JPH09121253A - 集合住宅用ハンズフリー通話システム - Google Patents
集合住宅用ハンズフリー通話システムInfo
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- JPH09121253A JPH09121253A JP27738395A JP27738395A JPH09121253A JP H09121253 A JPH09121253 A JP H09121253A JP 27738395 A JP27738395 A JP 27738395A JP 27738395 A JP27738395 A JP 27738395A JP H09121253 A JPH09121253 A JP H09121253A
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Abstract
を確保した集合住宅用ハンズフリー通話システムを安価
に提供することを目的とする。 【解決手段】ロビーインターホンLPと、各住戸の住戸
親機HPとが警報監視盤XPを介して2線式通話線L
0、L1により接続されて構成されるシステムであっ
て、警報監視盤XPが、送話信号に含まれる受話信号成
分を抑圧する同時通話回路EC1、EC2と、住戸親機
HP、警報監視盤XP及びロビーインターホンLPから
任意の2者を選択して接続する2者選択切替手段XJ
1、XJ2とを備え、上記同時通話回路EC1、EC2
を任意の2者間の通話に共用する構成とされる。
Description
フリー通話システムに係り、更に詳しくは、ロビーイン
ターホン、住戸親機、警報監視盤の相互間及び住戸親
機、ドアホン子器間の通話におけるハウリングの発生防
止に関する。
話装置は、通話音量を上げると、スピーカより発せられ
た音声信号の一部がマイクロフォンへフィードバックさ
れて、ハウリングと呼ばれる発振現象が生じる。特に、
インターフォン等のハンズフリー通話装置は、通話者と
の距離に比べ、受話用スピーカと送話用マイクロフォン
との距離が数cm〜数十cmと短く、しかも、この距離
はインターホン等の外形サイズによって決まってしまう
ものであり、ハウリングが発生し易いという問題があっ
た。
話線による双方向通話を行う場合には、この2/4変換
回路において、送話信号が受話回線側に回り込み、ハウ
リングの原因となる場合がある。この様なハウリングの
発生を防止するため、ハンズフリー通話装置はスピーカ
からマイクロホンに至る音響結合等を抑圧する処理を行
う必要があり、従来のハンズフリー通話装置に用いられ
ている主な回り込み抑圧処理方式には、音声スイッチを
用いる方式と、エコーキャンセラを用いる方式とがあっ
た。
いわゆる受話ブロッキングと呼ばれる現象が生じるた
め、いずれか一方の話者の発話音声のみを相手方に伝え
ることができる交互通話となってしまい、双方向の同時
通話は実現できない。このため、双方向同時通話を実現
するには、エコーキャンセラを用いる方式により回り込
み抑圧処理を行う必要があった。
ラ方式は、音響結合に起因して受話信号が送話信号へ回
り込むまでの伝達関数を同定し、受話信号とこの伝達関
数とを畳み込み演算することによって、送話信号に含ま
れる回り込み成分を求め、この成分を除去することで、
ハウリングを防止するものであり、通常、エコーキャン
セラ回路は、デジタル信号処理装置(DSP)を用いて
実現される。
盤、各住戸親機及び各ドアホン子器にこのエコーキャン
セラ回路を備える場合、これらの各機器に伝達関数の同
定及び畳み込み演算等を行うためのデジタル信号処理装
置(DSP)が必要となり、各機器が高価となって、高
価な通話システムになるという問題があった。本発明
は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ハウリングの
発生を防止し、実用的な通話品質を確保した集合住宅用
ハンズフリー通話システムを安価に提供することを目的
とする。
明による集合住宅用ハンズフリー通話システムは、集合
住宅の共用玄関に設置されたロビーインターホンと、集
合住宅の各住戸内に設置された住戸親機とが警報監視盤
を介して2線式通話線により接続されて構成される集合
住宅用ハンズフリー通話システムであって、上記警報監
視盤が、受話信号の回り込みに起因して、送話信号に含
まれる受話信号成分を抑圧する同時通話回路と、住戸親
機、警報監視盤及びロビーインターホンから任意の2者
を選択し、通話回線により接続する2者選択切替手段と
を備え、上記同時通話回路を住戸親機、警報監視盤及び
ロビーインターホンの任意の2者間の通話に共用する構
成とされる。
用ハンズフリー通話システムは、集合住宅の共用玄関に
設置されたロビーインターホンと、集合住宅の各住戸内
に設置された住戸親機とが2線式通話線により接続され
て構成される集合住宅用ハンズフリー通話システムであ
って、上記ロビーインターホンが、受話信号の回り込み
に起因して、送話信号に含まれる受話信号成分を抑圧す
る同時通話回路を備えて構成される。
用ハンズフリー通話システムは、請求項1又は2に記載
の集合住宅用ハンズフリー通話システムであって、上記
同時通話回路は、同時通話回路から出力された受話信号
が、送話回線へ回り込み、送話信号として再び上記同時
通話回路へ入力されるまでの伝達関数を同定し、上記受
話信号をこの伝達関数により畳み込み演算する適応フィ
ルタと、上記送話信号から上記適応フィルタの出力信号
を減算する減算回路とを備えたエコーキャンセラ回路と
して構成される。
用ハンズフリー通話システムは、請求項3に記載の集合
住宅用ハンズフリー通話システムであって、上記同時通
話回路は、一方の話者からの送話信号に含まれている受
話信号成分を抑圧するエコーキャンセラ回路と、他方の
話者からの送話信号に含まれている受話信号成分を抑圧
するエコーキャンセラ回路とにより構成される。
用ハンズフリー通話システムは、請求項4に記載の集合
住宅用ハンズフリー通話システムであって、上記同時通
話回路は、2つのエコーキャンセラ回路間の送話回線又
は受話回線に、増幅回路を設けて構成される。請求項6
に記載した本発明による集合住宅用ハンズフリー通話シ
ステムは、請求項1から5のいずれかに記載されたシス
テムであって、住戸親機が、さらに、その住戸の玄関口
に設置されたドアホン子器とそれぞれ接続されて構成さ
れる集合住宅用ハンズフリー通話システムにおいて、上
記住戸親機が、一方の話者の音声信号の伝送中は、他方
の話者の音声信号を減衰させて、いずれか一方の音声信
号のみを他方に伝送する交互通話回路と、ロビーインタ
ーホン又は警報監視盤、住戸受信機間の通話と、ドアホ
ン子器、住戸親機間の通話とを切り替えるドアホン切替
手段とを備え、上記交互通話回路が、ロビーインターホ
ン又は警報監視盤との通話時には、ドアホン子器との通
話時に比べ、上記他方の減衰量を減少させる手段として
構成される。
用ハンズフリー通話システムは、請求項6に記載の集合
住宅用ハンズフリー通話システムであって、上記交互通
話回路が、送話回線に設けられ、送話信号の利得又は損
失量を変化させる送話損失量可変回路と、受話回線に設
けられ、送話信号の利得又は損失量を変化させる受話損
失量可変回路と、送話回線及び受話回線の信号レベルを
監視し、上記送話損失可変回路及び上記送話損失可変回
路の利得又は損失量を制御する損失量制御回路とにより
構成され、上記損失量制御回路が、さらに、上記ドアホ
ン切替手段の接続状態に基づいて、送話中は受話損失量
可変回路の損失量を、受話中は送話損失量可変回路の損
失量を変化させる構成とされる。
用ハンズフリー通話システムは、請求項1から5のいず
れかに記載されたシステムであって、住戸親機が、さら
に、その住戸の玄関口に設置されたドアホン子器とそれ
ぞれ接続されて構成される集合住宅用ハンズフリー通話
システムにおいて、上記住戸親機が、一方の話者の音声
信号の伝送中は、他方の話者の音声信号を減衰させて、
いずれか一方の音声信号のみを他方に伝送する交互通話
回路と、ロビーインターホン又は警報監視盤、住戸親機
間の通話と、ドアホン子器、住戸親機間の通話とを切り
替えるドアホン切替手段とを備え、上記交互通話回路
が、ロビーインターホン又は警報監視盤との通話時に
は、上記他方の話者の音声信号を減衰させない手段とし
て構成される。
用ハンズフリー通話システムは、請求項1から5のいず
れかに記載されたシステムであって、住戸親機が、さら
に、その住戸の玄関口に設置されたドアホン子器とそれ
ぞれ接続されて構成される集合住宅用ハンズフリー通話
システムにおいて、上記住戸親機が、送話中は受話信号
を減衰させる一方、受話中は送話信号を減衰させること
により、いずれか一方の音声信号のみを他方に伝送する
交互通話回路と、ロビーインターホン又は警報監視盤と
の通話と、ドアホン子器との通話とを切り替えるドアホ
ン切替手段と、上記交互通話回路からの通話信号と、上
記交互通話回路を介さないバイパス回線からの通話信号
とを加算する回路であって、送話回線及び受話回線に設
けられた加算回路と、上記バイパス回線に設けられたア
ナログスイッチとを備え、上記アナログスイッチが、ロ
ビーインターホン又は警報監視盤との通話時に閉成され
る一方、ドアホン子器との通話時には開成される構成と
される。
リー通話システムのシステム構成の一例を図2に示す。
このシステムは、集合住宅の共同玄関に設置された1つ
のロビーインターホンLPと、集合住宅内の各住戸に設
置された複数の住戸親機HPとが、警報監視盤XPを介
して接続されており、さらに、各住戸親機HPは、その
住戸の玄関口に設置されたドアホン子器DPと接続され
て構成される。これらの各機器は、いずれも2線式の通
話線L0〜L2で接続されており、双方向で通話するた
めのものである。
3、4、6及び7に記載した本発明による集合住宅用ハ
ンズフリー通話システムの一構成例を図1に示す。ロビ
ーインターホンLPは、スピーカLSK及び受話信号用
アンプ回路LRAとにより構成される受話回線と、マイ
クロホンLMC及び送話信号用アンプ回路LSAとによ
り構成される送話回線と、受話回線及び送話回線からな
る4線式の通話線の音声信号と2線式信号線L0の音声
信号とを相互に変換する2/4変換回路LCVとにより
構成される。
話信号用アンプ回路XRAとにより構成される受話回線
と、マイクロホンXMC及び送話信号用アンプ回路XS
Aとにより構成される送話回線と、2者選択切替手段X
J1、XJ2と、エコーキャンセラ回路EC1、EC2
と、2/4変換回路XCV1、XCV2とにより構成さ
れる。
信号用アンプ回路HRAとにより構成される受話回線
と、マイクロホンHMC及び送話信号用アンプ回路HS
Aとにより構成される送話回線と、ドアホン切替手段H
Jと、音声スイッチBSWと、2/4変換回路HCV
と、アンプ回路HAP1、HAP2、HAWとにより構
成される。
受話信号用アンプ回路DRAとにより構成される受話回
線と、マイクロホンDMC及び送話信号用アンプ回路D
SAとにより構成される送話回線と、2/4変換回路D
CVとにより構成される。住戸親機HPのドアホン切替
手段HJは、住戸親機HPの送受話回線の接続先を警報
監視盤XP又はドアホン子器DPに切り替える切替手段
であり、接点a側に接続すれば、住戸親機HPの送受話
回線が通話線L1を介して警報監視盤XPに接続され、
接点b側に接続すれば、住戸親機HPの送受話回線が通
話線L2を介してドアホン子器DPに接続される。
1、XJ2は、ロビーインターホンLP、住戸親機HP
及び警報監視盤XPの3者のうちの2者を選択して、通
話可能とする切替手段であり、2者選択切替手段XJ
1、XJ2をともに接点a側に接続すれば、ロビーイン
ターホンLPの送受話回線が、通話線L0、警報監視盤
XP及び通話線L1を介して住戸親機HPに接続され、
2者選択切替手段XJ1、XJ2をともに接点b側に接
続すれば、ロビーインターホンLPの送受話回線が、通
話線L1を介して警報監視盤XPの送受話回線に接続さ
れる。また、2者選択切替手段XJ1を接点a側に接続
し、2者選択切替手段XJ2を接点b側に接続すれば、
警報監視盤XPの送受話回線が、通話線L1を介して住
戸親機HPに接続される。
接続すれば、住戸親機HPとドアホン子器DPとの通話
が可能となり、ドアホン切替手段HJを接点a側に接続
した場合において、2者選択切替手段XJ1、XJ2を
ともに接点a側に接続すれば、住戸親機HPとロビーイ
ンターホンLPとの通話が可能となり、2者選択切替手
段XJ1、XJ2をともに接点b側に接続すれば、住戸
親機HPと警報監視盤XPとの通話が可能となる。さら
に、2者選択切替手段XJ1を接点a側に接続し、2者
選択切替手段XJ2を接点b側に接続すれば、ロビーイ
ンターホンLPと警報監視盤XPとの通話が可能とな
る。
した双方向通話であり、住戸親機HPとドアホン子器と
の通話を除くいずれの場合にも、警報監視盤XP内のエ
コーキャンセラ回路EC1、EC2を介して行われる。
図1に示した集合住宅用ハンズフリー通話システムに関
し、警報監視盤XP、ロビーインターホンHP間の通話
時の構成のみを図3に示す。
り収音され、電気信号に変換された発話音声は、エコー
キャンセラ回路EC1、EC2及び2/4変換回路XC
V2を介して、2線式通話線L0へ出力される。この音
声信号は、ロビーインターホンLPの2/4変換回路L
CVにおいて、受話回線へと伝達されて、スピーカLS
Kから音波として再現されて出力される。
イクロホンLMCにより収音された発話音声は、2/4
変換回路LCV、2線式通話線L0、2/4変換回路X
CV2及びエコーキャンセラ回路EC1、EC2を介し
て警報監視盤XPのスピーカXSKへ伝達されて、音波
として出力される。上記エコーキャンセラ回路EC1、
EC2は、受話信号の回り込みが発生した場合に、送話
信号に含まれている受話信号成分を抑制して、ハウリン
グの発生を防止するためのものである。
リー通話装置として構成されているために、スピーカL
SKから発せられた受話音声は、その一部がマイクロホ
ンLMCによって収音されるという音響結合が生じてい
る。同様にして、警報監視盤XPのスピーカLSK、マ
イクロホンLMC間でも音響結合が生じ、この様な音響
結合により受話信号の回り込みが生じる。さらに、2/
4変換回路XCV2においても、送話信号が受話回路側
に漏れることにより、ロビーインターホンXPからみれ
ば、受話信号の送話側への回り込みが発生している。
盤XP側の回り込み、即ち、警報監視盤のスピーカXS
K、マイクロホンXMC間の回り込みを抑制し、エコー
キャンセラ回路EC2は、ロビーインターホンLP側の
回り込み、即ち、ロビーインターホンLPのスピーカL
SK、マイクロホンLMC間の回り込み及び2/4変換
回路XCV2での回り込みを抑制する。即ち、エコーキ
ャンセラ回路EC1、EC2は、警報監視盤XP及びロ
ビーインターホンLPの双方からの同時通話を可能とす
るための同時通話回路である。
を図4に示す。このエコーキャンセラ回路は、適応フィ
ルタWaと、送信回線に設けられた減算回路SBとによ
り構成される。適応フィルタWaは、エコーキャンセラ
回路から受話回線へ出力された受話信号が、送信回線へ
回り込んで、送話信号として再びこのエコーキャンセラ
回路へ入力されるまでの伝達関数W1を同定する。そし
て、受話信号をこの伝達関数W1により畳み込み演算す
ることにより、送話信号に含まれる受話信号成分を求め
る。減算回路SBは、適応フィルタWaにより求められ
た受話信号成分を送話信号から減算することにより、回
り込みの影響を排除することができる。
同時通話回路を図5に示す。この同時通話回路は、図1
に示した様にエコーキャンセラ回路EC1、EC2を直
列接続したものである。エコーキャンセラ回路EC1の
適応フィルタWaは、警報監視盤XP側の回り込みに関
する伝達関数W1を同定して、警報監視盤XPの送話信
号から回り込み成分を除去する一方、エコーキャンセラ
回路EC2の適応フィルタWaは、ロビーインターホン
LP側の回り込みに関する伝達関数W2を同定して、ロ
ビーインターホンLPの送話信号から回り込み成分を除
去する。
システムに関し、住戸親機HP、ドアホン子器DP間の
通話時の構成のみを図6に示し、住戸親機HP、警報監
視盤XP間の通話時の構成のみを図7に示す。図6にお
いては、住戸親機HPの送受話回線が、ドアホン子器D
Pの送受話回線と音声スイッチBSWを介して接続され
ており、音声スイッチBSWが、常に、いずれか一方の
話者の音声信号のみを他方に伝達する交互通話を行うた
め、上記と同様の回り込みが発生した場合であっても、
ハウリングの発生を防止することができる。
す。この音声スイッチBSWは、受話回線に設けられた
受話損失量可変回路RVAと、送話回線に設けられた送
話損失量可変回路SVAと、これらの損失量を制御する
損失量制御回路VACとにより構成される。受話損失量
可変回路RVA及び送話損失量可変回路SVAは、とも
に音声信号の増幅又は減衰を行うことができ、その増幅
率又は減衰率(まとめて損失量と呼ぶ)を変化させるこ
とができる回路である。
話回線の音声信号を監視して、音声信号のレベルの低い
方に大きな損失を挿入する様に、受話損失量可変回路R
VA及び送話損失量可変回路SVAに対して制御信号を
出力する。例えば、図6において住戸親機HPの受話信
号のレベルが送話信号のレベルよりも高い場合には、損
失量制御回路VACの制御により、受話損失量可変回路
RVAの損失量が6dB、送話損失量可変回路SVAの
損失量が−46dBとなり、ドアホン子器DPから住戸
親機HPへの通話のみが可能となる。一方、送話信号の
レベルが受話信号のレベルよりも高い場合には、受話損
失量可変回路RVAの損失量が−46dB、送話損失量
可変回路SVAの損失量が6dBとなり、住戸親機HP
からドアホン子器DPへの通話のみが可能となる。
いては、この様な音声スイッチBSWによる交互通話を
行うことにより、ループゲインが1以上となるのを防止
して、受話信号の回り込みに起因して、ハウリングが発
生することを防止することができる。図7においては、
住戸親機HPの送受話回線が、警報監視盤XPの送受話
回線とエコーキャンセラEC1、EC2及び音声スイッ
チBSWを介して接続されている。
警報監視盤XPのスピーカXSKからマイクロホンXM
Cへの回り込み、2/4変換回路XCV2における回り
込み、住戸親機HPのスピーカHSKからマイクロホン
HMCへの回り込みの影響を低減させる。このため、音
声スイッチBSWは、ドアホン子器DP、住戸親機HP
の通話時に比べて、その損失量を小さくすることができ
る。即ち、通話相手を示す接続情報が、損失量制御回路
VACに入力され、この接続情報に基づいて、受話損失
量可変回路RVA及び送話損失量可変回路SVAの損失
量を小さくすれば、送話信号及び受話信号を交互通話時
の様な切断感を感じさせないレベルとすることができ
る。
ベルよりも高い場合には、受話損失量可変回路RVAの
損失量が6dB、送話損失量可変回路SVAの損失量が
0dBとなる一方、送話信号のレベルが受話信号のレベ
ルよりも高い場合には、受話損失量可変回路RVAの損
失量が0dB、送話損失量可変回路SVAの損失量が6
dBとなり、いずれの場合にも警報監視盤XP、住戸親
機HP間の通話において、切断感を感じさせない程度の
小さな損失量であるため、同時通話が可能となる。
ン子器DPとの通話時には、その損失量を大きくして、
交互通話を行う本来の音声スイッチとして機能する一
方、警報監視盤XPと通話時には、その損失量を小さく
して、切断感のない同時通話を可能とする。図1に示し
た集合住宅用ハンズフリー通話システムに関し、住戸親
機HP、ドロビーインターホンLP間の通話時の構成の
みを図9に示す。この図においては、住戸親機HPの送
受話回線が、ロビーインターホンLPの送受話回線と警
報監視盤XPのエコーキャンセラ回路EC1、EC2及
び住戸親機HPの音声スイッチBSWを介して接続され
ている。
P、警報監視盤XP間の通話の場合と同様、上記エコー
キャンセラEC1、EC2が、ロビーインターホンLP
のスピーカLSKからマイクロホンLMCへの回り込
み、2/4変換回路XCV1、XCV2における回り込
み、住戸親機HPのスピーカHSKからマイクロホンH
MCへの回り込みの影響を低減させるため、音声スイッ
チBSWの損失量を小さくすれば、同時通話が可能とな
る。
インターホンLP、警報監視盤XP及び住戸親機HPの
うちの任意の2者間の通話は、いずれも警報監視盤XP
のエコーキャンセラ回路EC1、EC2を介することに
より、ハウリングの発生を防止つつ、同時通話を行うこ
とができる。ここで、住戸親機HPとロビーインターホ
ンLP又は警報監視盤XPとの通話は、さらに、音声ス
イッチをも介して行われるが、音声スイッチの損失量を
小さくすることにより、同時通話を行うことができる。
の通話においては、エコーキャンセラ回路を介していな
いため、音声スイッチBSWの損失量を大きくすること
によって、ハウリングの発生を防止している。ここで、
各住戸への来訪者は、一般に、ロビーインターホンLP
により住戸内の住居者と通話してから各住戸の玄関口に
至るため、ドアホン子器DPでの通話は、短い簡単なも
のである場合が多く、同時通話の必要性は比較的少な
い。このため、住戸親機HP、ドアホン子器DP間の通
話は交互通話であっても利便性への影響は小さい。
合住宅用ハンズフリー通話システムのシステム構成の一
例を図10に示す。このシステムは、集合住宅の共同玄
関に設置された1つのロビーインターホンLPと、集合
住宅内の各住戸に設置された複数の住戸親機HPとが、
2線式の通話線L1で接続されており、さらに、各住戸
親機HPは、その住戸の玄関口に設置されたドアホン子
器DPと2線式通話線L2で接続され、警報監視盤を含
まずに構成される。図2に示した集合住宅用ハンズフリ
ー通話システムと同様、ロビーインターホンLPと住戸
親機HP、或は、ドアホン子器DPと住戸親機HPと
は、2線式の通話線L1又はL2を介して、双方向で通
話することができる。
の一構成例を図11に示す。図中の住戸親機HPとドア
ホン子器DPは、図1に示したものと同様の構成であ
る。ロビーインターホンLPは、スピーカLSK及び受
話信号用アンプ回路LRAとにより構成される受話回線
と、マイクロホンLMC及び送話信号用アンプ回路LS
Aとにより構成される送話回線と、エコーキャンセラ回
路EC1、EC2と、2/4変換回路LCVとにより構
成される。即ち、ロビーインターホンLPの送受話回路
と2/4変換回路LCVとの間に同時通話回路としての
エコーキャンセラ回路EC1、EC2を備えて構成され
る。
ンターホンLP、住戸親機HP間の通話時には、エコー
キャンセラ回路EC1、EC2が、ロビーインターホン
LPのスピーカLSKからマイクロホンLMCへの回り
込み、2/4変換回路LCV1における回り込み、住戸
親機HPのスピーカHSKからマイクロホンHMCへの
回り込みの影響を低減させるので、住戸親機HPの音声
スイッチBSWの損失量を小さくすれば、同時通話が可
能となる。一方、ドアホン子器DP、住戸親機HP間の
通話時には、音声スイッチBSWの損失量を大きくして
交互通話することによって、ハウリングの発生を防止す
る。
合住宅用ハンズフリー通話システムの要部の一構成例を
図12に示す。この図は、集合住宅用ハンズフリー通話
システムに適用される警報監視盤XP’を示したもので
あり、この警報監視盤XP’は、図1に示した警報監視
盤XPにおいて、エコーキャンセラEC1とエコーキャ
ンセラEC2との間にアンプ回路AP1、AP2を設け
たものである。
に説明する。図13の(a)は、図1に示した警報監視
盤XPの要部を示したものであり、図13の(b)は、
図12に示した警報監視盤XP’の要部を示したもので
ある。なお、図中に記載した利得は、各アンプ回路、ス
ピーカXSKからマイクロホンへの回り込み、受話信号
及び送話信号に関する利得の一例である。
XSKからマイクロホンXMCへの回り込みによるハウ
リングの発生を防止するためには、図中の点Aから点B
までの回り込み利得が0dB以下となっていることが必
要である。即ち、エコーキャンセラ回路EC1から受話
回線へ出力された受話信号が、送信回線へ回り込んで、
送話信号として再びエコーキャンセラ回路EC1へ入力
されるまでの利得が0dB以下でないとエコーキャンセ
ラ回路EC1は、回り込んだ受話信号成分を十分に除去
することができない。
話信号及び送話信号について所定の利得を確保する必要
があるため、各アンプ回路の利得を大きくせざるを得な
い。従って、スピーカXSKからマイクとホンXMCへ
至る損失量を大きくすることができなければ、上記回り
込み利得を0dB以下とすることができない。図中の
(a)は、この様子を示したものであり、スピーカXS
KからマイクロホンXMCへ至る伝達利得が−20dB
の場合に、受話信号についての利得として30dB、送
話信号についての利得として30dBを確保したいなら
ば、各アンプ回路の利得を10dBとすることが必要と
なるが、この場合、点Aから点Bまでの回り込み利得は
20dBとなって、送話信号に回り込んだ受話信号成分
を十分に除去することができない。
エコーキャンセラ回路EC1、EC2間に利得10dB
のアンプ回路AP1、AP2を設けているために、スピ
ーカXSKからマイクロホンXMCへ至る伝達利得が−
20dBの場合、点Aから点Bまでの各アンプ回路の利
得は5dBであっても、受話信号、受話信号についての
利得としてそれぞれ30dBを確保することができる。
このため、点Aから点Bまでの回り込み利得を0dBと
することができる。
回路を設けることにより、受話信号及び送話信号の利得
を確保しつつ、回り込み利得を0dB以下に抑制するこ
とができるので、エコーキャンセラ回路EC1は、回り
込んだ受話信号成分を十分に除去することができる。次
に、請求項8に記載した本発明による集合住宅用ハンズ
フリー通話システムの要部の一構成例を図14に示す。
この図は、図1に示した集合住宅用ハンズフリー通話シ
ステムの住戸親機HPに適用される音声スイッチを示し
たものであり、この音声スイッチBSW1は、受話損失
量可変回路RVAと、送話損失量可変回路SVAと、損
失量制御回路VACとにより構成される音声スイッチ
に、アナログスイッチRJ1、SJ1を設けて構成され
る。
上に設けられ、接点a側に接続すれば、受話信号は、受
話損失量可変回路RVAによって所定の損失量だけ減衰
されて出力されるが、このアナログスイッチRJ1を、
接点b側に接続すると、受話信号は受話損失量可変回路
RVAを介さないでそのまま出力される。また、アナロ
グスイッチSJ1は、送話回線上に設けられ、接点a側
に接続すれば、送話信号が減衰されて出力されるが、接
点b側に接続すると、減衰されずにそのまま出力され
る。
は、ロビーインターホンLP又は警報監視盤XPとの通
話時には、接点a側に接続され、ドアホン子器DPとの
通話時には、接点b側に接続される様に制御される。従
って、ドアホン子器DPとの通話時には、音声スイッチ
BSW1が送受話回線に挿入されて有効に機能し、交互
通話によるハウリングの発生を防止する一方、ロビーイ
ンターホンLP又は警報監視盤XPとの通話時には、音
声スイッチBSW1が送受話回線から分離されるので、
音声スイッチとして機能せず、同時通話が可能となる。
用ハンズフリー通話システムの要部の一構成例を図15
に示す。この図は、図1に示した集合住宅用ハンズフリ
ー通話システムの住戸親機HPに適用される音声スイッ
チを示したものであり、この音声スイッチBSW2は、
受話損失量可変回路RVAと、送話損失量可変回路SV
Aと、損失量制御回路VACとにより構成される音声ス
イッチに、アナログスイッチRJ2、SJ2及び加算回
路RAD、SADを設けて構成される。
量可変回路RVAを迂回する受話バイパス回線RBP
と、送話損失量可変回路SVAを迂回する送話バイパス
回線SBPとを備えており、アナログスイッチRJ2は
受話バイパス回線RBPに設けられ、アナログスイッチ
SJ2は送話バイパス回線SBPに設けられている。加
算回路RADは、受話損失量可変回路RVAからの受話
信号と、受話バイパス回線RBPからの受話信号とを加
算して出力する回路であり、加算回路SADは、送話損
失量可変回路SVAからの送話信号と、送話バイパス回
線SBPからの送話信号とを加算して出力する回路であ
る。
ビーインターホンLP又は警報監視盤XPとの通話時に
は、ともに閉成され、ドアホン子器DPとの通話時に
は、ともに開成される。このため、ドアホン子器DPと
の通話時には、加算回路RADには、受話損失量可変回
路RVAからの信号のみが入力され、また、加算回路S
ADには、送話損失量可変回路SVAからの信号のみが
入力されため、音声スイッチBSW2は、通常の音声ス
イッチとして機能し、交互通話によるハウリングの発生
を防止する。
視盤XPとの通話時には、加算回路RADには、受話損
失量可変回路RVAからの信号に加えて、受話バイパス
回線RBPからの減衰していない信号も入力され、加算
回路SADには、送話損失量可変回路SVAからの信号
に加えて、送話バイパス回線SBPからの減衰していな
い信号も入力される。
話損失量可変回路SVAにおける損失量が大きいなら
ば、それぞれ受話バイパス回線RBP又は送話バイパス
回線SBPからの信号が支配的となり、近似的に音声ス
イッチBSW2が送受話回線から分離された場合と同様
の状態となって、同時通話が可能となる。
宅用ハンズフリー通話システムは、警報監視盤に2者選
択切替回路と同時通話回路とを備え、この同時通話回路
を住戸親機、警報監視盤及びロビーインターホンの任意
の2者間の通話に共用するため、住戸親機及びロビーイ
ンターホンに同時通話回路を備えることなく、上記3者
のうちの任意の2者間で同時通話が可能となる。
インターホンの任意の2者間で同時通話が可能な集合住
宅用ハンズフリー通話システムを安価に提供することが
できる。請求項2に記載した本発明による集合住宅用ハ
ンズフリー通話システムは、警報監視盤を備えていない
システムであって、ロビーインターホンに同時通話回路
を備え、この同時通話回路を各住戸の住戸親機とロビー
インターホンとの通話に使用するため、各住戸ごとに設
置された多数の住戸親機が同時通話回路を備えることな
く、ロビーインターホンと各住戸親機との間において同
時通話が可能となる。
で同時通話が可能な集合住宅用ハンズフリー通話システ
ムを安価に提供することができる。請求項3に記載した
本発明による集合住宅用ハンズフリー通話システムは、
同時通話回路が適応フィルタと減算回路からなるエコー
キャンセラ回路として構成され、送話回線に回り込んだ
受話信号成分を除去する。
み成分を除去して、住戸親機、警報監視盤又はロビーイ
ンターホンの相互間で同時通話が可能な集合住宅用ハン
ズフリー通話システムを提供することができる。請求項
4に記載した本発明による集合住宅用ハンズフリー通話
システムは、同時通話回路が2つのエコーキャンセラ回
路により構成され、各エコーキャンセラ回路が両話者に
おけるそれぞれの回り込み成分を除去する。
ンにのみ同時通話回路を備るだけで、各話者側の回り込
み成分を除去して、住戸親機、警報監視盤又はロビーイ
ンターホンの相互間で同時通話が可能な集合住宅用ハン
ズフリー通話システムを提供することができる。請求項
5に記載した本発明による集合住宅用ハンズフリー通話
システムは、同時通話回路を構成する2つのエコーキャ
ンセラ回路間に増幅回路を設けることにより、受話信号
及び送話信号の利得を確保しつつ、回り込み利得を低い
レベルに抑制して、エコーキャンセラ回路が、回り込ん
だ受話信号成分を十分に除去することができる。
ングの発生を効果的に抑制することができる集合住宅用
ハンズフリー通話システムを提供することができる。請
求項6に記載した本発明による集合住宅用ハンズフリー
通話システムは、交互通話回路が住戸親機と警報監視盤
又はロビーインターホンとの通話時には、住戸親機とド
アホン子器との通話時に比べ、遮断すべき通話方向の減
衰量を小さくして、交互通話による切断感を緩和させ
る。
互通話によってハウリングの発生を防止するとともに、
警報監視盤又はロビーインターホンとの通話時には、切
断感の少ない同時通話が可能な集合住宅用ハンズフリー
通話システムを提供することができる。請求項7に記載
した本発明による集合住宅用ハンズフリー通話システム
は、交互通話回路が受話損失量可変回路と、送話損失量
可変回路と、損失量制御回路とにより構成され、この損
失量制御回路が、通話方向のみならず、ドアホン切替手
段の接続状態に基づいて、これらの損失量可変回路の損
失量を変化させる。
器との通話時には、交互通話を行うとともに、警報監視
盤又はロビーインターホンとの通話時には、同時通話を
行うシステムを実現でき、この様な集合住宅用ハンズフ
リー通話システムを安価に提供することができる。請求
項8に記載した本発明による集合住宅用ハンズフリー通
話システムは、交互通話回路が警報監視盤又はロビーイ
ンターホンとの通話時には、送話信号及び受話信号をと
もに減衰させない。
互通話によってハウリングの発生を防止するとともに、
警報監視盤又はロビーインターホンとの通話時には、切
断感のない同時通話が可能な集合住宅用ハンズフリー通
話システムを提供することができる。請求項9に記載し
た本発明による集合住宅用ハンズフリー通話システム
は、交互通話回路が警報監視盤又はロビーインターホン
との通話時には、減衰されていない送受話信号と、交互
通話回路により減衰された送受話信号との和を送受話信
号とする。
互通話によってハウリングの発生を防止するとともに、
警報監視盤又はロビーインターホンとの通話時には、切
断感のない同時通話が可能な集合住宅用ハンズフリー通
話システムを提供することができる。
による集合住宅用ハンズフリー通話システムの一構成例
を示した図である。
テムのシステム構成の一例を示した図である。
テムに関し、警報監視盤、ロビーインターホン間の通話
時の構成のみを示した図である。
ある。
回路の一構成例を示した図である。
テムに関し、住戸親機、ドアホン子器間の通話時の構成
のみを示した図である。
テムに関し、住戸親機、警報監視盤間の通話時の構成の
みを示した図である。
チの一構成例を示した図である。
テムに関し、住戸親機HP、ドロビーインターホンLP
間の通話時の構成のみを示した図である。
ハンズフリー通話システムのシステム構成の一例を示し
た図である。
ハンズフリー通話システムの一構成例を示した図であ
る。
ハンズフリー通話システムの要部の一構成例を示した図
である。
ハンズフリー通話システムの増幅回路の利得の一例を示
した図である。
ハンズフリー通話システムの要部の一構成例を示した図
である。
ハンズフリー通話システムの要部の一構成例を示した図
である。
回路 XJ1、XJ2・・・2者選択切替回路 Wa、Wb・・・適応フィルタ SBa、SBb・・・減算回路 AP1、AP2・・・増幅回路 BSW・・・交互通話回路 SVA・・・送話損失量可変回路 RVA・・・受話損失量可変回路 VAC・・・損失量制御回路 RBP、SBP・・・バイパス回路 RJ2、SJ2・・・アナログスイッチ
リー通話システムのシステム構成の一例を図2に示す。
このシステムは、集合住宅の共同玄関に設置された1つ
のロビーインターホンLPと、集合住宅内の各住戸に設
置された複数の住戸親機HPとが、警報監視盤XPを介
して接続されており、さらに、各住戸親機HPは、その
住戸の玄関口に設置されたドアホン子器DPと接続され
て構成される。これらの各機器は、いずれも2線式の通
話線L0〜L2で接続されており、双方向で通話するた
めのものである。
信号用アンプ回路HRAとにより構成される受話回線
と、マイクロホンHMC及び送話信号用アンプ回路HS
Aとにより構成される送話回線と、ドアホン切替手段H
Jと、音声スイッチBSWと、2/4変換回路HCV
と、アンプ回路とにより構成される。
を図4に示す。このエコーキャンセラ回路は、適応フィ
ルタWaと、送信回線に設けられた減算回路SBとによ
り構成される。適応フィルタWaは、エコーキャンセラ
回路から受話回線へ出力された受話信号が、送信回線へ
回り込んで、送話信号として再びこのエコーキャンセラ
回路へ入力されるまでの伝達関数W1を同定する。そし
て、受話信号をこの同定した伝達関数により畳み込み演
算することにより、送話信号に含まれる受話信号成分を
求める。減算回路SBは、適応フィルタWaにより求め
られた受話信号成分を送話信号から減算することによ
り、回り込みの影響を排除することができる。
話回線の音声信号を監視して、音声信号のレベルの低い
方に大きな損失を挿入する様に、受話損失量可変回路R
VA及び送話損失量可変回路SVAに対して制御信号を
出力する。例えば、図6において住戸親機HPの受話信
号のレベルが送話信号のレベルよりも高い場合には、損
失量制御回路VACの制御により、受話損失量可変回路
RVAの損失量が6dB、送話損失量可変回路SVAの
損失が46dBとなり、ドアホン子器DPから住戸親機
HPへの通話のみが可能となる。一方、送話信号のレベ
ルが受話信号のレベルよりも高い場合には、受話損失量
可変回路RVAの損失が46dB、送話損失量可変回路
SVAの損失が6dBとなり、住戸親機HPからドアホ
ン子器DPへの通話のみが可能となる。
ベルよりも高い場合には、受話損失量可変回路RVAの
損失が6dB、送話損失量可変回路SVAの損失が0d
Bとなる一方、送話信号のレベルが受話信号のレベルよ
りも高い場合には、受話損失量可変回路RVAの損失が
0dB、送話損失量可変回路SVAの損失が6dBとな
り、いずれの場合にも警報監視盤XP、住戸親機HP間
の通話において、切断感を感じさせない程度の小さな損
失量であるため、同時通話が可能となる。
ン子器DPとの通話時には、その損失量を大きくして、
交互通話を行う本来の音声スイッチとして機能する一
方、警報監視盤XPと通話時には、その損失量を小さく
して、切断感のない同時通話を可能とする。図1に示し
た集合住宅用ハンズフリー通話システムに関し、住戸親
機HP、ロビーインターホンLP間の通話時の構成のみ
を図9に示す。この図においては、住戸親機HPの送受
話回線が、ロビーインターホンLPの送受話回線と警報
監視盤XPのエコーキャンセラ回路EC1、EC2及び
住戸親機HPの音声スイッチBSWを介して接続されて
いる。
インターホンLP、警報監視盤XP及び住戸親機HPの
うちの任意の2者間の通話は、いずれも警報監視盤XP
のエコーキャンセラ回路EC1、EC2を介することに
より、ハウリングの発生を防止しつつ、同時通話を行う
ことができる。ここで、住戸親機HPとロビーインター
ホンLP又は警報監視盤XPとの通話は、さらに、音声
スイッチをも介して行われるが、音声スイッチの損失量
を小さくすることにより、同時通話を行うことができ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】集合住宅の共用玄関に設置されたロビーイ
ンターホンと、集合住宅の各住戸内に設置された住戸親
機とが警報監視盤を介して2線式通話線により接続され
て構成される集合住宅用ハンズフリー通話システムであ
って、 上記警報監視盤が、受話信号の回り込みに起因して、送
話信号に含まれる受話信号成分を抑圧する同時通話回路
と、 住戸親機、警報監視盤及びロビーインターホンから任意
の2者を選択し、通話回線により接続する2者選択切替
手段とを備え、 上記同時通話回路を住戸親機、警報監視盤及びロビーイ
ンターホンの任意の2者間の通話に共用することを特徴
とする集合住宅用ハンズフリー通話システム。 - 【請求項2】集合住宅の共用玄関に設置されたロビーイ
ンターホンと、集合住宅の各住戸内に設置された住戸親
機とが2線式通話線により接続されて構成される集合住
宅用ハンズフリー通話システムであって、 上記ロビーインターホンが、受話信号の回り込みに起因
して、送話信号に含まれる受話信号成分を抑圧する同時
通話回路を備え、 ロビーインターホン、住戸親機間において同時通話を可
能としたことを特徴とする集合住宅用ハンズフリー通話
システム。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の集合住宅用ハンズ
フリー通話システムにおける上記同時通話回路は、 同時通話回路から出力された受話信号が送話回線へ回り
込み、送話信号として再び上記同時通話回路へ入力され
るまでの伝達関数を同定し、上記受話信号をこの伝達関
数により畳み込み演算する適応フィルタと、 上記送話信号から上記適応フィルタの出力信号を減算す
る減算回路とを備えたエコーキャンセラ回路として構成
されることを特徴とする集合住宅用ハンズフリー通話シ
ステム。 - 【請求項4】請求項3に記載の集合住宅用ハンズフリー
通話システムにおける上記同時通話回路は、 一方の話者からの送話信号に含まれる受話信号成分を抑
圧するエコーキャンセラ回路と、 他方の話者からの送話信号に含まれる受話信号成分を抑
圧するエコーキャンセラ回路とにより構成されることを
特徴とする集合住宅用ハンズフリー通話システム。 - 【請求項5】請求項4に記載の集合住宅用ハンズフリー
通話システムにおける上記同時通話回路は、 2つのエコーキャンセラ回路間の送話回線又は受話回線
に、増幅回路を設けたことを特徴とする集合住宅用ハン
ズフリー通話システム。 - 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の集合住
宅用ハンズフリー通話システムであって、住戸親機が、
さらに、その住戸の玄関口に設置されたドアホン子器と
それぞれ接続されて構成されるシステムにおいて、 上記住戸親機が、一方の話者の音声信号の伝送中は、他
方の話者の音声信号を減衰させて、いずれか一方の音声
信号のみを他方に伝送する交互通話回路と、 ロビーインターホン又は警報監視盤との通話と、ドアホ
ン子器との通話とを切り替えるドアホン切替手段とを備
え、 上記交互通話回路が、ロビーインターホン又は警報監視
盤との通話時には、ドアホン子器との通話時に比べ、上
記他方の減衰量を減少させる手段として構成されること
を特徴とする集合住宅用ハンズフリー通話システム。 - 【請求項7】請求項6に記載の集合住宅用ハンズフリー
通話システムにおける上記交互通話回路が、 送話回線に設けられ、送話信号の利得又は損失量を変化
させる送話損失量可変回路と、 受話回線に設けられ、送話信号の利得又は損失量を変化
させる受話損失量可変回路と、 送話回線及び受話回線の信号レベルを監視して、上記送
話損失可変回路及び上記送話損失可変回路の利得又は損
失量を制御する損失量制御回路とにより構成され、 上記損失量制御回路が、さらに、上記ドアホン切替手段
の接続状態に基づいて、受話損失量可変回路又は送話損
失量可変回路の損失量を変化させることを特徴とする集
合住宅用ハンズフリー通話システム。 - 【請求項8】請求項1から5のいずれかに記載の集合住
宅用ハンズフリー通話システムであって、住戸親機が、
さらに、その住戸の玄関口に設置されたドアホン子器と
それぞれ接続されて構成されるシステムにおいて、 上記住戸親機が、一方の話者の音声信号の伝送中は、他
方の話者の音声信号を減衰させて、いずれか一方の音声
信号のみを他方に伝送する交互通話回路と、 ロビーインターホン又は警報監視盤との通話と、ドアホ
ン子器との通話とを切り替えるドアホン切替手段とを備
え、 上記交互通話回路が、ロビーインターホン又は警報監視
盤との通話時には、上記他方の話者の音声信号を減衰さ
せない手段として構成されることを特徴とする集合住宅
用ハンズフリー通話システム。 - 【請求項9】請求項1から5のいずれかに記載の集合住
宅用ハンズフリー通話システムであって、住戸親機が、
さらに、その住戸の玄関口に設置されたドアホン子器と
それぞれ接続されて構成されるシステムにおいて、 上記住戸親機が、送話中は受話信号を減衰させる一方、
受話中は送話信号を減衰させることにより、いずれか一
方の音声信号のみを他方に伝送する交互通話回路と、 ロビーインターホン又は警報監視盤との通話と、ドアホ
ン子器との通話とを切り替えるドアホン切替手段と、 上記交互通話回路からの通話信号と、上記交互通話回路
を介さないバイパス回線からの通話信号とを加算する回
路であって、送話回線又は受話回線に設けられた加算回
路と、 上記バイパス回線に設けられたアナログスイッチとを備
え、 上記アナログスイッチが、ロビーインターホン又は警報
監視盤との通話時に閉成される一方、ドアホン子器との
通話時には開成されることを特徴とする集合住宅用ハン
ズフリー通話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27738395A JP3702507B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 集合住宅用ハンズフリー通話システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27738395A JP3702507B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 集合住宅用ハンズフリー通話システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09121253A true JPH09121253A (ja) | 1997-05-06 |
JP3702507B2 JP3702507B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=17582769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27738395A Expired - Fee Related JP3702507B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 集合住宅用ハンズフリー通話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3702507B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000244669A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-09-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 集合住宅用ハンズフリー通話システム |
JP2002354135A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅ハンズフリーインターホンシステム |
JP2006042040A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅インターホンシステム |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27738395A patent/JP3702507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000244669A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-09-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 集合住宅用ハンズフリー通話システム |
JP2002354135A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅ハンズフリーインターホンシステム |
JP2006042040A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅インターホンシステム |
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---|---|
JP3702507B2 (ja) | 2005-10-05 |
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