JPH09116945A - 移動通信端末 - Google Patents

移動通信端末

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Publication number
JPH09116945A
JPH09116945A JP7268444A JP26844495A JPH09116945A JP H09116945 A JPH09116945 A JP H09116945A JP 7268444 A JP7268444 A JP 7268444A JP 26844495 A JP26844495 A JP 26844495A JP H09116945 A JPH09116945 A JP H09116945A
Authority
JP
Japan
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base station
booster amplifier
communication terminal
mobile communication
connection
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JP7268444A
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Inventor
Takanobu Akiba
孝信 秋庭
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エリア内エリアに前進ゾーン基地局が設置さ
れた移動電話システムで使用される移動通信端末に関
し、車に搭載されたブースタアンプを使う車載型での運
用のとき、確実にホームゾーン基地局への基地局選択を
して前進ゾーンでの呼損率を低減させることを目的とす
る。 【解決手段】 移動通信端末20には接続検出手段21
および基地局選択手段22を備え、移動通信端末20を
ブースタアンプ30に接続した場合は、接続検出手段2
1がブースタアンプ接続を検出する。基地局選択手段2
2は、その検出を受けてホームゾーン基地局10の制御
チャネルコードを周波数シンセサイザ23に出力し、送
受信回路24がホームゾーン基地局10の制御チャネル
を受信するモードに切り換える。これにより、ブースタ
アンプ接続時はホームゾーン基地局10が選択され、チ
ャネル数の少ない前進ゾーン基地局12へのアクセスを
避けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信端末に関
し、特にホームゾーン基地局のエリア内に前進ゾーン基
地局が設置されている移動電話システム内で運用形態に
合わせて前進ゾーン基地局のエリア内での前進ゾーン基
地局とホームゾーン基地局とに対する基地局切り換えを
行うようにした移動電話システムで使用される移動通信
端末に関する。
【0002】一般に、移動通信端末は人間が手持ちで通
話するものであり、また、電池の電源容量に制限がある
ことから送信出力を小さくしてあり、ホームゾーンエリ
ア内では、受信はできてもホームゾーン基地局への到達
電波が微弱となるエリアが存在する。このようなエリア
で通信すると、通話品質が劣化することになる。このた
め、ホームゾーンエリア内に前進ゾーン基地局を設置
し、移動通信端末はこの前進ゾーンでの通信アクセスを
基本とすることにより、低出力でも高品位回線を維持す
ることが可能になる。一方、車両に搭載して通信を行う
ときにはブースタアンプによって高出力の通信を行うこ
とが可能となるため、車両搭載移動通信端末はホームゾ
ーン基地局へのアクセスが可能となるとともに、ホーム
ゾーン基地局でも高品位回線を維持することができる。
【0003】
【従来の技術】図11は前進ゾーン基地局を設置した場
合のサービスエリアの概念を示す図である。
【0004】大ゾーン方式移動電話システム、たとえば
CRP(convenience radio phone)では、ある行政域
をカバーすることができるよう地理的にほぼ中心となる
位置に1つのホームゾーン基地局1が設置されている。
ホームゾーン基地局1のサービスエリア1aはたとえば
半径20〜30km程度である。前進ゾーン基地局2
は、サービスエリア1aの中でも特に人口が集中してい
る地域の中心部に設置され、そのサービスエリア2aは
たとえば半径5km程度で、その地域のほぼ全体がカバ
ーされている。
【0005】ホームゾーン基地局1のサービスエリア1
a内では、ホームゾーン基地局1からの電波はどこでも
十分に届く。しかし、ホームゾーン基地局1から離れた
エリアでは、送信出力の大きい車両搭載移動通信端末は
ホームゾーン基地局1へ電波を送信できても、移動通信
端末単独の場合にはホームゾーン基地局1への電波が微
弱になり、通話品質を保つことが困難になる。したがっ
て、通常、このような地域で高品位回線を得るには、ブ
ースタアンプによって通信出力をブーストしている。前
進ゾーン基地局2のサービスエリア2aでは、その前進
ゾーン基地局2にアクセスすることによって、移動通信
端末単独の場合でも高品位回線を維持することができ
る。
【0006】移動通信端末の一般的なブースタ方式は、
移動通信端末のアンテナとブースタアンプとを高周波的
に結合する方法を採っている。図12はブースタアンプ
の接続状態を示す図である。
【0007】この図において、3は移動通信端末であ
り、その外部アンテナ端子には高周波ケーブル4が接続
される。この高周波ケーブル4の他方の端部はブースタ
アンプ5の入力端子に接続される。ブースタアンプ5は
車載バッテリから電源の供給を受けるように構成され、
ブースタアンプ5の出力にはアンテナ6が接続されてい
る。
【0008】ブースタアンプ5は、車載バッテリによっ
て常に電源が入っている状態になっているため、移動通
信端末3が通話を開始するときには、移動通信端末3か
らの送信出力が入力されると、これを自動的に増幅し
て、たとえば1W未満の送信出力を5W程度まで増幅し
て、アンテナ6から高出力の電波を出力する。
【0009】前進ゾーン基地局2はホームゾーン基地局
1の従属設備として低コスト投資が基本となっているた
め、ホームゾーン基地局1に比べて通話チャネルを少な
くし、トラフィックを低く抑えるチャネルプランとなっ
ている。
【0010】このため、移動通信端末単独での運用では
前進ゾーン基地局2にアクセスし、ブースタアンプを搭
載した車載型での運用では送信出力の増加により前進ゾ
ーン基地局へのアクセスは必ずしも必要としないので、
ホームゾーン基地局1へアクセスすることでトラフィッ
クの分散を図ることができる。
【0011】ここで、移動通信端末の基地局に対する制
御チャネルアクセスにおいて、アクセスする基地局をホ
ームゾーン基地局1とするか前進ゾーン基地局2とする
かは、移動通信端末の通話者に委ねられている。これ
は、移動通信端末単独での運用か車載型での運用かは、
ホームゾーン基地局1および前進ゾーン基地局2では判
断できないためであり、いずれの基地局へアクセスする
かは移動通信端末の通話者が移動通信端末のテンキーな
どを人為的に操作して基地局へのアクセス切り換えを行
っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前進ゾーン基地局は、
移動通信端末単独での運用を対象としているため、チャ
ネル数も少なく、また、低トラフィックでの運用を原則
としている。このため、ブースタアンプを搭載した車載
型での運用の場合に、使用者は常にその事を意識してい
る必要があるが、本来、ホームゾーン基地局へアクセス
すべきところを、車載型移動通信端末のテンキーなどの
人為的操作ミスで基地局へのアクセス切り換えを行わな
ければ、前進ゾーン基地局へアクセスすることになるた
め、チャネル容量の小さい前進ゾーンでのトラフィック
輻輳を引き起こし、前進ゾーンでの呼損率が上がって、
移動通信端末からの通話および移動通信端末への通話が
できなくなるといった問題を生じていた。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、前進ゾーン基地局へのアクセスが多くなるの
に対して、ブースタアンプを搭載した車載型移動通信端
末は送信出力の増加によりホームゾーン基地局へのアク
セスが可能となるため、移動通信端末にブースタアンプ
を接続したときには確実にホームゾーン基地局への基地
局選択をすることにより、前進ゾーンでの呼損率を低減
させることができるような移動電話システムで使用され
る移動通信端末を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理図である。本発明の移動通信端末が使用
される移動電話システムは、ホームゾーン基地局10の
エリア内に前進ゾーン基地局12が設置されている。移
動通信端末の運用方法としては20aで示した単独の場
合と20で示した車載型の場合とがある。移動通信端末
20には、ブースタアンプ30との接続の有無を検出す
る接続検出手段21と、この接続検出手段21がブース
タアンプとの接続を検出したときにホームゾーン基地局
10へのアクセスに切り換える基地局選択手段22とを
備えるようにしている。
【0015】移動通信端末20aのように単独の運用の
場合には、この移動通信端末20aは前進ゾーン基地局
12にアクセスすることになる。一方、車載型の運用の
場合には、移動通信端末20がブースタアンプ30に接
続されていることを接続検出手段21が判断し、これに
よって基地局選択手段22が接続すべき基地局としてホ
ームゾーン基地局10を選択することになる。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概略について図面
を参照して説明する。図1は本発明の移動電話システム
で使用される移動通信端末の原理的な構成を示す図であ
る。
【0017】本発明の移動通信端末が使用される移動電
話システムは、たとえば半径20〜30km程度の大き
なサービスエリアを有する1つのホームゾーン基地局1
0があり、そのサービスエリア内にたとえば半径5km
程度の特定のエリアをサービスする前進ゾーン基地局1
2が設置されている構成を前提とする。移動通信端末2
0は単独で運用したり車載のブースタアンプ30に接続
してパワーアップした状態で運用する形態を採る。移動
通信端末20は、接続検出手段21および基地局選択手
段22を備えており、さらに周波数シンセサイザ23お
よび送受信回路(T/R)24を備えている。ブースタ
アンプ30に接続する場合には、送受信回路24とブー
スタアンプ30とを高周波ケーブル31で接続し、同時
に接続検出手段21とブースタアンプ30とを接続線3
2によって接続する。
【0018】移動通信端末20をブースタアンプ30に
接続した場合は、移動通信端末20の接続検出手段21
がブースタアンプ30への接続を検出し、基地局選択手
段22に対して基地局を選択する指令を出力する。基地
局選択手段22では、その指令を受けてホームゾーン基
地局の制御チャネルコードを周波数シンセサイザ23に
出力する。これにより、送受信回路24はホームゾーン
基地局10の制御チャネル(C−CH報知)を送受信す
るモードに切り換えられる。ここで、発呼または着呼が
あると、移動通信端末20はホームゾーン基地局10と
つながることになる。
【0019】一方、前進ゾーン基地局12のサービスエ
リア内で単独運用している移動通信端末20aでは、基
地局選択手段から前進ゾーン基地局12の制御チャネル
コードが周波数シンセサイザに出力されて、送受信回路
は前進ゾーン基地局12の制御チャネル(C−CH報
知)を受信するモードに切り換えられる。ここで、発呼
または着呼があると、移動通信端末20aは前進ゾーン
基地局12とつながることになる。
【0020】次に、本発明の実施の形態を、CRP携帯
無線装置に適用した場合を例にして説明する。図2は携
帯無線装置の内部構成例を示すブロック図である。
【0021】図において、破線で囲まれた部分が携帯無
線装置40の1つの筐体内に収容されている部分を示し
ている。この携帯無線装置40において、まず、送信系
は本体マイク41と、送信低周波回路42と、送信高周
波回路43とから構成され、受信系は内部アンテナ44
と、同軸スイッチ45と、高周波フィルタ46と、受信
高周波回路47と、受信低周波回路48と、本体レシー
バ49およびイヤホン端子50とから構成されている。
送受信系としては、周波数シンセサイザ51と、アンテ
ナ共用器52と、同軸スイッチ53と、ホイップアンテ
ナ54とがある。制御系としては、制御回路55と、こ
れに接続された選択信号発生回路56、キーボード5
7、液晶表示器58、ID−ROM59、ROM60、
RAM61、およびブースタ接続検出回路62とから構
成されている。電源系は、電源回路63および充電器6
4より構成される。そして、アクセサリとして、ACア
ダプタ65および電池パック66がある。
【0022】さらに、携帯無線装置40には外部アンテ
ナに接続するための第1外部アンテナ端子67および第
2外部アンテナ端子68と、ブースタ接続検出回路62
などに接続された制御線接続端子69とを備えており、
これらは、ブースタアンプへ接続するための外部接続コ
ネクタを構成している。
【0023】ID−ROM59には、この携帯無線装置
40に指定された固有の無線機識別番号である移動局I
Dが格納されており、ROM60には、周波数の全チャ
ネルの番号や基地局との接続用プログラムなどが格納さ
れている。RAM61には、加入しているサービスエリ
アのシステムパラメータなどが格納されている。選択信
号発生回路56はこの携帯無線装置40のデータ、たと
えば移動局ID、加入者番号などを基地局に対して送信
するための信号を発生する。
【0024】本体マイク41から入力された音声信号は
送信低周波回路42にて選択信号発生回路56からのデ
ータとともに送信高周波回路43に送られる。送信高周
波回路43は周波数シンセサイザ51によって発生され
たローカル信号により無線信号に変換され、アンテナ共
用器52および同軸スイッチ53を介してホイップアン
テナ54より送信される。同軸スイッチ53には外部ア
ンテナに接続するための第1外部アンテナ端子67が接
続されており、この第1外部アンテナ端子67にブース
タアンプが接続された場合に、同軸スイッチ53はアン
テナ端子をホイップアンテナ54から第1外部アンテナ
端子67の側へ切り換える。
【0025】また、内部アンテナ44が接続された同軸
スイッチ45には外部アンテナに接続するための第2外
部アンテナ端子68が接続されており、第1外部アンテ
ナ端子67にブースタアンプが接続された場合に、同軸
スイッチ45はアンテナ端子を内部アンテナ44から第
2外部アンテナ端子68の側へ切り換える。内部アンテ
ナ44または外部アンテナにて受信した信号は、同軸ス
イッチ45および高周波フィルタ46を介して受信高周
波回路47に入力される。この受信高周波回路47は、
また、アンテナ共用器52および同軸スイッチ53を介
してホイップアンテナ54からも電波を受信しており、
ダイバシティ受信を行っている。受信高周波回路47で
は、受信信号を周波数シンセサイザ51によって発生さ
れたローカル信号により復調して、受信低周波回路48
に送り、この受信低周波回路48では復調された音声信
号を増幅して本体レシーバ49およびイヤホン端子50
に出力する。
【0026】図3は携帯無線装置の外部接続コネクタを
例示した図である。外部接続コネクタ70は、たとえば
携帯無線装置40の底部に設けられていて、これにブー
スタアンプから出ている接続ケーブルの先端に設けられ
た接続コネクタが接続される構成になっている。外部接
続コネクタ70は、第1外部アンテナ端子67および第
2外部アンテナ端子68と、たとえば16芯の制御線を
接続することができる制御線接続端子69とによって構
成される。
【0027】図4はブースタアンプの構成例を示す図で
ある。この図において、ブースタアンプ80はたとえば
車両に搭載した2つのアンテナに接続するための2つの
アンテナ端子81,82と、車載バッテリに接続される
電源ケーブル83と、携帯無線装置の外部接続コネクタ
に接続するための接続コネクタ84を有する接続ケーブ
ル85とが備えられている。接続ケーブル85は2本の
高周波ケーブルとたとえば16本の制御線とから構成さ
れている。
【0028】図5はシステムパラメータの一例を示す図
である。携帯無線装置40のRAM61にはシステムパ
ラメータなどが格納されており、以下の内容を有してい
る。「移動局ID」は携帯無線装置毎に指定された無線
機識別番号であり、ID−ROM59のIDがそのまま
転記される。「加入者番号」は携帯無線装置の電話番号
である。「留守番設定」は付加サービスとしての留守番
の設定であり、ここでは留守番設定が有りである。「加
入システム数」は利用できるシステムの数を示したもの
で、ここでは4つである。そして、システムパラメータ
としてはたとえば8つまで登録することができ、各シス
テムパラメータは「システムコード」と、「制御チャネ
ル」と、「代替チャネル1」と、「代替チャネル2」
と、「表示」とから構成されている。「システムコー
ド」は事業者別に割り当てられたコードである。「代替
チャネル1」および「代替チャネル2」は制御チャネル
が使用できなくなった場合に、その制御チャネルの代わ
りに使用されるチャネルである。「表示」は携帯無線装
置の液晶表示器58に現在利用しているシステムはどれ
であるかを表示するためのデータである。
【0029】この例では、「システムパラメータ1」に
ホームゾーン基地局を、「システムパラメータ2」には
そのホームゾーン内の前進ゾーン基地局を、「システム
パラメータ3」および「システムパラメータ4」には他
ゾーン基地局をそれぞれ登録してある。前進ゾーン基地
局では代替チャネルは用意していないので、「システム
パラメータ2」の「代替チャネル1」および「代替チャ
ネル2」は「0」としてある。
【0030】図6は携帯無線装置の制御回路の動作シー
ケンスの例を示す図である。まず、携帯無線装置の電源
が投入されると、初期設定が行われる(ステップS
1)。初期設定としては、たとえば周波数シンセサイザ
の設定、送受信用LSIの設定、ID−ROMのデータ
読み込み、システムパラメータの読み込み、液晶表示器
のドライバ設定などがある。初期設定が終わると、ブー
スタアンプ接続確認動作に入り、携帯無線装置にブース
タアンプが接続されているかどうかの確認をする(ステ
ップS2)。接続確認動作が終了すると、ブースタアン
プ接続の有無に応じたチャネル設定をし(ステップS
3)、設定したチャネルの制御チャネルを受信している
かどうかを確認する制御チャネル捕捉動作に入る(ステ
ップS4)。ここで、制御チャネルが受信されているか
どうかが判断され(ステップS5)、制御チャネルが受
信されていなければ、ステップS2のブースタアンプ接
続確認動作に戻って接続確認動作から始め、別のチャネ
ルに設定する。このループは、制御信号が受信されるま
で繰り返される。制御信号が受信されると、次に、シス
テムコードが一致しているかどうかが判断される(ステ
ップS6)。すなわち、チャネル設定によって制御チャ
ネルを送信しているので、システムコードが受信した制
御信号に含まれるシステムコードと合っているかどうか
を調べ、合っていなければ、ステップS2に戻る。
【0031】システムコードが一致したならば、待ち受
け動作に入る(ステップS7)。ここで、発呼請求があ
ったかどうかが監視され(ステップS8)、発呼請求が
あれば、発呼動作に移る(ステップS9)。発呼請求が
なければ、自局に対するチャネル指定信号を受信したか
かどうか、すなわち、一般加入者から電話がかかってき
たかどうかが判断され(ステップS10)、チャネル指
定信号を受信した場合には、着呼動作に移る(ステップ
S11)。チャネル指定信号を受信しない場合には、制
御信号が受信されているかどうかを確認する(ステップ
S12)。このように、制御信号が受信されていること
を確認しながら、発呼請求をしたか着信があったかどう
かが繰り返し監視される。もし、制御信号の捕捉ができ
なければ、ステップS2に戻る。
【0032】次に、携帯無線装置40のブースタ接続検
出回路62におけるブースタアンプ80の接続有無の検
出方法について説明する。図7はブースタアンプの接続
有無を検出する第1の例を示す図である。
【0033】この例によれば、携帯無線装置40に設置
されている外部接続コネクタにマイクロスイッチ71が
設けられている。このマイクロスイッチ71は、ブース
タアンプ80から出ている接続ケーブル85を携帯無線
装置40に接続することによって、すなわち、接続ケー
ブル85の接続コネクタを携帯無線装置40の外部接続
コネクタに嵌合することによって動作する。このよう
に、接続コネクタによる機械的接触によりマイクロスイ
ッチ71が動作すると、制御回路55はその動作を検出
してブースタアンプが接続されたことを認識する。
【0034】図8はブースタアンプの接続有無を検出す
る第2の例を示す図である。この例では、携帯無線装置
40にフォトカプラ72を備え、ブースタアンプ80側
ではその接続コネクタの特定の2つのピンをあらかじめ
ショートしておく。携帯無線装置40およびブースタア
ンプ80を接続ケーブル85によって接続したときに
は、接続ケーブル85がフォトカプラ72の電気的アー
ス帰還回路を形成する。これにより、フォトカプラ72
では、発光ダイオードに電流が流れ、フォトトランジス
タが発光した光を受けてONになる。このON状態を制
御回路55が認識してブースタアンプが接続されたと判
断する。このように、携帯無線装置40に接続ケーブル
85を接続したことによって携帯無線装置40側に電気
回路が形成され、これにより携帯無線装置40では電流
がブースタアンプ80を経由して流れることになり、こ
の電流の流れを検出することで、ブースタアンプ80へ
の接続を検出する。
【0035】図9はブースタアンプの接続有無を検出す
る第3の例を示す図である。この例によれば、携帯無線
装置40に入力電圧を比較する比較器73を備え、この
比較器73に接続ケーブル85を介して、ブースタアン
プ80用に供給されている電源の電圧を供給するように
構成している。これにより、携帯無線装置40を接続ケ
ーブル85によってブースタアンプ80に接続すると、
ブースタアンプ80から供給される電圧を比較器73が
検出し、携帯無線装置40の制御回路55はその比較器
73による電圧検出によってブースタアンプが接続され
たことを認識する。
【0036】図10はブースタアンプの接続有無を検出
する第4の例を示す図である。この例では、ブースタア
ンプ80は接続情報を生成することができるプロセッサ
(CPU)86と生成された接続情報を送信する送信回
路(TX)87とを備え、携帯無線装置40には受信回
路(RX)74を備えるようにしている。このため、携
帯無線装置40をブースタアンプ80に接続することに
よって、接続情報が接続ケーブル85を介して伝送さ
れ、携帯無線装置40では受信回路74が伝送されてき
た接続情報を受信することによって、ブースタアンプが
接続されたことを認識する。
【0037】上述のようなブースタアンプ接続有無の検
出方法により、ブースタアンプ80が未接続のときには
前進ゾーンエリア、接続時はホームゾーンエリアを自動
識別することが可能になる。接続有りの状態では、ホー
ムゾーンエリアの制御チャネルコードを周波数シンセサ
イザに設定し、ホームゾーンエリアを選択する。接続な
しの状態では、前進ゾーンエリアの制御チャネルコード
を周波数シンセサイザに設定し、前進ゾーン基地局を選
択することになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、エリア
内エリアにおいて移動通信端末を車載型として運用する
場合は、送信出力が上がってホームゾーンエリア内での
運用が可能になり、しかも、前進ゾーンエリア内での運
用に限定する必要がないので、ブースタアンプに接続し
たことを接続検出手段が検出して、チャネル数の少ない
前進ゾーン基地局へのアクセスを敢えて避けてホームゾ
ーン基地局へのアクセスに切り換えるように構成した。
このため、前進ゾーンでの呼損率を低減させることが可
能になる。
【0039】また、ブースタアンプの接続の有無によ
り、基地局の選択を自動的に行うことができ、また、通
話者がいずれの基地局にアクセスしたらよいかを意識す
る必要なく前進ゾーン基地局とホームゾーン基地局との
切り換えを行うことができるため、通話者は煩雑な操作
から解放されて、操作ミスも防ぐことができる。なお、
モード切換の構造は手動切り換えのプログラムをブース
タアンプ接続有無の認識に変更するのみであるため、既
存の移動通信端末のコード認識プログラムを変更する必
要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動電話システムで使用される移動通
信端末の原理的な構成を示す図である。
【図2】携帯無線装置の内部構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】携帯無線装置の外部接続コネクタを例示した図
である。
【図4】ブースタアンプの構成例を示す図である。
【図5】システムパラメータの一例を示す図である。
【図6】携帯無線装置の制御回路の動作シーケンスの例
を示す図である。
【図7】ブースタアンプの接続有無を検出する第1の例
を示す図である。
【図8】ブースタアンプの接続有無を検出する第2の例
を示す図である。
【図9】ブースタアンプの接続有無を検出する第3の例
を示す図である。
【図10】ブースタアンプの接続有無を検出する第4の
例を示す図である。
【図11】前進ゾーン基地局を設置した場合のサービス
エリアの概念を示す図である。
【図12】ブースタアンプの接続状態を示す図である。
【符号の説明】
10 ホームゾーン基地局 12 前進ゾーン基地局 20 移動通信端末 21 接続検出手段 22 基地局選択手段 23 周波数シンセサイザ 24 送受信回路 30 ブースタアンプ 31 高周波ケーブル 32 接続線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホームゾーン基地局のエリア内に前進ゾ
    ーン基地局が設置されている移動電話システムで使用さ
    れる移動通信端末であって、 送信出力を増幅するブースタアンプとの接続の有無を検
    出する接続検出手段と、 前記接続検出手段による検出結果に応答してアクセスす
    べき基地局を選択する基地局選択手段と、 を備えていることを特徴とする移動電話システムで使用
    される移動通信端末。
  2. 【請求項2】 前記接続検出手段は、ブースタアンプと
    の接続による機械的接触を検出するように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の移動電話システムで使用さ
    れる移動通信端末。
  3. 【請求項3】 前記接続検出手段は、ブースタアンプへ
    の接続した接続ケーブルを介してブースタアンプへ出力
    した電流の帰還電流を検出するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載の移動電話システムで使用される
    移動通信端末。
  4. 【請求項4】 前記接続検出手段は、ブースタアンプに
    接続した接続ケーブルを介してブースタアンプから供給
    される電圧を検出するように構成したことを特徴とする
    請求項1記載の移動電話システムで使用される移動通信
    端末。
  5. 【請求項5】 前記接続検出手段は、ブースタアンプに
    接続した接続ケーブルを介してブースタアンプから伝送
    されるデータを検出するように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の移動電話システムで使用される移動通
    信端末。
  6. 【請求項6】 前記基地局選択手段は、ブースタアンプ
    との接続が検出されたときに、制御チャネルコードをホ
    ームゾーン基地局の制御チャネルコードに変更するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の移動電話シ
    ステムで使用される移動通信端末。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009081652A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Toyota Motor Corp 受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009081652A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Toyota Motor Corp 受信装置

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