JPH09116484A - 無線パケットチャネル切替方法 - Google Patents

無線パケットチャネル切替方法

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JPH09116484A
JPH09116484A JP7268897A JP26889795A JPH09116484A JP H09116484 A JPH09116484 A JP H09116484A JP 7268897 A JP7268897 A JP 7268897A JP 26889795 A JP26889795 A JP 26889795A JP H09116484 A JPH09116484 A JP H09116484A
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JP
Japan
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channel
packet
channel switching
base station
request signal
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Application number
JP7268897A
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English (en)
Inventor
Takeo Ichikawa
武男 市川
Hidetoshi Kayama
英俊 加山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な通信中のチャネル切替の発生による通
信の瞬断を最小限にとどめると共に、チャネル切替の頻
繁な発生に伴う制御信号のトラヒック増加と制御遅延の
増加を防止することが可能である無線パケットチャネル
切替方法を提供する。 【解決手段】 無線端末は干渉を検出したとき、基地局
に対してチャネル切替要求信号を送信し、送信後一定時
間経過してもチャネル切替が行われず且つ干渉が継続し
ている場合にはチャネル切替要求信号を再送し、当該再
送信号には再送回数を付与し、干渉が解消した場合には
チャネル切替要求信号の送信を終了し、基地局はチャネ
ル切替要求信号を受信したとき、他に接続中の無線端末
が存在しないとき、あるいは他に接続中の無線端末が存
在し且つチャネル切替要求信号の送信回数が閾値B以上
であるときにチャネル切替を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線パケットチ
ャネル切替方法であって、特に基地局と移動無線端末と
の間でデータパケットを交換する無線パケットチャネル
切替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるPHS(Personal Handy-phone
System)の分野では、無線端末は通信中に下り受信信号
の誤り率と受信電力とを測定し、誤り率が閾値(しきい
ち)以上で且つ受信電力が閾値以上のときに干渉が検出
されたものとし、チャネル切替要求信号を基地局に送信
することで、チャネル切替要求を行う。
【0003】上述のチャネル切替要求信号を受信した基
地局は、直ちにチャネル切替を起動する。具体的には、
切替先の無線チャネルを選択し、チャネル切替指示信号
を当該無線端末に送信して切替先無線チャネルを通知
し、切替元無線チャネルによる通話を中断して下り同期
バースト信号の連続送信を開始する。
【0004】またこのとき、切替先無線チャネルにて上
り同期バースト信号を受信待ちする。ここでチャネル切
替指示信号を受信した無線端末は、通信を中断して指示
された切替先チャネルにおける上り同期バースト信号の
連続送信を開始し、下り同期バースト信号を受信待ちす
る。
【0005】上述の上り同期バースト信号を受信した基
地局は、切替元無線チャネルによる下り同期バースト信
号の連続送信を停止した後、切替先チャネルにおいて下
り同期バースト信号の連続送信を開始して、上り通信信
号(TCH)の受信待ちをする。
【0006】さらに下り同期バースト信号を受信した無
線端末は、上り通信信号の送信を開始する。また上り通
信信号を受信した基地局は、下り通信信号の送信を開始
して、切替先無線チャネルにおいて通信を再開する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、各基地局
が通信システムに割り当てられた全チャネルの中から自
律的に空きチャネルを検索し、自局での通信に割り当て
る自律分散型DCA(ダイナミックチャネルアサイン)
を採用しているPHS等の移動通信システムでは、通信
開始時には干渉のないチャネルが割り当てられる。
【0008】しかしながら、無線端末の移動等が原因と
なって、周囲のセル(特定通信領域)の通信から同一チ
ャネル干渉を受ける事態が生じる。ところで、上述のよ
うな技術をポイント−ポイント型の通信である回線交換
通信に適用すれば、無線端末が干渉を検出したとき、基
地局は直ちにチャネル切替を起動して干渉を回避し、良
好な通信の継続が可能となる。
【0009】一方、無線パケット通信のように、複数の
無線端末が1つの共通のチャネルを用いて通信を行うポ
イント−マルチポイント型の通信では、上述の技術を適
用すると、他の無線端末が干渉を受けずに良好な通信を
行っている場合でも、1つの無線端末が干渉を検出した
とき、基地局はチャネル切替を起動してしまう。
【0010】この結果、干渉を検出した無線端末では干
渉回避することが可能であるが、同じセルに属する全て
の無線端末もチャネル切替を行うため、良好な通信中で
もチャネル切替による通信の瞬断が発生してしまう。
【0011】このポイント−マルチポイント型の通信で
は、地理的に分散して存在する複数の地点で干渉検出が
行われるため、ポイント−ポイント型の通信に比べて1
チャネル当たりのチャネル切替の起動数が増加し、チャ
ネル切替による瞬断が増加するという問題が生じる。ま
た、チャネル切替の起動数増加により、チャネル切替処
理に伴う遅延時間の増加と、制御信号のトラヒック(通
信量)の増加という問題が生じる。
【0012】また、基地局がパケットの生起パターンに
応じてパケットチャネル専用区間を断続的に設定し、候
補チャネル情報を報知信号により報知し、無線端末は報
知信号を受信して、候補チャネル上での干渉の検出をパ
ケットチャネル専用区間の設定有りのとき、または設定
なしでかつデータパケット送信要求ありのとき行う無線
パケット通信では、基地局が現在選択している候補チャ
ネルと別の無線チャネルを無線端末が誤って候補チャネ
ルとしてメモリに保持している場合、候補チャネルと別
の無線チャネル上での干渉検出によりチャネル切替が起
動されているという問題が生じる。
【0013】一方、基地局が現在選択している候補チャ
ネルを、無線端末が正しくメモリに保持している場合で
も、基地局がパケットチャネル専用区間を設定していな
いとき、無線端末が誤ってパケットチャネル専用区間の
設定有りとメモリに保持している場合、無線端末はデー
タパケット送信要求の有無に関係なくパケットチャネル
専用区間を設定していない候補チャネル上で干渉検出を
行い、チャネル切替が起動されるという問題が生じる。
【0014】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、良好な通信中のチャネル切替の発生による通
信の瞬断を最小限にとどめると共に、チャネル切替の頻
繁な発生に伴う制御信号のトラヒック増加と制御遅延の
増加を防止することが可能であり、さらに基地局がパケ
ットの生起パターンに応じてパケットチャネル専用区間
を断続的に設定する無線パケット通信において、無線端
末の持つ候補チャネル情報が基地局に一致していないと
きのチャネル切替の誤起動を防止することが可能な無線
パケットチャネル切替方法を提供することを目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、パケット網
を構成する複数の基地局は各々複数の無線チャネルを用
いて、前記複数の基地局の各々が有する固有の通信領域
に存在する複数の無線端末との間で通信回線を設定し、
前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末との間のパ
ケット通信は前記複数の無線チャネル中の共通のパケッ
トチャネルを用いて行い、前記無線端末は前記パケット
通信中に前記通信領域間における干渉を検出したとき、
(1)対応する前記基地局に対してチャネル切替要求信
号を送信し、(2)前記チャネル切替要求信号送信後、
一定時間経過してもチャネル切替が行われず且つ干渉の
検出が継続している場合には前記チャネル切替要求信号
を再送し、当該再送信号には再送回数を付与し、(3)
前記干渉が解消した場合にはチャネル切替要求信号の送
信を終了し、前記基地局は前記チャネル切替要求信号を
受信したとき、(4)他に接続中の前記無線端末が存在
しないとき、あるいは他に接続中の前記無線端末が存在
し且つ前記チャネル切替要求信号の前記再送回数が所定
の閾値以上であるときにはチャネル切替を行い、(5)
他に接続中の前記無線端末が存在し且つ前記チャネル切
替要求信号の前記再送回数が前記所定の閾値未満である
ときにはチャネル切替を行わないことを特徴とする。
【0016】また、請求項2に記載の発明にあっては、
パケット網を構成する複数の基地局は各々複数の無線チ
ャネルを用いて、前記複数の基地局の各々が有する固有
の通信領域に存在する複数の無線端末との間で通信回線
を設定し、前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末
との間のパケット通信は前記複数の無線チャネル中の共
通のパケットチャネルを用いて行い、前記無線端末は前
記パケット通信中に前記通信領域間における干渉を検出
したとき、(1)対応する前記基地局に対してチャネル
切替要求信号を送信し、(2)前記チャネル切替要求信
号送信後、一定時間経過してもチャネル切替が行われず
且つ干渉の検出が継続している場合には前記チャネル切
替要求信号の再送回数値を加算して前記再送回数値を含
む前記チャネル切替要求信号を再送し、(3)前記干渉
が解消した場合にはチャネル切替要求信号の送信を終了
し、前記基地局は前記チャネル切替要求信号を受信した
とき、(4)前記通信回線接続中の前記無線端末の総数
に対する前記チャネル切替信号を送信している前記無線
端末数の比率が閾値Aを越えたとき、または、前記比率
が前記閾値Aを越えず且つ前記再送回数が閾値B以上で
あるときにはチャネル切替を行い、(5)前記比率が前
記閾値Aを越えず且つ前記再送回数が前記閾値B未満で
あるときにはチャネル切替を行わないことを特徴とす
る。
【0017】また、請求項3に記載の発明にあっては、
パケット網を構成する複数の基地局は各々複数の無線チ
ャネルを用いて、前記複数の基地局の各々が有する固有
の通信領域に存在する複数の無線端末との間で通信回線
を設定し、前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末
との間のパケット通信は前記複数の無線チャネル中の共
通のパケットチャネルを用いて行い、前記複数の基地局
の各々は前記無線端末との間のパケットの生起パターン
に応じて前記複数の無線チャネルの何れかを前記パケッ
ト通信用に割り当てるパケットチャネル専用区間を断続
的に設定することで、前記パケットチャネル専用区間内
の一部あるいは全ての前記無線チャネルを前記パケット
チャネルとし、前記基地局は、(1)前記パケットチャ
ネル専用区間の有無にかかわらず、当該通信領域におけ
る前記パケットチャネルとして使用可能な候補チャネル
の番号と前記パケットチャネル専用区間の設定の有無情
報と有するパケットチャネル情報を報知信号を用いて当
該通信領域内に存在する全ての前記無線端末に報知し、
前記無線端末は、(2)前記報知信号を受信して前記候
補チャネル情報を記憶装置に保持し、前記報知信号で指
定された前記候補チャネルを用いてデータパケットを送
信し、(3)前記パケットチャネル専用区間が設定され
ているとき、または設定されておらず且つ送信中の前記
データパケットが存在するとき、前記候補チャネル上で
の干渉検出を行い、(4)前記パケット通信中に前記前
記通信領域間における干渉を検出したときは、対応する
前記基地局に前記チャネル切替要求信号を送信し、
(5)前記チャネル切替要求信号送信後、一定時間経過
してもチャネル切替が行われず且つ干渉の検出が継続し
ている場合には前記チャネル切替要求信号を再送し、当
該再送信号には再送回数を付与し、(6)前記干渉が解
消した場合にはチャネル切替要求信号の送信を終了し、
前記基地局は前記チャネル切替要求信号を受信したと
き、(7)前記チャネル切替要求信号内の前記候補チャ
ネル情報と前記基地局が持つ最新の前記候補チャネル情
報とが一致しないときは、前記チャネル切替を行わず、
(8)両番号が一致し且つ前記パケットチャネル専用区
間が設定されていない場合あるいは、前記パケットチャ
ネル専用区間が設定され且つ接続中の前記無線端末が存
在しない場合あるいは、前記パケットチャネル専用区間
が設定され且つ接続中の前記無線端末が存在し且つ前記
再送回数が所定の閾値以上であるときはチャネル切替を
行い、(9)前記パケットチャネル専用区間が設定され
且つ接続中の前記無線端末が存在し且つ前記再送回数が
前記所定の閾値未満であるときにはチャネル切替を行わ
ないことを特徴とする。
【0018】また、請求項4に記載の発明にあっては、
パケット網を構成する複数の基地局は各々複数の無線チ
ャネルを用いて、前記複数の基地局の各々が有する固有
の通信領域に存在する複数の無線端末との間で通信回線
を設定し、前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末
との間のパケット通信は前記複数の無線チャネル中の共
通のパケットチャネルを用いて行い、前記複数の基地局
の各々は前記無線端末との間のパケットの生起パターン
に応じて前記複数の無線チャネルの何れかを前記パケッ
ト通信用に割り当てるパケットチャネル専用区間を断続
的に設定することで、前記パケットチャネル専用区間内
の一部あるいは全ての前記無線チャネルを前記パケット
チャネルとし、前記基地局は、(1)前記パケットチャ
ネル専用区間の有無にかかわらず、当該通信領域におけ
る前記パケットチャネルとして使用可能な候補チャネル
の番号と前記パケットチャネル専用区間の設定の有無情
報と有するパケットチャネル情報を報知信号を用いて当
該通信領域内に存在する全ての前記無線端末に報知し、
前記無線端末は、(2)前記報知信号を受信して前記候
補チャネル情報を記憶装置に保持し、前記報知信号で指
定された前記候補チャネルを用いてデータパケットを送
信し、(3)前記パケットチャネル専用区間が設定され
ているとき、または設定されておらず且つ送信中の前記
データパケットが存在するとき、前記候補チャネル上で
の干渉検出を行い、(4)前記パケット通信中に前記通
信領域間における干渉を検出したときは、対応する前記
基地局に前記チャネル切替要求信号を送信し、(5)前
記チャネル切替要求信号送信後、一定時間経過してもチ
ャネル切替が行われず且つ干渉の検出が継続している場
合には前記チャネル切替要求信号を再送し、当該再送信
号に再送回数を付与し、(6)前記干渉が解消した場合
にはチャネル切替要求信号の送信を終了し、前記基地局
は前記チャネル切替要求信号を受信したとき、(7)前
記チャネル切替要求信号内の前記候補チャネル情報と前
記基地局が持つ最新の前記候補チャネル情報とが一致し
ないときは、前記チャネル切替を行わず、(8)両番号
が一致し且つ前記パケットチャネル専用区間が設定され
ていない場合あるいは、前記パケットチャネル専用区間
が設定され且つ前記通信回線接続中の前記無線端末の総
数に対する前記チャネル切替信号を送信している前記無
線端末数の比率が閾値Aを越えたとき、または前記比率
が前記閾値Aを越えず且つ前記再送回数が閾値B以上で
あるときにはチャネル切替を行い、(9)前記比率が前
記閾値Aを越えず且つ前記再送回数が前記閾値B未満で
あるときにはチャネル切替を行わないことを特徴とす
る。
【0019】また、請求項5に記載の発明にあっては、
請求項1ないし請求項4の何れかに記載の無線パケット
チャネル切替方法では、前記基地局は前記チャネル切替
を行う際、前記パケットチャネルにおいてデータパケッ
トを送信中または受信中の場合はチャネル切替を保留
し、前記データパケットの送信完了後ならびに受信完了
後にチャネル切替を行うことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
一実施の形態について説明する。 A.第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態にかかる無線パケット
チャネル切替方法が適用される無線パケット通信網の構
成を示す概略構成図である。
【0021】同図に示すように、無線パケット通信のサ
ービスエリアは複数のセル1-3、1-3・・・で構成さ
れ、各セル1-3においては1つの基地局1-1が、各々パ
ケット通信を行う複数の無線端末1-2、1-2・・・を収
容している。この場合、無線端末1-2、1-2・・・は地
理的に分散して存在するため、特定の1つの無線端末1
-2のみ干渉を受け、他の無線端末1-2は良好な通信中で
あるという事態が生じる。
【0022】ところで、無線パケット通信が利用可能な
チャネルの種類には、パケット信号が転送される複数の
通信チャネルと、制御信号が転送される複数の制御チャ
ネルとがある。
【0023】この複数の通信チャネルはセル間で共有さ
れており、ダイナミックチャネル割当により各セルに割
り当てられる。ここで用いられる方法は、基地局1-1が
複数の通信チャネルの中から任意のチャネルを選択して
信号の有無を確認し、確認したチャネルが空き通信チャ
ネルである場合、当該チャネルを基地局1-1と配下の無
線端末1-2、1-2・・・との間のパケットチャネルに割
り当てる自律分散型ダイナミックチャネル割当方法であ
る。
【0024】また、基地局1-1と配下の無線端末1-2、
1-2・・・との間のデータパケットの転送は共通のパケ
ットチャネル上でパケット多重を用いて行われる。一
方、複数の制御チャネルは、隣接するセル1-3とセル1
-3との間で干渉が発生しないように予め固定的に、各セ
ル1-3、1-3・・・内に設置される各々基地局1-1、1
-1・・・に割り当てられる。
【0025】図2は、図1に示す無線端末1-2における
チャネル切替要求信号送信制御の手順を示すフローチャ
ートである。なお同図では、無線端末1-2がパケットチ
ャネル上において干渉を検出した後の処理を示す。
【0026】図2において、まず無線端末1-2はチャネ
ル切替要求信号の再送回数値を0とし(ステップSa
1)、この再送回数値を制御チャネルを用いて基地局1
-1に送信する(ステップSa2)。
【0027】次に無線端末1-2は一定時間Tを計時する
内蔵のタイマ(図示省略)を起動し(ステップSa
3)、まずチャネル切替指示信号が受信できるか否かを
確認する(ステップSa4)。このステップSa4でチ
ャネル切替指示信号ができる場合には、このチャネル切
替指示信号で指示されるチャネルへの切替を行い(ステ
ップSa5)、チャネル切替要求信号送信制御を終了す
る。
【0028】この後、チャネル切替要求信号送信から一
定時間Tが経過したか否かを確認し(ステップSa
6)、経過していなければステップSa4の処理に戻
る。一方、一定期間Tが経過している場合には、割り当
てられている通信チャネル上の干渉を測定し(ステップ
Sa7)、干渉の有無を確認する(ステップSa8)。
【0029】上述のステップSa8において干渉を検出
した場合には、チャネル切替要求信号の再送回数値に1
を加算して(ステップSa9)、ステップSa2の処理
に戻る(チャネル切替要求信号を再送する)。
【0030】一方、干渉を検出しない場合には、チャネ
ル切替要求信号の再送を行わずにチャネル切替要求信号
送信制御を終了する(即ち、割り当てられている通信チ
ャネル上で通信を継続する)。
【0031】図3は、基地局1-1におけるチャネル切替
要求信号受信時の、チャネル切替起動判定制御の手順を
示すフローチャートである。なお同図では、基地局1-1
がチャネル切替要求信号を受信した後の処理を示す。
【0032】図3に示すように、基地局1-1はまず当該
セル1-3中に、他に接続されている無線端末1-2が存在
するか否かを確認する(ステップSb1)。ステップS
b1において、他に接続されている無線端末1-2が存在
する場合には、チャネル切替要求信号の再送回数値が所
定の閾値以上であるか否かを確認する(ステップSb
2)。
【0033】ステップSb2において再送回数値が閾値
未満である場合には、このチャネル切替起動判定制御を
終了する。また、ステップSb1において、他に接続さ
れている無線端末1-2が存在しないか、あるいはステッ
プSb2において再送回数値が閾値以上である場合に
は、まず切替先のチャネルを選択する(ステップSb
3)。次に選択したチャネルをチャネル切替指示信号に
よって送信し(ステップSb4)、最後にチャネルを切
替えて(ステップSb5)処理を終了する。
【0034】図4は、基地局1-1と無線端末1-2とが1
対1で接続されている場合に、無線端末1-1が干渉を検
出した場合のチャネル切替の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【0035】同図では、ステップSc1において無線端
末1-2が干渉を検出し、ステップSc2において、再送
回数値を0とした。この後ステップSc3において、制
御チャネルCCHを用いてチャネル切替要求信号4-1を
送信し、ステップSc4において図示しない内蔵タイマ
を起動する。
【0036】これに対して基地局1-1はステップSc
3'において、無線端末1-2が制御チャネルCCHを用い
て送信したチャネル切替要求信号4-1を受信し、ステッ
プSc5において、当該セル1-3中に、他に接続されて
いる無線端末1-2が存在するか否かを確認する。なお、
このステップSc5の処理は図3に示すステップSb1
の処理と同一であるので、これ以降の一部の処理につい
ては、その説明を省略する。
【0037】ステップSc5において他に接続されてい
る無線端末1-2が存在しなければ、基地局1-1はステッ
プSc6において切替先チャネルを選択する。この後ス
テップSc7において、制御チャネルCCHを用いてチ
ャネル切替指示信号4-2を送信する。
【0038】一方、ステップSc7'においてチャネル切
替指示信号4-2を受信した無線端末1-2は、ステップS
c8において図示しない内蔵のタイマを停止する。こう
した後、ステップSc9あるいはステップSc9'にお
いて、無線端末1-2および基地局1-1の各々がチャネル
切替を行う。
【0039】図5は、基地局1-1に2台の無線端末1-2
a、1-2bが接続された際に、無線端末1-2aが干渉した
場合の、チャネル切替の制御手順を示すフローチャート
である。同図では、ステップSd1において無線端末1-
2aが干渉を検出し、ステップSd2において、再送回数
値を0とした。この後ステップSd3において、制御チ
ャネルCCHを用いてチャネル切替要求信号5-1を送信
し、ステップSd4において図示しない内蔵タイマを起
動する。
【0040】ステップSd3'において、チャネル切替要
求信号5-1を受信した基地局1-1は、ステップSd5に
おいて他に接続されている無線端末1-2 が存在するか
否か、ステップSd6において再送回数値が閾値以上で
あるか否かを確認する。
【0041】ステップSd5において他に接続されてい
る無線端末1-2がなく、またステップSd6において再
送回数値が閾値以上である場合には、基地局1-1はチャ
ネル切替を行うが、この処理については図3に示すステ
ップSb3〜Sb5に示す処理と同一であるので、その
説明は省略する。
【0042】ところで、上述のステップSd6において
再送回数値が閾値以上である場合には、基地局1-1はチ
ャネル切替を保留する(ステップSd7)。一方、ステ
ップSd4においてタイマを起動した無線端末1-2a
は、それから一定時間Tが経過(ステップSd8)した
後に当該チャネルにおける干渉を測定する(ステップS
d9)。
【0043】無線端末1-2aは、ステップSd9における
測定結果に基づいて干渉の有無を確認し(ステップSd
10)、干渉がなければ処理を終了する。一方ステップ
Sd10において干渉の存在が確認された場合には、ス
テップSd11において再送回数値に1を加算し、制御
チャネルCCHを用いてチャネル切替要求信号5-1を再
度送信し(ステップSd12)、図示しないタイマを起
動し直す(ステップSd13)。
【0044】ステップSd12'において、チャネル切替
要求信号5-1を受信した基地局1-1は、ステップSd1
4において他に接続されている無線端末1-2が存在する
か否かを確認し、存在しなければチャネル切替を行う。
【0045】一方ステップ14において他に接続されて
いる無線端末1-2が存在する場合には、次に再送回数値
が閾値以上であるか否かを確認する(ステップSd1
5)。ここで再送回数値が閾値未満であればチャネル切
替を保留する。なお、このチャネル切替、あるいはチャ
ネル切替保留の処理は、上述した通りである。
【0046】ステップSd15において再送回数値が閾
値以上であれば、基地局1-1はステップSd16におい
て切替先チャネルを選択し、ステップSd17において
制御チャネルCCHを用いてチャネル切替指示信号5-2
を送信する。
【0047】ステップSd17'において無線端末1-2a
はチャネル切替指示信号5-2を受信したらステップSd
18において図示しない内蔵のタイマを停止し、ステッ
プSd17''においては無線端末1-2bがチャネル切替
指示信号5-2を受信する。この後、ステップSd19、
Sd19'あるいはSd19において、無線端末1-2b、
1-2aおよび基地局1-1は各々チャネル切替を行い、処
理を終了する。
【0048】B.第2の実施の形態 本実施の形態が適用されるパケット通信網の構成は、上
述第1の実施の形態において図1を参照して説明したも
のと同一であるので、その説明は省略する。
【0049】本実施の形態において、無線パケット通信
によって利用可能なチャネルには、パケット信号が転送
される複数の通信チャネルと、制御信号が転送される複
数の制御チャネルとがある。
【0050】複数の通信チャネルは、各セル1-3〜セル
1-3(図1参照)の間で共有されており、ダイナミック
チャネル割当方法により各セル1-3、1-3・・・に割り
当てられる。
【0051】ここでは、基地局1-1が複数の通信チャネ
ルの中から任意のチャネルを選択して信号の有無を測定
し、測定したチャネルが空き通信チャネルである場合、
当該チャネルを基地局1-1と配下の無線端末1-2、1-2
・・・との間のパケットチャネルに割り当てる自律分散
型ダイナミックチャネル割当方法を用いる。ここで、基
地局1-1と配下の無線端末1-2、1-2・・・との間のデ
ータパケットの転送には、共通のパケットチャネル上で
パケット多重が用いられる。
【0052】一方、複数の制御チャネルは、隣接するセ
ル1-3とセル1-3との間で干渉が発生しないように予め
固定的に、各セル1-3、1-3・・・内に設置される各々
基地局1-1、1-1・・・に割り当てられる。
【0053】また、各無線端末1-2、1-2・・・におけ
るチャネル切替要求信号送信制御の手順は、前述の第1
の実施の形態において図2を参照して説明したものと同
一であるので、その説明は省略する。
【0054】図6は、基地局1-1におけるチャネル切替
要求信号受信時の、チャネル切替起動判定制御の手順を
示すフローチャートである。なお同図では、基地局1-1
がチャネル切替要求信号を受信した後の処理を示す。
【0055】図6に示すように、基地局1-1はまずチャ
ネル切替要求中の無線端末1-2、1-2・・・の数を、現
在接続されている無線端末1-2、1-2・・・の総数で除
して要求率を算出する(ステップSe1)。
【0056】次に閾値Aを50(%)として要求率が閾
値Aを越えているか否かを確認する(ステップSe
2)。ここで要求率が閾値A以下であれば、閾値Bを1
(回)として再送回数値が閾値B以上であるか否かを確
認する(ステップSe3)。
【0057】基地局1-1はステップSe3において、再
送回数値が閾値B未満であれば、このチャネル切替起動
判定制御を終了する。一方、ステップSe2において要
求率が閾値Aを越えているか、あるいはステップSe3
において再送回数値が閾値B以上であれば、まず基地局
1-1は切替先のチャネルを選択する(ステップSe
4)。次に選択したチャネルをチャネル切替指示信号に
よって送信し(ステップSe5)、最後にチャネルを切
替えて(ステップSe6)処理を終了する。
【0058】図7は、基地局1-1に3台の無線端末1-2
a、1-2bおよび1-2cが接続された際に、無線端末1-2a
と無線端末1-2bとが干渉した場合のチャネル切替の制
御手順を示すフローチャートである。
【0059】図7では、ステップSf1において無線端
末1-2aが干渉を検出し、ステップSf2において、再
送回数値を0とした。この後ステップSf3において制
御チャネルCCHを用いてチャネル切替要求信号7-1を
送信し、ステップSf4において図示しない内蔵タイマ
を起動する。
【0060】ステップSf3'において、チャネル切替要
求信号7-1を受信した基地局1-1は、ここで要求率を計
算する。その後ステップSf5において要求率が閾値A
を越えているか否か、ステップSf6において再送回数
値が閾値B以上であるか否かを確認する。
【0061】ステップSf5において要求値が閾値Aを
越えているか、またはステップSf6において再送回数
値が閾値B以上である場合には、基地局1-1はチャネル
切替を行うが、この処理については図6に示すステップ
Se4〜Se6に示す処理と同一であるので、その説明
は省略する。
【0062】ところで、上述のステップSf6において
再送回数値が閾値B未満である場合には、基地局1-1は
チャネル切替を保留する(ステップSf7)。一方、無
線端末1-2bはステップSf8において干渉を検出し、
ステップSf9において、再送回数値を0とした。この
後ステップSf10において制御チャネルCCHを用い
てチャネル切替要求信号7-1を送信し、ステップSf1
1において図示しない内蔵タイマを起動する。
【0063】ステップSf10'において、チャネル切替
要求信号7-1を受信した基地局1-1は、ここで再度要求
率を計算する。その後、ステップSf12において要求
率が閾値Aを越えているか否かを確認し、越えていなけ
ればチャネル切替を保留する。
【0064】ステップSf12において要求値が閾値A
を越えている場合には、基地局1-1は切替先チャネルを
選択し(ステップSf13)、制御チャネルCCHを用
いてチャネル切替指示信号7-2を送信する(ステップS
f14)。
【0065】ステップSf14'において無線端末1-2a
はチャネル切替指示信号7-2を受信したらステップSf
15において図示しない内蔵のタイマを停止し、ステッ
プSf14''においては無線端末1-2bがチャネル切替
指示信号7-2を受信して、図示しない内蔵のタイマを停
止する(ステップSf15')。さらに無線端末1-2cは
ステップSf14'''においてチャネル切替指示信号7-
2を受信する。
【0066】この後、ステップSf16、Sf16'、
Sf16''あるいはSf16'''において、基地局1-1
および無線端末1-2aないし1-2cは各々チャネル切替を
行い、処理を終了する。
【0067】C.第3の実施の形態 本実施の形態が適用されるパケット通信網の構成は、上
述第1あるいは第2の実施の形態において図1等を参照
して説明したものと同一であるので、その説明は省略す
る。
【0068】本実施の形態において、無線パケット通信
によって利用可能なチャネルには、パケット信号が転送
される複数の通信チャネルと、制御信号が転送される複
数の制御チャネルとがある。
【0069】上述の複数の通信チャネルでは、セル間で
共有されており、ダイナミックチャネル割当により各セ
ルに割り当てられる。ここでは、基地局が複数の通信チ
ャネルの中から任意のチャネルを選択して信号の有無を
測定し、測定したチャネルが空き通信チャネルである場
合、本チャネルを基地局と配下の無線端末との間のパケ
ットチャネルに割り当てる自律分散型ダイナミックチャ
ネル割当を行う。
【0070】基地局1-1と配下の無線端末1-2、1-2・
・・との間のデータパケットの転送は、共通のパケット
チャネル上でパケット多重を用いて行われる。一方、複
数の制御チャネルは、隣接するセル1-3とセル1-3との
間で干渉が発生しないように予め固定的に、各セル1-
3、1-3・・・内に設置される各々基地局1-1、1-1・
・・に割り当てられる。
【0071】図8は、本実施の形態におけるパケットチ
ャネル専用区間の設定を示すタイミングチャートであ
る。同図に示すように、基地局1-1は候補チャネル情報
を制御チャネルの報知信号8-3により周期的に報知す
る。無線端末1-2a、1-2bは、報知信号を周期的に受信
して、候補チャネル情報をメモリに記憶し、候補チャネ
ル上でパケット送信する。
【0072】基地局1-1は、基地局1-1から無線端末1
-2a、1-2bへの下りパケットの送信要求、または無線端
末1-2a、1-2bから基地局1-1への上りパケット8-2を
受信したとき、候補チャネル上にパケットチャネル専用
区間8-1を設定する。
【0073】基地局1-1は、連続無伝送時間を計測する
タイマを有しており、パケットの送受信時にタイマをリ
セットしてリスタートする。このタイマが予め設定され
る所定の時間を越えたときパケットチャネル専用区間を
解放する。
【0074】本実施の形態の制御により、パケット転送
が頻繁に行われているときにはパケットチャネル専用区
間が継続して設定され、一定期間パケット転送がないと
きにはパケットチャネル専用区間が解放される。このた
め、パケットの生起パターンに応じたパケットチャネル
専用区間の設定が可能となる。
【0075】無線端末1-2a、1-2bにおけるチャネル切
替要求信号送信の制御手順は、図2に示すフローチャー
トと同一である。但し、干渉検出はパケットチャネル専
用区間の設定有りのとき、または設定なしで且つデータ
パケット送信要求ありのとき候補チャネル上で行う。ま
た、チャネル切替要求信号には無線端末1-2a、1-2bが
持つ候補チャネル情報と再送回数値を付与する。
【0076】図9は、基地局1-1におけるチャネル切替
要求信号受信時のチャネル切替起動判定の制御手順を示
すフローチャートである。なお同図では、基地局1-1が
チャネル切替要求信号を受信した後の処理を示す。
【0077】図9に示すように、基地局1-1はまずチャ
ネル切替要求信号内の候補チャネル情報が基地局1-1の
ものと一致するか否かを確認し(ステップSg1)、一
致しない場合にはチャネル切替を行わずに処理を終了す
る。
【0078】ステップSg1において両者が一致すると
きには、現在、パケットチャネル専用区間を設定してい
るか否かを確認し(ステップSg2)、設定していれば
次に、他に接続されている無線端末1-2、1-2・・・が
存在するか否かを確認し(ステップSg3)、存在すれ
ばさらに再送回数値が予め設定される閾値(本実施の形
態では1回)以上であるか否かを確認する(ステップS
g4)。
【0079】上述のステップSg4において、再送回数
値が閾値未満であれば、基地局1-1はチャネル切替を行
わずに処理を終了する。一方、ステップSg2でパケッ
トチャネル専用区間が設定されていないか、ステップS
g3で接続されている無線端末1-2が存在しないか、ま
たはステップSg4で再送回数値が閾値以上であった場
合には、基地局はまず切替先チャネルを選択する(ステ
ップSg5)。
【0080】次に基地局1-1はチャネル切替指示信号を
送信し(ステップSg6)、この後チャネルを切り替え
て(Sg7)チャネル切替要求信号受信時のチャネル切
替起動判定制御の処理を終了する。
【0081】図10は、パケットチャネル専用区間を設
定していないときに、無線端末1-2が干渉を検出した場
合のチャネル切替の制御手順を示すフローチャートであ
る。このとき、チャネル切替要求信号内の候補チャネル
情報は、基地局1-1に一致しているものとする。
【0082】同図に示すように、ステップSh1におい
て干渉を検出した無線端末1-2は、ステップSh2にお
いて再送回数値を0にし、制御チャネルCCHを用いて
チャネル切替要求信号10-1を送信した(ステップSh
3)後、図示しないタイマを起動する(ステップSh
4)。
【0083】ステップSh3'においてチャネル切替要
求信号を受信した基地局1-1は、ステップSh5におい
てチャネル切替要求信号内の候補チャネル情報が基地局
1-1のものと一致しているか否かを確認し、一致してい
なければチャネル切替を保留する。
【0084】ステップSh5において候補チャネル情報
が一致している場合には、次に基地局1-1は、現在、パ
ケットチャネル専用区間が設定されているか否かを確認
し(ステップSh6)、設定されていれば当該パケット
接続の評価ならびに監視をする。
【0085】ステップSh6においてパケットチャネル
専用区間が設定されていない場合には、基地局1-1は通
信チャネル上でのパケット通信を終了して切替先チャネ
ルを選択し(ステップSh7)、この後に制御チャネル
CCHを用いてチャネル切替指示信号10-2を送信し、
選択した切替先チャネルを配下の全ての無線端末1-2、
1-2・・・に報知する(ステップSh8)。
【0086】ステップSh8'においてチャネル切替指
示信号10-2を受信した無線端末1-2はステップSh9
において図示しない内蔵のタイマを停止し、この後ステ
ップSh10およびSh10'において、各々無線端末1
-2あるいは基地局1-1はチャネルを切り替え、通信を再
開する。
【0087】図11は、パケットチャネル専用区間を設
定しているときに、無線端末1-2aが干渉を検出した場
合のチャネル切替の制御手順を示すフローチャートであ
る。このとき、チャネル切替要求信号内の候補チャネル
情報は、基地局1-1に一致しているものとする。
【0088】同図に示すように、ステップSi1におい
て干渉を検出した無線端末1-2aは、ステップSi2に
おいて再送回数値を0として制御チャネルCCHを用い
てチャネル切替要求信号11-1を送信し(ステップSi
3)、図示しないタイマを起動する(ステップSi
4)。
【0089】ステップSi3'において、チャネル切替要
求信号11-1を受信した基地局1-1は、チャネル切替要
求信号内の候補チャネル情報が基地局1-1のものと一致
しているか否かを確認し(ステップSi5)、一致して
いなければチャネル切替を保留する。
【0090】ステップSi5において両者が一致してい
る場合には、現在、パケットチャネル専用区間が設定さ
れているか否かを確認し(ステップSi6)、設定され
ていればさらに、他に接続中の無線端末1-2、1-2・・
・が存在するか否かを確認し(ステップSi7)、存在
すれば再送回数値が閾値以上であるか否かを確認する
(ステップSi8)。
【0091】ステップSi6においてパケットチャネル
専用区間が設定されていないか、ステップSi7におい
て接続中の無線端末1-2が存在しないか、あるいはステ
ップSi8において再送回数値が閾値以上である場合に
は、基地局1-1はチャネル切替を行う。この処理につい
ては図9に示すステップSg5〜Sg7に示す処理と同
一であるので、その説明は省略する。
【0092】一方、ステップSi8において再送回数値
が閾値未満であった場合には、基地局1-1はチャネル切
替を保留する(ステップSi9)。
【0093】上述のステップSi4においてタイマを起
動した無線端末1-2aは、それから一定時間Tが経過(ス
テップSi10)した後に当該チャネルにおける干渉を
測定する(ステップSi11)。
【0094】無線端末1-2aは、ステップSi11におけ
る測定結果に基づいて干渉の有無を確認し(ステップS
i21)、干渉がなければ処理を終了する。一方ステッ
プSi12において干渉の存在が確認された場合には、
ステップSi13において再送回数値に1を加算し、制
御チャネルCCHを用いてチャネル切替要求信号11-1
を再度送信し(ステップSi14)、図示しないタイマ
を起動し直す(ステップSi15)。
【0095】ステップSi14'においてチャネル切替
要求信号11-1を受信した基地局1-1は、チャネル切替
要求信号内の候補チャネル情報が基地局1-1のものと一
致しているか否かを確認し(ステップSi15)、一致
していなければチャネル切替を保留する。
【0096】ステップSi15において両者が一致して
いる場合には、現在、パケットチャネル専用区間が設定
されているか否かを確認し(ステップSi16)、設定
されていればさらに、他に接続中の無線端末1-2、1-2
・・・が存在するか否かを確認し(ステップSi1
7)、存在すれば再送回数値が閾値以上であるか否かを
確認する(ステップSi18)。
【0097】ステップSi16においてパケットチャネ
ル専用区間が設定されていないか、あるいはステップS
i17において接続中の無線端末1-2が存在しない場合
には、基地局1-1はチャネル切替を行う。また、ステッ
プSi18において再送回数値が閾値未満である場合に
は、基地局1-1はチャネル切替を保留する。
【0098】一方、ステップSi18において再送回数
値が閾値以上であった場合には、基地局1-1は切替先チ
ャネルを選択し(ステップSi19)、制御チャネルC
CHを用いてチャネル切替指示信号11-2を送信する
(ステップSi20)。
【0099】ステップSi20'において、チャネル切替
指示信号11-2を受信した無線端末11-2aはステップ
Si21において図示しないタイマを停止し、また無線
端末1-2bはステップSi20''においてチャネル切替
指示信号11-2を受信する。
【0100】この後、ステップSi22、Si22'およ
びSi22''において、各々基地局1-1、無線端末1-2
aあるいは1-2bはチャネルを切り替え、チャネル切替の
制御を終了する。
【0101】図12は、パケットチャネル専用区間を設
定していないときに、無線端末1-2が干渉を検出した場
合の、チャネル切替の制御手順を示すフローチャートで
ある。同図に示すように、ステップSj1において干渉
を検出した無線端末1-2は、再送回数値を0にした(ス
テップSj2)後制御チャネルCCHを用いてチャネル
切替要求信号12-1を送信し(ステップSj3)、図示
しない内蔵のタイマを起動する(ステップSj4)。
【0102】ステップSj3'において、チャネル切替要
求信号12-1を受信した基地局1-1は、ステップSj5
においてチャネル切替要求信号12-1内の候補チャネル
情報が基地局1-1のものと一致しているか否かを確認
し、一致していればパケットチャネル専用区間の有無の
確認に移る。
【0103】一方、ステップSj5において両者が一致
していなければ、基地局1-1はチャネル切替を保留する
(ステップSj6)が、このとき制御信号CCHを用い
て報知信号12-2を送信する(ステップSj7)。
【0104】ステップSj7'において報知信号12-2
を受信した無線端末1-2は、この報知信号12-2に基づ
いて切替候補チャネル情報を更新する。
【0105】D.第4の実施の形態 本実施の形態が適用されるパケット通信網の構成は、上
述第1ないし第3の実施の形態において図1等を参照し
て説明したものと同一であるので、その説明は省略す
る。
【0106】本実施の形態において、無線パケット通信
によって利用可能なチャネルには、パケット信号が転送
される複数の通信チャネルと、制御信号が転送される複
数の制御チャネルとがある。
【0107】上述の複数の通信チャネルでは、セル間で
共有されており、ダイナミックチャネル割当により各セ
ルに割り当てられる。ここでは、基地局が複数の通信チ
ャネルの中から任意のチャネルを選択して信号の有無を
測定し、測定したチャネルが空き通信チャネルである場
合、本チャネルを基地局と配下の無線端末との間のパケ
ットチャネルに割り当てる自律分散型ダイナミックチャ
ネル割当を行う。
【0108】基地局1-1と配下の無線端末1-2、1-2・
・・との間のデータパケットの転送は、共通のパケット
チャネル上でパケット多重を用いて行われる。一方、複
数の制御チャネルは、隣接するセル1-3とセル1-3との
間で干渉が発生しないように予め固定的に、各セル1-
3、1-3・・・内に設置される各々基地局1-1、1-1・
・・に割り当てられる。
【0109】上述のパケットチャネルの専用区間の設定
のタイミングチャートは図8に示すものと同様であるの
で、その説明は省略する。また、無線端末1-2における
チャネル切替要求信号送信の制御手順は、図2に示すフ
ローチャートと同一である。ただし、干渉検出はパケッ
トチャネル専用区間の設定がなされているときか、また
は設定されていなく且つデータパケットの送信要求がさ
れているときに候補チャネル上で行う。また、チャネル
切替要求信号には無線端末1-2が持つ候補チャネル情報
と再送回数値とが付与される。
【0110】図13は、基地局1-1におけるチャネル切
替要求信号受信時のチャネル切替起動判定の制御手順を
示すフローチャートである。なお同図においては、基地
局1-1がチャネル切替要求信号を受信した後の処理を示
す。
【0111】同図に示すように、ステップSk1におい
て基地局1-1は、チャネル切替要求信号内の候補チャネ
ル情報が基地局1-1のものと一致するか否かを確認し
て、一致しない場合にはチャネル切替を行わずに処理を
終了する。
【0112】ステップSk1において両者が一致すると
きには、現在、パケットチャネル専用区間が設定されて
いるか否かを確認する(ステップSk2)。ここで、パ
ケットチャネル専用区間が設定されていない場合には、
基地局1-1は切替先チャネルを選択し(ステップSk
3)、チャネル切替指示信号を送信した(ステップSk
4)後、チャネルを切り替え(ステップSk5)て処理
を終了する。
【0113】一方ステップSk2においてパケットチャ
ネル専用区間が設定されている場合には、基地局1-1は
ステップSk6においてチャネル切替要求中の無線端末
1-2、1-2・・・の数を接続中の無線端末1-2、1-2・
・・の総数で除して要求率を算出する。
【0114】この後、基地局1-1は要求率が閾値A(本
実施の形態では50%)を越えているか否かを確認し
(ステップSk7)、越えていれば上述のステップSk
3の処理に移る。
【0115】ステップSk7において要求率が閾値A以
下である場合にはステップSk8において再送回数値が
閾値B(本実施の形態では1回)以上であるか否かを確
認し、再送回数値が閾値B以上であればステップSk3
の処理に移り、一方再送回数値が閾値B未満であれはチ
ャネル切り替えを行わないで処理を終了する。
【0116】E.第5の実施の形態 本実施の形態が適用されるパケット通信網の構成は、上
述第1ないし第3の実施の形態において図1等を参照し
て説明したものと同一であるので、その説明は省略す
る。
【0117】本実施の形態において、無線パケット通信
によって利用可能なチャネルには、パケット信号が転送
される複数の通信チャネルと、制御信号が転送される複
数の制御チャネルとがある。
【0118】上述の複数の通信チャネルでは、セル間で
共有されており、ダイナミックチャネル割当により各セ
ルに割り当てられる。ここでは、基地局が複数の通信チ
ャネルの中から任意のチャネルを選択して信号の有無を
測定し、測定したチャネルが空き通信チャネルである場
合、本チャネルを基地局と配下の無線端末との間のパケ
ットチャネルに割り当てる自律分散型ダイナミックチャ
ネル割当を行う。
【0119】基地局1-1と配下の無線端末1-2、1-2・
・・との間のデータパケットの転送は、共通のパケット
チャネル上でパケット多重を用いて行われる。一方、複
数の制御チャネルは、隣接するセル1-3とセル1-3との
間で干渉が発生しないように予め固定的に、各セル1-
3、1-3・・・内に設置される各々基地局1-1、1-1・
・・に割り当てられる。無線端末1-2におけるチャネル
切替要求信号送信の制御手順は、図2に示すフローチャ
ートと同一である。
【0120】図14は、基地局1-1におけるチャネル切
替要求信号受信時のチャネル切替起動判定の制御手順を
示すフローチャートである。なお同図においては、基地
局1-1がチャネル切替要求信号を受信した後の処理を示
す。
【0121】同図に示すように、ステップSl1におい
て基地局1-1は、他の無線端末1−2からのパケットを
受信中か否かを確認し、受信中でなければ次に他の無線
端末1−2へデータパケットを送信中か否かを確認する
(ステップSl2)。
【0122】ステップSl2において他の無線端末1-2
へデータパケットを送信中でなければ、基地局1-1は切
替先チャネルを選択し(ステップSl3)、チャネル切
替指示信号を送信した(ステップSl4)後にチャネル
を切り替えて(ステップSl5)、処理を終了する。
【0123】ステップSl1において他の無線端末1-2
からのデータパケットを受信中であれば、基地局1-1は
ステップSl6において当該無線端末1-2からのデータ
パケットを継続して受信する。また、ステップSl7に
おいてデータパケットの受信を完了したか否かを確認
し、完了していなければステップSl6に戻り繰り返し
データパケットを受信する。またデータパケットの受信
が完了したならばステップSl2の処理に移る。
【0124】またステップSl2において他の無線端末
1-2へデータパケットを送信中であれば、基地局1-1は
ステップSl8において当該無線端末1-2へデータパケ
ットを継続して送信する。この後ステップSl9におい
てデータパケットの送信を完了したか否かを確認し、完
了していなければステップSl8に戻り繰り返しデータ
パケットを送信する。またデータパケットの送信が完了
したならばステップSl3の処理に移る。
【0125】図15は、無線端末1-2が干渉を検出した
ときに、基地局1-1が他の無線端末1-2からのデータパ
ケットを受信中である場合のチャネル切替のタイミング
チャートである。また図16は、無線端末1-2が干渉を
検出したときに、基地局1-1が他の無線端末1-2からの
データパケットを受信中である場合のチャネル切替の制
御手順を示すフローチャートである。
【0126】図15および図16に示すように、ステッ
プSm1において無線端末1-2aはデータパケット(1
4-1)の送信を開始し、これに対して基地局1-1がデー
タパケットの受信を開始する(ステップSm1')。
【0127】無線端末1-2bは、ステップSm2において
干渉を検出するとステップSm3において再送回数値を
0とし、ステップSm4において制御チャネルCCHを
用いてチャネル切替要求信号15-1(14-2)を送信し
て図示しない内蔵のタイマを起動する(ステップSm
5)。
【0128】ステップSm4'において、チャネル切替要
求信号15-1を受信した基地局1-1はデータパケットの
受信が完了するまでチャネル切替を保留する(ステップ
Sm6)。
【0129】ステップSm1において、データパケット
の送信を開始した無線端末1-2aはステップSm7にお
いてその送信を完了する。即ちステップSm7'におい
て、基地局1-1によるデータパケットの受信が完了す
る。
【0130】そこで基地局1-1はステップSm8におい
て切替先チャネルを選択して、ステップSm9において
制御チャネルCCHを用いてチャネル切替指示信号15
-2(14-3)を送信する。
【0131】無線端末1-2aはステップSm9'において
チャネル切替指示信号15-2を受信し、無線端末1-2bは
ステップSm9''においてチャネル切替指示信号15-2
を受信する。そこで無線端末1-2bは、ステップSm10
において内蔵のタイマを停止する。この後ステップSm
11、Sm11'およびSm11''において各々基地局
1-1、無線端末1-2aあるいは1-2bはチャネルを切り替
え、処理を終了する。
【0132】以上のように本発明の各実施の形態では、
チャネル切替の起動タイミングを適切に制御することに
より、良好な通信中のチャネル切替の発生による通信の
瞬断を最小限にとどめると共に、チャネル切替の頻繁な
発生に伴う制御信号のトラヒック増加と制御遅延の増加
を防止する。
【0133】また、基地局がパケットの生起パターンに
応じてパケットチャネル専用区間を断続的に設定する無
線パケット通信において、無線端末が持つ候補チャネル
情報が基地局に一致しないときのチャネル切替の誤起動
を防止する。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、チャネル切替の起動タイミングを適切に制御するこ
とにより、良好な通信中のチャネル切替の発生による通
信の瞬断を最小限にとどめると共に、チャネル切替の頻
繁な発生に伴う制御信号のトラヒック増加と制御遅延の
増加を防止できる無線パケットチャネル切替方法が実現
可能であるという効果が得られる。
【0135】また、基地局がパケットの生起パターンに
応じてパケットチャネル専用区間を断続的に設定する無
線パケット通信において、無線端末が持つ候補チャネル
情報が基地局に一致しないときのチャネル切替の誤起動
を防止できる無線パケットチャネル切替方法が実現可能
であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる無線パケッ
トチャネル切替方法が適用される無線パケット通信網の
構成を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す無線端末1-2におけるチャネル切替
要求信号送信制御の手順を示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態の基地局1-1におけるチャネル切
替要求信号受信時の、チャネル切替起動判定制御の手順
を示すフローチャートである。
【図4】同実施の形態において基地局1-1と無線端末1
-2とが1対1で接続されている場合に、無線端末1-1が
干渉を検出した場合のチャネル切替の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】同実施の形態において基地局1-1に2台の無線
端末1-2a、1-2bが接続された際に、無線端末1-2aが干
渉した場合のチャネル切替の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる基地局1-1
におけるチャネル切替要求信号受信時の、チャネル切替
起動判定制御の手順を示すフローチャートである。
【図7】同実施の形態において基地局1-1に3台の無線
端末1-2a、1-2bおよび1-2cが接続された際に、無線端
末1-2aと無線端末1-2bとが干渉した場合のチャネル切
替の制御手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態においてパケットチ
ャネル専用区間の設定を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】同実施の形態において基地局1-1におけるチャ
ネル切替要求信号受信時のチャネル切替起動判定の制御
手順を示すフローチャートである。
【図10】同実施の形態においてパケットチャネル専用
区間を設定していないときに、無線端末1-2が干渉を検
出した場合のチャネル切替の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】同実施の形態においてパケットチャネル専用
区間を設定しているときに、無線端末1-2aが干渉を検
出した場合の、チャネル切替の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】同実施の形態においてパケットチャネル専用
区間を設定していないときに、無線端末1-2が干渉を検
出した場合のチャネル切替の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】本発明の第4の実施の形態にかかる基地局1
-1におけるチャネル切替要求信号受信時のチャネル切替
起動判定の制御手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施の形態にかかる基地局1
-1におけるチャネル切替要求信号受信時のチャネル切替
起動判定の制御手順を示すフローチャートである。
【図15】同実施の形態において無線端末1-2が干渉を
検出したときに、基地局1-1が他の無線端末1-2からの
データパケットを受信中である場合のチャネル切替のタ
イミングチャートである。
【図16】同実施の形態において無線端末1-2が干渉を
検出したときに、基地局1-1が他の無線端末1-2からの
データパケットを受信中である場合のチャネル切替の制
御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1-1 基地局 1-2、1-2a、1-2b、1-2c 無線端末 1-3 セル 4-1、5-1、7-1、10-1 チャネル切替要求信号 11-1、12-1、14-2、15-1 チャネル切替要求信
号 4-2、5-2、7-2、10-2 チャネル切替指示信号 11-2、12-2、14-3、15-2 チャネル切替指示信
号 8-3 報知信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット網を構成する複数の基地局は各
    々複数の無線チャネルを用いて、前記複数の基地局の各
    々が有する固有の通信領域に存在する複数の無線端末と
    の間で通信回線を設定し、 前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末との間のパ
    ケット通信は前記複数の無線チャネル中の共通のパケッ
    トチャネルを用いて行い、 前記無線端末は前記パケット通信中に前記通信領域間に
    おける干渉を検出したとき、(1)対応する前記基地局
    に対してチャネル切替要求信号を送信し、(2)前記チ
    ャネル切替要求信号送信後、一定時間経過してもチャネ
    ル切替が行われず且つ干渉の検出が継続している場合に
    は前記チャネル切替要求信号を再送し、当該再送信号に
    は再送回数を付与し、(3)前記干渉が解消した場合に
    はチャネル切替要求信号の送信を終了し、前記基地局は
    前記チャネル切替要求信号を受信したとき、(4)他に
    接続中の前記無線端末が存在しないとき、あるいは他に
    接続中の前記無線端末が存在し且つ前記チャネル切替要
    求信号の前記再送回数が所定の閾値以上であるときには
    チャネル切替を行い、(5)他に接続中の前記無線端末
    が存在し且つ前記チャネル切替要求信号の前記再送回数
    が前記所定の閾値未満であるときにはチャネル切替を行
    わないことを特徴とする無線パケットチャネル切替方
    法。
  2. 【請求項2】 パケット網を構成する複数の基地局は各
    々複数の無線チャネルを用いて、前記複数の基地局の各
    々が有する固有の通信領域に存在する複数の無線端末と
    の間で通信回線を設定し、 前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末との間のパ
    ケット通信は前記複数の無線チャネル中の共通のパケッ
    トチャネルを用いて行い、 前記無線端末は前記パケット通信中に前記通信領域間に
    おける干渉を検出したとき、(1)対応する前記基地局
    に対してチャネル切替要求信号を送信し、(2)前記チ
    ャネル切替要求信号送信後、一定時間経過してもチャネ
    ル切替が行われず且つ干渉の検出が継続している場合に
    は前記チャネル切替要求信号の再送回数値を加算して前
    記再送回数値を含む前記チャネル切替要求信号を再送
    し、(3)前記干渉が解消した場合にはチャネル切替要
    求信号の送信を終了し、 前記基地局は前記チャネル切替要求信号を受信したと
    き、(4)前記通信回線接続中の前記無線端末の総数に
    対する前記チャネル切替信号を送信している前記無線端
    末数の比率が閾値Aを越えたとき、または、前記比率が
    前記閾値Aを越えず且つ前記再送回数が閾値B以上であ
    るときにはチャネル切替を行い、(5)前記比率が前記
    閾値Aを越えず且つ前記再送回数が前記閾値B未満であ
    るときにはチャネル切替を行わないことを特徴とする無
    線パケットチャネル切替方法。
  3. 【請求項3】 パケット網を構成する複数の基地局は各
    々複数の無線チャネルを用いて、前記複数の基地局の各
    々が有する固有の通信領域に存在する複数の無線端末と
    の間で通信回線を設定し、 前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末との間のパ
    ケット通信は前記複数の無線チャネル中の共通のパケッ
    トチャネルを用いて行い、 前記複数の基地局の各々は前記無線端末との間のパケッ
    トの生起パターンに応じて前記複数の無線チャネルの何
    れかを前記パケット通信用に割り当てるパケットチャネ
    ル専用区間を断続的に設定することで、前記パケットチ
    ャネル専用区間内の一部あるいは全ての前記無線チャネ
    ルを前記パケットチャネルとし、 前記基地局は、(1)前記パケットチャネル専用区間の
    有無にかかわらず、当該通信領域における前記パケット
    チャネルとして使用可能な候補チャネルの番号と前記パ
    ケットチャネル専用区間の設定の有無情報と有するパケ
    ットチャネル情報を報知信号を用いて当該通信領域内に
    存在する全ての前記無線端末に報知し、 前記無線端末は、(2)前記報知信号を受信して前記候
    補チャネル情報を記憶装置に保持し、前記報知信号で指
    定された前記候補チャネルを用いてデータパケットを送
    信し、(3)前記パケットチャネル専用区間が設定され
    ているとき、または設定されておらず且つ送信中の前記
    データパケットが存在するとき、前記候補チャネル上で
    の干渉検出を行い、(4)前記パケット通信中に前記前
    記通信領域間における干渉を検出したときは、対応する
    前記基地局に前記チャネル切替要求信号を送信し、
    (5)前記チャネル切替要求信号送信後、一定時間経過
    してもチャネル切替が行われず且つ干渉の検出が継続し
    ている場合には前記チャネル切替要求信号を再送し、当
    該再送信号には再送回数を付与し、(6)前記干渉が解
    消した場合にはチャネル切替要求信号の送信を終了し、 前記基地局は前記チャネル切替要求信号を受信したと
    き、(7)前記チャネル切替要求信号内の前記候補チャ
    ネル情報と前記基地局が持つ最新の前記候補チャネル情
    報とが一致しないときは、前記チャネル切替を行わず、
    (8)両番号が一致し且つ前記パケットチャネル専用区
    間が設定されていない場合あるいは、前記パケットチャ
    ネル専用区間が設定され且つ接続中の前記無線端末が存
    在しない場合あるいは、前記パケットチャネル専用区間
    が設定され且つ接続中の前記無線端末が存在し且つ前記
    再送回数が所定の閾値以上であるときはチャネル切替を
    行い、(9)前記パケットチャネル専用区間が設定され
    且つ接続中の前記無線端末が存在し且つ前記再送回数が
    前記所定の閾値未満であるときにはチャネル切替を行わ
    ないことを特徴とする無線パケットチャネル切替方法。
  4. 【請求項4】 パケット網を構成する複数の基地局は各
    々複数の無線チャネルを用いて、前記複数の基地局の各
    々が有する固有の通信領域に存在する複数の無線端末と
    の間で通信回線を設定し、 前記基地局と当該通信領域内の前記無線端末との間のパ
    ケット通信は前記複数の無線チャネル中の共通のパケッ
    トチャネルを用いて行い、 前記複数の基地局の各々は前記無線端末との間のパケッ
    トの生起パターンに応じて前記複数の無線チャネルの何
    れかを前記パケット通信用に割り当てるパケットチャネ
    ル専用区間を断続的に設定することで、前記パケットチ
    ャネル専用区間内の一部あるいは全ての前記無線チャネ
    ルを前記パケットチャネルとし、 前記基地局は、(1)前記パケットチャネル専用区間の
    有無にかかわらず、当該通信領域における前記パケット
    チャネルとして使用可能な候補チャネルの番号と前記パ
    ケットチャネル専用区間の設定の有無情報と有するパケ
    ットチャネル情報を報知信号を用いて当該通信領域内に
    存在する全ての前記無線端末に報知し、 前記無線端末は、(2)前記報知信号を受信して前記候
    補チャネル情報を記憶装置に保持し、前記報知信号で指
    定された前記候補チャネルを用いてデータパケットを送
    信し、(3)前記パケットチャネル専用区間が設定され
    ているとき、または設定されておらず且つ送信中の前記
    データパケットが存在するとき、前記候補チャネル上で
    の干渉検出を行い、(4)前記パケット通信中に前記通
    信領域間における干渉を検出したときは、対応する前記
    基地局に前記チャネル切替要求信号を送信し、(5)前
    記チャネル切替要求信号送信後、一定時間経過してもチ
    ャネル切替が行われず且つ干渉の検出が継続している場
    合には前記チャネル切替要求信号を再送し、当該再送信
    号に再送回数を付与し、(6)前記干渉が解消した場合
    にはチャネル切替要求信号の送信を終了し、 前記基地局は前記チャネル切替要求信号を受信したと
    き、(7)前記チャネル切替要求信号内の前記候補チャ
    ネル情報と前記基地局が持つ最新の前記候補チャネル情
    報とが一致しないときは、前記チャネル切替を行わず、
    (8)両番号が一致し且つ前記パケットチャネル専用区
    間が設定されていない場合あるいは、前記パケットチャ
    ネル専用区間が設定され且つ前記通信回線接続中の前記
    無線端末の総数に対する前記チャネル切替信号を送信し
    ている前記無線端末数の比率が閾値Aを越えたとき、ま
    たは前記比率が前記閾値Aを越えず且つ前記再送回数が
    閾値B以上であるときにはチャネル切替を行い、(9)
    前記比率が前記閾値Aを越えず且つ前記再送回数が前記
    閾値B未満であるときにはチャネル切替を行わないこと
    を特徴とする無線パケットチャネル切替方法。
  5. 【請求項5】 前記基地局は前記チャネル切替を行う
    際、 前記パケットチャネルにおいてデータパケットを送信中
    または受信中の場合はチャネル切替を保留し、 前記データパケットの送信完了後ならびに受信完了後に
    チャネル切替を行うことを特徴とする請求項1ないし請
    求項4の何れかに記載の無線パケットチャネル切替方
    法。
JP7268897A 1995-10-17 1995-10-17 無線パケットチャネル切替方法 Pending JPH09116484A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019755A1 (fr) * 1998-09-30 2000-04-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Systeme de communication radio amrt; station de base et stations d'abonnes pour communication radio
JP2012235506A (ja) * 2006-07-27 2012-11-29 Panasonic Corp 無線通信装置

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