JPH09125400A - 硬質岩盤法面及びコンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法 - Google Patents
硬質岩盤法面及びコンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法Info
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- JPH09125400A JPH09125400A JP7283274A JP28327495A JPH09125400A JP H09125400 A JPH09125400 A JP H09125400A JP 7283274 A JP7283274 A JP 7283274A JP 28327495 A JP28327495 A JP 28327495A JP H09125400 A JPH09125400 A JP H09125400A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は高速道路構築時等に丘や山を切取っ
た岩質法面１又はモルタル吹付法面を迅速簡便かつ安価
に緑化することを目的とする。 【解決手段】 岩質法面１の一部分に独立してほぼ閉鎖
環状の独立コンクリート法枠２を配置し、該コンクリー
ト法枠２を上記法面１に挿入したアンカー３によって上
記法面１に固定し、かつ該コンクリート法枠２内底部に
植生基盤材４を配層し、該基盤材４の上面に網５を介し
て種子混合植生基盤材６を重層し、網５の下部に給水用
多孔パイプ７を配管して給水することにより上記コンク
リート法枠２内に緑化拠点８を形成することを特徴とす
る方法である。
た岩質法面１又はモルタル吹付法面を迅速簡便かつ安価
に緑化することを目的とする。 【解決手段】 岩質法面１の一部分に独立してほぼ閉鎖
環状の独立コンクリート法枠２を配置し、該コンクリー
ト法枠２を上記法面１に挿入したアンカー３によって上
記法面１に固定し、かつ該コンクリート法枠２内底部に
植生基盤材４を配層し、該基盤材４の上面に網５を介し
て種子混合植生基盤材６を重層し、網５の下部に給水用
多孔パイプ７を配管して給水することにより上記コンク
リート法枠２内に緑化拠点８を形成することを特徴とす
る方法である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は岩質法面即ち草木の
生えない岩盤切取法面又はモルタル吹付法面を緑化する
方法に関するものである。
生えない岩盤切取法面又はモルタル吹付法面を緑化する
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、切取られた岩質法面或は新設又は
既設モルタル吹付法面を緑化する方法が開発されている
（特開平２−７４７２４号、実公平２−７９６３号、特
公平３−６８１７４号、実公平３−４９１４４号、特公
平３−６２８４号等）。
既設モルタル吹付法面を緑化する方法が開発されている
（特開平２−７４７２４号、実公平２−７９６３号、特
公平３−６８１７４号、実公平３−４９１４４号、特公
平３−６２８４号等）。
【０００３】ところが何れも岩質法面（岩盤法面）或は
上記モルタル吹付法面の全面にアンカーピンを打込み、
アンカーピンの上部を法面から突出させ、突出部に羽根
板（ウイング）を設け、該突出部を被覆する土砂層や客
土層を設け、その上面に高価な植生基盤材層を形成し、
該基盤材層には種子を混合し、生長させて上記岩質法面
の全面を緑化する手法が殆どであった。
上記モルタル吹付法面の全面にアンカーピンを打込み、
アンカーピンの上部を法面から突出させ、突出部に羽根
板（ウイング）を設け、該突出部を被覆する土砂層や客
土層を設け、その上面に高価な植生基盤材層を形成し、
該基盤材層には種子を混合し、生長させて上記岩質法面
の全面を緑化する手法が殆どであった。
【０００４】しかし上記切取法面全面に上記アンカーピ
ン及び表土を形成する必要があり、多量の表土材料、多
量のアンカーピン材料及び高価な植生基盤材を必要とし
た。
ン及び表土を形成する必要があり、多量の表土材料、多
量のアンカーピン材料及び高価な植生基盤材を必要とし
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は切取法面の全
面ではなくその一部分に強力な緑化拠点を構築し、自然
拡大によって切取岩質法面、新設又は既設のモルタル吹
付法面をほぼ全面的に緑化する方法を提供することを目
的とする。
面ではなくその一部分に強力な緑化拠点を構築し、自然
拡大によって切取岩質法面、新設又は既設のモルタル吹
付法面をほぼ全面的に緑化する方法を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は 岩質法面に部分的に独立して円弧形法枠を接続したほぼ
閉鎖環状の独立コンクリート法枠を配置し、該コンクリ
ート法枠を上記法面に挿入したアンカーによって上記法
面に固定し、かつ該コンクリート法枠内底部に植生基盤
材を配層し、該基盤材の上面に網を介して種子混合植生
基盤材を重層し、網の下部に給水用多孔パイプを配管し
て給水することにより上記コンクリート法枠内に緑化拠
点を形成することを特徴とする硬質岩盤法面の部分緑化
法 円弧形法枠に代りＬ形法枠と直線法枠との組合せよりな
る方形法枠を接続する上記発明記載の硬質岩盤法面の部
分緑化法 網が金網及び植生用ネットによって形成された上記第１
又は第２発明に記載の硬質岩盤法面の部分緑化法 給水用多孔パイプの外周を連通気孔スポンジで被覆した
上記第１〜第３発明のいずれかに記載の硬質岩盤法面の
部分緑化法 コンクリートモルタル法面に部分的に独立して円弧形法
枠を接続したほぼ閉鎖環状の独立コンクリート法枠を配
置し、該コンクリート法枠を上記法面に挿入したアンカ
ーによって上記法面に固定し、該法枠の内部にモルタル
吹付層の除去部を形成し、かつ該コンクリート法枠内底
部に植生基盤材を配層し、該基盤材の上面に網を介して
種子混合植生基盤材を重層し、網の下部に給水用多孔パ
イプを配管して給水することにより上記コンクリート法
枠内に緑化拠点を形成することを特徴とするコンクリー
トモルタル擁壁面の部分緑化法 円弧形法枠に代りＬ形法枠と直線法枠との組合せよりな
る方形法枠を接続する上記第５発明記載のコンクリート
モルタル擁壁面の部分緑化法 網が金網及び植生用ネットによって形成された上記第５
又は第６発明に記載のコンクリートモルタル擁壁面の部
分緑化法 給水用多孔パイプの外周を連通気孔スポンジで被覆した
上記第５〜第７発明のいずれかに記載のコンクリートモ
ルタル擁壁面の部分緑化法 コンクリートモルタル法面が直立法面である上記第５〜
第８発明のいずれかに記載のコンクリートモルタル擁壁
面の部分緑化法 コンクリートモルタル法面がオーバーハンギング法面で
ある上記第５〜第９発明のいずれかに記載のコンクリー
トモルタル擁壁面の部分緑化法 によって構成される。
め本発明は 岩質法面に部分的に独立して円弧形法枠を接続したほぼ
閉鎖環状の独立コンクリート法枠を配置し、該コンクリ
ート法枠を上記法面に挿入したアンカーによって上記法
面に固定し、かつ該コンクリート法枠内底部に植生基盤
材を配層し、該基盤材の上面に網を介して種子混合植生
基盤材を重層し、網の下部に給水用多孔パイプを配管し
て給水することにより上記コンクリート法枠内に緑化拠
点を形成することを特徴とする硬質岩盤法面の部分緑化
法 円弧形法枠に代りＬ形法枠と直線法枠との組合せよりな
る方形法枠を接続する上記発明記載の硬質岩盤法面の部
分緑化法 網が金網及び植生用ネットによって形成された上記第１
又は第２発明に記載の硬質岩盤法面の部分緑化法 給水用多孔パイプの外周を連通気孔スポンジで被覆した
上記第１〜第３発明のいずれかに記載の硬質岩盤法面の
部分緑化法 コンクリートモルタル法面に部分的に独立して円弧形法
枠を接続したほぼ閉鎖環状の独立コンクリート法枠を配
置し、該コンクリート法枠を上記法面に挿入したアンカ
ーによって上記法面に固定し、該法枠の内部にモルタル
吹付層の除去部を形成し、かつ該コンクリート法枠内底
部に植生基盤材を配層し、該基盤材の上面に網を介して
種子混合植生基盤材を重層し、網の下部に給水用多孔パ
イプを配管して給水することにより上記コンクリート法
枠内に緑化拠点を形成することを特徴とするコンクリー
トモルタル擁壁面の部分緑化法 円弧形法枠に代りＬ形法枠と直線法枠との組合せよりな
る方形法枠を接続する上記第５発明記載のコンクリート
モルタル擁壁面の部分緑化法 網が金網及び植生用ネットによって形成された上記第５
又は第６発明に記載のコンクリートモルタル擁壁面の部
分緑化法 給水用多孔パイプの外周を連通気孔スポンジで被覆した
上記第５〜第７発明のいずれかに記載のコンクリートモ
ルタル擁壁面の部分緑化法 コンクリートモルタル法面が直立法面である上記第５〜
第８発明のいずれかに記載のコンクリートモルタル擁壁
面の部分緑化法 コンクリートモルタル法面がオーバーハンギング法面で
ある上記第５〜第９発明のいずれかに記載のコンクリー
トモルタル擁壁面の部分緑化法 によって構成される。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明では高速自動車道路１２等
を構築するため山又は丘を切取り、切取法面又は切取擁
壁面に岩質（表土のない岩盤又は地層）が露出し、表土
のない軟質地層ではモルタルを吹付けて硬化させモルタ
ル吹付層９を形成する。
を構築するため山又は丘を切取り、切取法面又は切取擁
壁面に岩質（表土のない岩盤又は地層）が露出し、表土
のない軟質地層ではモルタルを吹付けて硬化させモルタ
ル吹付層９を形成する。
【０００８】岩質の法面１或は新設又は既設モルタル吹
付擁壁面１’の全面の一部分に固定した独立コンクリー
ト法枠２における給水用多孔パイプ７から直接又は連通
気孔スポンジ１１を経て植生基盤材４層及び種子混合植
生基盤材６層に給水することによって種子が発芽し生長
して上記独立コンクリート法枠２内は緑化し緑化拠点８
を形成する。
付擁壁面１’の全面の一部分に固定した独立コンクリー
ト法枠２における給水用多孔パイプ７から直接又は連通
気孔スポンジ１１を経て植生基盤材４層及び種子混合植
生基盤材６層に給水することによって種子が発芽し生長
して上記独立コンクリート法枠２内は緑化し緑化拠点８
を形成する。
【０００９】
【実施例】高速自動車道路１２等の構築に際し、山、丘
等を切取る必要があり、切取った法面には表土は無く岩
質（火山岩、水成岩等の硬軟質岩）が露出する。岩質が
軟又は硬質の場合は法面又は擁壁面（傾斜法面、直立法
面又はオーバーハンギング法面を含む）に金網を張設し
セメントモルタルを吹付けてモルタル吹付層９を形成
し、モルタル吹付面とする。そして岩質法面１及びモル
タル吹付擁壁面１’を形成する。
等を切取る必要があり、切取った法面には表土は無く岩
質（火山岩、水成岩等の硬軟質岩）が露出する。岩質が
軟又は硬質の場合は法面又は擁壁面（傾斜法面、直立法
面又はオーバーハンギング法面を含む）に金網を張設し
セメントモルタルを吹付けてモルタル吹付層９を形成
し、モルタル吹付面とする。そして岩質法面１及びモル
タル吹付擁壁面１’を形成する。
【００１０】上記法面１又は擁壁面１’は一定の面積を
有し、図６、図７に示すように該法面１又は擁壁面１’
に部分的に独立してほぼ閉鎖環状（完全閉鎖又は殆ど閉
鎖或は一部開放閉鎖を意味する）の独立コンクリート法
枠２を設ける。
有し、図６、図７に示すように該法面１又は擁壁面１’
に部分的に独立してほぼ閉鎖環状（完全閉鎖又は殆ど閉
鎖或は一部開放閉鎖を意味する）の独立コンクリート法
枠２を設ける。
【００１１】上記コンクリート法枠２は法面１又は擁壁
面１’から高さ１５〜５０ｃｍであり幅も同程度に適宜
形成する。そして該コンクリート法枠２は先ず法面１又
は擁壁面１’下に主アンカー３（長さ５００〜７５０ｍ
ｍ、直径１６ｍｍ）を多数打込み或は穿孔内に挿入し、
法面１又は擁壁面１’上に露出した主アンカー３の上端
部に鉄筋１３を結束線にて結束し、その内外に金網１
６、１６を立設し、該金網１６、１６の間にセメントモ
ルタルを吹付けることによって円形又は方形の独立コン
クリート法枠２を形成し、法面１又は擁壁面１’に密着
固定する。
面１’から高さ１５〜５０ｃｍであり幅も同程度に適宜
形成する。そして該コンクリート法枠２は先ず法面１又
は擁壁面１’下に主アンカー３（長さ５００〜７５０ｍ
ｍ、直径１６ｍｍ）を多数打込み或は穿孔内に挿入し、
法面１又は擁壁面１’上に露出した主アンカー３の上端
部に鉄筋１３を結束線にて結束し、その内外に金網１
６、１６を立設し、該金網１６、１６の間にセメントモ
ルタルを吹付けることによって円形又は方形の独立コン
クリート法枠２を形成し、法面１又は擁壁面１’に密着
固定する。
【００１２】このようにしたコンクリート法枠２の内部
底面に植生基盤材４を該枠２の高さの２／３の高さに吹
付けにより配層し、その上面にラス金網及び植生用ネッ
ト等による網５を張設する。この網５の下部には給水用
多孔パイプ７を配管し、給水口７’をコンクリート法枠
２の上部に開口し、給水口７’には着脱自在のジョイン
ト７”を介して可撓給水管又は給水ホース１４を接続す
る。そして上記網５の上面に種子混合植生基盤材６を吹
付けにより配層する。
底面に植生基盤材４を該枠２の高さの２／３の高さに吹
付けにより配層し、その上面にラス金網及び植生用ネッ
ト等による網５を張設する。この網５の下部には給水用
多孔パイプ７を配管し、給水口７’をコンクリート法枠
２の上部に開口し、給水口７’には着脱自在のジョイン
ト７”を介して可撓給水管又は給水ホース１４を接続す
る。そして上記網５の上面に種子混合植生基盤材６を吹
付けにより配層する。
【００１３】上部の上記基盤材６の上面はコンクリート
法枠２の上面と同一面に設ける。そして上記給水用多孔
パイプ７の外周には目詰り防止用の連通気孔スポンジ１
１を被覆することができる。
法枠２の上面と同一面に設ける。そして上記給水用多孔
パイプ７の外周には目詰り防止用の連通気孔スポンジ１
１を被覆することができる。
【００１４】新設又は既設のモルタル吹付擁壁面１’で
はモルタル吹付層９を削って除去１０し岩盤１”を露出
することにより岩質への給水を促進し、成長した草の根
が該除去部１０から岩盤１”内に進入し根による緊縛力
が作用してコンクリート法枠２による緑化拠点８を強化
する。
はモルタル吹付層９を削って除去１０し岩盤１”を露出
することにより岩質への給水を促進し、成長した草の根
が該除去部１０から岩盤１”内に進入し根による緊縛力
が作用してコンクリート法枠２による緑化拠点８を強化
する。
【００１５】上記独立コンクリート法枠２は図４に示す
ように２重法枠２、２’とすることができるし、複数の
円弧形コンクリート法枠を接続して円形又は多円弧形法
枠２、２’とし、或は図３に示すようにＬ形法枠と直線
法枠を接続して正方形又は長方形法枠２とすることがで
きる。
ように２重法枠２、２’とすることができるし、複数の
円弧形コンクリート法枠を接続して円形又は多円弧形法
枠２、２’とし、或は図３に示すようにＬ形法枠と直線
法枠を接続して正方形又は長方形法枠２とすることがで
きる。
【００１６】このようにして上記コンクリート法枠２内
を緑化拠点８とし、該コンクリート法枠２内を先ず緑化
することによって植生草１５の葉１５’が該コンクリー
ト法枠２を越えて岩質及び新設又は既設モルタル吹付擁
壁面１’に伸長することによって上記法枠４の外側の法
面１又は擁壁面１’を緑化し、緑化拠点８の範囲を直径
約１ｍ拡大し、上記法面１又は１’のほぼ全面を緑化す
ることができる。
を緑化拠点８とし、該コンクリート法枠２内を先ず緑化
することによって植生草１５の葉１５’が該コンクリー
ト法枠２を越えて岩質及び新設又は既設モルタル吹付擁
壁面１’に伸長することによって上記法枠４の外側の法
面１又は擁壁面１’を緑化し、緑化拠点８の範囲を直径
約１ｍ拡大し、上記法面１又は１’のほぼ全面を緑化す
ることができる。
【００１７】尚、降雨による法面流水は上記コンクリー
ト法枠２の外側上部から該枠２の外側に沿って流下し、
コンクリート法枠２内に溜る降雨水は該枠２内に保持さ
れ、かつ該枠２内の植生基盤材４、６は該枠２によって
支持され流出することはない。
ト法枠２の外側上部から該枠２の外側に沿って流下し、
コンクリート法枠２内に溜る降雨水は該枠２内に保持さ
れ、かつ該枠２内の植生基盤材４、６は該枠２によって
支持され流出することはない。
【００１８】上記植生基盤材４、６は吹付けによって層
状に形成され、ピートモス、バークを主材とするもので
これに肥料、土壌安定剤等を混合したものであり、上部
の植生基盤材６はこれに草の種子を混合したものであ
る。
状に形成され、ピートモス、バークを主材とするもので
これに肥料、土壌安定剤等を混合したものであり、上部
の植生基盤材６はこれに草の種子を混合したものであ
る。
【００１９】尚複数の上記独立コンクリート法枠２の合
計面積を法面１又は擁壁面１’の全面に対し約５０％と
すると良いが上記緑化拠点８の植生草１５の生長長さ
（草の種類）によって５０％以下とすることが可能であ
る。
計面積を法面１又は擁壁面１’の全面に対し約５０％と
すると良いが上記緑化拠点８の植生草１５の生長長さ
（草の種類）によって５０％以下とすることが可能であ
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明は上述のようにコンクリート法枠
を独立させこれを法面に点在させることによって緑化拠
点を複数形成し、草の生長によって法面全面又は擁壁面
を緑化し得るばかりでなく、上記法枠による緑化拠点は
上記モルタル吹付擁壁面では草の根入れによる根の緊縛
力によって擁壁面に強力に植生し、かつ緑化拠点にのみ
高価な植生基盤材を用い得るし、かつ天然降雨に頼る必
要がなく定期的に人工給水し得て草の生長を迅速に行う
ことができる効果がある。
を独立させこれを法面に点在させることによって緑化拠
点を複数形成し、草の生長によって法面全面又は擁壁面
を緑化し得るばかりでなく、上記法枠による緑化拠点は
上記モルタル吹付擁壁面では草の根入れによる根の緊縛
力によって擁壁面に強力に植生し、かつ緑化拠点にのみ
高価な植生基盤材を用い得るし、かつ天然降雨に頼る必
要がなく定期的に人工給水し得て草の生長を迅速に行う
ことができる効果がある。
【図１】本発明の法面緑化法に用いる独立コンクリート
法枠の縦断面図である。
法枠の縦断面図である。
【図２】図１の切欠平面図である。
【図３】４角形独立コンクリート法枠の切欠平面図であ
る。
る。
【図４】円弧形２重コンクリート法枠の平面図である。
【図５】図４の一部切欠斜視図である。
【図６】本発明の施工状態の遠景図である。
【図７】円形法枠の配列状態図である。
１ 岩質法面 ２ 独立コンクリート法枠 ３ アンカー ４ 植生基盤材 ５ 網 ６ 種子混合植生基盤材 ７ 給水用多孔パイプ ８ 緑化拠点 ９ モルタル吹付層 １０ 除去部 １１ 連通気孔スポンジ
Claims (10)
- 【請求項１】 岩質法面に部分的に独立して円弧形法枠
を接続したほぼ閉鎖環状の独立コンクリート法枠を配置
し、該コンクリート法枠を上記法面に挿入したアンカー
によって上記法面に固定し、かつ該コンクリート法枠内
底部に植生基盤材を配層し、該基盤材の上面に網を介し
て種子混合植生基盤材を重層し、網の下部に給水用多孔
パイプを配管して給水することにより上記コンクリート
法枠内に緑化拠点を形成することを特徴とする硬質岩盤
法面の部分緑化法。 - 【請求項２】 円弧形法枠に代りＬ形法枠と直線法枠と
の組合せよりなる方形法枠を接続する請求項(1) 記載の
硬質岩盤法面の部分緑化法。 - 【請求項３】 網が金網及び植生用ネットによって形成
された請求項(1) 又は(2) に記載の硬質岩盤法面の部分
緑化法。 - 【請求項４】 給水用多孔パイプの外周を連通気孔スポ
ンジで被覆した請求項(1) 〜(3) のいずれかに記載の硬
質岩盤法面の部分緑化法。 - 【請求項５】 コンクリートモルタル法面に部分的に独
立して円弧形法枠を接続したほぼ閉鎖環状の独立コンク
リート法枠を配置し、該コンクリート法枠を上記法面に
挿入したアンカーによって上記法面に固定し、該法枠の
内部にモルタル吹付層の除去部を形成し、かつ該コンク
リート法枠内底部に植生基盤材を配層し、該基盤材の上
面に網を介して種子混合植生基盤材を重層し、網の下部
に給水用多孔パイプを配管して給水することにより上記
コンクリート法枠内に緑化拠点を形成することを特徴と
するコンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法。 - 【請求項６】 円弧形法枠に代りＬ形法枠と直線法枠と
の組合せよりなる方形法枠を接続する請求項(5) 記載の
コンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法。 - 【請求項７】 網が金網及び植生用ネットによって形成
された請求項(5) 又は(6) に記載のコンクリートモルタ
ル擁壁面の部分緑化法。 - 【請求項８】 給水用多孔パイプの外周を連通気孔スポ
ンジで被覆した請求項(5) 〜(7) のいずれかに記載のコ
ンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法。 - 【請求項９】 コンクリートモルタル法面が直立法面で
ある請求項(5) 〜(8) のいずれかに記載のコンクリート
モルタル擁壁面の部分緑化法。 - 【請求項１０】 コンクリートモルタル法面がオーバー
ハンギング法面である請求項(5) 〜(9) のいずれかに記
載のコンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7283274A JP2771490B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 硬質岩盤法面及びコンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7283274A JP2771490B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 硬質岩盤法面及びコンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09125400A true JPH09125400A (ja) | 1997-05-13 |
| JP2771490B2 JP2771490B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=17663342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7283274A Expired - Lifetime JP2771490B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 硬質岩盤法面及びコンクリートモルタル擁壁面の部分緑化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2771490B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2842070A1 (fr) * | 2002-07-12 | 2004-01-16 | Henri Andre | Matelas de protection de decoration, et de vegetalisation muni d'un cadre de rigidification |
| KR100434658B1 (ko) * | 2001-06-13 | 2004-06-04 | (주)에코톱 | 법면 녹화의 수분공급 시스템 |
| CN106400816A (zh) * | 2016-05-26 | 2017-02-15 | 宁波海逸园林工程有限公司 | 一种增强山体边坡种植穴结构稳定性的方法 |
| CN112240026A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-19 | 重庆地质矿产研究院 | 一种页岩气开发边坡生态修复结构及其施工方法 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7283274A patent/JP2771490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN106400816A (zh) * | 2016-05-26 | 2017-02-15 | 宁波海逸园林工程有限公司 | 一种增强山体边坡种植穴结构稳定性的方法 |
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