JPH0912030A - 折り畳み式通い容器の収納コンテナー - Google Patents

折り畳み式通い容器の収納コンテナー

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JPH0912030A
JPH0912030A JP24679395A JP24679395A JPH0912030A JP H0912030 A JPH0912030 A JP H0912030A JP 24679395 A JP24679395 A JP 24679395A JP 24679395 A JP24679395 A JP 24679395A JP H0912030 A JPH0912030 A JP H0912030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空の通い容器を収納でき、不使用時にはコン
パクトに格納でき、格納状態と使用状態との組替え作業
が容易に行える収納コンテナーを提供する。 【解決手段】 台座1と、台座1の四隅に1本ずつ立設
された支持ポスト7と、台座1の四辺に対応付けられた
4枚の柵10と、各柵10の両側の脚柱における基部に取付
けたピン13と、ピン13の先端に取付けたスライダ15と、
各支持ポスト7に2組ずつ設けられており、スライダ15
の昇降をガイドし、かつピン13の通過を許容する長孔21
を形成したガイド筒20と、各柵10の両側の脚柱に支持ポ
スト7側に向けて出没自在に取付けられた係止ピン17
と、支持ポスト7に形成された係止孔23とからなる。4
枚の柵10を立てると空の通い容器を入れても荷崩れせ
ず、各柵10はガイド筒20内をそのスライダ15が昇降支点
を上下に変位させるので、各柵10を全て水平に折り畳め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折り畳み式通い容器
の収納コンテナーに関する。折り畳み式通い容器(フレ
キシブルコンテナーともいう)は、粉粒体の輸送貯蔵を
目的としたもので、ゴムや合成樹脂製等の可撓性をもつ
素材で製作した、繰り返し使用される容器である。図19
は上記折り畳み式通い容器の一例を示す説明図であり、
101 はゴムや合成樹脂の可撓性シートで作成した円筒状
の収納部で、その上面には開閉可能な供給口102 が設け
られ、下面には開閉可能な排出口103 が設けられてい
る。また、収納部101 の外周には荷役用の吊上げ金具10
4 が取付けられている。粉粒体を詰める場合は、排出口
103 を閉じておいて供給口102 から粉粒体を供給すれば
よく、一杯に充填されると、供給口102 を閉じ、輸送に
供される。輸送に際しては、クレーン等で吊上げ、図20
に示すようにトラック等で多数個がまとめて輸送され
る。輸送先では、排出口103 を開いてなかの粉粒体を排
出する。そして、折り畳み式通い容器は次の使用に備え
るため、折り畳まれて、トラック等に積まれ運搬され
る。このように、粉粒体を詰めた通い容器、あるいは空
の折り畳まれた通い容器を効率良く運搬できれば好まし
い。かかる用途に用いられるのが、本発明の収納コンテ
ナーである。
【0002】
【従来の技術】従来より、穀物や樹脂類等の粉粒体を通
い容器に充填状態で運送する場合も、空の折り畳み状態
の通い容器を運送する場合も両用できる収納コンテナー
は存しなかった。そのため、粉粒体を充填した通い容器
を荷崩れしないようにトラック等に積み込むことが困難
であったり、空の通い容器を多数折り畳んでまとめて運
搬することが困難であって、荷役作業の効率が低かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
み、空の折り畳んだ何枚もの通い容器を荷崩れしないよ
うに、かつ少ない労力で効率よく運送でき、しかも粉粒
体の充填状態における通い容器を収納して輸送すること
も可能であり、さらにそれ自体が不使用時にはコンパク
トに格納され、格納状態と使用状態との組替え作業が手
際よく容易に行える収納コンテナーを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の収納コンテナ
ーは、平面視で四角形の台座と、該台座の四隅に1本ず
つ立設された支持ポストと、前記台座の四辺に対応付け
て設けられた4枚の柵と、前記各柵の両側の脚柱におけ
る基部に、それぞれ前記支持ポストの方向に向けて突出
させて取付けたピンと、該ピンの先端に相対回転を許容
するように取付けたスライダとからなる柵側支点機構
と、前記各支持ポストに2組ずつ設けられており、前記
柵側支点機構のスライダの昇降をガイドし、かつ前記ピ
ンの通過を許容する長孔を形成したガイド筒と、前記各
柵の両側の脚柱における基部より上方に、支持ポスト側
に向けて出没自在に取付けられた係止ピンと、前記支持
ポストに形成された前記係止ピンの挿入抜去を許容する
係止孔とからなる柵係止機構とからなることを特徴とす
る。請求項2の収納コンテナーは、平面視で四角形の台
座と、該台座の四隅に1本ずつ立設された支持ポスト
と、前記台座に対し垂直に起立した使用姿勢と略水平に
倒伏した格納姿勢とを選択的にとれるよう前記支持ポス
トに対し起伏自在に1本ずつ取付けた4本の折り畳み支
柱と、前記支持ポストの基部に、その基部を回動自在に
軸着した前後一対の柵と、前記折り畳み支柱に取り付け
た左右一対の柵とからなることを特徴とする。請求項
1、2の発明において、前記台座が、フォークリフトの
フォークを該台座の四辺から挿入可能なフォークポケッ
トを有していることが好ましい。請求項2の収納コンテ
ナーにおいて、前記前後一対の柵が上部柵と下部柵とか
らなり、上部柵と下部柵とは蝶番で連結されており、下
部柵はその両側部における下端部の支点ピンを前記支持
ポストに回動自在に支持させ、下部柵の上部は折り畳み
支柱に対し係合離脱自在な係止ピン係止され、上部柵は
前記折り畳み支柱に対し係合離脱自在な係止ピンで係止
されていることが好ましい。請求項2の収納コンテナー
において、前記左右一対の柵が上部柵と下部柵とからな
り、下部柵は前記折り畳み支柱に結合され、上部柵は下
部柵に蝶番で折り畳み自在に連結されると共に、折り畳
み支柱に対し係合離脱自在な係止ピンで係止されること
が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る収
納コンテナーAの斜視図、図2は同収納コンテナーAの
正面図、図3は同収納コンテナーAの平面図である。
【0006】図1〜3において、1は台座であり、四角
形の枠体2と該枠体2の内部に張り渡された縦横の桟3
を有している。枠体2の4辺の下面には支持棒4で4本
の帯板5が取付けられており、この4枚の帯板5の各隅
部と前記枠体2の各隅部が、それぞれ4本の支持ポスト
7に結合されている。そして、枠体2と帯体5との間の
空間がフォークリフトのフォークを挿入するフォークポ
ケット6となっている。このフォークポケット6は台座
1の四辺から挿入できるので、フォークリフトによる荷
役作業が任意の方向から可能であり、荷役作業が高めら
れる。前記台座1の四辺に対応させて4枚の柵10が設け
られている。この柵10はパイプをU字状に折り曲げ、帯
板10aで適所を連結したものであるが、これに網を張っ
てもよく、また板状のものにしてもよい。
【0007】前記柵10は起立倒伏可能に構成されてお
り、つぎにその構造を説明する。図4は支持ポスト7ま
わりの縦断面図、図5は図4のV〜V線断面図、図6は
図4のVI〜VI線断面図である。図4〜6に示すように、
支持ポスト7はアングル材からなる支柱で、内側に断面
四角形のパイプで構成したガイド筒20が2組固定されて
いる。このガイド筒20の前面には、後述するピン13が通
過する長孔21が上下に長く形成されている。一方、柵10
の両側の脚柱11には柵側支点機構が取付けられている。
すなわち、前記脚柱11における基部には筒状ナット12が
溶接等で固定され、この筒状ナット12にピン13の雄ネジ
部13bが螺合され、溝付座金14を介して強固に取付けら
れている。そして、ピン13の先端部13aは前記長孔21を
通って前記ガイド筒20へ挿入され、スライダ15を係合し
ている。このスライダ15とピン先端部13aとは相対回転
自在であり、スライダ15はガイド筒20内を昇降自在であ
る。したがって、柵10を倒す場合の倒伏支点位置をガイ
ド筒20の長さの範囲内で、上下に自由に変更することが
できる。
【0008】前記柵10の両側の脚柱11における下端より
上方の位置には柵係上機構が取付けられている。図4お
よび図6に示すように、脚柱11のやや上方には、パイプ
16が固定され、このパイプ16に係止ピン17が挿入されて
いる。この係止ピン17にはハンドル17hが取付けられて
いる。18は位置決め金具で柵10の脚柱11に固定されてお
り、第1溝18aと第2溝18bが形成されている。ハンド
ル17hを第1溝18aに挿入した状態が差込み位置であ
り、第2溝18bに挿入した状態が抜去位置である。19は
ピン17の抜け止め用に取り付けたボルトである。一方、
支持ポスト7の上端部には平面視L字形の係止板22が固
定され、この係止板22には係合孔23が形成されている。
前記ピン17をこの係合孔23に挿入すると前記柵10は倒伏
不能に係止され、矢印aで示すように抜去すると自由に
倒伏させることができる。
【0009】図7は柵10を起立させた状態で柵10同士を
結合する拘束金具であり、各柵10の脚柱11の上端部に取
付けられている。各柵10の脚柱11にピン24を取付け、一
方のピン24に拘束金具25を軸支させ、拘束金具25の他端
には係合溝26が形成されている。柵10を立てて使用する
ときは、拘束金具25を他方のピン24に掛けておけば、隣
り合う柵10同士が拘束され、ピン24から外せば、柵10を
自由に倒すことができる。
【0010】図8は4枚の柵10の展開した状態と折り畳
んだ状態の平面図、図9は4枚の柵10を折り畳んだ状態
の正面図である。図8に符号10″で示すように柵10を外
側へ倒すときは、前記拘束金具25を外しピン17を抜去す
ると、各柵10を任意の順番で倒すことができる。図8〜
9に符号10′で示すように、各柵10を内側に順に倒すと
きは先に倒した下側の柵10の上に後から倒す柵10を水平
に置く為には、倒すべき柵10の支点を下側の柵10の上面
より上に位置させなければならない。そうでなければ下
側の柵10が邪魔になって上面側に倒すべき柵10が斜めに
なってしまい、コンパクトに格納できないからである。
本発明では、図4〜5に基づき説明したように、柵10の
支点機構であるピン13およびスライダ15はガイド筒20内
を矢印Uで示すように昇降自在であるので、柵10を持ち
上げるだけで倒伏支点を上方に移動させられる。このた
め後順位で倒す柵10ほど、上方に持ち上げてから倒す
と、図9に示すように全て水平に折り畳むことができ
る。したがって、折り畳む順序も決まった順でなくてよ
く、任意の順で4枚の柵10を折り畳むことができるの
で、作業が迅速に行える。
【0011】なお、図2に示すように支持ポスト7には
クレーン等で吊り上げるための吊金具25を取付けておけ
ば、フォークリフトで荷役するだけでなく、クレーンに
よる荷役も可能となるので、荷役手段の選択の幅が広が
り好ましい。また、支持ポスト7の下面にはキャスター
(図示省略)を取付けておくと、収納コンテナーAに空
の折り畳み容器等を入れた状態で、作業員が押して運
べ、トラック等の近くへ移動させる等の使用が可能とな
るので、荷役効率が向上する。
【0012】上記本実施形態の収納コンテナーAでは、
図1に示すように4枚の柵10を立てて、係止ピン13と拘
束金具25で各柵10を立てた状態で拘束にすると、その内
部に、粉粒体を充填した通い容器をおいた場合も、空の
折り畳んだ通い容器を積み重ねた場合も荷崩れしないの
で、荷役が効率よく行える。なお、通い容器を積み込ん
だり、取り出したりするときは、図8に符号10″で示す
ように各柵10を外に開けばよく、内部に通い容器を置い
て柵を立てるときは既述のごとく、4枚の柵10の立てる
順序は任意であるので、作業が短時間で行える。そし
て、図9に示すように各柵10を折り畳むと、非常にコン
パクトになり、収納コンテナーそのものの運搬保管の容
易に行える。
【0013】(第2実施形態)つぎに、本発明の第2実
施形態を説明する。図10は本発明の第2実施形態の収納
コンテナーBの斜視図、図11は支持ポスト7と折り畳み
支柱8と前柵30の拡大斜視図である。
【0014】図1において、1は台座で、先に述べた第
1実施形態の台座と実質同一であり、平面視で四角形の
枠体2と支持棒4と帯板5とで構成され、四辺から自在
にフォークリフトのフォークを挿入しうるフォークポケ
ット6が形成されている。また、台座1の四隅には支持
ポスト7が固定されている。この支持ポスト7はアング
ル材を立設した部材であり、その上端部には折り畳み支
柱8が連結されている。その連結構造は後で詳述する。
【0015】台座1の四辺には、前後一対の柵30(前柵
30と後柵30)と左右一対の柵40(右柵40と左柵40)がそ
れぞれ取付けられている。前柵30は下部柵31と上部柵32
とからなり、後柵30も同様の構成である。左柵40も下部
柵41と上部柵42とからなり、右柵40も同様の構成であ
る。なお、50は蓋であり、これを取付けるか取付けない
かは任意である。左右の柵40の下部柵41は折り畳み支柱
8に固定され、上部柵42は下部柵41に蝶番43で連結され
ると共に、折り畳み支柱8に対し適宜の係合金具で係止
取外しが自在にできるようになっている。したがって、
上部柵42は下部柵41の外側へ折り畳むことが可能であ
る。なお、下部柵41の下方であって、隣接する支持ポス
ト7、7間は囲い柵44が固定されている。
【0016】図11に基づき、前後の柵30を説明すると、
下部柵31の最下端の両側にはピン34が取付けられ、支持
ポスト7に固定された支持ピン受金具51に挿入抜去自在
に挿入され、回転自在に支持されている。また、下部柵
31の上端部の両側にはピン35が取付けられ、折り畳み支
柱8に固定した受金具52に挿入抜去自在に挿入されてい
る。この下部柵31の上端縁と上部柵32の下端縁とは蝶番
33で折り畳み自在に連結されている。また上部柵32の両
側部における上端部と下端部にはそれぞれピン35が取付
けられ、折り畳み支柱8に固定した受金具52に挿入抜去
自在に挿入されている。したがって、上部柵32の4本の
ピン35を抜きとると、上部柵32を下部柵31の外側に折り
畳むことが可能となり、下部柵31の4本のピン34、35を
抜きとると、下部柵31を上部柵32の外側に折り畳むこと
ができる。さらに下部柵31の下端のピン34を挿入した状
態で、残りのピン35を全て抜きとると、折り畳み支柱8
と切り離されて、前柵30の下部柵31と上部柵32を台座1
上に折り畳むことができる。なお、下部柵31と上部柵32
には、アクリル樹脂等の透明板を張った透明窓36を取付
けると、内部が容易に視認できるので好ましい。
【0017】つぎに、支柱ポスト7と折り畳み支柱8を
詳述する。図12の(A) 図は支持ポスト7に折り畳み支柱
8を連結した状態の正面図、(B) 図は折り畳み支柱8の
正面図、図13の(A) 図は支持ポスト7と折り畳み支柱8
の連結構造の正面図、(B) 図は(A) 図のB線断面図、
(C) 図は(A) 図のC線断面図である。
【0018】図12の(B) 図は折り畳み支柱8の外観を示
しており、その下端にローラ83と規制板84が取付けられ
ている。また、下端より少し上方にピン85が取付けられ
ている。図12の(A) 図は支持ポスト7に折り畳み支柱8
を取付け起立させた状態であり、この状態からピン35を
抜き、前後柵30の下部柵31と下部柵32を折り畳むと、折
り畳み支柱8は矢印X方向に倒伏させたり起立させるこ
とができる。
【0019】図13はかかる連結機構の詳細を示してい
る。同図(A) 、(B) に示すように前記折り畳み支柱8に
取付けたピン85は頭部が少し突出し、一方、支持ポスト
7の上端には凹溝71が形成され、その凹溝71に隣接する
支持ポスト7の上端縁には傾斜面72が形成されている。
この凹溝71と傾斜面72は折り畳み支柱8に取付けたピン
85が嵌ったり滑ったりするようになっている。折り畳み
支柱8の下端には、同図(A) 、(C) に示すように、L字
形の規制板84が上下逆向きに固定され、この規制板84に
ローラ83が溶接等で固定されている。そして、前記ロー
ラ83と規制板84の下面が接触する支持ポスト7側の部位
は床板72が取付けられ、その床板72の端部であって折り
畳み支柱8の規制板84の外端面が接触する部位には丸棒
状の規制棒74が固定されている。支持ポスト7の側壁に
は上下方向の長孔75が形成されており、ローラ83に通し
たガイドピン86が昇降するようになっている。
【0020】図13のように折り畳み支柱8を垂直に装着
した場合は、ピン85は凹溝71に嵌まって折り畳み支柱8
の上方を倒伏不能に規制し、規制板84は規制棒74の内側
に嵌り、かつ折り畳み支柱8の側壁は支持ポスト7の内
壁面に当接して、折り畳み支柱8の下方も移動不能に、
かつ正確に位置決めされて規制している。このことによ
り折り畳み支柱8は極めて正確に垂直を保って立設する
ので、前柵30や後柵30の下部柵31や上部柵32を折り畳み
動作するときに、各柵31、32の側縁が折り畳み支柱8に
接触することがなく、常にわずかな隙間を保っているの
で塗装等が剥がれず、長期にわたり綺麗な外観を保つこ
とができる。なお、前記ローラ83はガイドピン86に回転
自在に軸支させ、ガイドピン86を適宜の取付金具によっ
て折り畳み支柱8に結合してもよい。
【0021】つぎに、この折り畳み支柱8の折り畳み動
作を説明する。図14の(I) に示すように、まず少し折り
畳み支柱8を持ち上げてピン85を凹溝71から出し、つぎ
に(II)に示すようにピン85を傾斜面72上を滑らせるよう
にして、折り畳み支柱8を倒していく。このとき折り畳
み支柱8下端の規制板84は規制棒74から離れはじめ、ロ
ーラ83は外周が丸く角がないことから支持ポスト7の内
壁と干渉せず、折り畳み支柱8の倒伏を許容する。さら
に折り畳み支柱8を倒すと、(III) に示すように折り畳
み支柱8は水平に倒伏し、ガイドピン76が長孔75の上端
に当接することにより、折り畳み支柱8の水平姿勢が保
たれる。このように折り畳み支柱8を倒したとき、既述
のごとく左右一対の柵40は折り畳み支柱8に取付けられ
ているので、共に台座1上に折り畳まれる。なお、前記
ローラ83が回転自在であれば、上記図(II)、(III) に示
すように、折り畳み支柱8を起伏するとき、ローラ83は
支持ポスト7の内壁に当たっても、ローラ83が回転する
ことによって摩擦抵抗が減少するので、起伏動作が軽い
操作力で行える。折り畳まれた状態から折り畳み支柱8
を立てるときは、上記の逆順に操作すればよい。
【0022】図15は第2実施形態の収納コンテナーBに
おいて、前柵30の上部柵32を倒し、左右の柵40の上部柵
42を倒した状態である。このように一部の柵を倒すこと
によって、粉粒体を充填した通い容器や空の多枚枚の通
い容器を入れたり取り出したりする作業が容易に行え
る。図16は収納コンテナーBの折り畳み状態の正面図、
図17は同側面図である。同図に示すように、前後の柵30
を二つ折りして折り畳み、その上に折り畳み支柱8を倒
すと左右の柵40も水平に倒され、全体としてコンパクト
になる。したがって、収納コンテナーBとそのものを使
用しないときは、このように折り畳めば輸送保管等に便
利となる。さらに、図18のように折り畳んだ状態で多段
積みすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、空の折り畳んだ何枚も
の通い容器を荷崩れしないように、かつ少ない労力で効
率よく運送でき、しかも粉粒体の充填状態における通い
容器を収納して輸送することも可能であり、さらにそれ
自体が不使用時にはコンパクトに格納され、格納状態と
使用状態との組替え作業が手際よく容易に行える収納コ
ンテナーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る収納コンテナーA
の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る収納コンテナーA
の正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る収納コンテナーA
の平面図である。
【図4】支持ポスト7まわりの縦断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】拘束金具の説明図である。
【図8】4枚の柵の展開した状態と折り畳んだ状態の平
面図である。
【図9】4枚の柵を折り畳んだ状態の正面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の収納コンテナーBの
斜視図である。
【図11】支持ポスト7と折り畳み支柱8と前柵30の拡
大斜視図である。
【図12】(A) 図は支持ポスト7と折り畳み支柱8の正
面図、(B) 図は折り畳み支柱8の正面図である。
【図13】(A) 図は支持ポスト7と折り畳み支柱8の連
結構造の正面図、(B) 図は(A) 図のB線断面図、(C) 図
は(A) 図のC線断面図である。
【図14】折り畳み支柱8の折り畳み操作の説明図であ
る。
【図15】収納コンテナーBにおいて、前後柵30および
左右柵40の一部を折り畳んだ状態の説明図である。
【図16】収納コンテナーBの折り畳み状態の正面図で
ある。
【図17】収納コンテナーBの折り畳み状態の側面図で
ある。
【図18】収納コンテナーBの段積み状態の斜視図であ
る。
【図19】折り畳み式通い容器の一例を示す説明図であ
る。
【図20】通い容器100 をトラックで輸送する状態の説
明図である。
【符号の説明】
1 台座 6 フォークポ
ケット 7 支持ポスト 8 折り畳み支
柱 10 柵 15 スライダ 20 ガイド筒 30 前後一対の
柵 40 左右一対の柵

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視で四角形の台座と、該台座の四隅に
    1本ずつ立設された支持ポストと、前記台座の四辺に対
    応付けて設けられた4枚の柵と、前記各柵の両側の脚柱
    における基部に、それぞれ前記支持ポストの方向に向け
    て突出させて取付けたピンと、該ピンの先端に相対回転
    を許容するように取付けたスライダとからなる柵側支点
    機構と、前記各支持ポストに2組ずつ設けられており、
    前記柵側支点機構のスライダの昇降をガイドし、かつ前
    記ピンの通過を許容する長孔を形成したガイド筒と、前
    記各柵の両側の脚柱における基部より上方に、支持ポス
    ト側に向けて出没自在に取付けられた係止ピンと、前記
    支持ポストに形成された前記係止ピンの挿入抜去を許容
    する係止孔とからなる柵係止機構とからなることを特徴
    とする折り畳み式通い容器の収納コンテナー。
  2. 【請求項2】平面視で四角形の台座と、該台座の四隅に
    1本ずつ立設された支持ポストと、前記台座に対し垂直
    に起立した使用姿勢と略水平に倒伏した格納姿勢とを選
    択的にとれるよう前記支持ポストに対し起伏自在に1本
    ずつ取付けた4本の折り畳み支柱と、前記支持ポストの
    基部に、その基部を回動自在に軸着した前後一対の柵
    と、前記折り畳み支柱に取り付けた左右一対の柵とから
    なることを特徴とする収納コンテナー。
  3. 【請求項3】前記台座が、フォークリフトのフォークを
    該台座の四辺から挿入可能なフォークポケットを有して
    いることを特徴とする請求項1または2記載の収納コン
    テナー。
  4. 【請求項4】前記前後一対の柵が上部柵と下部柵とから
    なり、上部柵と下部柵とは蝶番で連結されており、下部
    柵はその両側部における下端部の支点ピンを前記支持ポ
    ストに回動自在に支持させ、下部柵の上部は折り畳み支
    柱に対し係合離脱自在な係止ピン係止され、上部柵は前
    記折り畳み支柱に対し係合離脱自在な係止ピンで係止さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の収納コンテナ
    ー。
  5. 【請求項5】前記左右一対の柵が上部柵と下部柵とから
    なり、下部柵は前記折り畳み支柱に結合され、上部柵は
    下部柵に蝶番で折り畳み自在に連結されると共に、折り
    畳み支柱に対し係合離脱自在な係止ピンで係止されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の収納コンテナー。
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