JPH09125096A - 液状天然油脂洗剤 - Google Patents
液状天然油脂洗剤Info
- Publication number
- JPH09125096A JPH09125096A JP30678695A JP30678695A JPH09125096A JP H09125096 A JPH09125096 A JP H09125096A JP 30678695 A JP30678695 A JP 30678695A JP 30678695 A JP30678695 A JP 30678695A JP H09125096 A JPH09125096 A JP H09125096A
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- JP
- Japan
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- fat
- liquid natural
- oil
- detergent
- natural
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】動植物の脂肪酸のアルカリ塩を主成分と
し、天然分散安定剤を添加して1〜2年間の長期にわた
り水に分散安定化させたものであることを特徴とする液
状天然油脂洗剤。 【効果】本発明により、水に長期間安定して分散化され
た液状天然油脂洗剤であって、従来の洗剤に劣らない洗
浄力を有し、しかも水に対する溶解性の高い液状天然油
脂洗剤を提供することができる。
し、天然分散安定剤を添加して1〜2年間の長期にわた
り水に分散安定化させたものであることを特徴とする液
状天然油脂洗剤。 【効果】本発明により、水に長期間安定して分散化され
た液状天然油脂洗剤であって、従来の洗剤に劣らない洗
浄力を有し、しかも水に対する溶解性の高い液状天然油
脂洗剤を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状天然油脂洗剤
に関する。さらに詳しくは、天然分散安定剤等を添加す
ることにより水に長期分散安定化された液状天然油脂洗
剤に関する。
に関する。さらに詳しくは、天然分散安定剤等を添加す
ることにより水に長期分散安定化された液状天然油脂洗
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の洗剤は分子中に親水基と疎水基と
を持つ。例えば、動植物のアルカリ塩、すなわちアルカ
リ石鹸、アルカリベンゼンスルホン酸塩、高級アルコー
ル系などの合成洗剤、環境保全や生体適合性を具備した
といわれる半合成洗剤等は、全てそうである。しかし、
半合成洗剤といっても、分散安定剤として界面活性剤で
あるSDSやABSなどを含んでおり、必ずしも生体適
合型、環境適合型とは言い切れない。また、以上の合
成、半合成洗剤は石鹸落ちが必ずしもよいとはいえず、
その分、すすぎのための水を多く必要とする。従って、
洗濯機などを用いて行う洗濯の際の水の使用量が増大
し、経済的にも、節水の立場からも改善すべき技術的課
題となっている。
を持つ。例えば、動植物のアルカリ塩、すなわちアルカ
リ石鹸、アルカリベンゼンスルホン酸塩、高級アルコー
ル系などの合成洗剤、環境保全や生体適合性を具備した
といわれる半合成洗剤等は、全てそうである。しかし、
半合成洗剤といっても、分散安定剤として界面活性剤で
あるSDSやABSなどを含んでおり、必ずしも生体適
合型、環境適合型とは言い切れない。また、以上の合
成、半合成洗剤は石鹸落ちが必ずしもよいとはいえず、
その分、すすぎのための水を多く必要とする。従って、
洗濯機などを用いて行う洗濯の際の水の使用量が増大
し、経済的にも、節水の立場からも改善すべき技術的課
題となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、従来の洗剤に劣らない洗浄力を有し、かつ、自
然環境を悪化させず生体にも適合し得る洗剤であり、し
かも、天然油脂の欠点である水に対する難溶性を改善し
た洗剤を提供することにある。
目的は、従来の洗剤に劣らない洗浄力を有し、かつ、自
然環境を悪化させず生体にも適合し得る洗剤であり、し
かも、天然油脂の欠点である水に対する難溶性を改善し
た洗剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意研究を重ね、動植物由来の脂肪酸の
アルカリ塩を主成分とし、これに水への分散安定剤とし
て従来より使用されている合成界面活性剤の代わりに、
糖、ペプチドもしくはポリペプチドを添加することによ
り、水に長期間安定して分散化された液状天然油脂洗剤
を製造することに成功した。さらに各種の酵素または酵
素抽出物特にバシラス・サブティリスの純粋培養物の水
抽出液等を添加することにより、従来の洗剤に劣らない
洗浄力を有し、しかも水に対する溶解性の高い液状天然
油脂洗剤を製造できることを発見した。本発明はこれら
の事実に基づき、さらに研究を進めて完成するに至った
ものである。
的を達成すべく鋭意研究を重ね、動植物由来の脂肪酸の
アルカリ塩を主成分とし、これに水への分散安定剤とし
て従来より使用されている合成界面活性剤の代わりに、
糖、ペプチドもしくはポリペプチドを添加することによ
り、水に長期間安定して分散化された液状天然油脂洗剤
を製造することに成功した。さらに各種の酵素または酵
素抽出物特にバシラス・サブティリスの純粋培養物の水
抽出液等を添加することにより、従来の洗剤に劣らない
洗浄力を有し、しかも水に対する溶解性の高い液状天然
油脂洗剤を製造できることを発見した。本発明はこれら
の事実に基づき、さらに研究を進めて完成するに至った
ものである。
【0005】即ち、本発明の要旨は、(1) 動植物の
脂肪酸のアルカリ塩を主成分とし、天然分散安定剤を添
加して1〜2年間の長期にわたり水に分散安定化させた
ものであることを特徴とする液状天然油脂洗剤、(2)
天然分散安定剤が、糖類およびアミノ酸残基100以
下のペプチドもしくはアミノ酸残基100を超えるポリ
ペプチドからなる群より選択される1種以上の天然型の
分散安定剤である前記(1)記載の液状天然油脂洗剤、
(3) さらにアミラーゼ、リパーゼ、およびプロテア
ーゼからなる群より選択される1以上の酵素を添加する
ことを特徴とする前記(1)または(2)記載の液状天
然油脂洗剤、並びに(4) さらに、穀類、穀類糠、穀
類脱脂粕を含む発酵原料にバシラス・サブティリスの純
粋培養物を接種し発酵させて得られる発酵産物の水抽出
液を添加することを特徴とする前記(1)〜(3)のい
ずれかに記載の液状天然油脂洗剤、に関する。
脂肪酸のアルカリ塩を主成分とし、天然分散安定剤を添
加して1〜2年間の長期にわたり水に分散安定化させた
ものであることを特徴とする液状天然油脂洗剤、(2)
天然分散安定剤が、糖類およびアミノ酸残基100以
下のペプチドもしくはアミノ酸残基100を超えるポリ
ペプチドからなる群より選択される1種以上の天然型の
分散安定剤である前記(1)記載の液状天然油脂洗剤、
(3) さらにアミラーゼ、リパーゼ、およびプロテア
ーゼからなる群より選択される1以上の酵素を添加する
ことを特徴とする前記(1)または(2)記載の液状天
然油脂洗剤、並びに(4) さらに、穀類、穀類糠、穀
類脱脂粕を含む発酵原料にバシラス・サブティリスの純
粋培養物を接種し発酵させて得られる発酵産物の水抽出
液を添加することを特徴とする前記(1)〜(3)のい
ずれかに記載の液状天然油脂洗剤、に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳細に説
明する。本発明の液状天然油脂洗剤は、動植物由来の脂
肪酸のアルカリ塩を主成分とする。かかる脂肪酸のアル
カリ塩としては、洗剤として普通に使用されているもの
であれば特に制限されず、例えばヤシ油、パーム油、ナ
タネ油、大豆油、牛油等が挙げられる。かかる脂肪酸の
アルカリ塩の使用量は、液状天然油脂洗剤の10〜40
重量%、好ましくは20〜30重量%である。
明する。本発明の液状天然油脂洗剤は、動植物由来の脂
肪酸のアルカリ塩を主成分とする。かかる脂肪酸のアル
カリ塩としては、洗剤として普通に使用されているもの
であれば特に制限されず、例えばヤシ油、パーム油、ナ
タネ油、大豆油、牛油等が挙げられる。かかる脂肪酸の
アルカリ塩の使用量は、液状天然油脂洗剤の10〜40
重量%、好ましくは20〜30重量%である。
【0007】本発明の液状天然油脂洗剤には、分散剤と
して従来より使用されている化学薬品、例えばソディウ
ムドデシルサルフェート(SDS)、アルキルベンゼン
スルフォネート(ABS)、直鎖アルキルベンゼンスル
フォネート等を使用せず、天然物である糖、ペプチド、
ポリペプチド等を使用する。かかる天然分散安定剤とし
ては、糖として葡萄糖、蔗糖、乳糖、蜂蜜等が、ペプチ
ドとして低分子量ゼラチン、低分子量コラーゲン等が、
ポリペプチドとしてコラーゲン、ゼラチン、アルブミン
等が挙げられる。これらは、市販品を使用することがで
きる。かかる天然分散剤の添加量は、液状天然油脂洗剤
の1〜30重量%、好ましくは3〜10重量%である。
かかる天然分散剤を使用することにより、本発明の液状
天然油脂洗剤は、長期間水中に分散して安定に存在し得
る。すなわち、通常1年以上、2年程度放置しても安定
に水中に分散している。
して従来より使用されている化学薬品、例えばソディウ
ムドデシルサルフェート(SDS)、アルキルベンゼン
スルフォネート(ABS)、直鎖アルキルベンゼンスル
フォネート等を使用せず、天然物である糖、ペプチド、
ポリペプチド等を使用する。かかる天然分散安定剤とし
ては、糖として葡萄糖、蔗糖、乳糖、蜂蜜等が、ペプチ
ドとして低分子量ゼラチン、低分子量コラーゲン等が、
ポリペプチドとしてコラーゲン、ゼラチン、アルブミン
等が挙げられる。これらは、市販品を使用することがで
きる。かかる天然分散剤の添加量は、液状天然油脂洗剤
の1〜30重量%、好ましくは3〜10重量%である。
かかる天然分散剤を使用することにより、本発明の液状
天然油脂洗剤は、長期間水中に分散して安定に存在し得
る。すなわち、通常1年以上、2年程度放置しても安定
に水中に分散している。
【0008】本発明の液状天然油脂洗剤には、洗浄性を
強化するために、天然物である酵素を添加することがで
きる。かかる酵素としては、アミラーゼ等の多糖類加水
分解酵素、リパーゼ等の脂肪酸エステル加水分解酵素、
プロテアーゼ等のタンパク質加水分解酵素等からなる群
より選択される1以上が挙げられる。これらの酵素はい
ずれも市販品を使用することができる。かかる酵素の添
加量は、液状天然油脂洗剤1kg当たり、市販品アミラ
ーゼ0.1〜0.2mg、市販品リパーゼ0.1〜0.
2mg、およびプロテアーゼ0.1〜0.2mgであ
る。
強化するために、天然物である酵素を添加することがで
きる。かかる酵素としては、アミラーゼ等の多糖類加水
分解酵素、リパーゼ等の脂肪酸エステル加水分解酵素、
プロテアーゼ等のタンパク質加水分解酵素等からなる群
より選択される1以上が挙げられる。これらの酵素はい
ずれも市販品を使用することができる。かかる酵素の添
加量は、液状天然油脂洗剤1kg当たり、市販品アミラ
ーゼ0.1〜0.2mg、市販品リパーゼ0.1〜0.
2mg、およびプロテアーゼ0.1〜0.2mgであ
る。
【0009】本発明の液状天然油脂洗剤には、穀類、穀
類糠、穀類脱脂粕を含む発酵原料にバシラス・サブティ
リスの純粋培養物を接種し発酵させて得られる発酵産物
の水抽出液をさらに添加することができる。この発酵産
物は以下のようにして調製することができる。攪拌機、
加熱装置付きの横型回転ドラムに、穀類粉砕物(全農
製、300kg)、穀類糠(全農製、400kg)、穀
類脱脂粕(全農製、250kg)、砂糖20kgを主体
とした発酵原料1トンを仕込み、攪拌しつつ水200リ
ットルを散布した後、150℃で40分間蒸気殺菌を行
う。さらに200リットルの滅菌水を散布し内部温度を
25℃に冷却した後、10kgの酵母(鐘淵化学工業社
製)を混合した。次いで、バシラス・サブティリスの純
粋培養物0.5kgを温水30リットルに溶かした液を
この混合物に散布し、43℃の温風を吹き込みドラムを
回転しつつ発酵を行う。ドラムより出る排気ガスの80
〜90%は温風と一緒にドラムに戻すが、時間と共に回
収量を減じ15時間後に約10%になるように調整し
て、一次発酵終了物980kgを得る。得られた一次発
酵終了物980kgに水100リットルを散布し、さら
にバシラス・サブティリスの純粋培養物1kgと砂糖5
kgを温水30リットルに溶かした液を散布し、43℃
の温風を吹き込みドラムを回転しつつ12時間にわたっ
て二次発酵を行う。二次発酵終了物は真空乾燥機で乾燥
し粉砕し、目的の発酵産物970kgを得る。この発酵
産物は微生物的科学研究所からビオウエイとして市販さ
れている。上記の発酵産物の水抽出液は以下のようにし
て調製する。ビオウエイ100gに1リットルの水を加
えて、40℃にて約30分間攪拌した後、水不溶物を濾
過して除去したものである。本発明の液状天然油脂洗剤
への上記の水抽出液の添加量は、1〜20%(容量/容
量)、好ましくは3〜10%(容量/容量)である。
類糠、穀類脱脂粕を含む発酵原料にバシラス・サブティ
リスの純粋培養物を接種し発酵させて得られる発酵産物
の水抽出液をさらに添加することができる。この発酵産
物は以下のようにして調製することができる。攪拌機、
加熱装置付きの横型回転ドラムに、穀類粉砕物(全農
製、300kg)、穀類糠(全農製、400kg)、穀
類脱脂粕(全農製、250kg)、砂糖20kgを主体
とした発酵原料1トンを仕込み、攪拌しつつ水200リ
ットルを散布した後、150℃で40分間蒸気殺菌を行
う。さらに200リットルの滅菌水を散布し内部温度を
25℃に冷却した後、10kgの酵母(鐘淵化学工業社
製)を混合した。次いで、バシラス・サブティリスの純
粋培養物0.5kgを温水30リットルに溶かした液を
この混合物に散布し、43℃の温風を吹き込みドラムを
回転しつつ発酵を行う。ドラムより出る排気ガスの80
〜90%は温風と一緒にドラムに戻すが、時間と共に回
収量を減じ15時間後に約10%になるように調整し
て、一次発酵終了物980kgを得る。得られた一次発
酵終了物980kgに水100リットルを散布し、さら
にバシラス・サブティリスの純粋培養物1kgと砂糖5
kgを温水30リットルに溶かした液を散布し、43℃
の温風を吹き込みドラムを回転しつつ12時間にわたっ
て二次発酵を行う。二次発酵終了物は真空乾燥機で乾燥
し粉砕し、目的の発酵産物970kgを得る。この発酵
産物は微生物的科学研究所からビオウエイとして市販さ
れている。上記の発酵産物の水抽出液は以下のようにし
て調製する。ビオウエイ100gに1リットルの水を加
えて、40℃にて約30分間攪拌した後、水不溶物を濾
過して除去したものである。本発明の液状天然油脂洗剤
への上記の水抽出液の添加量は、1〜20%(容量/容
量)、好ましくは3〜10%(容量/容量)である。
【0010】
【実施例】以下、実施例、試験例により本発明をさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によりな
んら限定されるものではない。
詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によりな
んら限定されるものではない。
【0011】実施例1 酵素原液(天野製薬(株)社製)100ml、並びにビ
オウエイ(微生物的科学研究所製)の水抽出液50ml
とを850mlの水で全量が1000mlとなるように
希釈し、この溶液を攪拌機を備えた1リットル容器に移
し、攪拌しながら100gの市販粉石鹸(シェクス
(株)製)を入れ、懸濁させた。更に、攪拌を続けなが
らコラーゲン溶液ハイマージュ800(ニッピゼラチン
(株)製)5gと蜂蜜5gを加え、5分間攪拌して均一
分散安定化された液体石鹸を得た。
オウエイ(微生物的科学研究所製)の水抽出液50ml
とを850mlの水で全量が1000mlとなるように
希釈し、この溶液を攪拌機を備えた1リットル容器に移
し、攪拌しながら100gの市販粉石鹸(シェクス
(株)製)を入れ、懸濁させた。更に、攪拌を続けなが
らコラーゲン溶液ハイマージュ800(ニッピゼラチン
(株)製)5gと蜂蜜5gを加え、5分間攪拌して均一
分散安定化された液体石鹸を得た。
【0012】実施例2 酵素原液(天野製薬(株)社製)100ml、並びにビ
オウエイ(微生物的科学研究所製)の水抽出液50ml
とを850mlの水で全量が1000mlとなるように
希釈し、この溶液を攪拌機を備えた1リットル容器に移
し、攪拌しながら100gの廃油から得られた粉石鹸
((有)中沢石鹸製)を入れ、懸濁させた。さらに、攪
拌を続けながらゼラチン5g(宏栄化成(株)製)と、
葡萄糖(広瀬化学薬品(株)製)5gとを順次加え、5
分間攪拌して均一分散安定化された液体石鹸を得た。
オウエイ(微生物的科学研究所製)の水抽出液50ml
とを850mlの水で全量が1000mlとなるように
希釈し、この溶液を攪拌機を備えた1リットル容器に移
し、攪拌しながら100gの廃油から得られた粉石鹸
((有)中沢石鹸製)を入れ、懸濁させた。さらに、攪
拌を続けながらゼラチン5g(宏栄化成(株)製)と、
葡萄糖(広瀬化学薬品(株)製)5gとを順次加え、5
分間攪拌して均一分散安定化された液体石鹸を得た。
【0013】実施例3 酵素原液(天野製薬(株)社製)100mlおよびビオ
ウエイ(微生物的科学研究所製)の水抽出液50mlを
全量が500mlとなるようにこれを350mlの水で
希釈し、この溶液を攪拌機を備えた1リットル容器に移
し、攪拌しながら100gの市販石鹸((有)中沢石鹸
製)を入れ、懸濁させた。さらに、攪拌を続けながらゼ
ラチン5g(宏栄化成(株)製)と、葡萄糖(広瀬化学
薬品(株)製)5gを加え、5分間攪拌して均一分散安
定化された液体石鹸を得た。
ウエイ(微生物的科学研究所製)の水抽出液50mlを
全量が500mlとなるようにこれを350mlの水で
希釈し、この溶液を攪拌機を備えた1リットル容器に移
し、攪拌しながら100gの市販石鹸((有)中沢石鹸
製)を入れ、懸濁させた。さらに、攪拌を続けながらゼ
ラチン5g(宏栄化成(株)製)と、葡萄糖(広瀬化学
薬品(株)製)5gを加え、5分間攪拌して均一分散安
定化された液体石鹸を得た。
【0014】試験例1 実施例2で得た液体石鹸をハブラシに少量しみ込ませ、
このハブラシで長袖カッターシャツの首筋部の汚れを数
10秒こすり付けたところ、黒い汚れは消失した。同様
に手首部の汚れも汚れに沿って数10秒こすり合わせる
と、その黒い部分は消失した。
このハブラシで長袖カッターシャツの首筋部の汚れを数
10秒こすり付けたところ、黒い汚れは消失した。同様
に手首部の汚れも汚れに沿って数10秒こすり合わせる
と、その黒い部分は消失した。
【0015】試験例2 6kg型の自動型洗濯機を手動操作に切り換え、これに
通常通りの水を充たし、これに実施例3で得た液体洗剤
をペットボトルのキャップ3倍分程度入れ、日常行って
いる同程度(6人家族)洗濯物を入れ、15分間回転さ
せた後、排水し、これを脱水操作を加えて1回のすすぎ
を行ったが、この水は泡もなく、水の汚れもほとんど目
立つことなく、ほぼすすげた状態を呈した。
通常通りの水を充たし、これに実施例3で得た液体洗剤
をペットボトルのキャップ3倍分程度入れ、日常行って
いる同程度(6人家族)洗濯物を入れ、15分間回転さ
せた後、排水し、これを脱水操作を加えて1回のすすぎ
を行ったが、この水は泡もなく、水の汚れもほとんど目
立つことなく、ほぼすすげた状態を呈した。
【0016】試験例3 試験例2と同様の操作で1回目の洗濯を終了した後、洗
濯液を排水せず洗えたものだけを取り出し、この液を用
いて2回目の洗い物をしたところ洗濯液はわずか濁った
のみで洗濯の仕上がりも上々で汗の臭いも除去できた。
濯液を排水せず洗えたものだけを取り出し、この液を用
いて2回目の洗い物をしたところ洗濯液はわずか濁った
のみで洗濯の仕上がりも上々で汗の臭いも除去できた。
【0017】
【発明の効果】本発明により、水に長期間安定して分散
化された液状天然油脂洗剤であって、従来の洗剤に劣ら
ない洗浄力を有し、しかも水に対する溶解性の高い液状
天然油脂洗剤を提供することができる。
化された液状天然油脂洗剤であって、従来の洗剤に劣ら
ない洗浄力を有し、しかも水に対する溶解性の高い液状
天然油脂洗剤を提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 動植物の脂肪酸のアルカリ塩を主成分と
し、天然分散安定剤を添加して1〜2年間の長期にわた
り水に分散安定化させたものであることを特徴とする液
状天然油脂洗剤。 - 【請求項2】 天然分散安定剤が、糖類およびアミノ酸
残基100以下のペプチドもしくはアミノ酸残基100
を超えるポリペプチドからなる群より選択される1種以
上の天然型の分散安定剤である請求項1記載の液状天然
油脂洗剤。 - 【請求項3】 さらにアミラーゼ、リパーゼ、およびプ
ロテアーゼからなる群より選択される1以上の酵素を添
加することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
液状天然油脂洗剤。 - 【請求項4】 さらに、穀類、穀類糠、穀類脱脂粕を含
む発酵原料にバシラス・サブティリスの純粋培養物を接
種し発酵させて得られる発酵産物の水抽出液を添加する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか1項記載
の液状天然油脂洗剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30678695A JPH09125096A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 液状天然油脂洗剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30678695A JPH09125096A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 液状天然油脂洗剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09125096A true JPH09125096A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17961243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30678695A Pending JPH09125096A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 液状天然油脂洗剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09125096A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5993806A (en) * | 1996-08-28 | 1999-11-30 | Solvay Pharmaceuticals Gmbh | Method of stabilizing pharmaceutical preparations comprising digestive enzyme mixtures |
US9198871B2 (en) | 2005-08-15 | 2015-12-01 | Abbott Products Gmbh | Delayed release pancreatin compositions |
US10072256B2 (en) | 2006-05-22 | 2018-09-11 | Abbott Products Gmbh | Process for separating and determining the viral load in a pancreatin sample |
US10704037B2 (en) | 2005-07-29 | 2020-07-07 | Abbott Products Gmbh | Processes for the manufacture and use of pancreatin |
US11266607B2 (en) | 2005-08-15 | 2022-03-08 | AbbVie Pharmaceuticals GmbH | Process for the manufacture and use of pancreatin micropellet cores |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP30678695A patent/JPH09125096A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5993806A (en) * | 1996-08-28 | 1999-11-30 | Solvay Pharmaceuticals Gmbh | Method of stabilizing pharmaceutical preparations comprising digestive enzyme mixtures |
US10704037B2 (en) | 2005-07-29 | 2020-07-07 | Abbott Products Gmbh | Processes for the manufacture and use of pancreatin |
US9198871B2 (en) | 2005-08-15 | 2015-12-01 | Abbott Products Gmbh | Delayed release pancreatin compositions |
US11266607B2 (en) | 2005-08-15 | 2022-03-08 | AbbVie Pharmaceuticals GmbH | Process for the manufacture and use of pancreatin micropellet cores |
US10072256B2 (en) | 2006-05-22 | 2018-09-11 | Abbott Products Gmbh | Process for separating and determining the viral load in a pancreatin sample |
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