JPH09116995A - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
- Publication number
- JPH09116995A JPH09116995A JP27389695A JP27389695A JPH09116995A JP H09116995 A JPH09116995 A JP H09116995A JP 27389695 A JP27389695 A JP 27389695A JP 27389695 A JP27389695 A JP 27389695A JP H09116995 A JPH09116995 A JP H09116995A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- damper
- voice coil
- axis direction
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は細長い構造のスピーカに関するもの
であり、分割共振が起こりにくく、上下運動に伴う周方
向への力を抑制し振動系全体のスチフネスを小さくし、
平坦な音圧周波数特性を有する高い低域再生能力を持つ
音質の優れたスピーカを提供するものである。 【解決手段】 振動板１の形状を長径方向と短径方向と
を有する非軸対称形のものとし、この振動板１を裏面長
軸方向に沿ってダンパー４によってフレーム５に振動自
在に保持することで、分割共振が起こりにくく、上下運
動に伴う周方向への力を抑制し振動系全体のスチフネス
を小さくすることができ、平坦な音圧周波数特性と高い
低域再生能力が得られる。
であり、分割共振が起こりにくく、上下運動に伴う周方
向への力を抑制し振動系全体のスチフネスを小さくし、
平坦な音圧周波数特性を有する高い低域再生能力を持つ
音質の優れたスピーカを提供するものである。 【解決手段】 振動板１の形状を長径方向と短径方向と
を有する非軸対称形のものとし、この振動板１を裏面長
軸方向に沿ってダンパー４によってフレーム５に振動自
在に保持することで、分割共振が起こりにくく、上下運
動に伴う周方向への力を抑制し振動系全体のスチフネス
を小さくすることができ、平坦な音圧周波数特性と高い
低域再生能力が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は細長構造のスピーカ
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ハイビジョンやワイドビジョンテ
レビジョン受像機等の普及により、テレビジョン受像機
の画面は横長のものが一般的になりつつある。しかし一
方では、我が国の住宅事情から、テレビジョン受像機全
体として狭幅・薄型のものが望まれている。
レビジョン受像機等の普及により、テレビジョン受像機
の画面は横長のものが一般的になりつつある。しかし一
方では、我が国の住宅事情から、テレビジョン受像機全
体として狭幅・薄型のものが望まれている。
【０００３】テレビジョン受像機用のスピーカユニット
（以下、スピーカと呼ぶ）は、通常陰極線管の両脇に取
付けられるため、テレビジョン受像機の横幅を大きくす
る一因となっている。そのため、従来からテレビジョン
受像機用には角型や楕円型等の細長構造のスピーカが用
いられてきた。また陰極線管の横長化により、スピーカ
の横幅はますます狭くすることが求められ、これと同時
に画面の高画質化に対応した音声の高音質化が要求され
ている。
（以下、スピーカと呼ぶ）は、通常陰極線管の両脇に取
付けられるため、テレビジョン受像機の横幅を大きくす
る一因となっている。そのため、従来からテレビジョン
受像機用には角型や楕円型等の細長構造のスピーカが用
いられてきた。また陰極線管の横長化により、スピーカ
の横幅はますます狭くすることが求められ、これと同時
に画面の高画質化に対応した音声の高音質化が要求され
ている。
【０００４】ここで、従来の細長型のスピーカについ
て、図５（ａ）〜（ｃ）により説明する。図５は従来の
細長構造のスピーカの構成図であり、（ａ）は平面図、
（ｂ）は長径方向の断面図、（ｃ）は短径方向の断面図
である。同図において１２は空気振動を発生する細長い
振動板で、振動板１２の外周部にはエッジ１３が接合さ
れ、このエッジ１３の外周部がフレーム１４に保持され
ている。
て、図５（ａ）〜（ｃ）により説明する。図５は従来の
細長構造のスピーカの構成図であり、（ａ）は平面図、
（ｂ）は長径方向の断面図、（ｃ）は短径方向の断面図
である。同図において１２は空気振動を発生する細長い
振動板で、振動板１２の外周部にはエッジ１３が接合さ
れ、このエッジ１３の外周部がフレーム１４に保持され
ている。
【０００５】振動板１２の中央部にはボイスコイルボビ
ン１５が固着され、ダンパー１６を介してフレーム１４
に振動自在に保持されている。一方、フレーム１４の中
央凹部には、ヨーク１７、磁石１８、プレート１９から
なる磁気回路２０が設けられている。そして磁気回路２
０の空隙部にボイスコイルボビン１５に回巻されたボイ
スコイルが保持され、駆動電流によりボイスコイルボビ
ン１５がピストン運動し、振動板１２がその方向に振動
する。その結果、振動板１２から音波が放射される。
ン１５が固着され、ダンパー１６を介してフレーム１４
に振動自在に保持されている。一方、フレーム１４の中
央凹部には、ヨーク１７、磁石１８、プレート１９から
なる磁気回路２０が設けられている。そして磁気回路２
０の空隙部にボイスコイルボビン１５に回巻されたボイ
スコイルが保持され、駆動電流によりボイスコイルボビ
ン１５がピストン運動し、振動板１２がその方向に振動
する。その結果、振動板１２から音波が放射される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のスピーカには細長の振動板１２の中央部を
点駆動しダンパー１６のみで支持しているため、長軸方
向の分割共振およびローリングが発生し易い。その結
果、中高域では再生音圧の周波数特性上にピーク・ディ
ップを生じ、また低域ではローリングによる歪を生じ、
音質の劣化を招いていた。
ような従来のスピーカには細長の振動板１２の中央部を
点駆動しダンパー１６のみで支持しているため、長軸方
向の分割共振およびローリングが発生し易い。その結
果、中高域では再生音圧の周波数特性上にピーク・ディ
ップを生じ、また低域ではローリングによる歪を生じ、
音質の劣化を招いていた。
【０００７】さらにダンパー１６は、フレーム１４の内
部に納めるために曲率半径・幅ともに小さくなり、また
ある程度の耐入力を確保するために振動系のスチフネス
を大きくする必要がある。その結果、最低共振周波数ｆ
ｏが上昇し、低音域の再生が困難になるという欠点があ
った。
部に納めるために曲率半径・幅ともに小さくなり、また
ある程度の耐入力を確保するために振動系のスチフネス
を大きくする必要がある。その結果、最低共振周波数ｆ
ｏが上昇し、低音域の再生が困難になるという欠点があ
った。
【０００８】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、細長構造でありながら、分割共
振が起こりにくく、且つ平坦な周波数特性が得られ、最
低共振周波数ｆｏを低く抑えて低音域の再生を可能とし
た音質の優れたスピーカを得ることを目的とするもので
ある。
なされたものであって、細長構造でありながら、分割共
振が起こりにくく、且つ平坦な周波数特性が得られ、最
低共振周波数ｆｏを低く抑えて低音域の再生を可能とし
た音質の優れたスピーカを得ることを目的とするもので
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカは振動
板の長径方向に平行する振動板の内面を振動自在に保持
する他のダンパーを設けて構成するものであり、この構
成により、振動系のスチフネスを小さく維持した状態で
ローリング現象を防止することができ、分割共振を防止
し、優れた周波数特性のスピーカの提供ができるもので
ある。
板の長径方向に平行する振動板の内面を振動自在に保持
する他のダンパーを設けて構成するものであり、この構
成により、振動系のスチフネスを小さく維持した状態で
ローリング現象を防止することができ、分割共振を防止
し、優れた周波数特性のスピーカの提供ができるもので
ある。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、振動方向から見た平面形状が長径と短径とを有する
非軸対称形の振動板と、前記振動板の外周面に沿って帯
状に接合され振動板を振動自在に保持する弾性を有する
エッジと、上端部が前記振動板に接着されたボイスコイ
ルと、前記ボイスコイルの外周部を振動自在に保持する
弾性部材が設けられたダンパーと、前記ボイスコイルに
振動用の磁束を与える磁気回路と、前記振動板の長径方
向に平行する振動板の内面を振動自在に保持する他のダ
ンパーと、前記エッジの外周部、磁気回路、ダンパーを
保持するフレームとで構成され、前記他のダンパーによ
って、振動系のスチフネスを小さく維持した状態でロー
リング現象を防止することができ、分割共振を防止し、
優れた周波数特性のスピーカの提供ができるものであ
る。
は、振動方向から見た平面形状が長径と短径とを有する
非軸対称形の振動板と、前記振動板の外周面に沿って帯
状に接合され振動板を振動自在に保持する弾性を有する
エッジと、上端部が前記振動板に接着されたボイスコイ
ルと、前記ボイスコイルの外周部を振動自在に保持する
弾性部材が設けられたダンパーと、前記ボイスコイルに
振動用の磁束を与える磁気回路と、前記振動板の長径方
向に平行する振動板の内面を振動自在に保持する他のダ
ンパーと、前記エッジの外周部、磁気回路、ダンパーを
保持するフレームとで構成され、前記他のダンパーによ
って、振動系のスチフネスを小さく維持した状態でロー
リング現象を防止することができ、分割共振を防止し、
優れた周波数特性のスピーカの提供ができるものであ
る。
【００１１】請求項２記載の発明は、振動方向から見た
平面形状が長径と短径とを有する非軸対称形の振動板
と、前記振動板の外周面に沿って帯状に接合され振動板
を振動自在に保持する弾性を有するエッジと、上端部が
前記振動板に接着されたボイスコイルと、前記ボイスコ
イルの外周部を振動自在に保持する弾性部材からなるダ
ンパーと、前記ボイスコイルに振動用の磁束を与える磁
気回路と、前記振動板の短径方向に設けられ振動板の内
面と接合される薄板状の連結部材と、前記連結部材の下
端辺を振動自在に保持し振動板の短径方向に平行する弾
性部材からなる他のダンパーと、前記エッジの外周部、
磁気回路、ダンパーおよび前記他のダンパーを保持する
フレームとで構成され、前記薄板状の連結部材と前記他
のダンパーによって、前記請求項１記載のスピーカと同
じく振動系のスチフネスを小さく維持した状態でローリ
ング現象を防止することができ、分割共振を防止し、優
れた周波数特性のスピーカの提供ができるものである。
平面形状が長径と短径とを有する非軸対称形の振動板
と、前記振動板の外周面に沿って帯状に接合され振動板
を振動自在に保持する弾性を有するエッジと、上端部が
前記振動板に接着されたボイスコイルと、前記ボイスコ
イルの外周部を振動自在に保持する弾性部材からなるダ
ンパーと、前記ボイスコイルに振動用の磁束を与える磁
気回路と、前記振動板の短径方向に設けられ振動板の内
面と接合される薄板状の連結部材と、前記連結部材の下
端辺を振動自在に保持し振動板の短径方向に平行する弾
性部材からなる他のダンパーと、前記エッジの外周部、
磁気回路、ダンパーおよび前記他のダンパーを保持する
フレームとで構成され、前記薄板状の連結部材と前記他
のダンパーによって、前記請求項１記載のスピーカと同
じく振動系のスチフネスを小さく維持した状態でローリ
ング現象を防止することができ、分割共振を防止し、優
れた周波数特性のスピーカの提供ができるものである。
【００１２】以下、本発明の実施の形態について図１〜
図４により説明する。なお、従来技術と同一部分は同一
番号を付して説明する。
図４により説明する。なお、従来技術と同一部分は同一
番号を付して説明する。
【００１３】（実施の形態１）図１は実施の形態１にお
ける細長構造のスピーカの構成図であり、（ａ）は平面
図、（ｂ）は長径方向の断面図、（ｃ）は短径方向の断
面図であり、図２は分解斜視図である。図において、１
は空気振動を発生する略トラック形の振動板で、図１
（ｂ），（ｃ）に示すように長径方向と短径方向とを有
する非軸対称形のもので、中心部で窪んだ形状を有す
る。そして振動板１の外周部にはエッジ３が接合され、
このエッジ３を介してフレーム５に振動自在に保持され
ている。また、振動板１は裏面短軸方向に沿って設けた
他のダンパー４によって振動自在にフレーム５に保持さ
れている。この他のダンパー４は、弾性材によって振動
板１の長径側に沿うように波形に成形されて、振動板１
に対し一対設けられている。なお、２はボイスコイル６
を支持するダンパーである。
ける細長構造のスピーカの構成図であり、（ａ）は平面
図、（ｂ）は長径方向の断面図、（ｃ）は短径方向の断
面図であり、図２は分解斜視図である。図において、１
は空気振動を発生する略トラック形の振動板で、図１
（ｂ），（ｃ）に示すように長径方向と短径方向とを有
する非軸対称形のもので、中心部で窪んだ形状を有す
る。そして振動板１の外周部にはエッジ３が接合され、
このエッジ３を介してフレーム５に振動自在に保持され
ている。また、振動板１は裏面短軸方向に沿って設けた
他のダンパー４によって振動自在にフレーム５に保持さ
れている。この他のダンパー４は、弾性材によって振動
板１の長径側に沿うように波形に成形されて、振動板１
に対し一対設けられている。なお、２はボイスコイル６
を支持するダンパーである。
【００１４】また、フレーム５の中央部の凹部にはヨー
ク７、磁石８、プレート９からなる磁気回路１０が組込
まれ、この磁気回路１０の空隙部にはボイスコイル６の
コイル部がダンパー２で中間部を保持されて偏心するこ
となくはまりこんでいる。
ク７、磁石８、プレート９からなる磁気回路１０が組込
まれ、この磁気回路１０の空隙部にはボイスコイル６の
コイル部がダンパー２で中間部を保持されて偏心するこ
となくはまりこんでいる。
【００１５】このような構成でボイスコイル６に入力信
号が印加されると、磁気回路１０の空隙部に発生してい
る磁束との作用によってボイスコイル６がピストン運動
し、このボイスコイル６の上端を結合した振動板１もピ
ストン運動に応じた振動をして音波を放射することにな
る。
号が印加されると、磁気回路１０の空隙部に発生してい
る磁束との作用によってボイスコイル６がピストン運動
し、このボイスコイル６の上端を結合した振動板１もピ
ストン運動に応じた振動をして音波を放射することにな
る。
【００１６】さて、図５のような従来のスピーカでは、
円周状又は楕円周状のダンパー１６のみで保持している
ため、上下運動に伴って周方向にも力が働く。これによ
るローリング現象を小さくするにはスチフネスを大きく
せざるを得なくなる。これに対して本実施の形態１のよ
うに他のダンパー４を設けることにより、上下運動に伴
う周方向への力を抑制し、振動系全体のスチフネスを小
さくすることができる。その結果、最低共振周波数ｆｏ
を低く抑え、低音域の再生が可能となる。
円周状又は楕円周状のダンパー１６のみで保持している
ため、上下運動に伴って周方向にも力が働く。これによ
るローリング現象を小さくするにはスチフネスを大きく
せざるを得なくなる。これに対して本実施の形態１のよ
うに他のダンパー４を設けることにより、上下運動に伴
う周方向への力を抑制し、振動系全体のスチフネスを小
さくすることができる。その結果、最低共振周波数ｆｏ
を低く抑え、低音域の再生が可能となる。
【００１７】（実施の形態２）図３は実施の形態２にお
ける細長構造のスピーカの構成図であり、（ａ）は平面
図、（ｂ）は長径方向の断面図、（ｃ）は短径方向の断
面図であり、図４は分解斜視図である。同図において、
１は空気振動を発生する略トラック形の振動板で、図に
示すように長径方向と短径方向とを有する非軸対称形の
もので、中心部で窪んだ形状を有する。
ける細長構造のスピーカの構成図であり、（ａ）は平面
図、（ｂ）は長径方向の断面図、（ｃ）は短径方向の断
面図であり、図４は分解斜視図である。同図において、
１は空気振動を発生する略トラック形の振動板で、図に
示すように長径方向と短径方向とを有する非軸対称形の
もので、中心部で窪んだ形状を有する。
【００１８】そして振動板１の外周部にはエッジ３が接
合され、エッジ３を介してフレーム５に振動自在に保持
されている。また、振動板１は連結部材１１を介して弾
性材よりなる他のダンパー４にも保持されている。この
他のダンパー４はフレーム５の一部の開口部に設けられ
ている。連結部材１１は、上部が振動板裏面短軸方向に
沿う形状に、下部は長方形状に形成された薄板状部材で
あり、振動板１の長軸方向に複数個取り付けられてい
る。さらにこの連結部材１１は、その下端部が他のダン
パー４に固着され、振動板１と一体に振動自在になって
いる。他のダンパー４は両端がフレーム５に固定されて
いる。本実施例の形態２の他のダンパー４は、振動板１
に沿う波形に成形された部分の長さが短く、連結部材１
１に対し１つずつ設けられている。
合され、エッジ３を介してフレーム５に振動自在に保持
されている。また、振動板１は連結部材１１を介して弾
性材よりなる他のダンパー４にも保持されている。この
他のダンパー４はフレーム５の一部の開口部に設けられ
ている。連結部材１１は、上部が振動板裏面短軸方向に
沿う形状に、下部は長方形状に形成された薄板状部材で
あり、振動板１の長軸方向に複数個取り付けられてい
る。さらにこの連結部材１１は、その下端部が他のダン
パー４に固着され、振動板１と一体に振動自在になって
いる。他のダンパー４は両端がフレーム５に固定されて
いる。本実施例の形態２の他のダンパー４は、振動板１
に沿う波形に成形された部分の長さが短く、連結部材１
１に対し１つずつ設けられている。
【００１９】以上のように、従来のスピーカでは、円周
状又は楕円周状のダンパー１６のみで保持しているた
め、上下運動に伴って周方向にも力が働き、これによる
ローリング現象を小さくするにはスチフネスを大きくせ
ざるを得なくなっていたが、上記実施の形態２のように
他のダンパー４を設けることにより、上下運動に伴う周
方向への力を抑制し、振動系全体のスチフネスを小さく
することができ、その結果、分割共振を抑制するととも
に、最低共振周波数ｆｏを低く抑え、低音域の再生を可
能とするものである。
状又は楕円周状のダンパー１６のみで保持しているた
め、上下運動に伴って周方向にも力が働き、これによる
ローリング現象を小さくするにはスチフネスを大きくせ
ざるを得なくなっていたが、上記実施の形態２のように
他のダンパー４を設けることにより、上下運動に伴う周
方向への力を抑制し、振動系全体のスチフネスを小さく
することができ、その結果、分割共振を抑制するととも
に、最低共振周波数ｆｏを低く抑え、低音域の再生を可
能とするものである。
【００２０】
【発明の効果】以上のように振動板の長径方向に平行す
る他のダンパーを設けたものにあっては、振動系全体が
一体に一方向に振動し、従って、振動板の長径方向の分
割共振が発生しにくくなり中高域で平坦な音圧周波数特
性が得られる。また、上下運動に伴う周方向への力を抑
制し振動系全体のスチフネスを小さくすることができ、
低音域の再生がより一層可能となるものである。また、
振動板の短径方向に平行する他のダンパーを設け、これ
を連結部材によって振動板に連結したものにあっても、
振動系全体が一体に一方向に振動する。従って、振動板
の長径方向の分割共振が発生しにくくなり中高域で平坦
な音圧周波数特性が得られる。また、上下運動に伴う周
方向への力を抑制し振動系全体のスチフネスを小さくす
ることができ、低音域の再生がより一層可能となるもの
である。
る他のダンパーを設けたものにあっては、振動系全体が
一体に一方向に振動し、従って、振動板の長径方向の分
割共振が発生しにくくなり中高域で平坦な音圧周波数特
性が得られる。また、上下運動に伴う周方向への力を抑
制し振動系全体のスチフネスを小さくすることができ、
低音域の再生がより一層可能となるものである。また、
振動板の短径方向に平行する他のダンパーを設け、これ
を連結部材によって振動板に連結したものにあっても、
振動系全体が一体に一方向に振動する。従って、振動板
の長径方向の分割共振が発生しにくくなり中高域で平坦
な音圧周波数特性が得られる。また、上下運動に伴う周
方向への力を抑制し振動系全体のスチフネスを小さくす
ることができ、低音域の再生がより一層可能となるもの
である。
【図１】（ａ）本発明のスピーカの一実施の形態の平面
図 （ｂ）同長径方向の断面図 （ｃ）同短径方向の断面図
図 （ｂ）同長径方向の断面図 （ｃ）同短径方向の断面図
【図２】同分解斜視図
【図３】（ａ）本発明のスピーカの他の実施の形態平面
図 （ｂ）同長径方向の断面図 （ｃ）同短径方向の断面図
図 （ｂ）同長径方向の断面図 （ｃ）同短径方向の断面図
【図４】同分解斜視図
【図５】（ａ）従来のスピーカの平面図 （ｂ）同長径方向の断面図 （ｃ）同短径方向の断面図
１ 振動板 ２ ダンパー ３ エッジ ４ 他のダンパー ５ フレーム ６ ボイスコイル １０ 磁気回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｒ 9/02 １０２ Ｈ０４Ｒ 9/02 １０２Ｅ １０３ １０３Ｚ
Claims (2)
- 【請求項１】 振動方向から見た平面形状が長径と短径
とを有する非軸対称形の振動板と、前記振動板の外周面
に沿って帯状に接合され振動板を振動自在に保持する弾
性を有するエッジと、上端部が前記振動板に接着された
ボイスコイルと、前記ボイスコイルの外周部を振動自在
に保持する弾性部材からなるダンパーと、前記ボイスコ
イルに振動用の磁束を与える磁気回路と、前記振動板の
長径方向に平行に前記振動板の内面を振動自在に保持す
る他のダンパーと、前記エッジの外周部、磁気回路、ダ
ンパーを保持するフレームとで構成されたスピーカ。 - 【請求項２】 振動方向から見た平面形状が長径と短径
とを有する非軸対称形の振動板と、前記振動板の外周面
に沿って帯状に接合され振動板を振動自在に保持する弾
性を有するエッジと、上端部が前記振動板に接着された
ボイスコイルと、前記ボイスコイルの外周部を振動自在
に保持する弾性部材からなるダンパーと、前記ボイスコ
イルに振動用の磁束を与える磁気回路と、前記振動板の
短径方向に設けられ振動板の内面と接合される薄板状の
連結部材と、前記連結部材の下端辺を振動自在に保持
し、前記振動板の短径方向に平行する弾性部材からなる
他のダンパーと、前記エッジの外周部、磁気回路、ダン
パーおよび前記他のダンパーを保持するフレームとで構
成されるスピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27389695A JPH09116995A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27389695A JPH09116995A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | スピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09116995A true JPH09116995A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17534088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27389695A Pending JPH09116995A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09116995A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020079636A (ko) * | 2002-08-07 | 2002-10-19 | 박종남 | 타원형 비대칭 구동 방식에 의한 스피커 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP27389695A patent/JPH09116995A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020079636A (ko) * | 2002-08-07 | 2002-10-19 | 박종남 | 타원형 비대칭 구동 방식에 의한 스피커 |
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