JPH09116041A - 半導体チップ搭載用パッケージおよび半導体装置 - Google Patents
半導体チップ搭載用パッケージおよび半導体装置Info
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- JPH09116041A JPH09116041A JP7267170A JP26717095A JPH09116041A JP H09116041 A JPH09116041 A JP H09116041A JP 7267170 A JP7267170 A JP 7267170A JP 26717095 A JP26717095 A JP 26717095A JP H09116041 A JPH09116041 A JP H09116041A
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- JP
- Japan
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- semiconductor chip
- insulating film
- package
- semiconductor
- terminal
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/50—Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速化を達成できる半導体チップ搭載用パッ
ケージおよび半導体装置を提供する。 【解決手段】 絶縁性フィルム12上に複数の単位配線
パターンA、Bが形成され、各単位配線パターンA、B
上にそれぞれ半導体チップ26が搭載可能に設定され、
各単位配線パターンA、Bには搭載される半導体チップ
26の端子と電気的に接続される端子部が形成され、絶
縁性フィルム12上に半導体チップ26間を接続するた
めの複数の接続パターン16が形成され、絶縁性フィル
ム12の配線パターン14が形成された面と反対側の面
にグリッド状に配列された外部接続部18、22が形成
されていることを特徴としている。
ケージおよび半導体装置を提供する。 【解決手段】 絶縁性フィルム12上に複数の単位配線
パターンA、Bが形成され、各単位配線パターンA、B
上にそれぞれ半導体チップ26が搭載可能に設定され、
各単位配線パターンA、Bには搭載される半導体チップ
26の端子と電気的に接続される端子部が形成され、絶
縁性フィルム12上に半導体チップ26間を接続するた
めの複数の接続パターン16が形成され、絶縁性フィル
ム12の配線パターン14が形成された面と反対側の面
にグリッド状に配列された外部接続部18、22が形成
されていることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体チップ搭載用
パッケージおよび半導体装置に関する。
パッケージおよび半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップを搭載するパッケージは近
年益々小型化し、チップサイズとほぼ同じのチップサイ
ズパッケージ(具体的にはμBGA)が出現している。
これらチップサイズパッケージを用いてシステムを組む
場合、複数個の半導体チップをそれぞれパッケージング
して個別の半導体装置に形成し、それぞれプリント配線
基板上に所要の配列で実装するようにしている。パッケ
ージングした半導体装置そのものがチップサイズに近い
ことから、実装効率が高くなり、また半導体チップを近
接して配置できるから、システムの高速化を図ることが
できるのである。
年益々小型化し、チップサイズとほぼ同じのチップサイ
ズパッケージ(具体的にはμBGA)が出現している。
これらチップサイズパッケージを用いてシステムを組む
場合、複数個の半導体チップをそれぞれパッケージング
して個別の半導体装置に形成し、それぞれプリント配線
基板上に所要の配列で実装するようにしている。パッケ
ージングした半導体装置そのものがチップサイズに近い
ことから、実装効率が高くなり、また半導体チップを近
接して配置できるから、システムの高速化を図ることが
できるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
チップサイズパッケージ(μBGA)あるいはこれに半
導体チップを搭載した半導体装置には次のような課題が
ある。すなわち、半導体チップを個別にパッケージング
するため、工程上は従来と変わらず、工数を要するこ
と、またチップ間接続は、一旦プリント配線基板に落と
して接続するため、チップ間の信号遅延防止にも限界が
あることなどである。
チップサイズパッケージ(μBGA)あるいはこれに半
導体チップを搭載した半導体装置には次のような課題が
ある。すなわち、半導体チップを個別にパッケージング
するため、工程上は従来と変わらず、工数を要するこ
と、またチップ間接続は、一旦プリント配線基板に落と
して接続するため、チップ間の信号遅延防止にも限界が
あることなどである。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされたものであり、その目的とするところは、一層の
高速化を達成できる半導体チップ搭載用パッケージおよ
び半導体装置を提供するにある。
なされたものであり、その目的とするところは、一層の
高速化を達成できる半導体チップ搭載用パッケージおよ
び半導体装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、絶縁性フィルム
上に複数の単位配線パターンが形成され、各単位配線パ
ターンにそれぞれ半導体チップの端子面側が搭載できる
ように半導体チップの端子と電気的に接続される端子部
が形成され、かつ前記絶縁性フィルム上に半導体チップ
間を接続するための複数の接続パターンが形成されてお
り、前記絶縁性フィルムの前記配線パターンが形成され
た面の反対側の面にグリッド状に配列された外部接続部
が形成されていることを特徴とする半導体チップ搭載用
パッケージ。複数連設されたパッケージにでき、実装効
率を高めることができるとともに、チップ間を接続する
接続パターンがパッケージ内となる絶縁性フィルム上に
形成されているから、実装基板たるプリント配線基板に
まで落とさなくて済み、チップ間の信号遅延が防止で
き、それだけ高速化が達成される。
するため次の構成を備える。すなわち、絶縁性フィルム
上に複数の単位配線パターンが形成され、各単位配線パ
ターンにそれぞれ半導体チップの端子面側が搭載できる
ように半導体チップの端子と電気的に接続される端子部
が形成され、かつ前記絶縁性フィルム上に半導体チップ
間を接続するための複数の接続パターンが形成されてお
り、前記絶縁性フィルムの前記配線パターンが形成され
た面の反対側の面にグリッド状に配列された外部接続部
が形成されていることを特徴とする半導体チップ搭載用
パッケージ。複数連設されたパッケージにでき、実装効
率を高めることができるとともに、チップ間を接続する
接続パターンがパッケージ内となる絶縁性フィルム上に
形成されているから、実装基板たるプリント配線基板に
まで落とさなくて済み、チップ間の信号遅延が防止で
き、それだけ高速化が達成される。
【0006】前記絶縁性フィルムにはポリイミドフィル
ムを用いることができ、また前記外部接続部を、グリッ
ド状に配列されたバンプに形成して、複数連設されたB
GAタイプのパッケージとすることができる。また前記
絶縁性フィルムの配線パターン上に弾性体層を設けて、
該弾性体層を介して半導体チップを搭載するようにし
て、実装基板たるプリント配線基板とチップ間の熱膨張
係数差により発生する応力を吸収するようにすることが
できる。この場合、前記弾性体層を半導体チップの接着
層を兼ねるようにすると好適である。弾性体層にはシリ
コーンゴムを用いることができる。さらに、前記半導体
チップの端子と電気的に接続される端子部をリードに形
成し、このリードに対応する前記絶縁性フィルムにリー
ドが露出する窓部を形成することにより、該窓部を通し
て治具によりリードを半導体チップの端子部に接続する
ことができる。
ムを用いることができ、また前記外部接続部を、グリッ
ド状に配列されたバンプに形成して、複数連設されたB
GAタイプのパッケージとすることができる。また前記
絶縁性フィルムの配線パターン上に弾性体層を設けて、
該弾性体層を介して半導体チップを搭載するようにし
て、実装基板たるプリント配線基板とチップ間の熱膨張
係数差により発生する応力を吸収するようにすることが
できる。この場合、前記弾性体層を半導体チップの接着
層を兼ねるようにすると好適である。弾性体層にはシリ
コーンゴムを用いることができる。さらに、前記半導体
チップの端子と電気的に接続される端子部をリードに形
成し、このリードに対応する前記絶縁性フィルムにリー
ドが露出する窓部を形成することにより、該窓部を通し
て治具によりリードを半導体チップの端子部に接続する
ことができる。
【0007】また本発明に係る半導体装置は、上記半導
体チップ搭載用パッケージの各単位配線パターン上に半
導体チップが搭載され、該半導体チップの端子と前記端
子部とが電気的に接続されていることを特徴としてい
る。この場合、各半導体チップの端子面の反対側の面に
共通のヒートシンクを固定することにより、熱特性を向
上できる。また、搭載された複数の半導体チップを囲む
枠体を設けて、該枠体内に封止樹脂を充填することによ
り、配線部等を容易に気密封止できる。
体チップ搭載用パッケージの各単位配線パターン上に半
導体チップが搭載され、該半導体チップの端子と前記端
子部とが電気的に接続されていることを特徴としてい
る。この場合、各半導体チップの端子面の反対側の面に
共通のヒートシンクを固定することにより、熱特性を向
上できる。また、搭載された複数の半導体チップを囲む
枠体を設けて、該枠体内に封止樹脂を充填することによ
り、配線部等を容易に気密封止できる。
【0008】また本発明に係る半導体チップ搭載用パッ
ケージは、絶縁性フィルム上に複数の単位配線パターン
が形成され、各単位配線パターンにそれぞれ前記絶縁性
フィルムの反対側に搭載される半導体チップの端子と電
気的に接続される端子部が形成され、かつ前記絶縁性フ
ィルム上に半導体チップ間を接続するための複数の接続
パターンが形成されており、前記絶縁性フィルムの単位
配線パターンが形成された面側にグリッド状に配列され
た外部接続部が形成されていることを特徴としている。
この場合にも、複数連設されたパッケージにでき、実装
効率を高めることができるとともに、チップ間を接続す
る接続パターンがパッケージ内となる絶縁性フィルム上
に形成されているから、実装基板たるプリント配線基板
にまで落とさなくて済み、チップ間の信号遅延が防止で
き、それだけ高速化が達成される。
ケージは、絶縁性フィルム上に複数の単位配線パターン
が形成され、各単位配線パターンにそれぞれ前記絶縁性
フィルムの反対側に搭載される半導体チップの端子と電
気的に接続される端子部が形成され、かつ前記絶縁性フ
ィルム上に半導体チップ間を接続するための複数の接続
パターンが形成されており、前記絶縁性フィルムの単位
配線パターンが形成された面側にグリッド状に配列され
た外部接続部が形成されていることを特徴としている。
この場合にも、複数連設されたパッケージにでき、実装
効率を高めることができるとともに、チップ間を接続す
る接続パターンがパッケージ内となる絶縁性フィルム上
に形成されているから、実装基板たるプリント配線基板
にまで落とさなくて済み、チップ間の信号遅延が防止で
き、それだけ高速化が達成される。
【0009】この場合にも、前記絶縁性フィルムにはポ
リイミドフィルムを用いることができ、また前記外部接
続部を、グリッド状に配列されたバンプに形成して、複
数連設されたBGAタイプのパッケージとすることがで
きる。また前記絶縁性フィルムの単位配線パターンが形
成された面の反対側の面に弾性体層を設けて、該弾性体
層を介して半導体チップを搭載するようにして、実装基
板たるプリント配線基板とチップ間の熱膨張係数差によ
り発生する応力を吸収するようにすることができる。こ
の場合、前記弾性体層を半導体チップの接着層を兼ねる
ようにすると好適である。弾性体層にはシリコーンゴム
を用いることができる。さらに、前記半導体チップの端
子と電気的に接続される端子部をリードに形成し、この
リードに対応する前記絶縁性フィルムにリードが露出す
る窓部を形成することにより、該窓部を通して治具によ
りリードを半導体チップの端子部に接続することができ
る。
リイミドフィルムを用いることができ、また前記外部接
続部を、グリッド状に配列されたバンプに形成して、複
数連設されたBGAタイプのパッケージとすることがで
きる。また前記絶縁性フィルムの単位配線パターンが形
成された面の反対側の面に弾性体層を設けて、該弾性体
層を介して半導体チップを搭載するようにして、実装基
板たるプリント配線基板とチップ間の熱膨張係数差によ
り発生する応力を吸収するようにすることができる。こ
の場合、前記弾性体層を半導体チップの接着層を兼ねる
ようにすると好適である。弾性体層にはシリコーンゴム
を用いることができる。さらに、前記半導体チップの端
子と電気的に接続される端子部をリードに形成し、この
リードに対応する前記絶縁性フィルムにリードが露出す
る窓部を形成することにより、該窓部を通して治具によ
りリードを半導体チップの端子部に接続することができ
る。
【0010】またさらに本発明に係る半導体装置は、
〔0008〕、
〔0008〕、
〔0009〕記載の上記半導体チップ搭
載用パッケージの各単位配線パターンが形成された面の
反対側の前記絶縁フィルム面に半導体チップが搭載さ
れ、該半導体チップの端子と前記端子部とが電気的に接
続されていることを特徴としている。この場合、各半導
体チップの端子面の反対側の面に共通のヒートシンクを
固定することにより、熱特性を向上できる。また、搭載
された複数の半導体チップを囲む枠体を設けて、該枠体
内に封止樹脂を充填することにより、配線部等を容易に
気密封止できる。
載用パッケージの各単位配線パターンが形成された面の
反対側の前記絶縁フィルム面に半導体チップが搭載さ
れ、該半導体チップの端子と前記端子部とが電気的に接
続されていることを特徴としている。この場合、各半導
体チップの端子面の反対側の面に共通のヒートシンクを
固定することにより、熱特性を向上できる。また、搭載
された複数の半導体チップを囲む枠体を設けて、該枠体
内に封止樹脂を充填することにより、配線部等を容易に
気密封止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1に半導体チ
ップ搭載用パッケージ10(以下単にパッケージとい
う)の一例を示す。12は絶縁性フィルムであり、耐熱
性等に優れるポリイミドフィルムが好適に用いられる。
14は絶縁性フィルム12上に形成された配線パターン
である。この配線パターン14上に図示しない半導体チ
ップが搭載可能になっている。本実施の形態では、2個
の半導体チップを搭載可能になっており、したがって、
絶縁性フィルム12上に各半導体チップに対応する単位
配線パターンA、単位配線パターンBが隣接して形成さ
れている。もちろん3個以上の半導体チップを搭載可能
に設けることができ、搭載する半導体チップの数と同数
の単位配線パターンを隣接して設けておくのである。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1に半導体チ
ップ搭載用パッケージ10(以下単にパッケージとい
う)の一例を示す。12は絶縁性フィルムであり、耐熱
性等に優れるポリイミドフィルムが好適に用いられる。
14は絶縁性フィルム12上に形成された配線パターン
である。この配線パターン14上に図示しない半導体チ
ップが搭載可能になっている。本実施の形態では、2個
の半導体チップを搭載可能になっており、したがって、
絶縁性フィルム12上に各半導体チップに対応する単位
配線パターンA、単位配線パターンBが隣接して形成さ
れている。もちろん3個以上の半導体チップを搭載可能
に設けることができ、搭載する半導体チップの数と同数
の単位配線パターンを隣接して設けておくのである。
【0012】半導体チップは各単位配線パターン上にフ
リップチップ接続可能で、そのために各配線パターン上
には、半導体チップの端子と接続される端子部(図示せ
ず)が設けられている。16は2個の半導体チップが搭
載された際、該2個の半導体チップの所要の端子間を電
気的に接続する接続パターンであり、単位配線パターン
Aから単位配線パターンBに亙って絶縁性フィルム12
上に配設されている。18は絶縁性フィルム12に設け
た透孔であり、該透孔18に対応する配線パターン14
の部位が露出するようになっており、該露出した配線パ
ターン14の部位が外部接続部20になっている。外部
接続部20はグリッド状等の配列になされている。
リップチップ接続可能で、そのために各配線パターン上
には、半導体チップの端子と接続される端子部(図示せ
ず)が設けられている。16は2個の半導体チップが搭
載された際、該2個の半導体チップの所要の端子間を電
気的に接続する接続パターンであり、単位配線パターン
Aから単位配線パターンBに亙って絶縁性フィルム12
上に配設されている。18は絶縁性フィルム12に設け
た透孔であり、該透孔18に対応する配線パターン14
の部位が露出するようになっており、該露出した配線パ
ターン14の部位が外部接続部20になっている。外部
接続部20はグリッド状等の配列になされている。
【0013】上記のように構成されていて、各単位配線
パターンA、B上にフリップチップにより半導体チップ
が搭載され、また外部接続部20にははんだボール等の
バンプが設けられて半導体装置に完成される(図示せ
ず)。半導体チップの裏面側には窒化アルミニウム、
銅、アルミニウム等の放熱性に優れるヒートシンク(図
示せず)を共通に固定することによって放熱性に優れる
半導体装置にすることができる。搭載される各半導体チ
ップ間は接続パターン16により直接電気的に接続され
るから、信号伝播速度を大きくでき、高速化が達成でき
る。なお、上記ではバンプを設けてないものをパッケー
ジ10としたが、図2に示すように、はんだめっき等に
より透孔18内にニッケル、金等のめっき金属を盛り上
げてバンプ22(外部接続部)を一体に形成した段階を
パッケージ10として流通させることもできる。
パターンA、B上にフリップチップにより半導体チップ
が搭載され、また外部接続部20にははんだボール等の
バンプが設けられて半導体装置に完成される(図示せ
ず)。半導体チップの裏面側には窒化アルミニウム、
銅、アルミニウム等の放熱性に優れるヒートシンク(図
示せず)を共通に固定することによって放熱性に優れる
半導体装置にすることができる。搭載される各半導体チ
ップ間は接続パターン16により直接電気的に接続され
るから、信号伝播速度を大きくでき、高速化が達成でき
る。なお、上記ではバンプを設けてないものをパッケー
ジ10としたが、図2に示すように、はんだめっき等に
より透孔18内にニッケル、金等のめっき金属を盛り上
げてバンプ22(外部接続部)を一体に形成した段階を
パッケージ10として流通させることもできる。
【0014】図3はパッケージ10の他の実施の形態を
示す。上記と同一の部材は同一符号を付して説明を省略
する。この例では、各単位配線パターンA、単位配線パ
ターンB上にシリコーンゴム等のゴム状弾性体からなる
弾性体層24を設けている。そして各単位配線パターン
A、B上が弾性体層24で覆われることから、半導体チ
ップとの接続用端子(端子部)として単位配線パターン
A、Bから外方に突出するリード14aを形成してい
る。またこのリード14aが存在する部位の絶縁性フィ
ルム12にリード14aが露出するように窓部12aを
開設している。
示す。上記と同一の部材は同一符号を付して説明を省略
する。この例では、各単位配線パターンA、単位配線パ
ターンB上にシリコーンゴム等のゴム状弾性体からなる
弾性体層24を設けている。そして各単位配線パターン
A、B上が弾性体層24で覆われることから、半導体チ
ップとの接続用端子(端子部)として単位配線パターン
A、Bから外方に突出するリード14aを形成してい
る。またこのリード14aが存在する部位の絶縁性フィ
ルム12にリード14aが露出するように窓部12aを
開設している。
【0015】22aは必要に応じて設けられるバンプ
(外部接続部)であり、単位配線パターンA、Bの部位
からさらに外方に延出された絶縁性フィルム12上に設
けられた配線パターン15に接続するバンプ状(絶縁フ
ィルム12の設けられた透孔内にめっきにより盛り上げ
られて形成されている)に形成されている。またこの配
線パターン15と搭載される半導体チップとの電気的接
続を得るリード15aが絶縁性フィルム12に設けた窓
部12a内に突出している。図3には隣接する半導体チ
ップ間を接続する接続パターン16が現れていないが、
本実施の形態でも同様に設けられている。図4はその概
略を示すもので、窓部12a間の連続する絶縁性フィル
ム12の部位に単位配線パターンA、B間を連絡するよ
うに設けられているのである。
(外部接続部)であり、単位配線パターンA、Bの部位
からさらに外方に延出された絶縁性フィルム12上に設
けられた配線パターン15に接続するバンプ状(絶縁フ
ィルム12の設けられた透孔内にめっきにより盛り上げ
られて形成されている)に形成されている。またこの配
線パターン15と搭載される半導体チップとの電気的接
続を得るリード15aが絶縁性フィルム12に設けた窓
部12a内に突出している。図3には隣接する半導体チ
ップ間を接続する接続パターン16が現れていないが、
本実施の形態でも同様に設けられている。図4はその概
略を示すもので、窓部12a間の連続する絶縁性フィル
ム12の部位に単位配線パターンA、B間を連絡するよ
うに設けられているのである。
【0016】図5は図3のパッケージ10に半導体チッ
プ26を搭載して半導体装置31に完成した例を示す。
半導体チップ26、26は各単位配線パターンA、B上
の弾性体層24、24上に固定される。この場合、弾性
体層24上に接着剤を用いて固定してもよいが、弾性体
層24に接着性を有する材質のもの、例えばBステージ
状のシリコーンゴムを用いて、このシリコーンゴムの接
着力により固定するようにすると好適である。半導体チ
ップ26の端子とリード14a、リード15aとの接続
は、絶縁性フィルム12に設けた窓部12aから適宜な
治具を挿通して熱圧着することにより行うことができ
る。
プ26を搭載して半導体装置31に完成した例を示す。
半導体チップ26、26は各単位配線パターンA、B上
の弾性体層24、24上に固定される。この場合、弾性
体層24上に接着剤を用いて固定してもよいが、弾性体
層24に接着性を有する材質のもの、例えばBステージ
状のシリコーンゴムを用いて、このシリコーンゴムの接
着力により固定するようにすると好適である。半導体チ
ップ26の端子とリード14a、リード15aとの接続
は、絶縁性フィルム12に設けた窓部12aから適宜な
治具を挿通して熱圧着することにより行うことができ
る。
【0017】28は窒化アルミニウムあるいは銅、アル
ミニウム等の金属などの熱放散性に優れる材料からなる
ヒートシンクであり、半導体チップ26、26の裏面側
に共通して固定される。これにより放熱性を高めること
ができる。また30は半導体チップ26、26を囲む枠
体であり、ヒートシンク28に固定される。32は封止
樹脂であり、半導体チップ26の周辺部および窓部12
aから枠体30内に充填され、半導体チップ26および
リード14a、15a等を封止する。なお、バンプ22
aの側は、配線パターン15と枠体30との間に接着剤
を介在させることで枠体30の表面に固定するようにさ
れている。この場合リード15を金属からなるヒートシ
ンク28に接続してヒートシンク28をグランドプレー
ンにすることにより電気特性を向上させるようにするこ
ともできる。またヒートシンク28は設けず、枠体30
内に封止樹脂を充填するようにしてもよい。
ミニウム等の金属などの熱放散性に優れる材料からなる
ヒートシンクであり、半導体チップ26、26の裏面側
に共通して固定される。これにより放熱性を高めること
ができる。また30は半導体チップ26、26を囲む枠
体であり、ヒートシンク28に固定される。32は封止
樹脂であり、半導体チップ26の周辺部および窓部12
aから枠体30内に充填され、半導体チップ26および
リード14a、15a等を封止する。なお、バンプ22
aの側は、配線パターン15と枠体30との間に接着剤
を介在させることで枠体30の表面に固定するようにさ
れている。この場合リード15を金属からなるヒートシ
ンク28に接続してヒートシンク28をグランドプレー
ンにすることにより電気特性を向上させるようにするこ
ともできる。またヒートシンク28は設けず、枠体30
内に封止樹脂を充填するようにしてもよい。
【0018】上記のように構成されているから、半導体
装置31をバンプ22、22aによりプリント配線基板
34上に実装することができる。上記から明らかなよう
に、パッケージ10は2つ(あるいは複数)の半導体チ
ップの共通のパッケージに形成したから、個別に形成す
るのに比して小型化が可能となり、実装密度を高めるこ
とができ、さらに、半導体チップの搭載およびその電気
的接続も一括して行うことができて好適である。ヒート
シンク28を共通して設けることにより、広い面積のヒ
ートシンクに設計でき放熱性を向上させることができ
る。また絶縁性フィルム12の配線パターン14上に弾
性体層24を設けて、該弾性体層24を介して半導体チ
ップ26を搭載するようにして、実装基板たるプリント
配線基板34とチップ間の熱膨張係数差による応力を吸
収するようにすることができる。さらに、絶縁性フィル
ム12上に半導体チップ間を接続する接続パターン16
を設けたから、信号伝播速度を速めることができ高速化
が達成できる。
装置31をバンプ22、22aによりプリント配線基板
34上に実装することができる。上記から明らかなよう
に、パッケージ10は2つ(あるいは複数)の半導体チ
ップの共通のパッケージに形成したから、個別に形成す
るのに比して小型化が可能となり、実装密度を高めるこ
とができ、さらに、半導体チップの搭載およびその電気
的接続も一括して行うことができて好適である。ヒート
シンク28を共通して設けることにより、広い面積のヒ
ートシンクに設計でき放熱性を向上させることができ
る。また絶縁性フィルム12の配線パターン14上に弾
性体層24を設けて、該弾性体層24を介して半導体チ
ップ26を搭載するようにして、実装基板たるプリント
配線基板34とチップ間の熱膨張係数差による応力を吸
収するようにすることができる。さらに、絶縁性フィル
ム12上に半導体チップ間を接続する接続パターン16
を設けたから、信号伝播速度を速めることができ高速化
が達成できる。
【0019】なお、上記実施の形態では、パッケージ1
0側に半導体チップ26を搭載した後、ヒートシンク2
8や枠体30を固定するようにしたが、ヒートシンク2
8の側に半導体チップ26を固定し、その後、パッケー
ジ10を半導体チップ26と接続するようにして半導体
装置31に完成させてもよい。枠体30は樹脂を用いて
もよいが、ヒートシンク28と一体に同材料で形成する
ことにより一層放熱性を向上させることができる。な
お、場合によっては、ヒートシンク28や枠体30を用
いない半導体装置に形成することもできる。
0側に半導体チップ26を搭載した後、ヒートシンク2
8や枠体30を固定するようにしたが、ヒートシンク2
8の側に半導体チップ26を固定し、その後、パッケー
ジ10を半導体チップ26と接続するようにして半導体
装置31に完成させてもよい。枠体30は樹脂を用いて
もよいが、ヒートシンク28と一体に同材料で形成する
ことにより一層放熱性を向上させることができる。な
お、場合によっては、ヒートシンク28や枠体30を用
いない半導体装置に形成することもできる。
【0020】前後したが、図3に示すパッケージ10の
製造方法の一例を図6〜図10で説明する。図6は絶縁
性フィルム12(ポリイミドフィルムが好適であるが、
エポキシフィルム、ポリエステルフィルム等を用いても
よい)の表面に銅箔等の金属箔13が形成された材料を
示す。図7に示すように金属箔13上にレジストパター
ン19を形成し、このレジストパターン19をマスクと
して金属箔13上に金めっき皮膜17を盛り上げる。次
いで図8に示すように、レジストパターン19を剥離
し、所要部位に前記窓部12aを開設した後、金めっき
皮膜17をマスクとして金属箔13のエッチング加工を
行う。これにより金めっき皮膜17が形成されていない
部位の金属箔13が除去され、所要の前記単位配線パタ
ーン14(金属箔13と金めっき皮膜17の2層からな
る)と接続パターン16(金属箔13と金めっき皮膜1
7の2層からなる)が形成され、さらにリード15aが
形成される。リード15aの部位には窓部12aが形成
されているから金属箔13がエッチングされ、金めっき
皮膜17のみからなるリード14a、15aが形成され
る。これにより、半導体チップの端子にリード14a、
15aを熱圧着することができる。
製造方法の一例を図6〜図10で説明する。図6は絶縁
性フィルム12(ポリイミドフィルムが好適であるが、
エポキシフィルム、ポリエステルフィルム等を用いても
よい)の表面に銅箔等の金属箔13が形成された材料を
示す。図7に示すように金属箔13上にレジストパター
ン19を形成し、このレジストパターン19をマスクと
して金属箔13上に金めっき皮膜17を盛り上げる。次
いで図8に示すように、レジストパターン19を剥離
し、所要部位に前記窓部12aを開設した後、金めっき
皮膜17をマスクとして金属箔13のエッチング加工を
行う。これにより金めっき皮膜17が形成されていない
部位の金属箔13が除去され、所要の前記単位配線パタ
ーン14(金属箔13と金めっき皮膜17の2層からな
る)と接続パターン16(金属箔13と金めっき皮膜1
7の2層からなる)が形成され、さらにリード15aが
形成される。リード15aの部位には窓部12aが形成
されているから金属箔13がエッチングされ、金めっき
皮膜17のみからなるリード14a、15aが形成され
る。これにより、半導体チップの端子にリード14a、
15aを熱圧着することができる。
【0021】次いで図9に示すように絶縁性フィルム1
2に前記透孔18を形成し、当該部位の単位配線パター
ン14を露出させてパッケージ10に完成する。あるい
は必要に応じて、図10に示すように、上記透孔18内
にはんだめっき等のめっき皮膜を盛り上げ形成してバン
プ22、22aを形成して、バンプ付きパッケージ10
に形成してもよい。図1、図2に示すパッケージ10も
同様にして形成できる。
2に前記透孔18を形成し、当該部位の単位配線パター
ン14を露出させてパッケージ10に完成する。あるい
は必要に応じて、図10に示すように、上記透孔18内
にはんだめっき等のめっき皮膜を盛り上げ形成してバン
プ22、22aを形成して、バンプ付きパッケージ10
に形成してもよい。図1、図2に示すパッケージ10も
同様にして形成できる。
【0022】図11は半導体チップ用パッケージ10の
さらに他の形態を示す。12は前記実施例と同様の絶縁
性フィルムである。この絶縁性フィルム12の所要個所
には窓部12aが形成されている。14は銅箔等の金属
箔により絶縁性フィルム12上に所要パターンで形成さ
れた配線パターンであり、本例では2つの半導体チップ
を搭載しうるよう、各半導体チップに対応する2つの単
位配線パターンA、Bが形成されている。この配線パタ
ーン14の窓部12aに対応する部位は窓部12a内に
伸びるリード14aに形成されている。また図示しない
が、単位配線パターンA、B間の絶縁フィルム12上に
は前記実施例と同様に単位配線パターンA、B間を連絡
する配線パターンが形成されている(図4参照)。
さらに他の形態を示す。12は前記実施例と同様の絶縁
性フィルムである。この絶縁性フィルム12の所要個所
には窓部12aが形成されている。14は銅箔等の金属
箔により絶縁性フィルム12上に所要パターンで形成さ
れた配線パターンであり、本例では2つの半導体チップ
を搭載しうるよう、各半導体チップに対応する2つの単
位配線パターンA、Bが形成されている。この配線パタ
ーン14の窓部12aに対応する部位は窓部12a内に
伸びるリード14aに形成されている。また図示しない
が、単位配線パターンA、B間の絶縁フィルム12上に
は前記実施例と同様に単位配線パターンA、B間を連絡
する配線パターンが形成されている(図4参照)。
【0023】配線パターン14上には、外部接続部20
を除いてソルダーレジスト23が被覆されている。また
各リード14aの部位には金めっき皮膜14bが形成さ
れている。半導体チップは配線パターン14が形成され
た面と反対側の絶縁性フィルム12側に搭載される。図
12はさらに他のパッケージの例を示す。本例では、図
11に示すパッケージ10の、配線パターン14が形成
された面と反対側の面にシリコーンゴム等のゴム状弾性
体からなる弾性体層24が形成されている。その他の構
成は図11のものと同じである。
を除いてソルダーレジスト23が被覆されている。また
各リード14aの部位には金めっき皮膜14bが形成さ
れている。半導体チップは配線パターン14が形成され
た面と反対側の絶縁性フィルム12側に搭載される。図
12はさらに他のパッケージの例を示す。本例では、図
11に示すパッケージ10の、配線パターン14が形成
された面と反対側の面にシリコーンゴム等のゴム状弾性
体からなる弾性体層24が形成されている。その他の構
成は図11のものと同じである。
【0024】図13は図12のパッケージ10に半導体
チップを搭載して半導体装置31に形成した例を示す。
半導体チップ26は弾性体層24上に端子部を絶縁性フ
ィルム12側に向けて弾性体層24の接着力によって
(あるいは別途接着剤を用いて)固着されている。各単
位配線パターンA、Bに応じて2個の半導体チップ26
が搭載される。そしてリード14aが、窓部12aから
適宜な治具で押圧されて半導体チップ26の端子部に押
圧され熱圧着されて固着されている。28は前記実施例
と同様に熱放散性に優れる材料からなるヒートシンクで
あり、2個の半導体チップ26の外面に接着剤を用いて
橋渡し状に固着され、共通のヒートシンクに形成されて
いる。
チップを搭載して半導体装置31に形成した例を示す。
半導体チップ26は弾性体層24上に端子部を絶縁性フ
ィルム12側に向けて弾性体層24の接着力によって
(あるいは別途接着剤を用いて)固着されている。各単
位配線パターンA、Bに応じて2個の半導体チップ26
が搭載される。そしてリード14aが、窓部12aから
適宜な治具で押圧されて半導体チップ26の端子部に押
圧され熱圧着されて固着されている。28は前記実施例
と同様に熱放散性に優れる材料からなるヒートシンクで
あり、2個の半導体チップ26の外面に接着剤を用いて
橋渡し状に固着され、共通のヒートシンクに形成されて
いる。
【0025】30も前記実施例と同様に設けられた枠体
であり、半導体チップ26を囲むようにしてヒートシン
ク28に固着されている。ヒートシンク28と枠体30
とは同一材料で一体に設けてもよい。32は封止樹脂で
あり、枠体30内に充填され、半導体チップ26および
リード14aを封止している。22は前記実施例と同様
にして外部接続部20に固着されたバンプ(同じく外部
接続部である)である。
であり、半導体チップ26を囲むようにしてヒートシン
ク28に固着されている。ヒートシンク28と枠体30
とは同一材料で一体に設けてもよい。32は封止樹脂で
あり、枠体30内に充填され、半導体チップ26および
リード14aを封止している。22は前記実施例と同様
にして外部接続部20に固着されたバンプ(同じく外部
接続部である)である。
【0026】以上のように構成されているから、前記実
施例と同様に、半導体装置31をバンプ22、22aに
よりプリント配線基板上に実装することができる。上記
から明らかなように、パッケージ10は2つ(あるいは
複数)の半導体チップの共通のパッケージに形成したか
ら、個別に形成するのに比して小型化が可能となり、実
装密度を高めることができ、さらに、半導体チップの搭
載およびその電気的接続も一括して行うことができて好
適である。ヒートシンク28を共通して設けることによ
り、広い面積のヒートシンクに設計でき放熱性を向上さ
せることができる。また絶縁性フィルム12の上に弾性
体層24を設けて、該弾性体層24を介して半導体チッ
プ26を搭載するようにして、実装基板たるプリント配
線基板とチップ間の熱膨張係数差による応力を吸収する
ようにすることができる。さらに、絶縁性フィルム12
上に半導体チップ間を接続する接続パターン16(図
4)を設けたから、信号伝播速度を速めることができ高
速化が達成できる。
施例と同様に、半導体装置31をバンプ22、22aに
よりプリント配線基板上に実装することができる。上記
から明らかなように、パッケージ10は2つ(あるいは
複数)の半導体チップの共通のパッケージに形成したか
ら、個別に形成するのに比して小型化が可能となり、実
装密度を高めることができ、さらに、半導体チップの搭
載およびその電気的接続も一括して行うことができて好
適である。ヒートシンク28を共通して設けることによ
り、広い面積のヒートシンクに設計でき放熱性を向上さ
せることができる。また絶縁性フィルム12の上に弾性
体層24を設けて、該弾性体層24を介して半導体チッ
プ26を搭載するようにして、実装基板たるプリント配
線基板とチップ間の熱膨張係数差による応力を吸収する
ようにすることができる。さらに、絶縁性フィルム12
上に半導体チップ間を接続する接続パターン16(図
4)を設けたから、信号伝播速度を速めることができ高
速化が達成できる。
【0027】なお、上記実施の形態では、パッケージ1
0側に半導体チップ26を搭載した後、ヒートシンク2
8や枠体30を固定するようにしたが、ヒートシンク2
8の側に半導体チップ26を固定し、その後、パッケー
ジ10を半導体チップ26と接続するようにして半導体
装置31に完成させてもよい。枠体30は樹脂を用いて
もよいが、ヒートシンク28と一体に同材料で形成する
ことにより一層放熱性を向上させることができる。な
お、場合によっては、ヒートシンク28や枠体30を用
いない半導体装置に形成することもできる。また単に枠
体30だけを設けて枠体30内に封止樹脂32を充填
し、半導体チップ26裏面側を露出させて放熱を図るよ
うにすることもできる。
0側に半導体チップ26を搭載した後、ヒートシンク2
8や枠体30を固定するようにしたが、ヒートシンク2
8の側に半導体チップ26を固定し、その後、パッケー
ジ10を半導体チップ26と接続するようにして半導体
装置31に完成させてもよい。枠体30は樹脂を用いて
もよいが、ヒートシンク28と一体に同材料で形成する
ことにより一層放熱性を向上させることができる。な
お、場合によっては、ヒートシンク28や枠体30を用
いない半導体装置に形成することもできる。また単に枠
体30だけを設けて枠体30内に封止樹脂32を充填
し、半導体チップ26裏面側を露出させて放熱を図るよ
うにすることもできる。
【0028】図11のパッケージ10に半導体チップを
直接搭載してもよい。すなわち弾性体層24を介さない
で直接絶縁性フィルム12上に半導体チップを搭載する
のである。そしてリード14aを半導体チップに前記と
同様にして接続し、また外部接続部20にバンプを形成
して半導体装置に完成できる。あるいは図11のパッケ
ージ10の場合、半導体チップ側にあらかじめ弾性体層
を設けておいて、該弾性体層を介して絶縁性フィルム1
2面に固着するようにすることにより、図13に示す半
導体装置31に完成できる。
直接搭載してもよい。すなわち弾性体層24を介さない
で直接絶縁性フィルム12上に半導体チップを搭載する
のである。そしてリード14aを半導体チップに前記と
同様にして接続し、また外部接続部20にバンプを形成
して半導体装置に完成できる。あるいは図11のパッケ
ージ10の場合、半導体チップ側にあらかじめ弾性体層
を設けておいて、該弾性体層を介して絶縁性フィルム1
2面に固着するようにすることにより、図13に示す半
導体装置31に完成できる。
【0029】図14〜図17は図11に示す半導体チッ
プ用パッケージ10の製造法を示す。まず図14に示す
ように片面に接着剤層(図示せず)が形成された絶縁性
フィルム12の所要部位に窓部12aを開設する。次い
で図15に示すように、接着剤層により絶縁性フィルム
12上に銅箔等の金属箔13を貼付する。次に金属箔1
3をエッチング加工して単位配線パターンA、Bを形成
する(図16)。このときリード14aも形成され、ま
た図4に示す、単位配線パターンA、B間を接続する配
線パターン16も形成される。次いで図17に示すよう
に、スクリーン印刷等によりソルダーレジスト23を、
外部接続部20以外の配線パターン14の部位に塗布す
る。そして金めっきを施して、リード14aに金めっき
皮膜14bを形成して図11のパッケージ10を完成す
る。図12のパッケージ10の場合にはさらに絶縁性フ
ィルム12面に弾性体層24を設けて完成される。
プ用パッケージ10の製造法を示す。まず図14に示す
ように片面に接着剤層(図示せず)が形成された絶縁性
フィルム12の所要部位に窓部12aを開設する。次い
で図15に示すように、接着剤層により絶縁性フィルム
12上に銅箔等の金属箔13を貼付する。次に金属箔1
3をエッチング加工して単位配線パターンA、Bを形成
する(図16)。このときリード14aも形成され、ま
た図4に示す、単位配線パターンA、B間を接続する配
線パターン16も形成される。次いで図17に示すよう
に、スクリーン印刷等によりソルダーレジスト23を、
外部接続部20以外の配線パターン14の部位に塗布す
る。そして金めっきを施して、リード14aに金めっき
皮膜14bを形成して図11のパッケージ10を完成す
る。図12のパッケージ10の場合にはさらに絶縁性フ
ィルム12面に弾性体層24を設けて完成される。
【0030】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るパッケージによれば、上述
したように、複数連設されたパッケージにでき、実装効
率を高めることができるとともに、チップ間を接続する
接続パターンがパッケージ内となる絶縁性フィルム上に
形成されているから、実装基板たるプリント配線基板に
まで落とさなくて済み、チップ間の信号遅延が防止で
き、それだけ高速化が達成される。また絶縁性フィルム
の配線パターン上に弾性体層を設けて、該弾性体層を介
して半導体チップを搭載することにより、実装基板たる
プリント配線基板とチップ間の熱膨張係数差による応力
を吸収するようにすることができる。また各半導体チッ
プの裏面側に共通のヒートシンクを固定することによ
り、熱特性を向上できる。
したように、複数連設されたパッケージにでき、実装効
率を高めることができるとともに、チップ間を接続する
接続パターンがパッケージ内となる絶縁性フィルム上に
形成されているから、実装基板たるプリント配線基板に
まで落とさなくて済み、チップ間の信号遅延が防止で
き、それだけ高速化が達成される。また絶縁性フィルム
の配線パターン上に弾性体層を設けて、該弾性体層を介
して半導体チップを搭載することにより、実装基板たる
プリント配線基板とチップ間の熱膨張係数差による応力
を吸収するようにすることができる。また各半導体チッ
プの裏面側に共通のヒートシンクを固定することによ
り、熱特性を向上できる。
【図1】パッケージの一例を示す断面図である。
【図2】パッケージの他の例を示す断面図である。
【図3】パッケージのさらに他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図4】リードと接続パターンを示す説明図である。
【図5】半導体装置の一例を示す断面図である。
【図6】材料を示す断面図である。
【図7】レジストパターンを形成し、さらにめっき皮膜
を形成した状態の説明図である。
を形成した状態の説明図である。
【図8】配線パターンを形成した状態の説明図である。
【図9】透孔を形成した状態の説明図である。
【図10】バンプを形成した状態の説明図である。
【図11】半導体チップ搭載用パッケージのさらに他の
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図12】さらに他のパッケージの例を示す。
【図13】図12のパッケージに半導体チップを搭載し
た半導体装置を示す断面図である。
た半導体装置を示す断面図である。
【図14】絶縁性フィルムに窓部を開設した状態の断面
図である。
図である。
【図15】金属箔を貼付した状態の断面図である。
【図16】金属箔をエッチングして配線パターンに形成
した状態の断面図である。
した状態の断面図である。
【図17】配線パターン上にソルダーレジストを塗布し
た状態の断面図である。
た状態の断面図である。
10 パッケージ 12 絶縁性フィルム 12a 窓部 13 金属箔 14 配線パターン A、B 単位配線パターン 15 配線パターン 14a、15a リード 16 接続パターン 17 金めっき皮膜 18 透孔 19 レジストパターン 20 外部接続部 22 バンプ 24 弾性体層 26 半導体チップ 28 ヒートシンク 30 枠体 32 封止樹脂 34 プリント配線基板
Claims (18)
- 【請求項1】 絶縁性フィルム上に複数の単位配線パタ
ーンが形成され、各単位配線パターンにそれぞれ半導体
チップの端子面側が搭載できるように半導体チップの端
子と電気的に接続される端子部が形成され、かつ前記絶
縁性フィルム上に半導体チップ間を接続するための複数
の接続パターンが形成されており、前記絶縁性フィルム
の前記配線パターンが形成された面の反対側の面にグリ
ッド状に配列された外部接続部が形成されていることを
特徴とする半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項2】 前記絶縁性フィルムがポリイミドフィル
ムであることを特徴とする請求項1記載の半導体チップ
搭載用パッケージ。 - 【請求項3】 前記外部接続部が、グリッド状に配列さ
れたバンプであることを特徴とする請求項1または2記
載の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項4】 前記絶縁性フィルムの配線パターン上に
弾性体層が設けられていることを特徴とする請求項1、
2または3記載の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項5】 前記弾性体層が半導体チップの接着層を
兼ねることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項6】 前記半導体チップの端子と電気的に接続
される端子部はリードに形成され、該リードに対応する
前記絶縁性フィルムにリードが露出する窓部が形成され
ていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5
記載の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
の半導体チップ搭載用パッケージの各単位配線パターン
上に半導体チップが搭載され、該半導体チップの端子と
前記端子部とが電気的に接続されていることを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項8】 各半導体チップの端子面の反対側の面に
共通のヒートシンクが固定されていることを特徴とする
請求項7記載の半導体装置。 - 【請求項9】 搭載された複数の半導体チップを囲む枠
体が設けられ、該枠体内に封止樹脂が充填されているこ
とを特徴とする請求項7または8記載の半導体装置。 - 【請求項10】 絶縁性フィルム上に複数の単位配線パ
ターンが形成され、各単位配線パターンにそれぞれ前記
絶縁性フィルムの反対側に搭載される半導体チップの端
子と電気的に接続される端子部が形成され、かつ前記絶
縁性フィルム上に半導体チップ間を接続するための複数
の接続パターンが形成されており、前記絶縁性フィルム
の単位配線パターンが形成された面側にグリッド状に配
列された外部接続部が形成されていることを特徴とする
半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項11】 前記絶縁性フィルムがポリイミドフィ
ルムであることを特徴とする請求項10記載の半導体チ
ップ搭載用パッケージ。 - 【請求項12】 前記外部接続部が、グリッド状に配列
されたバンプであることを特徴とする請求項10または
11記載の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項13】 前記絶縁性フィルムの単位配線パター
ンが形成された面の反対側の面に弾性体層が設けられて
いることを特徴とする請求項10、11または12記載
の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項14】 前記弾性体層が半導体チップの接着層
を兼ねることを特徴とする請求項10、11、12また
は13記載の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項15】 前記半導体チップの端子と電気的に接
続される端子部はリードに形成され、該リードに対応す
る前記絶縁性フィルムにリードが露出する窓部が形成さ
れていることを特徴とする請求項10、11、12、1
3または14記載の半導体チップ搭載用パッケージ。 - 【請求項16】 請求項10、11、12、13、14
または15記載の半導体チップ搭載用パッケージの各単
位配線パターンが形成された面の反対側の前記絶縁フィ
ルム面に半導体チップが搭載され、該半導体チップの端
子と前記端子部とが電気的に接続されていることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項17】 各半導体チップの端子面の反対側の面
に共通のヒートシンクが固定されていることを特徴とす
る請求項17記載の半導体装置。 - 【請求項18】 搭載された複数の半導体チップを囲む
枠体が設けられ、該枠体内に封止樹脂が充填されている
ことを特徴とする請求項16または17記載の半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267170A JPH09116041A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 半導体チップ搭載用パッケージおよび半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267170A JPH09116041A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 半導体チップ搭載用パッケージおよび半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09116041A true JPH09116041A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17441083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7267170A Pending JPH09116041A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 半導体チップ搭載用パッケージおよび半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09116041A (ja) |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7267170A patent/JPH09116041A/ja active Pending
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