JPH09124256A - 油圧式エレベータの油圧制御弁 - Google Patents
油圧式エレベータの油圧制御弁Info
- Publication number
- JPH09124256A JPH09124256A JP28286495A JP28286495A JPH09124256A JP H09124256 A JPH09124256 A JP H09124256A JP 28286495 A JP28286495 A JP 28286495A JP 28286495 A JP28286495 A JP 28286495A JP H09124256 A JPH09124256 A JP H09124256A
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- JP
- Japan
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- check valve
- hydraulic
- valve
- hydraulic control
- control valve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】逆止弁の受圧力を可変とし、非常停止ショック
を緩和した油圧制御弁を得る。 【解決手段】乗りかご１４，乗りかご１４を昇降させる
油圧ジャッキ１３，油圧ジャッキ１３に作動油を給排す
るポンプ１０，ポンプ１０を駆動する電動機，ポンプ１
０から吐出され、またはポンプ１０へ供給する作動油が
通過する油圧制御弁１と、油圧制御弁１内にパイロット
弁４ｃで駆動される逆止弁２を備えた油圧エレベータに
おいて、逆止弁２の受圧力を可変として、停電時等に起
こる非常停止ショックが小さく、安全で低コストの油圧
エレベータを得る。
を緩和した油圧制御弁を得る。 【解決手段】乗りかご１４，乗りかご１４を昇降させる
油圧ジャッキ１３，油圧ジャッキ１３に作動油を給排す
るポンプ１０，ポンプ１０を駆動する電動機，ポンプ１
０から吐出され、またはポンプ１０へ供給する作動油が
通過する油圧制御弁１と、油圧制御弁１内にパイロット
弁４ｃで駆動される逆止弁２を備えた油圧エレベータに
おいて、逆止弁２の受圧力を可変として、停電時等に起
こる非常停止ショックが小さく、安全で低コストの油圧
エレベータを得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧制御弁を備えた
油圧式エレベータに係り、特に、作動油流量をモータ回
転数で制御するインバータ制御油圧式エレベータに関す
る。
油圧式エレベータに係り、特に、作動油流量をモータ回
転数で制御するインバータ制御油圧式エレベータに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】油圧式エレベータの速度制御方法は、特
開昭57−81073号，特開昭64−2982 号公報に示されるよ
うに、インバータによってモータの回転数を制御し、作
動油流量を制御する方法が広く用いられている。このイ
ンバータ制御の油圧式エレベータには、停電時などの非
常停止時に、乗りかごの停止ショックを緩和すると同時
に、制動距離を調整する方法が特願平2−275978 号明細
書により発明されている。これによれば、逆止弁の制御
をするパイロット弁に、可変の減速調整絞りを設けて、
非常停止ショックと制動距離の調整を行っている。
開昭57−81073号，特開昭64−2982 号公報に示されるよ
うに、インバータによってモータの回転数を制御し、作
動油流量を制御する方法が広く用いられている。このイ
ンバータ制御の油圧式エレベータには、停電時などの非
常停止時に、乗りかごの停止ショックを緩和すると同時
に、制動距離を調整する方法が特願平2−275978 号明細
書により発明されている。これによれば、逆止弁の制御
をするパイロット弁に、可変の減速調整絞りを設けて、
非常停止ショックと制動距離の調整を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧制御弁は、
非常停止ショックを調整する減速調整絞りに精密な加工
を要し、この加工が高コストである。また、製品のシリ
ーズを拡大するため、油圧作動油をより高圧，小流量で
使用する場合、減速調整絞り、及び油圧制御弁全体をよ
り精密，微細な加工をする必要がある。これはコスト上
困難である。
非常停止ショックを調整する減速調整絞りに精密な加工
を要し、この加工が高コストである。また、製品のシリ
ーズを拡大するため、油圧作動油をより高圧，小流量で
使用する場合、減速調整絞り、及び油圧制御弁全体をよ
り精密，微細な加工をする必要がある。これはコスト上
困難である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、逆止弁
を制御する力を、弁の閉じ始めには小さくし、逆止弁の
全閉近くでは大きくする事により、逆止弁の閉じる速度
をストロークに応じて変化させた事にある。
を制御する力を、弁の閉じ始めには小さくし、逆止弁の
全閉近くでは大きくする事により、逆止弁の閉じる速度
をストロークに応じて変化させた事にある。
【０００５】逆止弁が閉じるときに受ける力を変化させ
る事により、逆止弁全開付近では速やかに動作して停止
距離を制限すると共に、全閉間際には逆止弁の動作速度
を遅くして停止ショックを緩和させる事が出来る。
る事により、逆止弁全開付近では速やかに動作して停止
距離を制限すると共に、全閉間際には逆止弁の動作速度
を遅くして停止ショックを緩和させる事が出来る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１，
図３に説明する。かご１４が下降するには、パイロット
弁４を励磁し、パイロット室の作動油の圧力が高まり逆
止弁ロッドスリーブ８，逆止弁ロッド７を押し、逆止弁
２を開弁する。ここで、モータ１１に駆動されたポンプ
１０により、油圧ジャッキ１３内の油圧作動油が配管１
２を通ってタンクに排出される。
図３に説明する。かご１４が下降するには、パイロット
弁４を励磁し、パイロット室の作動油の圧力が高まり逆
止弁ロッドスリーブ８，逆止弁ロッド７を押し、逆止弁
２を開弁する。ここで、モータ１１に駆動されたポンプ
１０により、油圧ジャッキ１３内の油圧作動油が配管１
２を通ってタンクに排出される。
【０００７】ここで、乗りかご１４が下降中に停電等が
起こり、非常停止になると、パイロット弁４ａ，４ｂが
閉じる。パイロット弁４ｃは、コンデンサ等により乗り
かご停止まで励磁状態を保持する。すると、パイロット
室の作動油がパイロット弁４ｃを通って排出され、逆止
弁２が閉じ、乗りかご１４が停止する。
起こり、非常停止になると、パイロット弁４ａ，４ｂが
閉じる。パイロット弁４ｃは、コンデンサ等により乗り
かご停止まで励磁状態を保持する。すると、パイロット
室の作動油がパイロット弁４ｃを通って排出され、逆止
弁２が閉じ、乗りかご１４が停止する。
【０００８】このとき、逆止弁ロッドスリーブ８の移動
距離を、逆止弁ロッド７の移動距離より短くなるように
する。すると、逆止弁ロッド７のパイロット受圧面積が
逆止弁ロッドスリーブ８の受圧面積より小さいので、先
に逆止弁ロッド７が閉弁方向に動き出して逆止弁ロット
スリーブ８を押し、その後、逆止弁ロッドスリーブ８と
一体となって閉弁方向に動く。よって、逆止弁２のパイ
ロット室から受ける力は、逆止弁２が閉じはじめるとき
小さく、全閉付近では大きくなる。これより、非常停止
時に、逆止弁２は閉じはじめには速やかに動き、全閉直
前には動作が緩やかになり、乗りかご１４の非常停止シ
ョックが緩和される。
距離を、逆止弁ロッド７の移動距離より短くなるように
する。すると、逆止弁ロッド７のパイロット受圧面積が
逆止弁ロッドスリーブ８の受圧面積より小さいので、先
に逆止弁ロッド７が閉弁方向に動き出して逆止弁ロット
スリーブ８を押し、その後、逆止弁ロッドスリーブ８と
一体となって閉弁方向に動く。よって、逆止弁２のパイ
ロット室から受ける力は、逆止弁２が閉じはじめるとき
小さく、全閉付近では大きくなる。これより、非常停止
時に、逆止弁２は閉じはじめには速やかに動き、全閉直
前には動作が緩やかになり、乗りかご１４の非常停止シ
ョックが緩和される。
【０００９】図２は、第二の実施例を示している。圧縮
されて逆止弁ロッド７を逆止弁２の開方向に押している
逆止弁ロッドばね６ａは、ばね単位長さ当りの巻き数を
変化させてあり、ばねの圧縮量が小さい場合はばね定数
が小さく、圧縮量が大きい場合はばね定数が大きくな
る。よって、非常停止時に、逆止弁２の動作が、閉じは
じめには速やかであるが、全閉付近になると緩やかにな
る。この効果は、ばね６ｂに同様のばねを用いた場合
も、同じ効果が得られる。
されて逆止弁ロッド７を逆止弁２の開方向に押している
逆止弁ロッドばね６ａは、ばね単位長さ当りの巻き数を
変化させてあり、ばねの圧縮量が小さい場合はばね定数
が小さく、圧縮量が大きい場合はばね定数が大きくな
る。よって、非常停止時に、逆止弁２の動作が、閉じは
じめには速やかであるが、全閉付近になると緩やかにな
る。この効果は、ばね６ｂに同様のばねを用いた場合
も、同じ効果が得られる。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば非常停止ショックを緩和
する油圧制御弁を低コストで得られる。
する油圧制御弁を低コストで得られる。
【図１】逆止弁のパイロット受圧面積を可変とした油圧
制御弁の系統図。
制御弁の系統図。
【図２】逆止弁ロッドばねに、ばね巻き数を変化させた
ものを用いた場合の制御弁の系統図。
ものを用いた場合の制御弁の系統図。
【図３】油圧式エレベータの系統図。
１…油圧制御弁本体、２…逆止弁、３ａ，３ｂ…ポー
ト、４ａ，４ｂ，４ｃ…パイロット弁、５…絞り、６
ａ，６ｂ…ばね、７…逆止弁ロッド、８…逆止弁ロッド
スリーブ、９…タンク、１０…ポンプ、１１…モータ、
１２…配管、１３…油圧ジャッキ、１４…乗りかご。
ト、４ａ，４ｂ，４ｃ…パイロット弁、５…絞り、６
ａ，６ｂ…ばね、７…逆止弁ロッド、８…逆止弁ロッド
スリーブ、９…タンク、１０…ポンプ、１１…モータ、
１２…配管、１３…油圧ジャッキ、１４…乗りかご。
Claims (3)
- 【請求項１】乗りかご，前記乗りかごを昇降させる油圧
ジャッキ，前記油圧ジャッキに作動油を給排するポン
プ，前記ポンプを駆動する電動機，前記ポンプから吐出
され、または前記ポンプへ供給する作動油が通過する油
圧制御弁を備えた油圧式エレベータにおいて、前記油圧
制御弁内に逆止弁と、前記逆止弁を制御するパイロット
弁とを備え、前記逆止弁のストロークにより前記逆止弁
の閉じ方向へ作用する力が変化することを特徴とする油
圧式エレベータの油圧制御弁。 - 【請求項２】請求項１において、前記逆止弁を制御する
パイロット室のパイロット圧受圧面積が、前記逆止弁の
ストロークにより変化し、前記パイロット弁の作動油流
量が前記逆止弁の位置により変化する油圧式エレベータ
の油圧制御弁。 - 【請求項３】請求項１において、前記逆止弁を開く方向
に作用するばねが、単位長さ当たりの巻き数が一定では
なく、ばね定数が逆止弁全開付近では小さく、前記逆止
弁が全閉付近では大きくなる油圧式エレベータの油圧制
御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28286495A JPH09124256A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 油圧式エレベータの油圧制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28286495A JPH09124256A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 油圧式エレベータの油圧制御弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09124256A true JPH09124256A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17658076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28286495A Pending JPH09124256A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 油圧式エレベータの油圧制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09124256A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6742629B2 (en) * | 2000-07-03 | 2004-06-01 | Wittur Ag | Valve control unit for a hydraulic elevator |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28286495A patent/JPH09124256A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6742629B2 (en) * | 2000-07-03 | 2004-06-01 | Wittur Ag | Valve control unit for a hydraulic elevator |
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