JPH09122141A - 電気手術装置用メスホルダ - Google Patents

電気手術装置用メスホルダ

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JPH09122141A
JPH09122141A JP7283700A JP28370095A JPH09122141A JP H09122141 A JPH09122141 A JP H09122141A JP 7283700 A JP7283700 A JP 7283700A JP 28370095 A JP28370095 A JP 28370095A JP H09122141 A JPH09122141 A JP H09122141A
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button
incision
coagulation
holder
operator
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JP7283700A
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Tokiya Yamaguchi
十貴哉 山口
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SEMUKO KK
Original Assignee
SEMUKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気手術装置用メスホルダにおける誤操作の
防止及び操作性の向上。 【解決手段】 メスホルダ本体20は把持部21、把持
部21の後端部22に固着されているケーブル22、及
び把持部21の先端部に密嵌されているメス先電極23
からなる。把持部21は概略円柱形の形状であり、先端
部及び後端部にテーパを有する。また把持部21の前部
の上面には概略円柱状の切開用ボタン24及び凝固用ボ
タン25が設けられており、この切開用ボタン24及び
凝固用ボタン25は切開用ボタン24が凝固用ボタン2
5に対して、より先端部近傍に位置するように配置され
ている。また、上記切開用ボタン24及び凝固用ボタン
25の間には突出部29が設けられている。この突出部
29は誤操作によって切開用ボタン24及び凝固用ボタ
ン25が押下されるのを防止するためのものであり、上
面29aが切開用ボタン24及び凝固用ボタン25より
上方に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として高周波
電流を利用して生体組織の外科的手術を行う電気手術装
置のメスホルダの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電気手術装置は高周波電流を患者の内
臓、筋肉等の生体組織へ流入させ、発生するジュール熱
により生体組織の切開、凝固等を行うものである。この
電気手術装置は、通常、操作者が把持するメスホルダを
有し、このメスホルダの先端に設けられているメス先電
極から高周波電流を生体組織へ流入させている。また、
この電気手術装置は上述した切開及び凝固を行う切開モ
ード及び凝固モードを有する。
【0003】従来、上記切開モード及び凝固モードを切
り換える為には、メスホルダを把持する操作者の他に、
電気手術装置本体の操作を行うアシスタントが必要であ
った。そして、操作者が上記切開モード及び凝固モード
を切り換える場合、アシスタントにモードを切り換える
指示を行い、アシスタントが電気手術本体に備え付けら
れているモード切り換えスイッチを操作してモード切り
換えを行っていた。
【0004】ところで、近年、モード切り換えスイッチ
を備え付けたメスホルダが案出されている。図4
(a),図4(b)はそれぞれ、モード切り換えスイッ
チを備え付けたメスホルダの上面図及び側面図である。
図4(a),図4(b)において1は略円柱形のメスホ
ルダ本体である。このメスホルダ本体1は、把持部2と
メス先電極3とに大別される。把持部2は概略円柱形の
形状であり、先端部2a及び後端部2bはテーパ状に形
成されている。また、把持部2の先端には円筒状の穴が
設けられている。この穴の内壁には電気手術装置本体
(図示省略)から高周波電流を導く導電線の終端が配さ
れている。
【0005】4,5はそれぞれ切開用及び凝固用のボタ
ンであり、略円柱状に形成されている。切開用ボタン4
の色は黄色であり、凝固用ボタン5の色は青色である。
また、上記切開用ボタン4はメスホルダ本体1の先端付
近に配され、凝固用ボタン5は切開用ボタン4に比して
把持部2の中央部付近に配されている。これらの、切開
用ボタン4及び凝固用ボタン5の配置位置及び色は世界
共通の仕様である。また、切開用ボタン4及び凝固用ボ
タン5は、操作者に押下されることにより把持部2の内
部に内蔵されているスイッチ(図示省略)をオン状態に
する。また、切開用ボタン4及び凝固用ボタン5として
は誤操作を防止するために、上記スイッチをオンするの
に相応の力を必要とするボタン(以下、固いボタンと称
する)が使用される。また、切開用ボタン4及び凝固用
ボタン5は操作者が触れる部分に角が立たないように加
工されている。また、切開用ボタン4及び凝固用ボタン
5が誤操作等により同時に押下された場合には、高周波
電流の出力が停止する、又は高周波電流の出力が低い凝
固モードに切り換わる等の処置が施されている。
【0006】上記メス先電極3は患者の生体組織に直接
接触する部分であり、この部分から患者の生体組織に高
周波電流が流入される。このメス先電極3は支持部3a
及び刃部3bとからなるものである。このメス先電極3
は支持部3を前述した把持部2の先端に設けられている
穴に密嵌することにより、電気手術装置本体と電気的に
導通されることになる。また、刃部3bは略板状の形状
であり、支持部に固着されており、先端は高周波電流の
集中を防止するため面取り処理が施されている。尚、メ
スホルダ本体1は高周波電流を導く導電線、及び上記凝
固用ボタン5及び切開用ボタン4の押下の信号を伝える
制御線を有するケーブル(図示省略)によって電気手術
装置本体と接続される。
【0007】上記構成において操作者が患者の手術を行
う場合、まずメス先電極3を把持部2の先端に設けられ
ている穴に密嵌し、把持部2を把持して手術に備える。
そして、手術を始めるときに電気手術装置本体の電源を
投入し、メス先電極3に高周波電流を供給する。操作者
は切開用ボタン4又は凝固用ボタン5を押下し、所望の
モードを選択して手術を行う。また、手術の途中でモー
ドを切り換える場合は、切開用ボタン4又は凝固用ボタ
ン5を押下してモードの切り換えを行う。
【0008】また、近年、切開用ボタン4又は凝固用ボ
タン5の押下の信号をディジタル化したディジタル電気
手術装置が案出されている。このディジタル電気手術装
置は図4中に示されているメスホルダと同様のメスホル
ダを備えている。このディジタル電気手術装置が備えて
いるメスホルダは、図4中のメスホルダ本体1と電気仕
様のみが異なるものであるので、ここでは図4を参照し
てディジタル電気手術装置が備えているメスホルダの操
作方法を説明する。
【0009】手術を開始するまでは前述した操作方法と
同一であるので、モードの切り換えを行う場合のみを説
明する。例えば、切開モードで手術を行っており、凝固
モードへ切り換える場合、操作者は、まず凝固用ボタン
5を押下する。その後、切開用ボタン4及び凝固用ボタ
ン5を同時に押下する。切開用ボタン4及び凝固用ボタ
ン5を同時に押下すると、選択されているモードにおけ
る高周波電流の出力を設定する設定モードに移行する。
この設定モードにおいて、切開用ボタン4は出力値を上
げる機能、凝固用ボタン5は出力値を下げる機能を有す
る。操作者が切開用ボタン4及び凝固用ボタン5を操作
して出力値を調整した後、再び切開用ボタン4及び凝固
用ボタン5を同時に押下することにより、選択したモー
ドにおいて、調整した出力値の高周波電流がメス先電極
3から出力されることになる。
【0010】また、図5に示されているボタン埋め込み
式メスホルダが案出されている。図5(a),図5
(b)はそれぞれ、ボタン埋め込み式メスホルダの上面
図及び側面図であり、図4(a),図4(b)と共通す
る部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図
5(a),図5(b)において10,11はそれぞれ切
開用ボタン及び凝固用ボタンである。この切開用ボタン
10及び凝固用ボタン11は、メスホルダ本体1の内部
に位置するように配されている。
【0011】切開用ボタン10及び凝固用ボタン11が
メスホルダ本体1の内部に位置するように配されている
のは、操作者による誤操作を防止するためである。ま
た、12はメスホルダ本体1の内部に切開用ボタン10
の直下に位置するように備え付けられている切開用スイ
ッチであり、13は切開用スイッチと同様にメスホルダ
本体1の内部に備え付けられ、凝固用スイッチ11の直
下に位置するように配されている凝固用スイッチであ
る。また、切開用ボタン10及び凝固用ボタン11に
は、図4中の切開用ボタン4及び凝固用ボタン5に使用
されるボタンに比して、切開用スイッチ12及び凝固用
ボタン13それぞれをオンするのに要する力が少ないボ
タン(以下、軽いボタンと称する)が使用されている。
【0012】上記構成において、操作者が切開用ボタン
10及び凝固用ボタン11を操作する場合の作用は、前
述した作用とほぼ同一である。前述した作用と異なる点
は、切開用ボタン10及び凝固用ボタン11を押下する
場合、操作者が指先又は爪先で押下して、切開モード又
は凝固モードを選択するということである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4中に示
されているメスホルダの切開用ボタン4及び凝固用ボタ
ン5は、操作者の誤操作を防止するために固いボタンが
使用されている。よって、操作者がモードを切り換える
度に、切開用ボタン4又は凝固用ボタン5を押下するた
めに強い力が必要とされる。操作者が手術を行っている
場合、メスホルダ本体1に対する極めて繊細な操作が操
作者に要求される。繊細な手術を行っている最中に強い
力で切開用ボタン4又は凝固用ボタン5を押下してモー
ドを切り換え、再び繊細な手術を行うことは操作者にと
って極めて使用し難いという問題があった。また、操作
者は手術中に不注意に切開用ボタン4又は凝固用ボタン
5を押下することに起因する誤動作を防止するため、手
術中、常に切開用ボタン4又は凝固用ボタン5に接触し
ないよう気を配らなければならないという問題があっ
た。
【0014】また、図5に示されているボタン埋め込み
式メスホルダの切開用ボタン10及び凝固用ボタン11
は、操作者の誤操作を防止するためにメスホルダ本体1
中に埋め込まれている。この構成では、操作者が切開用
ボタン10又は凝固用ボタン11を押下する場合には、
指を立てて操作しなければならず極めて操作が面倒とな
るという問題があった。また、このボタン埋め込み式メ
スホルダはメスホルダ本体1と切開用ボタン10及び凝
固用ボタン11との間の隙間に体液等が溜まり、切開用
ボタン10及び凝固用ボタン11の操作がし難くなると
いう問題があった。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり、釦操作が容易であり、かつ操作性を向上さ
せた電気手術装置用メスホルダを提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
略円柱状であり、側面の法線方向に突出した少なくとも
2つの操作釦を有する電気手術装置用メスホルダにおい
て、前記操作釦の間にあり、上端が前記操作釦より上方
に位置する突出部を設けたことを特徴とするものであ
る。請求項2記載の発明は、略円柱状であり、側面の法
線方向に突出した少なくとも2つの操作釦を有する電気
手術装置用メスホルダにおいて、上端が前記操作釦より
上方に位置する突出部を、軸方向に対して前記操作釦の
前後に設けたことを特徴とするものである。請求項3記
載の発明は、請求項1及び請求項2記載の電気手術装置
用メスホルダにおいて、前記上端にすべり止め用の凹凸
が設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態例について説明する。 〔第1実施形態〕まず、本発明の第1実施形態について
説明する。図1(a),図1(b)は本発明の第1の実
施形態による電気手術装置用メスホルダの上面図及び側
面図である。図1(a),図1(b)において20は略
円柱状のメスホルダ本体である。このメスホルダ本体2
0は把持部21、把持部21の後端部22に固着されて
いるケーブル22、及び把持部21の先端部に密嵌され
ているメス先電極23からなる。
【0017】上記把持部21は全長が約150[m
m]、直径が約10[mm]であり、この把持部21は
熱硬化性樹脂等によって形成され、先端部及び後端部が
テーパ状に形成されている。また把持部21の前部の上
面には概略円柱状の切開用ボタン24及び凝固用ボタン
25が設けられており、この切開用ボタン24及び凝固
用ボタン25は、切開用ボタン24が凝固用ボタン25
に対して、より先端部近傍に位置するように配置されて
いる。また、切開用ボタン24の中心と凝固用ボタン2
5の中心とは互いに約18[mm]の間隔をもって配置
されている。
【0018】上記切開用ボタン24及び凝固用ボタン2
5は、操作者の使用を容易にするために軽いボタンが使
用されている。また、この切開用ボタン24及び凝固用
ボタン25の高さは約4[mm]である。また、把持部
21の内部であって、切開用ボタン24及び凝固用ボタ
ン25の下方には、それぞれ切開用スイッチ26及び凝
固用スイッチ27が、切開用ボタン24の足及び凝固用
ボタン25の足それぞれに接触するように設けられてい
る。尚、切開用スイッチ26及び凝固用スイッチ27は
防水処理が施されていてもよい。
【0019】この切開用スイッチ26及び凝固用スイッ
チ27にはそれぞれ信号線(図示省略)が接続されてい
る。この信号線は高周波電流を導く導電線と共に電気信
号線28として把持部21内部及びケーブル22内部を
介して電気手術装置本体(図示省略)に接続される。ま
た、この電気手術装置本体は、従来の電気手術装置本体
と同様に、切開モード及び凝固モードにおける出力を設
定することが可能な設定モードを有する。
【0020】また、切開用ボタン24及び凝固用ボタン
25の間には突出部29が設けられている。この突出部
29は誤操作によって切開用ボタン24及び凝固用ボタ
ン25が押下されるのを防止するためのものである。こ
の突出部29は、縦の長さが約18[mm]、横の長さ
が約10[mm]、高さが約6[mm]である概略円柱
状の形状であり、切開用ボタン24及び凝固用ボタン2
5に対峙する面を、切開用ボタン24及び凝固用ボタン
25各々の形状に沿うように欠成し、且つこの面にテー
パを設けたものである。また、突出部29の上面29a
は切開用ボタン24及び凝固用ボタン25より上方に位
置している。また、操作者の備えている手袋が突出部2
9の角に掛かって破損することを防止するために、突出
部29は角が立たないように面取り処理が施されてい
る。
【0021】上記構成において、操作者が手術を行う場
合、例えば右手で筆記具を把持するように把持部21を
把持する。操作者が手術を行っている間は通常、人差し
指等が突出部29の上面29aに載せられる。操作者が
切開モードに設定する場合、突出部29の上面29aに
載せられる人差し指等を切開用ボタン24の方へスライ
ドさせ切開用ボタン24を押下し、凝固モードに設定す
る場合、突出部29の上面29aに載せられる人差し指
等を凝固用ボタン25の方へスライドさせ凝固用ボタン
24を押下する。モードを切り換えたあとは、人差し指
等を切開用ボタン24又は凝固用ボタン25から突出部
29の上面29aにスライドさせ、この上面29aに人
差し指等を載せて手術を行う。
【0022】また、操作者が設定したモードにおける出
力値の設定を行う場合、一度両手で把持部21を把持す
る。例えば両手の親指及び人差し指で把持部21をつま
むように把持する。次に、例えば左手の親指で切開用ボ
タン24を、右手の親指で凝固用ボタン25を同時に押
下して設定モードに移行させる。そして、出力値を上げ
る場合、例えば左手の親指で切開用ボタン24を押下
し、出力値を下げる場合、例えば右手の親指で凝固用ボ
タン25を押下する。出力値の設定を終了する場合、例
えば左手の親指で切開用ボタン24を、右手の親指で凝
固用ボタン25を同時に押下して設定モードを終了させ
る。設定が終了した後は、選択したモードにおいて設定
した出力値の高周波電流がメス先電極23へ供給される
ようになり、例えば右手で筆記具を把持するように再び
把持部21を把持し、人差し指等を突出部29の上面2
9aに載せて手術を行う。
【0023】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について説明する。図2(a),図2(b),図2
(c)は本発明の第2の実施形態による電気手術装置用
メスホルダの上面図、側面図、及び正面図である。図2
(a),図2(b),図2(c)において30はメスホ
ルダ本体である。このメスホルダ本体30は図1(a)
及び図1(b)に示されるメスホルダ本体20と同様に
把持部31、ケーブル(図示省略)、及びメス先電極3
2からなる。ケーブル及びメス先電極32については第
1の実施形態において説明したケーブル22及びメス先
電極23と同様のものであるので説明を省略する。
【0024】上記把持部31は概略円柱形の形状であり
全長が約157[mm]、直径が約11.5[mm]で
ある。この把持部31は熱硬化性樹脂等によって形成さ
れている。また、把持部31はメス先電極接続部31
a、操作部31b、及び胴部31cからなる。上記メス
先電極接続部31aはテーパを有し、先端には円筒状で
ありメス先電極32が密嵌される穴31a−1が形成さ
れている。この穴の内壁には電気手術装置本体(図示省
略)から高周波電流を導く導電線の終端が配されてい
る。
【0025】操作部31bは概略円柱状の形状を有し、
前部及び後部にテーパが設けられている。前部のテーパ
は上記メス先電極接続部31aに形成されているテーパ
と僅かの段差をもって結合されている。また、操作部3
1bの上面の中央部には平坦部33が設けられており、
操作部31bの最下部からこの平坦部33までの高さは
約14[mm]である。この操作部31bの下面は操作
者が把持し易いように凹面が欠成されている。
【0026】また、上記平坦部33には切開用ボタン3
4及び凝固用ボタン35が設けられている。この切開用
ボタン34及び凝固用ボタン35は図1(a)及び図1
(b)に示される切開用ボタン24及び凝固用ボタン2
5と同様、円柱状に形成されている。また、切開用ボタ
ン34及び凝固用ボタン35としては操作者の使用を容
易にするために軽いボタンが使用されている。また、切
開用ボタン34の上面中央部には、操作者が切開用ボタ
ン34に触れるだけで切開用ボタン34であることを認
識できるように、中央部に突起34aが設けられてい
る。上記切開用ボタン34及び凝固用ボタン35は直径
が約8[mm]であり、中心の距離が約18[mm]の
間隔をもって、切開用ボタン34が凝固用ボタン35に
対して前方に位置するように配されている。また、切開
用ボタン34及び凝固用ボタン35は上記平坦部33に
対して約4[mm]の高さを有する。また、突出部39
の上面39aは切開用ボタン34及び凝固用ボタン35
より上方に位置している。
【0027】また、操作部31bの内部であって、切開
用ボタン34及び凝固用ボタン35の下方には、それぞ
れ切開用スイッチ36及び凝固用スイッチ37が、切開
用ボタン34の足及び凝固用ボタン35の足それぞれに
接触するように設けられている。この切開用スイッチ及
び凝固用スイッチ37は基板38上に設けられている。
尚、切開用スイッチ36及び凝固用スイッチ37は防水
処理が施されていてもよい。
【0028】次に第2の実施形態中のメスホルダ本体3
0の電気的構成を、図3を参照して説明する。尚、第1
の実施形態によるメスホルダ本体20と第2の実施形態
によるメスホルダ本体30とは電気的構成が同一であ
る。図3は本発明の第2の実施形態による電気手術装置
用メスホルダの電気的構成を示す構成図である。図3に
おいて図2と共通する部分には同一の符号を付しその説
明を省略する。この図において40は高周波電流が流れ
る導電線であり、メス先電極32に接続されている。ま
た、切開用スイッチ36の一端は導電線40に接続され
ており、他端は切開用信号線41に接続されている。ま
た、凝固用スイッチ37の一端は導電線40に接続され
ており、他端は凝固用信号線42に接続されている。上
記切開用信号線41及び凝固用信号線42は高周波阻止
用インダクタンスを介して、導電線40は低周波阻止用
コンデンサを介して電気手術装置本体に接続されてい
る。
【0029】上記構成において、切開用スイッチ36及
び凝固用スイッチ37が押下されると、切開用信号線4
1と導電線40の間、及び凝固用信号線42と導電線4
0との間がそれぞれ直流的に短絡される。電気手術装置
本体はこの直流的な短絡を検知し、検知結果に基づい
て、各種モードを切り換える、又は、設定モードに移行
する等の処理を行う。
【0030】また、図2に示されているように、切開用
ボタン34及び凝固用ボタン35の間には突出部39が
設けられている。この突出部39は第1の実施形態にお
いて説明した突出部29と同様のものであり、誤操作に
よって切開用ボタン34及び凝固用ボタン35が押下さ
れるのを防止するためのものである。また、突出部39
の上面39aには操作者がメスホルダ本体30を把持す
るときに、例えば人差し指が載せられる。この突出部3
9は、縦の長さが約18[mm]、横の長さが約10
[mm]、上記平坦部33に対する高さが約6[mm]
である概略角柱状の形状であり、切開用ボタン34及び
凝固用ボタン35に対峙する面を、切開用ボタン34及
び凝固用ボタン35各々の形状に沿うように欠成し、且
つこの面にテーパを設けたものである。また、この突出
部39は角が立たないように面取り処理が施されてい
る。また、突出部39の上面39aには把持部31の長
手方向にすべり止め用の線状の溝又は突起が設けられて
る。
【0031】上記胴部31cは操作部31bの後方に設
けられている円柱状の部材であり、緩やかなテーパを有
する。胴部31cの内部には前述した切開用信号線4
1、凝固用信号線42、及び導電線40が配されてお
り、これらの線はケーブル内でまとめられて電気手術装
置本体に接続される。第2の実施形態における作用は第
1の実施形態において説明した作用とほぼ同様である
が、操作者がメスホルダ本体30を把持する場合、例え
ば人差し指を突出部39の上面39aに載せ、操作部3
1bの下面に欠成されている凹面に中指を添えて筆記具
を把持するよう把持部31を把持する。また、手術中に
突出部39の上面39aに載せている例えば人差し指が
上面39aに対しての横方向の力を受けた場合、上面3
9aに設けられているすべり止め用の線状の溝又は突起
によって摩擦力がはたらき、人差し指の横すべりを防止
する。
【0032】本発明の第1の実施形態では、切開用ボタ
ン24及び凝固用ボタン25の間に突出部29が、第2
の実施形態では切開用ボタン34及び凝固用ボタン35
の間に突出部39が配されている場合について説明し
た。しかし、本発明はこれらの実施形態に限らず、例え
ば、突出部29以外にも切開用ボタン24の前方及び凝
固用ボタン25の後方に、突出部29と同じ高さを有す
る突出部を設け、この突出部の切開用ボタン24又は凝
固用ボタン25に対峙する面を、切開用ボタン24又は
凝固用ボタン25各々の形状に沿うように欠成し、且つ
この面にテーパを設けるようにしても良い。また、第2
の実施形態についても同様である。本発明の第2の実施
形態では、操作部31bの下面に凹面が欠成されている
ので、操作者がメスホルダ本体30を把持し易く極めて
操作しやすい。また、突出部39の上面39aに設けら
れているすべり止め用の溝又は突起の形状は線状に限ら
ず、例えば角が立たないような点状であっても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電気
手術装置用メスホルダによれば、操作釦の間、又は操作
釦の前後に上端が前記操作釦より上方に位置する突出部
を設けたので、釦が軽いものであったとしても、手術中
に限らず誤操作を防止することができるという効果があ
る。また、手術中に操作者が該上面に指を載せることが
できるので操作性が極めて向上するという効果がある。
また、操作釦を取り囲むように上記突出部が配されてい
ないので、手術中において操作釦の位置に体液が溜まる
といった虞れがなく、釦の操作性が向上するという効果
がある(請求項1及び請求項2)。また、突出部にすべ
り止めが設けられたので、手術中の操作性が極めて向上
するという効果がある(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による電気手術装置用
メスホルダの上面図及び側面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態による電気手術装置用
メスホルダの上面図、側面図、及び正面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による電気手術装置用
メスホルダの電気的構成を示す構成図である。
【図4】モード切り換えスイッチを備え付けたメスホル
ダの上面図及び側面図である。
【図5】ボタン埋め込み式メスホルダの上面図及び側面
図である。
【符号の説明】
20 メスホルダ本体 24 切開用ボタン 25 凝固用ボタン 29 突出部 29a 突出部の上面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円柱状であり、側面の法線方向に突出
    した少なくとも2つの操作釦を有する電気手術装置用メ
    スホルダにおいて、 前記操作釦の間にあり、上端が前記操作釦より上方に位
    置する突出部を設けたことを特徴とする電気手術装置用
    メスホルダ。
  2. 【請求項2】 略円柱状であり、側面の法線方向に突出
    した少なくとも2つの操作釦を有する電気手術装置用メ
    スホルダにおいて、 上端が前記操作釦より上方に位置する突出部を、軸方向
    に対して前記操作釦の前後に設けたことを特徴とする電
    気手術装置用メスホルダ。
  3. 【請求項3】 前記上端にすべり止め用の凹凸が設けら
    れていることを特徴とする請求項1及び請求項2記載の
    電気手術装置用メスホルダ。
JP7283700A 1995-10-31 1995-10-31 電気手術装置用メスホルダ Withdrawn JPH09122141A (ja)

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