JPH09119834A - 管路測定装置及び管路測定方法 - Google Patents

管路測定装置及び管路測定方法

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JPH09119834A
JPH09119834A JP7277349A JP27734995A JPH09119834A JP H09119834 A JPH09119834 A JP H09119834A JP 7277349 A JP7277349 A JP 7277349A JP 27734995 A JP27734995 A JP 27734995A JP H09119834 A JPH09119834 A JP H09119834A
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point
light
conduit
coordinates
pipe
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JP7277349A
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Inventor
Ken Morita
謙 森田
Takamasa Hashimoto
貴政 橋本
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Raito Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Raito Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撓み管の管路を測定する管路測定装置と管路測
定方法とに関し、経時変化がなく磁気環境に強いものと
する。 【解決手段】結合部21と第1の連結部材22と第2の
連結部材23とモータ27によって回転駆動され回転中
心に対してなす角度が回転中心より離隔するほど小さく
なるかまたは回転中心より離隔するほど大きくなるよう
にされた形状のスリット25を有する回転板24とを有
する遮光部2と、第1の端部31と光源32を有する最
後部4と、第2の端部41と受光センサ42を有する先
頭部3と、起点26とガイドマーク12とスリット25
とを利用して、光源32と受光センサ42とを結ぶ線と
回転板24との交点の極座標を演算する極座標演算器5
と、光源32と受光センサ42とが位置する間の管路1
1の部分は二次関数と仮定し、ガイドマーク12の方向
を基準として管路11を演算する管路演算器6とを有す
る管路測定装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設される
撓み管の中心を結ぶ線分(以下管路という。)を測定す
る管路測定装置と管路測定方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設される撓み管の中心を結ぶ管
路の測定することが要求される。管路の測定のため、管
路測定装置を撓み管の内部に挿入し、管路測定装置が有
するセントライザ等を利用して管路測定装置の姿勢を管
路に平行に保持し、管路に相当する位置をセンサにより
計測する。位置の計測は、撓み管の地上側の開口端の近
傍の管路の一点を基準として、この基準点から次の管路
上の観測点の方位と距離とを測定する。距離の測定には
索条スケール等が使用される。方位を計測するセンサと
して、ジャイロや磁気コンパスが使用される。
【0003】管路全体の測定は、測定し終えた観測点を
次の基準点として、次の管路上の観測点の方位と距離と
を測定することを、繰り返し行う。そして、観測点の累
積をもって管路としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ジャイロは
時間の経過とともに計測値が変動しやすいという特性を
有しており、絶えず、ゼロ点補正を必要とする欠点があ
る。また、磁気コンパスは、鉄パイプや磁気を帯びた岩
石等磁気についての環境によって誤差を生ずるという欠
点がある。
【0005】本発明の目的は、これらの欠点を解消する
ことにあり、経時特性に優れ、磁気についての環境によ
って誤差を生ずることのない管路測定装置及び管路測定
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図2参照・図1併参照 図2は、本発明に係る管路測定装置を使用して管路を測
定する原理を説明する図である。図1は管路測定装置の
断面図である。図1において、1は撓み管である。2は
遮光部であり、モータ27により回転駆動される回転板
24を有している。3は最後部であり、光源32(また
は受光センサ)を有している。4は先頭部であり、受光
センサ42(または光源)を有している。
【0007】図2において、11は撓み管の管路であ
り、12は管路11と平行し撓み管1の内壁に設けられ
ているガイドマークである。ガイドマーク12は撓み管
1が地中に埋められる前に撓み管1の内壁に管路11に
平行して付されている。そして、撓み管1が地中に埋め
られたとき、撓み管1は曲げの力に対しては撓むが、捩
じりの力に対しては剛性があり、捩じられることがない
ので、ガイドマーク12は管路11に対して平行を保持
したままであることを利用している。点Oは回転板24
が設置されている場所に固定されている仮想面と管路1
1との交点であり、点Pは光源32または受光センサの
いずれかが設置される点であり、点Qは受光センサ42
または光源のいずれかが設置される点であり、いずれも
管路11上に位置するようにされている。そして、点P
と点Oと点Qとの間の管路11は、図2においては、一
つの円A上にあると仮定している。回転板24にはスリ
ット25が設けられていて、光源32から発した光はス
リット25を通して受光センサ42を照射するようにし
てある。点Rは、光源から発して受光センサを照射する
光と回転板24が設置されている場所に固定されている
仮想面との交点を示し、点Sは、撓み管1の内壁に設け
られているガイドマーク12と仮想面との交点を示して
いる。回転板24は管路11に直交する面上を回転する
ようにされているので、円Aの中心点Vと点Oとを結ぶ
線上に点Rはある。
【0008】点Oと点Pとのあいだの距離はL1であ
り、点Oと点Qとのあいだの距離はL2であり、いずれ
も予め定められている。
【0009】図3・図4参照 図3・図4は、本発明に係る管路測定装置の回転板24
の1例を示す正面図であり、撓み管1の中に配置されて
いる状態が示されている。いずれにおいても、管路11
が回転板24と交差する点Oを回転中心とした状態が示
されている。そして、図3と図4とではスリット25の
形状が異なる。回転中心を中心とする円がスリット25
によって切り取られる円弧の回転中心に対してなす角度
は、図3に示す回転板24においては、回転中心より離
隔するほど小さくなるようにされており、図4に示す回
転板24においては、回転中心より離隔するほど大きく
なるようにされている。26は起点であり、矢印は回転
板24の回転方向を示す。
【0010】図3・図4に示されている極座標(r,
θ)は、点Oを原点とし、点Oから点Sを見る方向を基
準線として、点Rの位置を与えるものである。点Oから
点Rまでの距離であるrは、図3に示すスリットの形状
の場合には、rが大きいほど角αは少となり、図4に示
すスリットの形状の場合には、rが大きいほど角αは大
きくなる。いずれの場合も、角度αより一義的にrは決
定される。すなわち、回転板24が回転して受光センサ
42に光が照射される間の回転角度(図の角度α)を計
測すれば、rを演算することができる。角度θは、回転
板24が回転して起点26が点Sを向く位置から回転角
度の計測を開始し、起点26が点Rを向く位置、換言す
れば、受光センサ42に光が照射されるとき計測を終了
すれば、計測した回転角度がθである。
【0011】なお、起点26の位置が図と異なる位置に
設けられていても、スリット25の前縁の形状が他の形
状であっても、何ら問題はない。すなわち、起点26と
スリット25の前縁とのなす角度は回転中心からの距離
の関数として予め分かっているから、この関数を使用し
て角度θは容易に演算できる。
【0012】なお、管路11上の点Oと回転中心が一致
しないときは、回転中心を原点とする極座標を計測・演
算し、しかるのち、点Oを原点とする極座標に変換して
所要の点Oを原点とする極座標を求めることができる。
【0013】図2再参照 図2において、点Pと点Oと点Qとの間の管路11は円
A上にあると仮定しているので、線分OSは点Uを頂点
とする頂角(θ−π/2)の円錐面上にあり、頂点Uと
点Oとを結ぶ線上にあることになる。同様に、点Pから
点Qまでの管路11上の任意の点からガイドマーク12
に下ろした垂線は点Uを頂点とする頂角(θ−π/2)
の円錐面上にあり、頂点Uと上記の任意の点とを結ぶ線
上にあることになる。
【0014】そこで、点Oの座標(Xo,Yo,Zo)
と点Pの座標(Xp,Yp,Zp)と点Pからガイドマ
ーク12への垂線の方向(φ)とが与えられ、回転板2
4を含む面上の点Oを原点とし、方向OSを基準として
点Rの極座標(r,θ)が求められると、点Qの座標
(Xq,Yq,Zq)は次のようにして求めることがで
きる。
【0015】先ず、角度θより点Uを頂点とする頂角
(θ−π/2)の円錐を求める。次に、この円錐の軸に
直交する面と円錐とが交わる円上に点O、点P、点Qが
あり、円Aの中心点Vと点Oとを結ぶ線分VOと線分P
Qとの交点に点Rが存在する円を求める。線長OPと線
長OQとは予め与えられている長さL1とL2とであ
り、線長ORは計測して得たrである。このような円は
必ず一つ存在する。かくして、点Qの座標(Xq,Y
q,Zq)を演算することができる。
【0016】なお、角度θがπ/2または3π/2とな
るときは、円錐は円柱になり、角度θが0またはπとな
るときは、円錐は円になることを付記しておく。
【0017】このようにして、本発明に係る管路測定装
置によって管路11を測定できる。この本発明に係る管
路測定装置は、ジャイロも磁気コンパスも使用しておら
ず、単純な光学系のみで構成しているので、経時特性が
問題になることはなく、磁気についての環境によって誤
差を生ずることもない。
【0018】なお、極座標(r,θ)の計測・演算にお
いて、点Rが回転中心近傍にあると計測誤差を生じやす
い。点Rは、通常、管路11近傍にある場合が多く、撓
み管1が真っ直ぐで曲がりがないときは、点Rは管路1
1上にあり、回転中心近傍における計測誤差は好ましく
ない。一方、撓み管1を地中の計画されたルートに埋設
する際、点Rの位置の分布は撓み管1の断面内で一様で
ないことが多い。本発明に係る管路測定装置において、
請求項2のように、回転板24の回転中心を管路11上
でなく、管路11より偏心した位置とすることにより、
回転中心近傍において生ずる計測誤差を実用上避けるこ
とができるので都合がよい。
【0019】次に、本発明に係る管路測定方法について
説明する。
【0020】図5参照 図5は、本発明に係る管路測定方法を説明する図であ
る。本発明に係る管路測定方法は、長大な撓み管1の管
路11を測定するために、本発明に係る管路測定装置を
使用し、管路測定装置を撓み管1の管内において順次歩
進させて、その都度、先端部4の受光センサ42(また
は光源32)が位置する点Qi(管路11上にある)の
座標を求めている。管路測定方法の要点は次のとおりで
ある。
【0021】撓み管1として、管路11に平行して内壁
にガイドマーク12を有する撓み管1を使用する。
【0022】先に述べたように、点Piから点Qiまで
の管路11が一つの円上にあると仮定すると、点Piの
座標と点Oiの座標と点Piからガイドマーク12に下
ろした垂線の方向(φi)とが知られていると、点Qi
の座標を演算することができる。
【0023】そこで、撓み管1の開口端14近傍の管路
11上の点P1の座標(X01,Y01,Z01)と点P1よ
り距離L1だけ入った管路11上の点O1の座標(X0
2,Y02,Z02)と点P1よりガイドマーク12に下ろ
した垂線(φ1)の方向とを測定する。測定はトランシ
ット等普通の計測器により地上で行う。点P1と点O1
との座標は、地上において予め定められている固定座標
系における座標とする。そして、管路測定装置を撓み管
1に挿入し、点Pが点P1の位置に、点Oが点O1の位
置に位置されゝば、点Qが位置する管路11上の点Q1
の座標(X1,Y1,Z1)は演算できる。
【0024】そしてさらに、次に歩進させたときに点P
が位置する管路11上の点P2よりガイドマーク12に
下ろした垂線の方向(φ2)も演算する。点P2におけ
る垂線の方向(φ2)は、図2から分かるように、点P
1と点O1と点Q1とを含む円錐面の頂点から見た点P
2の方向であるから、一義的に求めることができる。
【0025】以下、同一の手順を踏むと、常に、管路測
定装置の点Piの座標と点Oiの座標と点Piよりガイ
ドマーク12に下ろした垂線の方向(φi)が分かるの
で、点Qが位置する管路11上の点Qiの固定座標系に
おける座標(Xi,Yi,Zi)を演算することができ
る。かくして得た点Qの座標をもって管路11としてい
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について、さらに、説明する。
【0027】第1実施例(請求項1に対応) 図1参照 図1は本発明の実施の形態の第1実施例に係る管路測定
装置の側面図(一部は断面)であり、撓み管1の管内に
挿入されている状態にある。撓み管1は管路11に平行
するガイドマーク12を有している。管路測定装置は、
遮光部2と最後部3と先頭部4と極座標演算器5と管路
演算器6とを有している。
【0028】遮光部2は、結合部21と、遮光部2と最
後部3とを接続する第1の連結部材22と、遮光部2と
先頭部4とを接続する第2の連結部材23と、モータ2
7と減速歯車系28と回転板24と第1のセントライザ
29とを有している。第1のセントライザ29は、撓み
管1の管内において、筒状の結合部21の中心軸が撓み
管1の中心軸すなわち管路11と一致するように位置決
めしてある。第1の連結部材22と第2の連結部材23
とはそれぞれの一方の端部が、ジンバル機構等を使用し
て、結合部21に回転自在に保持されている。ジンバル
機構の代わりにユニバーサルジョイント等を使用しても
構わない。
【0029】回転板24は既に図3と図4とによって説
明したとおりである。そして、回転板24の外周は結合
部21に滑合しており、結合部21の溝内において破線
をもって示す管路11を中心として回転しうる構造とさ
れている。モータ27は回転板24に固定されている。
モータ27に直結された内歯車282は結合部21に固
定されている外歯車281とかみ合っている。モータ2
7は一定回転速度で回転される。モータ27が回転する
と、モータ27と回転板24とは一体となって結合部2
1内で定速回転される。モータ27は、回転板24のス
リット25を避けて固定されているので、受光センサ4
2を照射する光の経路を妨げることはない。
【0030】なお、回転板24の起点26にはガイドマ
ーク12の方向を検出するガイドマークセンサ58(図
示せず)が設置されている。ガイドマークセンサ58は
光学式でも他の方式であってもよい。
【0031】最後部3は、第1の連結部材22の他端を
ジンバル機構等を利用して回転自在に保持する第1の端
部31と光源32と第2のセントライザ39とを有して
いる。第2のセントライザ39は光源32を撓み管1の
管路11上に位置するように位置決めしている。第1の
連結部材22は光源32と、遮光部2の回転板24の中
心との距離を所定の距離L1になるように位置決めして
いる。
【0032】先端部4は、第2の連結部材23の他端を
ジンバル機構等を利用して回転自在に保持する第2の端
部41と受光センサ42と第3のセントライザ49とを
有している。第3のセントライザ49は受光センサ42
を撓み管1の管路11上に位置するように位置決めして
いる。第2の連結部材32は受光センサ42と、遮光部
2の回転板24の中心との距離を所定の距離L2になる
ように位置決めしている。
【0033】5は極座標演算器であり、6は管路演算器
である。これらの演算器の設置場所はどこに置いてもよ
い。
【0034】図6参照 図6は極座標演算器5の構成を示すブロック図である。
図6において、32はLED等よりなる光源であり、4
2はフォトトランジスタ等よりなる受光センサである。
受光センサ42が照射されると信号を発し、波形成形回
路51と反転波形成形回路52とに入力され波形成形さ
れた後、それぞれAND回路53に入る。それぞれのA
ND回路53の他の入力端子は、共に、オッシレータ5
4から一定周波数のパルスが入力されている。波形成形
回路51とAND回路53とを経由した信号は第1のカ
ウンタ55に入力され、反転波形成形回路52とAND
回路53とを経由した信号は第2のカウンタ56に入力
される。第1のカウンタ55と第2のカウンタ56との
出力は、共に、CPU57に入力される。58はガイド
マークセンサであり、回転板24の起点26に設置され
ており、起点26がガイドマーク12に最接近したとき
出力を発するようにされている。ガイドマークセンサ5
8の出力はCPU56にインタラプト信号として入力さ
れる。CPU57は、ガイドマークセンサ58よりのイ
ンタラプトがかゝると、第1のカウンタ55の積算値を
取り込んだ後、第1のカウンタ55と第2のカウンタ5
6とを、共に、リセットする。
【0035】第1のカウンタ55は、CPU57によっ
てリセットされてから受光センサ42が照射されるまで
カウントすることなく、その後、受光センサ42が照射
されている間オッシレータ54から発されるパルスをカ
ウントし、CPU57によってリセットされるまでカウ
ント値を保持している。第2のカウンタ56は、CPU
57によってリセットされてから受光センサ42が照射
されるまでの間オッシレータ54から発されるパルスを
カウントする。CPU57は、第1のカウンタ55がパ
ルスのカウントを開始したことを検知すると、第2のカ
ウンタ56の積算値を取り込む。
【0036】回転板24は定速回転しているので、CP
U57が取り込む第1のカウンタ55の積算値は、図3
または図4に示す角度αに比例し、CPU57が取り込
む第2のカウンタ56の積算値は、図3または図4に示
す角度θに比例する。CPU57は、図示していない記
憶装置に予め記憶されている図3または図4に示すスリ
ット25の形状を表す関数と角度αとより距離OR
(r)を演算し、極座標(r,θ)を出力する。
【0037】管路演算器6は、図2の箇所において既に
説明したように、点Pと点Oと点Qとの間の管路11が
一つの円A上にあると仮定するときは、(θ−π/2)
を頂角とする円錐より、点Oの座標(Xo,Yo,Z
o)と点Pの座標(Xp,Yp,Zp)と点Pからガイ
ドマーク12への垂線の方向(φ)とが与えられると、
点Qの座標(Xq,Yq,Zq)を演算して出力するこ
とができる。
【0038】第2実施例(請求項2に対応) 図7参照 図7は本発明の実施の形態の第2実施例に係る管路測定
装置の側面図(一部は断面)であり、図1と異なる点
は、減速歯車系28と回転板24とが、管路11より偏
心する位置を中心として回転するようにされている点で
ある。撓み管1が曲がらずに直線状のときは、光源32
より発した光は管路11上を通過して受光センサ42に
到達する。回転板24が管路11を回転中心として回転
していると、受光センサ42に到達する光は回転板24
の中心を通ることになる。回転板24の中心付近を通る
光の計測は誤差が生じやすい。図8に示すように、回転
中心が管路11より偏心していると、誤差の発生しやす
い位置を管路11よりずらすことができるので、実用上
の問題点を少なくすることができる。
【0039】第3実施例(請求項3に対応) 第1実施例または第2実施例に示す管路測定装置を使用
して行う管路測定方法は、以下の手順の通りである。
【0040】図1・図5参照 (1)撓み管1として、内側に管路11と平行するガイ
ドマーク12を有する撓み管1を使用する。 (2)撓み管1の管路11上で開口端14に近い箇所に
点P1と点P1より距離L1入った箇所に点O1とを取
り、地上に固定した座標系を定め、この固定座標系にお
ける点P1の座標(X01,Y01,Z01)と点O1の座標
(X02,Y02,Z02)と点P1からガイドマーク12に
下ろした垂線の方向(φ1)とをトランシット等を使用
して測定する。 (3)索条スケールを取り付けた管路測定装置を開口端
14より挿入し、管路測定装置の点Pが点P1に(点O
が点O1に)位置するように設置し、極座標演算器5を
もって、点O1における極座標(r1,θ1)を演算
し、管路測定装置の点Qが位置する固定座標系における
座標(X1,Y1,Z1)を管路演算器6をもって演算
する。 (4)そしてさらに、次に歩進させたときに点Pが位置
する管路11上の点P2よりガイドマーク12に下ろし
た垂線の方向(φ2)を管路演算器6をもって演算す
る。点P2における垂線の方向(φ2)は、手順3のQ
の座標(X1,Y1,Z1)を求めるときに使用した点
P1と点O1と点Q1とを含む円錐面の頂点から見た点
P2の方向として演算する。 (5)管路測定装置の点Pが点P2に位置するよう索条
スケールを使用して管路測定装置を位置決めし、点Qが
位置する管路11上の点の固定座標系における座標と、
次に点Pが位置する管路11上の点におけるガイドマー
ク12への垂線の方向とを演算する。 (6)以下、歩進の都度、同一手順を繰り返して順次演
算し、かくして得た点Qの座標(Xi,Yi,Zi)と
開口端14からの距離との対をもって管路11とする。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る管路
測定装置は、ガイドマークを有する撓み管を使用して、
管路測定装置の最後部の管路に相当する位置に光源また
は受光センサを設置し、先頭部の管路に相当する位置に
受光センサまたは光源を設置し、最後部と先頭部との間
にある遮光部にスリットを有する回転板を設置し、光源
からの光をスリットを通して受光センサに照射させ、回
転板上の起点がガイドマークに最接近してから受光セン
サが光を受光するまでの回転角と、受光センサが光を受
光している間の回転角とを計測し、両計測結果とスリッ
トの形状とから、光源と受光センサとを結ぶ線が回転板
が存在している仮想面に交差する点の位置を演算し、光
源から受光センサまでの管路が二次曲線で表されること
を仮定して、光源の座標と回転板における管路の座標と
光源より見たガイドマークの方向とが与えられたとき、
受光センサの座標を演算により求めている。
【0042】また、本発明に係る管路測定装置を使用し
た本発明に係る管路測定方法は、光源の座標と回転板に
おける管路の座標と光源より見たガイドマークの方向と
が与えられたとき、受光センサの座標と次に光源を位置
させる点におけるガイドマークの方向とを演算により求
めることにより、順次歩進させその都度、同一手順を繰
り返して管路を求めている。
【0043】管路測定装置にはジャイロも磁気コンパス
も使用していないので、経時変化もなく磁気についての
環境にも強く、従来の欠点を克服した管路測定装置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1実施例に係る管路測
定装置の側面図(一部は断面)である。
【図2】本発明に係る管路測定装置をもって行う管路測
定原理を説明する図である。
【図3】本発明に係る回転板の正面図である。
【図4】本発明に係る回転板の他の一例の正面図であ
る。
【図5】本発明に係る管路測定方法を説明する図であ
る。
【図6】極座標演算器5の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態の第2実施例に係る管路測
定装置の側面図(一部は断面)である。
【符号の説明】
1 撓み管 2 遮光部 3 最後部 4 先頭部 5 極座標演算器 6 管路演算器 11 管路 12 ガイドマーク 14 開口端 21 結合部 22 第1の連結部材 23 第2の連結部材 24 回転板 25 スリット 26 起点 27 モータ 29 第1のセントライザ 281 外歯車 282 内歯車 32 光源 31 第1の端部 39 第1のセントライザ 41 第2の端部 42 受光センサ 49 第2のセントライザ 51 波形成形回路 52 反転波形成形回路 53 AND回路 54 第1のカウンタ 55 第2のカウンタ 56 CPU 57 ガイドマークセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撓み管(1)の管内を移動し、該撓み管
    (1)の中心を結ぶ管路(11)を測定する管路測定装
    置において、 前記撓み管(1)内に移動可能に設置される結合部(2
    1)と、一方の端部が前記結合部(21)に回転自在に
    保持される第1の連結部材(22)と、一方の端部が前
    記結合部(21)に回転自在に保持される第2の連結部
    材(23)と、前記管路(11)と直交する面内におい
    てモータ(27)によって回転駆動され、回転中心に対
    してなす角度が前記回転中心より離隔するほど小さくな
    るようにされた形状、または、回転中心に対してなす角
    度が前記回転中心より離隔するほど大きくなるようにさ
    れた形状のスリット(25)を有する回転板(24)と
    を有する遮光部(2)と、 前記遮光部(2)より後方に位置し、前記撓み管(1)
    内に移動可能に設置され前記第1の連結部材(22)の
    他端を回転自在に保持する第1の端部(31)と、前記
    回転板(24)と前記管路(11)とが交差する点Oよ
    り予め定められている距離L1だけ後方に離隔した前記
    管路(11)上の点Pに設置され、前記撓み管(1)の
    前方を照射する光源(32)、または、前方より前記ス
    リット(25)を通して到達する光を受光する受光セン
    サとを有する最後部(4)と、 前記遮光部(2)より前方に位置し、前記撓み管(1)
    内に移動可能に設置され前記第2の連結部材(23)の
    他端を回転自在に保持する第2の端部(41)と、前記
    点Oより予め定められている距離L2だけ前方に離隔し
    た前記管路(11)上の点Qに設置され、前記光源(3
    2)より前記スリット(25)を通して照射される光を
    受光する受光センサ(42)、または、後方を照射する
    光源とを有する先頭部(3)と、 前記回転板(24)の予め定められている位置に固定さ
    れている起点(26)が前記撓み管(1)の内壁に前記
    管路(11)と平行するように設けられたガイドマーク
    (12)に最接近してから、前記光源(32)より前記
    スリット(25)を通して受光センサ(42)が受光す
    るまでの前記回転板(24)の回転角度と、前記光源
    (32)より前記スリット(25)を通して受光センサ
    (42)が受光している間の前記回転板(24)の回転
    角度とを計測し、両回転角度と前記スリット(25)の
    形状とから、前記光源(32)と前記受光センサ(4
    2)とを結ぶ線と前記回転板(24)が位置する場所の
    仮想面との交点の極座標(r,θ)を前記点Oを原点
    (0,0)とし前記ガイドマーク(12)の方向を0度
    とする極座標として演算する極座標演算器(5)と、 前記管路(11)において、前記点Pと前記点Oと前記
    点Qとが位置する間の前記管路(11)の部分は二次関
    数からなる近似線をなすと仮定し、前記ガイドマーク
    (12)の方向を基準として前記管路(11)を演算す
    る管路演算器(6)とを有することを特徴とする管路測
    定装置。
  2. 【請求項2】 前記回転板(24)は前記点Oより偏心
    した位置を回転中心として回転されることを特徴とする
    請求項1記載の管路測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の管路測定
    装置を使用することゝし、 前記撓み管(1)は、該撓み管(1)の内壁に前記管路
    (11)と平行するガイドマーク(12)を有するもの
    を使用し、 前記管路(11)上にあり前記撓み管(1)の開口端
    (14)近傍に設けられている点P1の地上に固定され
    ている固定座標系における座標(X01,Y01,Z01)
    と、点P1から前記ガイドマーク(12)に下ろした第
    1の垂線(φ1)の方向と、前記管路(11)上にあり
    前記撓み管(1)の内部に前記点P1より距離L1だけ
    入った点O1の前記固定座標系における座標(X02,Y
    02,Z02)とを測定し、 前記点Pが前記点P1に(前記点Oが前記点O1に)位
    置するよう前記管路測定装置を前記撓み管(1)に挿入
    し、光源(32)から受光センサ(42)を照光する光
    が前記点O1にある回転板(24)が位置する場所の仮
    想面と交差する点の極座標(r1,θ1)を前記極座標
    演算器(5)をもって演算し、 前記管路測定装置を歩進させる度に、前記管路測定装置
    の点Pが位置する点Piと点Oが位置する点Oiと点Q
    が位置する点Qiとの間の管路(11)は、一つの円弧
    上にあると仮定し、 前記点P1の座標(X01,Y01,Z01)と前記第1の垂
    線の方向(φ1)と前記点O1の座標(X02,Y02,Z
    02)と前記極座標(r1,θ1)とから、前記仮定のも
    とに、前記点Qが位置する点Q1の座標(X1,Y1,
    Z1)を演算し、 前記点Q1より前方に測定すべき管路(11)が存在す
    るときは、前記仮定のもとに、次の歩進をさせたとき前
    記点Pが位置する点P2から前記ガイドマーク(12)
    に下ろした第2の垂線の方向(φ2)を前記管路演算器
    (6)をもって演算し、 以下、同一の手順をもって、予め定められている距離以
    下の範囲で前記管路測定装置を歩進させ、歩進の都度、
    前記点Qが位置する点Qiの前記固定座標系における座
    標(Xi,Yi,Zi)と前記点Pが位置する点Piか
    ら前記ガイドマーク(12)に下ろした第iの垂線の方
    向(φi)とを順次演算することを特徴とする管路測定
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109142006A (zh) * 2018-11-09 2019-01-04 交通运输部天津水运工程科学研究所 用于微型传感器精确定位及快速埋设的装置和方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109142006A (zh) * 2018-11-09 2019-01-04 交通运输部天津水运工程科学研究所 用于微型传感器精确定位及快速埋设的装置和方法
CN109142006B (zh) * 2018-11-09 2023-09-05 交通运输部天津水运工程科学研究所 用于微型传感器精确定位及快速埋设的装置和方法

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