JPH09125975A - 制動エネルギー回生装置 - Google Patents

制動エネルギー回生装置

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JPH09125975A
JPH09125975A JP7283076A JP28307695A JPH09125975A JP H09125975 A JPH09125975 A JP H09125975A JP 7283076 A JP7283076 A JP 7283076A JP 28307695 A JP28307695 A JP 28307695A JP H09125975 A JPH09125975 A JP H09125975A
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turbocharger
pressure
valve
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の運動エネルギを利用して蓄圧した油圧
で駆動するオイルタービンを用い、ターボチャージャー
の回転アシストを行い、オイルタービンが回転負荷とな
ることを防止する。 【解決手段】オイルポンプにオイルを供給するためのオ
イルタンク20と、オイルを蓄圧する蓄圧器19と、同
蓄圧器のレギュレータバルブ22とオイルタンク20を
結ぶオイル戻り通路21と、蓄圧器とオイルポンプの間
に介装され一方がオイル戻り通路21に連通する三方弁
25と、蓄圧器19のオイルによる補助駆動が可能なタ
ーボチャージャー15と、ターボ回転数センサ49と、
ターボチャージャーと蓄圧器間に介装されたデューティ
ー弁27と、エンジンの運転状態を検出する運転状態検
出手段43,44と、同運転状態検出手段の出力に応じ
てデューティー弁27及び三方弁25を制御するECU
23とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のブレーキ時の
運動エネルギをターボチャージャーの低回転時及び過渡
時のアシストとして用いタービンの応答性の向上を図れ
る制動エネルギー回生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気量を変えること無く出力
向上を図るべくターボチャージャーが利用される。この
ターボチャージャーは排気エネルギを排気タービン、回
転軸、コンプレッサの回転に代え、吸気を加圧し、シリ
ンダに正圧の空気を供給出来、充填効率を高め、エンジ
ン出力の向上を図れる。しかし、このターボチャージャ
ーは回転軸回りに所要の回転慣性を持つため、特に低回
転時に排気量が少ない運転域では過給特性が低下する。
しかも、エンジン回転の上下動に対して回転遅れがあ
り、過渡運転時にはターボチャージャーのタイムラグが
大きくなり、問題と成っている。
【0003】そこで、従来のターボチャージャーは図1
3、図14に示すような構成を採る。このターボチャー
ジャーは、図示しない排気タービンを収容するタービン
側ケーシング1と、図示しないコンプレッサを収容する
コンプレッサ側ケーシング2と、図示しない回転軸を枢
支する中央ケーシング3とを一体化した外枠を備える。
しかも、このターボチャージャーは、これらケーシング
内に図示しない排気タービン、回転軸、コンプレッサか
らなる回転体を出来るだけ軽量化した上で収容し、これ
によって、回転体の慣性を低減させ、低回転時の過給特
性を改善している。
【0004】更に、タービン側ケーシング1内には排気
タービンへ供給される排気を絞る図示しない排気口が形
成され、これによって排気流量の少ない低回転時の過給
特性の低下を防止している。更に、この排気口を迂回す
る図示しないバイパス路が設けられ、同路をウエストゲ
ートバルブ(図13、図14にはウエストゲートバルブ
のアクチュエータ4及びリンク系5を示した)で開閉可
能とし、これによって、高回転時にウエストゲートバル
ブを開いて過回転を防止している。
【0005】しかし、このようなターボチャージャーの
回転体の軽量化には限度がある。そこで、例えば、実公
平5−23784号公報に開示されるような制動エネル
ギを利用した回転アシスト機構をターボチャージャーに
装着した技術が開示される。ここでは、制動エネルギを
用いて油圧ポンプを駆動して高圧油をアキュムレータに
蓄積しておき、発進時にその高圧油でターボチャージャ
ーの回転体上のオイルタービンを駆動させ、発進時のコ
ンプレッサ等の回転体の回転を増速して過給特性を向上
させ、車両の運動エネルギーを回生させることが出来る
ように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実公平5−
23784号公報に開示されるように、制動エネルギ回
生装置として機能するアシスト装置付きのターボチャー
ジャーが、その回転体上のオイルタービンを高圧油で駆
動させるような構成を採った場合、次のような問題が生
じている。即ち、従来装置では、制動エネルギを蓄積
し、発進時にのみターボチャージャーの回転体と一体の
オイルタービンに高圧油を供給し回転アシストを行う。
しかも、その発進時の高圧油の供給量は調整されること
無く、単に蓄圧室の油圧が所定圧力レベルを下回るまで
行われている。このように、従来装置では、高圧油によ
る回転アシストを行える制動エネルギ回生装置の使用域
を、単に発進時のみとしており、使用域が狭くもんだい
となっている。
【0007】そこで、制動エネルギ回生装置の有効使用
域をこのような狭い運転域に限定すること無く、オイル
タービンへの高圧油の供給をより広い運転域で行えるよ
うにし、比較的広範囲の運転域で高圧油によるターボチ
ャージャーの回転アシストを行えるような制動エネルギ
ー回生装置が望まれている。更に、ターボチャージャー
の回転体と一体のオイルタービンは、高圧油による回転
アシストを受けるが、その回転アシスト時は問題ない
が、非アシスト時である通常時にはオイルタービンの回
転によってオイルタービンへの高圧油の供給路内が負圧
化する。この結果、非アシスト時にはターボチャージャ
ーの回転体に採ってオイルタービンが回転負荷となり、
通常時の過給特性を低下させるという問題を生じてい
る。
【0008】本発明の目的は、比較的広範囲の運転域で
ターボチャージャーの回転アシストを行え、オイルター
ビンが回転負荷となることを防止できる制動エネルギー
回生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、車両制動時の運動エネルギーをターボ
チャージャーの駆動用エネルギーに回生する制動エネル
ギー回生装置であって、エンジンに駆動されるオイルポ
ンプと、同オイルポンプにオイルを供給するためのオイ
ルタンクと、車両の制動時に前記オイルポンプより送ら
れるオイルを蓄圧する蓄圧器と、同蓄圧器に設けられた
レギュレータバルブと前記オイルタンクを結ぶオイル戻
り通路と、前記蓄圧器入口側と前記オイルポンプの間に
介装され一方が前記オイル戻り通路に連通する三方弁
と、前記蓄圧器の吐出オイルによる補助駆動が可能なタ
ーボチャージャーと、同ターボチャージャーの回転数を
検出するターボチャージャー回転数検出手段と、前記タ
ーボチャージャーと前記蓄圧器の吐出側との間に介装さ
れた弁装置と、前記エンジンの運転状態を検出する運転
状態検出手段と、同運転状態検出手段の出力に応じて前
記弁装置を及び前記三方弁を制御する制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の制
動エネルギー回生装置において、前記運転状態検出手段
の内のアクセル開度検出手段の出力がゼロで、エンジン
回転数検出手段の出力が所定値以上で、前記蓄圧器に設
けられた蓄圧器内の圧力を検出する圧力検出手段の出力
が所定値以下の時、前記三方弁により、前記オイルポン
プと前記蓄圧器とを連通させることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の制
動エネルギー回生装置において、前記蓄圧器に設けられ
た前記圧力検出手段の出力が、所定値以上の時、前記三
方弁により前記オイルポンプの吐出側と前記オイル戻り
通路を連通させることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の制
動エネルギー回生装置において、前記弁装置がデューテ
ィーソレノイドバルブであり、前記運転状態検出手段の
内のアクセル開度検出手段の出力が所定値以上で、前記
エンジン回転数検出手段の出力が所定値未満で、前記タ
ーボチャージャーの吸気通路に設けられた吸気圧力検出
手段の出力が所定値未満で、前記エンジンの冷却水温度
の検出出力が所定値以上の時、前記蓄圧器と前記ターボ
チャージャーを連通すべく前記ソレノイドバルブをデュ
ーティー制御すると共に、前記三方弁により前記オイル
ポンプ吐出側と前記オイル戻り通路を連通させることを
特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1又は請求
項4記載の制動エネルギー回生装置において、前記弁装
置がデューティーソレノイドバルブであり、同ソレノイ
ドバルブの制御が、アクセル開度とエンジン回転数によ
って予め設定されたデューティー制御マップ値を、前記
制御手段に入力される給気圧力と、大気圧と、吸入空気
量と、前記蓄圧器内の圧力とアクセル変化率と、車両の
速度とにより補正し、同補正マップ値と、別に予め設定
されたデューティーリミット制御マップ値とを比較し、
実ターボチャージャーの回転数がターボチャージャー回
転マップからのリミット回転数を下回っている場合、最
小値比較選択されたマップをもとにデューティー制御さ
れ、その後にターボチャージャー回転検出手段の出力に
応じて、アクセル開度とエンジン回転数に対応する予め
設定された目標ターボチャージャー回転数になるようフ
ィードバック制御されることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載の制動エネルギー回生装置におい
て、前記ターボチャージャーはその回転軸に前記吐出オ
イルによる補助駆動が可能なオイルタービンを備え、そ
のオイルタービンのボス部はワンウェイクラッチを介し
て前記回転軸に連結されることを特徴とする。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例としての制動エネ
ルギー回生装置を示した。この制動エネルギー回生装置
は車両のエンジン10及びその動力伝達系に付設され
る。即ち、エンジン10の動力伝達系内の変速機11の
ギア列には図示しない分岐ギア列を介しオイルポンプ1
2が連結され、オイルポンプ12には高圧路13及び低
圧路14が連結される。一方、エンジン10の排気路E
(図2参照)及び吸気路Iにはターボチャージャー15
が装備され、同ターボチャージャーの回転軸16(図2
参照)には高圧オイルによって回転をアシストされる補
助駆動手段としてのオイルタービン17が装着され、同
オイルタービン17には高圧給油路18を介し蓄圧器1
9が連結される。
【0016】オイルポンプ12は周知のトロコイド型の
ポンプで良く、同ポンプの回転軸が変速機11のギア列
及び図示しない分岐ギア列を介しエンジン10からの回
転を受け回転駆動出来る。このオイルポンプ12には低
圧路14を介し、同オイルポンプ12にオイルを供給す
るためのオイルタンク20が連結される。オイルタンク
20はエンジン10の本体下部に設けられるオイルパン
で良く、蓄圧器19に設けられたレギュレータバルブ2
2より延出するオイル戻り通路21もこのオイルタンク
20に連結される。
【0017】蓄圧器19は、図5に示すように、容器1
91内をピストン192で区分し、奥側(図中左側)空
域に予め高圧のN2ガスを封入し、手前側(図中右側)
の高圧油室193を収容し、高圧のN2ガスの働きで油
が低量に成った場合でも高圧油を吐出出来るというアキ
ュムレータとしての機能を備える。ここで、高圧油室1
93はオイル戻り通路21に連通可能なレギュレータバ
ルブ22と、ワンウエイバルブ26を備えた高圧路13
と、オイルタービン17に達する高圧給油路18とが連
通するように形成され、しかも、高圧油室193の油圧
信号Ptを後述のエンジンコントロールユニット(以後
単にECUと記す)23に出力する油圧センサ24を付
設する。高圧路13には三方弁25が配備され、この三
方弁25はECU23に駆動される電磁弁であり、オフ
時に、オイルポンプ12をオイル戻り通路21に連通
し、オン時に、蓄圧器19とオイルポンプ12を連通さ
せる。
【0018】高圧給油路18には弁装置としてのデュー
ティー弁27が配備され、ECU23に駆動されるこの
デューティー弁27によってオイルタービン17への給
油量が増減調整されている。デューティー弁27は、所
定デューティー比の出力電流を受けて駆動し、デューテ
ィー比に応じた流量の高圧油をオイルタービン17に供
給する。ターボチャージャー15は、図2に示すよう
に、排気タービン28を収容するタービン側ケーシング
29と、コンプレッサ30を収容するコンプレッサ側ケ
ーシング31と、回転軸16を枢支する中央ケーシング
32とを一体化した外枠を備える。しかも、図3に示す
ように、ターボチャージャー15は排気タービン28、
回転軸16、コンプレッサ30に加え、特に、回転軸1
6の中央にオイルタービン17を装着する。なお、図2
中の符号53は図示しないバイパス路のウエストゲート
バルブを駆動するリンク系を示し、同リンク系53の先
端はウエストゲートバルブ用のアクチュエータ54に連
結される。
【0019】回転軸16は左右一対のフローティング軸
受33を介し中央ケーシング32に枢支され、各フロー
ティング軸受33には図示しないエンジン側のオイルポ
ンプからの圧油がオイルパイプ34を介し供給され、こ
の軸受33通過後の油はドレーン路39を介しオイルタ
ンク20に戻される。オイルタービン17は回転軸16
に枢着されるボス部171と、ボス部171に支持され
ると共に放射方向に向けて配備される複数の羽根172
と、ボス部171の内側部分と回転軸16の表面部分と
にわたって配備されるワンウェイクラッチCとで構成さ
れる。図3に示すように、ワンウェイクラッチCは、回
転軸16の外表面に互いに当間隔を保ち配設される一対
の外側切り溝35と、ボス部171の内壁面に互いに当
間隔を保ち配設される一対の内側切り溝36と、各内側
切り溝36内に移動可能に収容された各スチールボール
37とで構成される。
【0020】このワンウェイクラッチCは、図4(a)
に示すように、オイルタービン17の羽根172に高圧
油が噴射され、羽根172及びボス部171の回転力f
1が回転軸16の回転力f2を上回ると、内側切り溝3
6の傾斜面361がスチールボール37を回転軸16側
に押圧し、同ボール37を回転軸16側の外側切り溝3
5に押し込み、同ボール37が回転軸16とボス部17
1を一体化し、一体回転に入ることが出来る。一方、図
4(b)に示すように、オイルタービン17の羽根17
2への高圧油の噴射が無い通常運転時には、羽根172
及びボス部171の回転力f3が回転軸16の回転力f
4を下回り、外側切り溝35のスチールボール37が内
側切り溝36の最深部に移動し、回転軸16とボス部1
71とは分離して回転し、回転軸16の回転にオイルタ
ービン17が回転負荷として作用することを防止出来
る。
【0021】ここで、オイルタービン17は中央ケーシ
ング32に形成された収容室37に嵌挿される。この収
容室37には、中央ケーシング32の一部に形成される
と共に高圧給油路18に連通する噴射口38と、ドレー
ン路39に連通する排出口40と、収容室37を高圧給
油路18の途中の位置に連通させるリターン路41の延
出口50が形成される。リターン路41の途中には電磁
弁である開閉弁42が配備される。ECU23に駆動さ
れる開閉弁42は、オフ時にリターン路41を開き、オ
ン時にリターン路41を閉じる。
【0022】ECU23は、クランク角信号に基づきエ
ンジン回転数Neを検知するエンジン回転センサ43、
エンジン負荷としてのアクセル開度信号θを出力するア
クセル開度センサ44、吸入空気量信号Qを出力するエ
アフローセンサ45、畜圧器199の内部の油圧Ptを
出力する油圧センサ24、車速信号Vを出力する車速セ
ンサ46、大気圧Paを出力する大気圧センサ47、吸
気路Iのブースト圧信号Pbを出力するブーストセンサ
48、ターボチャージャー15のターボ回転数信号Nt
を出力するターボ回転数センサ49、エンジン水温信号
Twを出力する水温センサ51等を接続し、これらセン
サより各検出信号を取り込み、周知のエンジン制御に加
え、特に、三方弁25、デューティー弁27、開閉弁4
2を駆動制御する。
【0023】ここで、ECU23の図示しないリードオ
ンリーメモリ(ROM)には図8に示すような各制御マ
ップや、図9、図10の制御プログラムのフローチャー
トが記憶処理される。ここでの制動エネルギー回生装置
の作動を、図8の制御機能ブロック図及び図9、図10
の制御プログラムに沿って説明する。図示しないメイン
スイッチがオンされることによりECU23が駆動を開
始する。ECU23は図示しない周知のメインルーチン
に沿ってエンジン制御を進め、その途中の制動エネルギ
ー回生処理時に図9の制動エネルギー回生ルーチンを実
行する。
【0024】図9の制動エネルギー回生ルーチンに達す
ると、ここでは、各センサよりエンジン回転数Ne、負
荷としてのアクセル開度θ、吸入空気量信号Q、畜圧器
199の油圧Pt、車速信号V、大気圧Pa、ブースト
圧信号Pb、ターボ回転数信号Nt等の運転状態に応じ
た各検出信号を取り込み、得られたデータを所定のエリ
アにストアする。ステップs2ではアクセル開度θがエ
ンジンブレーキを判定する開度であるθ1(開度ゼロ)
を下回るか否か判断し、開度θ1以上であるとステップ
s3に、下回るとステップs4に進み、その上でリター
ンする。アクセルオン状態であるとしてステップs3に
達すると、ここでは、エンジン回転数Neが発進判定回
転数N1未満か否か判断し、発進判定回転数N1を上回
るとステップs5に進み、発進判定回転数N1未満でス
テップs6に進む。
【0025】通常走行時と見做しステップs5に達する
と、ここでは通常運転モードM1として、図6のバルブ
切り換え状態を保持すべく切り換え処理を行う。即ち、
ここでは、デューティー比Duを0%に設定しデューテ
ィー弁27を非作動とし、ターボチャージャー15内の
オイルタービン17への高圧油の供給を停止する。更
に、開閉弁42をオフし、リターン路41を開放する。
この時、図4(b)に示すように、羽根172及びボス
部171の回転力f3が回転軸16の回転力f4を下回
り、回転軸16とボス部171とは分離して回転し、回
転軸16の回転にオイルタービン17が回転負荷として
作用することを防止出来る。
【0026】更に、回転軸16とボス部171とが油の
粘性を受けて連れ回り状態に入っていたとしても、収容
室37の噴射口38と延出口50とがリターン路41に
よって連通することより、収容室37の負圧化がより確
実に防止され、より確実にオイルタービン17が回転負
荷として回転軸16に作用することを防止出来る。
【0027】更に、三方弁25がオフされ、これによっ
て、オイルポンプ12の吐出油は高圧路13、三方弁2
5、オイル戻り通路21を経てオイルタンク20に戻さ
れ、この時のオイルポンプ12は空作動し、通常運転域
でのオイルポンプ12の駆動エネルギの消費を低減でき
る。
【0028】アクセルオン状態でエンジン回転数Neが
発進判定回転数N1未満でステップs6に達すると、こ
こでは、ターボチャージャーの吸気路Iのブースト圧信
号Pbがアシスト域の判定値Pb1未満で、冷却水温度
の検出出力Twが暖機完了判定値Tw1以上の時、ステ
ップs9に進み、アシスト域でなく、暖機未完了の場合
はメインルーチンにリターンする。ステップs9に達す
ると、ここでは予め算出されているデューティー比Du
の読み込み、ステップs10の発進モードM3処理に進
む。ここでの最新のデューティー比Duは図示しないメ
インルーチンの途中の所定時間毎の割込み処理として行
われる図10のDu決定ルーチンで演算されている。
【0029】即ち、Du決定ルーチンでは、ステップa
1に達すると、最新のエンジン回転数Ne、負荷として
のアクセル開度θ、アクセル変化率Δθ、吸入空気量信
号Q、畜圧器199の油圧Pt、車速信号V、大気圧P
a、ブースト圧信号Pb、ターボ回転数信号Nt等の各
検出信号を取り込む。ステップa2では、図8に示す基
本デューティーマップm0を用い、現在のアクセル開度
θaとエンジン回転数Neとに応じた基本デューティー
比Du0を算出する。基本デューティーマップm0では
低回転、中高負荷域で基本デューティー比Du0を増加
設定し、同低回転、中高負荷域での油量を特に増加させ
て、ターボチャージャー15の回転アシストを確実に行
うという特性を備える。
【0030】次いで、ステップa3では、現大気圧Pa
に応じた大気圧補正係数α1と、現ブースト圧信号Pb
に応じたブースト圧補正係数α2と、吸入空気量信号Q
に応じた吸入空気量補正係数α3と、畜圧器(アキュム
レータ)199の内部の現油圧Ptに応じたアキュムレ
ータ内圧補正係数α4と、アクセル開度θの変化率Δθ
に応じた加速補正係数α5と、車速信号Vに応じた車速
補正係数α6とをそれぞれの補正係数算出マップm1〜
m6を用いて順次算出する。これら各補正係数算出マッ
プの各補正係数は基準値を「1.0」とし、その前後で
変化する値として予め設定される。
【0031】ここで、基本デューティー比Du0には各
補正係数が順次乗算され、基本デューティー比Du0の
補正値Du0’が決定される。更に、デューティーリミ
ットマップm7を用い、現在のアクセル開度θaとエン
ジン回転数Neとに応じたデューティーリミット比Du
MAXを算出する。その上でデューティーリミット比Du
MAXと補正値Du0’の内の小さい方の値が選択され、
今回の算出デューティー比Du1が決定される。ステッ
プa4に達すると、ターボチャージャーリミット回転数
マップm8を用い、エンジン回転数Neに応じたターボ
チャージャーリミット回転数NtMAXを求める。ターボ
チャージャーリミット回転数マップm8ではターボチャ
ージャー15の限界回転数をエンジン回転数Neの増加
に応じてリニアに増加設定するという特性を備える。
【0032】ここでは、次いで、現ターボ回転数信号N
tがターボチャージャーリミット回転数NtMAXを上回
るか否か判断し、上回るとそのままメインルーチンにリ
ターンし、今回のデューティー比の更新をキャンセルす
る。一方、現ターボ回転数Ntがターボチャージャーリ
ミット回転数NtMAXを下回るとステップa5に進む。
ここでは、目標ターボ回転数算出マップm9を用い、エ
ンジン回転数Ne、アクセル開度θaに応じた目標ター
ボ回転数Ntoを算出する。目標ターボ回転数算出マッ
プm9では低回転、中高負荷域で目標ターボ回転数Nt
oを増加設定するという特性を備える。
【0033】ここでは、その上で、この目標ターボ回転
数Ntoと現ターボ回転数Ntとの偏差回転数ΔNtを
算出する。ステップa6では偏差回転数ΔNt相当の補
正デューティー比±ΔNtを所定の変換係数を用いて変
換する。その上でステップa7に達すると、ここでは今
回の算出デューティー比Du1に補正デューティー比±
ΔNtを加算して今回のデューティー比Duを算出し、
同値の記憶エリアの値を更新し、メインルーチンにリタ
ーンする。次に、制動エネルギー回生ルーチンのステッ
プs9に戻り、ここで予め決定されている今回のデュー
ティー比Duを読み込み、ステップs10の発進モード
M3処理に進む。
【0034】ここでは、三方弁25をオフしてオイルポ
ンプ12を空作動し、オイルポンプ12の駆動エネルギ
の消費を低減する。更に、開閉弁42をオンし、リター
ン路41を閉じ、高圧給油路18の分岐路となるをオイ
ルタービン17への高圧油の供給を可能とする。同時
に、今回のデューティー比Duでデューティー弁27を
駆動し、デューティー比Du相当の流量の高圧油を高圧
給油路18、噴射口38を介し収容室37内のオイルタ
ービン17へ噴射する。なお、オイルタービン17及び
軸受33通過後の油は、ドレーン路39を経てオイルタ
ンク20に戻される。
【0035】この場合、図4(b)に示すように、高圧
油を受けた羽根172及びボス部171はその回転力f
1が回転軸16の回転力f2を上回ることとなり、内側
切り溝36の傾斜面361がスチールボール37を外側
切り溝35に押し込み、同ボール37が回転軸16とボ
ス部171を一体化し、一体回転に入り、オイルタービ
ン17がターボチャージャーの回転体のコンプレッサ3
0を駆動する。この場合、排気タービン28及びオイル
タービン17が共にコンプレッサ30を駆動し、回転ア
シストするため、たとえ排気ガス流量が少なくてもター
ボチャージャーの過給効率を向上させ、トルクを向上さ
せ、エンジンの発進補助を行える。次に、ステップs2
でアクセル開度θがエンジンブレーキを判定する開度で
あるθ1(開度ゼロ)を下回ると、ステップs4に進
む。
【0036】ここでは、蓄圧器19に設けられた蓄圧器
内の油圧Ptを検出する油圧センサ24の出力が所定値
Pt1以下か否か判断し、所定値Pt1を上回ると油圧
補給を止めて、そのままリターンし、所定値Pt1以下
ではステップs8に進む。
【0037】ここでは、エンジンブレーキ時の処理であ
る、エンジンブレーキモードM2処理に達する。
【0038】ここでは、図1に示すように、デューティ
ー比Duを0%に設定し、デューティー弁27を非作動
に保持し、オイルタービン17への高圧油の供給を停止
状態に保持する。更に、開閉弁42をオフし、リターン
路41を開放し、回転軸16とボス部171とが油の粘
性で連れ回りしても、収容室37の噴射口38と延出口
50とがリターン路41によって連通することより、収
容室37の負圧化が防止され、しかも、図4(b)に示
すように、ボス部171の回転力f3が回転軸16の回
転力f4を下回り、回転軸16とボス部171とは分離
し、回転軸16の回転にオイルタービン17が回転負荷
として作用することを防止出来る。更に、三方弁25が
オフされ、オイルポンプ12の吐出油は高圧路13、三
方弁25、オイル戻り通路21を経てオイルタンク20
に戻され、この時のオイルポンプ12は空作動し、通常
運転域でのオイルポンプ12の駆動エネルギの消費を低
減できる。
【0039】上述のところにおいて、図1の制動エネル
ギー回生装置におけるオイルタービン17は図3に示し
たようなワンウェイクラッチCを備えていたが、これに
代えて、図11、図12(a),(b)に示すようなワ
ンウェイクラッチC’を用いても良い。このワンウェイ
クラッチC’は回転軸16の外表面に互いに当間隔を保
ち配設される一対の矩形状の外側切り溝35’と、ボス
部171の内壁面に互いに当間隔を保ち配設される一対
のピン受け穴51と、各ピン受け穴51に摺動可能に嵌
挿される可動ピン52と、ピン受け穴51より放射方向
に延びてボス部171の外壁面に開口する放射穴53
と、ピン受け穴51に収容され、可動ピン52を回転軸
16より離隔する方向に押圧付勢するバネ54とで構成
される。
【0040】このワンウェイクラッチC’は、図12
(a)に示すように、タービンの回転アシスト時におい
て、オイルタービン17の収容室37に供給された高圧
油が放射穴53を経てピン受け穴51に達っすることと
成り、これによって可動ピン52をバネ54力に抗し
て、外側切り溝35’に押し込むこととなる。すると羽
根172及びボス部171が回転軸16と一体化して回
転し、オイルタービン17によるターボチャージャーの
回転アシストが達成される。一方、図12(b)に示す
ように、オイルタービン17への高圧油の噴射が無い通
常運転時には、収容室37の油圧は低下し、可動ピン5
2がバネ54の押圧力によって外側切り溝35’よりピ
ン受け穴51に退却する。これにより回転軸16の回転
に対してオイルタービン17が回転負荷として作用する
ことを防止出来る。
【0041】以上のように、本発明は、蓄圧器19の吐
出オイルによる補助駆動が可能なターボチャージャー1
5と、このターボチャージャー15と蓄圧器19の吐出
側との間に介装されたデューティー弁27と、蓄圧器入
口側とオイルポンプ12の間に介装され、一方がオイル
戻り通路21に連通する三方弁25とを備え、ECU2
3がアクセル開度θ、エンジン回転数Ne等の運転状態
検出手段の出力に応じてデューティー弁27及び三方弁
25を制御する。このため、ターボチャージャー15を
補助駆動する蓄圧器19からの吐出オイルはその流量を
デューティー弁27で増減調整され、運転域に応じた流
量の高圧油でターボチャージャー15を補助駆動し、広
い運転域でのアシストを達成でき、しかもエンジン10
に駆動されるオイルポンプ12よりのオイルを蓄圧器1
9の入口側或いはレギュレータバルブ22とオイルタン
ク20を結ぶオイル戻り通路21に供給でき、オイルポ
ンプ12を空作動でき、オイルポンプ12自体にクラッ
チを必要とせず、装置の低コスト化を図れる。
【0042】更に、運転状態検出手段の内のアクセル開
度センサ44の出力θaがゼロで、エンジン回転数セン
サ43の出力Neが所定値N1以上で、蓄圧器19に設
けられた蓄圧器内の圧力を検出する油圧センサ24の出
力が所定値Pt1以下の時、三方弁25により、オイル
ポンプ12と蓄圧器19とを連通させるという特性を設
定しても良い。この場合、エンジンブレーキ時で蓄圧器
19が低圧であると三方弁25を介し蓄圧器19に高圧
油を供給でき、必要時にのみ高圧油の充填を行える。
【0043】更に、蓄圧器19に設けられた油圧センサ
24の出力が、所定値Pt1以上の時、三方弁25によ
りオイルポンプ12の吐出側とオイル戻り通路21を連
通させるので、蓄圧器19が充填を必要としないとオイ
ルポンプ12を空作動でき、オイルポンプ自体に特にク
ラッチを必要とせず、装置の低コスト化を図れる。更
に、デューティー弁27を用い、運転状態検出手段の内
のアクセル開度センサ44の出力が所定値θ1以上で、
エンジン回転センサ43の出力が所定値N1未満で、タ
ーボチャージャーの吸気路Iのブースト圧信号Pbを出
力するブーストセンサ48の出力が所定値未満Pb1
で、エンジンの冷却水温度の検出出力Twが所定値Tw
1以上の時、蓄圧器19とターボチャージャー15を連
通すべくデューティー弁27をデューティー制御すると
共に、三方弁25によりオイルポンプ12の吐出側とオ
イル戻り通路21とを連通させても良い。
【0044】この場合、運転状態に応じてデューティー
比Duを設定し、デューティー制御されるデューティー
弁27によって流量調整された高圧油でターボチャージ
ャー15を補助駆動し、広い運転域でのアシストを達成
でき、しかも、アシスト時にオイルポンプ12を空作動
させ、低負荷に保持できる。更に、デューティー弁27
を用い、同デューティー弁の制御が、アクセル開度θa
とエンジン回転数Neによって予め設定されたデューテ
ィー制御マップ値Du0を求め、同値を、ECU23に
入力される給気圧力Pbと、大気圧Paと、吸入空気量
Qaと、蓄圧器19内の油圧信号Ptとアクセル変化率
Δθと、車両の速度Vとにより補正し、同補正マップ値
Duo’と、別に予め設定されたデューティーリミット
制御マップ値DuMAXとを比較し、実ターボチャージャ
ーの回転数Ntがターボチャージャー回転マップm8か
らのリミット回転数NtMAXを下回っている場合、最小
値比較選択されたマップ値Du1をもとにデューティー
制御され、その後にターボ回転数センサ49の出力Nt
に応じて、アクセル開度θaとエンジン回転数Neに対
応する予め設定された目標ターボチャージャー回転数N
toになるようフィードバック制御されても良い。
【0045】この場合、運転状態に適したデューティー
比を、目標ターボチャージャー回転数Ntoと実ターボ
チャージャーの回転数Ntの偏差ΔNt相当の値±ΔD
で補正し、しかもターボチャージャーが過回転域に達し
ない範囲のデューティー比Duでデューティー弁27を
駆動でき、最適な量の高圧油でターボチャージャー15
を補助駆動し、最適なアシストを広い運転域で達成でき
る。更に、ターボチャージャー15はその回転軸16に
吐出オイルによる補助駆動が可能なオイルタービン17
を備え、そのオイルタービン17のボス部171はワン
ウェイクラッチCを介して回転軸16に連結されても良
い。この場合、オイルタービン17がアシスト作動しな
い非アシスト時にオイルタービン17が回転軸16側に
対し回転負荷と成ることを容易に低減できる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、特に、
蓄圧器の吐出オイルによる補助駆動が可能なターボチャ
ージャーと、このターボチャージャーと蓄圧器の吐出側
との間に介装された弁装置と、蓄圧器入口側とオイルポ
ンプの間に介装され、一方がオイル戻り通路に連通する
三方弁とを備え、制御手段が運転状態検出手段の出力に
応じて弁装置及び三方弁を制御する。このため、ターボ
チャージャーを補助駆動する蓄圧器からの吐出オイルは
その流量を弁装置で増減調整され、運転域に応じた流量
の高圧油でターボチャージャーを補助駆動し、広い運転
域でのアシストを達成でき、しかもエンジンに駆動され
るオイルポンプよりのオイルを蓄圧器入口側或いはレギ
ュレータバルブとオイルタンクを結ぶオイル戻り通路に
供給出来、オイルポンプを空作動でき、オイルポンプ自
体にクラッチを必要とせず、低コスト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての制動エネルギー回生
装置の概略構成図である。
【図2】図1の制動エネルギー回生装置内のターボチャ
ージャーの拡大切欠側断面図である。
【図3】図2のターボチャージャー内のオイルタービン
の拡大側面図である。
【図4】図3のオイルタービン内のワンウェイクラッチ
の機能説明図であり、(a)はクラッチオン時、(b)
はクラッチオフ時をそれぞれ示す。
【図5】図1の制動エネルギー回生装置内の蓄圧器の断
面図である。
【図6】図1の制動エネルギー回生装置の通常運転モー
ドでの各制御弁の切り換え状態説明図である。
【図7】図1の制動エネルギー回生装置の発進モードで
の各制御弁の切り換え状態説明図である。
【図8】図1の制動エネルギー回生装置のECUが行う
Du決定のための機能ブロック図である。
【図9】図1の制動エネルギー回生装置のECUが行う
制動エネルギ回生ルーチンのフローチャートである。
【図10】図1の制動エネルギー回生装置のECUが行
うDu演算ルーチンのフローチャートである。
【図11】図1の制動エネルギー回生装置が用いるオイ
ルタービン内のワンウェイクラッチの用部側面図を示
す。
【図12】図11のワンウェイクラッチの機能説明図で
あり、(a)はクラッチオン時、(b)はクラッチオフ
時をそれぞれ示す。
【図13】従来のターボチャージャーの正面図を示す。
【図14】従来のターボチャージャーの側面図を示す。
【符号の説明】
10 エンジン 12 オイルポンプ 13 高圧路 14 低圧路 15 ターボチャージャー 16 回転軸 17 オイルタービン 171 ボス部 172 羽根 18 高圧給油路 19 蓄圧器 20 オイルタンク 22 レギュレータバルブ 21 オイル戻り通路 23 ECU 24 油圧センサ 25 三方弁 27 デューティー弁 28 排気タービン 30 コンプレッサ 35 外側切り溝 36 内側切り溝 37 スチールボール 38 噴射口 40 排出口 41 リターン路 42 開閉弁 43 エンジン回転センサ 44 アクセル開度センサ 45 エアフローセンサ 46 車速センサ 47 大気圧センサ 48 ブーストセンサ 49 ターボ回転数センサ 50 延出口 51 水温センサ 55 収容室 C,C’ ワンウェイクラッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両制動時の運動エネルギーをターボチャ
    ージャーの駆動用エネルギーに回生する制動エネルギー
    回生装置であって、エンジンに駆動されるオイルポンプ
    と、同オイルポンプにオイルを供給するためのオイルタ
    ンクと、車両の制動時に前記オイルポンプより送られる
    オイルを蓄圧する蓄圧器と、同蓄圧器に設けられたレギ
    ュレータバルブと前記オイルタンクを結ぶオイル戻り通
    路と、前記蓄圧器入口側と前記オイルポンプの間に介装
    され一方が前記オイル戻り通路に連通する三方弁と、前
    記蓄圧器の吐出オイルによる補助駆動が可能なターボチ
    ャージャーと、同ターボチャージャーの回転数を検出す
    るターボチャージャー回転数検出手段と、前記ターボチ
    ャージャーと前記蓄圧器の吐出側との間に介装された弁
    装置と、前記エンジンの運転状態を検出する運転状態検
    出手段と、同運転状態検出手段の出力に応じて前記弁装
    置を及び前記三方弁を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする制動エネルギー回生装置。
  2. 【請求項2】前記運転状態検出手段の内のアクセル開度
    検出手段の出力がゼロで、エンジン回転数検出手段の出
    力が所定値以上で、前記蓄圧器に設けられた蓄圧器内の
    圧力を検出する圧力検出手段の出力が所定値以下の時、
    前記三方弁により、前記オイルポンプと前記蓄圧器とを
    連通させることを特徴とする請求項1記載の制動エネル
    ギー回生装置。
  3. 【請求項3】前記蓄圧器に設けられた前記圧力検出手段
    の出力が、所定値以上の時、前記三方弁により前記オイ
    ルポンプの吐出側と前記オイル戻り通路を連通させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の制動エネルギー回生装
    置。
  4. 【請求項4】前記弁装置がデューティーソレノイドバル
    ブであり、前記運転状態検出手段の内のアクセル開度検
    出手段の出力が所定値以上で、前記エンジン回転数検出
    手段の出力が所定値未満で、前記ターボチャージャーの
    吸気通路に設けられた吸気圧力検出手段の出力が所定値
    未満で、前記エンジンの冷却水温度の検出出力が所定値
    以上の時、前記蓄圧器と前記ターボチャージャーを連通
    すべく前記ソレノイドバルブをデューティー制御すると
    共に、前記三方弁により前記オイルポンプ吐出側と前記
    オイル戻り通路を連通させることを特徴とする請求項1
    記載の制動エネルギー回生装置。
  5. 【請求項5】前記弁装置がデューティーソレノイドバル
    ブであり、同ソレノイドの制御が、アクセル変化率とエ
    ンジン回転数によって予め設定されたデューティー制御
    マップ値を、前記制御手段に入力される給気圧力と、大
    気圧と、吸入空気量と、前記蓄圧器内の圧力とアクセル
    変化率と、車両の速度とにより補正し、同補正マップ
    と、別に予め設定されたデューティーリミット制御マッ
    プ値とを比較し、実ターボチャージャーの回転数がター
    ボチャージャー回転マップからのリミット回転数を下回
    っている場合、最小値比較選択されたマップ値をもとに
    デューティー制御され、その後にターボチャージャー回
    転検出手段の出力に応じて、アクセル開度とエンジン回
    転数に対応する予め設定された目標ターボチャージャー
    回転数になるようフィードバック制御されることを特徴
    とする請求項1又は請求項4記載の制動エネルギー回生
    装置。
  6. 【請求項6】前記ターボチャージャーはその回転軸に前
    記吐出オイルによる補助駆動が可能なオイルタービンを
    備え、そのオイルタービンのボス部はワンウェイクラッ
    チを介して前記回転軸に連結されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載の制動エネルギー
    回生装置。
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