JPH09119123A - コンクリート型枠の脱着装置 - Google Patents

コンクリート型枠の脱着装置

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JPH09119123A
JPH09119123A JP27573795A JP27573795A JPH09119123A JP H09119123 A JPH09119123 A JP H09119123A JP 27573795 A JP27573795 A JP 27573795A JP 27573795 A JP27573795 A JP 27573795A JP H09119123 A JPH09119123 A JP H09119123A
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concrete
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frame
tightening
formwork
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Takeyoshi Itakura
武好 板倉
Shinji Matsutani
真二 松谷
Yoshikatsu Sako
義勝 酒向
Shunsuke Fujise
俊介 藤瀬
Tsutomu Kitagawa
勉 北川
Yukihisa Inagawa
雪久 稲川
Shinji Shoda
真司 正田
Koji Iwata
光司 岩田
Mitsuto Shimabe
三人 島部
Daisuke Washimi
大介 鷲見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層コンクリート堰堤を構築するコンクリー
ト型枠の脱着作業を迅速に行い、経費の節減を図るコン
クリート型枠の脱着装置を提供する。 【解決手段】 フォークリフトトラックのマスト72に
装着したリフトブラケット77に脱着装置83を設け
る。該装置83はコンクリート型枠11のガイドレール
15に沿って昇降し、ダミーボルト33を弛緩方向に回
転する脱着機構100を備えている。該機構100は締
付ボルト14を脱着する機能も備えている。前記脱着装
置83は型枠11をコンクリート成型面Caから離脱さ
せるローラ25を成型面Caに向かって押動する型枠離
脱駆動機構130を有する。フォークリフト52の運転
席においてダミーボルト33と締付ボルト14の脱着操
作を指示し、型枠11をリフトブラケット77により上
昇させて、次のコンクリート打設位置に移動し、締付ボ
ルト14をアンカーボルト13に螺合して、型枠11を
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主としてダムのコ
ンクリート堰堤を構築する際に使用されるコンクリート
型枠の脱着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダム工事におけるコンクリート型
枠のセット及び脱枠上昇はモービルクレーンで該型枠を
吊り、その下部に設けたフェンスを備えた足場に作業員
が搭乗してアンカーボルトを片持ち支持していたダミー
ボルトの解除作業及び型枠を既設コンクリートにアンカ
ーボルトを利用して締付固定していた締付ボルトの離脱
作業を行う。その後、クレーンで型枠を次のコンクリー
ト打設位置まで上昇して前記締付ボルトをアンカーボル
トに螺合して型枠をコンクリートに付け替えていた。さ
らに詳述すると、既設コンクリートに埋設したアンカー
ボルトと該ボルトに取り外し可能に連結される締付ボル
トを用いて該コンクリートに上層のコンクリートを打設
するための型枠を締付固定し、前記ダミーボルトに新た
なアンカーボルトを片持ち支持した状態で、上層のコン
クリートを打設する。その後、作業者が締付ボルト及び
ダミーボルトを埋設固定された上下一対のアンカーボル
トからそれぞれ外す。さらに、クレーンにより型枠を作
業者とともに吊り上げて、該型枠を新たなコンクリート
の打設位置へ上昇する。前記締付ボルトを上部のアンカ
ーボルトに螺合することにより型枠をコンクリートに固
定するとともに前記ダミーボルトに新たなアンカーボル
トを片持ち支持し、クレーンを退避させて上層のコンク
リートを打設する。この型枠の脱着作業及びコンクリー
ト打設作業を繰り返して高層のコンクリート堰堤を構築
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したク
レーンと作業者による型枠脱着作業はコンクリート堰堤
の高さが30〜100メートルにもなる超高所での手作
業のため、作業能率が非常に低く、又、特殊な作業であ
るため人件費も高く、ダム建設の経費の節減を図ること
ができないという問題があった。
【0004】この発明の第1の目的は高層コンクリート
堰堤を構築するコンクリート型枠の脱着作業を迅速に行
い、経費の節減を図ることができるコンクリート型枠の
脱着装置を提供することにある。
【0005】この発明の第2の目的は第1の目的に加え
て、既成のフォークリフトトラックを使用して安価に製
造することができるコンクリート型枠の脱着装置を提供
することにある。
【0006】この発明の第3の目的は第2の目的に加え
て、解除機構、締付機構及び型枠離脱駆動機構の装着を
容易に行うことができるコンクリート型枠の脱着装置を
提供することにある。
【0007】この発明の第4の目的は第3の目的に加え
て、解除機構、締付機構及び型枠離脱駆動機構の退避位
置と作動位置との間の切換動作を円滑に行うことができ
るコンクリート型枠の脱着装置を提供することにある。
【0008】この発明の第5の目的は第4の目的に加え
て、前記解除機構を兼用する締付機構の構成を簡素化し
て安価なコンクリート型枠の脱着装置を提供することに
ある。
【0009】この発明の第6の目的は第4の目的に加え
て、前記離型機構の動作を確実かつ迅速に行うことがで
きるとともに、コンクリート型枠の引き上げ動作中に該
型枠を円滑に引き上げることができるコンクリート型枠
の脱着装置を提供することにある。
【0010】この発明の第7の目的は第5の目的に加え
て、アンカーボルトをコンクリート型枠に容易に片持ち
支持することができるとともに、コンクリートに固定さ
れたアンカーボルトに螺合されたダミーボルトを容易に
離脱することができるコンクリート型枠の脱着装置を提
供することにある。
【0011】この発明の第8の目的は第7の目的に加え
て、ダミーボルトのロック機構を簡素化することができ
るコンクリート型枠の脱着装置を提供することにある。
この発明の第9の目的は第7の目的に加えて、ダミーボ
ルトの解除機構を簡素化することができるコンクリート
型枠の脱着装置を提供することにある。
【0012】この発明の第10の目的は第8の目的に加
えて、連結機構及びダミーボルトのロック機構を簡素化
することができるコンクリート型枠の脱着装置を提供す
ることにある。
【0013】この発明の第11の目的は第1〜第10の
いずかの目的に加えて、型枠の脱着作業をさらに迅速に
行うことができるコンクリート型枠の脱着装置を提供す
ることにある。
【0014】この発明の第12の目的は第11の目的に
加えて、確認手段の構成を簡素化することができるコン
クリート型枠の脱着装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記第1の目的を達成するため、コンクリート型枠を既設
コンクリートに埋設したアンカー係止具と該係止具に取
り外し可能に連結される締付具を用いて前記コンクリー
トに締付固定し、既設コンクリートの上に新たなコンク
リートを打設した後、前記コンクリート型枠を取り外し
て、上段のコンクリートに移動固定し、さらに上層のコ
ンクリートを打設する作業を繰り返して高層コンクリー
ト堰堤を構築する際に使用される前記コンクリート型枠
の脱着装置であって、上記装置のフレームに装着され、
前記コンクリート型枠を引き上げる引上機構と、前記コ
ンクリート型枠に引上機構を連結する連結機構と、前記
装置のフレームに装着され、新たにコンクリートが打設
された後、前記アンカー係止具から前記締付具を離脱し
てコンクリート型枠の締付状態を解除する解除機構と、
前記解除機構により解除されたコンクリート型枠を成型
面から引き離す離型機構と、コンクリート型枠がコンク
リート成型面から引き離された状態で、前記引上機構に
よりコンクリート型枠を次のコンクリート打設位置に引
き上げて、コンクリートに新たに埋設固定されたアンカ
ー係止具に前記締付具を連結して該コンクリート型枠を
既設コンクリートに締め付ける締付機構とを備えてい
る。
【0016】この脱着装置においては、既設のコンクリ
ートに装着したコンクリート型枠の内側に新たにコンク
リートが打設された後、連結機構によりコンクリート型
枠に引上機構を連結する。次に、解除機構によりアンカ
ー係止具から締付具を離脱してコンクリート型枠の締付
状態を解除する。次に、離型機構によりコンクリート型
枠をコンクリート成型面から引き離した後、引上機構に
よりコンクリート型枠を次のコンクリート打設位置まで
引き上げる。さらに、コンクリートに新たに埋設固定さ
れたアンカー係止具に対し、前記締付具を締付機構によ
り連結して該コンクリート型枠を最上層のコンクリート
に締め付ける。従って、高層コンクリート堰堤を構築す
るコンクリート型枠の脱着作業が迅速に行われ、経費の
節減を図ることができる。
【0017】請求項2記載の発明は上記第2の目的を達
成するため、請求項1において、前記引上機構は前車輪
の近傍にアウトリガーを有するフォークリフトトラック
のアウター及びインナーのマストと、インナーマストに
装着されたリフトブラケットと、該ブラケットに装着さ
れた取付フレームと、該フレームに固定された縦方向に
延びる左右一対のガイドレールとにより構成され、両レ
ールは連結機構によりコンクリート型枠に連結されるも
のである。
【0018】従って、この脱着装置では、既成のフォー
クリフトトラックを使用して引上機構を安価に製造する
ことができる。請求項3記載の発明は上記第3の目的を
達成するため、請求項2において、前記取付フレームに
は前記解除機構、締付機構及び離型機構を構成する型枠
離脱駆動機構が装着されている。
【0019】従って、この脱着装置では、前記型枠離脱
駆動機構の装着を容易に行うことができる請求項4記載
の発明は上記第4の目的を達成するため、請求項2又は
3において、前記両ガイドレールは、コンクリート型枠
側に設けた左右一対の縦方向に延びるガイドレールと接
続可能であって、前記型枠側の両ガイドレールと前記フ
レーム側の両ガイドレールとの間には両者を互いに連結
する連結機構が設けられ、前記取付フレーム及び該フレ
ーム側の両ガイドレールには昇降フレームが昇降機構に
より上下に連結された前記両ガイドレールに沿って昇降
可能に装着され、該昇降フレームには前記解除機構、締
付機構及び型枠離脱駆動機構が装着されている。
【0020】従って、この脱着装置では、解除機構、締
付機構及び型枠離脱駆動機構の退避位置と作動位置との
間の切換動作を円滑に行うことができる。請求項5記載
の発明は上記第5の目的を達成するため、請求項4にお
いて、前記締付機構は、前記昇降フレームに対しコンク
リート型枠に向かって往復動される前後動フレームと、
該前後動フレームに装着され、かつアンカー係止具とし
てのアンカーボルトに螺合される締付具としての締付ボ
ルトに相対回動不能に係合されて、該ボルトを締付方向
又は解除方向に正逆回転する第1回転治具と、アンカー
ボルトから引き離された前記締付ボルトを第1回転治具
側に一時的に把持する把持機構とから構成され、該締付
機構は締付ボルトの解除機構を兼用するものである。
【0021】従って、この脱着装置では、前記解除機構
を兼用する締付機構の構成を簡素化して締付機構を安価
に製造することができる。請求項6記載の発明は上記第
6の目的を達成するため、請求項4において、前記型枠
離脱駆動機構は、前記昇降フレームに対しコンクリート
型枠に向かって往復動される支持台と、該支持台に装着
された正逆回転する第2回転治具とを備え、一方、コン
クリート型枠のガイドレールにはコンクリートの成型面
に接触可能なローラを備えたネジ棒がガイドレールに固
定したネジ筒に螺合され、該ネジ棒が前記第2回転治具
により正回転されると、ローラがコンクリートの成型面
に押圧される際の反力によりコンクリート型枠を成型面
から離すように構成している。
【0022】従って、この脱着装置では、前記離型機構
の動作を確実かつ迅速に行うことができるとともに、ロ
ーラを成型面に転動させてコンクリート型枠の引き上げ
動作を円滑に行うことができる。
【0023】請求項7記載の発明は上記第7の目的を達
成するため、請求項4において、前記コンクリート型枠
の上部には非埋設状態のアンカーボルトの先端雄ネジを
螺合して片持ち支持する雌ネジを有するダミーボルトが
該型枠と直交する方向の往復動可能に、該型枠から離脱
不能に支持されるとともに、バネにより常には退避位置
へ付勢され、前記型枠にはダミーボルトを使用位置に保
持するロック機構が設けられ、前記昇降フレームにはア
ンカーボルトがコンクリートにより埋設固定された後に
前記ロック機構のロック状態を解除した状態で、前記ア
ンカーボルトからダミーボルトを螺退解除する解除機構
が設けられている。
【0024】従って、この脱着装置では、アンカーボル
トをコンクリート型枠に容易に片持ち支持することがで
きるとともに、コンクリートに固定されたアンカーボル
トに螺合されたダミーボルトを解除機構により容易に離
脱することができる。
【0025】請求項8記載の発明は上記第8の目的を達
成するため、請求項7において、前記ロック機構は、型
枠の上部に支軸により回動可能に支持されたロックレバ
ーと、該レバーを型枠に対し回動不能に係止するピンと
により構成されている。
【0026】従って、この脱着装置では、ダミーボルト
のロック機構を簡素化することができる。請求項9記載
の発明は上記第9の目的を達成するため、請求項7にお
いて、締付ボルトの解除機構は、前記ダミーボルトの解
除機構を兼用するものである。
【0027】従って、この脱着装置では、ダミーボルト
の解除機構を簡素化することができる。請求項10記載
の発明は上記第10の目的を達成するため、請求項8に
おいて、前記連結機構は、コンクリート型枠のガイドレ
ールの上部に固定した連結板と、該連結板に固定した連
結筒と、前記連結板に支軸により回動可能に支持された
支持レバーと、該レバーに固定した取付筒と、該取付筒
に支持され、かつ常にはロック方向にバネにより付勢さ
れた連結ピンとにより構成され、前記連結ピンは前記ダ
ミーボルトのロック機構のピンを兼用するものである。
【0028】従って、この脱着装置では、連結機構及び
ダミーボルトのロック機構を簡素化することができる。
請求項11記載の発明は上記第11の目的を達成するた
め、請求項1〜10のいずれか1項において、前記引上
機構、解除機構、締付機構及び離型機構の各動作を確認
する複数の確認手段を備えている。
【0029】従って、この脱着装置では、型枠の各種の
脱着作業を確認手段によりそれぞれ確認して確実かつよ
り迅速に行うことができる。請求項12記載の発明は上
記第12の目的を達成するため、請求項11において、
前記複数の確認手段は、引上機構により引き上げられた
コンクリート型枠と、コンクリート側に埋設されたアン
カー係止具との左右位置関係を撮像するカメラ、解除機
構、締付機構及び離型機構の各動作を撮像するカメラで
ある。
【0030】従って、この脱着装置では、カメラにより
撮像された映像に基づいて各種の脱着作業の是非の確認
を容易に行うことができるとともに、確認手段の構成を
簡素化することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の一形態を図1〜図28に基づいて説明する。
【0032】図1はダム用コンクリート堰堤を構築する
コンクリート型枠11と、該型枠11を脱着する自走式
型枠脱着車51を示す。最初に前記コンクリート型枠1
1を図2〜図8に基づいて説明する。
【0033】図3の実線はコンクリート型枠11が最上
層の既設コンクリートCに埋設固定されたアンカー係止
具としてのアンカーボルト13に螺合された締付具とし
ての締付ボルト14によりコンクリートCの垂直成型面
Caに締付固定され、次のコンクリートC(鎖線参照)
を打設可能な型枠11の取り付け完了状態を示す。この
コンクリート型枠11は概略的に見て図2,3に示すよ
うに左右一対の縦方向に延びるガイドレール15,15
と、両ガイドレール15,15に水平にかつ上下方向に
所定間隔をおいて連結された複数本の横枠18と、各横
枠18に対し縦長の成型板19を複数枚横方向へ接合固
定して全体として横長の四角形状に形成した成型パネル
20とから構成されている。
【0034】前記両ガイドレール15,15は同様に構
成されているので、一方のみについて説明する。図2,
4に示すように二本の溝型綱15A,15Bを上下複数
の連結ロック筒16及び後述する案内板23等で互いに
溶接により連結して構成されている。ガイドレール15
の下端部には図3に示すようにコンクリートCの成型面
Caに押圧され、レール15を成型面Caと平行に支持
するとともに、成型パネル20を成型面Caから引き離
すための離型機構を構成するローラ支持機構17がそれ
ぞれ設けられている。
【0035】図4に示すように両溝型鋼15A,15B
には前記締付ボルト14を貫通する挿通孔21aを有す
る軸受板21が固着されている。締付ボルト14は該挿
通孔21aを貫通してその先端の雌ネジ14aを最上層
のコンクリートCに固定されたアンカーボルト13の雄
ネジ13aに螺合可能である。締付ボルト14の雄ネジ
14bにはナット22が螺合され、該ナット22を軸受
板21に締付固定することにより、型枠11を成型面C
aに締付固定可能である。即ち、図3に示すように前記
成型パネル20の下端部を既設コンクリートCの成型面
Caの上端部に当接するとともに、前記ローラ支持機構
17のローラ25をコンクリートCの成型面Caに当接
した状態で、前記ナット22が締め付けられる。する
と、ガイドレール15が成形面Ca側に押圧され、成型
パネル20及びローラ25も成形面Caに押圧されて、
型枠11はガイドレール15が成型面Caと平行になる
ように締付固定される。
【0036】次に、前記ローラ支持機構17について説
明する。図4に示すように前記ガイドレール15の溝型
綱15A,15Bの間には上下一対の案内板23,23
が固着され、両案内板23,23の間には可動ホルダー
24が成形面Caに向かって水平方向の往復動可能に支
持され、該ホルダー24には上下一対のローラ25が水
平軸線の回りで回転可能に支持されている。前記溝型綱
15A,15Bにはネジ筒26が取付板27を介して溶
接固定され、該ネジ筒26の雌ネジ26aにネジ棒28
が螺合され、該ネジ棒28の先端部(図4の右端)はホ
ルダー24に固定した軸受29に回転のみ可能に連結さ
れている。ネジ棒28の基端部(図4の左端)には角柱
部28aが形成されている。そして、該角柱部28aが
後述する型枠離脱駆動機構130(図17参照)によっ
て正回転されると、ローラ25が可動ホルダー24とと
もにコンクリートCの成型面Caに押圧され、この反力
により成型パネル20を成型面Caから引き離すことが
できる。
【0037】この明細書ではボルトやナットを締め付け
る(前進)方向へ回転することを「正回転」、弛める
(後退)方向へ回転することを「逆回転」ということに
する。次に、図5〜図8に基づいて、アンカーボルト1
3を型枠11に支持するダミーボルト33の取付構造及
び該ボルト33を使用位置にロックするロック機構Rに
ついて説明する。
【0038】図5に示すようにガイドレール15の上端
部には軸受板31がそれぞれ固着され、成型パネル20
には軸受板31と対応するように軸受筒32が固着され
ている。両部材31,32にはダミーボルト33が水平
方向の移動可能に貫通支持され、該ボルト33の先端部
に形成した雌ネジ33aに図7に示すようにアンカーボ
ルト13の雄ネジ13aを螺合し、アンカーボルト13
を片持ち支持可能である。前記ダミーボルト33の外周
にはスリーブ34が嵌合固定され、該スリーブ34はバ
ネ35によって図5の左方、つまりダミーボルト33の
先端部を成型パネル20の成型面から突出しない退避位
置に付勢されている。
【0039】前記ガイドレール15の上端部には連結板
40が溶接固定され、該板40には前記ダミーボルト3
3を退避位置に停止保持するとともに、退避位置から使
用位置に復帰させるためのロックレバー36が支軸37
により傾動可能に支持されている。該ロックレバー36
の下端部は前記スリーブ34の左端に係止されている。
そして、前記ロックレバー36の上端部が成型パネル2
0の上面に当接された状態で、スリーブ34の図5にお
ける左方への移動が規制され、ダミーボルト33は退避
位置に保持される。又、該ロックレバー36の上部及び
前記連結板40にはロック用の孔36a,40aが形成
されている。従って、ロックレバー36の上部に固定し
た把手38を操作して、該レバー26を図5において支
軸37を中心に反時計回り方向へ回動すると、ダミーボ
ルト33がバネ35の弾力に抗して右方へ移動し、該ボ
ルト33は図7に示す使用位置に移動される。この状態
では前記ロック用の孔36aが孔40aと一致するの
で、両孔36a,40aに後述する連結機構Kの連結ピ
ン45が挿入されると、ロックレバー36はダミーボル
ト33の使用位置にロックされる。この使用位置にある
ダミーボルト33に対しアンカーボルト13が図7に示
すように片持ち支持される。
【0040】図7は型枠パネル20の内側にコンクリー
トCが打設されていない状態を示す。この状態で、コン
クリートCが打設されると、アンカーボルト13は図8
に示すようにコンクリートCに埋設固定される。この状
態で前記ダミーボルト33をアンカーボルト13から取
り外す場合には、図8に示すように前記連結ピン45を
ロック孔36a,40aから引き抜くと、レバー36の
ロック状態が解かれる。この状態で、ダミーボルト33
の頭部33bを逆回転すると、ボルト33はアンカーボ
ルト13から外れて、同図の鎖線で示す退避位置に移動
される。このボルト33の逆回転は後述する解除機構9
7により自動的に行われる。なお、前記成型パネル20
にはコンクリートCの角部を面取り成型するハッチ型枠
39が設けられている。
【0041】前記ガイドレール15,15の上端部には
後述する自走式型枠脱着車51に装着した引上機構70
を構成する左右一対のガイドレール81,81の下端部
を該ガイドレール15,15に連結するための連結機構
K,Kが設けられている。
【0042】上記連結機構K,Kは同様に構成されてい
るので、一方のみを図5〜8により説明すると、ガイド
レール15の上端部には前記連結板40が固定され、該
連結板40の上端部には連結孔41aを有する連結筒4
1が横向きに溶接固定されている。又、前記連結板40
の下端部には支持レバー42が支軸43により上下方向
の回動可能に支持され、該レバー42の先端部には横向
きに取付筒44が溶接固定され、該筒内には連結ピン4
5が水平方向の移動可能に支持されている。該連結ピン
45の中間部には係止リング46が嵌合され、該リング
46と取付筒44の右側底部との間には連結ピン45を
ロック方向、すなわち、連結筒41の連結孔41aから
左方へ突出してガイドレール81側の連結筒96に指向
する方向に付勢するバネ47が介在されている。
【0043】従って、図6に示すように連結ピン45が
連結筒41,96に挿入された連結状態ではガイドレー
ル81の引き上げ動作により型枠11が引き上げ可能と
なる。又、操作つまみ45aを図6において右方に引っ
張って連結ピン45を両筒41,96から抜くことによ
り連結状態が解除される。その後、操作つまみ45aを
操作してレバー42を図5において支軸43を中心に時
計回り方向へ回動すると、連結ピン45はその先端面が
連結板40の側面に案内されて図7に示す退避位置に移
動され、この位置で前述したロックレバー36のロック
孔36a及び連結板40のロック孔40aに連結ピン4
5の先端部を挿入すると、該レバー36が前述したよう
に所定位置にロックされる。
【0044】前記両ガイドレール15,15の下端部に
は図2,3に示すように、万一後述するボルト14,3
3の脱着動作に異常が生じた場合等に作業者が点検、修
理するための足場48が装着され、該足場にはフェンス
49が設けられている。又、ガイドレール15,15の
上部には図示しないが開閉式のフェンスが設けられてい
る。
【0045】次に、前記のように構成したコンクリート
型枠11の自走式脱着車51について説明する。図1に
示すようにフォークリフトトラック52は車体フレーム
53と該フレーム53の前後に設けた前車輪54及び後
車輪55とを備え、前記車体フレーム53の前端部には
前車輪54を昇降動作するとともに、車体フレーム53
を前後方向(図1の左右方向)に位置調節可能なアウト
リガー56が装着されている。該アウトリガー56は図
9に示すように取付枠57に縦向きに固定された支持筒
58と、該支持筒58内に上下方向の移動可能に支持さ
れた可動筒59を備えている。可動筒59の下端部には
上端を支持筒58に固定した油圧シリンダ60のロッド
60aの先端部がピン61により連結されている。前記
可動筒59の下端にはブラケット59aを介して接地体
62が装着され、該接地体62内には油圧シリンダ63
が収容されている。この油圧シリンダ63は図10に示
すようにブラケット59aに固定された軸受64にピン
65を介して連結され、該油圧シリンダ63のロッド6
6にはピン67が連結され、該ピン67は接地体62に
連結されている。
【0046】従って、前記油圧シリンダ60が作動され
ると、取付枠57が昇降動作されるとともに油圧シリン
ダ63が作動されると、取付枠57が前後方向に位置調
節可能である。
【0047】次に、コンクリート型枠11を引き上げる
引上機構70について説明する。図11に示すように前
記取付枠57には連結軸71によりアウターマスト72
が前後方向の傾動可能にチィルトシリンダ73によって
支持されている。前記両アウターマスト72の内側には
一対のインナーマスト74が設けられ、両インナーマス
ト74は昇降シリンダ75のロッド76によってアウタ
ーマスト72に沿って上下方向に往復動可能である。前
記インナーマスト74の前側にはリフトブラケット77
が該マスト74に沿って昇降可能に装着され、該リフト
ブラケット77はチェーン78及びスプロケットを用い
た公知の支持機構により支持されている。そして、昇降
シリンダ75のロッド76が上下方向に往復動される
と、インナーマスト74の昇降速度の2倍の速度でリフ
トブラッケト77が昇降動作される。
【0048】前記リフトブラケット77の前面には上下
一対のガイドレール77a、77bが設けられ、該レー
ル77a,77bには取付フレーム79の係止突起79
a,79bが水平位置調節用の油圧シリンダ80によっ
て水平方向の位置調節可能に支持されている。前記取付
フレーム79には前記型枠11側のガイドレール15,
15のガイド溝15a,15aを有する溝型鋼15A,
15Aと同様のガイド溝81a,81aを有する溝型綱
よりなる左右一対のガイドレール81,81が縦方向に
平行に、かつレール15,15と同一間隔で固着されて
いる。
【0049】従って、前記リフトブラケット77により
両ガイドレール81,81が下方に移動されて、両レー
ル81,81の下端部に固定した連結筒96,96が図
6に示すようにコンクリート型枠11側の連結機構K,
Kの連結筒41,41と対応し、連結ピン45,45に
より両筒41,96が連結された状態で、昇降シリンダ
75が動作されると、コンクリート型枠11が引き上げ
動作される。
【0050】前記取付フレーム79及びガイドレール8
1,81には型枠脱着装置83が装着されている。この
型枠脱着装置83は次の各機構(1)〜(4)により構
成されている。
【0051】(1)アンカーボルト13からダミーボル
ト33の解除作業を行う解除機構97 (2)アンカーボルト13から締付ボルト14を離脱し
てコンクリート型枠11の締付状態を解除する解除機構
98 (3)引上機構70によりコンクリート型枠11を次の
コンクリート打設位置に上昇した状態で、新たに埋設さ
れたアンカーボルト13に締付ボルト14を締付固定し
て型枠11をコンクリートCに締め付ける締付機構99 (4)締付ボルト14及びダミーボルト33が解除され
た状態で、成型パネル20を成型面Caから離隔させる
前記ローラ支持機構17を駆動する型枠離脱駆動機構1
30 上記の解除機構97,98及び締付機構99は構造を簡
素化するため一つのユニットとして構成されており、こ
れを説明の都合上、ボルト・ナット脱着機構100と称
する。
【0052】上記ボルト・ナット脱着装置100及び型
枠離脱駆動機構130は一つの昇降機構により同期して
前記ガイドレール81,15に沿って昇降動作され、所
定の作業位置にてロック機構によりレール81,15に
ロックされる。これらの機構を図11〜図16により説
明する。
【0053】図11,13に示すように、昇降フレーム
84の背面には上下各一対のブラケット85〜85を介
してローラ86〜86が支持され、左右各一対のローラ
86〜86は前記ガイドレール81,81のガイド溝8
1a,81aあるいはガイドレール15,15のガイド
溝15a,15aに案内されて上下方向に往復動され
る。前記昇降フレーム84の上部にはブラケット87が
設けられ、該ブラケット87にはチェーン昇降機構88
のチェーン88aの一端が連結されている。昇降機構8
8の油圧モータ89はスプロケットホイール88bを正
逆回転し、チェーン88aを駆動し、昇降フレーム84
を昇降動作する。なお、90はチェーン88aの自由端
を収容するチェーン収容ケースである。
【0054】図13に示すように前記昇降フレーム84
の背面には左右各一対のロック機構91〜91が設けら
れている。このロック機構91はブラケット92に支持
されたロックピン93を油圧シリンダ94によって水平
方向に往復動し、ロックピン93の先端部を前記ガイド
レール81,81に固定した図12に示す左右各一対の
ロック筒95〜95のロック孔95a〜95aに係合す
ることにより型枠脱着装置83を両ガイドレール81,
81の所定位置に計4箇所でロック可能である。
【0055】図11,12に示すように、前記両ガイド
レール81,81の下端部にはそれぞれ前記型枠11の
ガイドレール15,15の上端部に設けた連結機構K,
Kの連結ピン45,45を連結する孔96a,96aを
有する連結筒96,96が設けられている。
【0056】次に、図15及び図16によりボルト・ナ
ット脱着機構100について説明する。昇降フレーム8
4には支持板101が取付けられ、該板101には一対
のレール102が平行に敷設されている。両レール10
2には前後動フレーム103が支持され、該フレームに
は油圧シリンダ104により取付金具105が前後方向
の往復動可能に装着され、該金具105には円筒状の取
付筒106が固定されている。該取付筒106には回転
支持筒107がベアリング108を介して回転可能に支
持されている。該回転支持筒107の後端(図15にお
いて左端)には被動ギヤ109が嵌合固定され、該ギヤ
109は前記取付金具105に固着した油圧モータ11
0の出力軸に嵌合した駆動ギヤ111によって正逆回転
される。
【0057】前記被動ギヤ109の前端部には前後に往
復動されるスリーブ112がスプライン109a,11
2aによって相対回転不能にかつ前後方向の往復摺動可
能に嵌合されている。前記スリーブ112の前端部には
フランジ113が嵌合固定され、該フランジ113と前
記被動ギヤ109との間にはバネ114が介在され、ス
リーブ112は前方(図15の右方)に付勢され、支持
筒107の右端部に係止したストッパ107aによって
位置規制されている。又、前記スリーブ112には第1
回転治具115が螺合固定され、該第1回転治具115
は締付ボルト14の雄ネジ14bに螺合したナット22
の外周に係合する角孔115aを備えていて、該ナット
22を正逆回転可能である。
【0058】前記被動ギヤ109の前端面には永久磁石
117が複数箇所に嵌入固定され、前記締付ボルト14
の先端部寄りに嵌合固定した磁性材よりなる被吸着体1
16を吸着保持可能である。この実施例では永久磁石1
17及び被吸着体116により締付ボルト14を第1回
転治具115側に一時的に把持する把持機構が構成され
ている。前記被動ギヤ109の先端部には角孔109b
が形成され、被動ギヤ109が図15においてさらにバ
ネ114の弾力に抗して前進(右動)されると、スリー
ブ112がスプライン109a,112aに沿って相対
移動され、締付ボルト14の先端部に形成した角柱部1
4cに角孔109bが相対回転不能に嵌入される。この
状態で油圧モータ110が逆回転されると、締付ボルト
14が逆回転される。そして、前記ナット22が第1回
転軸115によって緩められ、かつ締付ボルト14がア
ンカーボルト13から外されると、該ボルト14の被吸
着体116が磁石117により吸着されて、締付ボルト
14及びナット22はボルト・ナット脱着機構100に
受け取られる。
【0059】前記被動ギヤ109には収容筒118が嵌
合固定され、該筒118にはスライドシャフト119が
往復動可能に貫通されている。該シャフト119には前
記第1回転治具115がナット22に嵌合されたか否
か、角柱部14cが角孔109bに嵌入されたか否かを
確認するためのデータを得るストローク計120が連結
されている。前記収容筒118にはスライドシャフト1
19を所定の位置に付勢保持するバネ121と座金12
2が設けられている。前記取付筒106の上部には前記
駆動ギヤ111の回転数を検出してナット22及び締付
ボルト14の回転数を検出するロータリエンコーダ12
5が支持されている。
【0060】次に、前記ローラ支持機構17のネジ棒2
8を回転操作するための型枠離脱駆動機構130を図1
7により説明する。この実施形態ではローラ支持機構1
7と型枠離脱駆動機構130により離型機構が構成され
ている。昇降フレーム84には一対のレール131が敷
設されて、両レール131には支持台132が油圧シリ
ンダ133のロッド134によって前後方向の往復動可
能に支持されている。前記支持台132には油圧モータ
135が固着され、該モータ135の回転軸136には
フランジ金具137が嵌合固定され、該金具には角孔1
38aを形成した第2回転治具138がボルト139に
より連結されている。そして、ネジ棒28の角柱部28
aが角孔138aに嵌入された状態で、前記油圧モータ
135により第2回転治具138が正回転されると、ネ
ジ棒28が正回転されてローラ支持機構17のローラ2
5を保持した可動ホルダ24が前方に押動される。ロー
ラ25がコンクリートCの側壁面に向かって押動される
と、成型パネル20が成型面Caから離脱される。
【0061】次に、型枠11の各種の脱着動作を作業員
が確認するための確認手段について、説明する。図13
及び図14に示すように前記昇降フレーム84にはコン
クリートの側壁面に成型された縦方向の線、即ち前記各
成型板19の縦方向の接合界面の細い溝によって形成さ
れた縦線条Cbを撮影して型枠脱着装置83が左右方向
に偏心しているか否かを判別するデータを得るためのC
CDカメラ141,142が設けられている。昇降フレ
ーム84には締付ボルト14又はダミーボルト13が実
際に回転されているか否かを撮影するためのカメラ14
3,144が取り付けられ、さらに前記型枠離脱駆動機
構130によって回転されるネジ棒28の回転状態を撮
影するためのCCDカメラ145,146が取り付けら
れている。
【0062】図20に示すように前記成型パネル20の
上部一側にはターゲット148が接着され、該ターゲッ
ト148にレーザを照射するためのレーザ発振器149
が前記車体フレーム53に取り付けられている。又、車
体フレーム53にはターゲット148に照射されたレー
ザを撮影するためのCCDカメラ147が設けられてい
る。そして、自走式型枠脱着車51が進行方向の正規の
位置にあるか否かを検出することができるようにしてい
る。
【0063】次に、図18により前記のように構成した
走式型枠脱着車51のコントロールユニット151につ
いて説明する。上記のコントロールユニット151は各
種の演算、判断等を行う中央演算処理装置(CPU)1
52を備え、該CPU152には脱着作業の各種プログ
ラム等を予め記憶したリードオンリーメモリ(ROM)
153、各カメラ141〜147のデータや演算結果等
を一時的に記憶して読み出すためのランダムアクセスメ
モリ(RAM)154が接続されている。前記CPU1
52には入力インターフェイス155を介して前述した
ストローク計120、ロータリーエンコーダ125、カ
メラ141〜147の外、型枠脱着車51の成型パネル
20からの距離を検出する一対のレーザ距離計150
(図20の車体フレーム53に止着)、チェーン88a
による型枠脱着装置83(ボルト・ナット脱着機構10
0、型枠離脱駆動機構130)の昇降距離を検出するロ
ータリエンコーダ162及び第2回転治具138の回転
数を検出するロータリエンコーダ163が接続され、各
種のデータを入力するためのスイッチ群を備えた操作パ
ネル159が接続されている。又、前記CPU152に
は出力インターフェイス156及びドライブ回路15
7、電磁バルブ161を介して前述した油圧シリンダ6
0,63,73,75,80、94,104,133,
油圧モータ89,110,135、レーザ発振器149
等が接続されている。
【0064】前記ドライブ回路157には前記カメラ1
41〜147によって撮影された映像を表示したり、そ
の他の各種データを表示するための四画面を選択表示し
て作業員に知らしめる確認手段を構成するCRTディス
プレイ160が接続されている。
【0065】次に、前記のように構成した自走式型枠脱
着車51を使用してコンクリート型枠11をコンクリー
トCの成型面Caから取り外した後、次のコンクリート
を打設する位置へ上昇して取り付けるための作業を図1
9〜図28により順次説明する。
【0066】この実施形態では、連結機構Kの連結ピン
45の連結・解除作業、アンカーボルト13のダミーボ
ルト33への取付作業及び成型パネル20へのターゲッ
ト148の脱着作業は補助員により行われる。その他の
型枠脱着作業は脱着車51側の作業員が操作パネル15
9の各種のスイッチを操作することにより、ディスプレ
イ160の画面でカメラ141〜147により撮像され
た画像データ、CPU152により演算された各種デー
タ等を確認しつつ行われる。
【0067】さて、図19は成型パネル20によって打
設されたコンクリートC上面の脱着車51の傾斜したマ
スト72によって型枠脱着装置83が支持されている。
この状態で型枠11の成型パネル20の上部中央に図2
0に示すようにターゲット148を取り付け、その後、
脱着車51のチィルトシリンダ73を動作してマスト7
2を垂直状態にする。
【0068】次に、型枠脱着装置83をリフトブラケッ
ト77により上昇し、型枠11の中心を通る水平線上に
脱着車51が位置するように前進し、型枠11のガイド
レール15,15の上方に図19の鎖線で示すように脱
着装置83側のガイドレール81,81が位置するよう
に脱着車51を前進させて停止する。この状態ではアウ
トリガー56の前後位置調節用の油圧シリンダ63によ
り連結ピン45に対する連結筒96の連結孔96aの位
置が前後方向に±10cmの範囲内に収まるように、か
つ水平位置調節用の油圧シリンダ80により左右方向に
±5cmの範囲内に収まるように脱着車51の位置が設
定される。
【0069】この設定作業は次のようにして行われる。
ターゲット148に対し、車体フレーム53に取り付け
たレーザ発振器149から所定径のレーザが照射される
と、このターゲット148上のレーザの照射状況はカメ
ラ147により撮影される。この映像を作業員がディス
プレス160を見て確認し、脱着車51が型枠11に対
し左右方向に微調整可能な位置に対応しているか否かを
判断し、対応するまで脱着車51の左右方向の位置が調
整される。又、一対のレーザ距離計150からは成型パ
ネル20の左右両側部に向かってレーザが照射され、そ
れぞの距離が一致しているか否かがディスプレイ160
に表示される。このデータを見ながら、連結筒41の連
結孔41aに対する連結筒96の連結孔96aの前後方
向の位置が微調整可能な範囲内にあるか否かを判断し、
対応するまで脱着車51の前後方向の位置が調整され
る。又、前記左右の距離データにより成型パネル20と
型枠脱着装置83の平行度も判断され、平行になるまで
リフトブラケット77の水平面内での傾動機構(図示
略)が動作される。
【0070】次に、前記ターゲット148を補助員が取
り外した後、アウトリガー56のシリンダ60が作動さ
れて接地体62がコンクリートCの上面に接地される。
ガイドレール81,81の下端部に設けた連結筒96の
連結孔96aと型枠11側のガイドレール15,15上
端部設けた連結筒41の連結孔41aとが同一垂線上に
位置するように油圧シリンダ63を作動して連結筒96
の位置が前後方向に微調整される。又、油圧シリンダ8
0が作動されてガイドレール15,15に対するガイド
レール81,81(連結筒96)の左右方向の位置が微
調整される。さらに、チィルトシリンダ73が再び作動
されて、マスト72,74の角度が微調整され、型枠脱
着装置83の水平レベル調整及びガイドレール15,1
5と81,81の平行度の微調整が行われる。
【0071】次に、昇降シリンダ75が作動されると、
リフトブラケット77、両ガイドレール81,81等が
図21に示すように下降され、同ガイドレール81,8
1の下端部の連結筒96,96が型枠11側のガイドレ
ール15,15の連結筒41,41(連結ピン45)と
同じ高さに下降して停止される。(図6参照)両者の対
応の適否、つまり連結ピン45が連結筒41,96の連
結孔41a,96aに入るか否かは補助員によって確認
される。ピン45の挿入が可能と判断された場合には、
補助員により連結ピン45が図7に示す操作つまみ45
aを操作してロック位置にあった連結ピン45を図8に
示す位置に移動し、前記両連結筒41,96の連結孔4
1a,96aに挿入し、ガイドレール15,15に対し
ガイドレール81,81を連結する。
【0072】次に、図21においてロック機構91のロ
ック状態が解除された状態で、油圧モータ89の回転に
よりチェーン88aが下降されると、型枠脱着装置83
のローラ86がガイドレール81のガイド溝81a及び
型枠11側のガイドレール15のガイド溝15aに沿っ
て下方へ移動される。そして、図22に示すようにダミ
ーボルト33の位置にボルト・ナット脱着機構100の
第1回転治具115が移動されたか否かがロータリーエ
ンコーダ162の検出信号により判断される。そして、
移動が確認されると、油圧モータ89が停止され、左右
各一対のロック機構91の油圧シリンダ94が作動され
てロックピン93がガイドレール15,15に設けた左
右各一対の連結ロック筒16のロック孔16aに係合さ
れて型枠脱着装置83がガイドレール15,15間に4
箇所でロックされる。
【0073】図22の状態では、ダミーボルト33のロ
ックレバー36は図23に示すように、連結ピン45が
ロック孔40a,36aから抜かれているので、非ロッ
ク状態にある。又、前記ボルト・ナット脱着機構100
は図22,23においてダミーボルト33の解除機構9
7として機能する。すなわち、図23の油圧シリンダ1
04が作動されて、前後動フレーム103が前進される
と、レール102に沿って取付筒106が前進され、同
図に実線で示すダミーボルト33の頭部33bに第1回
転治具115の先端部の角孔115aが係合される。こ
の状態で油圧モータ110が逆回転されると、駆動ギア
111、被動ギア109及びスリーブ112を介して第
1回転治具115が逆回転されてダミーボルト33の頭
部33bが螺退方向に回転され、該ボルト33の先端が
アンカーボルト13の雄ネジ13aから図23に鎖線で
示すように離脱される。前記油圧モータ110の逆回転
はロータリーエンコーダ125からの検出信号が所定値
になるまで行われた後、自動的に停止される。ダミーボ
ルト33がアンカーボルト13から離脱されたか否か
は、ディスプレイ160によって表示されたカメラ14
3,144の映像、つまり第1回転治具115の回転動
作により確認される。
【0074】次に、油圧シリンダ104を作動して前後
動フレーム103を後退動作させて第1回転治具115
をダミーボルト33から離隔させるとともに、図22に
おいてロック機構91のロックピン93のロック状態を
解除する。その後、チェーン昇降機構88の油圧モータ
89が作動されて型枠脱着装置83が下降され、ボルト
・ナット脱着機構100が図24に示すように締付ボル
ト14に対応する位置に移動停止される。この状態でロ
ック機構91のロックピン93がシリンダ94により作
動されてガイドレール15,15の連結ロック筒16の
孔16aに挿入され、型枠脱着装置83は両レール1
5,15間に4箇所で再びロックされる。
【0075】図24においては、ボルト・ナット脱着機
構100は締付ボルト14の解除機構98として機能す
る。図15において、該解除機構98の油圧シリンダ1
04により前後動フレーム103が前進されて、第1回
転治具115の角孔115aに締付ボルト14のナット
22が嵌合される。この状態で油圧モータ110が所定
回転数だけ逆回転されると、ナット22が弛められる。
その後、油圧シリンダ104が再び前進されて被動ギヤ
109が前進され、締付ボルト14の角柱部14cに該
ギヤ109の角孔109bが係合される。この状態で油
圧モータ110が逆回転されてギヤ109が所定数逆回
転されると、締付ボルト14はアンカーボルト13の雄
ネジ13aから離脱される。その後、締付ボルト14の
被吸着体116は磁石117に吸着されて型枠11側か
ら解除機構98側に引き取られる。この結果締付ボルト
14による型枠11のコンクリートCへの締付状態が解
除される。前記油圧シリンダ104が作動されて前後動
フレーム103が後退されると、第1回転治具115及
び締付ボルト14等は後退され、該ボルト14は型枠1
1の軸受板21から離脱される。
【0076】図24において、ダミーボルト33及び締
付ボルト14がアンカーボルト13から共に離脱される
と、コンクリート型枠11は引き上げ可能となる。しか
し、成型パネル20は新たに打設されたコンクリートC
の成型面Caに密着されているので、そのまま型枠11
を引き上げると、成型面Caが損傷するおそれがある。
このため、図24において型枠離脱駆動機構130が作
動される。
【0077】図24では型枠離脱駆動機構130が既に
ローラ支持機構17と対応しており、図17に示すよう
に油圧シリンダ133により油圧モータ135が前進さ
れて第2回転治具138の角孔138aがネジ棒28の
角柱部28aに嵌合される。この状態で油圧モータ13
5が所定数正回転されると、ネジ棒28が正回転され、
ローラ支持機構17のローラ25がコンクリートCの成
型面Caに押圧される。すると、コンクリート型枠11
は連結ピン45を中心に図24において時計回り方向に
若干傾動される。このため成型パネル20が前記成型面
Caから離れ、離型作業が終了する。
【0078】次に、型枠11が図25に示すように傾斜
状態のまま昇降シリンダ75が動作されて、リフトブラ
ケット77がインナーマスト74とともに上昇され型枠
11及び型枠脱着装置83が所定高さ位置へ引き上げら
れる。そして、ボルト・ナット脱着機構100の第1回
転治具115が最上層コンクリートCのアンカーボルト
13と対応する位置まで引上げられた状態で、昇降シリ
ンダ75が停止される。前記型枠離脱駆動機構130の
油圧モータ135を図25において逆回転してローラ2
5をコンクリートCから退避する方向に移動し、図26
に示すように成型パネル20の下端部を成型面Caの上
部に当接する。この状態で型枠11が所定の位置に把持
されているか否かはディスプレイ160に表示されたカ
メラ141,142の映像により確認する。すなわち、
該画面には成型パネル20を構成する成型板19の縦方
向の継ぎ目により成型面Caに縦線条Cb(図14参
照)が形成されているので、この縦線条Cbのカメラ映
像によりアンカーボルト13と第1回転治具115との
水平方向の位置が合っていなければ、水平位置調節シリ
ンダ80を動作して位置合わせを行う。又、アンカーボ
ルト13に対する締付ボルト14の上下方向の位置が合
っていなければ、昇降シリンダ75により微調整され
る。
【0079】次に、ボルト・ナット脱着機構100によ
り、第1回転治具115に把持している締付ボルト14
を、上部のアンカーボルト13の雄ネジ13aに取り付
ける作業を行う。この取付作業においては、脱着機構1
00は締付ボルト14の締付機構99として機能する。
この締付作業は、前述したボルト14の離脱作業とほぼ
逆の順序で行われる。すなわち、図27において、油圧
シリンダ104により前後動フレーム103が前進され
て、締付ボルト14の先端部を軸受板21の挿通孔21
aに挿通するとともに、アンカーボルト13に向かって
移動し、アンカーボルト13の雄ネジ13aに締付ボル
ト14の先端雌ネジ14aを当接する。この状態ではバ
ネ114により第1回転治具115が回転支持筒107
から突出し、その先端は軸受板21に当接されている。
この状態で被動ギヤ109の前進及び正回転により締付
ボルト14が前進しつつ正回転されてその先端雌ネジ1
4aがアンカーボルト13の雄ネジ13aに螺合され
る。第1回転治具115は軸受板21により前進が阻止
され、バネ114が圧縮されて被動ギヤ109、回転支
持筒107等が前進される。締付ボルト14のアンカー
ボルト13への連結が終了すると、油圧シリンダ104
が作動されて、前後動フレーム103が後退され、これ
により被動ギヤ109、回転支持筒107等が後退さ
れ、ボルト14の角柱部14cが角孔109bから離脱
される。この状態で第1回転治具115はバネ114に
より軸受板21に押圧され、ナット22は角孔115a
に保持されている。従って、第1回転治具115が正回
転されると、ナット22のみが締付ボルト14のネジ1
4bに沿って正回転されて軸受板21に締め付けられ、
コンクリート型枠11がコンクリートCに締付固定され
る。
【0080】次に、ボルト・ナット脱着機構100の第
1回転治具115を後退させるとともに、ロック機構9
1のロック状態を解除した後、チェーン昇降機構88を
動作して型枠脱着装置83をガイドレール15,15に
沿って引き上げ、該脱着装置83を図28に示すように
両ガイドレール81,81に対応する位置に移動し、ロ
ック機構91のロックピン93をロック筒95の孔95
aに係合し、両レール81,81に再度ロックする。
【0081】その後、連結ピン45を補助員により解除
し、再びリフトブラケット77を上昇して型枠脱着装置
83を上方に移動させた後、アウトリガー56を動作し
て前車輪54を接地せさ、自走式型枠脱着車51を後退
させる。
【0082】最後に、前記ダミーボルト33を図5に示
す退避位置からロックレバー36を操作して図7に示す
使用位置に切り換えて、ピン45により該ボルト33を
使用位置にロックする。そして、該ボルト33の先端部
に対し新たに打設されるコンクリートに埋設されるアン
カーボルト13を装着する。
【0083】以上の型枠11の付け替え作業が全て完了
したら、生コンクリートを成型パネル20〜20の内側
に打設し、上層のコンクリートCを形成する。コンクリ
ートCの硬化後に、前述したコンクリート型枠11の脱
着動作が繰り返し行われ、高層のダムコンクリート堰堤
が構築される。
【0084】次に、前述した型枠脱着車の作用、効果に
ついて説明する。 A 前記実施形態においては、型枠11のガイドレール
15,15の上端部に対し型枠脱着装置83のガイドレ
ール81,81の下端部を連結ピン45により連結した
状態で型枠脱着装置83をレール81,15に沿って下
降せさ、ダミーボルト33をアンカーボルト13から離
脱するとともに、締付ボルト14をボルト・ナット脱着
機構100によりアンカーボルト13に脱着するように
した。このため、足場48に作業者が乗ることなく、両
ボルト14,33の脱着作業を行うことができるととも
に、型枠11全体を次のコンクリート打設位置まで上昇
させて、再び該型枠11を所定の位置に迅速に装着する
ことができ、型枠11のコンクリート成型面Caへの脱
着作業を迅速かつ確実に行うことができる。
【0085】B 前記実施形態においては、既成のフォ
ークリフトトラック52を使用してコンクリート型枠の
脱着装置を安価に製造することができる。 C 前記実施形態においては、リフトブラケット77に
取り付けた取付フレーム79に対し昇降機構88、解除
機構97,98、締付機構99及び型枠離脱駆動機構1
30等から構成された型枠脱着装置83の装着を容易に
行うことができる。
【0086】D 前記実施形態においては、取付フレー
ム79にガイドレール81,81を設け、型枠11側に
ガイドレール15,15を設け、両レールに沿って昇降
フレーム83を昇降機構88により昇降動作するように
したので、解除機構97,98、締付機構99及び型枠
離脱駆動機構130の退避位置と作動位置との間の切換
動作を円滑に行うことができる。
【0087】E 前記実施形態においては、前記解除機
構97,98、締付機構99の構成を一つの機構にユニ
ット化したので、構成を簡素化して安価にすることがで
きる。
【0088】F 前記実施形態においては、型枠11側
の前記ローラ支持機構17と昇降フレーム84側の型枠
離脱駆動機構130とにより離型機構を構成したので、
離型動作を確実に行うことができる。又、コンクリート
型枠11の引き上げ動作中に該型枠をローラ25を成型
面Caに転動することにより円滑に引き上げることがで
きる。
【0089】G 前記実施形態においては、コンクリー
ト型枠11にダミーボルト33を支持したので、アンカ
ーボルト13をコンクリート型枠11に容易に片持ち支
持することができる。又、昇降フレーム84にダミーボ
ルト33の解除機構97を設けたので、コンクリートに
固定されたアンカーボルト13に螺合されたダミーボル
ト33を容易に離脱することができる。
【0090】H 前記実施形態においては、ダミーボル
ト33のロック機構Rをロックレバー36と、該レバー
36をロックするピン45とにより構成したので、ロッ
ク機構Rを簡素化することができる。
【0091】I 前記実施形態においては、連結機構K
の連結ピン45をダミーボルト33のロック機構Rのロ
ックピンに利用したので、構成を簡素化することができ
る。 J 前記実施形態においては、型枠脱着動作時の各種の
状態をカメラ141〜147により撮像し、それをディ
スプレイ160に表示するようにしたので、型枠の脱着
作業を確実かつ迅速に行うことができるとともに、確認
手段の構成を簡素化することができる。
【0092】次に、この発明の別の実施形態を以下に説
明する。 (1)前記実施形態では、自走式のフォークリフトトラ
ックを利用したが、これに代えて、外力により走行され
る台車に脱着装置を装着したり、走行不能なフレーム上
に脱着装置を装着し、これをクレーンで運搬したりする
こと。 (2)前記実施形態ではアンカーボルト13と、該ボル
トに螺合可能な締付ボルト14及びダミーボルト33を
使用したが、これに代えて、先端に係合筒あるいは係止
フック(図示略)を備えたアンカー係止具を使用し、該
係止具に係止して型枠を締付固定する締付具(図示略)
を使用すること。 (3)図29に示すように成型パネル20の所定位置に
取付筒171を固定し、該筒171の嵌合孔171aに
対しアンカーボルト13を螺合した雌ネジ172aを有
するホルダー172の一端部を取り外し可能に嵌合す
る。ホルダー172の内部には締付ボルト14の先端を
挿入し得るテーパ状の孔172bを形成し、外周には位
置規制用のフランジ172cが一体に形成されている。
【0093】この実施の形態では、パネル20の成型面
Caからの離型時に取付筒171がホルダー172から
外れるが、コンクリートの打設時に外れない程度に圧入
嵌合される。 (4)前記実施形態ではカメラ141〜147により各
部材を撮影し、この映像をディスプレイ160に表示し
て各種の動作状態を確認するようにしたが、これに代え
て例えばリミットスイッチあるいは磁気センサ、光電セ
ンサ等により各部材の状態(停止位置)を確認するよう
にすること。 (5)前記実施形態ではローラ25を成型面Caに押圧
することにより、型枠を該面から引き離すようにした
が、この離型機構としてはアウターマスト72の傾動用
の油圧シリンダ73を利用することもできる。すなわ
ち、図23において、該シリンダ73によりマスト72
が前方へ傾動されると、型枠11が前方への引き離し力
を受けて離型される。
【0094】この実施形態の場合には、前記ローラ2
5、型枠離脱機構130が省略できるので、構造を簡素
化することができる。上記の離型方法と同様の目的で、
アウトリガー56の油圧シリンダ63を作動して成型パ
ネル20の引き離しを行うこともできる。又、成型パネ
ル20の成型面にシリコンオイル等の離型材を塗布して
コンクリートCの成型面Caから離型し易くしておけ
ば、離型機構は設けなくてもよい。この場合には前述し
た引上機構70が離型機構の機能を兼用する。
【0095】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。請求項5において、前後動フレーム103には油圧
モータ110により正逆回転される被動ギヤ109が所
定位置で正逆回転可能に支持され、該被動ギヤ109に
は前記第1回転治具115が同期回転可能に、かつ前後
方向のスライド可能に支持され、被動ギヤ109と第1
回転治具115との間には該治具115を突出方向に付
勢する部材(114)が介在され、第1回転治具115
の角孔115aは締付ボルト14の雄ネジ14bに螺合
したナット22を係合可能であり、さらに前記被動ギヤ
109の中心部には締付ボルト14の基端部に形成した
角柱部14cを挿入する角孔109bが形成され、該角
孔の周囲には把持機構としての永久磁石117が取り付
けられ、締付ボルト14に取り付けた被吸着体116を
吸着するものであるコンクリート型枠の脱着装置。
【0096】この脱着装置においては、締付ボルト14
の締付ナット22の締付又は解除が第1回転治具115
により行われ、締付ボトル14自体の締付又は解除は被
動ギヤ109の角孔109bを利用して独自に行われ
る。このため、アンカーボルト13の雄ネジ13aと軸
受板21との距離に寸法誤差があってもそれを吸収し
て、締付ボルト14及びナット22によるコンクリート
型枠11の締付を確実に行うことができる。
【0097】請求項12において、カメラ141,14
2は、成型パネル20により形成された縦線条Cbを撮
像するものであるコンクリート型枠の脱着装置。この装
置の場合にはコンクリート型枠11のコンクリート成型
面Caに対する左右方向の位置を正確に確認することが
できる。
【0098】請求項1〜6のいずれか1項の型枠脱着装
置に使用されるコンクリート型枠11であって、その成
型パネル20の所定位置には取付筒171が固定され、
該筒にはアンカーボルト13を保持するホルダー172
を嵌合可能であるコンクリート型枠。
【0099】このコンクリート型枠の場合には、ダミー
ボルト33を不要にして、その解除作業を省略すること
ができ、作業能率を向上することができる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は特許請
求の範囲のように構成したので、次のような効果があ
る。
【0101】請求項1記載の発明は、高層コンクリート
堰堤を構築するコンクリート型枠の脱着作業を迅速に行
い、経費の節減を図ることができる。請求項2記載の発
明は請求項1記載の発明の効果に加えて、既成のフォー
クリフトトラックを使用して安価に製造することができ
る。
【0102】請求項3記載の発明は請求項2記載の発明
の効果に加えて、締付機構、解除機構及び型枠離脱駆動
機構の装着を容易に行うことができる。請求項4記載の
発明は請求項3記載の発明の効果に加えて、締付機構、
解除機構及び型枠離脱駆動機構の退避位置と作動位置と
の間の切換動作を円滑に行うことができる。
【0103】請求項5記載の発明は請求項4記載の発明
の効果に加えて、前記解除機構を兼用する締付機構の構
成を簡素化して脱着装置を安価にすることができる。請
求項6記載の発明は請求項4記載の発明の効果に加え
て、前記離型機構の動作を確実かつ迅速に行うことがで
きるとともに、コンクリート型枠の引き上げ動作中に該
型枠を円滑に引き上げることができる。
【0104】請求項7記載の発明は請求項5記載の発明
の効果に加えて、アンカーボルトを型枠に容易に片持ち
支持することができるとともに、コンクリートに固定さ
れたアンカーボルトに螺合されたダミーボルトを容易に
離脱することができる。
【0105】請求項8記載の発明は請求項7記載の発明
の効果に加えて、ダミーボルトのロック機構を簡素化す
ることができる。請求項9記載の発明は請求項7記載の
発明の効果に加えて、ダミーボルトの解除機構を簡素化
することができる。
【0106】請求項10記載の発明は請求項8記載の発
明の効果に加えて、連結機構及びダミーボルトのロック
機構を簡素化することができる。請求項11記載の発明
は請求項1記載の発明の効果に加えて、型枠の脱着作業
を確実かつより迅速に行うことができる。
【0107】請求項12記載の発明は請求項11記載の
発明の効果に加えて、型枠の脱着作業の確認を確実に行
い、確認手段の構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す右側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】コンクリート型枠の側面図。
【図4】ガイドレールの斜視図。
【図5】ダミーボルト及び連結機構を拡大して示す断面
図。
【図6】図5の連結ピンを通る縦断面図。
【図7】ダミーボルト及び連結機構を拡大して示す断面
図。
【図8】ダミーボルト及び連結機構を拡大して示す断面
図。
【図9】アウトリガーの縦断面図。
【図10】アウトリガーの下端部の断面図。
【図11】アウトリガー、マスト及び脱着装置を示す側
面図。
【図12】図11の正面図。
【図13】脱着装置の側面図。
【図14】脱着装置の正面図。
【図15】ナットボルト脱着機構の断面図。
【図16】同じく脱着機構の横断面図。
【図17】型枠離脱駆動機構の側断面図。
【図18】制御装置のブロック回路図。
【図19】型枠の脱着動作を示す初期状態の側面図。
【図20】脱着車の前進位置を調節する動作の説明図。
【図21】脱着動作を示す側面図。
【図22】脱着動作を示す側面図。
【図23】ダミーボルトの解除動作を示す断面図。
【図24】脱着動作を示す側面図。
【図25】脱着動作を示す側面図。
【図26】脱着動作を示す側面図。
【図27】締付ボルトの締付動作を示す断面図。
【図28】脱着動作を示す側面図。
【図29】この発明の別の実施形態を示す部分断面図。
【符号の説明】
11…コンクリート型枠、13…アンカー係止具として
のアンカーボルト、14…締付具としての締付ボルト、
15…ガイドレール、17…離型機構を構成するローラ
支持機構、20…成型パネル、33…ダミーボルト、3
6…ロックレバー、45…連結ピン、51…脱着車、5
2…フォークリフトトラック、53…フレーム、70…
引上機構、83…型枠脱着装置、84…昇降フレーム、
88…チェーン昇降機構、91…ロック機構、97…ダ
ミーボルトの解除機構、98…締付ボルトの解除機構、
99…締付ボルトの締付機構、100…ボルト・ナット
脱着機構、109…被動ギヤ、109a…スプライン、
109b…角孔、115…第1回転治具、116…被吸
着体、117…永久磁石、130…離型機構を構成する
型枠離脱駆動機構、138…第2回転治具、K…連結機
構、R…ロック機構。
フロントページの続き (72)発明者 酒向 義勝 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 藤瀬 俊介 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 北川 勉 岐阜県本郡真正町十四条144番地 岐阜工 業株式会社内 (72)発明者 稲川 雪久 岐阜県本郡真正町十四条144番地 岐阜工 業株式会社内 (72)発明者 正田 真司 岐阜県本郡真正町十四条144番地 岐阜工 業株式会社内 (72)発明者 岩田 光司 岐阜県本郡真正町十四条144番地 岐阜工 業株式会社内 (72)発明者 島部 三人 岐阜県本郡真正町十四条144番地 岐阜工 業株式会社内 (72)発明者 鷲見 大介 岐阜県本郡真正町十四条144番地 岐阜工 業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート型枠(11)を既設コンク
    リート(C)に埋設したアンカー係止具(13)と該係
    止具に取り外し可能に連結される締付具(14)を用い
    て前記コンクリート(C)に締付固定し、既設コンクリ
    ートの上に新たなコンクリートを打設した後、前記コン
    クリート型枠(11)を取り外して、上段のコンクリー
    トに移動固定し、さらに上層のコンクリートを打設する
    作業を繰り返して高層コンクリート堰堤を構築する際に
    使用される前記コンクリート型枠の脱着装置であって、 上記装置のフレーム(53)に装着され、前記コンクリ
    ート型枠(11)を引き上げる引上機構(70)と、 前記コンクリート型枠(11)に引上機構(70)を連
    結する連結機構(K)と、 前記装置のフレーム(53)に装着され、新たにコンク
    リートが打設された後、前記アンカー係止具(13)か
    ら前記締付具(14)を離脱してコンクリート型枠(1
    1)の締付状態を解除する解除機構(98)と、 前記解除機構(98)により解除されたコンクリート型
    枠(11)を成型面(Ca)から引き離す離型機構(1
    7,130)と、 コンクリート型枠(11)がコンクリート成型面(C
    a)から引き離された状態で、前記引上機構(70)に
    よりコンクリート型枠(11)を次のコンクリート打設
    位置に引き上げて、コンクリートに新たに埋設固定され
    たアンカー係止具(13)に前記締付具(14)を連結
    して該コンクリート型枠(11)を既設コンクリートに
    締め付ける締付機構(99)とを備えたことを特徴とす
    るコンクリート型枠の脱着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記引上機構(7
    0)は前車輪(54)の近傍にアウトリガー(56)を
    有するフォークリフトトラック(52)のアウター及び
    インナーのマスト(72,74)と、インナーマスト
    (74)に装着されたリフトブラケット(77)と、該
    ブラケットに装着された取付フレーム(79)と、該フ
    レームに固定された縦方向に延びる左右一対のガイドレ
    ール(81,81)とにより構成され、両レール(8
    1)は連結機構(K)によりコンクリート型枠(11)
    に連結されるものであるコンクリート型枠の脱着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記取付フレーム
    (79)には前記解除機構(98)、締付機構(99)
    及び離型機構を構成する型枠離脱駆動機構(130)が
    装着されているコンクリート型枠の脱着装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記両ガイド
    レール(81,81)は、コンクリート型枠(11)側
    に設けた左右一対の縦方向に延びるガイドレール(1
    5,15)と接続可能であって、前記型枠(11)側の
    両ガイドレール(15,15)と前記フレーム側の両ガ
    イドレール(81,81)との間には両者を互いに連結
    する連結機構(K)が設けられ、前記取付フレーム(7
    9)及び該フレーム側の両ガイドレール(81,81)
    には昇降フレーム(84)が昇降機構(88)により上
    下に連結された前記両ガイドレール(81,15)に沿
    って昇降可能に装着され、該昇降フレーム(84)には
    前記解除機構(98)、締付機構(99)及び型枠離脱
    駆動機構(130)が装着されているコンクリート型枠
    の脱着装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記締付機構(9
    9)は、前記昇降フレーム(84)に対しコンクリート
    型枠(11)に向かって往復動される前後動フレーム
    (103)と、該前後動フレームに装着され、かつアン
    カー係止具としてのアンカーボルト(13)に螺合され
    る締付具としての締付ボルト(14)に相対回動不能に
    係合されて、該ボルト(14)を締付方向又は解除方向
    に正逆回転する第1回転治具(115)と、アンカーボ
    ルト(13)から引き離された前記締付ボルト(14)
    を第1回転治具(115)側に一時的に把持する把持機
    構(116,117)とから構成され、該締付機構(9
    9)は締付ボルト(14)の解除機構(98)を兼用す
    るものであるコンクリート型枠の脱着装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記型枠離脱駆動機
    構(130)は、前記昇降フレーム(84)に対しコン
    クリート型枠(11)に向かって往復動される支持台
    (132)と、該支持台に装着された正逆回転する第2
    回転治具(138)とを備え、一方、コンクリート型枠
    (11)のガイドレール(15,15)にはコンクリー
    トの成型面(Ca)に接触可能なローラ(25)を備え
    たネジ棒(28)がガイドレール(15,15)に固定
    したネジ筒(26)に螺合され、該ネジ棒(28)が前
    記第2回転治具(138)により正回転されると、ロー
    ラ(25)がコンクリートの成型面(Ca)に押圧され
    る際の反力によりコンクリート型枠(11)を成型面
    (Ca)から離すように構成したコンクリート型枠の脱
    着装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、前記コンクリート型
    枠(11)の上部には非埋設状態のアンカーボルト(1
    3)の先端雄ネジ(13a)を螺合して片持ち支持する
    雌ネジ(14a)を有するダミーボルト(33)が該型
    枠と直交する方向の往復動可能に、該型枠から離脱不能
    に支持されるとともに、バネ(35)により常には退避
    位置へ付勢され、前記型枠(11)にはダミーボルト
    (33)を使用位置に保持するロック機構(R)が設け
    られ、前記昇降フレーム(84)にはアンカーボルト
    (13)がコンクリートにより埋設固定された後に前記
    ロック機構(R)のロック状態を解除した状態で、前記
    アンカーボルト(13)からダミーボルト(33)を螺
    退解除する解除機構(97)が設けられているコンクリ
    ート型枠の脱着装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記ロック機構
    (R)は、型枠(11)の上部に支軸(37)により回
    動可能に支持されたロックレバー(36)と、該レバー
    を型枠に対し回動不能に係止するピン(45)とにより
    構成されているコンクリート型枠の脱着装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、締付ボルト(14)
    の解除機構(98)は、前記ダミーボルト(33)の解
    除機構(97)を兼用するものであるコンクリート型枠
    の脱着装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記連結機構
    (K)は、コンクリート型枠(11)のガイドレール
    (15,15)の上部に固定した連結板(40)と、該
    連結板に固定した連結筒(41)と、前記連結板(4
    0)に支軸(43)により回動可能に支持された支持レ
    バー(42)と、該レバーに固定した取付筒(44)
    と、該取付筒に支持され、かつ常にはロック方向にバネ
    (47)により付勢された連結ピン(45)とにより構
    成され、前記連結ピン(45)は前記ダミーボルト(3
    3)のロック機構(R)のピン(45)を兼用するもの
    であるコンクリート型枠の脱着装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項におい
    て、前記引上機構(70)、解除機構(98)、締付機
    構(99)及び離型機構(17,130)の各動作を確
    認する複数の確認手段(141〜147、160)を備
    えているコンクリート型枠の脱着装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記複数の確認
    手段は、引上機構(70)により引き上げられたコンク
    リート型枠(11)と、コンクリート側に埋設されたア
    ンカー係止具(13)との左右位置関係を撮像するカメ
    ラ(141,142)、解除機構(98)、締付機構
    (99)及び離型機構(17,130)の各動作を撮像
    するカメラ(143〜147)であるコンクリート型枠
    の脱着装置。
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