JPH09118379A - エアゾール容器の保護装置 - Google Patents

エアゾール容器の保護装置

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Publication number
JPH09118379A
JPH09118379A JP7301903A JP30190395A JPH09118379A JP H09118379 A JPH09118379 A JP H09118379A JP 7301903 A JP7301903 A JP 7301903A JP 30190395 A JP30190395 A JP 30190395A JP H09118379 A JPH09118379 A JP H09118379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
actuator
container
contents
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP7301903A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Fujioka
智愛 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP7301903A priority Critical patent/JPH09118379A/ja
Publication of JPH09118379A publication Critical patent/JPH09118379A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、容器内から外部への水分又は内
容物成分の透過による拡散、あるいは、外部から容器内
への酸素の透過及び侵入等による内容物の劣化を防止す
るに適した保護装置を提供せんとするものである。 【解決手段】 ノズル(9)及び突部(6)を設けたアクチ
ュエータ(5)と、前記突部(6)の差込孔(4)を形成した
メス型のバルブ(3)を開口部に取り付けた容器本体(1)
を備え、突部(6)を差込孔(4)に挿着してアクチュエー
タ(5)を保持させる一方、アクチュエータ(5)の押し下
げによりバルブ(3)を開弁作動させて内容物をノズル
(9)から流出させるように構成したエアゾール容器にお
いて、容器本体(1)の内容物及び空気の遮断性に優れた
素材によるフィルム(13)をバルブ(3)の天面に貼付して
差込孔(4)を閉塞したことにより、容器本体(1)の内外
をバルブ(3)及びフィルム(13)による二重構造で遮断し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアゾール容器
の保護装置に係り、特に、容器内から外への水分又は内
容物成分の透過による拡散、あるいは、外部から容器内
への酸素の透過及び侵入等による内容物の劣化を防止す
るに適した保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアゾール容器においては図6及
び図7に示したように、容器本体(1)の開口部にマウン
テンキャップ(2)を介して取り付けたメス型のバルブ
(3)に差込孔(4)を設け、アクチュエータ(5)の下面に
設けたパイプ状の突部(6)を前記差込孔(4)に挿入して
該アクチュエータ(5)を容器本体(1)に取り付けるよう
にしていた。
【0003】そして、アクチュエータ(5)を指で押し下
げ操作してバルブステム(7)をステムラバー(8)からリ
フトさせることにより、容器本体(1)に収容されている
内容物をバルブ(3)からアクチュエータ(5)に送り込ん
でノズル(9)から噴出させるようにしていた。(10)はバ
ルブスプリング、(11)はバルブハウジング、(12)はガス
ケットラバーである。
【0004】このように、従来のエアゾール容器におい
ては、バルブステム(7)とステムラバー(8)等によるバ
ルブ(3)によって容器の内外を遮断することが多い。と
ころが、ステムラバー(8)に用いられる合成ゴムは透過
に対する遮断性能がさほど高くない為に、内容物特に揮
発成分がステムラバー(8)を透過して容器外に流出して
拡散する為に、内容物組成が変わり、その性状が変化し
たり、あるいは、バルブ(3)を透過して容器本体(1)内
に侵入した空気中に含まれる酸素によって内容物が劣化
する可能性がある。したがって、安定性に乏しい内容物
を収容するエアゾール容器の保護装置としては信頼性に
欠けるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、容器内か
ら外部への水分又は内容物成分の透過による拡散、ある
いは、外部から容器内への酸素の透過及び侵入等による
内容物の劣化を防止するに適した保護装置を提供せんと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ノズル及び
突部を設けたアクチュエータと、前記突部の差込孔を設
けたメス型のバルブを開口部に取り付けた容器本体を備
え、アクチュエータの突部をバルブの差込孔に挿着して
アクチュエータを保持させると共に、アクチュエータの
押し下げによりバルブを開弁させて内容物をノズルから
流出させるように構成したエアゾール容器において、容
器本体の内容物及び空気の遮断性に優れた素材によるフ
ィルムをバルブの天面に貼付して差込孔を閉塞したこと
を特徴とする。
【0007】又この発明は、アクチュエータの突部にフ
ィルムの穿孔機能を付与することが好ましく、あるい
は、フィルムにおけるバルブの天面への貼付部の外側に
つまみ部を一体に設けることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図1乃至図5を参照しつ
つ、この発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。
尚、図中図6及び図7に示した従来例と同一機能を有す
る部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0009】図1及び図2はこの発明に係るエアゾール
容器の保護装置の一実施形態を示したものであり、容器
本体(1)の開口部にマウンテンキャップ(2)を介して取
り付けたメス型のバルブ(3)に差込孔(4)を設け、アク
チュエータ(5)の下面に設けたパイプ状の突部(6)を前
記差込孔(4)に挿入して該アクチュエータ(5)を容器本
体(1)に取り付けるようにしている。
【0010】そして、アクチュエータ(5)を指で押し下
げ操作してバルブステム(7)をステムラバー(8)からリ
フトさせることにより、容器本体(1)に収容されている
内容物をバルブ(3)からアクチュエータ(5)に送り込ん
でノズル(9)から噴出させるようにしている。(10)はバ
ルブスプリング、(11)はバルブハウジング、(12)はガス
ケットラバーであり、かかるバルブ(3)及びアクチュエ
ータ(5)の構造は図6及び図7に示した従来例と実質的
に同一である。
【0011】かかる構成になるエアゾール容器におい
て、この発明においてはバルブ(3)の天面にフィルム(1
3)を貼付することにより、アクチュエータ(5)の突部
(6)を差し込むべくバルブ(3)に設けた差込孔(4)を閉
塞している。フィルム(13)は、例えばアルミ積層フィル
ム、EVOH積層フィルム、PVDC積層フィルム、シ
リカ蒸着フィルム等のように容器本体(1)に収容されて
いる内容物及び空気の遮断性に優れた素材によって構成
されており、容器本体(1)に内容物を充填した後に合成
接着剤、ホットメルト接着剤あるいは超音波接着等で貼
付したものである。
【0012】従って、フィルム(13)を貼付した状態にお
いては容器本体(1)の内外がバルブステム(7)及びステ
ムラバー(8)等によるバルブ(3)とフィルム(13)による
二重構造で遮断されている為に、初期使用までの間に懸
念される容器内から外への水分又は内容物成分の透過に
よる拡散、あるいは、容器内への酸素の透過及び侵入等
による内容物の劣化を的確に予防することができる。
【0013】又、アクチュエータ(5)の突部(6)に充分
な剛性を持たせつつ該突部(6)の先端を先鋭状にした場
合は、突部(6)を差込孔(4)に差し込むことでフィルム
(13)を破ることができる。従って、この場合は、製造後
最初の使用に際してフィルム(13)を剥ぎ取る必要性がな
く、エアゾール容器の使用性が高くなる。
【0014】尚、内容物は容器本体(1)の内部に直接収
容される必要性はなく、図3に示したように内容物を収
納した内容器(14)を容器本体(1)の内部に取り付けた二
重構造のエアゾール容器、あるいは、図4に示したよう
に内容物を収納したアルミパウチバック(15)を容器本体
(1)の内部に収容した二重構造のエアゾール容器にこの
発明を適用することも出来る。
【0015】図5はこの発明に係る保護装置の他の実施
形態を示している。この実施形態においては、バルブ(1
3)の天面に貼付したフィルム(13)におけるバルブ(3)の
天面への貼付部の外側につまみ部(16)を一体に設けてい
る。従って、この実施形態による場合は、つまみ部(16)
を指で挟んで引き上げることでフィルム(13)を容易に剥
ぎ取ることができる為に、初期使用時におけるフィルム
(13)の剥ぎ取り操作性が高くなる。
【0016】
【発明の効果】この発明に係るエアゾール容器の保護装
置によれば、以下の如き効果を奏することが出来る。
【0017】1.容器本体の内外をバルブ及び該バルブ
の天面に貼付したフィルムによる二重構造で遮断してい
る為に、初期使用までの間に懸念される容器内から外へ
の水分又は内容物成分の透過による拡散、あるいは、容
器内への酸素の透過及び侵入等による内容物の劣化を的
確に予防することができる。
【0018】2.フィルムの穿孔機能をアクチュエータ
の突部に付与した場合は、アクチュエータの取り付けに
よってフィルムを破ることができる為に、使用に際して
フィルムを剥ぎ取る必要性がない。
【0019】3.フィルムにおけるバルブの天面への貼
付部の外側につまみ部を一体に設けた場合は、このつま
み部を指で挟んで引き上げることでフィルムを容易に剥
ぎ取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアゾール容器の保護装置の一
実施形態を示す断面図
【図2】図1に示したバルブの拡大断面図
【図3】この発明に係るエアゾール容器の保護装置の他
の実施形態を示す断面図
【図4】この発明に係るエアゾール容器の保護装置の他
の実施形態を示す断面図
【図5】この発明に係るエアゾール容器の保護装置の他
の実施形態の外観斜視図
【図6】従来例の断面図
【図7】図6に示したバルブの拡大断面図
【符号の説明】
(1) 容器本体 (2) マウンテンキャップ (3) バルブ (4) 差込孔 (5) アクチュエータ (6) 突部 (7) バルブステム (8) ステムラバー (9) ノズル (10) バルブスプリング (11) バルブハウジング (12) ガスケットラバー (13) フィルム (14) 内容器 (15) アルミパウチバッグ (16) つまみ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル及び突部を設けたアクチュエータ
    と、前記突部の差込孔を設けたメス型のバルブを開口部
    に取り付けた容器本体を備え、アクチュエータの突部を
    バルブの差込孔に挿着してアクチュエータを保持させる
    と共に、アクチュエータの押し下げによりバルブを開弁
    作動させ内容物をノズルから流出させるように構成した
    エアゾール容器において、容器本体の内容物及び空気の
    遮断性に優れた素材によるフィルムをバルブの天面に貼
    付して差込孔を閉塞したことを特徴とするエアゾール容
    器の保護装置。
  2. 【請求項2】 アクチュエータの突部がフィルムの穿孔
    機能を備えたものであることを特徴とする請求項(1)記
    載のエアゾール容器の保護装置。
  3. 【請求項3】 フィルムにおけるバルブの天面への貼付
    部の外側につまみ部を一体に設けたことを特徴とする請
    求項(1)又は(2)記載のエアゾール容器の保護装置。
JP7301903A 1995-10-26 1995-10-26 エアゾール容器の保護装置 Pending JPH09118379A (ja)

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JP7301903A JPH09118379A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 エアゾール容器の保護装置

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JP7301903A JPH09118379A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 エアゾール容器の保護装置

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JPH09118379A true JPH09118379A (ja) 1997-05-06

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ID=17902512

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JP7301903A Pending JPH09118379A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 エアゾール容器の保護装置

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JP (1) JPH09118379A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010014341A3 (en) * 2008-07-26 2010-04-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid supply
CN106090506A (zh) * 2016-08-29 2016-11-09 何祺晃 一种具有热收缩膜的水龙头出水弯管
CN106122618A (zh) * 2016-08-29 2016-11-16 何祺晃 一种水龙头的出水嘴结构
CN106151708A (zh) * 2016-08-29 2016-11-23 何祺晃 一种水龙头的密封连接头结构
CN106287090A (zh) * 2016-08-29 2017-01-04 何祺晃 一种出水弯管内置热收缩膜的方法

Cited By (5)

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WO2010014341A3 (en) * 2008-07-26 2010-04-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid supply
CN106090506A (zh) * 2016-08-29 2016-11-09 何祺晃 一种具有热收缩膜的水龙头出水弯管
CN106122618A (zh) * 2016-08-29 2016-11-16 何祺晃 一种水龙头的出水嘴结构
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040615