JPH09120575A - 光ヘッド装置及びこれを用いた光情報処理装置 - Google Patents

光ヘッド装置及びこれを用いた光情報処理装置

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JPH09120575A
JPH09120575A JP8301543A JP30154396A JPH09120575A JP H09120575 A JPH09120575 A JP H09120575A JP 8301543 A JP8301543 A JP 8301543A JP 30154396 A JP30154396 A JP 30154396A JP H09120575 A JPH09120575 A JP H09120575A
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JP
Japan
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light
hologram
diffracted light
head device
detector
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Application number
JP8301543A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kaneuma
慶明 金馬
Fumihiro Sogawa
文博 十川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラムから必要とする回折光以外に、ほ
ぼ同じ強度の共役回折光も発生し、光の利用効率の低下
がある。 【解決手段】 放射光源1から出射した光ビーム8が対
物レンズ3を経て情報担体4に焦点を結び、情報担体4
からの反射光が対物レンズ3を経た後、光ビームの光軸
81とその法線7とが所定角度傾いたホログラム20に
入射し、+1次回折光5がディテクター6に入射する。
光ビームの光軸81に対しホログラム面の法線7を所定
角度傾けた構成により、+1次回折光5の共役回折光を
抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物体に光ビー
ムを照射し、かつ、その光ビームの焦点位置と対象物体
との位置関係を検知するために用いる光ヘッド装置に関
するものであり、特に、光情報装置において、光ディス
クなどの情報担体に対して情報の記録または消去または
再生を行う光ヘッド装置に好適なものである。
【0002】また、本発明は、この光ヘッド装置を用い
て、光ディスクなどの情報担体に対して情報の記録また
は消去または再生を行う光情報処理装置にも関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】ホログラムを用いて光ヘッドの光学系を
簡略化したものとして、最近では、図7に示すようなも
のがある(例えば、特開昭62−188032号公
報)。
【0004】図7において、1は半導体レーザー光源で
ある。この光源から出射したビーム8は、ホログラム2
00を透過して対物レンズ3に入射し、情報担体4上に
集光される。情報担体4で反射した光は、もとの光路を
逆にたどり、ホログラム200に入射する。このホログ
ラムから生じる回折光500は、ディテクター600に
入射する。
【0005】この回折光500は、非点収差波面を持つ
ように設計されていて、情報担体4に対する対物レンズ
3のデフォーカスにより、図8のように形が変化する。
図8において(b)がジャストフォーカス状態であり、
(a)、(c)はそれぞれデフォーカス状態を表す。従
って、フォーカスエラー信号FEは、 FE=(S7+S10)−(S8+S9)...(1) という演算によって得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる従来の構
成によれば、ホログラムからは必要な回折光の他に、当
該必要とする回折光とほぼ同じ強度の共役な回折光も発
生するので、光の利用効率が低下するという課題を有す
る。
【0007】また、従来の構成による光ヘッド装置を用
いた光情報処理装置は、回路系の雑音などに対する信号
/雑音の割合が低くなるという課題を有する。
【0008】さらに、光源から出射した光ビームが、ホ
ログラムで反射して再び光源に戻るため、半導体レーザ
ー光源に戻り光による光量の変化が生じ、雑音を発生さ
せるという課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上述の課題を
解決するため、ホログラム面の法線をホログラムに入射
する光ビームの光軸に対して傾ける。
【0010】このホログラム面の法線をホログラムに入
射する光ビームの光軸に対して傾ける構成により、ホロ
グラム面での反射光は光軸が傾き、光源に入射せず、戻
り光ノイズが発生しない。
【0011】また、ホログラムから発生する回折光の回
折角をθ゜としたときに、ホログラム面の法線と光軸の
角度ψを(90−θ)゜以上に傾けて設定することによ
り、前記回折光に対して共役な回折光の発生を防ぐ。
【0012】この構成により、共役な回折光の発生を抑
制でき、光量を有効に利用できるため、信号/雑音比を
高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の一実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態を原
理的に説明する図である。放射光源1は通常半導体レー
ザーを用い、場合によっては波面補正のための光学系を
含むが、本発明には直接関係しないので説明は省略す
る。
【0014】放射光源1を出射した光ビーム8は、ホロ
グラム20を透過後、対物レンズ3によって、情報担体
4の上に集光される。情報担体4の情報記録再生面で反
射した光ビームは、再び対物レンズ3を透過し、ホログ
ラム20に入射する。ホログラム20で回折した+1次
回折光5は、それぞれ放射光源1付近に配置されたディ
テクター6に入射する。
【0015】ここで図1に示したように、ホログラム面
の法線7を、情報担体4で反射して再び対物レンズ3を
透過してホログラム20に入射する光ビームの光軸81
に対して傾きを持たせた上、ホログラム面の法線7との
傾き角度aが小さい中心線を有する方の1次回折光(図
1では+1次回折光5)をディテクター6で受光し、対
物レンズ3から出射した光ビームの焦点位置と情報担体
4との位置関係を示すフォーカスサーボ信号をはじめと
するサーボ信号や、情報担体4の記録を読み出す情報信
号を得ることによって、不要な共役回折光の光量を減ら
し、逆に信号光の光量を多くすることができる。
【0016】したがって、光の利用効率を高め、光量を
有効に利用できるため、回路系などの雑音に対して信号
/雑音比を高めることができるという効果を得ることが
できる。
【0017】特に、図1では、回折光の回折角をθとし
て、ホログラム20の面の法線方向7を、情報担体4で
反射して再び対物レンズ3を透過してホログラム20に
入射する光ビームの光軸81に対して(90−θ)゜以
上傾けた構成により、+1次回折光5のみが発生し、+
1次回折光5の共役光の−1次光は発生しない。このた
め、光の利用効率を一層高めることができる。
【0018】また、図2に示すように、反射型のホログ
ラム21を用いても、ホログラム21の面の法線7と光
軸との角度ψを(90−θ)゜以上に設定することによ
り、−1次光を抑圧することができる。
【0019】また、本発明ではホログラム面の法線7
を、光軸に対して傾けているので、例えば図7のよう
に、光ビームが平行になっているところにホログラムを
挿入しても、反射光の光軸が入射光の光軸に対して傾き
を持つので、反射光は放射光源1に戻らなく、従って、
戻り光ノイズは発生しない。特に光源1として半導体レ
ーザーを用いたときに、この効果が顕著かつ重要であ
る。
【0020】また、図7に示したように、放射光源1と
ディテクター600とを近接して配置したときに、ディ
テクター600へ反射光が入らぬよう逃がすことができ
る。
【0021】従って、図7のように、放射光源1とディ
テクター600とを近接して配置することで、光ヘッド
を小型・軽量化でき、かつ、ホログラムの反射光による
不要なノイズを発生することがないという組み合わせの
効果を得ることができる。
【0022】なお、特開昭61−63935号公報に
も、本発明同様にホログラムを光軸に対して傾けた構成
が開示されているが、放射光源1とディテクター600
を近接して配置していないため、本発明の小型・軽量化
という効果は得られず、ホログラムを傾けることによる
反射光の影響を免れるという効果は発揮されない。
【0023】ホログラムは、1次回折光として曲率の異
なる2種類の球面波、または、非点収差をもつ波面を発
生するように設計しても、また、ホログラムを分割して
使用し、少なくとも2つの領域からそのファーフィール
ドパターンが略円形(図3)である球面波を1次回折光
として、少なくとも1つそれぞれ発生するようにホログ
ラムを設計しても、何れの場合でもフォーカスエラー信
号をオフセットなく安定に検出することができる。
【0024】このようなホログラムは、よく知られてい
るように光の干渉縞を記録したり、コンピュータージェ
ネレイティッドホログラム(計算機ホログラム)という
手法によって容易に実現できるので、その実現方法につ
いては説明を省く。
【0025】まず1次回折光として曲率の異なる2種類
の球面波を発生するように設計した場合は、図3に示す
ように回折光を、それぞれの回折光の中心を受光する2
つの短冊状分割領域を含む6分割ディテクターで受光す
る。
【0026】図3はディテクター面上での回折光の様子
を示し、同図(a)〜(c)は、対物レンズ3と情報担
体4の光軸方向の位置関係の変化によるディテクター面
上での回折光の形状変化を示す。ここで(b)がジャス
トフォーカス状態であり、(a)、(c)がデフォーカ
ス状態を表す。従って、フォーカスエラー信号FEは、 FE=(S1+S3−S2)−(S4+S6−S5)...(2) という演算によって得られる。
【0027】なお、図3では2つの+1次回折光5は簡
単のため、1点に集光する球面波として描き、その後の
説明もこれに従って行ったが、図3と式(2)を用いた
FE信号の検出法から明白なように、FE信号検出は、
対物レンズ3から出射した光ビーム82の情報担体4上
のフォーカス状態に応じて回折光の大きさが、ディテク
ターの分割線101〜104と垂直な方向に変化するこ
とを利用している。
【0028】したがって、回折光5をディテクターS1
〜S6の分割線101〜104の延びる方向から見たと
きに、回折光5はディテクターS1〜S6の後ろ側と前
側にそれぞれ焦点を持つ光ビームであることが要件であ
り、必ずしも1点に集光する球面波である必要がないこ
とは明白である。
【0029】本実施の形態では、ホログラムからディテ
クターの後ろ側と前側にそれぞれ焦点を持つ光ビームを
用いてフォカスエラー信号を検出する構成とすることに
より、図3(b)のように、2個の+1次回折光5の大
きさが、分割線101〜104と垂直な方向に同じ大き
さになったときに、その大きさがディテクターS2やS
5の幅よりもよりも大く設計できる。
【0030】このように、+1次回折光5の大きさを大
きく設計したことによって、光ヘッド装置を組み立てる
際に、ディテクターの位置を裕度を持って設定できる。
【0031】特に、図3のように分割線101〜104
を平行にした場合は、分割線101〜104の方向はデ
ィテクターのずれがフォーカスエラー信号に全く影響を
与えない。
【0032】従って、特に大きなディテクター位置ずれ
を許すことができる。すなわち、ディテクターの組立精
度として高精度を必要とせず、組立コストを低減でき
る、という効果がある。
【0033】さらに、ホログラムを分割して使用し、少
なくとも2つの領域からそれぞれ球面波を+1次回折光
として少なくとも1つ発生するようにホログラムを設計
した実施の形態を図4に示す。図4では+1次回折光5
2と+1次回折光53を2組の2分割ディテクターで受
光する。ここで(b)がジャストフォーカス状態であ
り、(a)、(c)がデフォーカス状態を表す。従っ
て、フォーカスエラー信号FEは、 FE=(S11+S14)−(S12+S13)...(3) という演算によって得られる。
【0034】本実施の形態では+1次回折光52、53
が、それぞれ2分割ディテクターの分割線上に集束され
た状態の前後を用いているので、微分感度の高いフォー
カスエラー信号を得ることができ、回路ノイズなどに対
するフォーカスエラー信号の信号/雑音比をさらに高め
ることができるという効果がある。
【0035】そして、次の実施の形態として、+1次回
折光として非点収差を持つ波面を発生するように設計し
た場合は、従来例と同様にしてフォーカスエラー信号を
得ることができる。本実施の形態では、直交する分割線
に対する2方向の回折光の形状変化を利用してフォーカ
スエラー信号を得ているので、微分感度の高いフォーカ
スエラー信号を得ることができ、回路ノイズなどに対す
るフォーカスエラー信号の信号/雑音比をさらに高める
ことができる、という効果がある。
【0036】また、+1次回折光500が集束状態にな
く、大きなスポットであるので、光ヘッド装置を組み立
てる際にディテクターの位置を裕度を持って設定でき
る。
【0037】従って、ディテクター位置ずれを許すこと
ができる。すなわち、ディテクターの組立精度として高
精度を必要とせず、組立コストを低減できる、という効
果がある。
【0038】本発明では上記実施の形態で説明したよう
に、ホログラムを用いてフォーカスエラー信号検出用回
折光を発生させるので、例えば非点収差を利用してフォ
ーカスエラー信号検出を行う場合であれば、非点収差だ
けを持ち、コマ収差などの不要な収差を持たない光ビー
ムを用いてフォーカスエラー信号を検出することができ
る。
【0039】このため、フォーカスエラー信号のオフセ
ットが発生しない、微分感度が高い、溝横断時のフォー
カスエラー信号へのクロストークによるオフセットの発
生がない、といった非常に品質の良いフォーカスエラー
信号を得ることができるという効果がある。
【0040】さらに、ホログラムからトラッキングエラ
ー信号も得ようとする実施の形態について述べる。図5
に示すようにホログラム28中に、別のホログラム部分
のトラッキングエラー信号検出用回折光発生領域29を
設ける。
【0041】トラッキングエラー信号検出用回折光発生
領29は、情報担体4で反射して帰ってきた光ビームの
ファーフィールドパターン9に対して、図5に示すよう
に配置する。すなわち、トラッキングエラー信号検出用
回折光発生領域29からそれぞれ発生する回折光59
を、ディテクター6に設けたトラッキングエラー信号検
出用ディテクター69によって受光する。トラッキング
エラー信号検出用ディテクター69の出力の差動によ
り、トラッキングエラー信号を得ることができる。
【0042】なお、図5に示したようにディテクター6
にトラッキングエラー信号検出用分割領域も設ける、す
なわち、フォーカスエラー信号検出用分割領域とトラッ
キングエラー信号検出用分割領域を、いずれも同一基板
上に形成した事により、光ヘッドの部品点数を削減し、
軽量かつ、小型で安価な光ヘッド装置を構成できるとい
う効果を得ることができる。
【0043】最後に図6は、以上に述べてきた光ヘッド
装置を用いて構成した光情報処理装置の一実施の形態で
ある。情報担体4は駆動機構14によって回転される。
光ヘッド装置10は前記情報担体のトラックのところま
で、光ヘッド装置駆動装置12によって粗動される。前
記光ヘッド装置10は、また前記情報担体との位置関係
に対応してフォーカスエラー信号やトラッキングエラー
信号を電気回路11へ送る。前記電気回路はこの信号に
対応して、前記光ヘッド装置へ、対物レンズを微動させ
るための信号を送る。この信号によって、前記光ヘッド
は、前記情報担体に対してフォーカスサーボと、トラッ
キングサーボを行い、前記情報担体4に対して、情報の
読みだし、または書き込みや消去を行う。
【0044】
【発明の効果】本発明は、ホログラム面の法線を光ビー
ムの光軸に対して傾きを持たせた上、ホログラム面の法
線と成す角度が最も小さい中心線を持つ回折光をディテ
クターで受光して、サーボ信号や、情報信号を得ること
によって、不要な共役回折光の光量を減らし、逆に信号
光の光量を多くすることができる。このように、本発明
の、共役な回折光の発生を抑制する構成によって、共役
な回折光への光量のロスがなくなり、光量を有効に利用
できるため、回路系などの雑音に対して信号/雑音比を
高めることができるという効果を有する。
【0045】また、本発明ではホログラム面の法線を光
軸に対して傾けているので、光ビームが平行になってい
るところにホログラムを挿入しても、反射光の光軸が入
射光の光軸に対して傾きを持つので、反射光は光源に戻
らない。従って、戻り光ノイズは発生しないという効果
がある。
【0046】更にこの光ヘッド装置を用いて構成された
光情報処理装置は、戻り光による光源のノイズがない上
に、回路系などの雑音に対して信号/雑音比が高いので
信頼性が高い光情報装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の光ヘッドの線図的説明
【図2】本発明の他の実施の形態の光ヘッドの線図的説
明図
【図3】本発明の他の実施の形態における、ディテクタ
ー上でのフォーカスエラー信号検出用の回折光の様子を
示す図で、 (a)は、一方のデフォーカス状態を示す図 (b)は、ジャストフォーカス状態を示す図 (c)は、他方のデフォーカス状態を示す図
【図4】本発明の別の実施の形態における、ディテクタ
ー上でのフォーカスエラー信号検出用の回折光の様子を
示す図で、 (a)は、一方のデフォーカス状態を示す図 (b)は、ジャストフォーカス状態を示す図 (c)は、他方のデフォーカス状態を示す図
【図5】本発明のさらに他の実施の形態の要部構成図
【図6】本発明の実施の形態の光情報処理装置の断面図
【図7】本発明の実施の形態および従来例の光ヘッドを
示す線図的説明図
【図8】従来例及び本発明のさらに他の実施の形態にお
けるフォーカスエラー信号検出用の回折光のディテクタ
ー上での様子を示す図で、 (a)は、一方のデフォーカス状態を示す図 (b)は、ジャストフォーカス状態を示す図 (c)は、他方のデフォーカス状態を示す図
【符号の説明】
1 放射光源 20,21,28,29,200 ホログラム 3 対物レンズ 4 情報担体 5,52,53,59,500 1次回折光 6,68,69,600 ディテクター 7 ホログラム面の法線 8 光ビーム 9 ファーフィールドパターン 10 光ヘッド装置 11 電気回路 12 光ヘッド装置駆動装置 13 電源または外部電源との接続部 14 情報担体駆動機構 100 コリメートレンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射光源と、前記放射光源より出射する光
    ビームを受けて対象物体ヘ収束させる対物レンズと、前
    記対象物体で反射した光ビームを前記対物レンズを透過
    させて受ける透過型ホログラムと、前記ホログラムから
    発生する回折光を受光して光量に応じた出力を発生する
    ディテクターとを具備し、前記放射光源と前記ディテク
    ターを近接して配置し、前記対象物体で反射し、前記対
    物レンズを透過してホログラムに入射する光ビームの光
    軸に対し、前記ホログラム面の法線が傾きを持っている
    ことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】放射光源と対物レンズの間に、前記放射光
    源より出射する光ビームを受けて略平行光にするコリメ
    ートレンズを有し、ホログラムは前記コリメートレンズ
    と前記対物レンズとの間に設け、前記ホログラムには前
    記略平行光が入射することを特徴とする請求項1記載の
    光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】ホログラムから発生する回折光の内、その
    中心線が前記ホログラム面の法線と成す角度が小さい方
    の1次回折光を+1次回折光として、前記+1次回折光
    をディテクターで受光し、受光した光量に応じた出力を
    発生することを特徴とする請求項1または2いずれかに
    記載の光ヘッド装置。
  4. 【請求項4】ホログラム面の法線を、ディテクターで受
    光する回折光の回折角をθ゜としたときに、対象物体で
    反射したのちに対物レンズを透過して前記ホログラムに
    入射する光ビームの光軸に対して(90−θ)゜以上傾
    けて設定し、前記回折光の共役波の発生を抑制したこと
    を特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の光ヘッド装
    置。
  5. 【請求項5】対象物体で反射した第1の光ビームが、対
    物レンズを透過してホログラムに入射したときに発生す
    る回折光が、少なくとも一対の第1と第2の回折光を1
    次回折光として含み、ディテクターは、前記一対の第1
    と第2の回折光の中心がそれぞれ入射する第1と第2の
    短冊状の分割領域を少なくとも有し、前記ディテクター
    の前記短冊状の分割領域の長い方の辺の延びる方向から
    見たときに、前記第1の回折光と前記第2の回折光とが
    それぞれ異なる収束距離を有し、前記回折光を用いてフ
    ォーカスエラー信号を得ることを特徴とする請求項1〜
    4いずれかに記載の光ヘッド装置。
  6. 【請求項6】ホログラムを分割して使用し、少なくとも
    2つの領域をホログラム上に形成し、対象物体で反射し
    た第1の光ビームが、対物レンズを透過して前記ホログ
    ラムに入射したときに、前記2つのホログラム領域から
    発生する回折光は、それぞれ少なくとも一つの球面波を
    1次回折光として含み、前記球面波はそのファーフィー
    ルドパターンが略円形であって、ディテクターは2組の
    2分割領域を有し、それぞれの分割線上に前記回折光が
    入射し、前記回折光を用いてフォーカスエラー信号を得
    ることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の光ヘ
    ッド装置。
  7. 【請求項7】ホログラムにトラッキングエラー信号検出
    用の回折光を発生させる領域も設け、ディテクターにト
    ラッキングエラー信号検出用分割領域も設けたことを特
    徴とする請求項1〜6いずれかに記載の光ヘッド装置。
  8. 【請求項8】情報担体の駆動機構と、請求項1〜7いず
    れかに記載の光ヘッド装置と、前記光ヘッド装置より得
    られるフォーカスエラー信号を用いたフォーカスサーボ
    機構及びトラッキングエラー信号を用いたトラッキング
    サーボ機構と、前記フォーカスサーボ機構及びトラッキ
    ングサーボ機構を実現する電気回路と、電源とを少なく
    とも有する光情報処理装置。
JP8301543A 1996-11-13 1996-11-13 光ヘッド装置及びこれを用いた光情報処理装置 Pending JPH09120575A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6325845A (ja) * 1986-07-17 1988-02-03 Fujitsu Ltd 光ピツクアツプ
JPS63241735A (ja) * 1987-03-27 1988-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピツクアツプ

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