JPH09119301A - クランク装置 - Google Patents
クランク装置Info
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- JPH09119301A JPH09119301A JP28563796A JP28563796A JPH09119301A JP H09119301 A JPH09119301 A JP H09119301A JP 28563796 A JP28563796 A JP 28563796A JP 28563796 A JP28563796 A JP 28563796A JP H09119301 A JPH09119301 A JP H09119301A
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Abstract
クランク装置において、動力伝達効率と動的バランスが
良く、高速運転に適した構造を提供する。 【解決手段】 遊星機構4の遊星歯車21の外周が固定
内歯車20の内径の1/2とされ、遊星歯車21の一側
面の回転中心に、クランク軸2のクランクピン12が回
転可能に枢支連結されるとともに、遊星歯車21の外周
部他側面に突設した歯車ピン24に、連接棒3が回転可
能に枢支連結されている。これにより、連結棒3は揺動
することなく、ピストン15の往復動方向へ直線運動し
て、安定した動的バランスが確保される。また、各構成
部材の質量配分が往復運動部と回転運動部の動的バラン
スがとれるように設定されて、低速回転域から高速回転
域まで均一で安定した運動が確保される。
Description
し、さらに詳細には、蒸気機関、内燃機関、コンプレッ
サおよびポンプなどにおいて、その往復運動と回転運動
の動力変換部分に適用される動力変換技術に関する。
置の一例として、図14に示すようなレシプロガソリン
エンジンがある。
力変換する機械装置の典型例で、密閉容器であるシリン
ダa内のピストンbが、連接棒(コンロッド)cを介し
てクランク軸dのクランクピンeに連結されてなる。
するガソリンの爆発力により、上記ピストンbが上死点
と下死点との間で往復直線運動して、この往復直線運動
がコンロッドcを介してクランク軸dの連続回転運動に
変換される。
ジンは、構造が簡単軽量で高速性に富む等の特徴を有す
ることから、作動原理が蒸気機関の発明以来すでに20
0年以上を経ているにもかかわらず、現在の自動車エン
ジンの主流をなしているものであるが、反面、クランク
軸dの構造的特徴に関連して以下に述べるような問題点
も有している。
く、クランク軸dの回転中心、つまり主軸fの軸心から
クランクアームgの長さ分だけずれた偏心位置にあるた
め、クランク軸dの回転により、コンロッドcは左右方
向へ揺動しながらピストンbと共に上下動することにな
り、クランク装置の基本動作である往復運動や回転運動
に加えて横振運動も複雑に加わり、その動的バランスが
非常に不安定となる。
さ、形状および取付け位置などについて種々の工夫がな
されて、ピストンbやコンロッドcを含めた運動部分に
おける動的バランスを取る方法がとられているものの、
非常に困難を伴う。実際には運動部分についての回転質
量は補正できるが、往復質量は完全な補正が不可能であ
って、その次善策として、動的アンバランスの低減下が
図られているというのが実状である。これがため、上記
運動部分の不釣合い慣性力が振動や騒音の大きな要因と
なっていた。
て、ピストンbの往復運動方向に対して傾く(傾き角
θ)ことから、このピストンbには、ガス圧と慣性力に
よるスラスト力(側圧)Rが作用して、シリンダaに衝
突させられ(ピストンスラップ:piston slap)。やは
り、振動・騒音・キャビテーション・摩擦損失などの障
害の大きな要因となっていた。
は重大であり、これを避けるため、図15に示すような
いわゆるクロスヘッド方式のものが採用されている。こ
の構造においては、ピストンbとコンロッドcの間に、
ピストンbの往復動方向へ摺動可能に設けられたクロス
ヘッドhを備えてなり、ピストンbにスラスト力Rが作
用するのが防止されているが、これでも根本的な問題の
解消にはならないばかりか、シリンダaの高さの増大、
さらにはエンジン自体の大形化が余儀なくされている。
トシリンダの採用や多気筒化、あるいはいわゆるサイレ
ントシャフト構造やロンビック機構などの特別な構造が
開発されて、ピストンbの往復運動による上下方向の振
動やコンロッドの傾きによる横方向の振動、あるいは爆
発時の振動などをバランスさせて打ち消す方策が種々試
みられている。
ト構造にあっては完全な動的バランスをとることは不可
能であり、またロンビック機構にあっては、動的バラン
スを取ることは可能であるものの、往復運動部に逆往復
のカウンタバランスを用いているため、この往復運動部
の合計質量が増大して、高速運動には不向きであるな
ど、いずれの方策も完全なものではなかった。
に対処するべく、ピストンb、コンロッドcあるいはク
ランク軸dなどの主要部品にも十分な機械的強度や剛性
が要求され、これがため装置重量の増大、さらには動力
伝達効率の低下なども招いていた。
含めた内燃機関にとどまらず、蒸気機関、コンプレッサ
あるいはポンプなど、およそクランク装置を備える他の
機械装置にも共通のものである。
れたものであって、その目的とするところは、動力伝達
効率および動的バランスがよく、往復直線運動と連続回
転運動の双方向の動力変換が可能で、しかも高速回転に
適した、単純かつコンパクトな構造を備えたクランク装
置およびこのクランク装置を備える機械装置を提供する
ことにある。
め、本発明のクランク装置は、往復運動と回転運動の動
力変換部分に適用される装置であって、基端側の軸受で
支持される主軸と、該主軸の先端側で半径方向に延在し
たクランクアームとを有するクランク軸と、上記クラン
ク軸の先端側前方位置において往復運動側に連結される
連接棒と、クランク軸および連接棒間に介装される遊星
機構とを備えてなり、上記遊星機構は、上記クランク軸
の回転中心と同心状に固定配置された太陽部材と、この
太陽部材の内周に沿って転動する遊星部材を備え、この
遊星部材の外径が上記太陽部材の内径の1/2に設定さ
れ、上記遊星部材の一側面の回転中心に、上記クランク
アームの先端のクランクピンが回転可能に枢支連結され
るとともに、遊星部材の外周部他側面に突設された歯車
ピンに上記連接棒の一端が回転可能に枢支連結され、該
連接棒の一端の往復動の軌跡が上記クランクピンの円形
回転軌跡を横断するようにされ、上記各構成部分の質量
配分は、往復運動部と回転運動部の動的バランスがとれ
るように設定されていることを特徴とする。
れる全てのカウンタバランサが回転慣性力として働くよ
うに設定される。
装置を少なくとも1組備えてなり、上記連接棒の他端が
入力側である往復部に連結されるとともに、上記クラン
ク軸の主軸が出力側である回転部に連結されているこ
と、あるいは、上記クランク軸の主軸が入力側である回
転部に連結されるとともに、上記連接棒の他端が出力側
である往復部に連結されていることを特徴とする。
リンエンジンに適用した場合、シリンダ内のピストン
が、連接棒および遊星機構を介してクランク軸のクラン
クピンに連結され、上記シリンダの燃焼室内で燃焼する
ガソリンの爆発力により、上記ピストンが上死点と下死
点との間で往復直線運動して、この往復直線運動が連接
棒および遊星機構を介してクランク軸の連続回転運動に
変換される。
記クランク軸の回転中心と同心状に配置され、この太陽
部材の内周に沿って転動する遊星部材の一側面の回転中
心に、上記クランク軸のクランクピンが回転可能に枢支
連結されるとともに、遊星部材の外周部他側面に上記連
接棒の一端が回転可能に枢支連結されているから、連接
棒は左右横方向へほとんど揺動することなく、ピストン
の往復動方向へピストンと共にほぼ直線運動して、安定
した動的バランスが確保される。
と、上記遊星部材の回転中心から上記連接棒の連結点ま
での距離が等しく設定されて、この連結点が、上記遊星
部材の転動に伴って、上記クランク軸の回転中心を通る
直線上を移動するように設定されていれば、連接棒の揺
動は全くなくて横に振れないため、ピストンのスラスト
が全くなくなる。
うに配置されて、遊星部材の回転慣性力が太陽部材によ
り確実に受け止められるため、この点からも、安定した
動的バランスが確保されるとともに、これら両者間の密
接な係合状態も得られて、動力伝動効率の向上も図られ
る。
クランク軸の回転中心を中心とした動的バランスを考慮
して設定されているから、低速回転域から高速回転域ま
で均一で安定した運転が確保される。この場合、特に、
各構成部材に設けられる全てのカウンタバランサが、回
転慣性力として働くように設定されるのが好ましい。
ソリンエンジンのような内燃機関や蒸気機関などの往復
運動を回転運動に動力変換する装置の他、これと逆の構
成とすることにより、つまり、上記クランク軸の主軸を
入力側である回転部に連結するとともに、上記連接棒の
他端を出力側である往復部に連結することにより、コン
プレッサやポンプなどの回転運動を往復運動に動力変換
する装置にも全く同様に適用可能である。
基づいて説明する。 実施形態1 本発明に係るクランク装置の基本構造が図1ないし図3
に示され、このクランク装置1は、具体的には往復運動
と回転運動の動力変換部分に適用される装置であって、
本実施形態においては、例えば単気筒エンジンの主要部
を構成する。
接棒(コンロッド)3、およびこれらクランク軸2と連
接棒3間に介装される遊星機構4を備えてなり、上記連
接棒3が往復シリンダ装置5に連結される構造とされて
いる。なお、図面においては機械駆動系統における概略
構成のみ示されて、他の周辺構成例えば吸入排気系統の
動弁機構等の構成は図示省略されている。
で、主軸10、クランクアーム11およびクランクピン
12が一体的に構成されてなり、主軸10が軸受13を
介してクランクケース14に回転可能に軸支されるとと
もに、この主軸10とクランクピン12の軸心が平行と
されている。
ンダ装置5のピストン15に連結される部分で、具体的
にはこのピストン15と一体成形されてなる。コンロッ
ド3は図示のごとく全長にわたってほぼ同一太さの細い
棒状とされるとともに、ピストン15も薄肉の円板状と
されて、従来の一般周知の構造におけるようなスカート
部はなく、これら往復運動部の軽量化が図られている。
一体構造は、後述するように、コンロッド3が往復直線
運動することから採用され得る構造であるが、もちろ
ん、従来のピストン・ロッドのように、各構成部品の加
工誤差や組付け誤差等を吸収する目的等から、コンロッ
ド3とピストン15がピストンピン(図示省略)を介し
て揺動可能に枢支連結されてもよい。
ッド3を連結する部分で、太陽部材としての円環状の固
定内歯車20と、この固定内歯車20に噛合する遊星部
材としての遊星歯車21とから構成されている。
14に固定的に設けられるとともにその円筒内周の太陽
歯車20aが上記クランク軸2の主軸10と同心状に配
置されている。
に噛合しつつ、その軸心まわりに転動可能に設けられて
いる。この遊星歯車21の一側面の回転中心には、上記
クランク軸2のクランクピン12が軸受22を介して回
転可能に枢支連結されるとともに、遊星歯車21の外周
部他側面には歯車ピン24が突設され、この歯車ピン2
4に、上記コンロッド3の一端3aが軸受25を介して
回転可能に枢支連結されている。
ように、まず、上記遊星歯車21の外径(ピッチ円直
径)D1が上記太陽歯車20aの内径(ピッチ円直径)
D2の1/2に設定されている。換言すれば、上記遊星
歯車21の外周長さが上記太陽歯車20aの外周長さの
1/2に設定されている。
11の長さL1 (主軸10の軸心からクランクピン12
の軸心までの距離)と、上記遊星歯車21の回転中心O
21(クランクピン12の軸心)から上記コンロッド3の
連結点O3(歯車ピン24 の軸心)までの距離L2が等
しく設定されている。図示の実施形態においては、上記
連結点O3は遊星歯車21のピッチ円上に配置されてい
る。
太陽歯車20a上を1周転動するとともに、上記連結点
O3が、この遊星歯車21の転動に伴って、上記クラン
ク軸2の回転中心O2(主軸10の軸心)を通る直線上
を往復移動するように設定されている。
3の他端3bがピストン15の下面中心位置に固定的に
連結されているのに関連して、ピストン15の軸心X
(シリンダ16の円筒内面16aの軸心に一致)が、上
記クランク軸2の回転中心O2を通るとともに、遊星歯
車21と太陽歯車20aとの周方向噛合位置も、上記連
結点O3の移動軌跡がピストン15の軸心Xに一致する
ように設定されている。これより、遊星歯車21の転動
に伴って、コンロッド3はピストン15と完全に一体と
なって直線X上、つまりクランク軸2の回転中心O2を
通る直線上を揺動する(横に振れる)ことなく往復直線
運動することとなる。一方、クランク軸2も、上記遊星
歯車21の転動に伴って回転中心O2まわりに回転す
る。
トン15のストロークSとの関係を示すと図7の実線に
示しすようなサインカーブの基本形で表される。(破線
はクランクの動き)。
成部材の質量配分は、往復運動部と回転運動部の動的バ
ランスがとれるように、上記クランク軸2の回転中心O2
を中心とした動的バランスを考慮して設定されている。
この場合、好ましくは、各構成部材に設けられるすべて
のカウンタバランサが回転慣性力として働くように設定
される。
て、遊星歯車21の回転中心O21を中心とした両側の質
量配分が等しくなるように、また、上記クランク軸2の
回転中心O2を中心とした両側の質量配分が等しくなる
ように設定されている。
コンロッド3、歯車ピン24)の質量をW1、この往復
運動部に対する釣合い重り(カウンタバランサ)30の
質量をW2、遊星歯車21の回転中心O21から歯車ピン
24および釣合い重り30の取付け位置までのそれぞれ
の距離をA,Bとし、また、回転運動部(上記往復運動
部、遊星歯車21、釣合い重り30)の質量をW3、こ
の回転運動部に対する釣合い重り31の質量をW4、ク
ランク軸2の回転中心O2から遊星歯車21の回転中心
O21および釣合い重り(カウンタバランサ)31の取付
け位置までのそれぞれの距離をC,Dとすると、 W1×A=W2×B ・・・・・ W3×C=W4×D ・・・・・ 上記式および式の関係が成り立つように設定されて
いる。この場合、クランクアーム11などは、回転中心
O2に対して予め両側の質量バランスがとられているも
のとする。
ク装置が、例えばレシプロガソリンエ内ジンに適用され
た場合においては、図6に示すように、シリンダ13の
燃焼室内で燃焼するガソリンの爆発力により、ピストン
15が上死点と下死点との間で往復直線運動すると、こ
のピストン15と一体となったコンロッド3の運動によ
り遊星機構4が遊星運動して、クランク軸2の連続回転
運動に動力変換される(同図において、(クランク軸
2の回転角度φ=0゜→(同45゜)→(同90
゜)→(同135゜)→(同180゜)→(同2
25゜)→(同270゜)→(同315゜)→
(同360゜)の順に行程が繰り返される。)。
ることにより、コンロッド3は左右横方向へはほとんど
揺動することなく、ピストン15と完全に一体となっ
て、クランク軸2の回転中心O2を通る直線X(ピスト
ン15の軸心)上を往復直線運動することとなり、安定
した動的バランスが確保されている。
(ピストン15の往復運動方向に対しての傾きθ=0)
により、従来のクランク装置のような偏荷重が全く生じ
ず、ピストン15には、従来のクランク装置におけるス
ラスト力R(図14および図15参照)は全く作用しな
い。このため、理論上は、従来のクランク装置を採用す
る機械装置におけるようなピストンスラップは生じず、
シリンダ16の円筒内面16aに作用する力はピストン
15との摩擦力のみとなり、振動・騒音・キャビテーシ
ョン・摩擦損失などの障害が大幅に減少されて、動力伝
達効率も従来のものに比較して大幅な向上が望める。
り囲むように配置されて、遊星歯車21の回転慣性力が
太陽歯車20aにより確実に受け止められるため、ギヤ
効率が高く、この点からも安定した動的バランスが確保
される。また、遊星歯車21の回転慣性力により、遊星
歯車21と太陽歯車20aの密接な噛合状態も得られ
て、動力伝動効率も高い。
の各構成部材の質量配分が上記クランク軸2の回転中心
O2を中心とした動的バランスを考慮して設定されてい
るから、特に、図示の実施形態においては、各構成部材
に設けられる全てのカウンタバランサ30,31等が回
転慣性力として働くように設定されているから、低速回
転域から高速回転域まで均一で安定した運転が確保され
る。
る入出力の方向は双方向が可能であるしたがって、後述
する具体的実施形態に示されるように、上記レシプロガ
ソリンエンジンを始めとした内燃機関や蒸気機関などの
往復運動を回転運動に動力変換する装置の他、これと逆
の構成とすることにより、つまり、上記クランク軸の主
軸を入力側である回転部に連結するとともに、上記コン
ロッド3の他端を出力側である往復部に連結することに
より、コンプレッサやポンプなどの回転運動を往復運動
に動力変換する装置にも全く同様に適用可能である。
するような種々の設計変更も可能である。 (1)遊星歯車21の回転中心O21からコンロッド3の連
結点O3 までの距離L2を適宜調整することにより、ク
ランク軸2の回転角度φに対するピストン15のストロ
ークSを調整して、図7のサインカーブを対象となる機
械装置の運動特性、例えば燃料の爆発の特性等に最適な
形状に設定することができる。この場合は、コンロッド
3とピストン15がピストンピン(図示省略)を介して
揺動可能に枢支連結されて、コンロッド3の運動軌跡も
図示の実施形態のような直線ではなく、 この直線の近
傍を通過する惰円等になる。
り、サインカーブの山部と谷部が立ち上がり急激な曲線
になり(図7の一点鎖線参照)、逆に、距離L1 を大き
くすることにより、サインカーブの山部と谷部が低くな
り穏やかな曲線になる(図示省略)。 (2)上記遊星歯車21と太陽歯車20aとの周方向係合
位置を調整可能として、上記ピストン15のストローク
Sが可変とすることもできる(後述の実施形態12参
照)。
ランクケース14に周方向に調整回転可能に設けられ
て、太陽歯車20aの周方向位置が適宜調整可能な構成
とすることにより、太陽歯車20aと遊星歯車21との
噛合位置を相対的に調整可能となる。この場合も、上記
(1)と同様、コンロッド3とピストン15がピストンピ
ン(図示省略)を介して揺動可能に枢支連結される。 (3)図示の実施形態においては、最も構造が簡単で、大
きな動力伝達と高い伝達効率が得られることから、特に
レシプロエンジンに最適な構造として、遊星機構4が固
定内歯車20と遊星歯車21とから構成されている。し
かし、これに限定されることなく、同様の噛合機能を備
える他の構造も採用可能である。
内周面にチェーンが全周にわたって設けられた太陽部材
と、上記チェーンに噛合する遊星部材としてのスプロッ
ケトホイールとの組合わせ、あるいは、円環状部材の円
筒内周面に歯付きベルトが全周にわたって設けられた太
陽部材と、上記歯付きベルト(タイミングベルト)に噛
合する遊星部材としてのプーリとの組合わせなどが採用
され得る。 (4)さらに、上記(3)のように、太陽部材の円筒内周と
遊星部材の円筒外周の係合が噛合とされる他、太陽部材
の円筒内周と遊星部材の円筒外周の係合が相互に滑りの
ない摩擦係合とされてもよく、この構造は特に、軽負荷
の動力伝達に有効である。具体的には、例えば、太陽部
材と遊星部材の両者がまたはその係合面部がゴム製とさ
れて、ゴム同士の摩擦係合が採用され得る。
1を備えた2サイクルエンジンである。
ロッド3がシリンダ16の円筒内面16aの軸心Xに沿
って直線運動することを利用して、シリンダ16の底部
16bがシール90により完全に密封され、ピストン1
5の下部にクランク室91と完全に隔離された予圧室9
2が形成されている。これに関連して、コンロッド3の
断面はシールが容易な形状とされ、例えば円形状に形成
される。
の上下によって開閉される掃気孔および排気孔を示して
いる。また、95は吸気管で、この吸気管95はロータ
リバルブ96により開閉制御される。このロータリバル
ブ96は、クランク軸2の主軸10に回転連結されて、
ピストン15の往復動作に同期して開閉動作する。
予圧室92内に吸気管95から吸入された混合気が圧縮
されて、ピストン15が下死点近くまで下降すると、排
気孔94および掃気孔93が開口されて、予圧室92内
の混合気による掃排気作用が行われることとなる。
イクルエンジンと同様である。
動することなく直線運動するため、シリンダ16の下部
に小さな予圧室92を形成することができる。これによ
り、従来に比較して予定圧室92の容量を大幅に小さく
して、大きな圧縮比を得ることができる。この結果、高
圧の一次圧を取り出して効率の良い掃排気作用が行われ
て、2サイクルエンジンの特性を従来に比較して大幅に
改善することができる。
サイクルエンジンであって、さらに機械式過給機100
を備えるものである。
形態2と同様、コンロッド3がシリンダ16の円筒内面
16aの軸心Xに沿って直線運動することを利用して、
シリンダ16の底部16bがシール101により完全に
密封され、ピストン15の下部に圧力室102が形成さ
れている。この圧力室102はピストン15と共働して
過給機100の圧縮機を構成している。
止弁、105はエアチャンバ、106は燃料噴射ノズ
ル、107は吸気弁および108は排気弁をそれぞれ示
している。
室102の縮小により、吸気用逆止弁103を介して吸
入された空気は、圧縮されながら過給用逆止弁104か
らエアチャンバ105へ送られ、さらに、燃料噴射ノズ
ル106からの燃料と混合されて、吸気弁107からシ
リンダ16上部の燃焼室内に送り込まれ、過給作用が行
われることとなる。
機および4サイクルエンジンと同様である。
構造を利用して、従来のような外付けの駆動源を用いる
ことなく圧縮機を構成することができ、構造が簡単でか
つ小型の機械式過給機を備えた4サイクルエンジンを構
成することができる。
周知のものと同様種々設計変更可能であり、例えば、図
10(a)に示すように、燃料噴射ノズル106が吸気用
逆止弁103の上流側に配されて、混合気が圧縮機によ
り圧縮される構成や、あるいは図10(b)に示すよう
に、インタークーラ109を備えて、加圧後の吸気温度
が下げられる構成などが適宜採用され得る。
備えた往復式の単気筒コンプレッサである。
やはりコンロッド3がシリンダ16の円筒内面16aの
軸心Xに沿って直線運動することを利用して、外部から
密閉されたシリンダ16の底部16bから、コンロッド
3がシール110を介して外部へ突出されて、ピストン
5の上下にそれぞれシリンダ室111,112が形成さ
れてなる。
113が取り付けられており、この被動プーリ113
が、伝導ベルト114を介して、駆動モータ115の駆
動軸115aに取り付けられた駆動プーリ116に駆動
連結されている。
には、吸込弁111a,112aおよび吐出弁111
b,112bがそれぞれ設けられ、これらを介して吸込
管117および吐出管118に連結されている。
シリンダ室112の縮小により、ここに導入された空気
が圧縮されながら吐出弁112bから吐出管118へ吐
出されるとともに、この際、上側シリンダ室111に
は、空気が吸込管117から吸込弁111aを介して導
入される。続いて、ピストン15の上昇に伴い、上下シ
リンダ室111,112内では上記と逆の動作が行われ
る。
筒コンプレッサにおいて不可能であった2シリンダ室構
造が採用されて、従来の2気筒コンプレッサに近い運転
効率が実現する。
筒コンプレッサがクランク軸2を挾んで、上下に2組配
設されてなる2気筒コンプレッサである。
上下一対のピストン15,15が一台の駆動モータ11
5により往復運動される構成とされている。
様である。
具体的にはディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプであ
る。
て、上記遊星歯車21と太陽歯車20aとの周方向係合
位置が調整可能とされて、コンロッド3の一端3bに枢
支ピン120を介して枢支連結されたプランジャ121
の往復動ストロークSが可変とされたものである。
2を介して、クランクケース14に周方向へ回転可能に
設けられるとともに、この回転操作部122の操作レバ
ー122aが、図示しない駆動機構により回動操作可能
とされている。
動操作することにより、内歯車20の太陽歯車20aと
遊星歯車21の周方向係合位置が適宜調整されて、図1
3(b)に示す最大ストロークSmax と図13(c)に示
す最小ストロークSminとの間で調整される。
ンバ124は、吸入弁125aおよび吐出弁126aを
それぞれ介して、供給管125および噴射管126に連
通されている。
ないディーゼルエンジンのクランク軸に駆動連結され
て、例えば4サイクルエンジンの場合、このクランク軸
の1/2の回転速度で回転駆動される。
射ポンプにおいて、エンジンの1/2回転のクランク軸
2により、プランジャ121が一定の往復動ストローク
S間を往復運動して、供給管125から吸い込まれた燃
料が圧縮されて、所定の高圧に加圧された燃料は、吐出
弁126aから噴射管126へ圧送され、図示しない噴
射弁から燃焼室内へ噴射注入される。
機構を備えるこの種の燃料噴射ポンプと異なり、プラン
ジャ121がその往復動ストロークS全体を通じて、ク
ランク軸2と常時連結されていることから、従来のカム
がローラを叩くときのような打音は全くなく、ディーゼ
ルエンジンの欠点である騒音が少なく、また動きも低速
から高速回転まで連続的かつスムーズで、運転精度も高
い。
6はいずれも、あくまでも本発明の好適な具体例を示す
ためのものであって、本発明はこれら実施形態に限定さ
れることなく、その範囲内で種々設計変更可能である。
ンジンについて、そのシリンダの配設数は図示例に限定
されることなく目的に応じて適宜増減可能であり、また
シリンダ配列も、直列型、水平対向型、V型あるいは星
型など従来周知のあらゆる配列が目的に応じて適用可能
である。
置の他、従来周知の往復運動と回転運動相互で動力変換
を行う機械装置に広く適用可能である。
置は、回転側に連結されるクランク軸と、往復運動側に
連結される連接棒と、これらクランク軸および連接棒間
に介装される遊星機構とを備えてなり、上記遊星機構
は、上記クランク軸の回転中心と同心状に配置された太
陽部材と、この太陽部材の内周に沿って転動する遊星部
材を備え、この遊星部材の外径が上記太陽部材の内径の
1/2に設定され、上記遊星部材の回転中心に、上記ク
ランク軸のクランクピンが回転可能に枢支連結されると
ともに、遊星部材の外周部分に、上記連接棒の一端が回
転可能に枢支連結され、上記各構成部材の質量配分は、
往復運動部と回転運動部の動的バランスがとれるように
設定されているから、このクランク装置およびそれを利
用した機械装置においては、以下に列挙するような種々
の効果が得られ、動力伝達効率および動的バランスが良
く、往復運動と回転運動の双方向の動力変換が可能で、
単純かつコンパクトな構造を備えた装置を提供すること
ができる。 (1)上記遊星機構の太陽部材が、上記クランク軸の回転
中心と同心状に配置され、この太陽部材の内周に沿って
転動する遊星部材の回転中心に、上記クランク軸のクラ
ンクピンが回転可能に枢支連結されるとともに、遊星部
材の外周部分に、上記連接棒の一端が回転可能に枢支連
結されているから、連結棒は左右横方向へほとんど揺動
することなく、ピストンの往復動方向へピストンと共に
ほぼ直線運動して、安定した動的バランスが確保され、
この結果、従来運動部分の不釣り合い慣性力が主要因と
して発生していた振動や騒音が大幅に低減される。 (2)上記のようにコンロッドがほとんど揺動することな
く、ピストンの往復運動方向へほぼ直線運動するから、
このピストンには、ガス圧と慣性力によるスラスト力が
ほとんど作用せず、いわゆるピストンスラップが生じに
くい。この点からも、従来問題となっていた、振動・騒
音・キャビテーション・摩擦損失などの障害が大幅に低
減される。
さと、上記遊星部材の回転中心から上記連接棒の連結点
までの距離が等しく設定されて、この連結点が、上記遊
星部材の転動に伴って、上記クランク軸の回転中心を通
る直線上を移動するように設定されていれば、連接棒の
揺動が全くなくて横に振れないため、ピストンのスラス
トも完全に防止でき、低速回転はもちろんのこと高速回
転にも十分対応できる。 (3)従来のこの種のクランク装置に比較して、はるかに
動的バランスをとることが容易かつ確実で、理論的には
従来以上の高速回転においても動的バランスを完全にと
ることが可能となる。 (4)連接棒が横に振れないから、理論上は連結棒にかか
る曲げ荷重がなく、他の周辺部品の影響を考慮しても、
従来に比較してはるかに細く構成することができ、また
ピストンにもスラストがかからないから、摩擦係数が低
く、またピストン自体も短い円板状とすることも可能
で、この点からも往復運動部の軽量化が可能である。
よってクランク軸に係る偏荷重も小さく、クランク軸の
機械的強度や剛性も従来に比較して厳しいものが要求さ
れず、やはり従来に比較してはるかに細く構成すること
ができ、回転運動部の軽量化も可能である。
可能で、上記動的バランスの良さとも相まって、高速回
転に最適な構造とすることができる。 (5)遊星部材を太陽部材が取り囲むように配置されて、
遊星部材の回転慣性力が太陽部材により確実に受け止め
られるため、この点からも安定した動的バランスが確保
されるとともに、これら両者間の密接な係合状態も得ら
れて、無駄な動きもない。これにより、動力伝動効率の
向上が図られるとともに、燃費も大幅に改善できる。 (6)上記各構成部材の質量配分が上記クランク軸の回転
中心を中心とした動的バランスを考慮して設定されてい
るから、低速回転域から高速回転域まで均一で安定した
運転が確保される。特に、各構成部材に設けられる全て
のカウンタバランスが、回転慣性力として働くように設
定されているとより大きな効果が得られる。
基本構造を一部切開して示す斜視図である。
ための概略構成図である。
ための概略構成図である。
した場合の運動工程説明図である。
ストンのストロークとの関係を示す線図である。
ジンの基本構造を示す概略構成図である。
きの4サイクルエンジンの基本構造を示す概略構成図で
ある。
例を示す概略構成図で、図15(a)は燃料噴射ノズル
の配置が変更去れたもの、図15(b)はインタークー
ラを備えているものがそれぞれ示されている。
プレッサの基本構造を示す概略構成図である。
プレッサの基本構造を示す概略構成図である。
ンジンの燃料噴射ポンプの基本構造を示す概略構成図
で、図18(a)は側面断面図、図18(b)はストロ
ーク最大時の正面図である。
ロガソリンエンジンの基本構造を示す正面断面図であ
る。
ジンの変形例の基本構造を示す正面断面図である。
連結点までの距離 O21 遊星歯車の回転中心 O2 クランク軸の回転中心 O3 コンロッドの連結点
Claims (4)
- 【請求項1】 往復運動と回転運動の動力変換部分に適
用される装置であって、 基端側の軸受で支持される主軸と、該主軸の先端側で半
径方向に延在したクランクアームとを有するクランク軸
と、上記クランク軸の先端側前方位置において往復運動
側に連結される連接棒と、クランク軸および連接棒間に
介装される遊星機構とを備えてなり、 上記遊星機構は、上記クランク軸の回転中心と同心状に
固定配置された太陽部材と、この太陽部材の内周に沿っ
て転動する遊星部材を備え、 この遊星部材の外径が上記太陽部材の内径の1/2に設
定され、 上記遊星部材の一側面の回転中心に、上記クランクアー
ムの先端のクランクピンが回転可能に枢支連結されると
ともに、遊星部材の外周部他側面に突設された歯車ピン
に上記連接棒の一端が回転可能に枢支連結され、該連接
棒の一端の往復動の軌跡が上記クランクピンの円形回転
軌跡を横断するようにされ、 上記各構成部分の質量配分は、往復運動部と回転運動部
の動的バランスがとれるように設定されていることを特
徴とするクランク装置。 - 【請求項2】 上記各構成部材の質量配分は、上記クラ
ンク軸の回転中心を中心とした動的バランスを考慮して
設定されている請求項1に記載のクランク装置 - 【請求項3】 遊星部材の回転中心を中心とした両側の
質量配分が等しくなるように設定されるとともに、上記
クランク軸の回転中心を中心とした両側の質量配分が等
しくなるように設定されている請求項2に記載のクラン
ク装置。 - 【請求項4】上記遊星部材と太陽部材との周方向係合位
置が調整可能とされている請求項1に記載のクランク装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28563796A JP3425736B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | クランク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28563796A JP3425736B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | クランク装置 |
Related Parent Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6121776A Division JP2683218B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | クランク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09119301A true JPH09119301A (ja) | 1997-05-06 |
JP3425736B2 JP3425736B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=17694117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28563796A Expired - Fee Related JP3425736B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | クランク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3425736B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010193710A (ja) * | 2008-06-11 | 2010-09-02 | Lwj Kk | 巻線機 |
CN106121813A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-11-16 | 张学新 | 无死角活塞式内燃机 |
CN109973627A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-07-05 | 青海新源动力技术有限公司 | 一种偏心齿轮传动装置及其传动方法 |
US10519853B2 (en) | 2016-12-28 | 2019-12-31 | Z Mechanism Technology Institute Co., Ltd. | Driving apparatus with swinging linear motion mechanism |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP28563796A patent/JP3425736B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106121813A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-11-16 | 张学新 | 无死角活塞式内燃机 |
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CN109973627A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-07-05 | 青海新源动力技术有限公司 | 一种偏心齿轮传动装置及其传动方法 |
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