JPH09114269A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09114269A
JPH09114269A JP7273087A JP27308795A JPH09114269A JP H09114269 A JPH09114269 A JP H09114269A JP 7273087 A JP7273087 A JP 7273087A JP 27308795 A JP27308795 A JP 27308795A JP H09114269 A JPH09114269 A JP H09114269A
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Hiroyuki Inoue
博之 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体の面の電気抵抗に応じて研磨手段
の動作を制御する画像形成装置に関し、表面の変質層を
除去して転写性能の低下を防止して印刷品質を高めるこ
とができる像形成装置を提供する画像形成装置の提供を
目的とする。 【解決手段】 像形成体1に形成されたトナー像を中間
転写体5に一次転写し、一次転写されたトナー像を記録
媒体8に転写手段9によって二次転写し、二次転写後に
中間転写体5の面をクリーニングするクリーニング手段
10を有する画像形成装置であって、中間転写体5の面に
接触及び退避し、接触したときに中間転写体5の表面の
変質層を研磨する研磨手段15と、少なくとも転写手段9
による二次転写後に、中間転写体5の電気抵抗を測定す
る抵抗測定手段20とを備え、抵抗測定手段20による測定
結果に応じて研磨手段15の動作を制御する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
等の画像形成装置に係り、特に中間転写体の面の電気抵
抗に応じて研磨手段の動作を制御する画像形成装置に関
するものである。
【0002】近来、オフィスオートメーションの発達に
伴い、普通紙が使用でき、低騒音で、しかも高速で高品
質の印字が得られ、またカラー化が容易であるといった
利点を備えた文字画像情報出力装置への需要が高まって
きている。このため感光ドラムに静電潜像を形成して現
像剤で現像する電子写真プリンタや静電プリンタが提供
され、コンピュータ端末装置、複写機及びファクシミリ
装置等に使用されている。
【0003】このようなプリンタにおいて、カラー印刷
を行うものでは、感光ドラムの周辺に複数の現像器を配
置して、順次感光ドラム上に形成された静電潜像をカラ
ートナーで現像して、一旦中間転写ドラムに転写し、全
色を中間転写ドラム上で重ね合わせた後に印刷用紙に転
写している。
【0004】しかし、中間転写ドラムは使用するに連れ
て表面の変質により転写効率が低下して色が薄くなる。
特にカラー印刷ではドラム側の色が薄くなるため色が変
わってくるので、表面を研磨して変質層を除去する必要
があるが、研磨の時期を適切に行い、且つ研磨によって
発生する研磨粉の処理を容易にする方法が望まれてい
る。
【0005】
【従来の技術】図9に多色電子写真印刷装置の内部側面
図を例示している。図に示すように、矢印の方向に回転
する感光ドラム1aの周囲に、帯電器2、レーザ露光器
3、感光ドラム1aの静電潜像を各色トナー7で現像する
4個の現像器4a〜4d、中間転写ドラム5a及びクリーナ6
が配置されている。
【0006】現像器4a〜4dは、夫々異なる色(イエロ
ー:Y、シアン:C、マゼンタ:M、ブラック:BK)
のトナー7を保有し、現像ローラ40a〜40dを備えてい
る。現像ローラ40a〜40dは、感光ドラム1aに対向し
て、トナー層により感光ドラム1a上に形成された静電潜
像を順次現像する。また、図示していない離接機構を有
し、現像時には、4個の内の1個だけが、感光ドラム1a
に接触し、他の3個は離れている。
【0007】中間転写ドラム5aは、金属材(例えば、ア
ルミニウム材)で形成された管状の芯金にゴムライニン
グしたドラム50にポリカーボネート(PC)或いはET
FE(四フッ化エチレンエチレン樹脂)で形成(例え
ば、厚さ 100μm程度) された導電性フィルム51が弛み
なく巻付けられている。
【0008】中間転写ドラム5aの周囲には、転写ローラ
9a、クリーナ10A、搬送ベルト11、定着器12が配置され
ている。クリーナ10Aは、中間転写ドラム5aから残留ト
ナーを清掃するクリーニングブレード10a、及び清掃し
た廃トナーを収容する収容部100 でユニットに構成され
ている。
【0009】感光ドラム1aと中間転写ドラム5aは圧接し
て、図示省略したモータの駆動によって連動して夫々矢
印方向に回転する。このような構成を有しており、次に
作用を説明すると、まず、感光ドラム1a及び中間転写ド
ラム5aが回転を開始し、帯電器2によってマイナス帯電
された感光ドラム1aの表面に対してレーザ露光器3から
所定の印刷パターンに応じた光が当てられると、露光し
た部分の電荷が減少して静電潜像が形成される。
【0010】更にこの潜像領域が第1色目の現像器4aの
現像ローラ40aを通過すると、マイナスに帯電したトナ
ー7が潜像領域に付着してトナー像が形成される。感光
ドラム1aに付着した第1色目のトナー像は、中間転写ド
ラム5aのドラム50から印加されたバイアス電位と圧力に
より感光ドラム1aに接触する中間転写ドラム5aに転写
(一次転写)される。感光ドラム1a上の転写されなかっ
たトナー7はクリーナ6によって除去され、第2色目の
露光、現像及び転写に備え、再び元のプロセス位置を回
る。
【0011】かくて、タイミングを取って順次第2色〜
第4色について位置決めされて、露光、現像及び転写が
行われ、4色のトナー像が中間転写ドラム5a上に重ねて
転写される。この4色の重ねの間、中間転写ドラム5aに
対して転写ローラ9a及びクリーニングブレード10aは離
間されている。
【0012】一方、印刷用紙 (以下用紙という)8a は、
ホッパー13より繰り出しローラ14によって1枚ずつ繰り
出されて、矢印A方向に中間転写ドラム5a上に転写され
たトナー像に接触する位置に搬送される。転写ローラ9a
は用紙8aにプラスの電荷を与えるように構成されてい
る。従って中間転写ドラム5aのトナー像は用紙8aのプラ
ス電荷に吸引されて転写される。転写が終了すると転写
ローラ9aは中間転写ドラム5aから離間する。
【0013】中間転写ドラム5aに4色のトナー像を転写
した後、クリーナ6によって残留トナーが清掃され、ま
た、中間転写ドラム5aにクリーニングブレード10aが接
触して残留トナーが清掃されて夫々初期状態に戻る。
【0014】4色のトナー像が転写された用紙8aは、定
着器12を構成するヒートローラR1及びこれに押し付けら
れて回転するゴムローラR2の間に挟まれ、トナー像が熱
と圧力によって用紙8aに定着され、図示していないスタ
ッカに送出される。
【0015】以上の動作を繰り返すことによって、次々
とカラー印刷が行われる。なお、上記例ではマイナス帯
電のプロセスの場合を説明したが、プラス帯電でも同様
のプロセスである。
【0016】このように、複数の現像器4a〜4dによって
順次異なる色のトナー像を感光ドラム1a上に形成し、一
旦中間転写ドラム5a上に重ねてカラーのトナー像を形成
した後、このトナー像を用紙8aに転写することにより、
カラー画像を出力している。
【0017】上記の感光ドラム1aに代えてベルト感光体
を使用した装置もあり、また、中間転写ドラム5aに代え
て中間転写ベルトを使用した装置もある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、中間転写ドラムは、その転写性能を満足するため
に、表面が所定の抵抗値を維持する必要がある。しか
し、中間転写ドラムの材質によっては、転写の際に印加
されるバイアスにより表面が変質し、その抵抗値が低下
する。変質の深さは表面から数μm程度であるが、転写
効率の低下等転写性能を劣化させる。
【0019】即ち、転写性能の劣化により、転写トナー
が薄くなる。特にカラー印刷では、三色或いは四色の重
ねによりトナーが厚くなり、中間転写ドラム側の色トナ
ーが薄くなって、色が変わってしまうという問題点があ
る。
【0020】中間転写ドラムの表面の問題について、特
開平5−241454号公報において、中間転写体の周
辺に第1のクリーニング手段と第2のクリーニング手段
(スポンジゴムにフッ素樹脂であるPFA製のチューブ
を巻いたクリーニングローラ)とを備えて、第1のクリ
ーニング手段で中間転写ドラム表面の残留トナーを除去
し、印刷の繰り返しにより除去しきれながった残留トナ
ーや紙粉等の不純物を第2のクリーニング手段で、例え
ば、10枚印刷する毎に除去する方法が記載されている
が、この方法では、上記問題点の解決する方法には成り
得ない。
【0021】また、特開平2−52373号公報には、
中間転写体の表面状態(表面に付着した微小なトナーや
熱や圧力等で溶解したトナー等で形成されるトナーフィ
ルミング層の生成状態)を光センサで検知して、摺擦部
材によって除去する方法が提案されているが、この方法
では、トナーフィルミング層の生成による中間転写体と
クリーナとの摩擦増加を正常に戻して、付着物による転
写効率の低下の防止と摩擦による不安定な駆動の防止を
図るものであり、上記問題点の解決には成り得ない。
【0022】本発明は、中間転写体の表面の変質層を除
去して、転写性能の低下を防止して印刷品質を高めるこ
とができる像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において、1は像形成体、8は記録媒体、
5は像形成体1に形成されたトナー像を一次転写する中
間転写体、9は中間転写体5に一次転写されたトナー像
を記録媒体8に二次転写する転写手段、10は転写手段9
による二次転写後に、中間転写体5の面をクリーニング
するクリーニング手段、15は中間転写体5の面に接触及
び退避し、接触によって中間転写体5の表面の変質層を
研磨する研磨手段、20は少なくとも転写手段9による二
次転写後に、中間転写体5の電気抵抗を測定する抵抗測
定手段である。
【0024】画像形成装置において、抵抗測定手段20に
よる測定結果に応じて研磨手段15の動作を制御するよう
に構成されている。従って、抵抗測定手段20によって中
間転写体5の電気抵抗を測定して、抵抗値が許容限界値
以下に低下したか否かにより、研磨手段15を中間転写体
5に接触させて研磨するか否かを制御して、表面の変質
層のために抵抗値が低下して転写性能が悪化した中間転
写体5の変質層を研磨手段15の研磨によって除去し、正
常な抵抗値に戻して転写性能を復旧させることができ、
印刷品質を確保することができる。
【0025】請求項2: 研磨手段15は、中間転写体5の
回転方向に対して転写手段9の下流側でクリーニング手
段10の上流側に設けた構成とする。従って、研磨手段15
によって削られた中間転写体5の変質層の研磨粉が研磨
手段15をすり抜けても、クリーニング手段10によって残
留トナーと共に除去することができる。
【0026】請求項3: 研磨手段15による中間転写体5
の面の研磨で発生する研磨粉、及びクリーニング手段10
による中間転写体5の面のクリーニングで発生する廃ト
ナーを共通の収容手段に収容するように構成されてい
る。
【0027】従って、研磨粉と廃トナーを共通の収容手
段に収容することで、機構を簡単化でき、保守性の向
上、コストの改善及び装置の小型化を図ることができ
る。 請求項4:研磨手段15及びクリーニング手段10は、共通
ユニットに構成する。
【0028】従って、機構を簡単化でき、保守性の向
上、コストの改善及び装置の小型化を図ることができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、従来例で説明した多色電子
写真装置に本発明を適用した実施例1及び実施例2を図
2〜図8を参照して説明する。全図を通じて同一符号は
同一対象物を示す。
【0030】1)実施例1 図2〜図7により実施例1を説明する。図2は本発明の
実施例1を示す内部側面図、図3は実施例1の要部を拡
大して示す説明図、図4は実施例1の制御ブロック図、
図5は実施例1のフローチャート、図6は実施例1の電
圧測定の説明図、図7は実施例1のタイムチャートであ
る。
【0031】図2に示すように、中間転写ドラム5a(中
間転写体)の周辺の転写ローラ9a(転写手段)とクリー
ナ10Aの間に、研磨ローラ15a(研磨手段)及び研磨に
よって発生する研磨粉を収容する収容部150 でユニット
に構成された研磨部15Aが配置されている。研磨ローラ
15aは、目の細かい研磨材で形成されている。
【0032】中間転写ドラム5aの表面の変質層は厚さ3
〜5μmを越えると転写性能の低下が顕著になるので、
3〜5μmを許容限度とし、中間転写ドラム5aの数回転
程度で数μmの研磨ができて正常面が得られるように、
研磨ローラ15aの研磨材の目の粗さ及び中間転写ドラム
5aとの後述する接触圧力が設定される。
【0033】図3に示すように、研磨ローラ15aは、離
接機構16によって中間転写ドラム5aに対して接触及び退
避し、接触時に回転機構17によって回転する。離接機構
16は、研磨ローラ15aが駆動軸160 に固定され、駆動軸
160 を一端で回動自在に支持し、中間点で支軸161 に回
動自在に支持されたレバー162 が設けられている。
【0034】レバー162 の他端はスプリング164 に付勢
されて偏心カム163 に圧接し、常態では、偏心カム163
の短径がレバー162 に接触し、研磨ローラ15aは中間転
写ドラム5aから退避している。偏心カム163 の軸165 に
モータM1が連結している。
【0035】また、回転機構17は、モータM2が連結する
歯付きプーリ (以下プーリという)P1 、支軸161 に回動
自在に支持されたプーリP2、駆動軸160 に固定されたプ
ーリP3、プーリP1,P2 に掛けられたタイミングベルト
(以下ベルトという)B1 及びプーリP2,P3 に掛けられた
ベルトB2で構成されている。
【0036】従って、モータM2の駆動でプーリP1の回転
がプーリP2を介してプーリP3に伝達し、研磨ローラ15a
が回転する。よって、モータM1の駆動で偏心カム163 を
半回転すると偏心カム163 の長径がレバー162 を押し、
レバー162 の揺動で研磨ローラ15aは中間転写ドラム5a
に所定圧力で接触する。この時までにモータM2を駆動さ
せて研磨ローラ15aを回転させれば、中間転写ドラム5a
の表面が研磨ローラ15aによって研磨される。
【0037】クリーニングブレード10a(クリーニング
手段)は、図示していないプランジャーマグネット (図
4参照)に連結し、常態では、先端が中間転写ドラム5a
から離れており、プランジャーマグネットの励磁により
先端が中間転写ドラム5aに接触する。
【0038】また、図4の制御ブロック図は、本発明に
関係するものだけ (従って、直接印刷動作に関わるもの
は省いている) を示しており、図において、18はMP
U、19はROM、20aは電圧測定器(抵抗測定手段)、
21〜23は駆動回路を示す。
【0039】MPU18は、ROM19に格納された制御プ
ログラムに従って各部を制御する。ROM19は、駆動制
御部190 、測定制御部191 、限界判定部192 及び基準判
定部193 のプログラムと、限界値設定部194 及び基準値
設定部195 を備えている。
【0040】駆動制御部190 は、限界判定部192 から電
圧測定器20aによる測定値V1が限界値VL以下であるとの
通知を受けた時に、感光ドラム1a及び中間転写ドラム5a
を空回りさせて、駆動回路21を制御してクリーニングブ
レード10aを中間転写ドラム5aへ接触させ、同時に駆動
回路22,23 を制御して研磨ローラ15aを回転させると共
に中間転写ドラム5aへ接触させる。また、基準判定部19
3 から正常復帰、即ち、電圧測定器20aによる測定値V1
が基準値Vo以上であるとの通知を受けた時に、研磨ロー
ラ15aを中間転写ドラム5aから退避させて回転を停止さ
せ、次いでクリーニングブレード10aを中間転写ドラム
5aから退避させる。(図7参照)また、基準判定部193
からの正常復帰の通知により研磨ローラ15aを中間転写
ドラム5aから退避させると共に回転を停止させ、次い
で、クリーニングブレード10aを中間転写ドラム5aから
退避させる。
【0041】測定制御部191 は、装置に電源が投入され
た時、定電流印加(中間転写ドラム5aの転写バイアス)
での電圧測定器20aによる中間転写ドラム5aに掛かる電
圧の測定を制御し、測定値V1を限界判定部192 へ送る。
また、研磨ローラ15aによる研磨中に、同様に電圧測定
を制御し、測定値V1を基準判定部193 へ送る。基準判定
部193 から基準値Voに達した旨の通知により測定を停止
する。
【0042】限界判定部192 は、測定制御部191 から送
られた測定値V1と、限界値設定部194 から読み出した限
界値VLを比較し、V1>VLであれば、許容範囲内であるこ
とを測定制御部191 へ通知し、V1≦VLであれば、限界値
VL以下 (中間転写ドラム5aの研磨が必要) である旨を駆
動制御部190 及び測定制御部191 へ通知する。
【0043】基準判定部193 は、測定制御部191 から送
られた測定値V1と、基準値設定部195 から読み出した基
準値Voを比較し、V1≧Voになった時に、基準値Voに達し
た旨を駆動制御部190 及び測定制御部191 へ通知する。
【0044】限界値設定部194 は、中間転写ドラム5aの
表面の限界値VLが設定されている。電圧限界値VLは、中
間転写ドラム5aの転写性能の低下の許容限界の電圧値で
ある。
【0045】基準値設定部195 は、中間転写ドラム5aの
基準値Vo (=VL+α) が設定されている。基準値Voは、
中間転写ドラム5aの正常な転写性能が得られる電圧値で
ある。
【0046】電圧測定器20aは、測定制御部191 に制御
されて、定電流電源PWにより中間転写ドラム5aに(アル
ミニウムの芯金から印加)掛かる電圧を測定して、測定
制御部191 に通知する。
【0047】即ち、図6に示すように、電圧測定は定電
流電源PWによって中間転写ドラム5aとアース間の電圧を
測定する。元来は、中間転写ドラム5aの表面の電気抵抗
Rの低下状態をチェックするために測定するのである
が、RI=V(ここで、Vは電圧、Iは電流)であり、
定電流電源PWであるので、RはVに比例し、Rを計算す
るまでもなく、Vの低下状態からRの低下を判定するこ
とができる。
【0048】このような構成及び機能を有するので、次
に図5のフローチャート及び図7のタイムチャートによ
り作用を説明する。 まず、装置の電源をONすると、電圧測定器20aで中
間転写ドラム5aに掛かる電圧を測定し、測定値V1を限界
判定部192 へ送る。
【0049】限界判定部192 で測定値V1と設定された
限界値VLを比較し、V1>VLであれば、印刷開始待ち状態
とする。 比較結果が、V1≦VLであれば、図7に示すように、ク
リーニングブレード10a及び研磨ローラ15aを中間転写
ドラム5aに接触させて、残留トナーのクリーニング及び
変質層の研磨を行う。
【0050】即ち、図7(c) 及び(d) に示すように、研
磨ローラ15aが回転を開始し、クリーニングブレード10
aが中間転写ドラム5aに接触し、同時に(a) に示すよう
に、偏心カム163 が1/2回転して、(b) に示すように
研磨ローラ15aが中間転ドラム5aを押圧して研磨を開始
する。
【0051】クリーニングされた残留トナーはクリー
ナ10Aの収容部100 に収容され、研磨で発生した研磨粉
は研摩部15Aの収容部150 へ収容される。 研磨の進行中、電圧測定器20aにより電圧測定を継続
して行い、測定値V1を基準判定部193 へ送る。
【0052】基準判定部193 で測定値V1と設定された
基準値Voを比較し、V1≧Voとなった時に、測定を停止
し、図7に示すように、クリーニングブレード10a及び
研磨ローラ15aを中間転写ドラム5aから離間し、印刷開
始待ち状態となる。
【0053】即ち、図7(a) 〜(c) に示すように、偏心
カム163 を1/2回転を開始すると同時に研磨ローラ15
aを中間転写ドラム5aから離間し、(a) 及び(d) に示す
ように、偏心カム163 の1/2回転が終了したタイミン
グでクリーニングブレード10aを中間転写ドラム5aから
離間する。
【0054】このようにして、中間転写ドラム5aの表面
が変質して電気抵抗が低下するのを電圧測定器20aによ
って測定し、測定値が許容限界値以下に低下した時に、
研磨ローラ15aで研磨して変質層を除去することができ
るので、転写性能の低下により色が薄くなること、特に
カラー印刷における色変わりを防止し、印刷品質を向上
させることができる。しかも、中間転写ドラム5aの導電
性フィルム51を研磨によって転写性能を復旧させて有効
に使用することができる。
【0055】また、中間転写ドラム5aの回転方向に対し
てクリーナ10Aの下流側に研磨部15Aを配置したので、
研磨粉が研磨ローラ15aをすり抜けても、研磨粉をクリ
ーニングブレード10aで除去できて、中間転写ドラム5a
上から除くことができるので、画質の劣化を防止するこ
とができる。 2)実施例2 図8により実施例2を説明する。実施例2が上記実施例
1と異なるのは、実施例1のクリーナ10Aと研磨部15A
を纏めて1つのユニットに構成し、収容部100,150 を共
通化したものである。
【0056】即ち、図8に示すように、クリーニングブ
レード10a及び研磨ローラ15aが1つの筺体24内に配置
され、共通の収容部240 が設けられて、ユニット25に構
成されている。クリーニングブレード10a及び研磨ロー
ラ15aは、図示省略した移動機構によって筺体24を水平
に移動させることにより中間転写ドラム5aに同時に離接
する。研磨ローラ15aの回転機構及び制御は実施例1と
同様である。
【0057】このような構成を有するので、研磨ローラ
15aを回転し、クリーニングブレード10a及び研磨ロー
ラ15aを中間転写ドラム5aに接触させて、中間転写ドラ
ム5aを研磨ローラ15aが研磨したときに生じた研磨粉、
及びクリーニングブレード10aによってクリーニングさ
れた残留トナーが収容部240 に収容される。
【0058】従って、ユニット筺体及び離接機構が共通
化されて部品点数が削減され、廃トナー及び研磨粉の処
理が簡単になり、コストの改善及び装置の小型化を図る
ことができる。
【0059】本発明では、中間転写体の表面の電気抵抗
を測定して、抵抗値が所定値以下になった時に、中間転
写体の表面の変質層を研磨する方法であるが、変質層の
生成と印刷量の間には、近似的ながら相関があるので、
所定枚数(例えば、1000〜2000枚) 印刷する毎に所定時
間(或いは中間転写ドラム5aの回転回数) 研磨する方法
としても相当の効果が得られる。また、印刷動作によっ
て所定枚数で研磨を行うことができない場合には、印刷
枚数に比例した時間だけ研磨する方法としても良い。
【0060】上記実施例では、定電流電源により電圧を
測定する方法を説明したが、定電圧電源により電流を測
定する方法としても良いことは勿論である。また、中間
転写ドラム5aを使用した装置の場合を説明したが、中間
転写ベルトを使用した装置の場合にも適用することがで
きる。
【0061】更に、カラー印刷を行う場合を説明した
が、モノクロ印刷の場合にも中間転写体を有する装置で
あれば、同様に適用することができる。また、感光ドラ
ム1aを使用した装置の場合を説明したが、感光ベルトを
使用した装置の場合にも同様に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、 中間転写体の表面が変質して電気抵抗値が低下して
も、変質層を除去することができて、転写性能の低下に
より転写トナーが薄くなることが防止でき、特にカラー
印刷の場合の色の変化を防止できて、印刷品質を高める
ことができる。
【0063】中間転写体の表面の導電性フィルムを有
効に使用することができる。 中間転写体の表面を研磨した際に生じる研磨粉が、研
磨手段をすり抜けてもクリーニング手段に除去されて、
中間転写体上から除去することができるので、画質の劣
化を防止することができる。
【0064】クリーニング手段の廃トナーの収容部と
研磨手段の研磨粉の収容部を共通とし、また、クリーニ
ング手段と研磨手段を共通ユニットに構成したことによ
り、ユニット筺体及び離接機構が共通化されて部品点数
が削減され、廃トナー及び研磨粉の処理が簡単になり、
コストの改善及び装置の小型化を図ることができる。と
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の実施例1を示す内部側面図
【図3】 実施例1の要部を拡大して示す説明図
【図4】 実施例1の制御ブロック図
【図5】 実施例1のフローチャート
【図6】 実施例1の電圧測定の説明図
【図7】 実施例1のタイムチャート
【図8】 実施例2の要部を示す側面図
【図9】 従来例の電子写真印刷装置を示す内部側面図
【符号の説明】
1は像形成体、 1aは感光ドラム、 5は中
間転写体、5aは中間転写ドラム、 6,10Aはクリーナ、
8は記録媒体、8aは用紙、 9は転写手
段、 9aは転写ローラ、10はクリーニング手段、
10aはクリーニングブレード、15は研磨手段、
15Aは研磨部、 15aは研磨ローラ、20は抵抗測
定手段、 20aは電圧測定器、 25はユニット、10
0,150,240 は収容部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に形成されたトナー像を中間転
    写体に一次転写し、一次転写されたトナー像を記録媒体
    に転写手段によって二次転写し、二次転写後に中間転写
    体の面をクリーニングするクリーニング手段を有する画
    像形成装置であって、 前記中間転写体の面に接触及び退避し、接触したときに
    中間転写体の表面の変質層を研磨する研磨手段と、 少なくとも前記転写手段による二次転写後に、中間転写
    体の電気抵抗を測定する抵抗測定手段とを備え、 抵抗測定手段による測定結果に応じて研磨手段の動作を
    制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨手段は、前記中間転写体の回転
    方向に対して前記転写手段の下流側で、前記クリーニン
    グ手段の上流側に設けたことを特徴とする請求項1の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨手段による前記中間転写体の面
    の研磨で発生する研磨粉、及びクリーニング手段による
    中間転写体の面のクリーニングで発生する廃トナーを共
    通の収容手段に収容することを特徴とする請求項1或い
    は請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記研磨手段及び前記クリーニング手段
    は、共通ユニットに構成することを特徴とする請求項
    1、請求項2或いは請求項3の画像形成装置。
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