JPH09114817A - 文字入力装置 - Google Patents
文字入力装置Info
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- JPH09114817A JPH09114817A JP7265209A JP26520995A JPH09114817A JP H09114817 A JPH09114817 A JP H09114817A JP 7265209 A JP7265209 A JP 7265209A JP 26520995 A JP26520995 A JP 26520995A JP H09114817 A JPH09114817 A JP H09114817A
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- Japan
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- character
- character string
- input
- candidates
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既に入力した文字列を検索して、現在入力中
の文字列の後続文字列候補を予測、呈示し、オペレータ
はそれらの候補を順次選択して文字入力する方式を提供
することを目的とする。 【解決手段】 オペレータが文字情報を入力する文字キ
ー群と、オペレータが候補選択をする選択キーと、既に
入力された文字列を格納するデータベースと、入力され
た文字列に後続可能な文字列を予測する予測部と、文字
キー群などから入力された文字情報などを処理する処理
部と、予測部により得られた後続可能な文字列をオペレ
ータに呈示するディスプレイとから構成される。
の文字列の後続文字列候補を予測、呈示し、オペレータ
はそれらの候補を順次選択して文字入力する方式を提供
することを目的とする。 【解決手段】 オペレータが文字情報を入力する文字キ
ー群と、オペレータが候補選択をする選択キーと、既に
入力された文字列を格納するデータベースと、入力され
た文字列に後続可能な文字列を予測する予測部と、文字
キー群などから入力された文字情報などを処理する処理
部と、予測部により得られた後続可能な文字列をオペレ
ータに呈示するディスプレイとから構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワードプロセッサな
どの文書処理装置への文字入力方式に関するものであ
る。
どの文書処理装置への文字入力方式に関するものであ
る。
【0002】これらの装置の文書入力の方法としては、
オペレータがキーボード上の文字キーを押して入力する
方法が主流であり、専門のオペレータが効率良く作業を
行えるように配慮して開発されてきた。しかし、近年の
装置の普及により、訓練を受けた専門のオペレータ以外
の一般者が操作する機会が増えてきており、今後、装置
の今まで以上の普及にあたって、訓練を受けていない一
般者でも使用しやすいような入力方式が望まれている。
オペレータがキーボード上の文字キーを押して入力する
方法が主流であり、専門のオペレータが効率良く作業を
行えるように配慮して開発されてきた。しかし、近年の
装置の普及により、訓練を受けた専門のオペレータ以外
の一般者が操作する機会が増えてきており、今後、装置
の今まで以上の普及にあたって、訓練を受けていない一
般者でも使用しやすいような入力方式が望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来のキーボードによる文字入力は、日
本語の入力であればキーボード上にすべての仮名文字に
相当するキーを配置し、オペレータが順次これらを押し
て仮名文字列を入力する。ワードプロセッサは必要があ
ればこれらの文字列を漢字仮名交じり文字列に変換して
文書を作成している。アルファベットだけを使用する英
語のような言語であればキーボード上にすべてのアルフ
ァベットに相当するキー群を配置し、オペレータは順次
これらを押して入力してゆけばよい。しかし、いずれに
せよオペレータが思い通りの文字を効率良く入力するに
はかなりの訓練を要し、専門の訓練を受けていない一般
者が操作する場合、特にキーボード上の仮名キーあるい
はアルファベットキーの位置を十分に記憶していないよ
うな場合には、入力しようとするキーを探し出すといっ
た疲労も重なって、何よりも入力作業が負担になると感
じられている。
本語の入力であればキーボード上にすべての仮名文字に
相当するキーを配置し、オペレータが順次これらを押し
て仮名文字列を入力する。ワードプロセッサは必要があ
ればこれらの文字列を漢字仮名交じり文字列に変換して
文書を作成している。アルファベットだけを使用する英
語のような言語であればキーボード上にすべてのアルフ
ァベットに相当するキー群を配置し、オペレータは順次
これらを押して入力してゆけばよい。しかし、いずれに
せよオペレータが思い通りの文字を効率良く入力するに
はかなりの訓練を要し、専門の訓練を受けていない一般
者が操作する場合、特にキーボード上の仮名キーあるい
はアルファベットキーの位置を十分に記憶していないよ
うな場合には、入力しようとするキーを探し出すといっ
た疲労も重なって、何よりも入力作業が負担になると感
じられている。
【0004】こういった入力作業の負担を抑えるため
に、各種の文字入力方式が提案されている。
に、各種の文字入力方式が提案されている。
【0005】例えば特開昭61−74062号公報や特
開平2−131623号公報ではキー入力回数を減少さ
せる方式が示されており、これらの概略を以下に示す。
開平2−131623号公報ではキー入力回数を減少さ
せる方式が示されており、これらの概略を以下に示す。
【0006】入力装置は単語辞書を使用して、オペレー
タにより入力された文字列に後続可能な文字列を予測
し、これを「予測文字列」としてオペレータに呈示す
る。オペレータは本来入力しようとしていた文字列が正
しく予測された場合には「合意キー」を押すことにより
予測文字列が入力中の文章へ一括挿入される。また、予
測が異なっていた場合にはオペレータは「合意キー」を
押さずに、通常の入力と同様に単語の先頭から文字を入
力してゆく。しかし、入力が進むにつれて後続可能な文
字列は限定されてゆくので、やがて入力しようとする文
字列が「予測文字列」として表示される。ここでオペレ
ータは「合意キー」を押して文字列を入力すればよい。
また、別の候補に切り替える「次表示キー」をオペレー
タに操作させて、予測が異なっていた場合にはこのキー
を押して次々に「予測文字列」を切り替えて、入力しよ
うとする文字列を出現させる。
タにより入力された文字列に後続可能な文字列を予測
し、これを「予測文字列」としてオペレータに呈示す
る。オペレータは本来入力しようとしていた文字列が正
しく予測された場合には「合意キー」を押すことにより
予測文字列が入力中の文章へ一括挿入される。また、予
測が異なっていた場合にはオペレータは「合意キー」を
押さずに、通常の入力と同様に単語の先頭から文字を入
力してゆく。しかし、入力が進むにつれて後続可能な文
字列は限定されてゆくので、やがて入力しようとする文
字列が「予測文字列」として表示される。ここでオペレ
ータは「合意キー」を押して文字列を入力すればよい。
また、別の候補に切り替える「次表示キー」をオペレー
タに操作させて、予測が異なっていた場合にはこのキー
を押して次々に「予測文字列」を切り替えて、入力しよ
うとする文字列を出現させる。
【0007】このような、キー入力回数を減らすための
さまざまな方式が示されている。
さまざまな方式が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前出の
特開昭61−74062号公報や特開平2−13162
3号公報に示された実施例では、オペレータにより入力
された文字列に後続可能な文字列を単語辞書を使用して
予測するので、予測が適切に行われたとしてもキー入力
数の減少は1単語あたり多くともたかだか数ストローク
にしか過ぎず、オペレータは単語の前半部分の文字列を
入力と予測された候補の文字列の選択といった2つの操
作を1単語入力するごとに行わねばならず、このような
文書作成(入力)作業は煩わしいといった問題点があっ
た。
特開昭61−74062号公報や特開平2−13162
3号公報に示された実施例では、オペレータにより入力
された文字列に後続可能な文字列を単語辞書を使用して
予測するので、予測が適切に行われたとしてもキー入力
数の減少は1単語あたり多くともたかだか数ストローク
にしか過ぎず、オペレータは単語の前半部分の文字列を
入力と予測された候補の文字列の選択といった2つの操
作を1単語入力するごとに行わねばならず、このような
文書作成(入力)作業は煩わしいといった問題点があっ
た。
【0009】そこで本発明は、上記の問題点を除去し、
オペレータが入力した文字列に後続可能な文字列を1単
語以上予測、表示することにより、オペレータの作業が
主に候補からの選択作業になるようにして作業の煩わし
さを軽減した文字入力方式を提供することを目的とす
る。
オペレータが入力した文字列に後続可能な文字列を1単
語以上予測、表示することにより、オペレータの作業が
主に候補からの選択作業になるようにして作業の煩わし
さを軽減した文字入力方式を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の文字入力方式は、オペレータが文字情報を
入力する文字入力手段と、入力された0個以上の文字か
らなる入力文字列に後続する後続文字列候補をデータベ
ースを使って0個以上予測する予測手段と、上記入力文
字列と上記後続文字列候補とを表示する表示手段と、予
測された上記後続文字列候補を選択する選択手段とから
構成される。
めに本発明の文字入力方式は、オペレータが文字情報を
入力する文字入力手段と、入力された0個以上の文字か
らなる入力文字列に後続する後続文字列候補をデータベ
ースを使って0個以上予測する予測手段と、上記入力文
字列と上記後続文字列候補とを表示する表示手段と、予
測された上記後続文字列候補を選択する選択手段とから
構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によれば、オペレータは文
字入力手段から文字列を入力すると、データベースを使
ってこの入力文字列に後続する後続文字列候補を予測
し、表示手段は入力文字列と上記後続文字列候補とを表
示し、オペレータは上記選択手段を用いて上記表示手段
上に表示された上記後続文字列候補のうち1候補を選択
することにより、この候補の文字列が入力される。
字入力手段から文字列を入力すると、データベースを使
ってこの入力文字列に後続する後続文字列候補を予測
し、表示手段は入力文字列と上記後続文字列候補とを表
示し、オペレータは上記選択手段を用いて上記表示手段
上に表示された上記後続文字列候補のうち1候補を選択
することにより、この候補の文字列が入力される。
【0012】以下、本発明の文字入力装置の実施例を図
面を用いて説明する。 (実施例1)まず、図1は一実施例を示す構成図であ
る。この図において、101は文字入力手段としての文
字キー群、102は確定キー、103は選択キーであ
る。ここで文字キー群101は通常のキーボードに見ら
れるキー、すなわち、文字、数字、記号、その他改行キ
ーや削除キーなどを備えている。文字キー群101と確
定キー102と選択キー103とは個別の機器でも構わ
ないが、1つのきょう体に格納すれば設置が非常に容易
となる。また、104はディスプレイであり、オペレー
タへ視覚的情報を出力する。105は処理部、106は
予測部、107はワードプロセッサなどのエディタであ
り、ここで処理部105と予測部106とエディタ10
7とはコンピュータ上で動作するソフトウェアとして実
現されている。108はデータベースであり、オペレー
タがかつて入力した文書データを格納している。また、
あらかじめさまざまな分野から収集した文書を追加して
おくのも良く、このようにすれば、オペレータがかつて
入力したことの無いような文章を初めて入力する場合で
も効果的な予測が行える。また、図2は処理部105に
おける処理を示すフロー図である。図3はディスプレイ
104上での表示である。ここで301はエディタ10
7のウィンドウ、302はエディタ107に既に入力し
た文字列、303は現在の入力箇所を示すカーソル、3
04は候補表示ウィンドウである。また図4はデータベ
ースであり、ここで401は文書ファイルである。
面を用いて説明する。 (実施例1)まず、図1は一実施例を示す構成図であ
る。この図において、101は文字入力手段としての文
字キー群、102は確定キー、103は選択キーであ
る。ここで文字キー群101は通常のキーボードに見ら
れるキー、すなわち、文字、数字、記号、その他改行キ
ーや削除キーなどを備えている。文字キー群101と確
定キー102と選択キー103とは個別の機器でも構わ
ないが、1つのきょう体に格納すれば設置が非常に容易
となる。また、104はディスプレイであり、オペレー
タへ視覚的情報を出力する。105は処理部、106は
予測部、107はワードプロセッサなどのエディタであ
り、ここで処理部105と予測部106とエディタ10
7とはコンピュータ上で動作するソフトウェアとして実
現されている。108はデータベースであり、オペレー
タがかつて入力した文書データを格納している。また、
あらかじめさまざまな分野から収集した文書を追加して
おくのも良く、このようにすれば、オペレータがかつて
入力したことの無いような文章を初めて入力する場合で
も効果的な予測が行える。また、図2は処理部105に
おける処理を示すフロー図である。図3はディスプレイ
104上での表示である。ここで301はエディタ10
7のウィンドウ、302はエディタ107に既に入力し
た文字列、303は現在の入力箇所を示すカーソル、3
04は候補表示ウィンドウである。また図4はデータベ
ースであり、ここで401は文書ファイルである。
【0013】以下に本発明の文字入力装置の動作につい
て、エディタ107が英文ワードプロセッサである場合
を例にとって説明する。ここではオペレータがすでに入
力した単語列“This is a new ”に続い
て単語“interface”を入力しようとする時を
考える。
て、エディタ107が英文ワードプロセッサである場合
を例にとって説明する。ここではオペレータがすでに入
力した単語列“This is a new ”に続い
て単語“interface”を入力しようとする時を
考える。
【0014】図2のフロー図に沿って説明すると、ま
ず、処理部105は文字列バッファsにカーソル直前の
単語とスペース記号(ここでは“new ”)を格納す
る(ステップ1)。次に予測部106は、文字列s(=
“new ”)をデータベース108から検索し、入力
の新しいものから最大n個を選択する(ステップ2)。
これは図4では文字列402〜406のことである。続
いてこれらn個の文字列sの直後にそれぞれ存在する単
語w1,w2,〜,wn(ここではn=5を例にして説
明する。)を予測候補とする。これらの単語はデータベ
ース108より、“new ”に後続する文字列で、次
にスペース、ピリオド、コンマなどの区切り文字が出現
するまでの文字列を切り出して使用し、図4では文字列
407〜411に相当する。これらの文字列を予測単語
候補として、図3に示すようにディスプレイ上の候補表
示ウィンドウ304内に表示する(ステップ3)。すな
わちオペレータが“new ”を入力した後には、かつ
て“new ”を入力したときにその次に入力した単語
が予測候補として表示されることになる。
ず、処理部105は文字列バッファsにカーソル直前の
単語とスペース記号(ここでは“new ”)を格納す
る(ステップ1)。次に予測部106は、文字列s(=
“new ”)をデータベース108から検索し、入力
の新しいものから最大n個を選択する(ステップ2)。
これは図4では文字列402〜406のことである。続
いてこれらn個の文字列sの直後にそれぞれ存在する単
語w1,w2,〜,wn(ここではn=5を例にして説
明する。)を予測候補とする。これらの単語はデータベ
ース108より、“new ”に後続する文字列で、次
にスペース、ピリオド、コンマなどの区切り文字が出現
するまでの文字列を切り出して使用し、図4では文字列
407〜411に相当する。これらの文字列を予測単語
候補として、図3に示すようにディスプレイ上の候補表
示ウィンドウ304内に表示する(ステップ3)。すな
わちオペレータが“new ”を入力した後には、かつ
て“new ”を入力したときにその次に入力した単語
が予測候補として表示されることになる。
【0015】さて、オペレータが次に入力しようとする
単語が候補表示ウィンドウ304内に表示されれば良い
のであるが、ここでは単語“interface”を入
力しようとしているので、予測単語候補には含まれてい
ない。そこで、オペレータは“interface”の
最初の文字“i”を文字キー群101を使って入力する
ことになり、入力後は当然カーソルを1文字分だけ後方
へ移動させる(ステップ4、5)。そして文字列バッフ
ァsの末尾に先程入力された文字c(=“i”)を付け
加えて(s=s+c=“new i”)文字列sを更新
する(ステップ6)。ここで処理はステップ2に戻り、
今度は文字列s(=“new i”)をデータベースか
ら検索し、先程と同様にして予測候補を求め、表示す
る。この時のディスプレイ上での表示は図5のようにな
る。ここで501は先程入力された文字cであり、太字
表示などのように既に入力された文字列302とは区別
して視覚的に解りやすく表示する。
単語が候補表示ウィンドウ304内に表示されれば良い
のであるが、ここでは単語“interface”を入
力しようとしているので、予測単語候補には含まれてい
ない。そこで、オペレータは“interface”の
最初の文字“i”を文字キー群101を使って入力する
ことになり、入力後は当然カーソルを1文字分だけ後方
へ移動させる(ステップ4、5)。そして文字列バッフ
ァsの末尾に先程入力された文字c(=“i”)を付け
加えて(s=s+c=“new i”)文字列sを更新
する(ステップ6)。ここで処理はステップ2に戻り、
今度は文字列s(=“new i”)をデータベースか
ら検索し、先程と同様にして予測候補を求め、表示す
る。この時のディスプレイ上での表示は図5のようにな
る。ここで501は先程入力された文字cであり、太字
表示などのように既に入力された文字列302とは区別
して視覚的に解りやすく表示する。
【0016】仮に今、オペレータにより確定キー102
の入力がされたならば(ステップ7)、文字列s(=
“new i”)から直前の単語wを除いたもの
(“i”)をエディタ107に出力して(ステップ8)
終了し、既に入力した文字列302と同一の書体に変更
して、入力済みであることを視覚的にオペレータに通知
する。この時の表示を図6に示す。しかしここでは単語
“interface”を入力するのであるから、まだ
確定を行わない。
の入力がされたならば(ステップ7)、文字列s(=
“new i”)から直前の単語wを除いたもの
(“i”)をエディタ107に出力して(ステップ8)
終了し、既に入力した文字列302と同一の書体に変更
して、入力済みであることを視覚的にオペレータに通知
する。この時の表示を図6に示す。しかしここでは単語
“interface”を入力するのであるから、まだ
確定を行わない。
【0017】続いて、単語“interface”の2
文字目“n”を入力すると、同様に文字列バッファsを
更新して予測を行なった結果、図7に示すように、“i
nformation”,“interface”、
“influence”、“instrument”、
“industry”のn(=5)個の予測候補が表示
される。ここでオペレータは入力しようとしている単語
“interface”が表示されているので、確定キ
ー(図示せず)を使ってこの単語を選択する(ステップ
9)。この確定キーは予測候補の数nだけ(ここでは5
個)必要である。そうすると、選択された単語wi(=
“interface”)をエディタに出力して(ステ
ップ10)、図8に示すように、既に入力した文字列3
02の末尾に付け加える。この時選択された単語wiだ
けを出力してもよいが、図8のように、オペレータによ
るスペース文字の入力が無くても単語wiの末尾にスペ
ースを挿入して出力するようにすることもできる。この
ようにすれば、次の操作、すなわち“interfac
e”の後続単語の入力へ直ちに移行できる。
文字目“n”を入力すると、同様に文字列バッファsを
更新して予測を行なった結果、図7に示すように、“i
nformation”,“interface”、
“influence”、“instrument”、
“industry”のn(=5)個の予測候補が表示
される。ここでオペレータは入力しようとしている単語
“interface”が表示されているので、確定キ
ー(図示せず)を使ってこの単語を選択する(ステップ
9)。この確定キーは予測候補の数nだけ(ここでは5
個)必要である。そうすると、選択された単語wi(=
“interface”)をエディタに出力して(ステ
ップ10)、図8に示すように、既に入力した文字列3
02の末尾に付け加える。この時選択された単語wiだ
けを出力してもよいが、図8のように、オペレータによ
るスペース文字の入力が無くても単語wiの末尾にスペ
ースを挿入して出力するようにすることもできる。この
ようにすれば、次の操作、すなわち“interfac
e”の後続単語の入力へ直ちに移行できる。
【0018】以上はスペース記号を特別に扱った入力方
法であったが、全ての文字を同等に扱ってもよい。すな
わち単語“new”の直後に(スペース記号無しで)カ
ーソルが存在する場合は、予測候補の文字列の先頭にス
ペースが付けられた形で表示されることになる。あるい
は、“new”に後続する文字列で次に区切り文字が出
現するまでの文字列であるから、“news”や“ne
wspaper”などの単語がデータベース108中に
存在すれば、予測候補として“s”や“spaper”
などが出現することもあるので、語尾変化をする動詞や
形容詞の入力にあたって特に有効である。
法であったが、全ての文字を同等に扱ってもよい。すな
わち単語“new”の直後に(スペース記号無しで)カ
ーソルが存在する場合は、予測候補の文字列の先頭にス
ペースが付けられた形で表示されることになる。あるい
は、“new”に後続する文字列で次に区切り文字が出
現するまでの文字列であるから、“news”や“ne
wspaper”などの単語がデータベース108中に
存在すれば、予測候補として“s”や“spaper”
などが出現することもあるので、語尾変化をする動詞や
形容詞の入力にあたって特に有効である。
【0019】以上は検索する時の文字列、すなわち文字
列バッファsに格納する文字列は入力しようとしている
位置の直前の1単語だけである。これをオペレータに明
示する方法が図9である。ここで901は文字列バッフ
ァ表示ラインであり、文字列バッファsに相当する部分
に下線を表示して、入力された文字列のどの部分を使っ
て予測処理が行われているかをオペレータに視覚的に通
知することができる。
列バッファsに格納する文字列は入力しようとしている
位置の直前の1単語だけである。これをオペレータに明
示する方法が図9である。ここで901は文字列バッフ
ァ表示ラインであり、文字列バッファsに相当する部分
に下線を表示して、入力された文字列のどの部分を使っ
て予測処理が行われているかをオペレータに視覚的に通
知することができる。
【0020】また、直前の1単語だけでなくそれ以上の
数の単語を文字列バッファsに格納して検索すれば、よ
り長い文脈を予測に反映することができるので、確かに
尤もらしい候補を得ることができる(この時、文字列バ
ッファ表示ライン901の示す範囲を更新する)が、そ
のような文字列sがデータベース108に存在する頻度
も当然低くなるので適当な長さに設定する。この長さを
文字入力中にオペレータが何らかのキーなど(図示せ
ず)で任意に変更できるようにしてももちろん構わな
い。また、文字列バッファsに格納される文字列も単語
である必要はなく、単語の一部分や、記号などが混在し
ても差し支えない。
数の単語を文字列バッファsに格納して検索すれば、よ
り長い文脈を予測に反映することができるので、確かに
尤もらしい候補を得ることができる(この時、文字列バ
ッファ表示ライン901の示す範囲を更新する)が、そ
のような文字列sがデータベース108に存在する頻度
も当然低くなるので適当な長さに設定する。この長さを
文字入力中にオペレータが何らかのキーなど(図示せ
ず)で任意に変更できるようにしてももちろん構わな
い。また、文字列バッファsに格納される文字列も単語
である必要はなく、単語の一部分や、記号などが混在し
ても差し支えない。
【0021】以上、説明の簡略化のために英文入力を使
って説明したが、当然図10に示すように、日本語入力
についてもそのまま拡張できる。
って説明したが、当然図10に示すように、日本語入力
についてもそのまま拡張できる。
【0022】なお、本発明を実施するにあたっては、処
理部105、予測部106、エディタ107等の部分を
専用の装置としてではなく、汎用のコンピュータ上で実
行するソフトウェアとして実現することもでき、このよ
うな実現方法を本発明の範囲から排除するものではな
い。
理部105、予測部106、エディタ107等の部分を
専用の装置としてではなく、汎用のコンピュータ上で実
行するソフトウェアとして実現することもでき、このよ
うな実現方法を本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、次のような効果を得ることができる。 (1)かつて入力した一連の文字列はそのまま予測候補
として呈示されるので、頻繁に入力するような定型文な
どの入力が容易になる。 (2)単語辞書などを使用しないため実施が容易であ
り、英文、和文などの言語の違いに関係なく使用でき
る。
れば、次のような効果を得ることができる。 (1)かつて入力した一連の文字列はそのまま予測候補
として呈示されるので、頻繁に入力するような定型文な
どの入力が容易になる。 (2)単語辞書などを使用しないため実施が容易であ
り、英文、和文などの言語の違いに関係なく使用でき
る。
【図1】本発明の一実施例における文字入力装置の構成
図
図
【図2】処理部における処理を示すフロー図
【図3】エディタ上での表示例を示す図
【図4】データベースの例を示す図
【図5】エディタ上での表示例を示す図
【図6】確定後におけるエディタ上での表示例を示す図
【図7】エディタ上での表示例を示す図
【図8】確定後におけるエディタ上での表示例を示す図
【図9】文字列バッファ表示ラインを設けたエディタ上
での表示例を示す図
での表示例を示す図
【図10】日本語エディタ上での表示例を示す図
101 文字キー群 102 確定キー 103 タブレット 104 ディスプレイ 105 処理部 106 予測部 107 エディタ 108 データベース 301 エディタのウィンドウ 302 既に入力した文字列 303 カーソル 304 候補表示ウィンドウ 401 文書ファイル 402〜411 文字列 501 現在入力中の文字列 901 文字列バッファ表示ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 克己 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】文字を入力する文字入力手段と、 文字列データを格納する格納手段と、 文字列予測手段と、 入力文字列と、上記文字列予測手段により予測された後
続文字列候補とを表示する表示手段と、 上記後続文字列候補を選択する選択手段を具備し、 上記文字列予測手段は上記表示手段上で入力中の位置よ
りs文字あるいはt単語前から入力中の位置までの文字
列を、上記格納手段内の文字列データについて検索し、 上記表示手段は、照合された位置よりS文字あるいはT
単語後ろまでの文字列を最大n種類だけ上記後続文字列
候補として上記表示手段上に表示し、 オペレータは上記選択手段により、上記後続文字列候補
のうち何れか1つをを選択することを特徴とする文字入
力装置。 - 【請求項2】オペレータが上記文字数sと単語数tと
を、あるいは上記文字数Sと単語数Tとを変更する手段
を備えたこと特徴とする請求項1記載の文字入力装置。 - 【請求項3】上記文字列予測手段は上記表示手段上で入
力中の位置よりs文字あるいはt単語前から入力中の位
置までの文字列を、上記格納手段内の文字列データにつ
いて検索し、 上記表示手段は、照合された位置より後ろに存在する予
め定められた文字までの文字列を最大n種類だけ上記後
続文字列候補として上記表示手段上に表示することを特
徴とする請求項1記載の文字入力装置。 - 【請求項4】上記文字列予測手段は上記表示手段上で入
力中の位置よりs文字あるいはt単語前から入力中の位
置までの文字列を、上記格納手段内の文字列データにつ
いて検索し、 上記表示手段は、照合された位置より後ろに存在する文
字列が漢字であれば漢字以外の文字が出現するまで、ま
た記号であれば記号以外の文字が出現するまで、仮名で
あれば仮名以外の文字が出現するまで、数字であれば数
字以外の文字が出現するまでの文字列を最大n種類だけ
上記後続文字列候補として上記表示手段上に表示するこ
とを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。 - 【請求項5】上記後続文字列候補は上記格納手段内の文
字列データの後方からn個を選択することを特徴とする
請求項1記載の文字入力装置。 - 【請求項6】上記格納手段には作成時刻情報を付記した
複数の文字列データを格納し、上記後続文字列候補は上
記複数の文字列データの作成時刻の新しいものからn個
を選択することを特徴とする請求項1記載の文字入力装
置。 - 【請求項7】上記格納手段には作成時刻情報を付記した
複数の文字列データを格納し、上記文字列予測手段は、
オペレータが指定した文字列データのみを検索対象とす
ることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265209A JPH09114817A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 文字入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265209A JPH09114817A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 文字入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09114817A true JPH09114817A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17414049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7265209A Pending JPH09114817A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 文字入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09114817A (ja) |
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1995
- 1995-10-13 JP JP7265209A patent/JPH09114817A/ja active Pending
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