JPH0911387A - 複合シート、及びその製造方法 - Google Patents

複合シート、及びその製造方法

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JPH0911387A
JPH0911387A JP19788595A JP19788595A JPH0911387A JP H0911387 A JPH0911387 A JP H0911387A JP 19788595 A JP19788595 A JP 19788595A JP 19788595 A JP19788595 A JP 19788595A JP H0911387 A JPH0911387 A JP H0911387A
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Japan
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water
sheet
permeable sheet
impermeable substrate
permeable
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JP19788595A
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Shigeru Sakamoto
茂 阪本
Akinori Matsui
章典 松井
Tsutomu Matsuki
勉 松木
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Hiroshima Kasei Ltd
Original Assignee
Hiroshima Kasei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主としてドレン材として優れた排水機能、及
び物性強度を有する複合シートの提供。 【構成】 不透水性基材シート及び透水性シートの少な
くとも2層から積層されていて、不透水性基材シートの
表面から透水性シートを貫通して所定の形状、及び分布
密度の突起片が形成されていて全体として一体に成形さ
れている複合シート。不透水性基材シート、及び透水性
シートを同時に、所定の形状の突起片を形成するように
彫刻を施した少なくとも一対の絞付けロール間に供給
し、不透水性基材シートの表面から透水性シートを貫通
する所定の形状、及び分布密度の突起片を形成すると同
時に不透水性基材シートと透水性シートを圧着させ全体
として一体化させる押出同時絞付け、或いはラミネート
法による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックス製複合
シート、及びその製造方法に関する。より詳細に述べる
と、本発明は、不透水性基材シート、及び前記不透水性
基材シートの少なくとも一方の面に積層されている透水
性シートの少なくとも2層から積層されていて不透水性
基材シートの表面から透水性シートを貫通して所定の形
状、及び分布密度の突起片が形成されていて全体として
一体に成形されている複合シート及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近土木資材の一つとして、各種の形
状、構造を有するプラスチックス製複合シートがドレン
材として使用されている。ドレン材としてのプラスチッ
クス製複合シートは、透水性、排水性等ドレン材本来の
機能が優れていなければならないのは当然であるが、そ
の使用条件が極めて厳しく、例えば、土中に埋設して使
用したり、法面等急傾斜地に敷設して使用されので、耐
土圧強度、曲げ強度等優れた物性強度が要求される。
【0003】本発明に比較的関連性のある従来技術は、
例えば特公平2−48556号公報に記載されている排
水材がある。この従来技術は、不透水性基体シート上に
屈曲性を有する螺旋体を配設し、この螺旋体を透水性シ
ートで包被して、螺旋体内を通水路とすることにより、
曲面部を有するコンクリート壁面等に確実に配設するこ
とができ、施工性が良く、水の流下性が良好で、急激に
流れる水を排水することができるとするものである。
【0004】然しながら、上記従来技術の排水材は、不
透水性基体シート上に配設されている屈曲性を有する螺
旋体は透水性シートで被覆されていて、外表面から露出
していないので、法面等地表面に敷設した場合、地表面
を確実に咬むという機能に劣るという欠点がある。
【0005】また、この排水材を構成する不透水性基体
シート上に配設されている突起片は、屈曲性を有する螺
旋体であって、断面が球状であるので、この従来技術の
排水材を土中に埋設させて使用した場合、螺旋状突起片
が、排水材が受ける土圧を拡散、或いは分散させる機能
が不十分であるため、排水材自体が変形し、排水機能を
低下させるという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る課題は、従来のドレン用複合シートを、法面等地表面
に敷設して使用した場合、地表面を確実に咬み、排水機
能と同時に法面保護機能の両方を満足させることができ
ない点である。
【0007】発明が解決しようとする別の課題は、従来
のドレン用複合シートを、土中に埋設して使用した場
合、複合シート自体が、土圧を十分に分散、或いは拡散
させる機能が不十分であるため、十分な排水機能を発揮
させることができない点である。発明が解決しようとす
る更に別の課題は、以下逐次明らかにされる。
【0008】
【課題を解決するための手段】ドレン材として使用され
るプラスチックス製複合シートは、主たる機能としての
排水機能はもとより、耐土圧強度、曲げ強度等優れた物
性強度、並びに法面等地表面を確実に咬み法面等地表面
を保護する機能が要求される。本発明者等は、課題を解
決するための手段を策定するため下記の諸点を検討し
た;(1) ドレン材としてのプラスチックス製複合シ
ートは、例えば、地表面に敷設して、水を、プラスチッ
クス製複合シートと地表面との間隙を流下させるもので
ある。従って、複合シートの一方のシートは不透水性シ
ートで、他方のシートは透水性シートでなければならな
い。
【0009】(2) 複合シートを法面等地表面に敷設
して使用する場合に地表面を確実に咬み、地表面を保護
するためには、複合シートに多数の突起片を形成させる
と有効である。また、複合シートを、土中に埋設して使
用する場合、複合シートが受ける土圧を分散、或いは拡
散させるためには、面ではなく、成るべく多数の点で土
圧を受け、応力を分散させることが有効である。
【0010】(3) 複数枚のシートを複合させる場
合、単にシート同士を接着させるだけではなく、シート
の厚さ方向に突起片を貫通させると、それが一種のリブ
の効果を発揮し、シート同士の接合力を高め、シートの
長さ方向、及び幅方向に対する応力にも容易に追随する
ことができ、いわゆる層間剥離が防止される。また、
(4) 複合シートの一方、好ましくは透水性シート
を、連続気泡の発泡体にすることによって、透水機能を
高め、且つ複合シートに柔軟性を与え、地表面等への追
随性が向上する。
【0011】従って課題を解決するための手段は、不透
水性基材シート、及び前記不透水性基材シートの少なく
とも一方の面に積層されている透水性シートの少なくと
も2層から構成されている複合シートにおいて、不透水
性基材シートの表面から透水性シートを貫通して所定の
形状、及び分布密度の突起片を形成させることである。
【0012】本発明の複合シートを構成する不透水性の
基材シートは、従来から使用されている熱可塑性樹脂、
或いはゴムで製造されている、いわゆる防水シートでよ
く、引張強さ、引裂き強さが大きいこと、柔軟性に富
み、伸び能力が優れていること、吸水及び透水に対する
抵抗性が大きいこと、耐水性、耐薬品性等が良好である
こと、広い温度範囲において安定で、特に、低温におけ
る柔軟性が失われないこと、耐候性、耐老化性が良好で
あること、膨張、収縮が小さいこと、即ち寸法安定性が
良いこと等を満足すれば、特に限定されない。因みに、
その材料を例示すれば、ポリ塩化ビニル、及びその共重
合体、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル、ブチルゴ
ム、クロロプレンゴム等である。不透水性の基材シート
の厚さは、0.5mm乃至5mm程度の範囲が好ましい
が、複合シートとしての全厚、及び用途等を勘案して、
適宜に変更し得る。
【0013】本発明の複合シートを構成する不透水性の
基材シートには、少なくとも一方の表面に複数個の突起
片が形成されている。不透水性の基材シートの両面に突
起片が形成されている場合は、不透水性の基材シート
が、透水性シートと接する側の面に形成されている突起
片は、透水性シートを貫通して形成される。この突起片
は、複合シートが受ける土圧を分散、或いは拡散する
機能、複合シートを法面等地表面に敷設した場合、地
表面を咬み、地表面を保護する機能、不透水性の基材
シートと透水性シートを厚さ方向から固定し、層間剥離
を防止するリブの機能、及び透水性シートの厚さ方向の
へたりを防止し、透水性シートの連続気泡を維持し、透
水性を確保する機能、砂利、小石等から複合シートを
保護する機能等を有する。
【0014】従って、不透水性の基材シートに突起片を
形成するに当たっては、突起片の形状、及び単位面積当
たりの突起片の個数、即ち突起片分布密度の両方を考慮
することが重要である。突起片の形状としては、円錐形
状が好ましい。突起片の分布密度は、不透水性の基材シ
ート、及び複合シートの厚さ等によっても異なるが、不
透水性の基材シートの厚さが1.5mm、複合シートの
厚さが5mmの場合、高さ5mm、底辺2.5mmの円
錐形状突起片を、10mmピッチで形成させるのが好ま
しい。但し、これらの値は、上記突起片の機能の優先順
位、不透水性の基材シート、及び複合シートの厚さ、材
料、用途、コスト等の諸変動要因によって多様に変更可
能である。
【0015】本発明の複合シートを構成する一方の要素
である、透水性シートは、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑
性樹脂、或いはゴム、ポリウレタン等のスポンジ、又は
織布、若しくは不織布等繊維性基布で製造される。一例
を挙げれば、連続気泡を有する発泡体、たとえば発泡ポ
リウレタンシート、或いは不織布が好ましい。透水性シ
ートが連続気泡を有する発泡体の場合、透水性シートの
吸水性、及び柔軟性等は、透水性シートの発泡倍率に依
存して決定される。即ち、発泡倍率を高くすると、吸水
性、及び柔軟性が向上するが、一方、引張強さ、引裂強
さ、寸法安定性等強度に因る物性は低下する。従って、
透水性シートの発泡倍率は、この二律背反を勘案して決
定されねばならない。
【0016】本発明に従って、不透水性基材シート及び
透水性シートの少なくとも2層から積層されていて、前
記不透水性基材シートの表面に所定の分布密度で形成さ
れている所定の形状の突起片が、前記透水性シートを貫
通し全体として一体に成形されている複合シートを製造
するには、押出同時絞付け法、或いはラミネート法によ
って製造される。押出同時絞付け法の場合は、不透水性
基材シートの表面に、透水性シートを貫通する所定の形
状の突起片を所定の分布密度で形成させるように彫刻を
施した絞ロール、及び加圧ロールの少なくとも一対から
構成される絞付けロールを主要部とするロール構成群を
用意し、予め成形された透水性シート、及び不透水性基
材シートに成形されるシート状溶融樹脂を前記ロール間
に圧入させ、表面に所定の形状の突起片を所定の分布密
度で形成させた不透水性基材シートを成形すると同時に
透水性シートと圧着させ、前記突起片を前記透水性シー
トに貫通させ全体として一体化させることからなる。本
発明の複合シートをラミネート法によって製造する場合
は、押出機、シート加熱装置、及び不透水性基材シート
の表面に、透水性シートを貫通する所定の分布密度で形
成される所定の形状の突起片を形成させるように彫刻を
施した絞ロール、並びに加圧ロールの一対から構成され
る絞付けロールを主要部とするロール構成群を用意し、
押出機により表面が平坦な不透水性基材シートを成形
し、不透水性基材シートをシート加熱装置でシート加熱
し、加熱した不透水性基材シートと、透水性シートを同
時に絞ロールと加圧ロール間を通過させることにより前
記不透水性基材シートの表面に所定の形状の突起片を所
定の分布密度で形成させ、同時に該突起片を前記透水性
シートを貫通させ全体として一体に成形することによっ
て製造される。
【0017】透水性シートが連続気泡を有する発泡体、
たとえば連続発泡ポリウレタンシートを使用して本発明
の複合シートを製造する方法を詳しく述べると;不透水
性基材シートの表面に、連続発泡ポリウレタンシートを
貫通する所定の形状の突起片を所定の分布密度で形成さ
せるように彫刻を施した絞ロール、及び加圧ロールの少
なくとも一対から構成される絞付けロールを主要部とす
るロール構成群を用意し、連続発泡ポリウレタンシー
ト、及び不透水性基材シートに成形されるシート状溶融
樹脂を前記絞付けロール間に圧入させ、この際絞付けロ
ール間で連続発泡ポリウレタンシートとシート状溶融樹
脂を圧着する際は、連続発泡ポリウレタンシートの連続
気泡を破壊し、溶融樹脂が発泡ポリウレタンシートへ進
入するのを防止し、一方発泡ポリウレタンシート側絞ロ
ールの絞内部の発泡体の連続気泡を維持させ、溶融樹脂
を進入させて所定の形状の突起片を所定の分布密度で形
成させた不透水性基材シートを成形すると同時に発泡ポ
リウレタンシートと圧着させ、突起片を発泡ポリウレタ
ンシートを貫通させ全体として一体化させて製造され
る。
【0018】前叙の理由により、本発明の複合シートの
最も好ましい例は、高さ5mm、直径2mmの円錐形の
突起片を、10mmピッチで形成させ、JIS A 6
008,或いはJIS A 6009に規定される寸
法、品質規定を満足させる厚さ1.5mmポリ塩化ビニ
ル製不透水性基材シートと、この不透水性基材シートの
突起片を貫通して、不透水性基材シートの少なくとも一
方の面に接合された厚さ3.5mm、発泡倍率が40の
連続気泡を有するポリウレタンの透水性シートから構成
される。
【0019】
【実施例】本発明の複合シートを、押出同時絞付け法に
よって製造する実施例を記載する。図1は、本発明の実
施例で製造された複合シートの断面図で、不透水性ポリ
塩化ビニル製基材シート1と、発泡倍率が40倍のポリ
ウレタン製透水性シート2が一体に成形されていて、し
かも不透水性基材シート1の両面に形成されている突起
片の一方の面の突起片3が、透水性シート2を貫通して
いることを示している。図2は、実施例を示す概念図で
ある。本発明を実施するための装置の主要部である絞付
けロールは、いわゆる不透水性基材シート側ロール4と
透水性シート側ロール5の一対のロールで構成されてい
る。不透水性基材シート側ロール4は、絞彫刻、又はフ
ラットロールでもよく、後述する押出機7から押出され
てくる溶融樹脂9と透水性シート8を加圧するよう位置
が固定されている。この場合、不透水性基材シート側ロ
ール4に、絞彫刻を施したロールを用いれば、不透水性
基材シート側にも突起片3’が加工される。透水性シー
ト側ロール5は、予め製造した発泡倍率40倍の連続気
泡を有するポリウレタン製透水シート8に加工を施すロ
ールで、透水性シートに、高さ5mm、底面径2mmの
円錐形の突起片が、10mmピッチで形成されるように
絞6が彫刻してある。
【0020】ロール4、及び5は、各々直径300mm
×L1500mmの寸法で、内部を冷却水を通水させて
40℃以下に温度制御できる構造になっている。7は、
押出装置で、直径110mmの二軸押出機に、スクリュ
ーダイ式シートダイを付設する。このような構成の装置
を使用して、透水性シート供給ロール(図示せず)から
送り出される、予め製造した発泡倍率40倍の連続気泡
を有するポリウレタン製透水性シート8は、対向するロ
ール4、5間に供給され、同時に、押出機7から押出さ
れてくる、不透水性基材シートに成形されるシート状溶
融樹脂9と積層される。その際、透水性シート8、及び
シート状溶融樹脂9が、ロール4、及び5間で圧着され
ている時は、透水性シート8の連続気泡は破壊されて溶
融樹脂9は進入しないが、絞内部6では連続気泡が維持
されているので、溶融樹脂9が進入し、突起片10が形
成され、ロール4、5を出た時は、不透水性基材シート
11、及び連続気泡の発泡体シートから成る透水性シー
ト8が一体に成形され、しかも不透水性基材シート11
の裏面に形成された突起片10が、透水性シート8を貫
通している複合シートが製造される。
【0021】 (1) 不透水性基材シート用樹脂配合表 配合成分 重量部 PVC(P−1800) 100 DOP 80 炭酸カルシウム 60 エポキシ大豆油 5 安定剤 3
【0022】上記不透水性基材シート用樹脂配合物と、
発泡倍率が40倍のポリウレタンシートを原材料とし、
前述した構成の装置を利用して、幅1500mm、不透
水性基材シートの厚さ2mm、透水性シートの厚さ5m
mで、透水性シート表面に、高さ5mm、直径2mmの
円錐形の突起片が10mmピッチで形成されている総厚
7mmの複合シートを製造した。
【0023】製造した複合シートの各種物性を下表に記
す; いずれも、テスト用サンプルは無処理で、20℃で、J
IS A 6009に規定されている方法に準じて行な
った。
【0024】以上説明した実施例は、不透水性基材シー
トと透水性シートの2層構造から成る複合シートである
が、不透水性基材シートを中間層として、その両面に透
水性シートを積層させること、或いは不透水性基材シー
トと透水性シートの2層構造から成る複合シートを製造
後、不透水性基材シートに孔空け加工することにより、
不透水性基材シートに透水性を付与させることも本発明
の範囲に包含される。さらに、本発明は、遮音材と発泡
体吸音材との複合防音材の製造にも適用される。 防音
材に適用する場合、各種機材のハウジングを射出成形で
成形すると同時に、吸音材と一体に成形することも可能
である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合シー
トは、不透水性の基材シートと、透水性シート、例えば
連続気泡を有する発泡体から成る透水性シートの少なく
とも2層が一体に積層されていて、しかも不透水性の基
材シートの表面に形成されている突起片が、透水性シー
トを貫通しているので、この突起片が、複合シートが受
ける土圧を分散、或いは拡散する効果、複合シートを法
面等地表面に敷設した場合、地表面を咬み、地表面を保
護する効果、不透水性の基材シートと透水性シートを厚
さ方向から固定し、層間剥離を防止するリブの効果、及
び透水性シートの厚さ方向のへたりを防止し、透水性シ
ートの連続気泡を維持し、透水性を確保する効果、砂
利、小石等から複合シートを保護する効果等を奏効す
る。本発明の複合シートは、少なくとも一対の絞付けロ
ールを使用するだけで、極めて容易に製造することがで
きるので、上述した多数の効果を奏効するにも係わら
ず、低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例の主要部を示す概念図である。 (1)不透水性基材シート (2)透水性シート (3)透水性シート側突起片 (3’)不透水性基材シート表面突起片 (4)加圧ロール (5)絞ロール (6)絞 (7)押出機 (8)透水性シート (9)シート状溶融樹脂 (10)突起片 (11)不透水性基材シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E02D 17/20 103 E02D 17/20 103B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透水性基材シート及び透水性シートの
    少なくとも2層から積層されていて、前記不透水性基材
    シートの表面に所定の分布密度で形成されている所定の
    形状の突起片が、前記透水性シートを貫通し全体として
    一体に成形されている複合シート。
  2. 【請求項2】 不透水性基材シート及び透水性シートの
    少なくとも2層から積層されていて、前記不透水性基材
    シートの表面に所定の分布密度で形成されている所定の
    形状の突起片が、前記透水性シートを貫通し全体として
    一体に成形されている複合シートを製造する方法であっ
    て; 押出機、不透水性基材シートの表面に、透水性シー
    トを貫通する所定の形状の突起片を所定の分布密度で形
    成させるように彫刻を施した絞ロール、及び加圧ロール
    の少なくとも一対から構成される絞付けロールを主要部
    とし、透水性シート供給ロール、巻取りロール等を備え
    たロール構成群を用意すること; 予め成形された透水性シート、及び不透水性基材シ
    ートに成形されるシート状溶融樹脂を前記絞付けロール
    間に圧入させ、表面に所定の形状の突起片を所定の分布
    密度で形成させた不透水性基材シートを成形すると同時
    に透水性シートと圧着させ、前記突起片を前記透水性シ
    ートに貫通させ全体として一体化させること;からなる
    複合シートを製造する方法。
  3. 【請求項3】 不透水性基材シート及び透水性シートの
    少なくとも2層から積層されていて、前記不透水性基材
    シートの表面に所定の分布密度で形成されている所定の
    形状の突起片が、前記透水性シートを貫通し全体として
    一体に成形されている複合シートを製造する方法であっ
    て; 押出機、シート加熱装置、及び不透水性基材シート
    の表面に、透水性シートを貫通する所定の分布密度で形
    成される所定の形状の突起片を形成させるように彫刻を
    施した絞ロール、並びに加圧ロールの一対から構成され
    る絞付けロールを主要部とし、透水性シート供給ロー
    ル、巻取りロール等を備えたロール構成群を用意するこ
    と; 押出機から表面が平坦な不透水性基材シートを押出
    し成形すること; 前記不透水性基材シートをシート加熱装置でシート
    加熱すること; 加熱した不透水性基材シートと、透水性シートを同
    時に絞ロールと加圧ロール間を通過させ前記不透水性基
    材シートの表面に所定の形状の突起片を所定の分布密度
    で形成させ、同時に該突起片を前記透水性シートを貫通
    させ全体として一体に成形すること;からなる複合シー
    トを製造する方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009061601A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Kyowa Leather Cloth Co Ltd 離型材及びその製造方法
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