁
体の貫通した仕切りを設けたものである。
【0010】次に請求項3に於ける復帰用弁機構は、供
給液に依り加圧される弁体を弁機構の作動前は閉となる
様にスプリングを取付る、そして供給された液体圧が定
められた圧力以上になると弁機構が開となる様にスプリ
ングの強度を定める。
【0011】次に請求項4に於ける弁機構(作動復帰両
用)は、管路(作動用)に連通した通路に依り加圧され
る弁体を持ち弁機構の作動前は閉となる様スプリングを
取付る、そして供給された液体圧が定められた圧力以上
になると開となる様にスプリングの強度を定める、更に
管路(復帰用)に連通したシリンダー室を持つそして前
記の弁体と一体化したピストンを嵌装する、そして管路
(復帰用)よりの加圧に依りスプリングの力に抗してピ
ストンが作動し弁機構が開となる様にピストンの受圧面
積を定める。
【0012】
【作用】上記の様に構成された本発明の作動について説
明する、一般的に供給液体はオイルが使われるので以下
の説明では供給液体はオイルとして説明する、圧力原、
シリンダー用切替弁、管路、供給液室、一次側液室、二
次側液室、外部の負荷、それらを連通する通路にオイル
を満たす。
【0013】シリンダー用切替弁(以下切替弁と言う)
を通り、請求項1、2、3にあっては管路(作動用)よ
り供給液室と作動用弁機構にオイルを供給する、又請求
項4にあっては弁機構(作動復帰両用)と作動用弁機構
にオイルを供給する、このとき管路(復帰用)のオイル
は大気圧になっている。
【0014】請求項1、2、3にあっては、ピストンに
依り仕切られた供給液室と一次側液室のオイル圧が等し
く且つピストンの摺動抵抗もありピストンは作動しな
い、しかし供給液室と一次側液室に流入するオイルの流
動抵抗に依る差圧が大となりその力が摺動抵抗より大と
なる場合には、供給液室へのオイルの供給を小さくする
か、或は供給液室側のピストンの作動時の受圧面積を一
次側液室側の受圧面積より小とすること、或はそれ等の
組合せに依りピストンにかかる力をバランスさせること
に依って作動可能となる、一次側液室に供給されたオイ
ルは二次側液室を通り外部の負荷(例、プレス用シリン
ダー)に流入する、負荷が小さいとき(例、プレス用シ
リンダーがプレス作業前の移動をしているとき)オイル
圧は小である、負荷が大となったとき(例、プレス用シ
リンダーがプレス作業に入ったとき)オイル圧は上昇す
る、そして定められたオイル圧以上になれば作動用弁機
構は閉となる、そして一次側液室へのオイルの流入は停
止する、供給液室のオイルは供給し続けられているの
で、ピストンは作動しピストンと一体化したロッドは一
次側液室と二次側液室を連通する通路を閉とする、そし
て更に負荷の増大が続けばオイル圧は上昇し復帰用弁機
構が作動して開となり一次側液室のオイルは流出しロッ
ドは更に移動し二次側液室に突出する、そして供給オイ
ル圧に比しピストンの受圧面積をロッドの加圧面積で除
した数値に比例する高圧力を発生させ二次側液室のオイ
ル圧は上昇する、そして高圧のオイルを外部の負荷に供
給し作業は完了する(例、プレス作業の完了)。
【0015】請求項4にあっては、弁機構(作動復帰両
用)が閉となっているので管路(作動用)よりの供給液
室へのオイルの流入はない、一次側液室に流入したオイ
ルは二次側液室を通り外部の負荷に流入する、負荷が大
となったときオイル圧は上昇する、そして定められた圧
以上になれば作動用弁機構は閉となる、そして一次側液
室へのオイルの流入は停止する、そして更に定められた
圧以上になると弁機構(作動復帰両用)は開となる、そ
して管路(作動用)よりオイルは供給液室に流入する、
そしてロッドと一体化したピストンは作動し一次側液室
と二次側液室を連通する通路を閉とし二次側液室に突出
する。
【0016】次に復帰について説明する、切替弁の切替
に依り管路(作動用)は大気圧となる、作動用弁機構は
ピストンを加圧していたオイル圧が大気圧となるのでス
プリングに依り復帰し開となる、そして管路(復帰用)
にオイルが供給される。
【0017】請求項1、2にあっては、管路(復帰用)
のオイル圧に依り復帰用弁機構は開となる、管路(復帰
用)のオイルは一次側液室に流入、ロッドと一体化した
ピストンは作動して供給液室のオイルは管路(作動用)
を通り流出するそして元の位置に復帰する、このとき作
動用弁機構は開となっているので、一次側液室に流入し
たオイルは流出する、しかし作動用弁機構と管路を連通
する通路、管路(作動用)そして切替弁をオイルが通る
とき流動抵抗が発生する、そして一次側液室に流動抵抗
に見合うオイル圧ができる、このオイル圧を利用して前
記のロッドと一体化したピストンを作動させる、又この
オイルの流動抵抗は調整が可能である、又流量調整弁を
用いることに依り更に調整が容易になる、そして一次側
液室と二次側液室を連通する通路は開となる。
【0018】請求項3にあっては、負荷の背圧を利用し
て復帰を行う、二次側液室と一次側液室を連通する通路
はピストンと一体化したロッドに依り閉となっている、
負荷よりの背圧に依り二次側液室に圧力が生じる、そし
て前記のロッドを加圧する、又前記のピストン側は大気
圧となっているので、ピストンと一体化したロッドは移
動して、前記の通路は開となる、そして負荷に連通した
オイルは二次側液室を通り一次側液室に移動し作動側弁
機構と管路〔作動用〕を通り流出する。
【0019】尚、請求項4は供給液室と一次側液室を仕
切るロッドと一体化したピストンの作動の安定のために
用いる、前記のピストンを急速に移動させたい場合、供
給液室に連通する管路及び通路の流動抵抗を出来るだけ
小さくすればよい、しかし一次側液室に連通する管路と
通路と作動用弁機構の流動抵抗より小であれば、オイル
の流動抵抗の差に依る差圧が供給流体室に発生する、そ
して前記のピストンを加圧する、そして加圧されたピス
トンの力がピストンの摺動抵抗より大となれば不必要な
ときにロッドと一体化したピストンは移動して、一次側
液室と二次側液室を連通する通路が閉となり作業不能と
なる、以上説明した問題を解決するため請求項4による
弁機構(作動復帰両用)を設けた。
【0020】これまでの説明にある弁機構は弁体を通路
に挿入して通路を閉とするものであるがジィスク式の弁
座或は円錐形の弁座を使用することも出来る、又小型の
装置にあっては、装置の本体に弁機構の取付が出来ない
ので、外部に設置し供給液室或は一次側液室への連通は
通路にて行うことも出来る、次にピストンの供給液室側
の作動時の受圧面積を一次側液室の受圧面積より小とす
ることに依りピストンの作動を安定化することも可能で
ある、尚、請求項3の復帰用弁機構は一次側液室のオイ
ルの流出のみに用いられるので、シリンダー用切替弁は
必ずしも必要ではなく一般的に使われている二方弁(ス
トップ弁等)でも使用可能である。
【0021】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する、図
1に於いて、シリンダー用切替弁23(以下切替弁と言
う)に連通した管路5は本発明の装置の作動用で管路6
は復帰用である、管路5にオイルを供給しているときは
管路6のオイルは大気圧となり、管路6にオイルを供給
しているときは管路5のオイルは大気圧となる。
【0022】カバーブロック1、筒2、仕切ブロック
3、に依りシリンダー室60を形成しロッド11と一体
化したピストン4を嵌装する、そして供給液室51と一
次側液室52を形成する、次に仕切ブロック3、筒7、
カバーブロック8、に依り二次側液室53を形成する、
供給液室51は通路24に依り管路5に連通する、又一
次側液室52と二次側液室53は通路9に依り連通す
る、更に二次側液室53は通路10に依り外部の負荷に
連通するものとする、そして本図では仕切ブロックに作
動用弁機構と復帰用弁機構が設けられている。
【0023】作動用弁機構は以下の様に構成される、管
路5に連通した通路25と一次側液室52に連通した通
路26を持った弁室55と管路5に連通した通路27を
持つたシリンダー室54と、シリンダ室54に嵌装し弁
体12と一体化したピストン13とシリンダー室54に
取付けられたスプリング14を持つ、そして弁体12は
弁室55とシリンダー室54の仕切りを貫通し弁体12
の移動に依り通路26が閉となる、スプリング14はシ
リンダー室54のオイル圧が定められた圧力以上になる
とピストン13が作動する様に強度を定める、通路28
はエヤー抜きで無くてもピストン13の作動は可能であ
る。
【0024】復帰用弁機構は以下の様に構成される、管
路6に連通した通路29と一次側液室52に連通した通
路30を持った弁室56と、弁室56に連通したシリン
ダー室57と、シリンダー室57に嵌装し一次側液室5
2のオイルに依り加圧される弁体15と一体化したピス
トン16と、弁室56に取り付けられたスプリング17
を持つ、そして弁体15の移動に依り通路30は開とな
る、次にスプリング17は一次側液室52のオイル圧が
定められた圧力以上になると弁体15が作動する様にス
プリング17の強度を定める、ピストン16は管路6の
オイル圧に依りスプリング17の力に抗して作動する様
に受圧面積を定める、通路31はエヤー抜きで無くても
ピストン16の作動は可能である。
【0025】図1の装置の作動について説明する、圧力
原、切替弁、管路、供給液室、一次側液室、外部の負
荷、それ等を連通する通路にオイルを満たす、切替弁2
3を通り管路5よりオイルを供給する、オイルは供給液
室51と作動用弁機構は開となっているので一次側液室
52に供給される、しかし供給液室51と一次側液室5
2のオイル圧は等しく且つピストン4の摺動抵抗もあり
ピストン4は作動しない、管路5のオイルは一次側液室
52と通路9を通り二次側液室53に流入し通路10を
通り外部の負荷に供給される、負荷が小さいときオイル
圧は圧力原の最高使用圧力より小さいオイル圧(例、最
高使用圧力が20重量キログラム毎平方センチメートル
のとき2重量キログラム毎平方センチメートル)で供給
される。
【0026】負荷が大となれば、負荷の増大に伴いオイ
ル圧も上昇していく、そしてオイル圧が上昇して定めら
れた圧(例、3重量キログラム毎平方センチメートル)
以上になると、作動用弁機構のピストン13が作動して
通路26は弁体12に依り閉となる、そして管路5より
の一次側液室52へのオイルの流入は停止する、ピスト
ン4は供給液室51のオイルに依り加圧され続けている
ので作動する、そしてロッド11に依り通路9は閉とな
る。
【0027】そして負荷の増大が続けばオイル圧は更に
上昇して、一次側液室52が定められた圧力(例、4重
量キログラム毎平方センチメートル)以上になれば、復
帰用弁機構の弁体15が作動して通路30は開となる、
一次側液室52のオイルは通路29と管路6と切替弁2
3を通り外部に流出する、そしてピストン4は移動しロ
ッド11は二次側液室53に突出し、二次側液室53に
は一次側液室の供給オイル圧に比しピストン4の受圧面
積をロッド11の加圧面積で除した数値に比例する高圧
力が発生する、そして高圧力のオイルを通路10より外
部の負荷に供給する事が出来る。
【0028】図1の装置の復帰について説明する、切替
弁23を切替る、管路5は大気圧となり、供給液室51
と一次側液室52と弁室55とシリンダー室54も大気
圧となる、作動用弁機構のピストン13はスプリング1
4に依り復帰し通路26は弁体12の移動に依り開とな
る、そして管路6にはオイルが供給される、通路29と
弁室56を通りシリンダー室57が加圧され、ピストン
16を加圧しその力がスプリング17の定められた力以
上になると、ピストン16は作動し弁体15も移動して
通路30は開となる、そして管路6のオイルは一次側液
室52に流入する、このとき通路26は開となっている
ので、流入したオイルは弁室55と管路5と切替弁23
を通り流出するが、オイルの流出に伴う流動抵抗が生じ
一次側液室52にオイル圧が生じる。
【0029】ピストン4は加圧され作動しロッド11は
移動して通路9は開となる、そして負荷よりのオイルは
二次側液室53と通路9と一次側液室52と通路26と
弁室55と管路5と切替弁23を通り流出する、そして
本発明の装置は作動前の状態に復帰する。
【0030】図2に於いて、復帰用弁機構以外の構成と
作動は、0021、0022、0023、0025、0
026、0027と同様であるので、復帰用弁機構の構
成と作動について説明する、一次側液室52と通路30
と通路29に依り管路6に連通した弁室56と、一次側
液室52のオイルに依り加圧される弁体15aと弁室5
6に、取り付けられたスプリング17に依り構成され
る、スプリング17の強度は弁体15aに加えられた圧
力が定められた圧力以上になると弁体15aが作動し通
路30が開となる様に定める。
【0031】復帰には負荷の背圧(例、負荷が油圧シリ
ンダーのときシリンダー復帰に伴う背圧)を利用して行
う、二次側液室53の背圧に依りロッド11は加圧され
る、ロッド11とピストン4は移動して通路9は開とな
る、負荷よりのオイルは二次側液室53と通路9と一次
側液室52と弁室55と通路25と管路5と切替弁23
を通り外部に流出する、そしてピストン4は移動し元の
位置に復帰する。
【0032】図3について説明する、図1、図2、に未
記入の本図の弁機構(作動復帰両用)はピストン4の作
動の安定化のために取付けられた、本弁機構の構成は、
管路5に連通した通路20と、供給液室51と通路24
aに依り連通した弁室58と、管路6aに通路33で連
通したシリンダー室59と、シリンダー室59に嵌装し
且つ弁体19と一体化したピストン21と、弁室58に
取付けられたスプリング22を持つ、そして弁体19は
弁室58とシリンダー室59の仕切りを貫通し弁体19
の移動に依り通路20が開となる、スプリング22は弁
体19に加えられたオイル圧が定められた圧力以上にな
ると作動し通路20が開となる様に強度を定める、そし
てピストン21は管路6aのオイル圧に依りスプリング
22の力に抗して作動する様に受圧面積を定める。
【0033】次に弁機構(作動復帰両用)の作動につい
て説明する、管路5よりオイルを供給する、前記で説明
した様にオイルは一次側液室52と二次側液室53を通
り負荷に供給される、このとき通路20は閉となってい
るのでピストン4は作動しない、負荷が増大しそれに伴
いオイル圧も増大し作動用弁機構が閉となりオイルの供
給は停止する、そして更に定められた圧力以上になると
弁体19は作動し通路20は開となる、オイルは管路5
に依り通路20と弁室58と通路24aを通り供給液室
51に流入し、ピストン4は作動する。
【0034】次に切替弁23を切替れば、管路5は大気
圧となり管路6aにオイルが供給される、通路20も大
気圧となりスプリング22に依り弁体19は移動して通
路20は閉となる、しかし管路6aに依りシリンダー室
59が加圧され、ピストン21を加圧しその力がスプリ
ング22の力より大となれば、ピストン21は作動し弁
体19は移動して通路20は開となる、供給液室51は
通路24aと弁室58と通路20と管路5に連通し、供
給液室51のオイルは切替弁23を通り流出し前記で説
明した様にピストン4は復帰する。
【0035】図4は、作動用弁機構61と復帰用弁機構
62と弁機構(作動復帰両用)63を外部に設置した例
を示したものである、作動用弁機構61は通路32、3
5、36に依り復帰用弁機構62は通路18、37、3
8に依り一次側液室52に連通する、又弁機構(作動復
帰両用)63は通路24a、39、24に依り供給液室
51に連通する。
【0036】図5は、一次側液室52とシリンダー室5
4を連通する通路40を示したものである。
【0037】図6は、二次側液室53とシリンダー室5
4を連通する通路41を示したものである。
【0038】図7は、請求項2に依る復帰用弁機構で図
1に於いて復帰用弁機構の弁室56とシリンダー室57
の間に仕切りを設けたもので、シリンダー室57aは通
路43に依り管路6bに連通する、そして管路6bより
のオイルの供給でピストン16は作動し弁体15の移動
に依り通路30は開となる、そして一次側液室52の圧
力の変動に関係なく確実に通路30を開とすることが出
来るので、復帰用弁機構の作動の安定を計ることが出来
る。
【0039】本発明は以上説明した様に構成されている
ので、以下に説明する様な効果を得る。
【0040】既設の低圧の油圧ポンプ設備に、本発明の
装置を組み込むことに依り、任意の必要なときに高圧力
のオイルを供給出来る高圧オイル供給設備となる、又組
込に際しては、装置をボルト固定し既設の配管にチュー
ブ等で接続することに依り完了する、又電気設備を必要
としないので、簡単に且つ短時間で設備の改造が出来
る。
【0041】新設の油圧設備に於いても、本発明の装置
を組み込むことに依り、低圧力で多量のオイルを供給出
来る油圧設備を任意の必要なとき高圧力のオイルを供給
出来る油圧設備とすることが出来る、従来の設備に依り
高圧力でオイルを供給しようとすれば、高出力の動力を
必要とし、且つ高圧力に耐える設備を必要とするので設
備費が高価になる、本発明の装置を組込むことに依り安
価に設備の製作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のシリンダー装置の例を示した縦断面
図。
【図2】請求項3のシリンダー装置の例を示した縦断面
図。
【図3】請求項4のシリンダー装置の例を示した縦断面
図。
【図4】作動用弁機構、復帰用弁機構、弁機構(作動復
帰両用)を外部に設置した例を示したシリンダー装置の
縦断面図。
【図5】一次側液室と作動用弁機構のシリンダー室を連
通する通路の例を示した作動用弁機構の縦断面図。
【図6】二次側液室と作動用弁機構のシリンダー室を連
通する通路の例を示した作動用弁機構の縦断面図。
【図7】請求項2の復帰用弁機構の例を示した縦断面
図。
【符号の説明】
1、8 カバーブロック 2、7 筒 3 仕切りブロック 4、13、16、21 ピストン 5、6、5a、6a、6b 管路 9、10、18、20、24、24a、25、26、2
7、29、30、33、40、41、43 通路 11 ロッド 12、15、15a、19 弁体 14、17、22 スプリング 23 シリンダー用切替弁 51 供給液室 52 一次側液室 53 二次側液室 54、57、57a、59、60 シリンダー室 55、56、56a、58 弁室 61 作動用弁機構 62 復帰用弁機構 63 弁機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーブロック(1)と筒(2)と仕切
    ブロック(3)と筒(2)に嵌装したピストン(4)に
    依り形成されそして管路(5、5a)と通路(24)に
    依り連通した供給液室(51)と、下記の作動用弁機構
    を介して管路(5、5a)に連通した一次側液室(5
    2)は更に下記の復帰用弁機構を介して管路(6)に連
    通する、次に仕切ブロック(3)と筒(7)とカバーブ
    ロック(8)で形成される二次側液室(53)は通路
    (9)に依り一次側液室(52)と連通し更に通路(1
    0)に依り外部に連通する、ロッド(11)はピストン
    (4)と一体化し更にピストン(4)の受圧面積より小
    さい加圧面積を持ち通路(9)を閉とし二次側液室(5
    3)に突出する、作動用弁機構は管路(5)或は一次側
    液室(52)或は二次側液室(53)に連通した通路
    (27、40、41)を持ったシリンダー室(54)と
    管路(5、5a)と一次側液室(52)に通路(25、
    26)に依り連通した弁室(55)とシリンダー室(5
    4)に嵌装し弁室(55)とシリンダー室(54)の仕
    切りを貫通した弁体(12)と一体化したピストン(1
    3)と通路(26)が開となる様に弁体(12)に力を
    加えるスプリング(14)に依り構成される、復帰用弁
    機構は一次側液室(52)或は一次側液室(52)に連
    通した通路(18)に依り加圧される弁体(15)と管
    路(6)と一次側液室(52)に通路(29、30)に
    依り連通した弁室(56)及びシリンダー室(57)と
    シリンダー室(57)に嵌装し且つ弁体(15)と一体
    化したピストン(16)と通路(30)が閉となる様に
    弁体(15)に力を加えるスプリング(17)に依り構
    成される、外力が小さいときは低圧力を外力が大きくな
    れば高圧力の液体を自動的に供給するシリンダー装置。
  2. 【請求項2】 復帰用弁機構の弁室(56a)とシリン
    ダー室(57a)の間に弁体(15)の貫通する仕切り
    を持ち更にシリンダー室(57a)に管路6b)に連通
    した通路(43)を持った請求項1に記載の、外力が小
    さいときは低圧力を外力が大きくなれば高圧力の液体を
    自動的に供給するシリンダー装置。
  3. 【請求項3】 カバーブロック(1)と筒(2)と仕切
    ブロック(3)と筒(2)に嵌装したピストン(4)に
    依り形成されそして管路(5、5a)に通路(24)に
    依り連通した供給液室(51)と、下記の作動用弁機構
    を介して管路(5、5a)に連通した一次側液室(5
    2)は更に下記の復帰用弁機構を介して管路(6)に連
    通する、次に仕切ブロック(3)と筒(7)とカバーブ
    ロック(8)で形成される二次側液室(53)は通路
    (9)に依り一次側液室(52)と連通し更に通路(1
    0)に依り外部に連通する、ロッド(11)はピストン
    (4)と一体化し更にピストン(4)の受圧面積より小
    さい加圧面積を持ち通路(9)を閉とし二次側液室(5
    3)に突出する、作動用弁機構は管路(5)或は一次側
    液室(52)或は二次側液室(53)に連通した通路
    (27、40、41)を持ったシリンダー室(54)と
    管路(5、5a)と一次側液室(52)に通路(25、
    26)に依り連通した弁室(55)とシリンダー室(5
    4)に嵌装し弁室(55)とシリンダー室(54)の仕
    切を貫通した弁体(12)と一体化したピストン(1
    3)と通路(26)が開となる様に弁体(12)に力を
    加えるスプリング(14)に依り構成される、復帰用弁
    機構は一次側液室(52)或は一次側液室(52)に連
    通した通路(18)に依り加圧される弁体(15a)と
    管路(6)と一次側液室(52)に連通した通路(2
    9、30)を持った弁室(56)と弁室(56)に取付
    けられたスプリング(17)に依り構成される、外力が
    小さいときは低圧力を外力が大きくなれば高圧力の液体
    を自動的に供給するシリンダー装置。
  4. 【請求項4】 弁室(58)は弁体(19)を介して通
    路(20、24a)に依り管路(5)と供給液室(5
    1)に連通する、次に管路(6a)と通路(33)に依
    り連通するシリンダー室(59)に嵌装し且つ通路(2
    0)に依り加圧され更に弁室(58)とシリンダー室
    (59)の仕切りを貫通する弁体(19)と一体化した
    ピストン(21)と通路(20)が閉となる様に弁体
    (19)に力を加えるスプリング(22)で構成された
    弁機構を持った請求項1、2、3に記載の、外力が小さ
    いときは低圧力を外力が大きくなれば高圧力の液体を自
    動的に供給するシリンダー装置。
JP7845596A 1995-08-25 1996-02-24 外力が小さいときは低圧力を外力が大きくなれば高圧力の液体を自動的に供給するシリンダー装置 Pending JPH09126201A (ja)

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