JPH09117025A - 電柱用安全綱支持具 - Google Patents

電柱用安全綱支持具

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Publication number
JPH09117025A
JPH09117025A JP29355895A JP29355895A JPH09117025A JP H09117025 A JPH09117025 A JP H09117025A JP 29355895 A JP29355895 A JP 29355895A JP 29355895 A JP29355895 A JP 29355895A JP H09117025 A JPH09117025 A JP H09117025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
rope
safety
hook
safety rope
Prior art date
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Pending
Application number
JP29355895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Sato
義美 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Exeo Corp
Original Assignee
Kyowa Exeo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Exeo Corp filed Critical Kyowa Exeo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き込み用電柱などに対してもカケックやロ
リップを使用できるようにする。 【解決手段】 安全綱支持具10は、電柱12の頂部に
被せる本体14を有している。本体14の側部には、係
合部22が設けてあって、この係合部22に、ロリップ
24の操作棒28の先端に設けた先端金具26を挿入
し、操作棒28を操作することにより安全綱支持具10
を電柱12に着脱できるようになっている。本体14の
係合部22と反対側には、カケック38のフック40を
掛止できる掛止部36が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱から作業者が
転落するのを防止する安全綱の支持具に係り、特に作業
者の帯びた転落防止用のロープを安全器を介して接続す
る安全綱を支持する電柱用安全綱支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】電柱上で作業をする場合、作業者は、電
柱から転落するのを防止するために命綱を使用してい
る。命綱は、電柱に巻掛けしたロープの両端を作業者の
腰のベルトなどに止めるようにしてある。しかし、この
ような命綱だけでは、電柱への昇り降りの際や作業中に
作業者が足を滑らせたときや、障害物をかわすために一
時的に命綱を緩めた場合に作業者が電柱から転落する場
合がある。そこで、一般には、カケックまたはロリップ
と称するものを利用して作業者の転落を防止するように
している。
【0003】カケックは、伸縮自在な操作棒の先端にケ
ーブル等に掛止するフックが取り付けてあり、このフッ
クに安全綱である親綱が連結してある。そして、操作棒
を用いてフックをケーブルや吊り線に掛止したのち、操
作棒と親綱の下端部を電柱に固定し、一端を作業者の腰
ベルトなどに止めた短い転落防止用ロープの先端に取り
付けた安全器を親綱に係合し、作業者が足を滑らせた際
などに作業者を支持するようにしている。すなわち、電
柱の昇降の際には、作業者が安全器を操作して安全器を
少しずつ親綱に沿って移動させ、作業者が足を滑らせた
ときには、転落防止用ロープを介して親綱によって作業
者を支持し、作業者が地上に転落するのを防止してい
る。
【0004】一方、ロリップは、伸縮自在な操作棒の先
端に設けた二股状の引っ掛け金具に親綱を接続したフッ
クを掛け、このフックを吊り線等に掛止したのち、操作
棒を外して親綱の下端部を電柱に固定する。その後、カ
ケックの場合と同様に、転落防止用ロープの先端に設け
た安全器を親綱に係合することにより、カケックの場合
と同様に作業者を支持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電力ケーブ
ルや電話線などの通信ケーブルを家庭内等に引き込むた
めの引き込み用電柱や私設の電柱の場合、張られたケー
ブルが細いために作業者などを支持させることができ
ず、またカケックやロリップのフックを掛止させるもの
もないため、単に電柱に巻掛けした命綱だけで作業者を
支持するようにしている。このため、引き込み用電柱の
昇降の際などに過って足を滑らした場合、そのまま地上
に転落することがある。そこで、引き込み用電柱などの
細い電柱においてもカケックやロリップを使用できるよ
うにすることが望まれていた。
【0006】本発明は、上記の要請に鑑みてなされたも
ので、引き込み用電柱などに対してもカケックやロリッ
プを使用できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る電柱用安全綱支持具は、電柱の頂部
に上方から装着する本体と、この本体に設けられ、本体
を前記電柱に着脱する操作棒を係合させる係合部と、前
記本体に設けられ、作業者の帯びたロープが接続される
安全綱に取り付けたフックを掛止させる掛止部とを有し
ている構成になっている。
【0008】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、例えばロリッ
プの操作棒の先端部を本体の係合部に係合させて本体を
上方から電柱の頂部に装着する。その後、ロリップまた
はカケックの親綱(安全綱)の先端に設けたフックを掛
止部に掛止する。次に、ロリップの場合、親綱の下部を
電柱に固定する。また、カケックの場合には、カケック
の操作棒と親綱とを電柱に固定する。これにより、安全
綱は、掛止部を介して本体に支持される。そして、一端
を作業者に連結してある転落防止用ロープに設けた安全
器を安全綱に係合し、電柱の昇降の際に安全器を安全綱
に沿って上下させることにより、作業者はロリップまた
はカケックの安全綱によって支持されるようになり、作
業者が電柱を昇降するときなどに足を滑らせたとして
も、転落防止用ロープと安全綱とによって作業者の転落
を防止することができる。すなわち、従来、ロリップや
カケックを使用できないような引き込み用電柱などの細
径の電柱においてもロリップやカケックの使用が可能と
なり、細径の電柱における作業の安全性を向上すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る電柱用安全綱支持具
の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明
する。
【0010】図1は、本発明の実施形態に係る電柱用安
全綱支持具の説明図である。図1において、安全綱支持
具10は、電柱12の頂部に装着する本体14を有して
いる。この本体14は、上端面が電柱12の上端に設け
たキャップ16に支持される蓋部18を有する有底円筒
状をなし、下端開口部20がラッパ状に拡開していて、
電柱12に容易に被せることができるようにしてある。
【0011】円筒状本体14の側面には、係合部22が
設けてある。この係合部22は、少なくとも下端が開口
していて、この開口を介してロリップ24の先端金具2
6を挿入できるようになっている。先端金具26は、テ
レスコピックに伸縮自在な操作棒28の先端に取り付け
てあって、先端部が図示しない安全綱である親綱の先端
に設けたフックを掛止できるように二股のフォーク状に
形成してある。そして、フォーク状の先端金具26は、
一方の爪32が他方の爪34より長く形成してあって、
長い方の爪32を安全綱支持具10の係合部22に挿入
することにより、操作棒28によって安全綱支持具10
を電柱12に着脱できるようにしてある。
【0012】安全綱支持具10の本体14には、係合部
22と直径方向反対側に掛止部36が設けてある。この
掛止部36は、矩形のループ状をなしていて、カケック
38のフック40を掛止できるようになっている。フッ
ク40は、テレスコピックに伸縮可能な操作棒42の先
端に設けてあって、地上から開閉できるようになってい
る。そして、このフック40には、図示しない親綱(安
全綱)の先端が連結してある。また、安全綱支持具10
は、アルミニウムによって形成して軽量化を図るととも
に、1トンの衝撃荷重にも耐えることができるようにし
てある。
【0013】このように構成した実施形態においては、
ロリップ24の先端金具26の長い方の爪32を安全綱
支持具10の係合部22に下方から挿入し、操作棒28
を伸長して図1に示したように本体14を電柱12の頂
部に上方から被せて装着する。その後、カケック38の
操作棒42を伸長し、操作棒42の先端に設けたフック
40を掛止部36に掛止しする。このとき、ロリップ2
4の先端金具26を係合部22に係合させたままでもよ
いし、先端金具26を係合部22から外してあってもよ
い。そして、カケック38のフック40に接続してある
図示しない安全綱(親綱)と操作棒42との下部を、ベ
ルトやロープ等で電柱に固定する。その後、親綱に図示
しない安全器を係合し、安全器を介して作業者の帯びて
いる転落防止用ロープ(図示せず)を親綱に接続する。
【0014】これにより、従来、カケック38を使用す
ることができなかった引き込み用電柱などの細径の電柱
に対してもカケック38の使用が可能となり、作業者が
電柱12を昇り降りする際や電柱12上での作業中に、
過って足を滑らせるなどしても作業者が地上に転落する
のを防ぐことができ、作業の安全性を大幅に向上するこ
とができる。そして、安全綱支持具10を取り外す場合
は、ロリップ24の操作棒28を伸長して本体14を電
柱12の上方に押し上げることにより、容易に取り外す
ことができる。
【0015】なお、前記実施形態においては、掛止部3
6にカケック38のフック40を掛止させる場合につい
て説明したが、掛止部36にはロリップのフックを掛止
させてもよい。この場合、地上においてロリップのフッ
クを掛止部に掛止させたのち、安全綱支持具10を電柱
に装着するとよい。また、前記実施形態においては、安
全綱支持具10を電柱12に装着したのち、従来のカケ
ックの使用方法と同様に操作棒42を伸長し、地上から
の操作によってフック40を掛止部36に掛止させる場
合について説明したが、地上においてフック40を掛止
部36に掛止し、ロリップ24の操作棒28の伸長に同
期してカケック38の操作棒42を伸長するようにして
もよい。そして、前記実施形態においては、係合部22
にロリップ24の操作棒28に設けた先端金具26を挿
入して本体14を電柱12に着脱する場合について説明
したが、係合部22に挿入する操作棒は先端金具26を
有しない通常の棒であってもよい。
【0016】また、前記実施の形態においては、掛止部
36が矩形ループ状に形成してある場合について説明し
たが、2点鎖線に示したように、掛止部36は三角形状
や他の形状であってもよい。そして、係合部22と掛止
部36とは、本体14の直径方向反対側でなくともよ
い。さらに、前記実施の形態においては、安全綱支持具
10の本体14を有底円筒状に形成した場合について説
明したが、本体は蓋部18を有しない筒体やリング状に
形成してもよい。また、前記実施の形態においては、係
合部22をロリップ24の爪32を挿入するように構成
した場合について説明したが、係合部は爪32を把持す
る把持機構や、爪32を締め付け保持するバンドなどに
よって構成してもよい。そして、前記実施の形態におい
ては、引き込み用電柱などの細径の電柱に適用した場合
について説明したが、適用できる電柱はこれらに限定さ
れない。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、作業者の安全を確保するためのロリップやカケック
を使用することができなかった引き込み用電柱などの細
い電柱に対してもロリップやカケックを使用することが
でき、電柱の昇降時等における作業者の転落事故の防止
が図れ、引き込み用電柱などにおける作業の安全性を大
幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電柱用安全綱支持具
の説明図である。
【符号の説明】
10 安全綱支持具 12 電柱 14 本体 22 係合部 24 ロリップ 26 先端金具 28、42 操作棒 40 フック 36 掛止部 38 カケック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱の頂部に上方から装着する本体と、
    この本体に設けられ、本体を前記電柱に着脱する操作棒
    を係合させる係合部と、前記本体に設けられ、作業者の
    帯びたロープが接続される安全綱に取り付けたフックを
    掛止させる掛止部とを有していることを特徴とする電柱
    用安全綱支持具。
JP29355895A 1995-10-17 1995-10-17 電柱用安全綱支持具 Pending JPH09117025A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29355895A JPH09117025A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 電柱用安全綱支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29355895A JPH09117025A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 電柱用安全綱支持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09117025A true JPH09117025A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17796309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29355895A Pending JPH09117025A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 電柱用安全綱支持具

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JP (1) JPH09117025A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103272343A (zh) * 2013-05-17 2013-09-04 国家电网公司 一种安全带杆顶挂帽
CN104707274A (zh) * 2015-04-02 2015-06-17 国家电网公司 扣帽式挂具
CN105363150A (zh) * 2015-11-30 2016-03-02 国网河北武安市供电公司 裸杆安全挂件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103272343A (zh) * 2013-05-17 2013-09-04 国家电网公司 一种安全带杆顶挂帽
CN104707274A (zh) * 2015-04-02 2015-06-17 国家电网公司 扣帽式挂具
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