JPH09124712A - 塗料用ラテックス - Google Patents
塗料用ラテックスInfo
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- JPH09124712A JPH09124712A JP8244756A JP24475696A JPH09124712A JP H09124712 A JPH09124712 A JP H09124712A JP 8244756 A JP8244756 A JP 8244756A JP 24475696 A JP24475696 A JP 24475696A JP H09124712 A JPH09124712 A JP H09124712A
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Abstract
しか含んでいない水稀釈可能な塗料組成物の調製に利用
できるラテックスを提供する。 【解決手段】 スチレンなどの芳香族ビニル単量体、エ
チルヘキシルアクリレート、少量のアクリル酸および少
量のメタクリル酸を含む単量体混合物を約3.5以下の
pHにおいて水系でラジカル乳化重合してラテックスを
製造し、このラテックスをアンモニアでpH約7〜約1
0.5に中和して中和ラテックスを製造する。この乳化
重合は単量体100部当たり約0.5から約4部の少な
くとも一種のリン酸エステル系サーファクタントと、H
LBが約12以下の非イオン系界面活性剤、脂肪アルコ
ール、およびエチレンオキシドとプロピレンオキシドの
共重合体より成る群から選ばれる、単量体100部当た
り約0.5から約4部の少なくとも一種の水不溶性の非
イオン系界面活性剤の存在下で行われる。
Description
を含まないか、または極く僅かしか含まない、ペイント
などの水稀釈可能な塗料組成物の製造に使用されるラテ
ックスの合成に関する。
それ故、実際には、基材表面に塗布するのに適した塗料
組成物を調製するために、樹脂を適当な有機溶剤に溶か
すか、乳化剤若しくは界面活性剤の助けで水に分散させ
る。有機溶剤溶液の重大な欠点は、それらが毒性で、燃
えやすく、そして環境汚染物質である可能性があること
である。水稀釈可能な塗料(water reduci
ble coatings)はこれらの問題の重大さを
大幅に減らす。この理由から、水系ペイントは、現在、
多くの用途でオイル系塗料の代わりに用いられている。
記載されているような、各種の水稀釈可能な塗料のため
の樹脂が開発された。そのような樹脂を利用する水稀釈
可能な塗料が多様な目的に応じて開発され、ハイウエイ
横線ペイント(highway striping p
aint)のような多くの用途に広く採用されている。
は、改善された防食性および防錆性を示す金属基材用の
塗料が記載されている。このような塗料は水稀釈タイプ
であって、自動車工業および優れた防錆性が要求される
他の用途で便利に使用されている。例えば、このような
塗料は橋梁および他の戸外金属構造物用に素晴らしい性
能を示す。しかし、米国特許第4,968,741号明
細書に記載されている水稀釈可能な塗料組成物は、ま
だ、エチレングリコール・n‐ブチルエーテルのような
凝集溶媒を含んでいる。かくして、この組成物は、塗布
される基材の表面に塗装された後この塗料組成物が乾燥
される時、大気中に蒸発する揮発性有機化合物を含むこ
とになる。
集溶媒のような揮発性有機溶媒を実質的に含んでいない
水稀釈可能な塗料調合物が強く要望されるであろう。し
かし、このような水稀釈可能な塗料調合物で作られた塗
料は、希望される物理的性質と化学的性質の組合せを提
供することも基本的に重要である。例えば、多くの用途
でその塗料にとって重要なことは極めて優れた可撓性と
紫外線耐久性および良好な耐水性を示すことである。金
属基材を含む用途では、普通、顕著な防食性および防錆
性も求められる。
塗料系は樹脂が水中にコロイド分散されていると考えら
れもので、これは水を加えることにより薄めることがで
き、基材表面に塗布した時耐久性の塗膜を生成する。こ
の水性塗料系という用語は、本明細書では、水稀釈可能
な塗料という用語と互換的に用いられる。水稀釈可能塗
料にしばしば用いられる他の名前は、水生(water
born)、水可溶化(watersolubili
zed)、および水で稀釈できる(water dil
utable)と言う用語である。
か、または極く僅かしか含まない、ペイントなどの水稀
釈可能な塗料組成物の製造に使用されるラテックスの合
成に関する。本発明のラテックスで調合されている塗料
は、環境的利点に加えて、極めて優れた可撓性と紫外線
耐久性および良好な耐水性を提供する。本発明のラテッ
クスにより、顕著な防食性および防錆性を付与する、金
属基材用の塗料調合物を作ることもできる。
重量パーセントの単量体を基に(a)約30から約70
重量パーセントの芳香族ビニル単量体、(b)約25か
ら約65重量パーセントのエチルヘキシルアクリレー
ト、(c)約1から約5重量パーセントのアクリル酸お
よび(d)約0.4から約3重量パーセントのメタクリ
ル酸を含んでなる単量体混合物を約3.5以下のpHで
重合してラテックスを生成させる水系ラジカル乳化重合
工程にして、少なくとも一種のリン酸エステル系界面活
性剤約0.5から約4phmの存在下、および約12以
下の親水‐親油バランス価を有する非イオン系界面活性
剤、脂肪アルコール、およびエチレンオキシドとプロピ
レンオキシドとの共重合体であるポリオールより成る群
から選ばれる少なくとも一種の水不溶性の非イオン系界
面活性剤約0.5から約4phmの存在下で行われる該
乳化重合工程;および(2)そのラテックスをアンモニ
アで約7から約10.5の範囲内のpHまで中和して中
和ラテックスを生成させる工程;を含んでなる、水稀釈
可能な塗料の製造に有用である中和ラテックスを製造す
る方法を開示するものである。
0重量パーセントの単量体を基に(a)約30から約7
0重量パーセントの芳香族ビニル単量体、(b)約25
から約65重量パーセントの2−エチルヘキシルアクリ
レート単量体、(c)約1から約5重量パーセントのア
クリル酸および(d)約0.4から約3重量パーセント
のメタクリル酸から誘導される繰返単位を有する樹脂;
(3)湿潤剤;および(4)消泡剤を含んでなる水稀釈
可能な塗料組成物も開示される。
る。本発明のラテックスの製造に用いられる仕込み組成
物は、複数の単量体、少なくとも一種のリン酸エステル
系界面活性剤、少なくとも一種の水溶性非イオン系界面
活性剤および少なくとも一種のラジカル開始剤を含んで
いる。この重合に用いられる仕込み単量体組成物は
(a)約30から約70重量パーセントの芳香族ビニル
単量体、(b)約25から約65重量パーセントの2‐
エチルヘキシルアクリレート、(c)約1から約5重量
パーセントのアクリル酸および(d)約0.4から約3
重量パーセントのメタクリル酸から成る。合成されるこ
の重合体では、約40から約60重量パーセントの芳香
族ビニル単量体、約35から約55重量パーセントの2
‐エチルヘキシルアクリレート、約1から約3重量パー
セントのアクリル酸および約0.6から約2重量パーセ
ントのメタクリル酸を含んでなることが望ましい。この
重合体では、約47から約57重量パーセントの芳香族
ビニル単量体、約40から約50重量パーセントの2‐
エチルヘキシルアクリレート、約1.5から約2.5重
量パーセントのアクリル酸および約0.8から約1.5
重量パーセントのメタクリル酸を含んでなることがより
望ましい。
のは、スチレン、α‐メチルスチレンおよびビニルトル
エンである。望ましい芳香族ビニル単量体はスチレンと
α‐メチルスチレンである。スチレンは価格が比較的安
いので、最も推奨される芳香族ビニル単量体である。
込み組成物は実質的な量の水を含んでいる。仕込み組成
物中に存在する単量体の総量と水の比は約0.2:1と
約1.2:1の間の範囲である。一般に、その仕込み組
成物中の単量体と水の比は約0.8:1から約1.1:
1の範囲であるのが望ましい。例えば、約1:1の比で
仕込み組成物中の単量体と水を用いるのが非常に望まし
い。
体100部当たりの部数)から約4.0phmの少なく
とも一種のリン酸エステル系界面活性剤も含んでいる。
普通、このリン酸エステル系界面活性剤は約1phmか
ら約3.5phmの範囲の水準で重合媒体中に存在する
のが望ましい。一般に、この仕込み組成物で、約2から
約3phmのリン酸エステル系界面活性剤を含むことが
より望ましい。
活性剤は多様な供給源から市場を通して入手できる。例
えば、GAF社(GAF Corporation)は
ガファック(Gafac:登録商標)RE-419、ガファ
ックCD-169およびガファックDP-100という商品名で
リン酸エステル系界面活性剤を販売している。市場から
入できる他のリン酸エステル系界面活性剤は、インドイ
ル(Indoil:登録商標)[BASF ワイアンド
ット社(BASF Wyandotte Corpor
ation)]、エムフォス(Emphos:登録商
標)[ウィトコ・ケミカル社(Witco Chemi
cal Corporation)]、サイクロフォス
(Cyclophos:登録商標)[サイクロケミカル
社(Cyclochemical Corporati
on)]、トライファック(Tryfac:登録商標)
[エメリー インダストリーズ社(Emery Ind
ustries)]およびアルカメット(Alcame
t:登録商標)[ロンザ社(Lonza Inc.)]
である。
系界面活性剤は次の構造式:
ール基である。)を有する。Rは、一般に、約4から約
40個の炭素原子を含んでいる。このリン酸エステル系
界面活性剤は部分的に中和された塩の形であるのが望ま
しい。二塩基性塩と同様に、一塩基性塩と非イオン化合
物も使用できる。例えば、望ましいリン酸エステル系界
面活性剤であるガファックRE‐410は、(1)次の
構造式:
造式:
る。
り、そしてRはノニルフェノールである。
込み組成物は約0.5phmから約4phmの、少なく
とも一種の水に不溶な非イオン系界面活性剤も含んでい
る。この水不溶性非イオン系界面活性剤は約1phmか
ら約3.5phmの範囲内の水準で重合体媒体中に存在
するのが望ましく、そして約2phmから約3phmの
範囲の量存在するのがより望ましい。この水不溶性非イ
オン系界面活性剤は、普通、脂肪アルコール若しくは非
イオン性サーファクタントである。
できる脂肪アルコールは、普通、構造式がR‐OH(式
中、Rは5から22個の炭素原子を含むアルキル基であ
る)である。殆どの場合、Rは10から18個の炭素原
子を含むアルキル基である。普通、推奨されるのは12
から14個の炭素原子を含む脂肪アルコールである。例
えば、ラウリルアルコールが、特に望ましい脂肪アルコ
ールである。
できる脂肪アルコールは、普通、約12以下の親水‐疎
水バランス(HLB)値を有している。一般に望ましい
のは、HLB価が約10未満の非イオン系界面活性剤で
ある。HLB価は界面活性剤の乳化挙動の指標になり、
その分子の親水性部分と親油性(疎水性)部分とのバラ
ンスに関係する。また、HLB価は、グリフィン,W.
C.(Griffin,W.C.)のJ.Soc.Co
smet.Chem.、1、311(1949)に説明
されており、この文献を本明細書で引用、参照するもの
とする。所定の界面活性剤のHLB価は、一般に、温度
が高くなると小さくなる。ここで引用されるHLB価は
使用される反応温度で測定され、計算される。低レベル
(1から8単位)のエチレンオキシド繰返単位を含む、
水不溶性非イオン系界面活性剤が用いられる。これらの
水不溶性非イオン系界面活性剤は、次の構造式:
は、約6から約12の整数である。)を有する。普通、
mは8若しくは9であるのが望ましい。このような化合
物のHLB価はエチレンオキシドの導入水準が上がると
増大する。このような化合物のHLB値はnの関数とし
て次のように増大する:
の共重合体であるポリオールも、水不溶性の非イオン系
界面活性剤として用いられる。かかるポリオールは次の
構造式:
は少なくとも約5:1であり、そして式:
とを示している。)
また、少なくとも約1500の分子量を有している。推
奨されるポリオールは約10%以下の結合エチレンオキ
シド(m:nの比が少なくとも約10:1である)を含
んでいる。
ル系界面活性剤を使用すると、ラテックスの安定性がよ
り良くなる。しかし、より多量のリン酸エステル系界面
活性剤を使用すると、最終塗装でのかぶり(blush
ing)がより大きくなり、その結果防錆性と防食性が
より小さくなる。より多くの量の水不溶性非イオン系界
面活性剤を使用すると、ラテックスの安定性がより悪く
なる。しかし、かぶりが少なくなり、そして耐水性がよ
り大きくなる(水透過性がよりい小さくなる)。従っ
て、仕込み組成物に用いられるリン酸エステル系界面活
性剤と脂肪アルコールの量をバランスさせることが重要
である。
系ラジカル乳化重合は少なくとも一種のラジカル発生剤
で開始される。このラジカル発生剤は、通常、約0.0
1phmから約1phmの範囲の濃度で使用される。普
通用いられるラジカル開始剤は、過硫酸カリウム、過硫
酸アンモニウム、過酸化ベンゾイル、過酸化水素、ジ‐
t‐ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、2,
4‐ジクロロベンゾイルペルオキシド、デカノイルペル
オキシド、ラウリルペルオキシド、クメンヒドロペルオ
キシド、p‐メンタンヒドロペルオキシド、t‐ブチル
ヒドロペルオキシド、アセチルペルオキシド、メチルエ
チルケトンペルオキシド、コハク酸ペルオキシド、ジセ
チルペルオキシジカーボネート、t‐ブチルペルオキシ
アセテート、t‐ブチルペルオキシマレイン酸、t‐ブ
チルペルオキシベンゾエート、アセチルシクロヘキシル
スルホニルペルオキシドおよびそれらに類するもののよ
うな各種過酸素化合物;2‐t‐ブチルアゾ‐2‐シア
ノプロパン、ジメチルアゾジイソブチラート、アゾジイ
ソブチロニトリル、2‐t‐ブチルアゾ‐1‐シアノシ
クロヘキサン、1‐t‐アミルアゾ‐1‐シアノシクロ
ヘキサンおよびそれらに類するもののような各種アゾ化
合物、および2,2‐ビス‐(t‐ブチル‐ペルオキ
シ)ブタンおよびそれらに類するもののような各種アル
キルペルケタールである。水溶性の過酸素ラジカル開始
剤がこのような水系重合で特に有用である。
(38℃)と190oF(88℃)の範囲の温度で行わ
れる。約190oF(88℃)以上の温度では、2‐エ
チルヘキシルアクリレート単量体は沸騰する傾向があ
る。かくして、約88℃を超える温度に2‐エチルヘキ
シルアクリレート単量体を加熱するためには、加圧ジャ
ケットが必要になるであろう。他方、約100oF(3
8℃)以下の温度では、この重合反応は非常にゆっくり
した速度で進む。約100oF(38℃)以下の温度で
経験された遅い重合速度では、その骨格中の繰返単位の
分布が不均一な重合体になる。そのような低温で経験さ
れる遅い重合速度は、重合反応器の処理能力を著しく低
下させるの点でも望ましくない。
℃)から185oF(85℃)の範囲に維持するのが望
ましい。普通、この反応温度を約120oF(49℃)
から175oF(79℃)の範囲に調節するのがより望
ましい。多くの場合、反応を完了させるためには、反応
が進むにつれて重合温度を高くするのが有利であろう。
3.5以下のpHで重合を行うことが重要である。重合
の間中、重合媒体のpHを約3.0以下の水準に保つの
が望ましい。重合が進むにつれて、重合媒体のpHは自
然に低下するであろう。かくして、最初の仕込み単量体
組成物のpHを約3.0から約3.5の範囲に調整し、
重合を進めて行けば、良好な結果が得られる。このよう
な場合、重合媒体の最終pHは非常に満足できる約1.
5になるであろう。
の単量体の約15%から約25%を添入するのが望まし
い。次いで、この初期装填物を約30分から約60分の
間反応させる。次いで、反応温度を希望の温度範囲に維
持するのに十分な速度で、装填すべき残りの単量体が反
応ゾーンに連続的に添入される。反応温度を大体一定に
維持しながら反応媒体中に単量体を連続的に添入するこ
とにより、非常に均一な重合体が合成される。
クスは、次いで、アンモニアで約7から約10.5のp
Hに中和される。普通、このラテックスは8から10の
範囲のpHに中和されるのが望ましく、約9.0から
9.5の範囲のpHに中和されるのがより望ましい。こ
れは、単に、アンモニアをそのラテックス全体に分散さ
せて中和ラテックスを生成させることにより達成され
る。このアンモニアは、普通、アンモニウムヒドロキシ
ドの形である。
ことにより、希望される濃度(固体分含有量)に稀釈す
ることができる。このラテックスは、この技術分野の習
熟者に良く知られた方法を用いて水稀釈可能な塗料の調
製に使用される。一般に、この水稀釈可能な塗料の製造
において、各種の顔料や可塑剤がこのラテックスに添加
される。水稀釈可能な樹脂でしばしば遭遇する問題は接
着性の不足である。水稀釈可能な樹脂で作られた塗料の
基材への接着は、可塑剤を加えることにより非常に改善
される。水稀釈可能な塗料組成物には凝集溶媒を含む必
要はない。しかし、接着特性のような性質をさらに改善
するために少量の凝集溶媒が含まれていてもよい。
可能な組成物は、このラテックスと一種またはそれ以上
の顔料および可塑剤とを混合することにより調製され
る。このフィルム形成性の水稀釈可能な組成物には、凝
集溶媒を含む必要はない。環境的な理由では、この調合
物に凝集溶媒が含まれるのは望ましくない。しかし、少
量(0から約50グラム/リットル)の凝集溶媒は含ま
れていてもよい。凝集溶媒が用いられる場合、それは少
なくとも水と混和性であるのが望ましく、そして水溶性
であることがさらに望ましい。使用される各種の凝集溶
媒の中で普通推奨されるのは、エチレングリコール・モ
ノブチルエーテル、エチレングリコール・モノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコール・モノメチルエーテル、
ジエチレングリコール・モノエチルエーテルおよびジチ
レングリコール・モノブチルエーテルである。
れる凝集溶媒は、その水系エマルション若しくはラテッ
クス中でその樹脂と直接混合される。これによりその樹
脂を乾燥した形で取り出す必要がない。このような操作
では、十分なアンモニアが用いられる場合、この複合物
は自動的に水稀釈可能型になっている。
物を作ることができる。このような調合物は一種または
それ以上の顔料とラテックス(水、乳化剤系および樹
脂)を含んでなる。このペイントは、場合によっては、
充填材、可塑剤、安定剤、消泡剤、乾燥剤、防カビ剤、
殺虫剤、防汚剤および腐食防止剤を含んでいてもよい。
与するために加えられる。遮蔽力と白色を付与するため
に広く用いられている顔料の一例は二酸化チタンであ
る。その他の広く用いられている顔料の代表的な例は、
鉄およびクロムの酸化物のような鉱物系顔料、フタロシ
アニンのような有機顔料およびリン酸亜鉛のような防食
性顔料である。
ためにこのペイント調合物に添加される一般に安価な材
料である。充填材は亀裂や摩耗に対する抵抗性のような
塗料の物理的性質も向上させる。広く用いられている充
填材の代表例はチョーク、クレイ、雲母、各種形状のバ
ライトおよびタルクおよびシリカである。
マンガン、バリウムおよび亜鉛の塩のような化学物質で
ある。安定剤は熱および紫外線の破壊効果を中和する化
学試薬である。防カビ剤と殺虫剤は、普通、インテリア
およびエクステリア家庭用ペイントに添加される。汚れ
止め化合物は、普通、海洋生成物を禁止するために船舶
用ペイントに添加される。可塑剤はフィルムの硬さを調
節するため若しくは可撓性を付与する助剤である。
であり、且つ基材に塗布した時その塗料組成物から揮発
しないような十分に高い沸点、望ましくは少なくとも1
00℃、より望ましくは少なくとも150℃のような沸
点を有する可塑剤を選ぶのが望ましい。実際に、これら
可塑剤は凝集した(coalesced)樹脂の乾燥塗
膜の水不溶性を高めるべきである。さらに、この可塑剤
若しくは可塑剤の混合物は樹脂自身と相溶性であるとい
う特徴がなければならない。この特性化のために、約8
から約16の範囲の溶解度パラメータが要求される。こ
の溶解度パラメータは、高分子科学と工学の百科辞典
(Encyclopedia of Polymer
Science and Technology)、第
3巻、854頁、1956、ジョン ワイリー アンド
サンズ インク(John Wiley and S
ons,Inc.)に説明されているタイプのパラメー
タであって、次式で簡単に求められる:
ー(Small,P.A.により求められた):J.A
ppl.Chem.、3,71(1953)] Mw=分子量 d=25℃での密度。
る。例えば、融解点、沸点および相溶性の必要条件を満
たす限り、1974年4月に出版された“可塑剤”とい
うタイトルの『Federation Series
on Coatings Technology,Nn
it Twenty‐two』に列挙されたタイプの可
塑剤である。
フタル酸無水物エステルおよびトリメリット酸エステ
ル、さらにはN‐シクロヘキシル‐p‐トルエンスルホ
ンアミド、セバシン酸ジベンジル、ジエチレングリコー
ルジベンゾエート、ジ‐t‐オクチルフェニルエーテ
ル、ジプロパンジオールジベンゾエート、N‐エチル‐
p‐トルエンスルホンアミド、イソプロピリデンジフェ
ノキシプロパノール、アルキル化ナフタレン、ポリエチ
レングリコールジベンゾエート、o‐p‐トルエンスル
ホンアミド、トリメチルペンタンジオールジベンゾエー
トおよびトリメチルペンタンジオール・モノイソブチレ
ート・モノベンゾエートのような環状可塑剤である。
酸エステル類、アゼライン酸エステル類、クエン酸エス
テル類、アセチルクエン酸エステル類、ミリスチン酸エ
ステル類、リン酸エステル類、リシノレイン酸エステル
類、アセチルリシノレイン酸エステル類、セバシン酸エ
ステル類、ステアリン酸エステル類、エポキシ化エステ
ル類、さらに、1,4‐ブタンジオール・ジカプリレー
ト、ブトキシエチルペラルゴネート・ジ[(ブトキシエ
トキシ)エトキシル]メタン、ジブチルタータレート、
ジエチレングリコールジペラルゴネート、ジイソオクチ
ルジグリコレート、イソデシルノナノエート、テトラエ
チレングリコール・ジ(2‐エチル‐ブチレート、トリ
エチレングリコール・ジ(2‐エチル‐ヘキサノエー
ト)、トリエチレングリコールジペラルゴネートおよび
2,2,4‐トリメチル‐1,3‐ペンタンジオールジ
イソブチレートである。
びその他の形で、塩素化パラフィン、水素化ターフェニ
ル類、置換フェノール類、プロピレングリコール類、ポ
リプロピレングリコールエステル類、ポリエチレングリ
コールエステル類、メラミン類、エポキシ化大豆油類、
メラミン類、液状水素化アビエチン酸エステル類、エポ
キシトール酸エステル類、アルキルフタリルアルキルグ
リコレート類、スルホンアミド類、セバケートエステル
類、芳香族エポキシド類、脂肪族エポキシド類、液状ポ
リ(α‐メチルスチレン)、マレエートエステル類、メ
リテートエステル類、ベンゾエート類、ベンジルエステ
ル類、タータレート類、スクシネート類、イソフタレー
ト類、オルソフタレート類、ブチレート類、フマレート
類、グルタレート類、ジカプリレート類、ジベンゾエー
ト類およびジベンジルエステル類である。4から6個の
炭素原子を含むモノオレフィン、ジオレフィンと4から
6個の炭素原子を含むモノオレフィンとの混合物、さら
にはスチレンおよび/またはα‐メチルスチレンを含
む、そのような炭化水素および炭化水素混合物から誘導
される比較的低分子量の重合体と共重合体も利用できる
ことも認識すべきである。
酸、ジ安息香酸、アジピン酸、セバシン酸、ステアリン
酸、マレイン酸、酒石酸、コハク酸、酪酸、フマル酸お
よびグルタール酸のような、脂肪酸を含めて、カルボン
酸およびジカルボン酸と炭化水素ジオール、望ましくは
7から13個の炭素原子を含む飽和炭化水素ジオールと
の反応で合成される。
フェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、ジ
ブチルフェニルホスフェート、ジフェニルオクチルホス
フェート、メチルジフェニルホスフェート、トリブチル
ホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリ(2‐
ブトキシエチル)ホスフェート、トリ(2‐クロロエチ
ル)ホスフェート、トリ(2‐クロロプロピル)ホスフ
ェートおよびトリオクチルホスフェートである。
ぎのものである:ブチルオクチルフタレート、ブチル2
‐エチルヘキシルフタレート、ブチル・n‐オクチルフ
タレート、ジブチルフタレート、ジエチルフタレート、
ジイソデシルフタレート、ジメチルフタレート、ジオク
チルフタレート、ジ(2‐エチルヘキシル)フタレー
ト、ジイソオクチルフタレート、ジ‐トリデシルフタレ
ート、n‐ヘキシル・n‐デシルフタレート、n‐オク
チル・n‐デシルフタレート、アルキルベンジルフタレ
ート、ビス(4‐メチル‐1,2‐ペンチル)フタレー
ト、ブチルベンジルフタレート、ブチルシクロヘキシル
フタレート、ジ(2‐ブトキシエチル)フタレート、ジ
シクロヘキシル・イソデシルフタレート、ジシクロヘキ
シルフタレート、ジエチルイソフタレート、ジ‐n‐ヘ
プチルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジイソノニ
ルフタレート、ジ(2‐メトキシエチル)フタレート、
ジメチルイソフタレート、ジノニルフタレート、ジオク
チルフタレート、ジカプリルフタレート、ジ(2‐エチ
ルヘキシル)イソフタレート、混合ジオクチルフタレー
ト、ジフェニルフタレート、2‐(エチルヘキシル)イ
ソブチルフタレート、ブチルフタリルブチルグリコレー
ト、エチル(およびメチル)フタリルエチルグリコレー
ト、ポリプロピレングリコール・ビス(アミル)フタレ
ート、ヘキシルイソデシルフタレート、イソデシルトリ
デシルフタレートおよびイソオクチルイソデシルフタレ
ート。
ソオクチルトリメリテート、トリn‐オクチル・n‐デ
シルトリメリテート、オリオクチルトリメリテート、ト
リ(2‐エチルヘキシル)トリメリテート、トリ‐n‐
ヘキシル・n‐デシルトリメリテート、トリ‐n‐ヘキ
シルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート、
およびトリイソノニルトリメリテートである。
‐(2‐ブトキシエトキシ)エチル]アジペート、ジ
(2‐エチルヘキシル)アジペート、ジイソデシルアジ
ペート、ジオクチルアジペート(ジイソオクチルアジペ
ートを含む)、n‐ヘキシル・n‐デシルアジペート、
n‐オクチル・n‐デシルアジペート、ジ‐n‐ヘプチ
ルアジペートである。
バケート、ジ(2‐エチルヘキシル)セバケート、ジブ
トキシエチルセバケート、ジイソオクチルセバケートお
よびジイソプロピルセバケートである。
エチルヘキシル)アゼラエート、ジシクロヘキシルアゼ
ラエート、ジイソブチルアゼラエートおよびジイソオク
チルアゼラエートである。本発明の実施において、樹脂
の水稀釈成分、可塑剤、および若し使用されるなら凝集
溶媒は、その樹脂のカルボキシル基をアンモニアで中和
し、水と混合することにより水稀釈される。得られる分
散液または溶液は、たとえ起きるとしても認められる程
の沈殿を起こすことなしに、約25℃で少なくとも30
日の間、望ましくは365日以上の期間安定であると言
う特徴を一般に有することができる。
脂100重量部当たり約100から400部の水が用い
られる。ただ、普通、高粘度または低粘度のどちらの分
散液若しくは溶液が望まれるか、また高い固体含有量と
低い固体含有量のどちらが望まれるかにより、多量のま
たは少量の水が用いられる。水の量は、また、(若し用
いるなら)凝集溶媒および使用される可塑剤のタイプと
量に依存する。この水稀釈可能塗料組成物は水系分散液
若しくは溶液として木材、石材、各種プラスチックおよ
び各種金属のような適当な基材の上に塗料として塗布さ
れる。水、アンモニアおよび凝集溶媒は、普通、約20
℃から約100℃、望ましくは約25℃から約50℃の
範囲の温度でその塗料から蒸発され、凝集した樹脂と可
塑剤から成る実質的に水に不溶の塗膜が残る。一般に、
このような塗料は、感湿性を低下させるために、追加の
硬膜剤若しくは硬化剤の必要なしに調製し、塗布でき
る。
スのとれた親水性成分と疎水性成分を有し、望ましくは
さらに硬いセグメントと柔軟なセグメントのバランスを
有する特定の樹脂を合成し、そしてそのような樹脂を顔
料および相溶性可塑剤と組合せた水稀釈可能な組成物を
製造することにより、基材上に耐久性塗膜を形成させる
ことである。
が、それらは単に例示の目的であって、本発明の範囲若
しくはそれが実施される様式を制約すると考えるべきで
はない。特に断らない限り、部およびパーセントは重量
で与えられる。
7.8リットル)の反応器中でラテックスが合成され
た。この実験で用いられる反応器は軸流タービン型の撹
拌装置を備えており、190rpm(回転/分)で運転
された。緩衝溶液と単量体溶液をこの重合に使用するた
めに調製した。緩衝溶液は17.0キログラムの水を、
水酸化ナトリウムでpH3.0まで中和したリン酸エス
テル系界面活性剤の10%水溶液340グラム、ドデカ
ノール340グラム、酸性ピロリン酸ソーダ40.8グ
ラム、プライオライト(Pliolite:登録商標)
7104(シード重合体ラテックス)680グラムおよ
び過硫酸アンモニウム27.2グラムと混合して調製し
た。単量体溶液はスチレン7.07キログラム、ドデシ
ルメルカプタン13.6グラム、2‐ヘキシルアクリレ
ート6.12キログラム、アクリル酸272グラムおよ
びメタクリル酸136グラムを混合することによって調
製した。
緩衝溶液を装填した。次いで、この反応容器に単量体溶
液の20パーセントを装填した。この反応容器を135
oF(57℃)に加熱し、60分間重合を進行させた。
次いで、単量体溶液の残量を3時間かけて徐々に添加し
た。単量体溶液を全部添加してから、200mLの水中
に28%のンモニアの水溶液25グラムを含む溶液を添
加し、温度を165oF(74℃)に上げた。
を採取し、ラテックスの固体含有量を測定した。このラ
テックスの固体含有量は、重合の進行中に表1に示した
ように増加した。重合時間6時間後、固体含有量が43
%に達した時、28パーセントのアンモニア水溶液22
5グラムを添加した。重合時間10時間後、残存スチレ
ンのレベルは0.05パーセント以下に低下した。
終固体含有量約46%、pH約8.2、ブルックフィー
ルド粘度170センチポイズ(No.2スピンドルを使
用し、20rpmで測定)であり、そして残存スチレン
含有量は0.043%であった。
含んでいないペイントのような塗料調合物の調製に利用
する場合、素晴らしい組合せの性質を発揮する。事実、
この塗料調合物で調製された塗料は金属に対して素晴ら
しい接着性と素晴らしい可撓性を示した。このような塗
料調合物は、金属、木材およびコンクリートに適用した
場合、特に価値が高い。
可能な塗料組成物を調製した。これは、このラテックス
に0.1phr(樹脂100部当たりの部数)のサーフ
ィノール(Surfynol:登録商標)104湿潤剤
と0.05phrのバイク(Byk)020 消泡剤を混合
することにより行われた。この塗料組成物には揮発性有
機化合物は含まれていない。この塗料組成物で作られた
塗料は際立った可撓性を含めて木材塗装用として素晴ら
しい特性を有していることが確められた。
料組成物も調製した。これは、このラテックスに0.1
phrのサーフィノール104 湿潤剤、0.05phrの
バイク(Byk)020消泡剤、および安息香酸アンモ
ニウムの10%水溶液2.5phrを混合することによ
り行われた。この場合も、この塗料組成物には揮発性有
機化合物は含まれていない。この塗料組成物で作られた
塗料は金属に対して素晴らしい接着性と際立った可撓性
を示した。
約0.01phrから約0.8phrの湿潤剤と約0.
01phrから約0.1phrの消泡剤を単に混合する
ことにより調製できる。このような水稀釈可能な塗料調
合物は約0.06phrから約0.4phrの湿潤剤と
約0.02phrから約0.08phrの消泡剤を含ん
でいるのが望ましい。この塗料調合物が金属基材を塗装
するのに使用される場合には、それは一般に約1phr
から約5phrの安息香酸アンモニウムのような防錆剤
をも含んでいる。この防錆剤は約2phrから約3ph
rの範囲の水準で含まれているのが望ましい。
4.35kgの2‐エチルヘキシルアクリレートを含ん
でいる点を除いて、実施例1で説明した方法が用いられ
た。調製されたラテックスは、最終固体含有量45.5
%、pH約7.9,ブルックフィールド粘度80センチ
ポイズ(No.2スピンドルを使用し、20rpmで測
定)であり、そして残存スチレン含有量は0.0%であ
った。
稀釈可能な塗料組成物を調製した。これらの塗料調合物
は揮発性有機化合物を含まずに調製され、木材、金属お
よびコンクリート用の素晴らしい特性を有していた。得
られた塗膜は実施例1で得られた膜より硬く、より高い
レベルの光沢を示した。
化重合法を用いてラテックスを合成した。このような方
法は小規模ベースではうまく実行できるが、大規模操業
では推奨されない。用いられたこの方法で、52部のス
チレン、45部の2‐ヘキシルアクリレート、2部のア
クリル酸および1部のメタクリル酸を含む単量体混合物
が、リン酸エステル系界面活性剤(ガファックRE/4
00)とドデカノールの存在下、ラジカル発生剤として
過硫酸アンモニウムを用いて重合された。リン酸エステ
ルの10%溶液のpHは他の成分と混合する前に水酸化
ナトリウムで3.0に調整された。この調整により界面
活性剤と単量体成分の溶解度が決まり、さらに生成する
ラテックスの粒径が規定される。このラジカル重合は最
初125oF(52℃)の温度で行われ、数時間の重合
後に、この反応の完結を推進するために、温度を上げ
た。得られたラテックスのpHをアンモニアの添加によ
り8.5から9.0に調整し、高いラテックス安定性を
得た。このラテックスから作られたフィルムは柔軟で、
可撓性であり、かつ耐水性であった。
には種々の変更が可能である。本発明を例示する目的
で、一定の代表的実施態様とその詳細を示したが、この
技術分野の習熟者には、本発明の範囲から逸脱すること
なしに様々な変更と修正がなされ得ることは明らかであ
ろう。それ故、以下に付記される特許請求の範囲によっ
て規定されるような、十分に意図された本発明の範囲内
にあるであろう、説明された特定の実施態様の中で変更
がなされ得ることが理解されるべきである。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の、 (1)100重量パーセントの単量体を基に(a)約3
0から約70重量パーセントの芳香族ビニル単量体、
(b)約25から約65重量パーセントの2−エチルヘ
キシルアクリレート、(c)約1から約5重量パーセン
トのアクリル酸および(d)約0.4から約3重量パー
セントのメタクリル酸を含んでなる単量体混合物を約
3.5以下のpHで重合してラテックスを生成させる水
系ラジカル乳化重合工程にして、少なくとも一種のリン
酸エステル系界面活性剤約0.5から約4phmの存在
下、および約12以下の親水‐親油バランス価を有する
非イオン系界面活性剤、脂肪アルコール、およびエチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドとの共重合体であるポ
リオールより成る群から選ばれる少なくとも一種の水不
溶性の非イオン系界面活性剤約0.5から約4phmの
存在下で行われる該乳化重合工程;および(2)そのラ
テックスをアンモニアで約7から約10.5の範囲内の
pHまで中和して中和ラテックスを生成させる工程;を
含んでなる、水稀釈可能な塗料の製造に有用な中和ラテ
ックスの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法で製造された中和
ラテックス。 - 【請求項3】 (1)水;(2)100重量パーセント
の単量体を基に(a)約30から約70重量パーセント
の芳香族ビニル単量体、(b)約25から約65重量パ
ーセントの2−エチルヘキシルアクリレート、(c)約
1から約5重量パーセントのアクリル酸および(d)約
0.4から約3重量パーセントのメタクリル酸から誘導
される繰返単位を有する樹脂;(3)湿潤剤;および
(4)消泡剤から構成される水稀釈可能な塗料組成物。
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