JPH09120616A - ディスクオートチェンジャー装置 - Google Patents

ディスクオートチェンジャー装置

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JPH09120616A
JPH09120616A JP7277868A JP27786895A JPH09120616A JP H09120616 A JPH09120616 A JP H09120616A JP 7277868 A JP7277868 A JP 7277868A JP 27786895 A JP27786895 A JP 27786895A JP H09120616 A JPH09120616 A JP H09120616A
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JP
Japan
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disc
stocker
pressing member
block
lever
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Pending
Application number
JP7277868A
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English (en)
Inventor
Hideo Sekine
英夫 関根
Masao Honda
正男 本田
Nobuo Imai
信夫 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Priority to TW085110012A priority patent/TW399199B/zh
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Priority to CN96120391A priority patent/CN1125454C/zh
Publication of JPH09120616A publication Critical patent/JPH09120616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/28—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records the magazine having a cylindrical shape with horizontal axis
    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02—Details
    • G11B17/021—Selecting or spacing of record carriers for introducing the heads
    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing

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  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッカーからのディスクの取り出し機構が
大型化してしまった。また、目標となるストッカーの所
定のディスク収納部に対する位置合わせを高精度に行う
ことが困難であった。 【解決手段】 再生ブロック４が設置されるベース板１
４に押圧部材２０を設けて再生ブロック４の移動に伴っ
てストッカー３の所定のディスク収納部に収納されたデ
ィスクを前記押圧部材２０で押し上げることによりスト
ッカー３から押し出して再生ブロック４のディスク出入
口９内に挿入するようにする。また、再生ブロック４と
目標ディスク収納部とを連結するディスク連結経路を形
成するスリット２７を有する位置出しレバー２８をスト
ッカー３に接近変位させて前記ディスク連結経路を形成
すると共に、位置出しレバー２８をストッカー３に接近
変位させた際に目標ディスク収納部の両側に隣接する隣
接ディスク収納部にそれぞれ挿入部３１ａ，３１ｂを挿
入するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ストッカーに貯えられ
た複数のディスクの中からディスク再生を行わせる再生
機構に装着するディスクが自動的に交換可能なディスク
オートチェンジャー装置に関し、ストッカーの目標ディ
スク収納部の位置出し及びストッカーからのディスクの
排出を工夫したディスクオートチェンジャー装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】複数のディスクを貯えておき、再生する
ディスクを自動的に交換するディスクオートチェンジャ
ー装置が知られており、このディスクオートチェンジャ
ー装置としては、ＣＤ方式のディスク（ＣＤ）対応のも
のが普及している。
【０００３】このようなディスクオートチェンジャー装
置としては、例えば、特開平７−２１０９７２号公報に
示される如く、ストッカーにディスクを立てて横一列に
配列して収納し、少ない空間に効率良くディスク収納が
行えるようにしたものが存在する。このディスクオート
チェンジャー装置においては、ディスク再生を行わせる
再生機構が設置された再生ブロックがストッカーのディ
スクの配列方向に沿って横方向に移動可能に設置されて
おり、前記再生ブロックを移動させることにより前記ス
トッカーに貯えられたディスクの中から再生機構により
再生を行うディスク、あるいはストッカーに戻すディス
クを選択し、ストッカーに収納されたディスクの中から
再生するディスクの交換が行えるように成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、再生を行わ
せるディスクを再生機構に装着すべく再生ブロック内に
搬入するには、ストッカーの再生を行わせるディスクが
収納された目標ディスク収納部からディスクを再生ブロ
ックに搬入可能な位置まで取り出す必要がある。
【０００５】前述したディスクオートチェンジャー装置
においては、再生ブロックに設けられた取出しアームを
ディスクの上方から手前側に寄せるように回動させるこ
とによりストッカーに収納されたディスクを取り出して
再生ブロックに搬入させている。その為、前記取出しア
ームとしてはディスクの抱え込みが行える程度の長さが
必要であると共に、前記取出しアームを駆動する駆動機
構を再生ブロックの上方に設ける必要があり、ストッカ
ーからのディスクの取り出し機構の大型化を招き、ま
た、前記取出しアームをディスクの上方に移送するため
の空間を確保する必要があり、高さ方向に装置が大型化
してしまうという問題があった。
【０００６】また、前記取出しアームの長さが長いこと
から該取出しアームを製造コスト上有利な合成樹脂によ
り形成した場合において、熱や経時変化により前記取出
しアームが歪んで正しくディスクの取り出しが行われな
くなる懸念があった。
【０００７】一方、ストッカーからのディスクの取り出
し、及び再生ブロック内のディスクのストッカーへの戻
しを行う際には、再生ブロックのディスクが搬入及び搬
出されるディスク出入口を、再生ブロックに対するディ
スクの搬入あるいは搬出を行いたい目標となるストッカ
ーの所定のディスク収納部に対して合致させるための位
置合わせが必要である。
【０００８】この位置合わせを高精度に行うことは困難
を伴うので、現実的にはある程度の精度で妥協して位置
合わせが行われるが、この位置合わせに誤差があると、
ストッカーから取り出されたディスクを再生ブロック内
に搬入することが出来なくなる場合がある。その為、こ
の位置合わせを確実に行うようにするか、あるいは、再
生ブロックのディスク出入口の間口に余裕を設ける必要
がある。
【０００９】再生ブロックのディスク出入口の間口に余
裕を設けると、隣接するディスク収納部に収納されたデ
ィスクも再生ブロック内に搬入されてしまう可能性があ
るので、前述の公報に示されたディスクオートチェンジ
ャー装置の如く、取出しアームにより取り出されるディ
スクが誤って隣接するディスク収納部に収納されたディ
スクとならないようにディスク収納部を１ピッチ置きに
閉塞する三角状突起を用いて取出しアームが隣接するデ
ィスク収納部に行かないようにしている。
【００１０】しかしながら、前記三角状突起をストッカ
ーの全幅に渡って１ピッチ置きに設ける必要があると共
に、前記三角状突起を備える可動部材を１ピッチ可動さ
せる可動機構を必要とし、構造の大型化及び複雑化を招
いた。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、再生ブロック
が設置され、該再生ブロックと一体となって変位される
ベース板と、ストッカーの各ディスクが個別に収納され
るディスク収納部の一つに挿入可能に成され、先端部が
挿入されたディスク収納部のディスクを押圧する押圧部
材と、該押圧部材をディスク収納部内に挿入させた挿入
位置と該押圧部材をディスク収納部から脱出させた脱出
位置との間で該押圧部材を駆動する押圧部材駆動機構と
を備え、前記押圧部材及び押圧部材駆動機構をベース板
に一体的に設置し、該ベース板の変位に伴って所定のデ
ィスク収納部に収納されたディスクを前記押圧部材で押
し出すことにより再生ブロック内に挿入するようにして
いる。
【００１２】また、本発明は、ストッカーの各ディスク
が個別に収納されるディスク収納部のうち、再生ブロッ
クに対してディスクの搬入及び搬出が可能な目標ディス
ク収納部に対向する部分に再生ブロックと目標ディスク
収納部とを連結するディスク連結経路を形成するスリッ
トを有すると共に、ストッカーに接近変位可能に再生ブ
ロックに支持された位置出しレバーを備え、該位置出し
レバーは再生ブロックに対してディスクの搬入及び搬出
を行う際にストッカーに接近変位されると共に、該位置
出しレバーがストッカーに接近変位された際に目標ディ
スク収納部の両側に隣接する隣接ディスク収納部にそれ
ぞれ挿入される挿入部を有している。
【００１３】
【作用】本発明は、再生ブロックが設置されるベース板
に押圧部材を設けて再生ブロックの移動に伴ってストッ
カーの所定のディスク収納部に収納されたディスクを前
記押圧部材で押し出すことによりそのディスクを再生ブ
ロックのディスク出入口内に挿入するようにしている。
【００１４】また、押圧部材の両脇をガイド突片により
ガイドして押圧部材が変位される方向を規制し、該押圧
部材が目標ディスク収納部に挿入し易いようにしてい
る。また、前記押圧部材のディスク収納部内に挿入され
る挿入部分を厚み方向に分離すべくその挿入部分にスリ
ットを形成して弾性を付与し、ディスク収納部に押圧部
材が挿入し易くすると共に、押圧部材によりディスクを
押圧する際に押圧部材のディスク押圧面からディスクを
外れにくくしている。
【００１５】また、ベース板に対して摺動可能に支持さ
れた摺動レバーを押圧部材に連結し、該摺動レバーを摺
動させることにより前記押圧部材を回動させて挿入位置
と脱出位置との間で変位可能にし、狭い範囲で簡単な構
成により押圧部材を駆動出来るようにしている。
【００１６】また、クランプ板、あるいは及びターンテ
ーブルの駆動を行うカム部材を用いて前記摺動レバーを
摺動駆動するようにしてディスクをターンテーブル上に
装着する状態でないとき再生ブロックにディスクを搬入
するようにしている。
【００１７】また、本発明は、再生ブロックと目標ディ
スク収納部とを連結するディスク連結経路を形成するス
リットを有する位置出しレバーをストッカーに接近変位
させて前記ディスク連結経路を形成すると共に、位置出
しレバーをストッカーに接近変位させた際に目標ディス
ク収納部の両側に隣接する隣接ディスク収納部にそれぞ
れ挿入部を挿入し、目標ディスク収納部と前記スリット
との位置合わせを確実にすると共に、隣接ディスク収納
部に収納されたディスクが再生ブロックの出入口に挿入
されるのを防止している。
【００１８】また、ベース板に対して摺動可能に支持さ
れた摺動レバーに傾斜面を有した突片を形成し、前記摺
動レバーを摺動させることにより位置出しレバーを前記
突片に傾斜面側から係合させるようにし、その係合によ
り位置出しレバーを回動させてストッカーに接近変位さ
せる構成とし、狭い範囲で簡単な構成により位置出しレ
バーを駆動出来るようにしている。
【００１９】また、位置出しレバーを回動駆動する摺動
レバーと押圧部材を回動駆動する摺動レバーとを同一部
材とし、構成の簡略化を図ると共に、位置出しレバーと
押圧部材とを駆動するタイミング設定を容易に良好にし
ている。
【００２０】
【実施例】図３は本発明に係るディスクオートチェンジ
ャー装置の全体的な構成の概略を示す透視斜視図であ
り、まず、図３を用いてディスクオートチェンジャー装
置の全体的な構成の概略を説明する。
【００２１】尚、図示のディスクオートチェンジャー装
置はディスクとしてＣＤを対象としたものである。１は
筺体のフロントパネル２面にディスク１枚が挿通可能に
形成された挿通口である。
【００２２】３は複数のディスク（ＣＤ）が貯えられる
ストッカーであり、該ストッカー３は各ディスクを立て
て横一列に配列して収納すべく複数のディスク収納部が
形成されており、各ディスク収納部は仕切り板３ａによ
り仕切られている。
【００２３】４はディスクＤを装着するターンテーブル
５及びディスクＤの信号読み取りを光学的に行う光ピッ
クアップ６から成る再生機構が設置された再生ブロック
である。該再生ブロック４はフロントパネル２とストッ
カー３の間に配置され、ガイドレール７にガイドされて
ストッカー３のディスク収納の配列方向に沿って移動可
能に設置されている。
【００２４】また、前記再生ブロック４には前記挿通口
１の対面及び前記ストッカー３の対面の両方にそれぞれ
再生ブロック４へのディスクＤが搬入及び搬出されるデ
ィスク出入口８及び９が設けられている。
【００２５】このように構成されたディスクオートチェ
ンジャー装置において、再生ブロック４は初期設定状態
においてディスク出入口８がフロントパネル２の挿通口
１に相対する位置の待機位置に変位されるように成され
ており、再生ブロック４が待機位置に変位された状態に
おいて、ディスクＤを挿通口１から挿入すると、該ディ
スクＤはディスク出入口８を介して再生ブロック４内に
挿入され、一方側の搬送ローラ１０，１１により再生位
置に導かれる。
【００２６】再生位置に導かれたディスクＤは、その再
生位置で一旦停止され、続いてクランプ動作によりター
ンテーブル５上に圧着されると共に、搬送ローラ１０，
１１の回避動作により搬送ローラ１０，１１から離間さ
れる。
【００２７】ターンテーブル５上に圧着されたディスク
Ｄは、回転駆動が開始され、速やかにリードインエリア
の索引情報（ＴＯＣ情報）の読み込みが行われる。一
方、ターンテーブル５上へのディスクＤの圧着が行われ
ると、指示に従ってディスクＤをストッカー３に収納す
る場合であれば、ディスク再生を行う場合であってもデ
ィスク再生を行わずにディスクＤを直接ストッカー３に
収納する場合であっても索引情報の読み込みと並行して
再生ブロック４の駆動が行われる。この場合、指示に従
ってディスクＤが収納されるストッカー３の目標ディス
ク収納位置の位置検出が行われながら再生ブロック４は
駆動される。
【００２８】目標ディスク収納位置の位置検出が完了さ
れると、再生ブロック４はその時点で駆動が停止され
る。再生ブロック４の駆動が停止した時点でＴＯＣ情報
の読み込み、あるいはディスク再生が未だ行われていた
らそのままその動作を継続して行い、指示に従った一連
の動作が終了した時点でターンテーブル５上へのディス
クＤの圧着が解除されると共に、搬送ローラ１０，１１
が再びディスクＤに圧着される。
【００２９】その後、再生ブロック４のディスク出入口
９を目標ディスク収納位置に対して合致させるための位
置合わせが行われ、その状態で再生ブロック４はロック
される。そして、次に再生ブロック４内のディスクＤが
搬送ローラ１０，１１によりストッカー３側に搬送され
るようになる。
【００３０】ディスクＤのストッカー３側への搬送が開
始されると、ディスクＤが他方側の搬送ローラ１２，１
３間に挾まれて駆動されるようになり、ディスク出入口
９を介して再生ブロック４の外側に搬送されてゆく。
【００３１】再生ブロック４の外側にディスクＤが搬送
されると、そのディスクＤはストッカー３の目標ディス
ク収納位置に収納されてゆき、ディスクＤが搬送ローラ
１２，１３間を通過すると、そのディスクＤは転がって
目標ディスク収納位置に収まる。
【００３２】このようにして挿通口１に挿入されたディ
スクＤは、再生ブロック４を介して目標ディスク収納位
置に収納すべくストッカー３に貯えることが出来る。一
方、ストッカー３に貯えられたディスクＤは、再生ブロ
ック４を介して逆に挿通口１から排出することが出来
る。
【００３３】この場合、まず、指定により排出すべきデ
ィスクＤが収納された目標ディスク収納位置に対する位
置検出が行われて再生ブロック４が変位され、その後、
ディスク出入口９と目標ディスク収納位置との位置合わ
せが行われる。
【００３４】この位置合わせが完了すると、再生ブロッ
ク４に固定されて再生ブロック４と一体的に変位される
ベース板１４に設けられた取り出し機構（後述する）に
より目標ディスク収納位置に収納されたディスクＤがデ
ィスク収納位置から押し出される。
【００３５】ここで、再生ブロック４のディスク出入口
９は目標ディスク収納位置に対して位置合わせが行われ
ているので、ディスク収納位置から押し出されるディス
クＤは前記ディスク出入口９を介して再生ブロック４内
に挿入される。その為、そのディスクＤは搬送ローラ１
２，１３間に挾まれてこの場合は再生ブロック４の再生
位置に向けて駆動される。
【００３６】ディスクＤが再生位置に向けて駆動される
と、ディスクＤは搬送ローラ１２，１３による駆動から
搬送ローラ１１あるいは搬送ローラ１０，１１による駆
動につなぎ換えられて再生位置まで駆動される。
【００３７】ディスクＤが再生位置まで駆動されると、
そのディスクＤの駆動が停止され、ディスクＤは再生位
置に変位された状態で再生ブロック４の待機位置への駆
動が開始される。この場合、搬送ローラ１０，１１はデ
ィスクＤに密着した状態が保持され、ディスクＤは前記
搬送ローラ１０，１１と再生ブロック４の内部壁面とで
挾持されて再生ブロック４内に保持される。
【００３８】再生ブロック４が待機位置まで駆動される
と、続いて搬送ローラ１０，１１が再度ディスクＤを排
出する方向に駆動され、ディスクＤがディスク出入口８
を介してフロントパネル２の挿通口１から排出されてゆ
き、ディスクＤの中心孔がフロントパネル２面より突出
した排出完了位置までディスクＤが排出されると、前記
搬送ローラ１０，１１による駆動が停止され、ディスク
Ｄの排出動作が完了される。
【００３９】ディスクＤが排出完了位置まで変位された
状態において、搬送ローラ１０のみがディスクＤに密着
した状態になっているので、ディスクＤは落下せずに排
出完了位置に変位された状態に保持される。
【００４０】一方、ストッカー３に貯えられた所定のデ
ィスクＤのディスク収納位置を変更することが出来る。
この場合は、ディスクＤが挿入されている再生ブロック
４を変更された新たな目標ディスク収納位置に対する位
置検出を行って変位し、ディスク出入口９とその目標デ
ィスク収納位置との位置合わせを行い、その後、再生ブ
ロック４よりディスクＤを排出して新たな目標ディスク
収納位置に収納する。
【００４１】また、挿通口１から挿入し、再生したディ
スクＤをストッカー３に収納せずに該挿通口１から排出
することが出来る。この場合は、挿通口１から挿入した
ディスクＤを再生ブロック４に引き込み、再生機構によ
り再生可能な状態にしてディスクＤの再生を行う。併せ
て、再生ブロック４を初期設定位置から少許移動させ、
挿通口１から他のディスクＤが挿入出来ない状態にす
る。そして、ディスクＤの再生が終了したら、ディスク
Ｄのターンテーブル５上への圧着を解除すると共に、搬
送ローラ１０，１１をディスクＤに圧着し、並行して再
生ブロック４を初期設定位置に駆動する。その後、ディ
スクＤを搬送ローラ１０，１１により挿通口１から排出
する。
【００４２】次に、前述した如く構成されたディスクオ
ートチェンジャー装置において、本発明の要点に関する
構成及び動作について、図１及び図２のそれぞれ主要箇
所を示す側面図及び平面図を用いて説明する。
【００４３】再生ブロック４が設置されるベース板１４
の上面には摺動レバー１５が設置されており、該摺動レ
バー１５はベース板１４に形成されたガイド孔１６に摺
動レバー１５のガイド突起１７がガイドされてベース板
１４に対して摺動可能に支持されている。
【００４４】また、摺動レバー１５は先端が二又に分か
れ、その２点間に連結ピン１８が固着されている。この
連結ピン１８は、ベース板１４に固定された固定板１９
に軸支された押圧部材２０に形成されたＬ字孔２１を貫
通しており、これにより摺動レバー１５の先端には押圧
部材２０が連結されている。
【００４５】そして、前記押圧部材２０は先端の舌片部
分２０ａがストッカー３の各ディスク収納部に個別に一
つずつに挿入可能に成され、前記舌片部分２０ａは固定
板１９に一体に形成された２つのガイド突片２２ａ，２
２ｂにより両脇がガイドされている。
【００４６】また、押圧部材２０は固定板１９との間に
懸架されたスプリング２６により図１に示す状態の舌片
部分２０ａがストッカー３のディスク収納部に挿入され
ていない非挿入位置に変位させる方向に付勢力が印加さ
れている。その為、摺動レバー１５が規制なくベース板
１４に支持される状態において、押圧部材２０は非挿入
位置に変位され、それに伴って摺動レバー１５が図１及
び図２において左側に摺動変位される状態になる。
【００４７】この状態において、摺動レバー１５が図１
及び図２において左側に摺動変位されると、それに伴っ
て連結ピン１８がＬ字孔２１内を移動し、該連結ピン１
８により押圧部材２０のＬ字孔２１部分が図の左側に変
位される。その為、押圧部材２０がスプリング２６の付
勢力に抗して図１において反時計回りに回動され、図４
に示す、押圧部材２０の舌片部分２０ａが対応した位置
のディスク収納部内に挿入される挿入位置に回動変位さ
れる。この場合、押圧部材２０の舌片部分２０ａはガイ
ド突片２２ａ，２２ｂにより両脇がガイドされているの
で、前記舌片部分２０ａが垂直状態を保持してディスク
収納部内に向かって真っ直に変位される。
【００４８】また、摺動レバー１５の末端部には回転駆
動されるカム部材２３に径を異ならせて形成されたガイ
ド溝２４に挿入されるガイドピン２５が上方に向って形
成されており、前記摺動レバー１５は前記カム部材２３
の回転角に応じて摺動変位されるように成されている。
その為、前記カム部材２３が回転駆動されると、ガイド
ピン２５がガイドされるガイド溝２４の位置に応じて摺
動レバー１５が摺動変位され、それに応じて押圧部材２
０が非挿入位置と挿入位置との間で回動変位されるよう
になっている。
【００４９】一方、再生ブロック４のディスク出入口９
の下側には、中央にディスクが通過されるスリット２７
（図５に示す）が形成された位置出しレバー２８が回動
可能に軸支されている。該位置出しレバー２８は再生ブ
ロック４との間に懸架されたスプリング３６により図１
において反時計回りに付勢されており、弾性付与して形
成された位置出しレバー２８の末端部２８ａの先端が摺
動レバー１５の上面のわずか上に配置される。
【００５０】そして、摺動レバー１５の中間部の上面に
は傾斜面を有した突片２９が一体的に形成されており、
該突片２９は摺動レバー１５が押圧部材２０を挿入位置
に回動変位させるべく摺動変位された際にその傾斜面側
から位置出しレバー２８の末端部２８ａの先端が係合さ
れるように成されている。その為、前記位置出しレバー
２８は摺動レバー１５の摺動変位に伴って傾斜面に添っ
て回動変位され、図１に示す、ストッカー３に接近され
る接近位置と図４に示す、ストッカー３から離間される
離間位置との間で回動変位される。
【００５１】前記位置出しレバー２８の先端には、図５
に示す如く、スリット２７を挾んだ両側にディスク出入
口９の間口をディスク収納部の一個所分に狭めるくちば
し状の幅規制部３０ａ，３０ｂが形成され、この各幅規
制部３０ａ，３０ｂのすぐ下には位置出しレバー２８が
接近位置に変位された際に目標ディスク収納部の両側に
隣接する各隣接ディスク収納部にそれぞれ挿入される挿
入部３１ａ，３１ｂが形成されている。図６に位置出し
レバー２８が接近位置に変位された際の前記各幅規制部
３０ａ，３０ｂ及び各挿入部３１ａ，３１ｂとストッカ
ー３の各ディスク収納部との位置関係を上から望む部分
拡大図を示す。図６にはディスクＤが位置出しレバー２
８のスリット２７を通過している状態を示す。
【００５２】尚、ストッカー３の各ディスク収納部は、
底面の一部が押圧部材２０の舌片部分２０ａが挿入され
るべく開口されている。次に、再生ブロック４に対する
ストッカー３からのディスクの搬入及びストッカー３へ
のディスクの搬出に関する動作に付いて前述の構成を用
いて説明する。
【００５３】再生ブロック４の変位が行われる際には、
摺動レバー１５のガイドピン２５がカム部材２３におけ
るガイド溝２４の形成部分の径の最大位置に変位されて
おり、摺動レバー１５は図２において摺動範囲の最右端
に変位されている。
【００５４】摺動レバー１５がこの位置に変位された状
態において、押圧部材２０は非挿入位置に変位されてい
ると共に、位置出しレバー２８は末端部２８ａの先端が
突片２９に係合されない状態になっており、離間位置に
変位されている。その為、押圧部材２０及び位置出しレ
バー２８は再生ブロック４の変位を阻害しないようにな
っている。
【００５５】今、再生ブロック４をストッカー３の目標
ディスク収納部に向けて変位させると、その変位の際に
再生ブロック４がストッカー３のどのディスク収納部に
対応する位置に変位されているのかを検出する位置検出
が行われる。
【００５６】この位置検出は、ベース板１４に固定され
た基板３２に設置された光検出器３３ａ及び３３ｂによ
りストッカー３の底面に各ディスク収納部に対応して形
成された検出パターン３４ａ及び３４ｂをそれぞれ検出
して行われる。
【００５７】この位置検出により再生ブロック４が目標
ディスク収納部に対応した位置に変位されると、カム部
材２３の図２において反時計回りの回転駆動が開始さ
れ、ガイドピン２５がガイド溝２４に導かれてカム部材
２３の中心側に向けて変位されるようになる。その為、
摺動レバー１５の図２において左側への摺動が開始され
る。
【００５８】摺動レバー１５が左側に摺動されると、押
圧部材２０が挿入位置に向けて回動変位され、位置出し
レバー２８が接近位置に向けて回動変位される。この場
合、摺動レバー１５の初期のある摺動範囲においては連
結ピン１８がＬ字孔２１内を移動するだけで押圧部材２
０の回動変位が開始されず、一方、摺動レバー１５が摺
動を開始すると、即座に突片２９が位置出しレバー２８
の末端部２８ａの先端に係合される位置に変位される。
【００５９】このようにして押圧部材２０及び位置出し
レバー２８の回動変位タイミングは、摺動レバー１５の
左側への摺動が行われると、先に位置出しレバー２８の
接近位置への回動変位が完了され、わずかに遅れて押圧
部材２０の挿入位置への回動変位が完了されるように設
定されている。尚、摺動レバー１５の左側への摺動が完
了された状態において、位置出しレバー２８は接近位置
に回動変位した状態を保持するべく末端部２８ａの先端
が突片２９の頂上面に摺接される状態になっている。
【００６０】位置出しレバー２８の接近位置への回動変
位が行われると、図６に示す如く、各挿入部３１ａ，３
１ｂが目標ディスク収納部の両側の各隣接ディスク収納
部にそれぞれ挿入され、スリット２７が目標ディスク収
納部の位置に正しく合致されると共に、各隣接ディスク
収納部のディスクの出入溝が塞がれる。その為、各隣接
ディスク収納部に収納されるディスクが再生ブロック４
のディスク出入口９に誤って挿入されること、あるいは
再生ブロック４から排出されるディスクが誤って各隣接
ディスク収納部に収納されることを防止することが出
来、かつ目標ディスク収納部に収納されるディスクが再
生ブロック４のディスク出入口９に挿入される状態、あ
るいは再生ブロック４から搬出されるディスクが目標デ
ィスク収納部に収納される状態にすることが出来る。
【００６１】一方、押圧部材２０の挿入位置への回動変
位が行われると、押圧部材２０の舌片部分２０ａが目標
ディスク収納部内に挿入される。この場合、前記舌片部
分２０ａの先端の一部にテーパーが形成されていると共
に、ストッカー３の底面の前記舌片部分２０ａが挿入さ
れる部分にガイドとして各ディスク収納部に対応して各
ガイド片３５がテーパーを有して形成されているので、
前記舌片部分２０ａを円滑に目標ディスク収納部内に挿
入することが出来る。
【００６２】ところで、ストッカー３から目標ディスク
収納部のディスクを再生ブロック４内に搬入する場合
は、目標ディスク収納部にディスクが収納されている。
その為、目標ディスク収納部内に押圧部材２０の舌片部
分２０ａが挿入されると、その舌片部分２０ａの先端面
で目標ディスク収納部のディスクが押圧される。ここ
で、ディスクが押圧される位置はディスクの中心を挾ん
で再生ブロック４と反対側であるので、図４に示す如
く、ディスクは再生ブロック４側に押し出され、ディス
クの一部がディスク出入口９を介して再生ブロック４内
に挿入され、ディスクの先端が搬送ローラ１２，１３間
に挾まれる。
【００６３】そして、この場合は搬送ローラ１２，１３
がディスクを再生ブロック４内に引き込むように回転さ
れているので、搬送ローラ１２，１３間に挾み込まれた
ディスクは搬送ローラ１２，１３により再生位置に向け
て駆動され、搬送ローラ１１あるいは搬送ローラ１０，
１１による駆動につなぎ換えられて再生位置まで駆動さ
れる。
【００６４】したがって、ストッカー３から目標ディス
ク収納部のディスクを再生ブロック４内に搬入すること
が出来る。一方、再生ブロック４内のディスクをストッ
カー３の目標ディスク収納部に搬出する場合は、目標デ
ィスク収納部にディスクが収納されておらず、また、搬
送ローラ１０，１１及び搬送ローラ１２，１３がディス
クをストッカー３側に搬出するように駆動される。その
為、再生位置にあったディスクがストッカー３側に搬出
されてゆく。
【００６５】このディスクの搬出が行われる状態におい
て、位置出しレバー２８は接近位置に回動変位されてい
るので、ディスクは目標ディスク収納部に正しく円滑に
収納されてゆく。そして、位置出しレバー２８によりデ
ィスクの搬出方向が目標ディスク収納部に設定される
と、再生ブロック４からのディスクの搬出が完了する以
前にカム部材２３の図２において時計回りの回転駆動が
行われ、ガイドピン２５がガイド溝２４に導かれてカム
部材２３の外周側に向けて変位されるようになる。その
為、摺動レバー１５は図２において右側に摺動される。
【００６６】摺動レバー１５が右側に摺動されると、押
圧部材２０が非挿入位置に向けて回動変位され、位置出
しレバー２８が離間位置に向けて回動変位される。この
場合、摺動レバー１５が右側に摺動されると、押圧部材
２０はスプリング２６の付勢力により摺動レバー１５の
摺動に連動して即座に回動変位が開始され、一方、位置
出しレバー２８は接近位置に回動変位した状態を保持す
るべく末端部２８ａの先端が摺接される突片２９の頂上
面が適当な長さに形成されていることから摺動レバー１
５が右側に摺動してからタイムラグを有して離間位置へ
の回動変位が開始される。
【００６７】したがって、位置出しレバー２８によりデ
ィスクの搬出方向が目標ディスク収納部に設定されてデ
ィスクが目標ディスク収納部に収納されている最中に押
圧部材２０が非挿入位置に向けて回動変位される。その
為、ディスクは押圧部材２０により阻害されずに搬送ロ
ーラ１２，１３間に挾まれた状態から外れるまで駆動さ
れる。その状態まで駆動されたディスクは、ディスク収
納部の内部底面の形状により目標ディスク収納部内に転
がり込んで正しく目標ディスク収納部に収納される。
【００６８】このようにして再生ブロック４内のディス
クをストッカー３に搬出することが出来る。ところで、
図７の再生ブロック４の平面図及び図８の再生ブロック
４の底面図に示す如く、再生ブロック４においてターン
テーブル５及び光ピックアップ６は取付台３７に設置さ
れている。その取付台３７はディスクに対して接近変位
可能に支持されている。
【００６９】また、再生ブロック４にはクランプ板３８
がディスクに対して接近変位可能に支持されており、該
クランプ板３８にはターンテーブル５に相対する位置に
ディスクを押圧するチャック部材３９が遊嵌されてい
る。
【００７０】そして、図９に示す如く、取付台３７には
ガイドアーム４０が一体的に形成されており、ガイドア
ーム４０の先端がカム部材２３の摺動レバー１５を駆動
するためのガイド溝２４が形成された面の反対面に形成
されている第２のガイド溝４１に挿入され、一方、クラ
ンプ板３８にはガイドピン４２が一体的に形成されてお
り、ガイドピン４２の先端がカム部材２３のガイド溝４
１と同一面に形成されている第３のガイド溝４３に挿入
されている。
【００７１】その為、カム部材２３が図８において反時
計回りに回動されると、ガイドアーム４０がガイド溝４
１に導かれてカム部材２３の中心側に近付く方向に変位
され、また、ガイドピン４２はガイド溝４３に導かれて
カム部材２３の中心側に近付く方向に変位されるので、
ディスクを挾んで両側から取付台３７及びクランプ板３
８がディスクに向かって駆動される。また、同時に搬送
ローラ１０，１１の変位が行われ、搬送ローラ１０，１
１がディスクＤから離間され、最終的には図１０に示す
如く、ディスクＤはチャック部材３９により押圧される
と共に、搬送ローラ１０，１１から離間され、再生ブロ
ック４の内壁から離間された状態でターンテーブル５に
装着され、ディスクＤの回転駆動を行える状態になる。
【００７２】一方、ディスクＤがターンテーブル５に装
着された状態において、カム部材２３が図８において時
計回りに回動されると、ガイドアーム４０がガイド溝４
１に導かれてカム部材２３の外周側に変位され、また、
ガイドピン４２はガイド溝４３に導かれてカム部材２３
の外周側に変位されるので、ディスクを挾んで両側から
取付台３７及びクランプ板３８がディスクから離間する
方向に駆動される。この場合、同時に搬送ローラ１０，
１１の変位が行われ、搬送ローラ１０，１１がターンテ
ーブル５上のディスクを押し上げ、ディスクＤを再生ブ
ロック４の内壁に押圧するので、最終的には図８に示す
状態のディスクＤを搬送することが可能な状態になる。
【００７３】このように取付台３７及びクランプ板３８
の駆動は、カム部材２３の回動に応じて行われる。その
為、目標ディスク収納部のディスクを押圧部材２０によ
り押圧する時点で確実にターンテーブル５及びチャック
部材３９をディスク搬送空間から待避させることが出
来、ターンテーブル５及びチャック部材３９によりディ
スクが再生ブロック４内に搬入されるのが阻害されるこ
とがなく、しかも、押圧部材２０によりディスクを押圧
する動作とターンテーブル５及びチャック部材３９をデ
ィスク搬送空間から待避させる取付台３７及びクランプ
板３８の動作とのタイミング設定を容易に確実とするこ
とが出来る。
【００７４】ところで、ストッカー３から目標ディスク
収納部のディスクを再生ブロック４内に搬入する場合
は、その目標ディスク収納部内に押圧部材２０の舌片部
分２０ａが挿入され、その舌片部分２０ａの先端面でデ
ィスクが押圧される。
【００７５】その為、前記押圧部材２０の舌片部分２０
ａを厚み方向に分離すべくその舌片部分２０ａにスリッ
ト（図示せず）を形成して弾性を付与すれば、前記舌片
部分２０ａがディスク収納部内に挿入される際にその舌
片部分２０ａの厚みを狭めることが可能であり、ディス
ク収納部に舌片部分２０ａを挿入し易くすることが出来
ると共に、舌片部材によりディスクを押圧する際に舌片
部分２０ａのディスク押圧面からディスクが外れにくく
確実にディスクを押圧することが出来る。
【００７６】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明は、再生ブロッ
クが設置されるベース板に押圧部材を設けて再生ブロッ
クの移動に伴ってストッカーの所定のディスク収納部に
収納されたディスクを前記押圧部材で押し出すことによ
り再生ブロック内に挿入するようにしているので、小型
化に有利で簡単な構成により確実にストッカーからのデ
ィスクの取り出しが行える取り出し機構を提供すること
が出来る。
【００７７】また、押圧部材の両脇をガイド突片により
ガイドして押圧部材が変位される方向を規制しているの
で、押圧部材を目標ディスク収納部に挿入し易いように
することが出来る。
【００７８】また、前記押圧部材のディスク収納部内に
挿入される挿入部分を厚み方向に分離すべくその挿入部
分にスリットを形成して弾性を付与しているので、ディ
スク収納部に押圧部材を挿入し易くすることが出来ると
共に、押圧部材によりディスクを押圧する際に押圧部材
のディスク押圧面からディスクを外れにくくすることが
出来る。
【００７９】また、ベース板に対して摺動可能に支持さ
れた摺動レバーを押圧部材に連結し、該摺動レバーを摺
動させることにより前記押圧部材を回動させて挿入位置
と脱出位置との間で変位可能にしているので、押圧部材
を駆動するための構成を簡単にし、しかも狭い範囲に設
置可能とすることが出来る。
【００８０】また、クランプ板、あるいは及びターンテ
ーブルの駆動を行うカム部材を用いて前記摺動レバーを
摺動駆動するようにしてディスク搬送空間からターンテ
ーブルやチャック部材を待避するようにしているので、
ディスクが再生ブロック内に搬入されるのが阻害される
ことがなく、しかも、押圧部材によりディスクを押圧す
るタイミングとターンテーブルやチャック部材をディス
ク搬送空間から待避させるタイミングとを確実に良好に
設定出来、その設定を容易とすることが出来る。
【００８１】また、本発明は、再生ブロックと目標ディ
スク収納部とを連結するディスク連結経路を形成するス
リットを有する位置出しレバーをストッカーに接近変位
させて前記ディスク連結経路を形成すると共に、位置出
しレバーをストッカーに接近変位させた際に目標ディス
ク収納部の両側に隣接する隣接ディスク収納部にそれぞ
れ挿入部を挿入しているので、目標ディスク収納部と前
記スリットとの位置合わせを確実にすることが出来ると
共に、隣接ディスク収納部に収納されたディスクが再生
ブロックの出入口に挿入されるのを防止することが出来
る。
【００８２】また、ベース板に対して摺動可能に支持さ
れた摺動レバーに傾斜面を有した突片を形成し、前記摺
動レバーを摺動させることにより位置出しレバーを前記
突片に傾斜面側から係合させるようにし、その係合によ
り位置出しレバーを回動させてストッカーに接近変位さ
せる構成としているので、狭い範囲で簡単な構成により
位置出しレバーの駆動を行えるようにすることが出来
る。
【００８３】また、位置出しレバーを回動駆動する摺動
レバーと押圧部材を回動駆動する摺動レバーとを同一部
材としているので、構成の簡略化が図れると共に、位置
出しレバーと押圧部材とを駆動するタイミング設定を容
易に良好にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るディスクオートチェンジャー装置
の主要箇所を示す側面図である。
【図２】本発明に係るディスクオートチェンジャー装置
の主要箇所を示す平面図である。
【図３】本発明に係るディスクオートチェンジャー装置
の全体的な構成の概略を示す透視斜視図である。
【図４】押圧部材２０の舌片部分２０ａがディスク収納
部内に挿入された状態を示す主要箇所の側面図である。
【図５】位置出しレバー２８により目標ディスク収納部
の位置出しが行われた状態における本発明の説明のため
の斜視図である。
【図６】位置出しレバー２８の先端部分を上から望む部
分拡大図である。
【図７】再生ブロック４の平面図である。
【図８】再生ブロック４の底面図である。
【図９】取付台３７及びクランプ板３８の変位の仕方を
説明するための説明図である。
【図１０】ディスクがターンテーブル５に装着された状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
３ ストッカー ４ 再生ブロック ５ ターンテーブル ８，９ ディスク出入口 １０，１１，１２，１３ 搬送ローラ １４ ベース板 １５ 摺動レバー ２０ 押圧部材 ２０ａ 舌片部分 ２２ａ，２２ｂ ガイド突片 ２３ カム部材 ２４ ガイド溝 ２５ ガイドピン ２７ スリット ２８ 位置出しレバー ２９ 突片 ３１ａ，３１ｂ 挿入部 ３５ ガイド片 ３７ 取付台 ３８ クランプ板 ３９ チャック部材 ４０ ガイドアーム ４１ 第２のガイド溝 ４２ ガイドピン ４３ 第３のガイド溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のディスクが貯えられるストッカー
    を備え、ディスク再生を行わせる再生機構が設置された
    再生ブロックを前記ストッカーに沿って移動可能に設置
    し、該再生ブロックを移動させることにより前記ストッ
    カーに貯えられたディスクの中から再生機構により再生
    を行わせるディスクを選択し、その選択したディスクを
    再生機構に装着すべく前記再生ブロック内に搬入するよ
    うにすると共に、該再生ブロックを移動させることによ
    りストッカーのディスクを戻すディスク収納位置を選択
    し、その選択したディスク収納位置に該再生ブロック内
    のディスクを戻すべく搬出するようにして再生するディ
    スクの交換を自動的に行うディスクオートチェンジャー
    装置において、前記再生ブロックが設置され、該再生ブ
    ロックと一体となって変位されるベース板と、前記スト
    ッカーの各ディスクが個別に収納されるディスク収納部
    の一つに挿入可能に成され、挿入されたディスク収納部
    のディスクを押圧する押圧部材と、該押圧部材をディス
    ク収納部内に挿入させた挿入位置と該押圧部材をディス
    ク収納部から脱出させた脱出位置との間で該押圧部材を
    駆動する押圧部材駆動機構とを備え、前記押圧部材及び
    押圧部材駆動機構をベース板に一体的に設置し、該ベー
    ス板の変位に伴って所定のディスク収納部に収納された
    ディスクを前記押圧部材で押し出すことにより再生ブロ
    ック内に挿入するようにしたことを特徴とするディスク
    オートチェンジャー装置。
  2. 【請求項２】 前記押圧部材の両脇をガイドするガイド
    突片を前記ベース板に設置したことを特徴とする請求項
    １記載のディスクオートチェンジャー装置。
  3. 【請求項３】 前記押圧部材のディスク収納部内に挿入
    される挿入部分を厚み方向に分離すべくその挿入部分に
    スリットを形成して弾性を付与し、押圧部材をディスク
    収納部内に挿入する際にディスク収納部の内壁に押圧さ
    れることによりその挿入部分の厚みを狭めることが可能
    に成された請求項１記載のディスクオートチェンジャー
    装置。
  4. 【請求項４】 前記押圧部材駆動機構としてベース板に
    対して摺動可能に支持された摺動レバーを具備し、前記
    押圧部材を挿入位置と脱出位置との間で変位可能にすべ
    くベース板に対して回動可能に軸支すると共に、前記押
    圧部材に前記摺動レバーを連結し、該摺動レバーを摺動
    させることにより前記押圧部材を回動させるようにした
    ことを特徴とする請求項１記載のディスクオートチェン
    ジャー装置。
  5. 【請求項５】 ディスクをターンテーブル上に押圧する
    チャック部材が取り付けられたクランプ板をターンテー
    ブルに向けて変位させることにより、あるいは及びター
    ンテーブルをチャック部材に向けて変位させることによ
    り再生ブロックに搬入されたディスクをターンテーブル
    上に装着する構成とし、前記クランプ板、あるいは及び
    ターンテーブルの駆動をカム部材により行い、該カム部
    材を用いて前記摺動レバーを摺動駆動するようにしたこ
    とを特徴とする請求項４記載のディスクオートチェンジ
    ャー装置。
  6. 【請求項６】 複数のディスクが貯えられるストッカー
    を備え、ディスク再生を行わせる再生機構が設置された
    再生ブロックを前記ストッカーに沿って移動可能に設置
    し、該再生ブロックを移動させることにより前記ストッ
    カーに貯えられたディスクの中から再生機構により再生
    を行わせるディスクを選択し、その選択したディスクを
    再生機構に装着すべく前記再生ブロック内に搬入するよ
    うにすると共に、該再生ブロックを移動させることによ
    りストッカーのディスクを戻すディスク収納位置を選択
    し、その選択したディスク収納位置に該再生ブロック内
    のディスクを戻すべく搬出するようにして再生するディ
    スクの交換を自動的に行うディスクオートチェンジャー
    装置において、前記ストッカーの各ディスクが個別に収
    納されるディスク収納部のうち、再生ブロックに対して
    ディスクの搬入及び搬出が可能な目標ディスク収納部に
    対向する部分に再生ブロックと目標ディスク収納部とを
    連結するディスク連結経路を形成するスリットを有する
    と共に、ストッカーに接近変位可能に再生ブロックに支
    持された位置出しレバーを備え、該位置出しレバーは再
    生ブロックに対してディスクの搬入及び搬出を行う際に
    ストッカーに接近変位されると共に、該位置出しレバー
    がストッカーに接近変位された際に目標ディスク収納部
    の両側に隣接する隣接ディスク収納部にそれぞれ挿入さ
    れる挿入部を有していることを特徴とするディスクオー
    トチェンジャー装置。
  7. 【請求項７】 前記再生ブロックが設置され、該再生ブ
    ロックと一体となって変位されるベース板に対して摺動
    可能に支持された摺動レバーに傾斜面を有した突片を形
    成すると共に、前記位置出しレバーを回動変位によりス
    トッカーに接近変位させ、かつ、前記摺動レバーの摺動
    により前記位置出しレバーを前記突片に係合させること
    により該位置出しレバーを傾斜面に添って回動させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項６記載のディスクオー
    トチェンジャー装置。
  8. 【請求項８】 前記摺動レバーには、ストッカーのディ
    スク収納部の一つに先端部が挿入されてディスクを押圧
    する押圧部材が挿入位置と脱出位置との間で変位すべく
    回動可能に軸支され、前記摺動レバーを摺動させること
    により前記押圧部材を回動させると共に、前記位置出し
    レバーが回動されるようにしたことを特徴とする請求項
    ７記載のディスクオートチェンジャー装置。
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