JPH09113902A - 光拡散フィルムおよび表示装置 - Google Patents
光拡散フィルムおよび表示装置Info
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- JPH09113902A JPH09113902A JP7271519A JP27151995A JPH09113902A JP H09113902 A JPH09113902 A JP H09113902A JP 7271519 A JP7271519 A JP 7271519A JP 27151995 A JP27151995 A JP 27151995A JP H09113902 A JPH09113902 A JP H09113902A
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- film
- diffusion film
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 正面の明るさを高め、導光板の散乱ドットを
隠すことができる液晶ディスプレイおよび光拡散フィル
ムを提供する。 【解決手段】 液晶ディスプレイ10は反射ケース14
と、反射シート14の表面側に設けられ散乱ドット12
を有する導光板11とを備えている。導光板11の表面
側に、光拡散フィルム1、プリズムシート2および液晶
パネル7が順次設けられている。光拡散フィルム1は、
入射角が60°〜85°のとき出射角のピークが30°
〜70°となっており、そのヘイズ値は80%以上とな
っている。
隠すことができる液晶ディスプレイおよび光拡散フィル
ムを提供する。 【解決手段】 液晶ディスプレイ10は反射ケース14
と、反射シート14の表面側に設けられ散乱ドット12
を有する導光板11とを備えている。導光板11の表面
側に、光拡散フィルム1、プリズムシート2および液晶
パネル7が順次設けられている。光拡散フィルム1は、
入射角が60°〜85°のとき出射角のピークが30°
〜70°となっており、そのヘイズ値は80%以上とな
っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光拡散フィルムお
よび液晶ディスプレイ等の表示装置に係り、とりわけプ
リズムシートと併用する際、入射角と出射角をバランス
良く調整した光拡散フィルムおよび表示装置に関する。
よび液晶ディスプレイ等の表示装置に係り、とりわけプ
リズムシートと併用する際、入射角と出射角をバランス
良く調整した光拡散フィルムおよび表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種ディスプレイあるいは証明器具にお
いて、光源の光を均一に広げ視認性を高めるために光拡
散フィルムが用いられている。従来の光拡散フィルム
は、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート
樹脂等の光透過性樹脂からなるフィルム基材の表面に凹
凸を形成したり、あるいはポリメチルメタアクリレート
樹脂、ポリカーボネート樹脂等の光透過性樹脂からなる
フィルム基材に、光拡散剤を分散したり、さらには光拡
散剤を光透過性樹脂中に配合分散させた組成物をフィル
ム基材上に塗布したりして作成される。
いて、光源の光を均一に広げ視認性を高めるために光拡
散フィルムが用いられている。従来の光拡散フィルム
は、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート
樹脂等の光透過性樹脂からなるフィルム基材の表面に凹
凸を形成したり、あるいはポリメチルメタアクリレート
樹脂、ポリカーボネート樹脂等の光透過性樹脂からなる
フィルム基材に、光拡散剤を分散したり、さらには光拡
散剤を光透過性樹脂中に配合分散させた組成物をフィル
ム基材上に塗布したりして作成される。
【0003】図5に示すように光拡散フィルム1は通
常、散乱ドット12を有する導光板11と液晶パネル7
との間に設置され、ケース14内に設けられた光源13
からの光を拡散させるものである。このような目的の光
拡散フィルムは数多く提案されている。
常、散乱ドット12を有する導光板11と液晶パネル7
との間に設置され、ケース14内に設けられた光源13
からの光を拡散させるものである。このような目的の光
拡散フィルムは数多く提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光源13か
らの光を集光して液晶パネル7正面の輝度を高めるた
め、光源13と液晶パネル7との間にプリズムシートを
配置することが考えられている。この場合、プリズムシ
ートは光拡散フィルム1と併用されることになるが、従
来はプリズムシートと光拡散フィルム1との組合せ構造
が十分考慮されておらず、プリズムシートにより十分な
輝度の向上が得られないことがある。
らの光を集光して液晶パネル7正面の輝度を高めるた
め、光源13と液晶パネル7との間にプリズムシートを
配置することが考えられている。この場合、プリズムシ
ートは光拡散フィルム1と併用されることになるが、従
来はプリズムシートと光拡散フィルム1との組合せ構造
が十分考慮されておらず、プリズムシートにより十分な
輝度の向上が得られないことがある。
【0005】一方、光拡散フィルム1を用いる場合、導
光板11の散乱ドット12を隠す機能を光拡散フィルム
1にもたせる必要がある。
光板11の散乱ドット12を隠す機能を光拡散フィルム
1にもたせる必要がある。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、プリズムシートと光拡散フィルムとを併用
した場合に光源からの輝度を向上させることができ、か
つ導光板の散乱ドットを隠すことができる光拡散フィル
ムおよび表示装置を提供する。
ものであり、プリズムシートと光拡散フィルムとを併用
した場合に光源からの輝度を向上させることができ、か
つ導光板の散乱ドットを隠すことができる光拡散フィル
ムおよび表示装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の面また
は両方の面が、凸部形成面となっている光拡散フィルム
において、フィルムに対する光の入射角が60°〜85
°のとき出射角のピークが30°〜70°となり、かつ
ヘイズ値が80%以上となるよう構成したことを特徴と
する光拡散フィルム、および裏面に散乱ドットを有する
導光板と、該導光板上に配置されたプリズムシートと、
前記導光板の端部に設置された光源と、プリズムシート
上に配置された液晶パネルとを備え、プリズムシートと
前記液晶パネルとの間に請求項1記載の光拡散フィルム
を配設したことを特徴とする表示装置である。
は両方の面が、凸部形成面となっている光拡散フィルム
において、フィルムに対する光の入射角が60°〜85
°のとき出射角のピークが30°〜70°となり、かつ
ヘイズ値が80%以上となるよう構成したことを特徴と
する光拡散フィルム、および裏面に散乱ドットを有する
導光板と、該導光板上に配置されたプリズムシートと、
前記導光板の端部に設置された光源と、プリズムシート
上に配置された液晶パネルとを備え、プリズムシートと
前記液晶パネルとの間に請求項1記載の光拡散フィルム
を配設したことを特徴とする表示装置である。
【0008】本発明によれば、光光源フィルム1に対し
て入射角が60°〜85°で進入した光は、出射角30
°〜70°で出射してプリズムシート内に進入する。そ
の後、光はプリズムシートにより出射角がより小さくな
るよう集光される。このためプリズムシートから液晶パ
ネル側へ入射する光の輝度を高めることができる。また
拡散フィルムのヘイズ値は80%以上となっているの
で、液晶パネル側から視認した場合、光拡散フィルムに
よって導光板の散乱ドットを確実に隠すことができる。
て入射角が60°〜85°で進入した光は、出射角30
°〜70°で出射してプリズムシート内に進入する。そ
の後、光はプリズムシートにより出射角がより小さくな
るよう集光される。このためプリズムシートから液晶パ
ネル側へ入射する光の輝度を高めることができる。また
拡散フィルムのヘイズ値は80%以上となっているの
で、液晶パネル側から視認した場合、光拡散フィルムに
よって導光板の散乱ドットを確実に隠すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。図1乃至図4は本発明の一実施
例を示す図である。
施例について説明する。図1乃至図4は本発明の一実施
例を示す図である。
【0010】まず図1により本発明による表示装置(液
晶ディスプレイ)について説明する。図1に示すよう
に、液晶ディスプレイ10は裏面に散乱ドット12を有
する導光板11と、この導光板11の裏面側に設けられ
た反射ケース14と、導光板11に対して光を入射する
光源13とを備えている。
晶ディスプレイ)について説明する。図1に示すよう
に、液晶ディスプレイ10は裏面に散乱ドット12を有
する導光板11と、この導光板11の裏面側に設けられ
た反射ケース14と、導光板11に対して光を入射する
光源13とを備えている。
【0011】導光板11の表面側(視認側)には、更に
光を拡散する光拡散フィルム1、光を集光するプリズム
シート2および液晶パネル7が順次設けられている。
光を拡散する光拡散フィルム1、光を集光するプリズム
シート2および液晶パネル7が順次設けられている。
【0012】なお、図2に示すようにプリズムシート2
と液晶パネル7との間に、追加のプリズムシート2aを
設け、この追加のプリズムシート2aによりプリズムシ
ート2からの光を更に集光させてもよい。プリズムシー
ト2,2aは、いずれも入射する光の入射角が30°の
場合、出射角は0°となっている。
と液晶パネル7との間に、追加のプリズムシート2aを
設け、この追加のプリズムシート2aによりプリズムシ
ート2からの光を更に集光させてもよい。プリズムシー
ト2,2aは、いずれも入射する光の入射角が30°の
場合、出射角は0°となっている。
【0013】次に光拡散フィルム1について、図3
(a)(b)により説明する。図3(a)(b)に示す
ように、光拡散フィルム1は少なくともその表面側(上
側)の面が凸部形成面となっている。
(a)(b)により説明する。図3(a)(b)に示す
ように、光拡散フィルム1は少なくともその表面側(上
側)の面が凸部形成面となっている。
【0014】光拡散フィルム1は、光透過性基材1a表
面に、光透過性樹脂3中にビーズ状の光拡散剤4を分散
させた組成物をコーティングすることにより形成され、
光透過性樹脂1aの裏面にはマットコート層5が設けら
れている。
面に、光透過性樹脂3中にビーズ状の光拡散剤4を分散
させた組成物をコーティングすることにより形成され、
光透過性樹脂1aの裏面にはマットコート層5が設けら
れている。
【0015】このような光拡散フィルム1には、表面形
状として二つ形態が考えられる。その第一は、光拡散剤
4が光透過性樹脂3から突出して表面凹凸が大きいもの
であり(図3(a))、第二は、光拡散材4が光透過性
樹脂3中にほとんど埋没して表面凹凸が小さいものであ
る(図3(b))。
状として二つ形態が考えられる。その第一は、光拡散剤
4が光透過性樹脂3から突出して表面凹凸が大きいもの
であり(図3(a))、第二は、光拡散材4が光透過性
樹脂3中にほとんど埋没して表面凹凸が小さいものであ
る(図3(b))。
【0016】次に光拡散フィルム1の各構成要素の材料
について説明する。まず光透過性基材1aは賦形性、透
明性、耐光性、コーティング適性等からポリカーボネー
ト樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリスチレン樹脂を主成分とするフィルムを使用す
ることが望ましく、基材1aの厚みについては特に制限
はないが、取扱い易さの点から25〜200μが望まし
い。
について説明する。まず光透過性基材1aは賦形性、透
明性、耐光性、コーティング適性等からポリカーボネー
ト樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリスチレン樹脂を主成分とするフィルムを使用す
ることが望ましく、基材1aの厚みについては特に制限
はないが、取扱い易さの点から25〜200μが望まし
い。
【0017】また光透過性樹脂3としては、例えばポリ
エステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビリニデン系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、
セルロース系樹脂、オルガノシロキサン系樹脂、ポリイ
ミド系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリアリレート系樹
脂等が用いられる。この中でも、使用される基材1a及
び光拡散剤4によって異なるが、ポリエステル系樹脂、
アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂がコーティング適性等
の問題から特に望ましい。
エステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビリニデン系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、
セルロース系樹脂、オルガノシロキサン系樹脂、ポリイ
ミド系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリアリレート系樹
脂等が用いられる。この中でも、使用される基材1a及
び光拡散剤4によって異なるが、ポリエステル系樹脂、
アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂がコーティング適性等
の問題から特に望ましい。
【0018】光拡散剤4に使用されるものとしては、ア
クリル、有機シリコーン、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、尿素樹脂、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタンを
主成分とするビーズあるいはフィラー及びそれらの中空
ビーズであることが望ましい。このうちアクリルビーズ
は耐候性等から特に望ましく、使用される光拡散剤4の
平均粒子系は、1〜50μが望ましい。またこれらの光
拡散剤4は単独もしくは2種類以上の組み合わせで用い
ても良い。
クリル、有機シリコーン、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、尿素樹脂、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタンを
主成分とするビーズあるいはフィラー及びそれらの中空
ビーズであることが望ましい。このうちアクリルビーズ
は耐候性等から特に望ましく、使用される光拡散剤4の
平均粒子系は、1〜50μが望ましい。またこれらの光
拡散剤4は単独もしくは2種類以上の組み合わせで用い
ても良い。
【0019】なお、上記基材2、光透過性樹脂3および
光拡散剤4中に商品価値を高めるために光安定剤、熱安
定剤、帯電防止剤、その他の添加剤を別に添加配合して
も良い。
光拡散剤4中に商品価値を高めるために光安定剤、熱安
定剤、帯電防止剤、その他の添加剤を別に添加配合して
も良い。
【0020】光拡散剤と光透過性樹脂との好ましい配合
比は、使用される材料・屈折率・光拡散剤の粒径等に依
存するが、光透過性樹脂100重量部に対し、10〜1
50重量部程度である。
比は、使用される材料・屈折率・光拡散剤の粒径等に依
存するが、光透過性樹脂100重量部に対し、10〜1
50重量部程度である。
【0021】ところで、ビーズ状の光拡散剤4が光透過
性樹脂3から突出した光拡散フィルム1(図3(a))
は、光の入射角が60°〜85°のとき出射角のピーク
が30°以上となっており、またそのヘイズ値は85〜
88%となっている。また光拡散剤4が光透過性樹脂3
中にほとんど埋没している光拡散フィルム1(図3
(b))は、光入射角のピークが60°〜85°のとき
出射角のピークが70°以下となっており、またそのヘ
イズ値は80%以上となっている。
性樹脂3から突出した光拡散フィルム1(図3(a))
は、光の入射角が60°〜85°のとき出射角のピーク
が30°以上となっており、またそのヘイズ値は85〜
88%となっている。また光拡散剤4が光透過性樹脂3
中にほとんど埋没している光拡散フィルム1(図3
(b))は、光入射角のピークが60°〜85°のとき
出射角のピークが70°以下となっており、またそのヘ
イズ値は80%以上となっている。
【0022】図4に光拡散フィルム1の入射角と出射角
の関係について説明する。一般に光源13から導光板1
1を経た光は、光拡散フィルム1に対して60°〜85
°の入射角で進入する。図4は、光拡散フィルム1に対
して60°の入射角で光が進入した場合の出射角のピー
クを示したものであり、出射角のピークは30°〜70
°の間に入っている。
の関係について説明する。一般に光源13から導光板1
1を経た光は、光拡散フィルム1に対して60°〜85
°の入射角で進入する。図4は、光拡散フィルム1に対
して60°の入射角で光が進入した場合の出射角のピー
クを示したものであり、出射角のピークは30°〜70
°の間に入っている。
【0023】上記光拡散フィルム1としては、下表のも
のを用いることができる。
のを用いることができる。
【0024】 表 光拡散 輝 度 * ヘイズ 出光ピーク角(°) 備 考 フィルム (cd/m2 ) (%) (入射角70°のとき) No.5500SC 1595 85.3 51° 図2の構成で 測定* No.7900SC 1223 91.3 42° 図1の構成で 測定* 次にこのような構成からなる本実施例の作用について説
明する。
明する。
【0025】図1において、光源13から導光板11を
経た光は、光拡散フィルム1に対して60°〜85°の
入射角で進入する。この場合、図1に示す光拡散フィル
ム1は図3(a)に示すタイプのものであり、入射角が
60°〜85°のとき出射角のピークが30°〜50°
となっている。このため、光拡散フィルム1から出射し
た光は、プリズムシート2に対して30°〜50°の入
射角で進入する。次にプリズムシート2に30°〜50
°の入射角で進入した光は、プリズムシート2から0°
〜30°の出射角で出射し、液晶パネル7内に進入す
る。
経た光は、光拡散フィルム1に対して60°〜85°の
入射角で進入する。この場合、図1に示す光拡散フィル
ム1は図3(a)に示すタイプのものであり、入射角が
60°〜85°のとき出射角のピークが30°〜50°
となっている。このため、光拡散フィルム1から出射し
た光は、プリズムシート2に対して30°〜50°の入
射角で進入する。次にプリズムシート2に30°〜50
°の入射角で進入した光は、プリズムシート2から0°
〜30°の出射角で出射し、液晶パネル7内に進入す
る。
【0026】また図2において、光源13から導光板1
1を経た光は、光拡散フィルム1に対して60°〜85
°の入射角で進入する。この場合、図2に示す光拡散フ
ィルム1は図3(b)に示すタイプのものであり、入射
角が60°〜85°のとき出射角のピークが50°〜8
0°となっている。このため光拡散フィルム1から出射
した光はプリズムシート2に対して50°〜80°の入
射角で進入する。
1を経た光は、光拡散フィルム1に対して60°〜85
°の入射角で進入する。この場合、図2に示す光拡散フ
ィルム1は図3(b)に示すタイプのものであり、入射
角が60°〜85°のとき出射角のピークが50°〜8
0°となっている。このため光拡散フィルム1から出射
した光はプリズムシート2に対して50°〜80°の入
射角で進入する。
【0027】次にプリズムシート2に50°〜80°の
入射角で進入した光は、プリズムシート2から20°〜
50°の出射角で出射して追加のプリズムシート2aに
20°〜50°の入射角で進入する。追加のプリズムシ
ート2aに20°〜50°の入射角で進入した光は、追
加プリズムシート2aから0°〜30°の出射角で出射
し、液晶パネル7内に進入する。
入射角で進入した光は、プリズムシート2から20°〜
50°の出射角で出射して追加のプリズムシート2aに
20°〜50°の入射角で進入する。追加のプリズムシ
ート2aに20°〜50°の入射角で進入した光は、追
加プリズムシート2aから0°〜30°の出射角で出射
し、液晶パネル7内に進入する。
【0028】このように、図1および図2に示す本実施
例によれば、液晶パネル7正面における輝度を高め、消
費電力の削減を図ることができる。また光拡散フィルム
1は、所定のヘイズ値を有しているので、液晶パネル7
側から目視した場合に、導光板11の裏面側に設けられ
た散乱ドット12がみえることはない。
例によれば、液晶パネル7正面における輝度を高め、消
費電力の削減を図ることができる。また光拡散フィルム
1は、所定のヘイズ値を有しているので、液晶パネル7
側から目視した場合に、導光板11の裏面側に設けられ
た散乱ドット12がみえることはない。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。実施例1 図3(a)に示した光拡散フィルムの実施例について以
下に示す。基材は100μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(アイ・シー・アイ・シャパン(株)製
MX−518)を使用した。光拡散インキの組成は以下
の通りである。
下に示す。基材は100μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(アイ・シー・アイ・シャパン(株)製
MX−518)を使用した。光拡散インキの組成は以下
の通りである。
【0030】 バインダー:東洋紡(株)製バイロン200ポリエステル樹脂 43重量部 光拡散剤 :積水化成品工業(株)製MBX−10 (平均粒子径10μm) 100重量部 希釈溶剤 :メチルエチルケトン 60重量部 トルエン 60重量部 固形分 :54% 上記のインキを基材の片面に乾燥時の塗工量で9g/m
2 にコーティングした結果、入射角70°の時のこの光
拡散フィルムの出射角は42°であった。
2 にコーティングした結果、入射角70°の時のこの光
拡散フィルムの出射角は42°であった。
【0031】図1で示すように導光板上にこの光拡散フ
ィルムとレンズフィルムを1枚重ねた構成で導光板の法
線方向0°で輝度計によって輝度を測定した結果、12
23cd/m2 と良好であり、導光板背面のドットパター
ンも認められなかった。実施例2 図3(b)に示した光拡散フィルムの実施例について以
下に示す。基材は100μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(アイ・シー・アイ・シャパン(株)製
MX−518)を使用した。光拡散インキの組成は以下
の通りである。
ィルムとレンズフィルムを1枚重ねた構成で導光板の法
線方向0°で輝度計によって輝度を測定した結果、12
23cd/m2 と良好であり、導光板背面のドットパター
ンも認められなかった。実施例2 図3(b)に示した光拡散フィルムの実施例について以
下に示す。基材は100μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(アイ・シー・アイ・シャパン(株)製
MX−518)を使用した。光拡散インキの組成は以下
の通りである。
【0032】 バインダー:東洋紡(株)製バイロン200 ポリエステル樹脂 100重量部 光拡散剤 :積水化成品工業(株)製MBX−10 (平均粒子径10μm) 43重量部 希釈溶剤 :メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 固形分 :42% 上記のインキを基材の片面に乾燥時の塗工量で16g/
m2 にコーティングした結果、入射角70°の時のこの
光拡散フィルムの出射角は51°であった。
m2 にコーティングした結果、入射角70°の時のこの
光拡散フィルムの出射角は51°であった。
【0033】図2で示すように導光板上にこの光拡散フ
ィルムとレンズフィルムを2枚重ねた構成で導光板の法
線方向0°で輝度計によって輝度を測定した結果、15
95cd/m2 と良好であり、導光板背面のドットパター
ンも認められなかった。
ィルムとレンズフィルムを2枚重ねた構成で導光板の法
線方向0°で輝度計によって輝度を測定した結果、15
95cd/m2 と良好であり、導光板背面のドットパター
ンも認められなかった。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光拡散フィルムおよびプリズムシートを経て液晶パネル
側へ入射する光の輝度を高めることができる。このため
鮮明な表示装置を提供することができる。また液晶パネ
ル側から視認した場合、光拡散フィルムによって、導光
板の散乱ドットを確実に隠すことができる。
光拡散フィルムおよびプリズムシートを経て液晶パネル
側へ入射する光の輝度を高めることができる。このため
鮮明な表示装置を提供することができる。また液晶パネ
ル側から視認した場合、光拡散フィルムによって、導光
板の散乱ドットを確実に隠すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示装置の一実施例を示す断面
図。
図。
【図2】表示装置の他の例を示す断面図。
【図3】光拡散フィルムを示す側断面図。
【図4】光拡散フィルムに入射角が60°で光が入射し
た場合の出射角のピークを示す図。
た場合の出射角のピークを示す図。
【図5】従来の表示装置を示す断面図。
1 光拡散フィルム 1a 基材 2 プリズムシート 3 光透過性樹脂 4 光拡散剤 7 液晶パネル 10 液晶ディスプレイ 11 導光板 12 散乱ドット
Claims (2)
- 【請求項1】一方の面または両方の面が、凸部形成面と
なっている光拡散フィルムにおいて、 フィルムに対する光の入射角が60°〜85°のとき出
射角のピークが30°〜70°となり、かつヘイズ値が
80%以上となるよう構成したことを特徴とする光拡散
フィルム。 - 【請求項2】裏面に散乱ドットを有する導光板と、 該導光板上に配置されたプリズムシートと、 前記導光板の端部に設置された光源と、 プリズムシート上に配置された液晶パネルとを備え、 前記プリズムシートと前記液晶パネルとの間に請求項1
記載の光拡散フィルムを配設したことを特徴とする表示
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7271519A JPH09113902A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 光拡散フィルムおよび表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7271519A JPH09113902A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 光拡散フィルムおよび表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09113902A true JPH09113902A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17501206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7271519A Withdrawn JPH09113902A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 光拡散フィルムおよび表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09113902A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
- 1995-10-19 JP JP7271519A patent/JPH09113902A/ja not_active Withdrawn
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