JPH091226A - チタンを用いた光ファイバー保護管の製造方法と装置 - Google Patents

チタンを用いた光ファイバー保護管の製造方法と装置

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JPH091226A
JPH091226A JP7155047A JP15504795A JPH091226A JP H091226 A JPH091226 A JP H091226A JP 7155047 A JP7155047 A JP 7155047A JP 15504795 A JP15504795 A JP 15504795A JP H091226 A JPH091226 A JP H091226A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原材料としてチタンを用いて長尺の細管を実
現することにより、該チタンの持つ耐食性、軽量性及び
強度を有効に利用した光ファイバー保護管の製造方法と
装置を提供することを目的とする。 【構成】 超硬材料で構成されたダイス2に開口された
貫通孔2aの内方空間部に所定の隙間を介在してプラグ
3を配置して、チタンを原材料とする素管4の側壁部が
上記隙間を通過するように貫通孔2aに挿入し、超音波
発振器12の振動子11から発する超音波振動をダイス
7,1を介して素管4に加えることにより、該素管4を
微振動させながら素管4の外方及び内方から潤滑油を注
入し、駆動源によって素管4を挿入方向に牽引すること
によって細管化を行うようにしたチタンを用いた光ファ
イバー保護管の製造方法と装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバー通信回線用
として用いて有用であり、長期に亙って高耐食性を維持
することができるチタンを用いた光ファイバー保護管の
製造方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時の通信用回線には光ファイバーが多
用されているが、この光ファイバーを用いた回線には光
ファイバーの周囲を被覆する金属保護管が不可欠であ
り、特に光ファイバーとしての用途及びメンテナンスの
観点から該金属保護管のジョイント数を少なくして伝達
エネルギーの減衰率を最小限にすることが要求される。
【0003】従来から上記光ファイバー用の保護管とし
てオーステナイト系のステンレスとか銅,プラスチック
を原材料とした長尺細管が多用されており、外径が1〜
2mmφ,内径が0.7〜1.6mmφで最大で2000
m前後の長尺管が一般に採用されている。
【0004】上記の長尺細管の製造方法としては、一般
に冷間伸管法と呼称される手段が多用されている。この
冷間伸管法とは、図3に示したように円管状のダイスケ
ース1の一方側開口部近傍に配設した超硬材料で成るリ
ング状のダイス2の内方空間部にプラグ3を配置して、
図示の左側から挿入した素管4の外方と内方から潤滑油
5.6を注入もしくは塗布しながら図外のモータ等の駆
動源を稼働することによって素管4を矢印A方向に牽引
する。
【0005】すると素管4がダイス2とプラグ3間に形
成される隙間を通過する際に、外径,内径及び肉厚がと
もに縮小して細管化するので、ダイス2の貫通孔とプラ
グ3のサイズを適宜に選択することによって希望する内
外径長と肉厚を持つ長尺細管が得られる。
【0006】通常は予め上記ダイス2とプラグ3のサイ
ズを順次小さくした部品を多数個用意しておき、一段階
の縮小工程毎に素管4に焼鈍操作を実施しながら段階的
に素管4の内外径長と肉厚を目的とするサイズに縮小さ
せながら伸管する方法が採用されている。一般に上記ダ
イス2としてタングステンカーバイド(WC)系の超硬
合金が用いられ、プラグ3としてセラミック系の材質が
用いられている。
【0007】尚、上記のステンレスとか銅,プラスチッ
クよりも耐食性の良好な金属であるチタン(Ti)を原
材料として長尺細管を製造する試みも一部で行われてい
るが、このチタンは難加工金属であるため、上記した通
常の冷間伸管法では数mで細管が破断してしまい、実用
性に欠けるという問題点が存在する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のステンレスとか銅,プラスチックを原材料とし
た長尺細管を光ファイバー回線用の保護管として用いた
場合、耐食性とメンテナンスの両面で必ずしも満足する
結果が得られず、且つ2000m以上、具体的には50
00m〜10000mという特別に長い細管を製造する
ことができないという課題があった。
【0009】特に近時の通信網の新設は離島間とか海峡
地区である場合が多く、陸上の場合でも下水道管を利用
する手段が普通であるため、光ファイバー保護管として
高耐食性を有し、しかも前記したように伝達エネルギー
の減衰率を低減するために従来よりも格段に長尺化され
た保護管が求められている現状にある。
【0010】他方で前記したチタンは耐食性に優れてお
り、比重が鉄の半分程度であるため、軽量化がはかれる
とともに熱膨張係数が小さいという特徴を有している反
面で、チタンは難加工金属であるため、前記したように
通常の冷間伸管法を用いて細管化しても数mで破断して
しまうために目的とする長尺の細管が得られず、実用化
されていないのが現状である。
【0011】そこで本発明は上記の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、原材料としてチタンを採用して長尺の
細管を実現することにより、該チタンの持つ耐食性、軽
量性及び熱膨張係数が小さいという特徴を有効に利用し
た光ファイバー保護管の製造方法と装置を提供すること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、先ず請求項1により、超硬材料で構成さ
れたダイスに開口された貫通孔の内方空間部に所定の隙
間を介在してプラグを配置して、チタンを原材料とする
素管の側壁部が上記隙間を通過するように貫通孔に挿入
し、超音波発振器の振動子から発する超音波振動をダイ
スを介して素管に加えることにより、該素管を微振動さ
せながら素管の外方及び内方から潤滑油を注入し、駆動
源によって素管を挿入方向に牽引することによって細管
化を行うようにしたチタンを用いた光ファイバー保護管
の製造方法を提供する。
【0013】上記素管の伸管速度は3〜8(m/分)と
する。又、振動子の振動周波数を10〜30(KHz/
sec)とする。
【0014】更に請求項4により、超硬材料で構成さ
れ、チタンを原材料とする素管が通過可能な貫通孔が開
口されたダイスと、該ダイスの内方空間部に予め設定さ
れた所定の隙間を介在して配置されたプラグと、上記ダ
イスを介して素管を微振動させる振動子を備えた超音波
発振器と、素管の外方及び内方から潤滑油を注入する手
段とを具備して成るチタンを用いた光ファイバー保護管
の製造装置を提供する。
【0015】上記潤滑油の組成として、四フッ化エチレ
ン(C244)中に銅(Cu)の粉末と窒化ホウ素
(BN)を微量添加し、更に塩素系の極圧剤を加えた油
を用いる。
【0016】
【作用】かかる光ファイバー保護管の製造方法と装置に
よれば、チタンを原材料とする素管の側壁部をダイスと
プラグ間の隙間を通過するように挿入した後に該素管の
内外から潤滑油を注入しながら超音波発振器による超音
波振動を加え、駆動源によって素管を挿入方向に牽引す
ると、素管がダイスとプラグ間に形成される隙間を通過
する際に超音波振動によってダイスとプラグの間に形成
された隙間を通過している素管が微振動し、この微振動
に伴って素管の外面と内面に微小な空間部が形成されて
各潤滑油の浸入性が高められ、潤滑作用が大きく高めら
れることによって素管が中途で破断されることなく長尺
な素管の細管化が行われる。
【0017】細管化された素管を適宜温度で焼鈍処理し
てからサイズを1ランク小さくしたダイスとプラグを用
いて同様な伸管操作を繰り返して行うことによって希望
する内外径長と肉厚を持つチタン製長尺細管が得られ
る。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいて本発明にかかる光ファイ
バー保護管の製造方法と装置の具体的な一実施例を、前
記従来の構成部分と同一の構成部分に同一の符号を付し
て詳述する。
【0019】図1は本実施例で用いたチタン細管の製造
装置を概略的に示す原理図であり、図中の1はダイスケ
ース、2はダイスケース1の一方側開口部近傍に配設し
た超硬材料で成るリング状のダイスであり、このダイス
2の内方空間部には予め設定された所定の隙間を介在し
てプラグ3が配置されている。
【0020】4はチタンを原材料とする素管であり、こ
の素管4の側壁部が上記ダイス2とプラグ3の間に形成
された隙間を通過するようにして図示の左側から挿入さ
れている。素管4は予めチタンを素材として適宜の外
径,内径及び肉厚を保持して製作されている。本実施例
では素管4として、TIG溶接によって外径6mm,内
径5.4mm,肉厚0.3mmに造管溶接したものを用い
た。
【0021】又、上記プラグ3としてフローティングプ
ラグを用いているため、セット時には素管4の一端開口
部からプラグ3を入れてから該素管4をダイス2に開口
された貫通孔2a内に挿通する。尚、プラグ3としてフ
ローティングプラグ方式に代えて、図示しない支持体に
連結固定されたプラグを用いても良い。
【0022】本実施例の特徴的方法として、ダイスケー
ス1には図外の超音波発振器から発せられる長手方向
(矢印B方向)の超音波振動が加えられており、この超
音波振動がダイスケース1からダイス2に伝達されるよ
うになっている。本実施例では超音波振動の振動周波数
を10〜30(KHz/sec),振幅は3〜8(μ
m)とした。
【0023】本実施例の基本的な動作態様を以下に説明
する。図1に示したように素管4の側壁部がダイス1と
プラグ3間の隙間を通過するようにして挿入した後、素
管4の先端部にスエージ加工を施して図外の巻取ドラム
にスエージ部をセットする。尚、素管4に内方には予め
潤滑油6が圧入されている。
【0024】次に図外の超音波発振器の電源を入れ、素
管4の外方から潤滑油5を注入もしくは塗布しながらモ
ータ等の駆動源によって巻取ドラムを回転させて素管4
を矢印A方向に牽引する。
【0025】すると素管4がダイス2とプラグ3間に形
成される隙間を通過する際に、超音波発振器の振動子か
ら発せられる超音波振動がダイスケース1を介して素管
4の長手方向の振動としてダイス2に加えられ、これに
よってダイス2とプラグ3の間に形成された隙間を通過
している素管4が微振動する。
【0026】この微振動に伴って素管4の外面と内面に
微小な空間部が形成されるため、この空間部内に各潤滑
油5,6が浸入し、その結果として潤滑油5,6の潤滑
作用が大きく高められ、素管4が中途で破断されること
なく該素管4の細管化が滑らかに進行する。
【0027】次に細管化された素管4を適宜温度で不活
性ガスを用いて無酸化加熱して焼鈍処理してからダイス
2の貫通孔2aとプラグ3のサイズを1ランク小さくし
た次段の装置に移行して同様な伸管操作を繰り返して行
うことによって希望する内外径長と肉厚を持つ長尺細管
が得られる。伸管速度は約3〜8(m/分)とし、焼鈍
操作としては、伸管の素管4を不活性ガスの存在下で6
00℃前後に加熱して自然冷却させることが適当であ
る。
【0028】上記の動作説明において、一般に素管4と
してコイル材をTIG溶接手段によって造管溶接して得
ているが、造管時に素管4の内面には溶接ビードが形成
されるのが通例である。そして素管4の伸管後に内面に
溶接ビードが残存していると、これが光ファイバー挿通
時の障害となってしまい、光ファイバー保護管として使
用することができない。
【0029】本実施例のようにダイス2の内方空間部に
は所定の隙間を介在してフローティング方式もしくは支
持体により連結固定されたプラグ3を配置したことによ
り、伸管時に該プラグ3と素管4の圧接作用に伴って溶
接ビードが消滅して光ファイバーの挿通に支障のない保
護管が得られる。
【0030】上記素管4が通過するダイス2の孔径とプ
ラグ3の径長の各サイズ例としては、断面減少率が10
〜20%になるサイズのダイス2とプラグ3を多数個準
備しておき、外径6mm、肉厚が0.3mmの素管4を
外径1.2mm、肉厚が0.2mmになるまで上記ダイス
2とプラグ3を利用して繰り返し伸管することによって
細管化する。従って伸管操作は数段階の工程によって行
われる。
【0031】図2(A)(B)は図1に示した動作原理
を具体化した超音波発振器の一例を示しており、前記ダ
イスケース1を部分的に覆う位置に径方向振動ダイス7
が配置され、この径方向振動ダイス7の牽引方向A側に
素管ガイド用のフランジ8が配置されている。
【0032】この径方向振動ダイス7の径方向延長部に
はブースタ9とコーン10を介在して振動子11を備え
た超音波発振器12が連結されている。この超音波発振
器12のカバー13にはファン14が設置され、超音波
発振器12からは振動子ケーブル15が導出されている
とともにファン14からはファンケーブル16が導出さ
れている。尚、ダイスケース1に均等な超音波振動を伝
達するため、径方向振動ダイス7の径方向延長部には同
一の構成を持つ一対の超音波発振器12が対称的に配設
されている。
【0033】かかる超音波発振器によれば、振動子11
から発する超音波振動がコーン10からブースタ9を介
して径方向振動ダイス7に伝達されて該径方向振動ダイ
ス7矢印Cに示したように径方向に振動する。この径方
向の振動Cはダイスケース1の長手方向の振動Bに変換
されてからダイス2に加えられ、前記したように素管ダ
イス2とプラグ3の間に形成された隙間を通過している
素管に対して長手方向の微振動が加えられる。
【0034】本実施例の場合には、上記の基本的動作で
説明した素管4の滑らかな伸管を行うために、潤滑油
5.6の組成が重要な因子の一つとなっている。この潤
滑油として、四フッ化エチレン(C244)中に銅
(Cu)の粉末と窒化ホウ素(BN)を微量添加し、更
に塩素系の極圧剤を加えた油を用いる。ことによって好
結果を得た。
【0035】本実施例で得られた最終的なチタン細管の
標準的なサイズは外径が1.2mm,内径が0.8mm,
肉厚が0.2mm,長さが最小限2000mであり、こ
のチタン細管を保護管として用いた光ファイバーの用途
は、前記光通信用以外にも各種測定機器に使用可能であ
り、汎用性が高いという特徴を有している。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるチタンを用いた光ファイバー保護管の製造方法と装
置によれば、チタンを原材料とする素管の内外から潤滑
油を注入しながら超音波発振器による超音波振動を加え
て冷間伸管法に基づいて素管を挿入方向に牽引すること
により、素管がダイスとプラグ間に形成される隙間を通
過する際に超音波振動によって微振動し、この微振動に
伴って素管の外面と内面に微小な空間部が形成されて各
潤滑油の潤滑作用が大きく高められて素管の破断を防止
することが可能となる。
【0037】本発明では、ダイスの内方空間部に所定の
隙間を介在してフローティング方式もしくは固定方式の
プラグを配置したことにより、伸管溶接時の素管内面に
生じる溶接ビードが該プラグと素管の圧接作用により消
滅するので、光ファイバーの挿通に全く支障のない保護
管が得られる。
【0038】そして細管化された素管を焼鈍処理してか
ら順次サイズを小さくしたダイスとプラグを用いて同様
な伸管操作を繰り返して行うことによって希望する内外
径長と肉厚を持ち、強度と金属組織が適正に確保され、
且つ内面ビード残がないチタン製の長尺保護管を得るこ
とができる。特に従来から難加工金属であることによっ
て実用化が遅れているチタン製の保護管を容易に製造す
ることが可能である。
【0039】得られた保護管は、チタンの持つ特性が有
効に生かされているため、光ファイバー保護管として用
いた際に従来のステンレスとか銅,プラスチックを原材
料とした保護管に較べて耐食性、強度、軽量性及びメン
テナンスの面で大きな効果が得られ、下水道管を利用し
た光通信網に利用しても長期に亙って使用することが出
来る。
【0040】更に従来の保護管よりも長尺化が可能であ
るため、長距離の通信回線用として採用した際にジョイ
ントを不要として伝達エネルギーの減衰率は最小限とな
り、将来益々拡大されることが予想される光ファイバー
通信施設に利用して大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例で用いたチタン細管の製造装置の要部
を示す概略図。
【図2】図2(A)は本実施例の具体化した装置の一例
を示す正面図。図2(B)は図1の部分的側面図。
【図3】通常の冷間伸管法の要部を示す概略図。
【符号の説明】
1…ダイスケース 2…ダイス 2a…貫通孔 2…超硬材料 3…プラグ 4…素管 5.6…潤滑油 7…径方式振動ダイス 8…フランジ 9…ブースタ 10…コーン 11…振動子 12…超音波発振器 13…カバー 14…ファン 15…振動子ケーブル 16…ファンケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 6/44 341 G02B 6/44 341 391 391

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超硬材料で構成されたダイスに開口され
    た貫通孔の内方空間部に所定の隙間を介在してプラグを
    配置して、チタンを原材料とする素管の側壁部が上記隙
    間を通過するように貫通孔に挿入し、超音波発振器の振
    動子から発する超音波振動をダイスを介して素管に加え
    ることにより、該素管を微振動させながら素管の外方及
    び内方から潤滑油を注入し、駆動源によって素管を挿入
    方向に牽引することによって細管化を行うことを特徴と
    するチタンを用いた光ファイバー保護管の製造方法。
  2. 【請求項2】 製造時における素管の伸管速度を3〜8
    (m/分)とした請求項1記載のチタンを用いた光ファ
    イバー保護管の製造方法。
  3. 【請求項3】 振動子の振動周波数を10〜30(KH
    z/sec)とした請求項1,2記載のチタンを用いた
    光ファイバー保護管の製造方法。
  4. 【請求項4】 超硬材料で構成され、チタンを原材料と
    する素管が通過可能な貫通孔が開口されたダイスと、該
    ダイスの内方空間部に予め設定された所定の隙間を介在
    して配置されたプラグと、上記ダイスを介して素管を微
    振動させる振動子を備えた超音波発振器と、素管の外方
    及び内方から潤滑油を注入する手段とを具備して成るチ
    タンを用いた光ファイバー保護管の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記潤滑油の組成として、四フッ化エチ
    レン(C244)中に銅(Cu)の粉末と窒化ホウ素
    (BN)を微量添加し、更に塩素系の極圧剤を加えた油
    を用いた請求項4記載の光ファイバー保護管の製造装
    置。
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