JPH09114548A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH09114548A
JPH09114548A JP7273185A JP27318595A JPH09114548A JP H09114548 A JPH09114548 A JP H09114548A JP 7273185 A JP7273185 A JP 7273185A JP 27318595 A JP27318595 A JP 27318595A JP H09114548 A JPH09114548 A JP H09114548A
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electronic device
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display
display screen
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JP7273185A
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Masayuki Togashi
正行 富樫
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、使用者の使用環境の向上を妨げ
ず、かつ電子機器本体と表示装置との一体感が損なわれ
ない電子機器を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の電子機器は、正面が凸曲面に形
成された電子機器本体と、表示画面が凸曲面に形成され
た表示装置と、表示装置を水平方向に回動自在な状態で
電子機器本体の上部に連結させる回動連結部とを備え、
電子機器本体の正面と前記表示装置の表示画面とは、そ
れぞれ回動連結部を中心とし同一の半径を有する凸曲面
に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関す
る。さらに詳細には電子機器本体と表示装置とを有する
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、電子機器に対する消費者のニ
ーズとして、電子機器の小スペース化と購入時における
手軽さとが要求されている。このため、電子機器本体と
電子機器の出力を表示する表示装置とが一体に形成され
た電子機器がある。
【0003】例えば、パーソナルコンピュータには、デ
スクトップ型のパーソナルコンピュータ本体とCRTと
を一体に形成したいわゆる一体型パーソナルコンピュー
タがある。
【0004】この一体型のパーソナルコンピュータは、
本体と別個にCRTや接続のためのケーブルを買い求め
る必要がないことから、パーソナルコンピュータに関す
る知識の少ない初心者を中心に広く普及しつつある。
【0005】このような、一体型パーソナルコンピュー
タ等の電子機器は、通常一つの筐体内に電子機器の内部
装置とCRTとを収納する構成を採ることにより一体に
形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子機
器は、電子機器本体と表示装置とを一つの筐体に収納し
た構成にされている。このため、前記したいわゆる一体
型パーソナルコンピュータを例にとると、表示装置の画
面は、常に一定の方向に向けて固定された状態となる。
従って、画面を適宜の方向に向けるためには、筐体自体
の向きを変える必要があり面倒である。
【0007】また、例えば、机上にパーソナルコンピュ
ータを配置する場合は、座席位置正面の机上のスペース
を事務作業の場として空けておき、机上の右端または左
端にパーソナルコンピュータを配置したい場合がある。
しかし、従来のいわゆる一体型のパーソナルコンピュー
タは、表示装置のみの向きを変えられないため、机上に
斜めに配置しなければならない。これは、机上のスペー
スを無駄に使うこととなる。また、外観上も雑然とした
印象を与える場合が多い。このように、従来のいわゆる
一体型パーソナルコンピュータは、その使用者における
使用環境の向上を妨げる場合があるという問題点があ
る。
【0008】さらに、いわゆる一体型パーソナルコンピ
ュータは、本体と表示装置とが一体感を有する点にデザ
インとしての美観を求めている点があり、これは、単に
従来のパーソナルコンピュータ本体の上部に従来のCR
Tを連結した構成を採るだけでは解決できない問題点で
ある。
【0009】これらは、パーソナルコンピュータに限ら
ず、電子機器本体と表示装置とが一体に形成された電子
機器に共通する問題点である。本発明は、前記した問題
点を解決するためになされたものであり、使用者の使用
環境の向上を妨げることがなく、かつ電子機器本体と表
示装置との一体感が損なわれない電子機器を提供するこ
とを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 (第1の発明)本発明は、前記技術的課題を解決するた
めに第1の発明として以下の構成を採用する。
【0011】すなわち、正面が凸曲面に形成された電子
機器本体と、表示画面が凸曲面に形成された表示装置
と、前記表示装置を水平方向に回動自在な状態で前記電
子機器本体の上部に連結させる回動連結部とを備え、前
記電子機器本体の正面と前記表示装置の表示画面とは、
それぞれ前記回動連結部を中心とし同一の半径を有する
凸曲面に形成されている(請求項1に対応)。
【0012】以下、第1の発明の構成要素について個別
に説明する。 (電子機器本体)電子機器本体は、内部に例えば電子回
路等の電子機器の機能を発揮する構成部品等を収納する
いわゆる筐体である。
【0013】この電子機器本体の正面は凸曲面に形成さ
れる。例えば、凸曲面は円柱の側面の一部に形成される
のが望ましいが、完全な円柱の側面である必要はなく、
多少の凹凸があっても良い。
【0014】電子機器本体は、上部を開口した縦断面コ
の字状の箱体と、この箱体を上方から覆う着脱自在の蓋
体とから形成されていても良い。この場合は、必要に応
じて電子機器本体と表示装置とを分離することが可能と
なる点で好ましい。
【0015】(表示装置)表示装置は、電子機器本体に
おいて処理された情報を出力するものである。例えば、
CRT、LCD等を用いることができる。
【0016】この表示装置の表示画面は正面に設けら
れ、電子機器本体の正面と同一の半径を有する凸曲面に
形成される。例えば、電子機器本体の正面が円柱の側面
の一部に形成されている場合には、表示装置の表示画面
は、電子機器本体の正面に形成された円柱の側面の一部
と同一の半径を有する円柱の側面の一部に形成される。
【0017】また、電子機器本体の正面を上方から見た
場合における円弧と、表示画面を上方から見た場合にお
ける円弧とは同一の円弧であることが望ましい。すなわ
ち、電子機器本体と表示装置との各正面は、幅方向の長
さが同一にされ、通常時にはこの幅方向の両端が一致す
る状態にされると、電子機器本体と表示装置との一体感
が高まる点で好ましい。
【0018】この表示装置は、電子機器本体の上部に連
結されるが、このとき、表示装置は、表示画面の下縁に
おける円弧と電子機器本体の正面の上縁における円弧と
が一致する状態に連結される。
【0019】(回動連結部)回動連結部は、表示装置を
電子機器本体に水平方向に回動自在に連結するものであ
る。すなわち、表示装置の回転の中心となるものであ
る。
【0020】この回動連結部は、例えば、前記電子機器
本体の上面と前記表示装置のいずれか一方に設けられる
回動軸と、前記電子機器本体の上面と前記表示装置のい
ずれか他方に設けられ、前記回動軸を水平方向に回動自
在に軸支する軸受け部とから形成する。
【0021】この回動連結部は電子機器本体の正面と表
示装置の表示画面との中心となる。従って、前記のよう
に、回動連結部を回動軸と軸受け部とから構成した場
合、例えば円柱の側面の一部にされた表示装置の表示画
面は、回動軸を中心とし表示画面の側面における直線が
回転して形成する回転面、すなわち、円柱の側面に沿っ
て移動する。
【0022】(本発明の付加的構成要素)本発明は、前
記した必須の構成要素からなるが、以下に説明する構成
要素を付加した場合であっても成立する。
【0023】(溝部およびボス)さらに、前記電子機器
本体の上面と前記表示装置の下面とのいずれか一方に設
けられ、前記回動連結部を中心とする円弧状の溝部と、
前記電子機器本体の上面と前記表示装置の下面とのいず
れか他方に設けられ、前記溝部に沿って摺動自在に挿入
されるボスとを有すると、表示装置の回動を適宜の範囲
に制御することができるため好ましい。
【0024】(第2の発明)本発明の電子機器は、以下
の示す構成を採用する場合でも課題を解決しうる第2の
発明として成立する。
【0025】すなわち、正面が凸曲面に形成された電子
機器本体と、前記電子機器本体の上部に配置され、表示
画面が凸曲面に形成された表示装置と、前記電子機器本
体の上面と前記表示装置の下面とのいずれか一方に設け
られる円弧状の案内溝と、前記電子機器本体の上面と前
記表示装置の下面とのいずれか他方に設けられると共
に、前記案内溝に沿って摺動自在に挿入されるガイドリ
ブとを備え、前記表示装置は円弧状の前記案内溝とこれ
に挿入される前記ガイドリブとにより前記案内溝の円弧
における仮想の中心部を回転中心として水平方向に回転
可能にされており、前記電子機器本体の正面と前記表示
装置の表示画面とは、前記仮想の中心部から同一の半径
で形成された凸曲面であることを特徴とする。
【0026】以下、第2の発明の構成要素を説明する。 (電子機器本体及び表示装置)第2の発明における電子
機器本体及び表示装置は、第1の発明における電子機器
本体及び表示装置とほぼ同様である。
【0027】(案内溝)第2の発明は、表示装置の回転
の中心を電子機器本体の上面よりも後方に設定する。こ
のため、第1の発明における回動連結部に代えて、円弧
状の案内溝とガイドリブとを設ける。
【0028】案内溝は、この案内溝に挿入されるガイド
リブが一定の軌跡を描いて摺動するように、電子機器本
体の上面と表示装置の下面とのいずれか一方に設けられ
る。この案内溝の円弧における仮想の中心部が、表示装
置の水平方向における回転中心となる。このとき、案内
溝は電子機器の前後方向における中心線に対して線対称
に設けられるのが好ましい。
【0029】なお、案内溝の両端長さは自由に設定可能
であり、この両端長さによって表示装置の回転角度を設
定し得る。 (ガイドリブ)ガイドリブは案内溝とともに、表示装置
を案内溝の円弧における仮想の中心部を回転中心として
回転可能にするものである。
【0030】このガイド溝は、電子機器本体の上面と表
示装置の下面とのうち、案内溝を設けた面に対する面に
設けられる。このとき、案内溝に沿って摺動自在に挿入
される。
【0031】この案内溝及びガイドリブは複数設けられ
ていても良く、この場合は、表示装置を円滑に回転させ
ることができる点で好ましい。 (本発明の作用)本発明の第1の発明にかかる電子機器
によると、表示装置の側面が押されると、回動連結部に
より表示装置が水平方向に回動する。このとき、表示装
置の表示画面は、回動連結部を中心とし、かつ表示装置
の表示画面の半径と同一の半径を底面とする仮想の円柱
の側面に沿って移動する。
【0032】また、例えば、電子機器本体の上面に円弧
状の溝部が設けられるとともに、表示装置の下面にボス
が設けられ溝部に沿って摺動自在に挿入されている場合
は、表示装置が回動すると、同時にボスが表示装置の回
転方向に摺動する。このボスは一定の距離摺動すると溝
部の端部に当接する。これにより、表示装置の回動が停
止される。
【0033】第2の発明にかかる電子機器によると、表
示装置の側面が押されると、ガイドリブが案内溝に沿っ
て摺動し、これに伴い表示装置が水平方向に回転する。
このとき、表示装置の表示画面は、案内溝の円弧におけ
る仮想の中心部を中心とし、この仮想の中心部から表示
画面までの直線距離を半径とする仮想の円柱の側面に沿
って移動する。
【0034】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施の形態〉本発明の電子機器の好適な実施の
形態を図面を用いて更に詳細に説明する。図1には、本
発明の第1の実施の形態にかかる電子機器が符号10で
示されている。 この実施の形態にかかる電子機器は、
上部にCRTディスプレイを連結したパーソナルコンピ
ュータである。この電子機器は、電子機器本体11と、
表示装置13と、回動連結部17と、溝部20と、ボス
21とから形成されている。
【0035】なお、図2には回動連結部17、溝部2
0、及びボス21の斜視図が示されており、図3には電
子機器の動作を説明する平面図が示されている。 〈電子機器本体〉電子機器本体11は、上部を開口した
縦断面コの字の箱体11aと、この箱体11aを上方か
ら覆う蓋体16とから構成されている。
【0036】箱体11aの側壁のうち、電子機器本体1
1の正面を形成する側壁は、円柱の一部に形成されてお
り、側壁外面に円柱の側面の一部である曲面部12が形
成されている。この曲面部12には、フロッピーディス
クを差し込むためのスロット12aとCD−ROMを取
り込むためのファイルベイ12bとが設けられている。
【0037】なお、この箱体11aの他の側壁は、正面
を形成する側壁に比し高さが低く形成されている。この
箱体11aの内部には、図示はしないが、CPUやメイ
ンメモリ等のパーソナルコンピュータの内部機器が内蔵
されている。
【0038】蓋体16は、底面と正面とが除かれた箱状
にされている。この蓋体16の各側壁は、箱体11aの
両側面の側壁と背面の側壁とに沿うように形成されてい
る。そして、蓋体16が箱体11aに取り付けられる
と、蓋体16の上面と箱体11aの正面側壁の上面とが
同じ高さになるようにされている。なお、この電子機器
本体11の横断面の面積は高さに拘わらずほぼ同一に形
成されている。なお、蓋体16は、箱体11aから容易
に着脱自在に取り付けられている。
【0039】〈表示装置〉表示装置13は、全体形状が
ほぼ直方体にされ、正面が円柱の側面の一部にされてお
り、内部にCRTが内蔵されている。この表示装置13
の正面には表示画面部14が設けられている。
【0040】この表示装置13は、輪郭形状を電子機器
本体11と高さのみ変えて形成されている。従って、電
子機器本体11の上面に表示装置13の下面を一致させ
て配置すると、電子機器本体11と表示装置13とが一
体として、長方形の一辺が円弧にされた横断面形状を有
する柱状になる。
【0041】〈回動連結部〉回動連結部17は、回動軸
18と軸受け部19とから形成されている。回動軸18
は、上端にフランジを有する円柱状に形成されており、
上端が表示装置13の下面に取り付けられている。この
とき、回動軸18は、図3のように、上方からみて表示
画面部14の上縁が描く円弧の中心となる位置に取り付
けられている。
【0042】この回動軸18のほぼ中間の外周面には、
リング状のボールベアリング18aが、回動軸18に貫
通された状態で取り付けられている。軸受け部19は、
蓋体16の上面に側面から見て段を有する円形の穴を形
成することにより設けられている。
【0043】軸受け部19を形成する円形の穴は、上側
の内径がボールベアリング18aの外径とほぼ一致する
径にされ、下側の内径が回動軸18の外径とほぼ一致す
る径にされて段が設けられている。
【0044】このような軸受け部19に、ボールベアリ
ング18aを嵌着させて回動軸18が取り付けられてい
る。これにより、回動軸18は、蓋体16の上面に対し
て水平方向に回動自在な状態にされている。そして、軸
受け部19を貫通した回動軸18の下端には、抜け防止
のためのリング状のストッパ22が取り付けられてい
る。
【0045】このようにして表示部13は、電子機器本
体11の上面に水平方向に回動自在に連結されている。
なお、この軸受け部19に軸支された際における回動軸
12は、曲面部12を上方から見た際の円弧の中心とな
る。
【0046】〈溝部及びボス〉蓋体16の上面には、軸
受け部19の前方に回動軸18を中心とする円弧状の溝
部20が設けられている。この溝部20は、電子機器本
体11の前後方向における中心線に対して線対称となる
ように設けられている。
【0047】一方、表示装置13の下面には、円柱状の
ボス21が表示装置の下面から突出する状態に設けられ
ている。このボス21は、電子機器本体11と表示装置
13との連結に際し、溝部20に沿って水平方向に摺動
自在に挿入される。
【0048】これにより、表示装置13の回動と共にボ
ス21が摺動する。そして、回動軸18が一定の角度回
動すると、ボス21と溝部20の端部とが当接し、回動
軸18の回転を停止させる。これにより、表示装置13
の回転角度は一定の角度に制限されている。
【0049】なお、回動軸18が蓋体16の上面に設け
られるとともに、軸受け部19が表示装置13の下面に
設けられていても良い。同様にボス21が蓋体16に設
けられるとともに、ガイド溝19がディスプレイ13に
設けられていても良い。
【0050】〈第1の実施の形態の作用〉以上説明した
第1の実施の形態にかかる電子機器10による作用を図
3を用いて説明する。
【0051】例えば、表示装置13の向かって右側面を
押すと、回動軸18がボールベアリング18aの周りを
水平方向に左周りに回動し、これに伴い表示装置13が
左周りに回動する。すなわち、表示装置13は、上方か
ら見て時計回りに回動する。
【0052】このとき、表示画面部14は、回動軸18
を中心とし、この回転軸18と表示画面部14との間に
おける水平方向の直線距離rを半径とする仮想円柱の側
面に沿って移動する。すなわち、上方から見た場合、表
示装置13の表示画面部14の上縁は、電子機器本体1
1の曲面部12の上縁に沿って半径rの円弧の軌跡を描
いて移動する。
【0053】また、表示装置13の下面に設けられたボ
ス21は、溝部20に沿って摺動する。回動軸18が一
定の角度回転すると、ボス21が溝部20の向かって左
側の端部に当接し、回動軸18の回転を停止させる。
【0054】〈第1の実施の形態の効果〉第1の実施の
形態にかかる電子機器は、以下に述べる効果を奏する。
すなわち、電子機器本体11と表示装置13とは共に仮
想の円柱の側面に沿って設けられており、また、双方の
正面の幅方向の長さは同一に形成されている。これによ
り、曲面部12の上縁と表示画面部14の下縁とを一致
させると、電子機器本体11と表示装置13とが一つの
筐体により形成されている印象をパーソナルコンピュー
タの使用者に与える。
【0055】もっとも、電子機器本体11と表示装置1
3とは、回動連結部17により水平方向に回動自在に連
結されている。従って、パーソナルコンピュータの使用
者は、必要に応じて表示装置13の向きを変えることが
できる。
【0056】この際、表示画面部14は、前記のように
回動軸18を中心としこの回動軸18と表示画面部14
との間における水平方向の直線距離rを半径とする仮想
円柱の側面に沿って移動する。従って、表示装置13
は、向きを変えることにより、電子機器本体に対して前
方に突出、あるいは後方に後退せず、双方の正面が常に
パーソナルコンピュータの使用者に対してほぼ同一の距
離を保持する。このため、電子機器本体11と表示装置
13との一体感が損なわれない。
【0057】また、溝部20とボス21とが設けられて
いるため、不必要と考えられる角度まで表示装置13が
回動するのを抑えることができ、かつ、電子機器本体1
1と表示装置13との一体感を損なわない範囲で表示装
置13を回動させることができる。
【0058】さらに、蓋体16が容易に着脱自在にされ
ているため、パーソナルコンピュータの使用者は、必要
に応じて電子機器本体11と表示装置とを分離して配置
することができる。この際、蓋体16は表示装置13の
土台として機能する。
【0059】〈第2の実施の形態〉次に、本発明の第2
の実施の形態にかかる電子機器を図4と図5とを用いて
説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同
様に上部にCRTディスプレイを連結したパーソナルコ
ンピュータである。
【0060】なお、図4には回動連結部17、溝部2
0、及びボス21の斜視図が示されており、図5には第
2の実施の形態にかかる電子機器の動作を説明する平面
図が示されている。
【0061】〈電子機器本体〉電子機器本体11は、第
1の実施の形態と同様に、上部を開口した縦断面コの字
の箱体11aと、この箱体11aを上方から覆う蓋体1
6とから構成されており、正面に円柱の側面の一部であ
る曲面部12が形成されている。この箱体11aと蓋体
16とは、第1の実施の形態における箱体11aと蓋体
16と同様の形状にされているため説明を省略する。
【0062】〈表示装置〉表示装置13は、第1の実施
の形態と同様に、全体形状がほぼ直方体にされ、正面の
表示画面部14が円柱の側面の一部にされている。この
正面には表示画面部14が設けられている。この表示装
置13は、第1の実施の形態と同様の形状にされている
ため説明を省略する。
【0063】〈案内溝〉第2の実施の形態にかかる電子
機器には、表示装置13を水平方向に回転自在にするも
のとして案内溝25とガイドリブ26とが設けられてい
る。
【0064】案内溝25は、蓋体16の上面に、蓋体1
6の前後方向の中心線に対して線対称をなす円弧状に蓋
体16の上面を切り欠いて形成されている。そして、こ
の案内溝25における仮想の円弧の中心が、表示装置1
3の回転中心となるように設けられている。
【0065】すなわち、図5のように、案内溝25の円
弧の中心は、曲面部12と表示画面部14とを上方から
みた場合における円弧の仮想の中心部Oと同心にされて
いる。ここでは、案内溝25は二つ設けられている。
【0066】なお、電子機器本体11の曲面部12と表
示装置13の表示画面14とは、それぞれ上方から見て
仮想の中心部Oを中心とする半径Rの円弧に形成されて
いる。
【0067】〈ガイドリブ〉ガイドリブ26は、横断面
形状が案内溝25よりも両端長さの短い円弧状に形成さ
れており、表示装置13の下面から突出する状態で二つ
設けられている。このガイドリブ26は、それぞれ表示
装置13を電子機器本体11の上面に配置した状態にお
いて、案内溝25に沿って摺動自在に挿入されている。
【0068】このガイドリブ26の表示画面側の下縁に
は平板状の鍔部27が設けられている。これにより、鍔
部27は、ガイドリブ26を案内溝25に挿入すると、
蓋体16の上面を形成する部材の内面と接触し、表示装
置が蓋体16の上面に対して直交する方向には抜けない
ようにされている。
【0069】また、ガイドリブ26は、曲面部12の上
縁の円弧と表示画面部14の下縁の円弧の両端が一致す
ると、電子機器本体11の前後方向の中心線に対して線
対称に位置する状態に設けられている。
【0070】なお、ガイドリブ26は、電子機器本体1
1の上面に設けられていても良く、この場合は、案内溝
25が表示装置13の下面に設けられる。 〈第2の実施の形態の作用〉以上説明した第2の実施の
形態にかかる電子機器の作用を図5を用いて説明する。
例えば、表示装置13の向かって右側面を押すと、二つ
のガイドリブ26がそれぞれ案内溝25に沿って右側の
端部に向かって摺動する。これに伴い表示装置13が左
周りに水平方向に回転する。すなわち、表示装置13は
図5のように上方から見て時計回りに回転する。
【0071】このとき、表示画面部14は、仮想の中心
部Oを中心とし、この仮想の中心部Oと表示画面部14
との間における水平方向の直線距離Rを半径とする仮想
円柱に沿って移動する。すなわち、表示装置13の表示
画面部14の下縁は、電子機器本体11の曲面部12の
上縁に沿って半径Rの円弧の軌跡を描いて移動する。
【0072】そして、ガイドリブ26は、案内溝25の
左側の端部に当接し、表示装置13の回転を停止させ
る。 〈第2の実施の形態の効果〉第2の実施の形態にかかる
電子機器の効果は以下の通りである。
【0073】案内溝25とガイドリブ26とを設けたこ
とにより、表示装置13は水平方向に回転させることが
できる。これより、パーソナルコンピュータの使用者
は、必要に応じて表示画面部14の向きを変えることが
できる。
【0074】この表示装置13の回転に際し、表示画面
部14は、仮想の中心部Oを中心とする半径Rの円を底
面とする仮想の円柱の側面に沿って移動する。このた
め、表示装置13のみの正面の向きを変えた場合であっ
ても、電子機器本体11と表示装置13との一体感が損
なわれない。
【0075】また、第1の実施の形態のように、溝部2
0とボス21とを設けることなく表示装置13の回転角
度を一定の角度に制御することができるため、部品点数
が少なくなり、製造コストを抑えることができる。さら
に、案内溝25とガイドリブ26とを複数設けたことに
より、表示装置が円滑に回転し、フリクションの発生を
抑えることができる。
【0076】〈その他〉第1、第2の実施の形態とし
て、上部にCRTディスプレイを連結したパーソナルコ
ンピュータについて説明したが、本発明の電子機器は、
上部に表示装置を備えるワードプロセッサ、あるいは、
上部にテレビを備えるビデオデッキ等であっても良い。
【0077】
【発明の効果】本発明の電子機器によると、電子機器の
使用者における使用環境の向上を妨げることがなく、か
つ電子機器本体と表示装置との一体感が損なわれない電
子機器を提供することができる。これにより、消費者の
多用な電子機器に対するニーズに対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる電子機器であって、電子機
器本体の箱体と蓋体とを分離した状態を示す斜視図であ
る。
【図2】第1の実施の形態における回動連結部、溝部、
及びボスを示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる表示装置の回動状態
を示す平面図である。
【図4】第2の実施の形態における案内溝とガイドリブ
とを示す斜視図である。
【図5】第2の実施の形態にかかる表示装置の回転状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
11 電子機器本体 11a 箱体 12 曲面部 13 表示装置 14 表示画面部 16 蓋体 17 回動連結部 18 回動軸 18a ボールベアリング 19 軸受け部 20 溝部 21 ボス 25 案内溝 26 ガイドリブ 27 鍔部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面が凸曲面に形成された電子機器本体
    と、表示画面が凸曲面に形成された表示装置と、前記表
    示装置を水平方向に回動自在な状態で前記電子機器本体
    の上部に連結させる回動連結部とを備え、 前記電子機器本体の正面と前記表示装置の表示画面と
    は、それぞれ前記回動連結部を中心とし同一の半径を有
    する凸曲面に形成されていることを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】 前記回動連結部は、前記電子機器本体の
    上面と前記表示装置のいずれか一方に設けられる回動軸
    と、 前記電子機器本体の上面と前記表示装置のいずれか他方
    に設けられ、前記回動軸を水平方向に回動自在に軸支す
    る軸受け部と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記電子機器本体の上面と前記表示装置
    の下面とのいずれか一方に設けられ、前記回動連結部を
    中心とする円弧状の溝部と、 前記電子機器本体の上面と前記表示装置の下面とのいず
    れか他方に設けられ前記溝部に沿って摺動自在に挿入さ
    れるボスと、 を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電
    子機器。
  4. 【請求項4】 正面が凸曲面に形成された電子機器本体
    と、 前記電子機器本体の上部に配置され、表示画面が凸曲面
    に形成された表示装置と、前記電子機器本体の上面と前
    記表示装置の下面とのいずれか一方に設けられる円弧状
    の案内溝と、前記電子機器本体の上面と前記表示装置の
    下面とのいずれか他方に設けられると共に、前記案内溝
    に沿って摺動自在に挿入されるガイドリブとを備え、 前記表示装置は円弧状の前記案内溝とこれに挿入される
    前記ガイドリブとにより前記案内溝の円弧における仮想
    の中心部を回転中心として水平方向に回転可能にされて
    おり、前記電子機器本体の正面と前記表示装置の表示画
    面とは、前記仮想の中心部から同一の半径で形成された
    凸曲面であることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 電子機器本体は、上部を開口した縦断面
    コの字状の箱体と、この箱体を上方から覆う着脱自在の
    蓋体とから形成されていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれかに記載の電子機器。
JP7273185A 1995-10-20 1995-10-20 電子機器 Withdrawn JPH09114548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023368A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置

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