JPH09113569A - コネクタ部分における端子間の不具合検出方法 - Google Patents

コネクタ部分における端子間の不具合検出方法

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JPH09113569A
JPH09113569A JP7273239A JP27323995A JPH09113569A JP H09113569 A JPH09113569 A JP H09113569A JP 7273239 A JP7273239 A JP 7273239A JP 27323995 A JP27323995 A JP 27323995A JP H09113569 A JPH09113569 A JP H09113569A
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Motomu Hayakawa
求 早川
Kazusane Sakumoto
和実 佐久本
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
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    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
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    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体にコネクタ部分を介して外部装置が
電気的接続される電子機器において、電源電圧が変動し
た場合でも、また、端子間に電気回路的に接続する電気
素子に電気的特性にばらつきがあっても、端子間のオー
プン・ショートの発生を確実に検出できるコネクタ部分
における端子間の不具合検出方法を提供すること。 【解決手段】 今回計測したショート検出電圧(V1)
のレベルがそれ以前に計測した正常時のショート検出電
圧(V1)よりも所定の値以上変化したときに端子間が
ショート状態にあると判定する。たとえば、今回計測し
たときのショート検出電圧(V1)の値がそれ以前に計
測した正常時のショート検出電圧(V1)よりも0.5
V(V1H)以上高くなったときにショート状態にある
と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体にコネク
タ部分を介して外部装置が電気的接続される電子機器に
おいて、コネクタ部分における装置本体側の端子間につ
いてショート・オープンなどの不具合の発生を検出する
ための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器のうち、腕装着型の脈波
計測機器としては、たとえば、血液の量の変化を光学的
に検出し、その検出結果に基づいて脈拍数などの脈波情
報を表示するタイプのものがある。かかる光学式の脈波
計測機器では、LED(発光ダイオード)などの発光素
子と、フォトトランジスタなどの受光素子とを備えるセ
ンサユニット(外部装置)を指などに取り付け、LED
から照射した光のうち指など(血管)から反射してきた
光をフォトトランジスタで受光することにより、血量変
化を受光量の変化として検出し、その検出結果に基づい
て脈拍数などを求め、表示するようになっている。
【0003】かかる腕装着型脈波計測機器では、装置本
体に内蔵された電池が駆動源である。センサユニットか
ら延びるケーブルの先端にはコネクタピースが構成さ
れ、このコネクタピースを装置本体のコネクタ部に装着
すると、装置本体からはケーブルを介してセンサユニッ
トに電力が供給されるとともに、センサユニットの検出
信号は、ケーブルを介して入力される。従って、コネク
タピースとコネクタ部とから構成されるコネクタ部分で
は、双方の端子による電気的な接続が複数箇所で行われ
るが、かかるコネクタ部分は、サイズ上の制約から比較
的狭い領域内で行われる。このため、コネクタ部側の端
子間については、ショートの検出を頻繁に行う必要があ
り、このとき行われるショートの検出は、一般的に、端
子間の抵抗レベルに対応する不具合検出用信号を計測
し、その絶対値が予め設定しておいたしきい値を越えて
いるか否かによって判定される。すなわち、コネクタ部
分において、駆動電圧が印加されている端子の近くに別
の端子が構成されている場合に、これらの端子間でショ
ートが発生しておれば、この別の端子には駆動電圧がか
かるので、この別の端子の電圧(不具合検出用信号)を
計測したときにその値が所定の値以上であれば、ショー
ト状態にあると判断できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に行われているショート検出方法では、ショート状態に
あるか否かを判定するためのしきい値を適正に設定する
ことが困難であり、誤検出を起こしやすい場合がある。
たとえば、電池などの電源部の出力電圧の低下に伴っ
て、駆動電圧自身が低下すると、たとえショート状態に
あっても、別の端子にかかってくる電圧が元よりしきい
値以下のことがある。このような場合には、正常な状態
であると誤って判定してしまうという問題点がある。ま
た、端子間に電気回路的に接続する電気素子に電気的特
性のばらつきがあると、そのばらつきは、不具合検出用
信号のレベルに影響を与える。このため、たとえショー
ト状態にあっても、別の端子にかかっている電圧が元よ
りしきい値以下のことがあり、このような場合には、正
常な状態であると誤って判定してしまうという問題点が
ある。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
装置本体にコネクタ部分を介して外部装置が電気的接続
される電子機器において、電源電圧が変動した場合で
も、また、端子間に電気回路的に接続する電気素子に電
気的特性にばらつきがあっても、端子間のオープンまた
はショートの発生を確実に検出できるコネクタ部分にお
ける端子間の不具合検出方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るコネクタ部分における端子間の不具合
検出方法では、装置本体にコネクタ部分を介して外部装
置が電気的接続される電子機器において、前記コネクタ
部分における端子間についてオープンまたはショートの
発生を検出するにあたって、前記端子間の抵抗値レベル
に対応する不具合検出用電気信号を計測し、該不具合検
出用電気信号の今回のレベルがそれ以前に計測した正常
時のレベルに対し所定の値以上変化したときに前記端子
間が不具合状態にあると判定することを特徴とする。
【0007】本発明では、前記装置本体側の端子間にお
けるショートについては、前記不具合検出用電気信号の
レベルがそれ以前に計測した正常時のレベルに対し所定
の値以上変化したことに基づいて検出し、前記コネクタ
部分における前記外部装置側の端子と前記装置本体側の
端子との間におけるオープンについては、前記不具合検
出用電気信号のレベルが予め設定したしきい値を越えた
ときにオープン状態にあると判定することが好ましい。
【0008】本発明において、前記外部装置は、たとえ
ば、前記装置本体側の前記端子を用いて供給される駆動
電圧によって駆動されるセンサ装置である。
【0009】本発明では、前記不具合検出用電気信号を
前記装置本体内のマイクロコンピュータから構成される
データ処理部に入力するためのA/D変換を、前記外部
装置から出力される信号を前記データ処理部に入力する
ために間欠的に行われるA/D変換の間を利用して行う
ことが好ましい。
【0010】本発明において、前記センサ装置は、たと
えば、発光素子および該発光素子が発した光を検出対象
物を介して受光する受光素子を備え、前記発光素子は、
前記装置本体側の前記端子を用いて供給される駆動電圧
によって点灯する。
【0011】
【発明の実施の形態】図面に基づいて、本発明の一実施
例を説明する。
【0012】(全体構成)図1は、本例の腕装着型脈波
計測機器の使用状態を示す説明図である。
【0013】図1において、本例の腕装着型脈波計測機
器1(携帯用の電子機器)は、腕時計構造を有する装置
本体10と、この装置本体10に接続されるケーブル2
0と、このケーブル20の先端側に設けられたセンサユ
ニット30とから大略構成されている。装置本体10に
は、腕時計における12時方向から腕に巻きついてその
6時方向で折り返された天然皮革、合成皮革、合成繊維
シート、天然繊維シートなどからなる帯状のリストバン
ド12が設けられ、この1本のリストバンド12によっ
て、装置本体10は、腕に着脱自在である。センサユニ
ット30は、センサ固定用バンド40によって人差し指
の根元(生体)に装着されている。
【0014】(装置本体の構成)図2は、本例の腕装着
型脈波計測機器の装置本体を、リストバンドやケーブル
などを外した状態で示す平面図である。
【0015】図2において、装置本体10は、樹脂製の
時計ケース11(本体ケース)を備えており、この時計
ケース11の表面側には、現在時刻や日付に加えて、脈
拍数などの脈波情報などをデジタル表示する液晶表示装
置13(表示部)が構成されている。この液晶表示装置
13には、第1ないし第3のセグメント表示領域131
〜133と、ドット表示領域134とが構成されてい
る。時計ケース11の内部には、センサユニット30に
よる検出結果(脈波信号)に基づいて脈拍数の変化など
を表示する目的に検出結果に対する信号処理などを行な
う制御部5が構成されている。また、制御部5には、計
時回路も構成されているため、通常時刻、ラップタイ
ム、スプリットタイムなどの情報も液晶表示装置13に
表示可能である。
【0016】時計ケース11の外周部には、時刻合わせ
や表示モードの切り換えなどを行なうためのボタンスイ
ッチ111〜115が構成されている。また、時計ケー
ス11の表面には、ボタンスイッチ116、117が構
成されている。
【0017】腕装着型脈波計測機器1の電源は、時計ケ
ース11に内蔵されているボタン形の電池59であり、
ケーブル20は、電池59からセンサユニット30に電
力を供給するとともに、センサユニット30の検出結果
を制御部5に入力するように構成されている。
【0018】腕装着型脈波計測機器1では、その機能を
増やすにともなって、装置本体10を大型化する必要が
あるが、装置本体10には、腕に装着されるという制約
があるため、装置本体10を腕時計における6時および
12時の方向に向けては拡大できない。そこで、装置本
体10には、3時および9時の方向における長さ寸法が
6時および12時の方向における長さ寸法よりも長い横
長の時計ケース11を用いてある。
【0019】かかる時計ケース11に対し、リストバン
ド12は、時計ケース11の3時および9時の方向にお
ける中心位置Cよりも3時の方向側に偏った位置で接続
している。従って、リストバンド12からみると、装置
本体10は、腕時計における9時の方向に大きな張出部
分101を有するが、かかる大きな張出部分は、3時の
方向にはない。それ故、横長の時計ケース11を用いた
わりには手首を自由に曲げることができるなど、装着感
がよい。しかも、3時の方向には大きな張出部分がない
ので、転んだ場合でも、手の甲を時計ケース11にぶつ
けることがない。また、9時の方向に位置する大きな張
出部分101は、肘側の腕表面に密着した状態で支持さ
れているため、腕装着型脈波計測機器1は、安定した状
態にある。従って、横長の時計ケース11を用いても、
不必要に幅の広いリストバンド12を用いる必要がな
い。
【0020】時計ケース11の内部には、電源としての
偏平な電池59と、ブザー用の偏平な圧電素子58とが
面方向(腕時計における3時および9時の方向)に並ん
で配置されているため、装置本体10を薄型化できると
ともに、その裏面部に電池蓋を設けることによって、ユ
ーザーが電池59を簡単に交換可能な構造になってい
る。電池59は、中心位置に対して3時の方向に偏った
位置に配置されているのに対して、圧電素子58は、中
心位置Cに対して9時の方向に偏った位置に配置されて
いる。ここで、電池59は、圧電素子58に比較して重
いため、装置本体10の3時および9時の方向における
重心位置は、中心位置に対して3時の方向に偏った位置
にある。従って、この重心が偏っている側にリストバン
ド12が接続している状態にあるので、装置本体10を
腕に安定した状態で装着できる。
【0021】(センサユニットの構成)図3は、センサ
ユニットの構造を示す断面図である。
【0022】図3において、センサユニット30では、
そのケース体としてのセンサ枠36に裏蓋302が被さ
れてその内部が部品収納空間300になっている。セン
サ枠36の上面部分には、ガラス板34(フィルタ)で
光透過窓が形成され、このガラス板304に対向するよ
うに回路基板35がセンサ枠36の内部に固定されてい
る。回路基板35には、LED31、フォトトランジス
タ32、およびトランジスタ(図示せず。)などの電子
部品が実装されている。LED31およびフォトトラン
ジスタ32は、それぞれ発光面および受光面をガラス板
34の方に向けている。なお、ケーブル20の端部は、
ブッシュ393によって固定され、各配線は、回路基板
35のパターン上のはんだ付けされている。
【0023】本例では、LED31として、InGaN
系(インジウム−ガリウム−窒素系)の青色LEDを用
いてあり、その発光スペクトルは、450nmに発光ピ
ークを有し、その発光波長領域は、350nmから60
0nmまでの範囲にある。かかる発光特性を有するLE
D31に対応させて、本例では、フォトトランジスタ3
2として、GaAsP系(ガリウム−砒素−リン系)の
フォトトランジスタを用いてあり、その素子自身の受光
波長領域は、主要感度領域が300nmから600nm
までの範囲にあって、300nm以下にも感度領域があ
る。
【0024】ここで、図4に示すように、センサ固定用
バンド40(図4では、図示を省略してある。)を用い
てセンサユニット30を指の根元に装着すると、LED
31およびフォトトランジスタ32は、それぞれの発光
面および受光面を指の表面に向いた状態になる。このと
き人体アース用端子38も、指の表面に接する。この状
態で、LED31から指に向けて光を照射すると、生体
(血管)から反射してきた光をフォトトランジスタ32
が受光し、その受光結果(脈波信号)を、ケーブル20
を介して装置本体10に入力すると、装置本体10で
は、脈波信号から脈拍数が求められる。
【0025】(脈波データ処理部の構成)すなわち、図
5に、制御部5に構成されているデータ処理部の機能の
一部をブロック図で示すように、データ処理部50にお
いて、増幅回路301は、センサユニット30からケー
ブル20を介して入力された信号を増幅し、入力信号切
換部51に出力するように構成されている。入力信号切
換部51は、センサユニット30の増幅された検出信号
を所定のタイミングでA/D変換部52に出力し、A/
D変換部52は、このデジタル信号を脈波信号記憶部5
51に出力するように構成されている。脈波信号記憶部
551は、デジタル信号に変換された脈波データを記憶
しておくRAMである。脈波信号演算部552は、脈波
信号記憶部551に記憶されている信号を読み出してそ
れに周波数分析(高速フーリエ変換)を行ない、その結
果を脈波成分抽出部553に入力するようになってい
る。脈波成分抽出部553は、脈波信号演算部552か
らの入力信号から脈波成分を特定、抽出して脈拍数演算
部554に出力し、脈拍数演算部554は、入力された
脈波の周波数成分により脈拍数を演算し、その結果を表
示制御部57によって液晶表示装置13に表示するよう
になっている。
【0026】(コネクタ部分の構成)本例の腕装着型脈
波計測機器1を日常生活では通常の腕時計と同様に扱え
るように、図1に示すように、ケーブル20およびセン
サユニット30は、装置本体10の6時の方向に位置す
る端部の表面側で着脱できるようになっている。すなわ
ち、装置本体10の端部のうち、6時の方向にコネクタ
部70が構成され、そこには、ケーブル20の端部に構
成されたコネクタピース80(コネクタ部材)を装着で
きるようになっている。従って、センサユニット30お
よびケーブル20を装置本体10から外せば、通常の腕
時計として用いることができるので、便利である。ま
た、コネクタ部70は、6時の方向に位置するので、装
置本体10を腕に装着したとき、コネクタ部70は、利
用者からみると手前側にあり、操作が簡単である。ま
た、コネクタ部70は、装置本体10から3時の方向に
張り出さないので、利用者は、ランニング中に手首を自
由に動かすことができるとともに、利用者がランニング
中に転んでも、手の甲がコネクタ部70にぶつからな
い。
【0027】かかるコネクタ部70およびコネクタピー
ス80の構造を、図6および図7を参照して詳述する。
【0028】図6は、ケーブルの端部に構成されたコネ
クタピースの構成を示す拡大図、図7は、コネクタピー
スが装着されるコネクタ部の構成を示す拡大図である。
【0029】図6において、コネクタピース80の下面
部801には、その両側で下方に向けて張り出す一対の
突出部81、82が形成されている。これらの突出部8
1、82の下端部では、その内側に向かって4個の係合
片811、812、821、822が突き出ている。コ
ネクタピース80の下面部801には、7つの端子83
1、832、833、834、835、836、837
が形成されており、その周囲には環状の凸条部841、
842、843、844、845、846、847が形
成されている。ここで、コネクタピース80をコネクタ
部70に装着する際には、コネクタピース80をコネク
タ部70に被せた後、矢印Qの方向にコネクタピース8
0をスライドさせるが、かかるスライド方向(矢印Qの
方向)に沿って、端子831〜836のうち、端子83
1、832、833と、端子834、835、836と
は、2列に形成されている。また、いずれの列でも、各
端子831〜836は、コネクタピース80のスライド
方向(矢印Qの方向)に対して直交する方向にずれるよ
うに斜めに配置されている。
【0030】さらに、コネクタピース80の底面部に
は、装置本体10にケーブル20を接続したときの静電
気の影響を防止するために、LED31およびフォトト
ランジスタ32の端子間を開閉するする2本の作動ピン
838、839が形成されている。これらの作動ピン8
38、839は、コネクタピース80をコネクタ部70
から外した状態では、先端がコネクタピース80の下面
部801から突出した状態にあり、コネクタピース80
をコネクタ部70に装着すると、引っ込む方向に移動す
る。
【0031】図7に示すように、コネクタ部70には、
外側に張り出す係合部71、72、73、74が形成さ
れている。従って、コクネタピース80の突出部81、
82がコネクタ部70の係合部71、72、73、74
が外側に位置し、かつ、係合部71と係合部72との
間、および係合部73と係合部74との間に、コネクタ
ピース80の係合片811、821が位置するように、
コネクタピース80をコネクタ部70に被せた後、係合
片811、821が係合部71と係合部72との間、お
よび係合部73と係合部74との間をそれぞれ通り抜け
るように、コネクタピース80をコネクタ部70に向け
て押し付け(コネクタピース80をコネクタ部70に装
着するための第1の動作)、しかる後に、矢印Qの方向
(コネクタピース80の装着方向、装置本体10の6時
の方向から12時の方向)にコネクタピース80をスラ
イドさせると(コネクタピース80をコネクタ部70に
装着するための第2の動作)、係合部71、73の下に
係合片811、821が潜り込む。また、係合部72、
74の下に係合片812、822が潜り込む。その結
果、係合片811、821、812、822は、コネク
タピース80の下面部801との間に係合部71、7
2、73、74をそれぞれ保持する状態になり、コネク
タピース80は、コネクタ部70に簡単に、かつ、確実
に装着される。
【0032】コネクタ部70の表面側には、7つの端子
751〜756が構成され、そのうち、端子751〜7
56は、端子831〜836と同様、コネクタピース8
0のスライド方向(矢印Qの方向)に沿って、端子75
1、752、753と、端子754、755、756の
2列に形成されている。また、いずれの列でも、各端子
751〜756は、端子831〜836と同様、コネク
タピース80のスライド方向(矢印Qの方向)に対して
直交する方向にずれるように斜め配置されている。従っ
て、コネクタピース80をコネクタ部70に装着する
と、端子831〜837と端子751〜757とがそれ
ぞれ電気的に接続して、センサユニット30での計測結
果をケーブル20を介して装置本体10に入力すること
が可能となる。
【0033】このように、端子751〜756、および
端子831〜836は、コネクタピース80のスライド
方向に沿って2列に配置され、かつ、このスライド方向
に直交する方向に、各端子間および各電極間の位置が斜
めにずれているので、コネクタピース80をコネクタ部
70の上でスライドさせても、対応しない端子751〜
756と端子831〜836とが接触するということが
ない。また、コネクタ部70の形成面積を狭くしても、
端子同士を離れた位置に配置できるので、コネクタピー
ス80とコネクタ部70との間に水が侵入した場合で
も、端子間がショートしにくい。
【0034】(コネクタ部分における電気的接続)この
コネクタ部70およびコネクタピース80(コネクタ手
段)において行なわれる電気的な接続は、図8に示すと
おりである。
【0035】図8において、装置本体10の側に構成さ
れているコネクタ部70には、端子751〜757が構
成されており、これらの端子751〜757に対応し
て、コネクタピース80には、端子831〜837が構
成されている。
【0036】そのうち、端子752は、端子832を介
してLED31に駆動電圧VDD2を供給するためのプ
ラス端子、端子753は、端子833を介してLED3
1のマイナス電位とされる端子である。
【0037】端子754は、端子834を介してフォト
トランジスタ32を構成するフォトダイオードFD1の
カソード端子に駆動用の定電圧VRG1を供給するため
の端子、端子751は、端子831を介してフォトトラ
ンジスタ32を構成するトランジスタTR3のコレクタ
端子からの信号が入力される端子、端子757は、端子
837を介してフォトトランジスタ32を構成するトラ
ンジスタTR3のエミッタ端子にグランド電位を印加す
るグランド端子である。
【0038】また、端子755、756は、端子83
5、836を介してコネクタピース80をコネクタ部7
0に装着したか否かを検出するための信号が入力される
端子である。
【0039】(端子752−端子753間のショート検
出)このように構成したコネクタ部分において、端子7
52−端子753間のショート検出を行うにあたって、
従来のように、駆動電圧VDD2が端子752に印加さ
れていることを利用して端子753の電圧を計測し、そ
の計測値が予め設定されたしきい値を越えているか否か
に基づいてだけでは、駆動電圧VDD2が端子753に
かかっているか否かを確実に検出できない。電池59の
出力電圧の低下に伴って駆動電圧VDD2自身が低下す
ると、たとえ端子752−端子753間がショート状態
にあっても、端子753にかかってくる電圧が元よりし
きい値以下だからである。また、コネクタピース80を
コネクタ部70に装着した状態では、これらの端子75
2、753間には、LED31が電気回路的に介挿さ
れ、このLED31の電気的特性によっては、正常時の
端子間電圧がばらつくからである。また、端子753の
電圧を計測するための分圧抵抗R1,R2の抵抗値が機
器毎にばらついている場合には、端子753の電圧を正
確に計測できないからである。
【0040】たとえば、図9に示す等価回路において、
ショート抵抗RSと、この抵抗に流れる電流を電圧変換
したショート検出電圧(V1)との関係を検討するにあ
たって、ショート検出電圧(V1)を得るための分圧抵
抗R1、R2として抵抗値の許容値が±10%品を用
い、LED31の直流順電圧の許容値が±50%品を用
いたところ、図10に示すように、ショート検出電圧
(V1)が大きくばらつく。
【0041】そこで、分圧抵抗R1、R2として抵抗値
の許容値が±1%品を用い、LED31の直流順電圧の
許容値が±30%品を用いて、同じ検討を行ったとこ
ろ、図11に示すように、ショート検出電圧(V1)の
ばらつきが改善されるが、このようなレベルまで許容値
が厳しい電気素子だけを用いて回路を構成することは現
実的でない。また、かかる電気的特性の電気素子だけを
用いて回路を構成しても、電池59の出力電圧の低下に
伴い、駆動電圧VDD2自身が低下することに起因する
誤検出への対策となり得ない。
【0042】図12には、同じく図9に示す等価回路に
おいて、ショート抵抗RSを変化させたときのショート
検出電圧(V1)の変化を計測した結果を示してある。
また、図12には、駆動電圧VDD2が6V、5.5
V、5V、4.5V、4Vと変化したときにおけるショ
ート抵抗RSとショート検出電圧(V1)との関係を示
してある。
【0043】図12からわかるように、駆動電圧VDD
2が低下するにともなって、ショート検出電圧(V1)
も低下することは明らかである。従って、ショート抵抗
RSの値が1×107 Ω以上のときに明らかな正常状態
に相当し、ショート抵抗RSの値が1×105 Ω以下の
ときが明らかなショート状態に相当すると設定した場合
に、駆動電圧VDD2が5.5Vのまま変化しなけれ
ば、許容値が厳しい電気素子だけを用いて回路を構成す
ることによって、ショート検出電圧(V1)が、たとえ
ば、1.5V以上であるか否かの判定結果に基づいて、
正常な状態にあるかショート状態にあるかを検出でき
る。しかしながら、この方法でも、ショート検出電圧
(V1)が1.5V以下である理由が、駆動電圧VDD
2自身が4Vに低下したことにあれば、ショート状態に
あっても正常な状態であると誤った検出をしてしまう。
【0044】そこで、本例では、図12に示す計測結果
に基づいて、ショート検出電圧(V1)の相対比較によ
ってショート検出を行っている。すなわち、本例では、
今回の計測以前に計測したショート検出電圧(V1)の
レベルがそれ以前に計測した正常時のショート検出電圧
(V1)よりも所定の値以上変化したときに端子間がシ
ョート状態にあると判定するように構成されている。た
とえば、今回計測したときのショート検出電圧(V1)
の値がそれ以前に計測した正常時のショート検出電圧
(V1)よりも0.5V(変化量限界/V1H)以上高
くなったときにショート状態にあると判断するように構
成されている。
【0045】このような方法によれば、まず、新品の電
池に交換したため駆動電圧VDD2が6Vである場合に
は、正常な状態であれば、ショート検出電圧(V1)の
値は、約1.32Vである。それ以降、所定のタイミン
グでショート検出電圧(V1)を計測する度に、前回計
測した正常時のショート検出電圧(V1)との差を求
め、この差と0.5V(V1H)とを比較する。そし
て、今回計測したショート検出電圧(V1)と、前回計
測した正常時のショート検出電圧(V1)との差が0.
5V(V1H)よりも小さい場合には、正常な状態にあ
ると判定する。これに対し、今回計測したショート検出
電圧(V1)と、前回計測した正常時のショート検出電
圧(V1)との差が0.5V(V1H)よりも大きい場
合には、ショート状態にあると判定する。
【0046】(端子752−端子753間のオープン検
出)図13に示す等価回路において、オープン抵抗RO
と、この抵抗に流れる電流を電圧変換したオープン検出
電圧(V1)との関係を検討するにあたって、オープン
検出電圧(V1)を得るための分圧抵抗R1、R2とし
て抵抗値の許容値が±10%品を用い、LED31の直
流順電圧の許容値が±50%品を用いた。なお、オープ
ン検出電圧についても、先に説明したショート検出電圧
と同様、V1と扱っているのは、後述するように、同一
の検出回路から得られた同一の信号を別の不具合判定用
に用いているからである。このようにして検討したとこ
ろ、図14に示すように、正常状態におけるオープン検
出電圧(V1)の値は、大きくばらつくものの、このと
きのレベルは、オープン状態におけるオープン検出電圧
(V1)のレベルと大きく相違する。そこで、本例で
は、今回計測したオープン検出電圧(V1)のレベル
が、所定のしきい値よりも高いか低いかによって、正常
な状態にあるのかオープン状態にあるのかを判定してい
る。たとえば、オープン抵抗ROが1×106 Ω以下の
ときに完全に正常な状態にあり、オープン抵抗ROが1
×107 Ω以上であるときに完全なオープン状態にある
と設定した場合には、オープン検出電圧(V1)のしき
い値を0.5V(V1OPEN)と設定すれば、オープン検
出電圧(V1)がしきい値0.5Vを越えるときには正
常な状態であると判定し、オープン検出電圧(V1)が
しきい値0.5V以下のときにはオープン状態であると
判定することができる。
【0047】(端子751−端子757間のオープン検
出)図15に示す等価回路において、オープン抵抗RO
と、この抵抗に流れる電流を電圧変換したオープン検出
電圧(V2)との関係を検討するにあたって、オープン
検出電圧(V2)を得るための分圧抵抗R3、R4とし
て抵抗値の許容値が±10%品を用いた。この検討によ
れば、図16に示すように、正常状態におけるオープン
検出電圧(V2)、およびオープン状態におけるオープ
ン検出電圧(V2)のレベルは、いずれもばらつきが小
さく、かつ、正常状態におけるオープン検出電圧(V
2)のレベルと、オープン状態におけるオープン検出電
圧(V2)のレベルとは、大きく相違する。そこで、本
例では、今回計測したオープン検出電圧(V2)のレベ
ルが、所定のしきい値よりも高いか低いかによって、正
常な状態にあるのかオープン状態にあるのかを判定して
いる。たとえば、オープン抵抗ROが1×104 Ω以下
のときに完全に正常な状態にあり、オープン抵抗ROが
1×107 Ω以上であるときに完全なオープン状態にあ
ると設定した場合には、オープン検出電圧(V2)のし
きい値を1.5V(V2OPEN)と設定すれば、オープン
検出電圧(V2)がしきい値1.5V以下のときには正
常な状態であると判定し、オープン検出電圧(V2)が
しきい値1.5Vを越えるときにはオープン状態である
と判定することができる。
【0048】(端子751−端子755間のショート検
出)図17に示す等価回路において、ショート抵抗RS
と、この抵抗に流れる電流を電圧変換したショート検出
電圧(V2)との関係を検討するにあたって、ショート
検出電圧(V2)を得るための分圧抵抗R3、R4とし
て抵抗値の許容値が±10%品を用いた。なお、ショー
ト検出電圧についても、先に説明したオープン検出電圧
と同様、V2と扱っているのは、後述するように、同一
の信号を別の不具合判定用に用いているからである。こ
のようにして検討したところ、図18に示すように、正
常状態におけるショート検出電圧(V2)、およびショ
ート状態におけるショート検出電圧(V2)のレベル
は、いずれもばらつきが小さく、かつ、正常状態におけ
るショート検出電圧(V2)のレベルと、ショート状態
におけるショート検出電圧(V2)のレベルとは、大き
く相違する。また、駆動電圧VDDが変化しても、正常
状態におけるショート検出電圧(V2)のレベルと、シ
ョート状態におけるショート検出電圧(V2)のレベル
とは、大きく相違する。そこで、本例では、今回計測し
たショート検出電圧(V2)のレベルが、所定のしきい
値よりも高いか低いかによって、正常な状態にあるのか
ショート状態にあるのかを判定している。たとえば、シ
ョート抵抗RSが1×108 Ω以上のときに完全に正常
な状態にあり、ショート抵抗RSが1×105 Ω以上で
あるときに完全なショート状態にあると設定した場合に
は、ショート検出電圧(V2)のしきい値を1.5V
(V2SHORT )と設定すれば、ショート検出電圧(V
2)がしきい値1.5V以下のときには正常な状態であ
ると判定し、ショート検出電圧(V2)がしきい値1.
5Vを越えるときにはショート状態であると判定するこ
とができる。
【0049】(ショート・オープン検出部)かかるショ
ート・オープン検出を、コネクタピース80をコネクタ
部70に装着した状態のまま行うようになっている。す
なわち、再び図5において、端子752−端子753間
のショート検出を行うための信号、端子752−端子7
53間のオープン検出を行うための信号、端子751−
端子757間のオープン検出を行うための信号、および
端子751−端子755間のショート検出を行うための
信号は、センサユニット30で検出した信号と同様、入
力信号切換部51によって所定のタイミングでA/D変
換部52に入力され、ここでデジタル化された信号は、
オープン・ショート判定部56に入力されるようになっ
ている。なお、入力信号切換部51は、タイミング生成
回路510から出力される信号に基づいてA/D変換部
52に入力される信号を選択するように構成されてい
る。
【0050】オープン・ショート判定部56には、ま
ず、前記の各オープン・ショート検出のうち、端子75
2−端子753間のオープン検出、端子751−端子7
57間のオープン検出、および端子751−端子755
間のオープン・ショート検出を行うために、それぞれ所
定の値に設定されたしきい値V1OPEN、V2OPEN、V2
SHORT を記憶しておくしきい値記憶部562と、ここに
記憶されている各しきい値V1OPEN、V2OPEN、V2SH
ORT と端子752−端子753間のオープン検出用信号
(V1)のレベル、端子751−端子757間のオープ
ン検出信号(V2)のレベル、および端子751−端子
755間のショート検出信号(V2)のレベルとを絶対
値比較し、オープン・ショート状態にあるのか正常な状
態にあるのかを判定する検出信号絶対比較部561が構
成されている。
【0051】また、オープン・ショート判定部56に
は、前記のオープン・ショート検出のうち、端子752
−端子753間のショート検出を行うために、前回検出
した正常時のショート検出信号(V1)のレベルを記憶
しておく前回データ記憶部564と、ここに記憶されて
いる前回のデータと今回検出したショート検出信号(V
1)のレベルとを相対比較し、その比較結果において、
所定の値0.5V(V1H)以上の変化があった場合に
ショート状態にあると判定し、所定の値0.5V(V1
H)未満の変化しかない場合に正常な状態にあると判定
する検出信号相対比較部564とが構成されている。こ
こで、ショート検出信号(V1)の変化量の限界値(V
1H)は、変化量限界記憶部565に記憶されている。
【0052】(ショート・オープン検出動作)このよう
に構成されたオープン・ショート検出部において、タイ
ミング生成回路510から出力される信号は、図19に
示すとおり、128Hz〜16Hzの基準信号に基づい
てつくられた信号A、信号ADI0、信号ADI1、信
号ADI2、信号Bである。
【0053】信号Aは、図8に示すように、LED31
への駆動電圧VDD2の給断を行うスイッチング素子T
R2、およびフォトトランジスタ32への駆動電圧VR
G1の給断を行うスイッチング素子TR6、TR7を駆
動する128Hzの信号であり、それがハイレベルにな
ったときにLED31が点灯し、生体表面に光を照射す
るとともに、その反射光をフォトトランジスタ32を構
成するフォトダイオードFDによって受光し、フォトト
ランジスタ32を構成するトランジスタTR3によって
増幅された電流をコレクタ抵抗RCによって電流−電圧
変換を行うようになっている。従って、センサユニット
30のセンサ部分は、信号Aによってデューティ駆動さ
れながら、脈波信号を検出する。このようにして検出し
た脈波信号は、増幅回路301で増幅された後、入力信
号切換部51(マルチプレクサ)において信号ADI0
に基づいて所定のタイミングでA/D変換部52に出力
され、前述の脈拍数を求めるための処理が行われるよう
になっている。
【0054】また、図8に示す受光側検出部において、
分圧抵抗R3、R4によって得られた端子751−端子
757間のオープン検出を行うための信号、および端子
751−端子755間のショート検出を行うための信号
は、プリアンプで増幅された後、入力信号切換部51
(マルチプレクサ)において信号ADI1に基づいて、
脈波信号とずれたタイミングでA/D変換部52に出力
され、前述のオープン・ショート判定に用いられるよう
になっている。
【0055】信号Bは、図8に示すように、発光側検出
部において、スイッチング素子TR5を制御する信号で
あり、LED31への駆動電圧VDD2の給断にタイミ
ングを合わせて、分圧抵抗R1、R2を用いて端子75
2−端子753間のショート検出を行うための信号、お
よび端子752−端子753間のオープン検出を行うた
めの信号を得ることを可能にしている。ここで、端子7
52−端子753間のショート検出を行うための信号、
および端子752−端子753間のオープン検出を行う
ための信号は、プリアンプによって増幅された後、入力
信号切換部51(マルチプレクサ)において信号ADI
2に基づいて、脈波信号、端子751−端子757間の
オープン検出を行うための信号、および端子751−端
子755間のショート検出を行うための信号とずれたタ
イミングでA/D変換部52に出力され、前述のオープ
ン・ショート判定に用いられるようになっている。
【0056】なお、図8に電源回路の一部を示すよう
に、いずれの回路部分において供給される駆動電圧VR
G2、VDD2、VRG1も、電池59の出力電圧VD
Dからつくられる。
【0057】このように構成したオープン・ショート検
出部では、脈拍数の計測処理の間を利用して、各端子間
におけるショート・オープンの検出を行うようになって
おり、その処理の内容を図20および図21に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0058】まず、ステップST1で端子不具合検出動
作を開始する。それには、まず、ステップST2で、信
号ADI0が立ち下がったか否かを判断する。すなわ
ち、脈波信号のA/D変換が終了した否かを判断する。
【0059】ここで、脈波信号のA/D変換が終了する
まで待機し、脈波信号のA/D変換が終了したと判断し
たときには、ステップST3で発光側の不具合(ショー
ト・オープン)の検出を開始する。
【0060】ステップST4で信号Bをオンレベルとし
た後、ステップST5で、信号ADI2をオン状態とす
る。ステップST6では、今回計測した信号V1を発光
側オープン検出信号としてデジタル信号化し、このデジ
タルデータV1Dを発光側オープン検出データとする。
【0061】次に、ステップST7では、発光側オープ
ン検出データ(V1D)が発光側オープン判定用しきい
値V1DOPEN以下であるか否かを判断する。この発光側
オープン判定用しきい値V1DOPENは、図14を参照し
て予め設定されていたしきい値(0.5V/V1OPEN)
をデータ列としてしきい値記憶部562に記憶されてい
たものである。
【0062】その結果、発光側オープン検出データV1
Dが発光側オープン判定用しきい値V1DOPEN以下でな
いと判断した場合、すなわち、発光側にオープンが発生
してしない場合には、ステップST8で、今回の検出が
1回目であるか否かを判断する。ここで、今回の検出が
1回目であれば、このデータ(V1D)を以降に行うシ
ョート検出用の前回データ(V1RD)とする。なお、
ここでいう1回目とは、脈拍数の一連の計測を今回開始
した以降、1回目であることを意味する。それ故、一連
の脈拍数の計測を開始する度に、前回データ(V1R
D)は更新される。
【0063】次に、ステップST10では、信号SDI
2をオフレベル状態とし、ステップST11では、B信
号をオフレベルにして、発光側の不具合(オープン・シ
ョート)の検出を終える。
【0064】次に、ステップST12では、受光側の不
具合(オープン・ショート)の検出を開始する。ステッ
プST13で、信号ADI1をオンレベルとする。ステ
ップST14では、今回計測した信号V2を受光側ショ
ート検出信号としてデジタル信号化し、このデジタルデ
ータV2Dを受光側ショート検出データとする。
【0065】次に、ステップST15では、受光側ショ
ート検出データ(V2D)が受光側ショート判定用しき
い値V2DSHORT 以上であるか否かを判断する。この受
光側ショート判定用しきい値V2DSHORT は、図18を
参照して予め設定されていたしきい値(1.5V/V2
SHORT )をデータ列としてしきい値記憶部562に記憶
されていたものである。
【0066】その結果、受光側ショート検出データ(V
2D)が受光側ショート判定用しきい値V2DSHORT 以
上でないと判断した場合、すなわち、受光側にショート
が発生してしない場合には、ステップST16では、信
号ADI1をオフ状態とし、受光側のショート検出を終
える。
【0067】次に、ステップST17では、信号Aをオ
ンレベルし、ステップST18で、信号ADI1をオン
レベルとする。ステップST19では、今回計測した信
号V2を受光側オープン検出信号としてデジタル信号化
し、そのデジタルデータV2Dを受光側オープン検出デ
ータとする。
【0068】次に、ステップST20では、受光側オー
プン検出データ(V2D)が受光側オープン判定用しき
い値V2DOPEN以下であるか否かを判断する。この受光
側オープン判定用しきい値V2DOPENは、図16を参照
して予め設定されていたしきい値(1.5V/V2OPE
N)をデータ列としてしきい値記憶部562に記憶され
ていたものである。
【0069】その結果、受光側オープン検出データ(V
2D)が受光側オープン判定用しきい値V2DOPEN以下
でないと判断した場合、すなわち、受光側にオープンが
発生してしない場合には、ステップST21では、信号
ADI1をオフレベルとした後、ステップST22で
は、信号Aをオフレベルとし、しかる後に、初期状態に
戻る(ステップST23)。
【0070】これに対して、ステップST7において、
発光側オープン検出データV1Dが発光側オープン判定
用しきい値V1DOPEN以下であると判断した場合、すな
わち、発光側にオープンが発生している場合には、ステ
ップST24で、発光側の端子においてオープンが発生
している旨の信号を表示制御部57に発し、表示制御部
57は、その旨を液晶表示装置13に表示する。すなわ
ち、液晶表示装置13は、端子不具合警告手段としても
機能する。ここで、端子不具合警告手段としては、アラ
ーム音の発生などを利用することもできる。
【0071】ステップST15において、受光側ショー
ト検出データ(V2D)が受光側ショート判定用しきい
値V2DSHORT 以上であると判断した場合、すなわち、
受光側にショートが発生している場合には、ステップS
T25では、受光側の端子においてショートが発生して
いる旨の信号を表示制御部57に発し、表示制御部57
は、その旨を液晶表示装置13に表示する。
【0072】ステップST20において、受光側オープ
ン検出データ(V2D)が受光側オープン判定用しきい
値V2DOPEN以下であると判断した場合、すなわち、受
光側にオープンが発生している場合には、ステップST
26では、受光側の端子においてオープンが発生してい
る旨の信号を表示制御部57に発し、表示制御部57
は、その旨を液晶表示装置13に表示する。
【0073】また、ステップST7において、発光側オ
ープン検出データV1Dが発光側オープン判定用しきい
値V1DOPEN以下でないと判断した場合、すなわち、発
光側にオープンが発生してしない場合には、ステップS
T8で、今回の計測が1回目であるか否かを判断する
が、ここで、今回の検出が2回目以降の計測であれば、
ステップST27で、まず、今回計測した信号V1Dを
発光側ショート検出信号として、それ以前に計測した正
常時のショート検出用の前回データ(V1RD)以上で
あるか否かを判断し、今回の計測値の方が前回データ
(V1RD)より小さい場合には、ステップST9で、
今回のデータをショート検出用の前回データ(V1R
D)に更新し、ステップST10に移る。
【0074】これに対して、ステップST27で、今回
計測した信号V1Dがショート検出用の前回データ(V
1RD)以上であると判断した場合には、まず、ステッ
プST28で、今回した信号V1Dからショート検出用
の前回データ(V1RD)を減算し、相対変化量を求め
る。次に、ステップST29では、相対変化量が変化量
限界値V1HDより大きいか否かを判断し、相対変化量
が変化量限界値V1HDより大きくないと判断したとき
には、正常状態にあるとして、そのままステップST1
0に移る。これに対し、相対変化量が変化量限界値V1
HDより大きいと判断したときには、発光側の端子にお
いてショートが発生していると判断し、ステップST3
0で、その旨の信号を表示制御部57に発し、表示制御
部57は、その旨を液晶表示装置13に表示する。な
お、変化量限界値V1HDは、図12を参照して予め設
定されていた変化量限界値(0.5V/V1H)をデー
タ列として変化量限界記憶部565に記憶されていたも
のである。
【0075】(腕装着型脈波計測機器の全体的な動作)
このように構成した腕装着型脈波計測機器1の動作を、
図1を参照して簡単に説明する。
【0076】まず、図1において、腕装着型脈波計測機
器1を通常の腕時計として用いる場合には、ケーブル2
0およびセンサユニット30を装置本体10のコネクタ
部70で外した状態で、装置本体10をリストバンド1
2で腕に装着する。このとき、コネクタ部70には、所
定のコネクタカバーを装着し、その見栄えを高めるとと
もに、コネクタ部70を保護する。
【0077】一方、腕装着型脈波計測機器1を用いてラ
ンニング中の脈拍数を計測する場合には、コネクタピー
ス80をコネクタ部70に装着して、ケーブル20を装
置本体10に接続した後、装置本体10をリストバンド
12で腕に装着する。また、センサユニット30をセン
サ固定用バンド40によって指に密着させた後、ランニ
ングを行なう。
【0078】この状態で、図4に示すように、LED3
1から指に向けて光を照射すると、この光が血管に届い
て血液中のヘモグロビンによって一部が吸収され、一部
が反射する。指(血管)から反射してきた光は、フォト
トランジスタ32によって受光され、その受光量変化
は、血液の脈波によって生じる血量変化に対応する。す
なわち、血量が多いときには、反射光が弱くなる一方、
血量が少なくなると、反射光が強くなるので、反射光強
度の変化をフォトトランジスタ32で監視すれば、脈拍
などを検出できる。かかる検出を行なうために、図5に
示したデータ処理部50では、フォトトランジスタ32
(センサユニット30)から入力された信号をデジタル
信号に変換し、このデジタル信号に周波数分析などを行
なって脈拍数を演算する。そして、演算により求めた脈
拍数を液晶表示装置13に表示させる。すなわち、腕装
着型脈波計測機器1は、脈拍計として機能する。
【0079】なお、図4において、脈波計測用LED3
1から発せられた光は、その一部が矢印Cで示すように
指を通って血管にまで到達し、血液中のヘモグロビンか
らの反射光が矢印Dで示すように脈波計測用フォトトラ
ンジスタ32に届く。この経路で受光された光量が生体
反射量である。また、脈波計測用LED31から発せら
れた光は、その一部が矢印Eで示すように指表面で反射
して脈波計測用フォトトランジスタ32に届く。この経
路で受光された光量が皮膚反射量である。さらに、脈波
計測用LED31から発せられた光、および血管から反
射した光の一部は、矢印F、Gで示すように、指内で吸
収、または分散して、脈波計測用フォトトランジスタ3
2に届かない。ここで、センサユニット30には、発光
波長領域が350nmから600nmまでの範囲にある
脈波計測用LED31と、受光波長領域が300nmか
ら600nmまでの範囲の脈波計測用フォトトランジス
タ32とを用いてあり、その重なり領域である約300
nmから約600nmまでの波長領域における検出結果
に基づいて生体情報を表示する。外光に含まれる光のう
ち、波長領域が700nm以下の光は、指を透過しにく
い傾向にあるため、外光がセンサ固定用バンド40で覆
われていない指の部分に照射されても、図4に点線Xで
示すように、指を導光体として脈波計測用フォトトラン
ジスタ32(脈波計測用受光部)にまで到達せず、検出
には影響を与えない波長領域の光だけが、指を導光体と
して通ってくる。また、300nmより低波長領域の光
は、皮膚表面でほとんど吸収されるので、受光波長領域
を700nm以下としても、実質的な受光波長領域は、
300nm〜700nmとなる。従って、指を大掛かり
に覆わなくても必要最小限の範囲を覆うだけで、外光の
影響を抑えることができるとともに、本例のような小さ
なセンサユニット30であれば、指の根元に装着した状
態で手を握ることができ、ランニングに支障がない。ま
た、センサユニット30を指の根元に装着すると、ケー
ブル20が短くて済むので、ケーブル20は、ランニン
グ中に邪魔にならない。さらに、寒いときでも、指の根
元では、指の根元の温度は比較的低下しないことからわ
かるように、血流が著しく低下しないので、寒い日に屋
外でランニングしたときでも、脈拍数などを正確に計測
できる。それ故、本例の腕装着型脈波計測機器1は、ジ
ョギングやマラソン中の脈拍数などを計測するのに適し
ている。
【0080】これに対し、880nm付近に発光ピーク
を有するLEDと、シリコン系の脈波計測用フォトトラ
ンジスタとを用いると、その受光波長範囲は、350n
mから1200nmまでの範囲に及ぶ。従って、従来の
光学系(検出装置)では、外光のうち、図4に矢印Yで
示すように、指を導光体として脈波計測用受光部にまで
容易に届いてしまう1μmの波長の光の検出結果に基づ
いて脈波を検出しているので、外光の変動に起因する誤
検出が起こりやすい。
【0081】さらに、約300nmから約700nmま
での波長領域の光を利用して脈波情報を得ているので、
血量変化に基づく脈波信号のS/N比が高い。すなわ
ち、光の波長と各種のヘモグロビンの吸光特性との関係
において、血液中のヘモグロビンは、波長が300nm
から700nmまでの光に対する吸光係数が大きく、波
長が880nmの光に対する吸光係数に比して数倍〜約
100倍以上大きいからである。
【0082】なお、外光の影響を受けることなく、脈波
情報を得るという観点からすれば、540nmから57
0nmまでの範囲に主要発光領域を有するGaP系の脈
波計測用LED31と、200nmから700nm近く
までの範囲に感度領域を有するGaP系の脈波計測用フ
ォトトランジスタ32を用いてもよい。
【0083】(実施例の主な効果)以上のとおり、本例
の腕装着型脈波計測機器1では、各端子間のショート・
オープン検出のうち、端子752−端子753間のショ
ート検出については、そこから得られるショート検出信
号のレベルをしきい値とそのまま絶対値比較するのでな
く、それ以前に計測した正常時のショート検出信号のレ
ベルに対して、今回計測したショート検出信号のレベル
がどの位変化したかによってショート検出を行う。この
ため、抵抗素子やLED31の電気的特性が腕装着型脈
波計測機器1の製品個々においてばらつきがあっても、
これらのばらつきの影響を受けることなく、ショート検
出を行うことができる。また、正常時のショート検出信
号のレベルについては、所定のタイミング、たとえば、
一連の計測の開始時や電池の交換時にリセットするた
め、使用中に電池59の出力電圧が低下したことに起因
して駆動電圧が低下した場合でも、その影響を受けるこ
となく、ショート検出を確実に行うことができる。
【0084】また、ショート検出結果は、端子752−
端子753間に電気回路的に接続する電気素子の電気的
特性の影響を受けないので、装置本体10にコネクタ部
分を介してセンサユニット30などの外部装置を接続し
た状態でショート検出を行っても、センサユニット30
内に構成されている回路の影響を受けない。それ故、セ
ンサユニット30を稼働させながら、ショート検出を行
うことができる。
【0085】ショート・オープン検出信号をデータ処理
部50に入力するためのA/D変換を、センサユニット
30から出力される信号をデータ処理部50に入力する
ために間欠的に行われるA/D変換の間を利用して行う
場合には、簡単な構成のままで、ショート検出とセンサ
装置による検出とを実質的に並行して行うことができ
る。
【0086】(別の実施例)なお、上記実施例では、装
置本体側の端子間におけるショートについては、不具合
検出用電気信号のレベルがそれ以前に計測した正常時の
レベルに対し所定の値以上変化したことに基づいて検出
し、コネクタ部分における外部装置側の端子と装置本体
側の端子との間におけるオープンについては、不具合検
出用電気信号のレベルが予め設定したしきい値を越えた
ときにオープン状態にあると判定するように構成した
が、それとは逆に、外部装置側の端子と装置本体側の端
子との間におけるオープンについて、不具合検出用電気
信号のレベルがそれ以前に計測した正常時のレベルに対
し所定の値以上変化したことに基づいて検出してもよ
い。また、上記のオープンおよびショートの双方を不具
合検出用電気信号のレベルがそれ以前に計測した正常時
のレベルに対し所定の値以上変化したことに基づいて検
出してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコネ
クタ部分における端子間の不具合検出方法では、端子間
の抵抗値レベルに対応する不具合検出用電気信号を計測
し、該不具合検出用電気信号の今回のレベルがそれ以前
に計測した正常時のレベルに対し所定の値以上変化した
ときに端子間がオープン・ショート状態にあると判定す
ることを特徴とする。従って、本発明によれば、正常時
のレベルに対する相対比較によるオープン・ショート検
出であるため、電源電圧の変動があっても、機器毎に電
気素子の電気的特性に差があっても、オープン・ショー
ト検出結果を確実に行うことができる。
【0088】また、オープン・ショート検出結果は、端
子間に電気回路的に接続する電気素子の電気的特性の影
響を受けないので、装置本体にコネクタ部分を介してセ
ンサ装置などの外部装置を接続した状態で行っても、セ
ンサ装置などの外部装置に構成された回路の影響を受け
ない。それ故、外部装置を稼働させながら、オープン・
ショート検出を行うことができる。
【0089】不具合検出用電気信号を装置本体内のマイ
クロコンピュータから構成されるデータ処理部に入力す
るためのA/D変換を、センサ装置から出力される信号
をデータ処理部に入力するために間欠的に行われるA/
D変換の間を利用して行う場合には、簡単な構成のまま
で、オープン・ショート検出とセンサ装置による検出と
を実質的に並行して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る腕装着型脈波計測機器
の使用状態を示す説明図である。
【図2】図1に示す腕装着型脈波計測機器の装置本体の
平面図である。
【図3】図1に示す腕装着型脈波計測機器のセンサユニ
ットの断面図である。
【図4】図1に示す腕装着型脈波計測機器において、セ
ンサユニットを指に装着した状態を示す説明図である。
【図5】図1に示す腕装着型脈波計測機器に構成されて
いる制御部の機能の一部を示すブロック図である。
【図6】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ部
分に用いたコネクタピースの構造を示す説明図である。
【図7】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ部
分に用いたコネクタ部の構造を示す説明図である。
【図8】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ部
における電気的な接続関係、脈波検出回路、およびショ
ート・オープン信号の検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図9】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ部
における発光側の端子間のショート検出信号を計測する
ための回路図である。
【図10】図9に示す回路において、電気的特性の許容
差が大きな電気素子を用いて計測したときのショート抵
抗RSとショート検出電圧V1との関係を示すグラフで
ある。
【図11】図9に示す回路において、電気的特性の許容
差が小さな電気素子を用いて計測したときのショート抵
抗RSとショート検出電圧V1との関係を示すグラフで
ある。
【図12】図9に示す回路において、駆動電圧値が各レ
ベルのときにおけるショート抵抗RSとショート検出電
圧V1との関係を示すグラフである。
【図13】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ
部における発光側の端子間のオープン検出信号を計測す
るための回路図である。
【図14】図13に示す回路において、オープン抵抗R
Oとオープン検出電圧V1との関係を示すグラフであ
る。
【図15】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ
部における受光側の端子間のオープン検出信号を計測す
るための回路図である。
【図16】図15に示す回路において、オープン抵抗R
Oとオープン検出電圧V2との関係を示すグラフであ
る。
【図17】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ
部における受光側の端子間のショート検出信号を計測す
るための回路図である。
【図18】図17に示す回路において、ショート抵抗R
Sとショート検出電圧V2との関係を示すグラフであ
る。
【図19】図5に示す制御部における動作を制御する各
信号の波形図である。
【図20】図5に示す制御部における動作の一部を示す
フローチャートである。
【図21】図5に示す制御部において、図20に示すフ
ローチャートに続いて行う動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1・・・腕装着型脈波計測機器(電子機器) 10・・・装置本体 11・・・時計ケース(本体ケース) 12・・・リストバンド 13・・・液晶表示装置 31・・・LED(発光部) 32・・・フォトトランジスタ(受光部) 50・・・データ処理部 51・・・入力信号切換部 52・・・A/D変換部 56・・・オープン・ショート判定部 70・・・コネクタ部 80・・・コネクタ部材(コネクタピース) 561・・・検出信号絶対比較部 562・・・しきい値記憶部 563・・・検出信号相対比較部 564・・・前回データ記憶部 565・・・変化量限界記憶部 V1・・・不具合検出信号 V2・・・不具合検出信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体にコネクタ部分を介して外部装
    置が電気的接続される電子機器において、前記コネクタ
    部分における端子間についてオープンまたはショートの
    発生を検出するにあたって、前記端子間の抵抗値レベル
    に対応する不具合検出用電気信号を計測し、該不具合検
    出用電気信号の今回のレベルがそれ以前に計測した正常
    時のレベルに対し所定の値以上変化したときに前記端子
    間が不具合状態にあると判定することを特徴とするコネ
    クタ部分における端子間の不具合検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記装置本体側の端
    子間におけるショートについては、前記不具合検出用電
    気信号のレベルがそれ以前に計測した正常時のレベルに
    対し所定の値以上変化したことに基づいて検出し、前記
    コネクタ部分における前記外部装置側の端子と前記装置
    本体側の端子との間におけるオープンについては、前記
    不具合検出用電気信号のレベルが予め設定したしきい値
    を越えたときにオープン状態にあると判定することを特
    徴とするコネクタ部分における端子間の不具合検出方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記外部装
    置は、前記装置本体側の前記端子を用いて供給される駆
    動電圧によって駆動されるセンサ装置であることを特徴
    とするコネクタ部分における端子間の不具合検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの項おい
    て、前記不具合検出用電気信号を前記装置本体内のマイ
    クロコンピュータから構成されるデータ処理部に入力す
    るためのA/D変換を、前記外部装置から出力される信
    号を前記データ処理部に入力するために間欠的に行われ
    るA/D変換の間を利用して行うことを特徴とするコネ
    クタ部分における端子間の不具合検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記センサ
    装置は、発光素子および該発光素子が発した光を検出対
    象物を介して受光する受光素子を備え、前記発光素子
    は、前記装置本体側の前記端子を用いて供給される駆動
    電圧によって点灯することを特徴とするコネクタ部分に
    おける端子間の不具合検出方法。
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