JPH09118100A - 書込みボード - Google Patents

書込みボード

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JPH09118100A
JPH09118100A JP30080995A JP30080995A JPH09118100A JP H09118100 A JPH09118100 A JP H09118100A JP 30080995 A JP30080995 A JP 30080995A JP 30080995 A JP30080995 A JP 30080995A JP H09118100 A JPH09118100 A JP H09118100A
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erasing belt
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Kanetoshi Mizuno
金寿 水野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込み面に書き込んだ画像を消去ベルトを用
いて消去する事務用電子黒板等の書込みボードにおい
て、消去ベルトを張り渡すために必要なローラ等の部品
コストを下げて全体のコストを低くする。 【解決手段】 書込みシート15の後側でその幅方向
(図中上下方向)両側に、短軸状の駆動ローラ32と従
動ローラ31を備える。それらローラ31・32は、書
込みシート15を掛けたローラ20・21と直交する方
向に設ける。そして、ローラ31・32間に消去ベルト
30を掛け、図示しない引張ばねで一方の従動ローラ3
1を付勢して消去ベルト30を書込みシート15の送り
方向A・Bと直交する方向Cに張り渡してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば事務用
電子黒板・子供用お絵書きボード・掲示板・伝言板な
ど、筆記具を用いて文字や絵等の画像を書き込む書込み
ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の書込みボード、たとえば
事務用電子黒板の中に、たとえば図12に示すように、
駆動ローラ1と従動ローラ2間にエンドレスの書込みシ
ート3を張り渡して図中矢印a方向に回動自在に備える
とともに、書込みシート3のローラ巻付部3aに対しエ
ンドレスの消去ベルト4を接離自在に備えたものがあ
る。この消去ベルト4は、ローラ1・2と平行に設けそ
れらとほぼ同じ長さの駆動ローラ5と従動ローラ6間に
掛け渡して回動自在に設けてなる。
【0003】そして、この電子黒板を使用する場合は、
水性ペン等の筆記具で書込みシート3上に画像の書込み
を行う。
【0004】一方、その書込み画像を消去するときは、
消去ベルト4をローラ巻付部3aに押し当て、書込みシ
ート3を送るするとともに、消去ベルト4を搬送して書
込み画像を掻き消していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来のものでは、消去ベルト4を、書込みシート3の送
り方向aに張り渡すため、ローラ5・6として書込みシ
ート3のローラ1・2とほぼ同じ比較的長いものが必要
となり、また、その長いローラ5・6間に掛け渡す消去
ベルト4も比較的大きなものとなり、それだけコストが
高くなるという問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述のような
消去ベルトを用いて書込み画像を擦り消す事務用電子黒
板等の書込みボードにおいて、消去ベルトを張り渡すた
めに必要なローラ等の部品コストを下げて全体のコスト
を低くすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、たとえば以下に示す実施の形態のように、
書込み面Dに筆記具19を用いて画像を書き込んだ後、
その書込み画像を消去するとき、前記書込み面Dに消去
ベルト30を所定位置で押し当てるとともに、その所定
位置で搬送しながら前記書込み面Dを送り、書込み画像
を擦り消す事務用電子黒板10のような書込みボードに
おいて、前記消去ベルト30を、複数のローラ31・3
2間に掛けて前記書込み面Dの送り方向A・Bと直交す
る方向Cに張り渡してなる、ことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、たとえば以下に
示す実施の形態のように、固定の書込み面Dに筆記具1
9を用いて画像を書き込んだ後、その書込み画像を消去
するとき、前記書込み面Dに消去ベルト30を押し当て
るとともに搬送しながら、該書込み面Dに沿って前記消
去ベルト30を移動し、書込み画像を擦り消す事務用電
子黒板10のような書込みボードにおいて、前記消去ベ
ルト30を、複数のローラ31・32間に掛けて該消去
ベルト30の移動方向A・Bと直交する方向Cに張り渡
してなる、ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、たとえば以下に
示す実施の形態のように、請求項1または2に記載の書
込みボードにおいて、前記書込み面Dを立てて設置した
とき、その書込み面Dに押し当てる前記消去ベルト30
の張り渡し部分を、上から下へ移動させてなる、ことを
特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、たとえば以下に
示す実施の形態のように、請求項1または2に記載の書
込みボードにおいて、前記消去ベルト30に裏当て板4
0を設け、書込み画像の消去時に該裏当て板40を駆動
して前記消去ベルト30を前記書込み面Dに押し当てて
なる、ことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、たとえば以下に
示す実施の形態のように、請求項1または2に記載の書
込みボードにおいて、前記消去ベルト30に付着した消
しカスkを除去する、たとえば掃除器45・回転ブラシ
67・クリーニングブレード68のようなクリーニング
手段を備えてなる、ことを特徴とする。
【0012】そして、消去ベルト30に付着した消しカ
スkは、クリーニング手段により除去する。
【0013】請求項6に記載の発明は、たとえば以下に
示す実施の形態のように、請求項5に記載の書込みボー
ドにおいて、前記クリーニング手段を、前記消去ベルト
30に付着した消しカスkを吸い取るバキューム方式と
するとともに、その消去ベルト30を通気性を有する部
材で構成してなる、ことを特徴とする。
【0014】そして、消去ベルト30の清掃時に、バキ
ューム方式のクリーニング手段を作動し、消去ベルト3
0を通して空気を吸引し、その吸引力により消去ベルト
30から消しカスkを吸い取る。
【0015】請求項7に記載の発明は、たとえば以下に
示す実施の形態のように、請求項6に記載の書込みボー
ドにおいて、前記消去ベルト30の表面側に前記バキュ
ーム方式のクリーニング手段のカス吸込口50を設ける
一方、前記消去ベルト30の裏面側に前記カス吸込口5
0と対応して空気流路を絞る絞り部材55の空気絞り穴
55aを設けてなる、ことを特徴とする。
【0016】そして、消去ベルト30の清掃時、その消
去ベルト30を通して空気を吸引するとき、絞り部材5
5で空気流路を絞ってクリーニング手段による吸い込み
力を強くする。
【0017】請求項8に記載の発明は、たとえば以下の
図8に示す実施の形態のように、請求項6に記載の書込
みボードにおいて、前記消去ベルト30を間に挟んで表
面側と裏面側にそれぞれカス吸込口50と空気吐出口7
0を対向させて空気循環路60を、前記クリーニング手
段に設けてなる、ことを特徴とする。
【0018】そして、消去ベルト30の清掃時、バキュ
ーム方式によりカス吸込口50から消しカスkとともに
吸い込んだ空気を、空気循環路60を通して空気吐出口
70へ送り、その空気吐出口70から吐出するとともに
消去ベルト30を通してカス吸込口50へ吸引する。し
かして、これを繰り返して空気を空気循環路60内で循
環させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図2に、請求項1に
記載した発明による事務用電子黒板の外観構成を示す。
【0020】図中符号10で、その電子黒板を示す。電
子黒板10は、キャスタ付きスタンド11で移動自在に
支持する。スタンド11は、前後下面にキャスタ12を
有する足部13と、その足部13のほぼ中間からまっす
ぐに立ち上がる左右の脚部14と、その脚部14間に設
ける補強部26とで構成する。
【0021】電子黒板10は、比較的横長な薄型箱状を
なす外装ケース16の前側に、横長な書込み窓16aを
設け、内部に書込み窓16aから書込み面Dを外部に臨
ませた書込みシート15を備える。書込みシート15
は、外装ケース16内で左右両側に設ける、図2では図
示しないローラ間に掛けてなる。また、外装ケース16
には、その下縁に沿ってペントレイ18を設け、そのペ
ントレイ18の右下側にプリンタ17を取り付けてな
る。ペントレイ18の上には、水性ペン等の筆記具19
と黒板消し22を乗せる。
【0022】書込みシート15は、電子黒板10の内部
機構を後側から見て示す図1から判るとおり、エンドレ
スで、左右の従動ローラ21および駆動ローラ20間に
張り渡してなる。そして、駆動ローラ20の下端に設け
る従動プーリ23と、シート駆動モータ25の駆動プー
リ24間に、ベルト27を掛け渡してなる。しかして、
シート駆動モータ25の駆動力をベルト27を介して駆
動ローラ20へ伝達し、書込みシート15を図1中矢印
A・B方向に送って往復動可能とする。
【0023】さらに、書込みシート15の後側には、駆
動ローラ20寄りにエンドレスの消去ベルト30を備え
る。消去ベルト30は、書込みシート15の幅方向(図
1中上下方向)両側で、ローラ20・21と直交する方
向に設ける従動ローラ31と駆動ローラ32間に掛け渡
す。そして、図3に示すように、上端を外装ケース16
の上縁に掛け止めた引張ばね33の他端を、従動ローラ
軸31aの軸受34に掛け止め、図1に示すように、消
去ベルト30を、書込みシート15の送り方向A・Bと
直交する方向Cに張り渡してなる。
【0024】しかして、請求項3に記載の発明は、駆動
ローラ32の一端に設ける従動プーリ36と、ベルト駆
動モータ37の駆動プーリ38間に、ベルト39を掛け
渡してなる。しかして、ベルト駆動モータ37の駆動力
をベルト39を介して駆動ローラ32へ伝達し、消去ベ
ルト30を図1中矢印C方向に回動して搬送可能とす
る。そして、書込みシート15と対面する前側消去ベル
ト部分30aを上から下へ移動可能とする。
【0025】また、請求項4に記載の発明は、図3に示
すように、その前側消去ベルト部分30aの裏面側に裏
当て板40を設ける。裏当て板40は、消去ベルト30
とほぼ同じ幅の縦長な板材であり、図4中符号42で示
す垂直軸を中心として回動自在に設ける一対のアーム4
1の先端に固定してなる。そして、それらアーム41の
基端間を連結軸43で連結し、その連結軸43にソレノ
イド44の作動杆44aを連結する。しかして、常時
は、図3に示すように、裏当て板40を消去ベルト30
に対し非押当て状態とし、該消去ベルト30を書込みシ
ート15から離れた押当て解除位置に保持してなる。な
お、書込みシート15の後側シート部分15aの裏面側
に、裏当て板40と対応して縦長な受け板54を設けて
なる。
【0026】ところで、請求項5に記載の発明は、図1
に示すように、消去ベルト30の後側に、その消去ベル
ト30をクリーニングするクリーニング手段45を備え
る。
【0027】請求項6に記載の発明は、そのクリーニン
グ手段として、バキューム方式により消去ベルト30を
清掃する掃除器45を用いる。
【0028】掃除器45は、掃除器本体46を、たとえ
ば図2に示したスタンド11の右側脚部14に取り付け
る一方、図1に示すように、吸込ノズル47を上記外装
ケース16の後部に取り付ける。そして、吸込ノズル4
7と掃除器本体46をホース48で連結してなる。
【0029】掃除器本体46は、図示しないが、たとえ
ば内部にホース48の接続部側から順に、カス回収タン
ク・ファン・ファン駆動モータを備え、カス回収タンク
を図示しない扉を開閉して取り出し自在とする。また、
カス回収タンク内には、一般の家庭用掃除器に用いられ
るようなカス収納袋を有する。図1中符号29は、排気
口である。
【0030】吸込ノズル47は、図3に示すように、ホ
ース48との接続口49の反対側にカス吸込口50を設
ける。また、吸込ノズル47には、その上部側をカス吸
込口50に向け漸次薄肉にしてそこにブレード部47a
を設ける。そして、そのブレード部47aの先端を、後
側消去ベルト部分30bの裏面に当ててなる。
【0031】一方、この請求項6に記載の発明では、消
去ベルト30を、たとえばビロード布やフェルト布など
の通気性を有する部材で構成する。
【0032】ところで、請求項7に記載の発明は、図3
に示すように、消去ベルト30の前側消去ベルト部分3
0aの裏面側に、カス吸込口50と対応して空気流路の
絞り部材55を設ける。絞り部材55は、たとえば板材
に空気絞り穴55aを設けてなる。
【0033】さて、上述した電子黒板10を使用すると
きは、筆記具19を用いて書込み面D上に絵や文字など
の画像を書き込む。この書込み画像を消去しないで引き
続き新しい画像を書き込むときは、電源を投入し、図示
しないシート送りボタンを押してシート駆動モータ25
を駆動し、書込みシート15を送って何も書込みのない
部分を繰り出す。
【0034】そして、この書込み画像のコピーを取ると
きは、図示しないコピーボタンを押してシート駆動モー
タ25を駆動し、書込みシート15を送って書込み画像
を読取手段(図示省略)で読み取り、その読取内容をプ
リンタ17で用紙に縮小記録する。
【0035】一方、書込み画像を消去するときは、図示
しない消去ボタンを押し、ベルト駆動モータ37を駆動
するとともに、掃除器45のファン駆動モータを駆動す
る。そして、消去ベルト30を搬送して前側消去ベルト
部分30aを上から下へ移動する。しかして、ソレノイ
ド44をオンして連結軸43を引き寄せ、アーム41を
垂直軸42を中心に回転し、図5に示すように、裏当て
板40を引張ばね33に抗して前側消去ベルト部分30
aの裏面に当て、そのベルト部分30aを書込みシート
15に押し当てる。そして、上記シート送りボタンを押
して書込みシート15を図1中矢印A方向に送り、消去
ベルト30で書込み画像を擦り消す。
【0036】擦り消した書込み画像の消しカスは、ペン
トレイ18上へ落下するものを除き大部分が、図5に示
すように、消去ベルト30に付着する。そして、それら
消しカスkを、バキューム方式の掃除器45により吸い
取る。
【0037】つまり、上記ファンにより、空気を消去ベ
ルト30を通して吸引する。そして、その空気の吸引
時、絞り部材55の空気絞り穴55aで空気流路を絞っ
てファンによる吸い込み力を強くし、その強い吸い込み
力により消去ベルト30から消しカスkを吸い取る。ま
た、吸い取れない消しカスkは、ブレード部47aで消
去ベルト30から削ぎ落す。そして、それら消しカスk
をカス吸込口50からホース48を通して上記カス回収
タンクに入れ、その中のカス収納袋内に回収する。
【0038】しかして、書込み画像の消去後、ソレノイ
ド44をオフして引張ばね33により裏当て板40を回
動し、図3に示すように、消去ベルト30を元の押当て
解除位置に戻す。しかる後、シート駆動モータ25とベ
ルト駆動モータ37およびファン駆動モータの駆動を停
止する。
【0039】ところで、上述した掃除器45の吸込ノズ
ル47には、上記ブレード部47aに代えて、たとえば
図6に示すように、内部に消去ベルト30と接触する回
転ブラシ53を設けるようにしてもよい。そして、回転
ブラシ53を、たとえばファンによる空気吸い込み力に
より回転し、消去ベルト30から吸い取れない消しカス
kを、回転ブラシ53で掻き取る。
【0040】また、図7に示すように、吸込ノズル47
を先細につくり先端のカス吸込口50側に空気流路の絞
り部を形成するようにしてもよい。そして、消去ベルト
30の清掃時、その消去ベルト30を通して空気を吸引
するとき、該絞り部で空気流路を絞ってファンによる吸
い込み力を強くし、その強い吸引力により消しカスkを
消去ベルト30から吸い取る。したがって、この場合
は、上述したような絞り部材55を別に必要としない。
【0041】次に、請求項8に記載の発明では、クリー
ニング手段としての掃除器45を、たとえば図8に示す
ように構成する。
【0042】つまり、上述した消去ベルト30(後側ベ
ルト部分30b)を間に挟んで表面側と裏面側に、それ
ぞれカス吸込口50と空気吐出口70を対向させて吸込
ノズル47および吐出ノズル56を設ける。それらノズ
ル47・56は、上記外装ケース16で支持し、各々の
接続口49・57にホース48・58の一端を接続す
る。そして、それらホース48・58の他端を、各々掃
除器本体46の吸気口61・排気口62に接続し、掃除
器45に空気循環路60を設ける構成とする。
【0043】なお、掃除器本体46には、その内部に空
気流通方向に順に、網目状のカス回収タンク63・ファ
ン64・ファン駆動モータ65を備える。
【0044】そして、消去ベルト30の清掃時、ファン
駆動モータ65を駆動してファン64を作動すると、カ
ス吸込口50から空気を吸い込み、その吸い込んだ空気
を、空気循環路60を通して空気吐出口70へ送り、そ
の空気吐出口70から吐出するとともに消去ベルト30
を通してカス吸込口50へ吸引する。しかして、これを
繰り返して空気を空気循環路60内で図8中矢印E方向
に循環させる。
【0045】そして、消去ベルト30を通して空気を吸
引するとき、消去ベルト30の表面に付いた消しカスk
を吸い取り、ホース48を通してカス回収タンク63に
入れ、その中の上記カス収納袋内に回収する。
【0046】ところで、上述した実施の形態では、消し
カスkのクリーニング手段として掃除器45を用いた
が、たとえば図9に示すように、回転ブラシ67を用
い、その回転ブラシ67の回転により消去ベルト30か
ら消しカスkをペントレイ18へ掻き落すようにするこ
ともできる。
【0047】また、たとえば図10に示すように、クリ
ーニング手段としてクリーニングブレード68を用い、
そのブレード68の先端を消去ベルト30に当ててその
上から消しカスkをペントレイ18へ削ぎ落すようにす
ることもできる。
【0048】なお、上述のような消去ベルト30は、た
とえば図11に示すように、書込みシート15を介して
従動ローラ21に押し当てるようにしてもよい。その場
合、従動ローラ21が、消去ベルト30と書込みシート
15の裏当て部材として機能するため、上記したような
受け板54を必要としない利点がある。
【0049】さて、以上に示した電子黒板10は、書込
み画像の消去時、消去ベルト30側を所定位置で書込み
面Dに押し当てる一方、書込み面D側を送る書込みボー
ドであった。しかし、書込みボードの中には、そのよう
に書込み面側を送り可能に備える電子黒板等の他に、い
わゆる伝言板や掲示板のようにボード上に書込み面を固
定的に有するものもある。したがって、そのように書込
み面が動かない書込みボードでは、たとえば上述の消去
ベルト30を設ける場合、そのベルト30側を書込み面
に沿って移動できるようにする必要がある。
【0050】そこで、請求項2に記載の発明は、書込み
面が動かない書込みボードにおいて、たとえば上記駆動
ローラ32と従動ローラ31間に掛けた消去ベルト30
を、書込み面Dに沿って移動可能に設ける。そして、消
去ベルト30を、その移動方向A・Bと直交する方向C
に張り渡す構成にする。
【0051】しかして、この書込みボードでは、書込み
画像の消去時、書込み面Dの所望の位置に消去ベルト3
0を押し当てるとともに搬送しながら、該書込み面Dに
沿って消去ベルト30を移動し、該消去ベルト30で書
込み画像を擦り消す。
【0052】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、書込み画像を消去するとき、書込み面に消去ベル
トを所定位置で押し当てるとともに、その所定位置で搬
送しながら書込み面を送り、書込み画像を擦り消す書込
みボードにおいて、消去ベルトを、複数のローラ間に掛
けて書込み面の送り方向と直交する方向に張り渡すこと
から、消去ベルトを張り渡す場合に用いるローラが比較
的短くて済み、また、それらローラ間に掛ける消去ベル
ト自体も比較的小さくて済み、その結果、消去ベルトを
張り渡すために必要な部品コストを下げて全体のコスト
を低くすることができる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、書込み画
像を消去するとき、書込み面に消去ベルトを押し当てる
とともに搬送しながら、該書込み面に沿って消去ベルト
を移動し、書込み画像を擦り消す書込みボードにおい
て、消去ベルトを、複数のローラ間に掛けて該消去ベル
トの移動方向と直交する方向に張り渡すことから、消去
ベルトに用いるローラが比較的短くて済み、また、それ
らローラ間に掛ける消去ベルト自体も比較的小さくて済
み、その結果、消去ベルトを張り渡すために必要な部品
コストを下げて全体のコストを低くすることができる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、書込み面
を立てて設置したとき、その書込み面に押し当てる消去
ベルトの張り渡し部分を上から下へ移動させることか
ら、書込み画像の消しカスを書込み面から重力により効
果的に擦り落すことができる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、書込み画
像の消去時、裏当て板で消去ベルトを裏当てして書込み
面に押し当てる構成とするため、適宜接離機構を用いて
消去ベルト全体を押し当てる場合と比較して構造が簡略
であり、それだけコストを低くすることができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、書込み画
像の消去時、消去ベルトをクリーニング手段で清掃する
ことにより、消去ベルトに消しカスが付着して画像消去
性能が低下することを防止することができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、クリーニ
ング手段を、消去ベルトから消しカスを吸い取るバキュ
ーム方式とすることから、消しカスを飛散させないで消
去ベルトから効果的に除去することができる。また、消
去ベルトを通気性を有する部材で構成し、空気の吸引
時、消去ベルトの裏面側から表面側のクリーニング手段
へ空気の流れを形成するため、バキューム方式により消
去ベルトから効率良く消しカスを吸い取ることができ
る。
【0058】請求項7に記載の発明によれば、消去ベル
トの表面側に設けるカス吸込口と反対の裏面側に、空気
流路を絞る空気絞り穴を設けるため、消しカスの吸い込
み時、消去ベルトを通してカス吸込口へ流入する空気の
流速を増し、これにより、比較的強い吸い込みで消しカ
スを消去ベルトから吸い取ることができる。
【0059】請求項8に記載の発明によれば、前記クリ
ーニング手段に、消去ベルトを間に挟んで表面側と裏面
側にそれぞれカス吸込口と空気吐出口を対向させて空気
循環路を設けるため、バキューム方式のクリーニング手
段で空気を吸引するとき、その吸引力を強くして消去ベ
ルトから消しカスを効果的に除去することがてきる。ま
た、排気口を設けないため、そこからの騒音漏れを少な
くして低騒音化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明による事務用電子黒板の
内部機構を裏側から見て示す斜視図である。
【図2】その事務用電子黒板の外観斜視図である。
【図3】書込みシートの後側の構造を、消去ベルトの押
当て解除状態において示す縦断面図である。
【図4】その消去ベルトの押当て機構を示す斜視図であ
る。
【図5】上記書込みシートの後側の構造を、消去ベルト
の押当て状態において示す縦断面図である。
【図6】回転ブラシを備えた吸込ノズルを用いて消去ベ
ルトから消しカスを吸い取る状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】先細な吸込ノズルを用いて消去ベルトから消し
カスを吸い取る状態を示す側面図である。
【図8】請求項8に記載の発明による事務用電子黒板に
備えた掃除器であり、その掃除器により消しカスを空気
循環路を通して吸い取る状態を示す縦断面図である。
【図9】クリーニング手段として回転ブラシを用い、そ
の回転ブラシで消去ベルトから消しカスを掻き落す状態
を示す側面図である。
【図10】クリーニング手段としてクリーニングブレー
ドを用い、そのブレードで消去ベルトから消しカスを削
ぎ落す状態を示す側面図である。
【図11】書込み画像の消去時、消去ベルトを書込みシ
ートを介してその従動ローラに押し当てる事務用電子黒
板を概略的に示す斜視図である。
【図12】従来の事務用電子黒板を概略的に示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 事務用電子黒板(書込みボード) 15 書込みシート 19 筆記具 30 消去ベルト 31・32 ローラ 40 裏当て板 45 掃除器(クリーニング手段) 50 カス吸込口 55 絞り部材 55a 空気絞り穴 60 空気循環路 67 回転ブラシ(クリーニング手段) 68 クリーニングブレード(クリーニング手
段) 70 空気吐出口 A・B 書込み面の送り方向 C 直交方向 D 書込み面 k 消しカス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 1/00 H04N 1/00 H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み面に筆記具を用いて画像を書き込
    んだ後、その書込み画像を消去するとき、前記書込み面
    に消去ベルトを所定位置で押し当てるとともに、その所
    定位置で搬送しながら前記書込み面を送り、書込み画像
    を擦り消す書込みボードにおいて、前記消去ベルトを、
    複数のローラ間に掛けて前記書込み面の送り方向と直交
    する方向に張り渡してなる、書込みボード。
  2. 【請求項2】 書込み面に筆記具を用いて画像を書き込
    んだ後、その書込み画像を消去するとき、前記書込み面
    に消去ベルトを押し当てるとともに搬送しながら、該書
    込み面に沿って前記消去ベルトを移動し、書込み画像を
    擦り消す書込みボードにおいて、前記消去ベルトを、複
    数のローラ間に掛けて該消去ベルトの移動方向と直交す
    る方向に張り渡してなる、書込みボード。
  3. 【請求項3】 前記書込み面を立てて設置したとき、そ
    の書込み面に押し当てる前記消去ベルトの張り渡し部分
    を、上から下へ移動させてなる、請求項1または2に記
    載の書込みボード。
  4. 【請求項4】 前記消去ベルトに裏当て板を設け、書込
    み画像の消去時に該裏当て板を駆動して前記消去ベルト
    を前記書込み面に押し当ててなる、請求項1または2に
    記載の書込みボード。
  5. 【請求項5】 前記消去ベルトに付着した消しカスを除
    去するクリーニング手段を備えてなる、請求項1または
    2に記載の書込みボード。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング手段を、前記消去ベル
    トに付着した消しカスを吸い取るバキューム方式とする
    とともに、その消去ベルトを通気性を有する部材で構成
    してなる、請求項5に記載の書込みボード。
  7. 【請求項7】 前記消去ベルトの表面側に前記バキュー
    ム方式のクリーニング手段のカス吸込口を設ける一方、
    前記消去ベルトの裏面側に前記カス吸込口と対応して空
    気流路を絞る絞り部材の空気絞り穴を設けてなる、請求
    項6に記載の書込みボード。
  8. 【請求項8】 前記消去ベルトを間に挟んで表面側と裏
    面側にそれぞれカス吸込口と空気吐出口を対向させて空
    気循環路を、前記クリーニング手段に設けてなる、請求
    項6に記載の書込みボード。
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