JPH09116315A - 超高周波共振装置 - Google Patents

超高周波共振装置

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JPH09116315A
JPH09116315A JP27301895A JP27301895A JPH09116315A JP H09116315 A JPH09116315 A JP H09116315A JP 27301895 A JP27301895 A JP 27301895A JP 27301895 A JP27301895 A JP 27301895A JP H09116315 A JPH09116315 A JP H09116315A
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JP
Japan
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resonator
coaxial line
coupling
high frequency
resonance device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27301895A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Hanaka
充紀 花香
Haruki Nishida
治樹 西田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はマイクロ波帯ないしミリ波帯におけ
る周波数計、フィルタなどに適用するに好適な超高周波
共振装置に関し、同軸線路と共振器との結合を可変させ
ることにより中心周波数、および、または周波数帯域を
変化させること。 【解決手段】 共振器26と、該共振器との結合用ルー
プ37を先端にそなえる同軸線路32と、上記同軸線路
の外部導体36を軸方向スライド可能に嵌合保持し先端
に楔状のテーパを有する割りスリーブ65と、上記割り
スリーブを軸方向背面側端面から押し付け上記同軸線路
32の外部導体36周囲を圧接させることで上記共振器
周囲の筐体本体23に同軸線路を位置固定させるねじ部
材3と、からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯ない
しミリ波帯における周波数計、フィルタなどに適用する
に好適な超高周波共振装置に関する。
【0002】超高周波共振装置は、共振の中心周波数
や、その中心周波数に対する周波数帯域幅などが固定さ
れているために、たとえば、周波数帯域幅を所望とする
帯域幅に変更させることができないことから,このよう
な、中心周波数、および、または周波数帯域幅を、適宜
任意に変化させることのできることが望ましい。
【0003】
【従来の技術】図18の、図(a)の一部破断の平面
図、図(b)の側面図、に示されるように、従来の超高
周波共振装置は1、立方体状の金属でなり、中心部に上
面が開口した平面視円形の凹所空洞2の形成された筐体
本体3の両側に対向するようにして、同軸線路挿入用の
貫通孔4が設けられ、空洞2の内部中央底部には石英ガ
ラス5を介して円柱状の誘電体共振器6が接着などの手
段により取り付け固定され、空洞2の上面開口を塞ぐよ
うに蓋体7が被せられ、ねじ8で取り付けられている。
【0004】筐体本体3の両側面の貫通孔4には、外部
側にジヤック型の同軸コネクタ11を有する同軸線路1
2が挿入され、同軸コネクタ11のフランジ13に、ね
じ14を適用して筐体本体3に取り付け固定されるよう
になっている。
【0005】同軸線路12の先端部には中心導体15と
外部導体16とを接続するように、結合用ループ17が
突出形成されており、結合用ループ17は筐体本体3の
空洞2内部に位置され、誘電体共振器6に接近して磁界
結合し得るように構成されているが、結合強度を最大に
するには結合用ループの向きを磁力線と平行になる様に
する。
【0006】このような構成の超高周波共振装置1は、
誘電体共振器6の共振周波数にもとづき、一方の同軸線
路12を超高周波帯の入力側とし、他方の同軸線路12
を所定の超高周波帯域の出力側とする、誘電体フィルタ
としての機能を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の超高周波
共振装置1によると、同軸線路12は筐体本体3に対し
て、同軸コネクタ11のフランジ13部分によって、ね
じ14で取り付け固定されており、相互の位置関係は不
動に規定されるようになっている。
【0008】したがって、誘電体共振器6との結合強度
を所望の値とするためには、結合用ループの形状を変更
させるのであるが、突出量や位置を調整するためには、
同軸線路12を取り外し、取り換えることを繰り返し行
なうことが必要である。
【0009】以上のような構成にもとづき、超高周波共
振装置1の中心周波数、周波数帯域などの特性が固定さ
れることから、わずかでも特性を変更するような要求に
対しては、誘電体共振器6自体を新規に手配しなければ
ならない。このようなことは、帯域幅などを最適状態に
調整しようとするような要求に対しても、同様なことで
ある。
【0010】以上のような従来技術にかんがみて、本発
明は同軸線路と共振器との結合関係の状態を可変させる
ことにより中心周波数、および、または周波数帯域を変
化させ得る超高周波共振装置の提供を、発明の課題とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段の構成要旨であるところの、第1の手段及
び第6の手段によると、共振器と、該共振器との結合用
ループを先端にそなえる同軸線路と、上記同軸線路の外
部導体を軸方向スライド可能に嵌合保持し先端に楔状の
テーパを有する割りスリーブと、上記割りスリーブを軸
方向背面側端面から押し付け上記同軸線路の外部導体周
囲を圧接させることで上記共振器周囲の筐体本体に同軸
線路を位置固定させるねじ部材と、からなる超高周波共
振装置である。
【0012】上記、第1の手段及び第6の手段による
と、結合用ループの位置を共振器に対して自在に遠近さ
せることができ、任意所望位置において、ねじ部材の締
めつけにより位置固定させることができるから、接近位
置とさせることで該結合用ループと該共振器との間の結
合強度を強くして、周波数帯域幅を広帯域とすることが
でき、離間位置とさせることで、結合強度を弱くして狭
帯域とすることができる。割りスリーブの締めつけによ
りテーパ先端による電気的接続位置が一定となることか
ら、同軸線路の外部導体接地接続位置が確実にして安定
接続状態が得られる。また、結合用ループの位置を外部
から確認することも可能である。
【0013】第2の手段及び第7の手段によると、共振
器と、該共振器との結合用ループを先端にそなえるとと
もに共振器外部の筐体本体面に接して回動可能なフラン
ジをそなえる同軸線路と、からなり、上記同軸線路の中
心に対して任意所望角度回動させた状態位置にねじで締
めつけ固定させる超高周波共振装置である。
【0014】上記、第2の手段及び第7の手段による
と、結合用ループの位置を中心軸に対して適宜角度範囲
内において自在に回動させることができるので、回動に
よって結合用ループと共振器間の結合強度が変化し、任
意所望位置において、ねじで締めつけ位置固定させるこ
とができるから、結合度の調整が可能である。また、フ
ランジの位置姿勢を確認することで回動角度位置を確認
することも可能である。
【0015】第3の手段によると、同軸線路の外部導体
先端が軸方向のスリットによって半径方向に弾性拡張さ
れ該弾性力によって先端部分が共振器周囲の筐体本体の
同軸線路挿入孔の壁面に弾性接触されることが、第2の
手段及び第7の手段に組み合わせ適用され得る超高周波
共振装置である。
【0016】上記、第3の手段によると、同軸線路の外
部導体先端が、同軸線路挿入孔壁面に確実に弾性接触さ
れることから、同軸線路の回動によっても接触位置の変
化が生じることなく、同軸線路の外部導体接地接続位置
が確実にして安定接続状態が得られる。
【0017】第4の手段によると、結合用ループが周囲
方向角度90°位置にそれぞれ設けられてなることが第
1の手段及び第6の手段に組み合わせ適用され得る超高
周波共振装置である。
【0018】ここで、結合用ループの面を共振器、例え
ば、誘電体共振器の磁力線に平行にもうけると、結合用
ループと誘電体共振器との間の磁界に対する結合強度が
最大となり、垂直にすると結合強度は0となる。そこ
で、互いに直交する2つの結合用ループをもうけ、これ
らの結合用ループの出力を合成すれば、結合用ループと
磁力線との角度に関係なく一定の結合出力が取り出せ
る。
【0019】一方、上記、第4の手段によると、結合用
ループを周囲方向角度90°位置にそれぞれ設け、2つ
の結合出力を合成するので、上記の様に常に一定の値の
結合出力が得られる。そこで、誘電体共振器の中心周波
数や周波数帯域幅の調整が容易に行える。
【0020】第5の手段によると、結合用ループが周囲
方向角度90°間隔位置にそれぞれ設けられてなること
が第1の手段及び第6の手段に組み合わせ適用され得る
超高周波共振装置である。
【0021】上記、第5の手段によると、結合用ループ
の周囲方向角度が90°間隔位置に、例えば、2組設け
ることにより、取り出せる結合出力は各結合用ループの
出力の合成となるので、それぞれの結合出力が小さい状
態の時でも、中心周波数などの調整が容易に行える。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の超高周波共振装置
について具体的な実施形態例により、図を参照しながら
詳細に説明する。なお、全図を通じて同等部分には同一
符号を付して示してある。
【0023】図1は、本発明超高周波共振装置の第1実
施形態及び第6実施形態を一部断面に示す平面図であ
り、図2に側面図が示される。各図において、本発明超
高周波共振装置21は、立方体状の金属でなり、中心部
に上面が開口した平面視円形の凹所空洞22の形成され
た筐体本体23の両側に対向するようにして、同軸線路
挿入用の貫通孔24が設けられ、空洞22の内部中央底
部には石英ガラス25を介して円柱状の誘電体共振器2
6が接着などの手段により取り付け固定され、空洞22
の上面開口を塞ぐように蓋体27が被せられ、ねじ28
で取り付けられている。
【0024】筐体本体23の両側面の貫通孔24には、
外部側にジヤック型の同軸コネクタ31を有する同軸線
路32が挿入され、同軸線路32の部分は筐体本体23
の側面にねじ込まれる袋状のナットでなるねじ部材33
で締めつけられて固定されるようになっている。
【0025】同軸線路32の先端部には中心導体35と
外部導体36とを接続するよう、空洞22底面と平行す
るように、結合用ループ37が突出形成されており、結
合用ループ37は筐体本体23の空洞22内部に位置さ
れ、誘電体共振器26に接近し磁界結合し得るように構
成されている。
【0026】ねじ部材33を緩めることで、同軸線路3
2を筐体本体23の貫通孔24内を軸方向にスライド移
動させることができ、これによって結合用ループ37を
誘電体共振器26に対して遠近させて結合量を変化さ
せ、任意所望の位置において固定させることができる。
【0027】蓋体27の中心には、ねじ41がねじ込ま
れ、ねじ41の先端は誘電体共振器26の上面に遠近し
得るようになっており、遠近にともなって誘電体共振器
26の共振周波数を微細に調節可能に構成されている。
ねじ41はロックナット42で位置固定される。
【0028】このような構成の超高周波共振装置21
は、誘電体共振器26の共振周波数にもとづき、一方の
同軸線路32を超高周波帯の入力側とし、他方の同軸線
路32を所定の超高周波帯域の出力側とする、誘電体フ
ィルタとしての機能を有する。
【0029】図3は、本発明超高周波共振装置の第2実
施形態及び第7実施形態を、図(a)に側面図、図
(b)に正面図、に示してある。本発明超高周波共振装
置51は、第1実施形態及び第6実施形態の超高周波共
振装置21と同様の構成であるが、同軸線路32は筐体
本体23の一側にのみ設けられている。
【0030】同様部分には同一符号を付してあり詳細説
明は省略するが、必要に応じて前述の第1実施形態の説
明を参照されたい。また、蓋体27の中央部に周波数調
整用のねじ41を設けることも、図示省略されているが
同様に適用し得ることである。
【0031】以下、本第2実施形態及び第7実施形態を
参照して各部分の詳細説明を行なうが、第1実施形態及
び第6実施形態のものについても同様に適用され得るも
のであると理解されたい。
【0032】図4には、図3の第2実施形態及び第7実
施形態の一部断面の平面図が示され、図(a)は同軸線
路32が、筐体本体23の同軸線路挿入用貫通孔24内
を進出位置、すなわち結合用ループ37が誘電体共振器
26に接近した位置の状態が示され、図(b)には同軸
線路32が、筐体本体23の同軸線路挿入用貫通孔24
内を退避位置、すなわち結合用ループ37が誘電体共振
器26から離間した位置の状態が、よく示されている。
【0033】図5には、本発明同軸線路の外観図が、図
(a)に平面図、図(b)に結合用ループ側から見た端
面図、が示される。同軸線路32の外側端部にはジヤッ
ク型の同軸コネクタ31が一体に構成されており、中間
部に円形のフランジ52が形成されている。同軸コネク
タ31の周囲には、おねじ53が設けられている。
【0034】同軸線路32の内部側の端部には中心導体
35と、外部導体36とを接続する結合用ループ37線
が半田付けにより取り付けられている。円筒状の外部導
体36の中間部外側にはキー54が一体に突出形成され
ている。
【0035】同軸線路32の同軸コネクタ31を含む中
心導体35、外部導体36、結合用ループ37、など
は、銅合金からなり、表面にはAgめっきなどが施され
ている。中心導体35は、外部導体36との間に介在さ
れる電気的に低損失な、合成樹脂誘電体で不動状態に支
持されている。
【0036】図6には、本発明筐体本体23が、図
(a)に正面図、図(b)に一部断面の平面図、に示さ
れる。立方体状の筐体本体23の中央部には平面視円形
の凹所空洞22が形成されており、上面周囲には蓋体2
7取り付け用のねじ孔55が設けられている。
【0037】筐体本体23の一側面には、同軸線路32
挿入用の貫通孔24と、後述する割りスリーブ挿入用孔
56と、が二段に形成されており、側面に突出したねじ
部57が設けられている。貫通孔24と割りスリーブ挿
入用孔56との段差部分は内側テーパ面58となってい
る。
【0038】ねじ部57の内面は割りスリーブ挿入用孔
56が端面まで延在されており、端面に開口し同軸線路
32のキー54が丁度嵌まり合える、切り欠き状のキー
溝59が形成されている。
【0039】筐体本体23は、アルミニウム合金、また
は適当な銅合金、などから一体形成され、表面に適宜導
電製の良好なめっきなどの表面処理が施される。図7に
は、本発明割りスリーブ65が、図(a)に平面図、図
(b)に正面側端面図、図(c)に背面側端面図、が示
される。割りスリーブ65は、円筒形(スリーブ)の金
属材からなり、両端から軸方向に延びる切り込みのスリ
ット66によって割りつけられている。
【0040】スリット66は、両側が円周方向の同じ対
称位置に形成されているが、互いに異なる非対称位置に
ずれた位置とすることであってもよいことである。正面
側の端面に開口し、同軸線路32のキー54を逃げるた
めの、キー54よりも適宜に幅広の溝67が形成されて
おり、両端面は外側テーパ面68,69となっている。
【0041】図8には、本発明ねじ部材33が、図
(a)に正面図、図(b)に半断面の側面図、が示され
る。ねじ部材33の外形は6角形であり、正面側の内面
には内側テーパ面71とともに、同軸線路32のキー5
4を通過させるための切り欠き72が形成されており、
内部には背面側に開口する、めねじ73が設けられてい
る。 図9には、筐体本体23に同軸線路32が組み込
まれた状態の断面図が示される。このように組み立てる
手順について述べると、まず、同軸線路32の外部導体
36上にねじ部材33を嵌め合わせる。このとき、ねじ
部材33の切り欠き72と同軸線路32のキー54の位
置を合わせてフランジ52側へ通過させる。
【0042】一方、筐体本体23の割りスリーブ挿入用
孔56内に割りスリーブ65を嵌め込む。この際、筐体
本体23のキー溝59と、割りスリーブ65の溝67
と、の位置を一致させておく。
【0043】ついで、ねじ部材33の嵌められた同軸線
路32を、割りスリーブ65内部に挿入させるのである
が、キー54をキー溝59の位置に合わせることで、挿
入させることができる。その過程において、ねじ部材3
3のめねじ73を筐体本体23のおねじ57にねじ込ま
せる。
【0044】キー54の高さは、割りスリーブ65の溝
67よりも突出し、筐体本体23のキー溝59に嵌まり
合う高さであるが、キー溝59の途中までであり、おね
じ57の谷に到らない高さに設定されている。したがっ
て、ねじ部材33をねじ込むのになんらの支障が生じる
ことはない。
【0045】割りスリーブ65の両端面であるところ
の、外側テーパ面の一方68は、筐体本体23の内側テ
ーパ面58に接触して位置が定まり、他方69は、ねじ
部材33の内側テーパ面71に接触して位置決めされ
る。
【0046】以上のような状態で、ねじ部材33を一層
ねじ込むと、割りスリーブ33の両外側テーパ面68,
69は、内面側が同軸線路32の外部導体36周囲に接
した状態で、内側テーパ面58,71に沿ってスリット
66の存在により弾性変形しながら楔効果により、図示
されるように両先端部分が外部導体36周囲面を圧接し
締めつけることとなる。その結果、同軸線路32は筐体
本体23に対して位置固定される。このような状態が図
示された状態にほかならない。
【0047】ここで重要なことは、第1に、割りスリー
ブ65には両側からスリット66が形成されているため
に、図示状態に両端が同軸線路32の外部導体36を圧
接支持していることになり、同軸線路32は二箇所で支
持されることから、がたついたり、傾いたりすることな
く、正確な姿勢に維持されることであり、良好な電気的
信頼性が得られる。
【0048】第2には、割りスリーブ65の先端の外側
テーパ面68の内面と外部導体36の周囲面とがこの部
分のみで接触しており、外部導体36の周囲面と筐体本
体23の同軸線路挿入用貫通孔24とは接触しないよ
う、図示されるように、僅かな隙間Sが周囲に与えられ
られていることである。
【0049】このようなことは、割りスリーブ65の外
側テーパ面68の先端部分のみで位置決めされて、外部
導体36と筐体本体23との電気的接続部分が特定され
ることから、一定した位置での接続となり、良好な電気
的特性が得られる。
【0050】以上の構成で、ねじ部材33を僅かに緩め
た状態とし、同軸線路32を軸方向に進退移動させるこ
とができるが、進出方向にはキー54とキー溝59の端
部が接する位置で定まり、退避方向にはキー54がねじ
部材33の内側テーパ面71の形成されている内壁面に
接する位置で定まる。
【0051】このことは図4を参照して述べたことに該
当する。したがって、その間の任意所望位置において同
軸線路32の位置、言い換えれば、結合用ループ37の
位置を誘電体共振器26に対して遠近し得る位置とし
て、位置固定させることができる。
【0052】キー54とキー溝59との関係で同軸線路
32が軸の回りに回転することなく、軸方向にのみ進退
し得る。したがって、結合用ループ37も軸方向に回転
することなく、誘電体共振器26に遠近し得る。このよ
うであるから、キー54と結合用ループ37との位置関
係を正確に設定しておくことが重要なことである。
【0053】キー54の位置が、ねじ部材33の切り欠
き72と一致した状態では、同軸線路32が引き出され
る可能性はあるが、このような状態に完全に一致するこ
とは、きわめて稀であり、通常ではそのようになる可能
性は少ない。しかしながら、このような状態にねじ部材
33をねじ込んでおいて、後から同軸線路32を挿入し
組み立てることが可能でもある。
【0054】本発明によると、超高周波共振装置21ま
たは51を、図示省略の調整装置に取り付け固定させた
状態で、同軸線路32のフランジ52を調整装置に設け
られている、ねじなどによる微動装置に保持させ、微動
装置によって進退させることで、手で直接移動させるこ
とによる、移動させ過ぎるといった不都合をなくすこと
ができる。
【0055】そのほか図示していないが、同軸線路32
の外部導体36の周面軸方向に目盛りや、符号などを記
入しておき外部から逐次確認できるようにしておくこと
で、進退位置が認識でき、結合用ループ37と誘電体フ
イルタ26との遠近関係、すなわち結合量を確認するこ
とができる。
【0056】図10は、本発明超高周波共振装置の第3
実施形態を示す図であり、図(a)に正面図、図(b)
に一部断面の平面図、図(c)に同軸線路部分のみを矢
視A−Aから見た内部側端面の拡大図、図11に側面
図、がそれぞれ示される。本第3実施形態も、図3に示
される第2実施形態と、基本的に同様の構成である。
【0057】本発明超高周波共振装置81は、立方体状
の金属でなり、中心部上面が開口した平面視円形の凹所
空洞22の形成された筐体本体23の側面に同軸線路挿
入用の貫通孔24が設けられ、空洞22の内部中央底部
には石英ガラス25を介して円柱状の誘電体共振器26
が接着などの手段により取り付け固定され、空洞22の
上面開口を塞ぐように蓋体27が被せられ、ねじ28で
取り付けられている。
【0058】筐体本体23の側面の貫通孔24には、外
部側にジヤック型の同軸コネクタ31を有する同軸線路
82が挿入され、フランジ83に2本のねじ84を適用
して筐体本体23に取り付け固定させるようになってい
る。
【0059】同軸線路82の先端部には中心導体35と
外部導体36とを接続するよう、空洞22底面と平行す
るように、結合用ループ37が突出形成されており、結
合用ループ37は筐体本体23の空洞22内部に位置さ
れ、誘電体共振器26に接近し電気的に磁界結合し得る
ように構成されている。
【0060】フランジ83の外形は8角形であり、両側
に円弧状のねじ孔85が形成され、ねじ84を僅かに緩
めた状態として、ねじ孔85の円弧状の範囲内を正面視
軸中心に回動可能となっている。
【0061】以上の構成で、ねじ84を僅かに緩めた状
態でフランジ83を何れかの方向に回動させることで、
同軸線路82先端の結合用ループ37が同様に回動さ
れ、誘電体共振器26に対する磁界結合強度の変化を生
じるから、任意所望の角度位置において、ねじ84を締
めつけることで位置固定し得る。
【0062】回動位置はフランジ83が8角形であるこ
とから、フランジ83による回動操作が容易であり、何
れかの辺を基準にして、筐体本体23、または蓋体27
の辺(陵)との傾きの度合いを認識することで判定し得
る。あるいは、筐体本体23の面に目盛り線を付与して
おくことで正確に行なうことができる。
【0063】同軸線路82について、より具体的な説明
を図12の側面図を参照して行なう。図12の図(a)
は同軸線路部分のみが断面状態に示される。同軸線路8
2の外部導体36の外周面中間部には、小径な逃げ部分
86が形成されており、先端に開口し軸方向に延びるス
リット87が複数、図10の図(c)に示されるように
周方向6か所設けられている。
【0064】外部導体36は逃げ部分86によって、大
径な、フランジ83側の部分88と先端側の部分89に
分離され、スリット87によって外部導体36の先端側
は片持ち梁状となるから、図示されるように、適宜僅か
にそれぞれを半径方向に拡開変形させる。このように、
外部導体36の拡開された先端側部分89の外径は、筐
体本体23の同軸線路挿入用の貫通孔24の内径より
も、僅かに大径となっている。
【0065】同軸線路82の同軸コネクタ31を含む中
心導体35、外部導体36、結合用ループ37、など
は、銅合金からなり、表面にはAgめっきなどが施され
ている。中心導体35は、外部導体36との間に介在さ
れる電気的に低損失な、合成樹脂誘電体で不動状態に支
持されている。
【0066】上記同軸線路82を、図(b)に示される
ように筐体本体23の貫通孔24に押し込み挿入させる
と、先端側部分89は縮小されて貫通孔24の内壁面に
弾性復元力によって密接する。一方、フランジ側部分8
8は貫通孔24に適性状態に嵌まり合って、同軸線路8
2が貫通孔24内に対して、半径方向に移動することな
く中心位置が安定維持される。
【0067】このようなことは、ねじ84を緩めて同軸
線路82、すなわち結合用ループ37を回動させる際な
らびに位置固定させるについて、外部導体36の先端部
分89の箇所で接地電位である貫通孔24の壁面との接
続部分(接続位置)が変動することなく一定するので、
安定した調整が行なえるものとなる。
【0068】本発明における結合用ループの第2の実施
形態について、図13を参照して説明する。図(a)は
要部の側断面図、図(b)は端面図、である。同軸線路
91には、中心導体35が外部導体36の端面よりも突
出するように、図示省略の筐体本体の内部方向に延在さ
れて、その先端は小径部分として段部92が形成されて
いる。
【0069】図(b)によく示されているように、段部
92から90°の周囲方向へ、第1の結合用ループ93
と、第2の結合用ループ94と、がそれぞれ半径方向へ
延出され、その先端は、中心導体35と平行するように
屈曲されて外部導体36の周面に延び、適宜手段、たと
えば相互間の半田めっきによるリフロ方法で半田接続さ
れる。段部92との接続も同様手段で行なわれ、電気
的、機械的な相互間接続がなされる。
【0070】外部導体36の周面には、図(c)に示さ
れるような半円形で終端される溝95が、たとえば、エ
ンドミル加工により形成されており、それぞれの結合用
ループ93,94の位置決めとともに、外部導体36の
外周面から突出しないような配慮がされている。このこ
とは、筐体本体23の同軸線路挿入用の貫通孔24に挿
入する際、支障を生じないためである。
【0071】この結合用ループを有する同軸線路91
は、図1の実施形態に示される、超高周波共振装置の同
軸線路部分に組み合わせ適用させることができるもので
ある。ここで、直交する結合用ループの合成結合強度説
明図である図17に示す様に、結合用ループ(例えば、
図中の)の面を共振器、例えば、誘電体共振器の磁力
線に平行(0°)となる様にもうけると、結合用ループ
と誘電体共振器との間の結合強度は最大となり、90°
にすると結合強度は0となる。
【0072】しかし、結合用ループと直交する結合用
ループをもうけると、このループは結合用ループ
と逆の特性を持ち、2つの結合用ループの結合出力を合
成すれば、結合用ループの角度に無関係に一定となる
(図17の点線が合成結合強度)。
【0073】従って、一方の結合用ループが誘電体共振
器の磁力線に対して平行になって居なくても(当然、他
方の結合用ループは磁力線に対して直角になっていな
い)、合成した結合出力は最大となる。
【0074】つまり、直交する結合用ループを用いるこ
とにより、誘電体共振器の磁界に対する常に結合強度が
最大となるので、誘電体共振器の中心周波数や周波数帯
域幅の調整が容易に行える。
【0075】上記結合用ループの製造方法について、図
14を参照して説明する。まず、図(a)に示されるよ
うに、銅合金などの薄板から直角方向に延びる、第1の
結合用ループ93と第2の結合用ループ94となるべき
部分を一体にした、展開状態に、プレス加工などにより
形成する。それらの先端は溝95に一致するような半円
形の形状で終端されており、直角の基部には段部92に
嵌まり合う孔96が設けられる。
【0076】ついで、図(b)の正面図、図(c)の側
面図、に示されるように、やはり、プレス加工によって
正確な形状に折り曲げ成形させることで、単体状態のも
のが得られるから、適宜なめっき、たとえばAu、また
はAgめっきを施すとともに、要部を半田めっきする。
【0077】本発明における結合用ループの第3の実施
形態について、図15を参照して説明する。図(a)は
要部の側断面図、図(b)は端面図、である。同軸線路
101には、中心導体35が外部導体36の端面よりも
突出するように、図示省略の筐体本体の内部方向に延在
されて、その先端は小径部分として段部92が形成され
ている。
【0078】図(b)によく示されているように、段部
92から90°間隔位置の周囲方向へ、第1の結合用ル
ープ102と、第2の結合用ループ103と、第3の結
合用ループ104と、第4の結合用ループ105と、が
それぞれ半径方向へ延出され、その先端は、中心導体3
5と平行するように屈曲されて外部導体36の周面に延
び、適宜手段、たとえば相互間の半田めっきによるリフ
ロ方法で半田接続される。段部92との接続も同様手段
で行なわれ、電気的、機械的な相互間接続がなされる。
【0079】外部導体36の周面には、図(c)に示さ
れるような半円形で終端される溝95が、たとえば、エ
ンドミル加工により形成されており、それぞれの結合用
ループ102,103,104,105の位置決めとと
もに、外部導体36の外周面から突出しないような配慮
がなされている。このようなことは、前第2実施形態と
同様なことである。
【0080】この結合用ループを有する同軸線路101
は、図1の実施形態に示される、超高周波共振装置の同
軸線路部分に組み合わせ適用させることができるもので
ある。
【0081】ここで、図(b)に示す様に、2つの結合
用ループ間の角度が90°のものを2組、同軸線路に取
り付けたものであるが、取り出せる結合出力は各結合用
ループの結合出力の合成になるので、90°のものを1
組の場合よりも出力レベルは高くなる。従って、例え
ば、結合強度が弱い場合における、誘電体共振器の中心
周波数や周波数帯域幅の調整が容易に行うことができ
る。
【0082】上記結合用ループの製造方法について、図
16を参照して説明する。まず、図(a)に示されるよ
うに、銅合金などの薄板から90°間隔で直交方向に延
びる、第1の結合用ループ102と、第2の結合用ルー
プ103と、第3の結合用ループ104と、第4の結合
用ループ105と、なるべき部分を一体にした、展開状
態に、プレス加工などで形成する。それらの先端は溝9
5に一致するような半円形の形状で終端されており、直
交する基部には段部92に嵌まり合う孔96が設けられ
る。
【0083】ついで、図(b)の側面図に示されるよう
に、やはり、プレス加工によって正確な形状に折り曲げ
成形させるのであるが、図示のように対向する先端方向
を互いに僅か接近させるように形成させる。
【0084】このように形成させるのは、同軸線路10
1の外部導体36の溝95の底面に自己圧接するように
機能することから、押圧用の治具などを要しないものと
なることで、好都合なことである。
【0085】以上のようにして、単体状態のものが得ら
れるから、適宜なめっき、たとえばAu、またはAgめ
っきを施すとともに、要部を半田めっきする。本発明
は、上述の各実施形態において、誘電体共振器26を対
象としたが、このようなものに限定されることなく、各
種の空洞共振器に対しても適用し得るものである。
【0086】そのほか、同軸線路の外部側を同軸コネク
タとしたが、このようなものに限らず、同軸ケーブル、
同軸線路の延長されることであってもよいことである。
【0087】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の超
高周波共振装置によれば、共振装置の中心周波数や帯域
幅を変更できるので、システム上の変更に容易に対応可
能となる。また、帯域幅を変更できるので、帯域外減衰
量を変化させてスプリアス成分を除去するのに効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明超高周波共振装置第1実施形態の平面図
である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明超高周波共振装置第2実施形態の側面図
および正面図である。
【図4】図3の作用説明の平面図である。
【図5】本発明同軸線路の外観図である。
【図6】本発明筐体本体の外観図である。
【図7】本発明割りスリーブの外観図である。
【図8】本発明ねじ部材である。
【図9】筐体本体に同軸線路を組み込んだ状態の断面図
である。
【図10】本発明超高周波共振装置第3実施形態の正面
図および平面図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】本発明第3実施形態の同軸線路詳細図であ
る。
【図13】本発明における結合用ループの第2実施形態
である。
【図14】結合用ループの第2実施形態の製造方法であ
る。
【図15】本発明における結合用ループの第3実施形態
である。
【図16】結合用ループの第3実施形態の製造方法であ
る。
【図17】直交する結合用ループの合成結合強度説明図
である。
【図18】従来の超高周波共振装置の平面図および側面
図である。
【符号の説明】
21 超高周波共振装置 22 空洞 23 筐体本体 24 同軸線路挿入用の貫通孔 25 石英ガラス 26 誘電体共振器 27 蓋体 28 ねじ 31 同軸コネクタ 32 同軸線路 33 ねじ部材 35 中心導体 36 外部導体 37 ケーブル用ループ 41 ねじ 42 ロックナット 51 超高周波共振装置 53 おねじ 54 キー 55 ねじ孔 56 割りスリーブ挿入用孔 57 ねじ部 58 内側テーパ面 59 キー溝 65 割りスリーブ 66 スリット 67 溝 68,69 外側テーパ面 71 内側テーパ面 72 切り欠き 73 めねじ 81 超高周波共振装置 82 同軸線路 83 フランジ 84 ねじ 85 円弧状のねじ孔 86 逃げ部分 87 スリット 88 フランジ側部分 89 先端側部分 91 同軸線路 92 段部 93 第1の結合用ループ 94 第2の結合用ループ 95 溝 96 孔 101 同軸線路 102 第1の結合用ループ 103 第2の結合用ループ 104 第3の結合用ループ 105 第4の結合用ループ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振器と、該共振器との結合用ループを
    先端にそなえる同軸線路と、上記同軸線路の外部導体を
    軸方向スライド可能に嵌合保持し先端に楔状のテーパを
    有する割りスリーブと、上記割りスリーブを軸方向背面
    側端面から押し付け上記同軸線路の外部導体周囲を圧接
    させることで上記共振器周囲の筐体本体に同軸線路を位
    置固定させるねじ部材と、からなることを特徴とする超
    高周波共振装置。
  2. 【請求項2】 共振器と、該共振器との結合用ループを
    先端にそなえるとともに共振器外部の筐体本体面に接し
    て回動可能なフランジをそなえる同軸線路と、からな
    り、 上記同軸線路の中心に対して任意所望角度回動させた状
    態位置にねじで締めつけ固定させることを特徴とする超
    高周波共振装置。
  3. 【請求項3】 同軸線路の外部導体先端が軸方向のスリ
    ットによって半径方向に弾性拡張され該弾性力によって
    先端部分が共振器周囲の筐体本体の同軸線路挿入孔の壁
    面に弾性接触されることを特徴とする請求項2に記載の
    超高周波共振装置。
  4. 【請求項4】 結合用ループが周囲方向角度90°位置
    にそれぞれ設けられてなることを特徴とする請求項1に
    記載の超高周波共振装置。
  5. 【請求項5】 結合用ループが周囲方向角度90°間隔
    位置にそれぞれ設けられてなることを特徴とする請求項
    1記載の超高周波共振装置。
  6. 【請求項6】 筐体本体に配置した共振器と、該筐体本
    体を貫通し、該共振器と結合する結合用ループが接続さ
    れた同軸線路を有する超高周波共振装置において、 該結合用ループと該共振器間の距離を可変可能にして、
    該結合用ループと該共振器との間の結合強度を変化でき
    る構成にしたことを特徴とする超高周波共振装置。
  7. 【請求項7】 筐体本体に配置した共振器と、該筐体本
    体を貫通し、該共振器と結合する結合用ループが接続さ
    れた同軸線路を有する超高周波共振装置において、 結合用ループを該共振器に対して回転可能にして、該結
    合用ループと該共振器との間の結合強度を変化できる構
    成にしたことを特徴とする超高周波共振装置。
JP27301895A 1995-10-20 1995-10-20 超高周波共振装置 Withdrawn JPH09116315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100918791B1 (ko) * 2007-08-28 2009-09-25 주식회사 에이스테크놀로지 주파수 튜너블 필터
EP2770258A2 (en) 2013-02-20 2014-08-27 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Gas turbine combustor equipped with heat-transfer device

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KR100918791B1 (ko) * 2007-08-28 2009-09-25 주식회사 에이스테크놀로지 주파수 튜너블 필터
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