JPH09123382A - 製版レーザー駆動装置 - Google Patents
製版レーザー駆動装置Info
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- JPH09123382A JPH09123382A JP28206295A JP28206295A JPH09123382A JP H09123382 A JPH09123382 A JP H09123382A JP 28206295 A JP28206295 A JP 28206295A JP 28206295 A JP28206295 A JP 28206295A JP H09123382 A JPH09123382 A JP H09123382A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザーダイオードのレーザードライブ電流
に対するレーザー光の出力特性を直線的にすることがで
きる製版レーザー駆動装置の提供を目的とする。 【解決手段】 この製版レーザー駆動装置は、光学レン
ズにより導かれたレーザー光の光路上でレーザー光を分
岐させるアナモルフィックプリズム12と、アナモルフ
ィックプリズム12により分岐されたレーザー光の光量
を検出して所定の信号を出力するフォトダイオード14
と、フォトダイオード14から出力される信号レベルと
製版データのレベルとを比較するコンパレータ2とを設
け、フォトダイオード14から出力される信号レベルと
製版データのレベルとを常に比較してレーザードライブ
信号をコントロールする。
に対するレーザー光の出力特性を直線的にすることがで
きる製版レーザー駆動装置の提供を目的とする。 【解決手段】 この製版レーザー駆動装置は、光学レン
ズにより導かれたレーザー光の光路上でレーザー光を分
岐させるアナモルフィックプリズム12と、アナモルフ
ィックプリズム12により分岐されたレーザー光の光量
を検出して所定の信号を出力するフォトダイオード14
と、フォトダイオード14から出力される信号レベルと
製版データのレベルとを比較するコンパレータ2とを設
け、フォトダイオード14から出力される信号レベルと
製版データのレベルとを常に比較してレーザードライブ
信号をコントロールする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、製版装
置におけるレーザードライブに用いて好適な製版レーザ
ー駆動装置に関する。
置におけるレーザードライブに用いて好適な製版レーザ
ー駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、特開平2−1392
38号公報に記載されているような電子グラビア印刷シ
ステムがあった。
38号公報に記載されているような電子グラビア印刷シ
ステムがあった。
【0003】電子グラビア印刷システムにおいて、ま
ず、製版装置による製版工程では、この版シートを版胴
の外周に巻き付けて高速で回転させながら、版胴の軸方
向に往復動される半導体レーザーのレーザービームによ
って刻み込むことにより、版シートの表面に写真等の凹
凸による画像データを製版する。
ず、製版装置による製版工程では、この版シートを版胴
の外周に巻き付けて高速で回転させながら、版胴の軸方
向に往復動される半導体レーザーのレーザービームによ
って刻み込むことにより、版シートの表面に写真等の凹
凸による画像データを製版する。
【0004】次に、印刷装置による印刷工程では、前の
製版工程で製版された版シートを印刷装置の版胴の外周
に再び巻き付ける。そして、版胴を高速で回転させなが
ら、版シートの凹凸による画像データに、インキタンク
から供給されるインキを含んだインキロールによってイ
ンキを塗布すると共に、被印刷物である記録紙を従動す
る圧胴によって版シートの表面に圧着させながら高速で
送るようにして、記録紙の表面に写真等の画像を高速で
印刷する。
製版工程で製版された版シートを印刷装置の版胴の外周
に再び巻き付ける。そして、版胴を高速で回転させなが
ら、版シートの凹凸による画像データに、インキタンク
から供給されるインキを含んだインキロールによってイ
ンキを塗布すると共に、被印刷物である記録紙を従動す
る圧胴によって版シートの表面に圧着させながら高速で
送るようにして、記録紙の表面に写真等の画像を高速で
印刷する。
【0005】このような製版装置に用いる製版レーザー
駆動装置として、以下のようなものがあった。図6は、
従来の製版レーザー駆動装置の要部構成を示す図であ
る。この製版レーザー駆動装置では光学レンズ系の説明
を省略している。まずこの製版レーザー駆動装置の構成
を説明する。この製版レーザー駆動装置は、端子60
と、パルス幅変調(PWM)回路61と、パワートラン
ジスタ62と、レーザーダイオード63と、抵抗器64
とを有する。
駆動装置として、以下のようなものがあった。図6は、
従来の製版レーザー駆動装置の要部構成を示す図であ
る。この製版レーザー駆動装置では光学レンズ系の説明
を省略している。まずこの製版レーザー駆動装置の構成
を説明する。この製版レーザー駆動装置は、端子60
と、パルス幅変調(PWM)回路61と、パワートラン
ジスタ62と、レーザーダイオード63と、抵抗器64
とを有する。
【0006】次に接続関係を説明する。端子60はパル
ス幅変調(PWM)回路61の入力側と接続される。パ
ルス幅変調(PWM)回路61の出力側はパワートラン
ジスタ62のベースと接続される。レーザーダイオード
63のアノードは電源VCCと接続される。レーザーダ
イオード63のカソードはパワートランジスタ62のコ
レクタと接続される。パワートランジスタ62のエミッ
タは抵抗器64の一端と接続される。抵抗器64の他端
はアースと接続される。
ス幅変調(PWM)回路61の入力側と接続される。パ
ルス幅変調(PWM)回路61の出力側はパワートラン
ジスタ62のベースと接続される。レーザーダイオード
63のアノードは電源VCCと接続される。レーザーダ
イオード63のカソードはパワートランジスタ62のコ
レクタと接続される。パワートランジスタ62のエミッ
タは抵抗器64の一端と接続される。抵抗器64の他端
はアースと接続される。
【0007】次に動作を説明する。図示しない製版デー
タ供給源から製版データが端子60に供給される。端子
60に供給された製版データeはパルス幅変調(PW
M)回路61に供給される。パルス幅変調(PWM)回
路61は製版データeの振幅に応じたパルス幅を有する
パルス幅変調信号sを出力する。パルス幅変調信号sは
パワートランジスタ62に供給される。パワートランジ
スタ62は、このパルス幅変調信号sがハイレベルのと
きにオンとなり、電源VCCからレーザーダイオード6
3、パワートランジスタ62、抵抗器64を介してアー
スに至る経路でレーザードライブ電流を流して、レーザ
ーダイオード63からレーザー光Lを発光させる。ま
た、パワートランジスタ62は、このパルス幅変調信号
sがローレベルのときにオフとなり、レーザードライブ
電流が流れないので、レーザーダイオード63は消灯す
る。
タ供給源から製版データが端子60に供給される。端子
60に供給された製版データeはパルス幅変調(PW
M)回路61に供給される。パルス幅変調(PWM)回
路61は製版データeの振幅に応じたパルス幅を有する
パルス幅変調信号sを出力する。パルス幅変調信号sは
パワートランジスタ62に供給される。パワートランジ
スタ62は、このパルス幅変調信号sがハイレベルのと
きにオンとなり、電源VCCからレーザーダイオード6
3、パワートランジスタ62、抵抗器64を介してアー
スに至る経路でレーザードライブ電流を流して、レーザ
ーダイオード63からレーザー光Lを発光させる。ま
た、パワートランジスタ62は、このパルス幅変調信号
sがローレベルのときにオフとなり、レーザードライブ
電流が流れないので、レーザーダイオード63は消灯す
る。
【0008】レーザーダイオード63から発光されたレ
ーザー光Lは、図示しないポリゴンミラーにより偏向さ
れて、主走査方向に回転する版胴に巻き付けられた版シ
ート上に照射される。そして、図示しない移動手段によ
り版胴の回転軸方向である副走査方向にレーザーダイオ
ード63を移動させて次のラインの製版を行い、順次各
ラインの製版を行う。これにより、版シート上に所定の
製版データに応じた凹部によるドットを構成することが
できる。
ーザー光Lは、図示しないポリゴンミラーにより偏向さ
れて、主走査方向に回転する版胴に巻き付けられた版シ
ート上に照射される。そして、図示しない移動手段によ
り版胴の回転軸方向である副走査方向にレーザーダイオ
ード63を移動させて次のラインの製版を行い、順次各
ラインの製版を行う。これにより、版シート上に所定の
製版データに応じた凹部によるドットを構成することが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の製版レーザー駆動装置においては、レーザーダイ
オードのレーザードライブ電流に対するレーザー光の出
力特性が、レーザー光として使用できない自然発光領域
からレーザー光として使用するレーザー領域に至るまで
の間で変曲点があり、直線的でないため、コントロール
し難く、特に、レーザーダイオードの高速駆動が難しい
という不都合があった。
従来の製版レーザー駆動装置においては、レーザーダイ
オードのレーザードライブ電流に対するレーザー光の出
力特性が、レーザー光として使用できない自然発光領域
からレーザー光として使用するレーザー領域に至るまで
の間で変曲点があり、直線的でないため、コントロール
し難く、特に、レーザーダイオードの高速駆動が難しい
という不都合があった。
【0010】また、パルス幅変調(PWM)回路を用い
て、疑似的に中間階調の製版ドットを得ることができる
が、高階調の製版ドットを得る場合には、高精細度の製
版ドットを得ることが難しいという不都合があった。
て、疑似的に中間階調の製版ドットを得ることができる
が、高階調の製版ドットを得る場合には、高精細度の製
版ドットを得ることが難しいという不都合があった。
【0011】この発明は、このような点を考慮してなさ
れたものであり、レーザーダイオードのレーザードライ
ブ電流に対するレーザー光の出力特性を直線的にするこ
とができる製版レーザー駆動装置の提供を目的とする。
れたものであり、レーザーダイオードのレーザードライ
ブ電流に対するレーザー光の出力特性を直線的にするこ
とができる製版レーザー駆動装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の製版レーザー
駆動装置は、製版データ供給源から供給される製版デー
タを所定増幅率で増幅してレーザードライブ信号を出力
するアンプと、アンプから出力されたレーザードライブ
信号により高出力のレーザー光を発光するレーザーダイ
オードと、レーザー光を所定の光路に導く光学レンズと
を備え、光学レンズにより導かれたレーザー光を版シー
ト上に集光させて版シート上に製版データに対応した凹
部を形成する製版レーザー駆動装置において、光学レン
ズにより導かれたレーザー光の光路上でレーザー光を分
岐させる分岐手段と、分岐手段により分岐されたレーザ
ー光の光量を検出して所定の信号を出力する検出手段
と、検出手段から出力される信号レベルと製版データの
レベルとを比較する比較手段とを設け、検出手段から出
力される信号レベルと製版データのレベルとを常に比較
してレーザードライブ信号をコントロールすることによ
り、製版データに対するレーザー光の出力特性が直線的
になるようにしたものである。
駆動装置は、製版データ供給源から供給される製版デー
タを所定増幅率で増幅してレーザードライブ信号を出力
するアンプと、アンプから出力されたレーザードライブ
信号により高出力のレーザー光を発光するレーザーダイ
オードと、レーザー光を所定の光路に導く光学レンズと
を備え、光学レンズにより導かれたレーザー光を版シー
ト上に集光させて版シート上に製版データに対応した凹
部を形成する製版レーザー駆動装置において、光学レン
ズにより導かれたレーザー光の光路上でレーザー光を分
岐させる分岐手段と、分岐手段により分岐されたレーザ
ー光の光量を検出して所定の信号を出力する検出手段
と、検出手段から出力される信号レベルと製版データの
レベルとを比較する比較手段とを設け、検出手段から出
力される信号レベルと製版データのレベルとを常に比較
してレーザードライブ信号をコントロールすることによ
り、製版データに対するレーザー光の出力特性が直線的
になるようにしたものである。
【0013】この発明の製版レーザー駆動装置によれば
以下の作用をする。ガンマ変換回路からレーザードライ
バの入力端子にガンマ補正された製版データが供給され
る。この製版データは比較手段としてのコンパレータの
非反転入力端子(+)に供給される。コンパレータは反
転入力端子(−)の信号レベルと非反転入力端子(+)
の信号レベルとを比較して両者の差が「0」になるよう
に信号を出力する。コンパレータの出力信号はアンプに
供給される。アンプは、コンパレータの出力信号を製版
に要するレーザードライブ電流まで増幅する。
以下の作用をする。ガンマ変換回路からレーザードライ
バの入力端子にガンマ補正された製版データが供給され
る。この製版データは比較手段としてのコンパレータの
非反転入力端子(+)に供給される。コンパレータは反
転入力端子(−)の信号レベルと非反転入力端子(+)
の信号レベルとを比較して両者の差が「0」になるよう
に信号を出力する。コンパレータの出力信号はアンプに
供給される。アンプは、コンパレータの出力信号を製版
に要するレーザードライブ電流まで増幅する。
【0014】レーザードライブ電流はレーザーダイオー
ドに供給される。レーザーダイオードは、レーザードラ
イブ電流に対応して、製版に要するレーザーパワーを有
するレーザービームを発光する。レーザーダイオード
は、特性上において変曲点があり、この変曲点以前の自
然発光レベルの光出力は製版に使用されず、変曲点以降
のレーザービーム領域の高レベルの光出力が製版に使用
される。
ドに供給される。レーザーダイオードは、レーザードラ
イブ電流に対応して、製版に要するレーザーパワーを有
するレーザービームを発光する。レーザーダイオード
は、特性上において変曲点があり、この変曲点以前の自
然発光レベルの光出力は製版に使用されず、変曲点以降
のレーザービーム領域の高レベルの光出力が製版に使用
される。
【0015】レーザーダイオードから発光されたレーザ
ービームはガラス板で拡散される。ガラス板で拡散され
たレーザービームはコリメータレンズに入射される。コ
リメータレンズは、ガラス板で拡散されたレーザービー
ムを光軸方向の平行光にする。
ービームはガラス板で拡散される。ガラス板で拡散され
たレーザービームはコリメータレンズに入射される。コ
リメータレンズは、ガラス板で拡散されたレーザービー
ムを光軸方向の平行光にする。
【0016】コリメータレンズで平行光にされたレーザ
ービームはアナモルフィックプリズムの第1の三角プリ
ズムに入射される。第1の三角プリズムは、入射された
レーザービームを入射面で屈折させて透過させる。第1
の三角プリズムで透過されたレーザービームは分岐手段
としての第2の三角プリズムに入射される。第2の三角
プリズムは、入射されたレーザービームを入射面で屈折
させて透過させると共に、入射面で反射させる。アナモ
ルフィックプリズムを用いたのは、版胴の回転軸方向、
つまり、副走査方向のレーザービームの焦点の幅を調整
するため、およびレーザービームを透過光と反射光に分
岐するためである。
ービームはアナモルフィックプリズムの第1の三角プリ
ズムに入射される。第1の三角プリズムは、入射された
レーザービームを入射面で屈折させて透過させる。第1
の三角プリズムで透過されたレーザービームは分岐手段
としての第2の三角プリズムに入射される。第2の三角
プリズムは、入射されたレーザービームを入射面で屈折
させて透過させると共に、入射面で反射させる。アナモ
ルフィックプリズムを用いたのは、版胴の回転軸方向、
つまり、副走査方向のレーザービームの焦点の幅を調整
するため、およびレーザービームを透過光と反射光に分
岐するためである。
【0017】第2の三角プリズムで透過されたレーザー
ビームは、透過光軸方向の対物レンズに入射される。対
物レンズは、所定の焦点で版シート上にレーザービーム
が照射されるように、平行光のレーザービームを集光さ
せる。ガラス板は対物レンズの保護用である。
ビームは、透過光軸方向の対物レンズに入射される。対
物レンズは、所定の焦点で版シート上にレーザービーム
が照射されるように、平行光のレーザービームを集光さ
せる。ガラス板は対物レンズの保護用である。
【0018】第2の三角プリズムで反射されたレーザー
ビームは、反射光軸方向の検出手段としてのフォトダイ
オードに入射される。フォトダイオードは受光した光を
光電変換して受光電流を出力する。モニタ電流の増加に
対して直線的に光出力を出力する。つまり、反射光軸方
向のレーザービームを受光して、この受光した光入力に
対して直線的に受光電流を出力する。
ビームは、反射光軸方向の検出手段としてのフォトダイ
オードに入射される。フォトダイオードは受光した光を
光電変換して受光電流を出力する。モニタ電流の増加に
対して直線的に光出力を出力する。つまり、反射光軸方
向のレーザービームを受光して、この受光した光入力に
対して直線的に受光電流を出力する。
【0019】フォトダイオードから出力される受光電流
はコンパレータの反転入力端子に供給される。コンパレ
ータは反転入力端子に供給される製版データの信号レベ
ルと非反転入力端子に供給される受光電流の信号レベル
とを比較して両者の差が「0」になるように信号を出力
する。
はコンパレータの反転入力端子に供給される。コンパレ
ータは反転入力端子に供給される製版データの信号レベ
ルと非反転入力端子に供給される受光電流の信号レベル
とを比較して両者の差が「0」になるように信号を出力
する。
【0020】つまり、この装置では、入力される製版デ
ータの信号レベルとフォトダイオードから出力される受
光電流の信号レベルとが等しくなるように、常時フィー
ドバックされて、レーザーダイオードが駆動される。こ
の製版レーザー駆動装置の入出力特性は、製版データの
信号レベルの増加に対して光出力の信号レベルが直線的
に増加するようになる。特に、「0」レベルからの入力
に対して自然発光領域からレーザー領域まで直線的に出
力を得ることができるので、レーザーダイオードのコン
トロールを簡単に行うことができる。これにより、製版
を高速かつ容易に行うことができる。
ータの信号レベルとフォトダイオードから出力される受
光電流の信号レベルとが等しくなるように、常時フィー
ドバックされて、レーザーダイオードが駆動される。こ
の製版レーザー駆動装置の入出力特性は、製版データの
信号レベルの増加に対して光出力の信号レベルが直線的
に増加するようになる。特に、「0」レベルからの入力
に対して自然発光領域からレーザー領域まで直線的に出
力を得ることができるので、レーザーダイオードのコン
トロールを簡単に行うことができる。これにより、製版
を高速かつ容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】まず、本実施例の説明をする前
に、本実施例を用いた製版装置について説明する。図2
は、本実施例の製版レーザー駆動装置を用いた製版装置
の構成を示すブロック図である。まず、この例の製版装
置の構成を説明する。この例の製版装置は、版胴18
と、版シート19と、ロータリーエンコーダ20と、版
胴回転用モータ21と、高出力半導体レーザー22と、
レーザーブロック移動用モータ23と、ボールねじ24
と、製版位置検出回路26と、CPU27と、データR
AM28と、画像データレジスタ29と、ガンマ変換回
路30と、レーザードライバ4とを有する。ここで、レ
ーザードライバ4と、高出力半導体レーザー22とで本
実施例の製版データ駆動装置を構成する。
に、本実施例を用いた製版装置について説明する。図2
は、本実施例の製版レーザー駆動装置を用いた製版装置
の構成を示すブロック図である。まず、この例の製版装
置の構成を説明する。この例の製版装置は、版胴18
と、版シート19と、ロータリーエンコーダ20と、版
胴回転用モータ21と、高出力半導体レーザー22と、
レーザーブロック移動用モータ23と、ボールねじ24
と、製版位置検出回路26と、CPU27と、データR
AM28と、画像データレジスタ29と、ガンマ変換回
路30と、レーザードライバ4とを有する。ここで、レ
ーザードライバ4と、高出力半導体レーザー22とで本
実施例の製版データ駆動装置を構成する。
【0022】次に、接続関係を説明する。大円筒形の版
胴18と小円筒形のボールねじ24は、図示しない基台
上に、図示しない支持部材により水平且つ平行に回転可
能に支持されている。版胴18の一端部には版胴回転用
モーター21が版胴18に回転力を伝達可能に設けられ
ている。版胴18の他端部にはロータリーエンコーダ2
0が版胴18の回転信号を出力可能に設けられている。
ボールねじ24の一端部にはレーザーブロック移動用モ
ーター23がボールねじ24に回転力を伝達可能に設け
られている。ボールねじ24上には高出力半導体レーザ
ー22がボールねじ24の回転によりレーザーブロック
移動方向25に移動可能に設けられている。
胴18と小円筒形のボールねじ24は、図示しない基台
上に、図示しない支持部材により水平且つ平行に回転可
能に支持されている。版胴18の一端部には版胴回転用
モーター21が版胴18に回転力を伝達可能に設けられ
ている。版胴18の他端部にはロータリーエンコーダ2
0が版胴18の回転信号を出力可能に設けられている。
ボールねじ24の一端部にはレーザーブロック移動用モ
ーター23がボールねじ24に回転力を伝達可能に設け
られている。ボールねじ24上には高出力半導体レーザ
ー22がボールねじ24の回転によりレーザーブロック
移動方向25に移動可能に設けられている。
【0023】ロータリーエンコーダ20は製版位置検出
回路26と接続されている。製版位置検出回路26はC
PU27と接続されている。また、製版位置検出回路2
6は画像データレジスタ29と接続されている。データ
RAM28はCPU27と接続されている。CPU27
は画像データレジスタ29と接続されている。画像デー
タレジスタ29はガンマ変換回路30と接続されてい
る。ガンマ変換回路30はレーザードライバ4と接続さ
れている。レーザードライバ4は高出力半導体レーザー
22と接続されている。
回路26と接続されている。製版位置検出回路26はC
PU27と接続されている。また、製版位置検出回路2
6は画像データレジスタ29と接続されている。データ
RAM28はCPU27と接続されている。CPU27
は画像データレジスタ29と接続されている。画像デー
タレジスタ29はガンマ変換回路30と接続されてい
る。ガンマ変換回路30はレーザードライバ4と接続さ
れている。レーザードライバ4は高出力半導体レーザー
22と接続されている。
【0024】このように構成された製版装置の動作を以
下に説明する。版胴18の外周面にはポリエチレン樹脂
などの熱可塑性樹脂よりなる版シート19が巻き付けら
れている。版胴回転用モーター21によって版胴18を
回転駆動させると、版胴18の外周面に巻き付けられて
いる版シート19が回転する。
下に説明する。版胴18の外周面にはポリエチレン樹脂
などの熱可塑性樹脂よりなる版シート19が巻き付けら
れている。版胴回転用モーター21によって版胴18を
回転駆動させると、版胴18の外周面に巻き付けられて
いる版シート19が回転する。
【0025】版胴18を回転駆動させると、ロータリー
エンコーダ20が回転信号として基準パルスaおよび絶
対位置信号bを出力する。この基準パルスaは、版胴1
8の1回転につき「2の16乗」個のパルスである。絶
対位置信号bは版胴18の1回転につき1個のパルスで
ある。
エンコーダ20が回転信号として基準パルスaおよび絶
対位置信号bを出力する。この基準パルスaは、版胴1
8の1回転につき「2の16乗」個のパルスである。絶
対位置信号bは版胴18の1回転につき1個のパルスで
ある。
【0026】基準パルスaおよび絶対位置信号bは製版
位置検出回路26に供給される。製版位置検出回路26
は基準パルスaおよび絶対位置信号bに基づいて製版タ
イミング信号qおよ基準位置信号cを生成する。製版タ
イミング信号qは基準パルスaをカウントアップするこ
とによって生成される。基準位置信号cは予め定められ
た絶対位置を版胴の基準位置として使用するための信号
であって絶対位置信号bから生成される。
位置検出回路26に供給される。製版位置検出回路26
は基準パルスaおよび絶対位置信号bに基づいて製版タ
イミング信号qおよ基準位置信号cを生成する。製版タ
イミング信号qは基準パルスaをカウントアップするこ
とによって生成される。基準位置信号cは予め定められ
た絶対位置を版胴の基準位置として使用するための信号
であって絶対位置信号bから生成される。
【0027】製版タイミング信号qはCPU27と画像
データレジスタ29に供給される。基準位置信号cはC
PU27において版胴18の回転位置信号として用いら
れる。製版タイミング信号qのタイミングでCPU27
の命令によりデータRAM28から画像データの読み出
しが行われる。製版タイミング信号qのタイミングでC
PU27の命令により画像データは画像データレジスタ
29に書き込まれる。
データレジスタ29に供給される。基準位置信号cはC
PU27において版胴18の回転位置信号として用いら
れる。製版タイミング信号qのタイミングでCPU27
の命令によりデータRAM28から画像データの読み出
しが行われる。製版タイミング信号qのタイミングでC
PU27の命令により画像データは画像データレジスタ
29に書き込まれる。
【0028】そして、次の製版タイミング信号qのタイ
ミングで画像データレジスタ29から読み出された画像
データはガンマ変換回路30に供給される。ガンマ変換
回路30は画像の濃淡特性と印刷の濃度特性とのズレを
補正する。ガンマ変換された製版データはレーザードラ
イバ4に供給される。レーザードライバ4は製版データ
に基づいてレーザー駆動信号を生成する。レーザー駆動
信号は高出力半導体レーザー22に供給される。高出力
半導体レーザー22は画像の濃淡に応じて駆動される。
画像の濃淡は、レーザーによって形成される製版凹み3
2の大きさを変化させるか、または製版凹み32の深さ
を変化させるかによって表現できる。
ミングで画像データレジスタ29から読み出された画像
データはガンマ変換回路30に供給される。ガンマ変換
回路30は画像の濃淡特性と印刷の濃度特性とのズレを
補正する。ガンマ変換された製版データはレーザードラ
イバ4に供給される。レーザードライバ4は製版データ
に基づいてレーザー駆動信号を生成する。レーザー駆動
信号は高出力半導体レーザー22に供給される。高出力
半導体レーザー22は画像の濃淡に応じて駆動される。
画像の濃淡は、レーザーによって形成される製版凹み3
2の大きさを変化させるか、または製版凹み32の深さ
を変化させるかによって表現できる。
【0029】版シート19を低速で定速回転させた状態
で、版シート19の表面に高出力半導体レーザー22か
らのレーザー光を照射することによって画像に即した製
版凹部が形成される。このようなレーザー照射を画像に
同期させて版シート19の全面にわたって行うことによ
り、版シート19に画像に応じた濃淡を含む凹凸が形成
される。画像の濃淡はレーザービームの照射によって形
成される製版凹部の大きさを変化させるか、凹部の深さ
を変化させるかによって表される。
で、版シート19の表面に高出力半導体レーザー22か
らのレーザー光を照射することによって画像に即した製
版凹部が形成される。このようなレーザー照射を画像に
同期させて版シート19の全面にわたって行うことによ
り、版シート19に画像に応じた濃淡を含む凹凸が形成
される。画像の濃淡はレーザービームの照射によって形
成される製版凹部の大きさを変化させるか、凹部の深さ
を変化させるかによって表される。
【0030】図1に、本実施例の製版レーザー駆動装置
の構成を示すブロック図を示す。まず、本実施例の製版
レーザー駆動装置の構成を説明する。この製版レーザー
駆動装置は、レーザードライバ4と、高出力半導体レー
ザー22とを有する。レーザードライバ4は、入力端子
1と、コンパレータ2と、アンプ3とを有する。高出力
半導体レーザー22は、レーザーダイオード5と、ガラ
ス板7と、コリメータレンズ8と、アナモルフィックプ
リズム12と、フォトダイオード14と、対物レンズ1
5と、ガラス板16とを有する。アナモルフィックプリ
ズム12は、ベース板13と、三角プリズム10と、三
角プリズム11とを有する。また、三角プリズム10は
第1の三角プリズム、三角プリズム11は第2の三角プ
リズムである。
の構成を示すブロック図を示す。まず、本実施例の製版
レーザー駆動装置の構成を説明する。この製版レーザー
駆動装置は、レーザードライバ4と、高出力半導体レー
ザー22とを有する。レーザードライバ4は、入力端子
1と、コンパレータ2と、アンプ3とを有する。高出力
半導体レーザー22は、レーザーダイオード5と、ガラ
ス板7と、コリメータレンズ8と、アナモルフィックプ
リズム12と、フォトダイオード14と、対物レンズ1
5と、ガラス板16とを有する。アナモルフィックプリ
ズム12は、ベース板13と、三角プリズム10と、三
角プリズム11とを有する。また、三角プリズム10は
第1の三角プリズム、三角プリズム11は第2の三角プ
リズムである。
【0031】ここで、コンパレータ2は比較手段、アナ
モルフィックプリズム12は分岐手段、フォトダイオー
ド14は検出手段、ガラス板7と、コリメータレンズ8
と、アナモルフィックプリズム12と、フォトダイオー
ド14と、対物レンズ15と、ガラス板16は光学レン
ズを構成する。
モルフィックプリズム12は分岐手段、フォトダイオー
ド14は検出手段、ガラス板7と、コリメータレンズ8
と、アナモルフィックプリズム12と、フォトダイオー
ド14と、対物レンズ15と、ガラス板16は光学レン
ズを構成する。
【0032】次に、接続関係および配置関係を説明す
る。図2に示したガンマ変換回路30はレーザードライ
バ4の入力端子1と接続される。入力端子1は、コンパ
レータ2の非反転入力端子(+)と接続される。コンパ
レータ2の出力端子はアンプ3の入力端子と接続され
る。アンプ3の出力端子はレーザーダイオード5の入力
端子と接続される。
る。図2に示したガンマ変換回路30はレーザードライ
バ4の入力端子1と接続される。入力端子1は、コンパ
レータ2の非反転入力端子(+)と接続される。コンパ
レータ2の出力端子はアンプ3の入力端子と接続され
る。アンプ3の出力端子はレーザーダイオード5の入力
端子と接続される。
【0033】レーザーダイオード5の出力側に拡大して
記載したレーザービーム6の光軸9方向前面にガラス板
7が配置される。ガラス板7の光軸9方向前面にコリメ
ータレンズ8が配置される。コリメータレンズ8の光軸
9方向前面にアナモルフィックプリズム12が配置され
る。アナモルフィックプリズム12は、ベース板13上
に、三角プリズム10と、三角プリズム11とが光軸9
方向に配置されている。
記載したレーザービーム6の光軸9方向前面にガラス板
7が配置される。ガラス板7の光軸9方向前面にコリメ
ータレンズ8が配置される。コリメータレンズ8の光軸
9方向前面にアナモルフィックプリズム12が配置され
る。アナモルフィックプリズム12は、ベース板13上
に、三角プリズム10と、三角プリズム11とが光軸9
方向に配置されている。
【0034】アナモルフィックプリズム12の三角プリ
ズム11の透過光軸9a方向前面に対物レンズ15が配
置される。対物レンズ15の透過光軸9a方向前面にガ
ラス板16が配置される。ガラス板16の透過光軸9a
方向前面に、回転する版胴18に巻き付けられた版シー
ト19上に拡大して記載したレーザービーム17が照射
されるように、版胴18および版シート19が配置され
る。
ズム11の透過光軸9a方向前面に対物レンズ15が配
置される。対物レンズ15の透過光軸9a方向前面にガ
ラス板16が配置される。ガラス板16の透過光軸9a
方向前面に、回転する版胴18に巻き付けられた版シー
ト19上に拡大して記載したレーザービーム17が照射
されるように、版胴18および版シート19が配置され
る。
【0035】アナモルフィックプリズム12の三角プリ
ズム11の反射光軸9b方向前面にフォトダイオード1
4が配置される。フォトダイオード14はコンパレータ
2の反転入力端子(−)と接続される。
ズム11の反射光軸9b方向前面にフォトダイオード1
4が配置される。フォトダイオード14はコンパレータ
2の反転入力端子(−)と接続される。
【0036】次に、このように構成された本実施例の製
版レーザー駆動装置の動作を説明する。図2に示したガ
ンマ変換回路30からレーザードライバ4の入力端子1
にガンマ補正された製版データが供給される。この製版
データはコンパレータ2の非反転入力端子(+)に供給
される。コンパレータ2は反転入力端子(−)の信号レ
ベルと非反転入力端子(+)の信号レベルとを比較して
両者の差が「0」になるように信号を出力する。コンパ
レータ2の出力信号はアンプ3に供給される。アンプ3
は、コンパレータ2の出力信号を製版に要するレーザー
ドライブ電流まで増幅する。
版レーザー駆動装置の動作を説明する。図2に示したガ
ンマ変換回路30からレーザードライバ4の入力端子1
にガンマ補正された製版データが供給される。この製版
データはコンパレータ2の非反転入力端子(+)に供給
される。コンパレータ2は反転入力端子(−)の信号レ
ベルと非反転入力端子(+)の信号レベルとを比較して
両者の差が「0」になるように信号を出力する。コンパ
レータ2の出力信号はアンプ3に供給される。アンプ3
は、コンパレータ2の出力信号を製版に要するレーザー
ドライブ電流まで増幅する。
【0037】レーザードライブ電流はレーザーダイオー
ド5に供給される。レーザーダイオード5は、レーザー
ドライブ電流に対応して、製版に要するレーザーパワー
を有するレーザービーム6を発光する。図4は、レーザ
ーダイオードの特性を示す図である。図4に示すよう
に、レーザーダイオードは、特性上において順方向電流
70[mA]程度で変曲点があり、この変曲点以前の自
然発光レベルの光出力は製版に使用されず、変曲点以降
の2[W]以上のレーザービーム領域の高レベルの光出
力が製版に使用される。
ド5に供給される。レーザーダイオード5は、レーザー
ドライブ電流に対応して、製版に要するレーザーパワー
を有するレーザービーム6を発光する。図4は、レーザ
ーダイオードの特性を示す図である。図4に示すよう
に、レーザーダイオードは、特性上において順方向電流
70[mA]程度で変曲点があり、この変曲点以前の自
然発光レベルの光出力は製版に使用されず、変曲点以降
の2[W]以上のレーザービーム領域の高レベルの光出
力が製版に使用される。
【0038】レーザーダイオード5から発光されたレー
ザービーム6はガラス板7で拡散される。ガラス板7で
拡散されたレーザービーム6はコリメータレンズ8に入
射される。コリメータレンズ8は、ガラス板7で拡散さ
れたレーザービーム6を光軸9方向の平行光にする。
ザービーム6はガラス板7で拡散される。ガラス板7で
拡散されたレーザービーム6はコリメータレンズ8に入
射される。コリメータレンズ8は、ガラス板7で拡散さ
れたレーザービーム6を光軸9方向の平行光にする。
【0039】コリメータレンズ8で平行光にされたレー
ザービーム6はアナモルフィックプリズム12の三角プ
リズム10に入射される。三角プリズム10は、入射さ
れたレーザービーム6を入射面で屈折させて透過させ
る。三角プリズム10で透過されたレーザービーム6は
三角プリズム11に入射される。三角プリズム11は、
入射されたレーザービーム6を入射面で屈折させて透過
させると共に、入射面で反射させる。アナモルフィック
プリズム12を用いたのは、版胴18の回転軸方向、つ
まり、副走査方向のレーザービーム17の焦点の幅を調
整するため、およびレーザービームを透過光と反射光に
分岐するためである。
ザービーム6はアナモルフィックプリズム12の三角プ
リズム10に入射される。三角プリズム10は、入射さ
れたレーザービーム6を入射面で屈折させて透過させ
る。三角プリズム10で透過されたレーザービーム6は
三角プリズム11に入射される。三角プリズム11は、
入射されたレーザービーム6を入射面で屈折させて透過
させると共に、入射面で反射させる。アナモルフィック
プリズム12を用いたのは、版胴18の回転軸方向、つ
まり、副走査方向のレーザービーム17の焦点の幅を調
整するため、およびレーザービームを透過光と反射光に
分岐するためである。
【0040】三角プリズム11で透過されたレーザービ
ーム6は、透過光軸9a方向の対物レンズ15に入射さ
れる。対物レンズ15は、所定の焦点で版シート19上
にレーザービーム17が照射されるように、平行光のレ
ーザービーム6を集光させる。ガラス板16は対物レン
ズ15の保護用である。
ーム6は、透過光軸9a方向の対物レンズ15に入射さ
れる。対物レンズ15は、所定の焦点で版シート19上
にレーザービーム17が照射されるように、平行光のレ
ーザービーム6を集光させる。ガラス板16は対物レン
ズ15の保護用である。
【0041】三角プリズム11で反射されたレーザービ
ーム6は、反射光軸9b方向のフォトダイオード14に
入射される。フォトダイオード14は受光した光を光電
変換して受光電流を出力する。図3はフォトダイオード
の特性を示す図である。図3に示すように、モニタ電流
の増加に対して直線的に光出力を出力する。つまり、反
射光軸9b方向のレーザービーム6を受光して、この受
光した光入力に対して直線的に受光電流を出力する。
ーム6は、反射光軸9b方向のフォトダイオード14に
入射される。フォトダイオード14は受光した光を光電
変換して受光電流を出力する。図3はフォトダイオード
の特性を示す図である。図3に示すように、モニタ電流
の増加に対して直線的に光出力を出力する。つまり、反
射光軸9b方向のレーザービーム6を受光して、この受
光した光入力に対して直線的に受光電流を出力する。
【0042】フォトダイオード14から出力される受光
電流はコンパレータ2の反転入力端子(−)に供給され
る。コンパレータ2は反転入力端子(−)に供給される
製版データの信号レベルと非反転入力端子(+)に供給
される受光電流の信号レベルとを比較して両者の差が
「0」になるように信号を出力する。
電流はコンパレータ2の反転入力端子(−)に供給され
る。コンパレータ2は反転入力端子(−)に供給される
製版データの信号レベルと非反転入力端子(+)に供給
される受光電流の信号レベルとを比較して両者の差が
「0」になるように信号を出力する。
【0043】つまり、この装置では、入力される製版デ
ータの信号レベルとフォトダイオード14から出力され
る受光電流の信号レベルとが等しくなるように、常時フ
ィードバックされて、レーザーダイオードが駆動され
る。図5は、本実施例の製版レーザー駆動装置の入出力
特性を示す図である。図5に示すように、製版データの
信号レベルの増加に対して光出力の信号レベルが直線的
に増加するようになる。特に、「0」レベルからの入力
に対して自然発光領域からレーザー領域まで直線的に出
力を得ることができるので、レーザーダイオード5のコ
ントロールを簡単に行うことができる。これにより、製
版を高速かつ容易に行うことができる。
ータの信号レベルとフォトダイオード14から出力され
る受光電流の信号レベルとが等しくなるように、常時フ
ィードバックされて、レーザーダイオードが駆動され
る。図5は、本実施例の製版レーザー駆動装置の入出力
特性を示す図である。図5に示すように、製版データの
信号レベルの増加に対して光出力の信号レベルが直線的
に増加するようになる。特に、「0」レベルからの入力
に対して自然発光領域からレーザー領域まで直線的に出
力を得ることができるので、レーザーダイオード5のコ
ントロールを簡単に行うことができる。これにより、製
版を高速かつ容易に行うことができる。
【0044】上例によれば、変曲点の無い、図5に示す
ような広い動作範囲にわたって直線性のよい動作特性を
得ることができる。これにより、装置のコントロールを
容易に行うことができ、高速の製版動作を行うことがで
きる。
ような広い動作範囲にわたって直線性のよい動作特性を
得ることができる。これにより、装置のコントロールを
容易に行うことができ、高速の製版動作を行うことがで
きる。
【0045】また、上例によれば、アナモルフィックプ
リズム12の反射光を直線性の良いフォトダイオード1
4で受光してコンパレータ2に供給し、製版データの信
号レベルとフォトダイオード14から出力される受光電
流の信号レベルとが等しくなるように、常時フィードバ
ックするようにしたので、回路構成が簡潔なので、装置
に他のスペースを設ける必要がなく、安価に構成でき
る。
リズム12の反射光を直線性の良いフォトダイオード1
4で受光してコンパレータ2に供給し、製版データの信
号レベルとフォトダイオード14から出力される受光電
流の信号レベルとが等しくなるように、常時フィードバ
ックするようにしたので、回路構成が簡潔なので、装置
に他のスペースを設ける必要がなく、安価に構成でき
る。
【0046】
【発明の効果】この発明の製版レーザー駆動装置は、製
版データ供給源から供給される製版データを所定増幅率
で増幅してレーザードライブ信号を出力するアンプと、
アンプから出力されたレーザードライブ信号により高出
力のレーザー光を発光するレーザーダイオードと、レー
ザー光を所定の光路に導く光学レンズとを備え、光学レ
ンズにより導かれたレーザー光を版シート上に集光させ
て版シート上に製版データに対応した凹部を形成する製
版レーザー駆動装置において、光学レンズにより導かれ
たレーザー光の光路上でレーザー光を分岐させる分岐手
段と、分岐手段により分岐されたレーザー光の光量を検
出して所定の信号を出力する検出手段と、検出手段から
出力される信号レベルと製版データのレベルとを比較す
る比較手段とを設け、検出手段から出力される信号レベ
ルと製版データのレベルとを常に比較してレーザードラ
イブ信号をコントロールすることにより、製版データに
対するレーザー光の出力特性が直線的になるようにした
ので、変曲点の無い、広い動作範囲にわたって直線性の
よい動作特性を得ることができる。これにより、装置の
コントロールを容易に行うことができ、高速の製版動作
を行うことができる。
版データ供給源から供給される製版データを所定増幅率
で増幅してレーザードライブ信号を出力するアンプと、
アンプから出力されたレーザードライブ信号により高出
力のレーザー光を発光するレーザーダイオードと、レー
ザー光を所定の光路に導く光学レンズとを備え、光学レ
ンズにより導かれたレーザー光を版シート上に集光させ
て版シート上に製版データに対応した凹部を形成する製
版レーザー駆動装置において、光学レンズにより導かれ
たレーザー光の光路上でレーザー光を分岐させる分岐手
段と、分岐手段により分岐されたレーザー光の光量を検
出して所定の信号を出力する検出手段と、検出手段から
出力される信号レベルと製版データのレベルとを比較す
る比較手段とを設け、検出手段から出力される信号レベ
ルと製版データのレベルとを常に比較してレーザードラ
イブ信号をコントロールすることにより、製版データに
対するレーザー光の出力特性が直線的になるようにした
ので、変曲点の無い、広い動作範囲にわたって直線性の
よい動作特性を得ることができる。これにより、装置の
コントロールを容易に行うことができ、高速の製版動作
を行うことができる。
【0047】また、この発明の製版レーザー駆動装置は
上述において、分岐手段はアナモルフィックプリズムで
あるので、アナモルフィックプリズムの反射光を検出手
段で受光して比較手段に供給し、製版データの信号レベ
ルと検出手段から出力される受光電流の信号レベルとが
等しくなるように、常時フィードバックするようにした
ので、回路構成が簡潔で、装置に他のスペースを設ける
必要がなく、安価に構成することができる。
上述において、分岐手段はアナモルフィックプリズムで
あるので、アナモルフィックプリズムの反射光を検出手
段で受光して比較手段に供給し、製版データの信号レベ
ルと検出手段から出力される受光電流の信号レベルとが
等しくなるように、常時フィードバックするようにした
ので、回路構成が簡潔で、装置に他のスペースを設ける
必要がなく、安価に構成することができる。
【0048】また、この発明の製版レーザー駆動装置は
上述において、検出手段は検出した光量に対する出力の
特性が直線的であるので、分岐手段の反射光を直線性の
良い検出手段で受光して比較手段に供給し、製版データ
の信号レベルと検出手段から出力される受光電流の信号
レベルとが等しくなるように、常時フィードバックする
ようにしたので、簡単な構成で、変曲点の無い、広い動
作範囲にわたって直線性のよい動作特性を得ることがで
きる。
上述において、検出手段は検出した光量に対する出力の
特性が直線的であるので、分岐手段の反射光を直線性の
良い検出手段で受光して比較手段に供給し、製版データ
の信号レベルと検出手段から出力される受光電流の信号
レベルとが等しくなるように、常時フィードバックする
ようにしたので、簡単な構成で、変曲点の無い、広い動
作範囲にわたって直線性のよい動作特性を得ることがで
きる。
【図1】この発明の一実施例の製版レーザー駆動装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の製版レーザー駆動装置を
用いた製版装置の構成を示すブロック図である。
用いた製版装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施例のフォトダイオードの特性
を示す図である。
を示す図である。
【図4】この発明の一実施例のレーザーダイオードの特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図5】この発明の一実施例の製版レーザー駆動装置の
入出力特性を示す図である。
入出力特性を示す図である。
【図6】従来の製版レーザー駆動装置の要部構成を示す
図である。
図である。
1 入力端子 2 コンパレータ 3 アンプ 4 レーザードライバ 5 レーザーダイオード 6 レーザービーム 7 ガラス板 8 コリメータレンズ 9 光軸 10 三角プリズム 11 三角プリズム 12 アナモルフィックプリズム 13 ベース板 14 フォトダイオード 15 対物レンズ 16 ガラス板 17 レーザービーム 18 版胴 19 版シート
Claims (3)
- 【請求項1】 製版データ供給源から供給される製版デ
ータを所定増幅率で増幅してレーザードライブ信号を出
力するアンプと、 上記アンプから出力されたレーザードライブ信号により
高出力のレーザー光を発光するレーザーダイオードと、 上記レーザー光を所定の光路に導く光学レンズとを備
え、 上記光学レンズにより導かれたレーザー光を版シート上
に集光させて上記版シート上に上記製版データに対応し
た凹部を形成する製版レーザー駆動装置において、 上記光学レンズにより導かれたレーザー光の光路上で上
記レーザー光を分岐させる分岐手段と、 上記分岐手段により分岐されたレーザー光の光量を検出
して所定の信号を出力する検出手段と、 上記検出手段から出力される信号レベルと上記製版デー
タのレベルとを比較する比較手段とを設け、 上記検出手段から出力される信号レベルと上記製版デー
タのレベルとを常に比較してレーザードライブ信号をコ
ントロールすることにより、上記製版データに対する上
記レーザー光の出力特性が直線的になるようにしたこと
を特徴とする製版レーザー駆動装置。 - 【請求項2】 請求項第1項記載の製版レーザー駆動装
置において、 上記分岐手段はアナモルフィックプリズムであることを
特徴とする製版レーザー駆動装置。 - 【請求項3】 請求項第1項記載の製版レーザー駆動装
置において、 上記検出手段は検出した光量に対する出力の特性が直線
的であることを特徴とする製版レーザー駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28206295A JPH09123382A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 製版レーザー駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28206295A JPH09123382A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 製版レーザー駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123382A true JPH09123382A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17647659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28206295A Pending JPH09123382A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 製版レーザー駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09123382A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003076188A1 (fr) * | 2002-03-12 | 2003-09-18 | Mikhail Abramovich Esterzon | Procede pour obtenir une image volumetrique dans une couche fonctionnelle d'un article |
US20090029292A1 (en) * | 2007-07-23 | 2009-01-29 | Haim Chayet | Engraving with amplifier having multiple exit ports |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28206295A patent/JPH09123382A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003076188A1 (fr) * | 2002-03-12 | 2003-09-18 | Mikhail Abramovich Esterzon | Procede pour obtenir une image volumetrique dans une couche fonctionnelle d'un article |
US20090029292A1 (en) * | 2007-07-23 | 2009-01-29 | Haim Chayet | Engraving with amplifier having multiple exit ports |
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