JPH09113402A - 浸水検知センサ、およびこれを用いた光ファイバケーブル - Google Patents

浸水検知センサ、およびこれを用いた光ファイバケーブル

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JPH09113402A
JPH09113402A JP7267468A JP26746895A JPH09113402A JP H09113402 A JPH09113402 A JP H09113402A JP 7267468 A JP7267468 A JP 7267468A JP 26746895 A JP26746895 A JP 26746895A JP H09113402 A JPH09113402 A JP H09113402A
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optical fiber
water
coating layer
layer
resin
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JP7267468A
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Inventor
Hiroshi Nakamura
宏 中村
Takeo Shiono
武男 塩野
Mitsuo Ito
三男 伊藤
Hajime Tanimoto
元 谷本
Kouji Oosada
幸治 大定
Toshikuni Seki
敏訓 関
Harunari Cho
東 成 張
Keiko Shiraishi
恵子 白石
Tomotaka Murase
知丘 村瀬
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浸水以外の原因で生じる光伝送損失に左右さ
れること無く、浸水位置を精度良く検知することが可能
な浸水検知センサを提供する。 【解決手段】 光ファイバ素線1,5に直接または他の
層を介して被覆層2,3,6,7が設けられた光ファイ
バ心線4と、前記光ファイバ心線に吸水性膨潤層8が設
けられた浸水検知光ファイバ9とを複数本並列配置し、
前記光ファイバ心線4および前記浸水検知光ファイバ9
の外周に共通被覆層10を設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性の高い浸水
検知センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浸水箇所を特定することができる
浸水検知センサとして、光ファイバ上に、あるいは光フ
ァイバに一次被覆層を介して、吸水時に体積膨張する吸
水材が被覆されてなる光ファイバ浸水検知センサが提案
されている(特開昭62−262803号公報)。この
光ファイバ浸水検知センサは、通信ケーブルなどに添っ
て建物中に配線される。そして、浸水事故が発生した場
合には、吸水材が水を吸収して体積膨張することにより
光ファイバに側圧がかかり、曲りまたは部分的なマイク
ロベンディングが発生する。これらの曲りあるいはマイ
クロベンディングにより光ファイバに光伝送損失が発生
するので、光伝送損失を後方散乱光などの反射光を測定
して検出し、浸水事故の発生位置を察知することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り検出に用いられている光伝送損失は、浸水によって生
じる曲りあるいはマイクロベンディングだけに相関して
増減するものではなく、例えば、曲面部に配線したり、
物理的外力が光ファイバに加えられたりする場合には、
浸水が起きていなくても増加することがある。また、光
伝送損失は、光ファイバの長さに比例して増加する。よ
って、微小な浸水が原因となって発生する光伝送損失
は、光ファイバ自体の光伝送損失との判別が困難なこと
があり、見落とす危険があった。
【0004】以上の点に鑑み本発明は、浸水以外の原因
で生じる光伝送損失に左右されること無く、浸水位置を
精度良く検知することが可能な浸水検知センサを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本請求項1に係る発明の
浸水検知センサは、光ファイバ素線に直接または他の層
を介して被覆層が設けられた光ファイバ心線と、この光
ファイバ心線に吸水性膨潤層が設けられた浸水検知光フ
ァイバとを複数本並列配置し、光ファイバ心線および浸
水検知光ファイバの外周に共通被覆層を設けたことを要
旨とする。
【0006】本発明で用いられる光ファイバ素線として
は、SM、GI等の石英ガラス系光ファイバ、多成分ガ
ラス光ファイバ等の通常の光ファイバ素線が用いられ
る。
【0007】本発明で被覆層として用いられる樹脂は、
エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹
脂、シリコーンアクリレート樹脂、ポリブタジエンアク
リレート樹脂等の紫外線硬化型樹脂、または、シリコー
ン樹脂、ポリエステル樹脂等、従来公知の被覆材であれ
ば特に限定されることはない。本発明において被覆層を
設けることにより、光ファイバ素線に加わる外力を緩衝
することができる。
【0008】本発明の浸水検知光ファイバは、光ファイ
バ心線の外周にさらに吸水性膨潤層を設けたもので、こ
の吸水性膨潤層は、浸水箇所で水分を直ちに捕らえ、吸
水し膨潤する樹脂層であり、膨潤することにより光ファ
イバ素線に局部的な曲りやマイクロベンディングを生じ
させ、光伝送損失を増加させるものである。その主成分
とする樹脂は、一般に光ファイバの被覆として用いられ
ている樹脂、例えば、エポキシアクリレート樹脂、ウレ
タンアクリレート樹脂、シリコーンアクリレート樹脂、
ポリブタジエンアクリレート樹脂等の紫外線硬化型樹
脂、または、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂等に、
ポリビニルアルコールなどの親水性樹脂に代表される吸
水性樹脂や界面活性剤、あるいは無水トリメリット酸無
水物などの無水物や硝酸ナトリウムなどの無機酸化物な
どの吸水性化合物が混合される。これらは樹脂分に対し
て30〜90wt%添加されるのが望ましい。その理由
は、30wt%未満であると、検知能力が不足し、90
wt%を越えると光ファイバ心線上に被覆困難となる。
また、吸水率が所定値以上の吸水性樹脂に、粉末状の吸
水性樹脂や吸水性無機化合物を分散してもよい。
【0009】本発明の吸水性膨潤層としてもっとも好ま
しいのは、光硬化性樹脂に水酸基を有する添加剤を配合
したものである。光硬化性樹脂は、アクリル系、ウレタ
ン系、ポリオール系などの従来公知の紫外線硬化型樹脂
を用いることができる。前述の様な水酸基を有する添加
剤として、水溶性アミン系化合物などの光重合開始増感
剤(放射線重合促進剤)を挙げることができる。ところ
で、吸水性膨潤層に、光ファイバを識別する目的で顔料
系、染料系等など着色剤が添加される場合、吸水性膨潤
層の光透過性が低下し、光反応速度が遅くなることがあ
る。これを補う目的で吸水性膨潤層に光重合開始増感剤
が添加される。光重合開始増感剤は、その末端に水酸基
を備え、光重合開始剤と併用されて光重合開始剤のラジ
カル生成を助長する働きを有する。そして、光硬化性樹
脂と重合した後もその末端に水酸基を持ち、水酸基を有
する添加剤としての効果を持続し続ける。この様な光重
合開始増感剤の一例として、水溶性アミン系化合物を挙
げることができる。水溶性アミン系化合物としては、た
とえば、メチルジエタノールアミン[CH3 N(C2
5 OH)2 ]やトリエタノールアミン[N(C2 5
H)3 ]等がある。これらの添加剤は、吸水性パウダと
異なり相溶性に富むため、光硬化性樹脂への溶解性に優
れる。
【0010】さらに、光ファイバ心線および浸水検知光
ファイバの外周に設けられる共通被覆層として用いられ
る樹脂は、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリ
レート樹脂、シリコーンアクリレート樹脂、ポリブタジ
エンアクリレート樹脂等の紫外線硬化型樹脂、または、
シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂等、従来公知の被覆
材であれば特に限定されることはない。
【0011】本請求項2にかかる発明の浸水検知センサ
は、光ファイバ素線に直接または他の層を介して被覆層
および吸水性膨潤層が配設された少なくとも一本の浸水
検知光ファイバと、光ファイバ素線上に被覆層が設けら
れ、その外周に、前記浸水検知光ファイバの吸水性膨潤
層に対して吸水率が0.5〜3.5%異なる吸水性膨潤
層を配設した少なくとも一本の比較用浸水検知光ファイ
バとを並列配置し、その外周に共通被覆層を設けたこと
を要旨とする。
【0012】本請求項3にかかる発明の浸水検知センサ
は、光ファイバ素線に直接または他の層を介して被覆層
および吸水性膨潤層が配設された少なくとも一本の浸水
検知光ファイバと、光ファイバ素線上に被覆層が設けら
れ、その外周に、前記浸水検知光ファイバの吸水性膨潤
層に対してヤング率が65〜90kg/mm2 異なる吸
水性膨潤層を配設した少なくとも一本の比較用浸水検知
光ファイバとを並列配置し、その外周に共通被覆層を設
けたことを要旨とする。
【0013】浸水による光伝送損失の増加を吸水性膨潤
層の設けられていない光ファイバ心線と比較する方法の
ほかに、上記のように、吸水性膨潤層の吸水率やヤング
率を異ならせた比較用浸水検知光ファイバを用いても有
効である。
【0014】本請求項2にかかる発明において、ある浸
水検知光ファイバの吸水性膨潤層に対して比較用浸水検
知光ファイバの吸水性膨潤層の吸水率を0.5〜3.5
%異ならせた理由は、その差が0.5%未満では、浸水
による光伝送損失と、他の原因による光伝送損失との差
が明瞭になりにくく、吸水率を相違させた効果がほとん
ど見られない。また、吸水率を大きくしすぎると、浸水
が起きていない場合でも大気中の水分を吸収して光伝送
損失が増加してしまうため、吸水率を3.5%を越えて
異ならせるとかえって浸水検知精度が低下する。吸水性
膨潤層の吸水率を調整するには、請求項1の発明でも吸
水性膨潤層を構成する主成分の樹脂に添加されるポリビ
ニルアルコールなどの親水性樹脂、無水物、無機酸化
物、水酸基を有する化合物、水溶性アミン系化合物など
の光重合開始増感剤の添加量を増減することにより行う
ことができる。
【0015】本請求項3にかかる発明において、ある浸
水検知光ファイバの吸水性膨潤層に対して比較用浸水検
知光ファイバの吸水性膨潤層のヤング率を65〜90k
g/mm2 異ならせた理由は、その差が65kg/mm
2 未満では、浸水による光伝送損失と、他の原因による
光伝送損失との差が明瞭になりにくく、ヤング率を相違
させた効果がほとんど見られない。また、90kg/m
2 を越えて異ならせる場合には、吸水性膨潤層が浸水
により膨潤してもそれ自身によってマイクロベンディン
グの発生が抑制され、光伝送損失の増加が抑えられてし
まう。本発明において、吸水性膨潤層のヤング率の調整
は、着色剤の配合によって行うことができる。
【0016】本請求項4にかかる発明の浸水検知センサ
は、光ファイバ素線に、直接または他の層を介して、紫
外線硬化型樹脂を主成分とする被覆層を設けた光ファイ
バ心線を複数本並列配置し、その外周に共通被覆層を設
けた浸水検知センサにおいて、前記光ファイバ心線のう
ち少なくとも1本の被覆層を架橋度70〜80%とした
ことを要旨とする。本発明において、架橋度をこの様に
限定するのは、70%未満であると空気中の水蒸気を吸
収して誤検出するおそれがあり、80%を越えると完全
に架橋された被覆層を有する浸水検知光ファイバとの差
が不明瞭となる。架橋度と吸水率は、相関関係を有し、
架橋度が低いと吸水率は高く、架橋度が高いと吸水率は
低くなる性質がある。
【0017】また、架橋度を調整する手段として、被覆
層を紫外線硬化させる際の酸素濃度を調整することも考
えられる。本発明の被覆層はその主成分を紫外線硬化型
樹脂としており、これにはアクリル系、ウレタン系、ポ
リオール系などの従来公知の紫外線硬化型樹脂を用いる
ことができる。光ファイバ素線上に被覆するには、これ
ら紫外線硬化型樹脂に、ベンジルメチルケタール、ベン
ソインアルキルエーテル、ベンゾフェノン等の光重合開
始剤や、シリコーンオイル、ふっ素樹脂等の滑剤など、
必要に応じて各種の添加剤が配合される。また、前述の
ように紫外線硬化型樹脂に、紫外線によりラジカルが生
じる光重合開始剤などを配合してもよい。
【0018】通常の光ファイバ心線は、光ファイバ素線
に直接または他の被覆を介して紫外線硬化型樹脂を主成
分とする樹脂を被覆し、さらに窒素ガスを充満した紫外
線照射装置を通過させて紫外線硬化型樹脂を硬化して製
造される。紫外線硬化型樹脂は、紫外線を照射すること
により鎖状に結合し、その結合の間に水が侵入するた
め、硬化した状態でも多少なりとも吸水性を有する。近
年、紫外線照射時の酸素濃度は、被覆層の吸水率に影響
を与えることがわかってきた。すなわち、酸素濃度が大
きい場合、酸素に接触している紫外線硬化型樹脂の表面
積が増加する。酸素と接触する紫外線硬化型樹脂は、酸
素により架橋反応が阻害され、表面近辺に未硬化層を形
成する。その結果、被覆層の表面からの水分の浸透が容
易となり、吸水率が増加する。反対に、酸素濃度が小さ
い場合には、吸水率は減少する。そこで本発明者らは、
紫外線照射時の酸素濃度を増減することにより、紫外線
硬化型樹脂すなわち被覆層の吸水率を調整し、これを浸
水検知センサに用いることとした。
【0019】本発明では、異なる酸素濃度の雰囲気下で
紫外線硬化させることにより吸水率および架橋度の異な
る被覆層を得ることができる。その酸素濃度の差は0.
5〜20%異なるのが望ましい。その理由は、0.5%
未満では浸水によって生じる光伝送損失の差が他の要因
によるものと混同する恐れがあり、逆に20%を越える
と被覆層の硬化に要する時間が増加する割に浸水時に付
与されるマイクロベンディングは大きくならないためで
ある。ここでいう被覆層は、着色剤や吸水性樹脂、親水
性樹脂などを含むものでも良く、複数の被覆層のうちの
少なくとも1層が上述のような構成であれば本発明の目
的は達せられる。
【0020】前述のようにして被覆層を設けた光ファイ
バ心線を複数本並べて、その外周に共通被覆層を押出被
覆する。共通被覆層として使用される樹脂は、ウレタン
アクリレート系、ポリオール系、アクリル系等の紫外線
硬化型樹脂が好ましい。これらの樹脂を光ファイバ心線
に押出した後、樹脂を硬化させるために紫外線を照射す
る。ここでの紫外線照射は、窒素雰囲気中で行うのが好
ましい。その理由は、樹脂に紫外線を照射することによ
り発生するラジカルは、紫外線硬化型樹脂のモノマより
酸素との反応速度の方が早いので、紫外線照射時に酸素
が存在すると硬化が妨げられるためである。この共通被
覆層の吸水率は、可能なかぎり小さいのが望ましい。
【0021】本発明は、紫外線照射時の酸素濃度を変化
させることにより被覆層の吸水率を変化させることがで
きるので、被覆層の組成を変更することなく、既存の施
設のみを用いて容易に吸水率を調整することができる。
【0022】本請求項6にかかる発明の浸水検知センサ
は、光ファイバ素線に直接または他の層を介して被覆層
を設けた光ファイバ心線を複数本並列配置し、その外周
に共通被覆層を設けた浸水検知センサにおいて、前記光
ファイバ心線のうち少なくとも1本の光ファイバ心線
と、他の光ファイバ心線との歪差が0.05〜0.2%
であることを要旨とする。
【0023】通常、複数本の光ファイバ心線に共通被覆
層を押し出し被覆する際に、各光ファイバ心線にテンシ
ョンローラなどによりバックテンションが付加される。
この時のテンションの大小により光ファイバ心線に歪差
が生じ、伸び歪が大きいほど、浸水および吸水による影
響を受けやすい傾向にある。被覆層は水分を含むと膨潤
する。浸水時、歪差を有する光ファイバ心線は、異なる
膨潤率で膨潤し、バランスを失って応力を掛け合う。こ
の時、光伝送損失が増大し、浸水検知が可能となる。本
発明で、光ファイバ心線相互の歪差を0.05〜0.2
%としたのは、歪差が0.05%未満のときは、光ファ
イバ心線に発生するマイクロベンディングが小さいため
光伝送損失の増加分が検知され難く、0.2%をこえる
と、共通被覆層を形成するのが困難となる。
【0024】本発明は、テンションを調整して光ファイ
バ心線に歪差を生じさせることができるので、被覆層の
組成を変更することなく、既存の施設のみを用いて容易
に浸水検知センサを製造することができる。
【0025】また、共通被覆層の水分の透過を容易にす
るために、浸水検知光ファイバの周囲、あるいは、吸水
性膨潤層の吸水率が最も大きい浸水検知光ファイバまた
はヤング率が最も小さい浸水検知光ファイバの周囲など
に、透孔を設け、水分の検出感度を向上させることがで
きる。透孔の大きさは、水分が通過する程度で十分であ
るので、共通被覆層として発泡性樹脂を用いたり、共通
被覆層を被覆するダイスに発泡剤を供給する孔を設け、
共通被覆層の極一部を発泡させるなどの方法により、適
性な透孔を得ることができる。
【0026】本発明において、光ファイバ心線および浸
水検知光ファイバの本数は特に限定されないが、3心以
上を用いる場合には2心以上は通信回線として使用する
ことができる。
【0027】本請求項8の光りファイバケーブルは、ス
ロット付スぺーサ型、グループ型、マルチスロット型な
ど、光りファイバテープを用いる構成を有する光ファイ
バケーブルであればとくに限定されるものではない。
【0028】
【作用】本発明は、浸水検知光ファイバの吸水性膨潤層
が浸水による水分を吸収し、光ファイバ素線に側圧を加
えて光伝送損失を増加させる。その浸水検知光ファイバ
と光ファイバ心線の光伝送損失を検出して比較すること
により、外力が加わった場合などにより生じる光伝送損
失を考慮し、真の浸水による光伝送損失を検知する。
【0029】
【発明の実施の形態】図1にしたがって本請求項1の発
明の一実施の形態について説明する。光ファイバ素線1
上に、主成分が紫外線硬化型樹脂からなる一次被覆層2
および二次被覆層3が形成された光ファイバ心線4を3
心と、光ファイバ素線5上に前述と同様の一次被覆層6
および二次被覆層7が設けられた光ファイバ心線の外周
に、紫外線硬化型樹脂に吸水性樹脂と親水性樹脂とを添
加したものが塗布された後、紫外線が照射されて吸水性
膨潤層8を形成した浸水検知光ファイバ9とが並列配置
され、その上から、紫外線硬化型樹脂からなる共通被覆
層10が設られて浸水検知センサ11を構成している。
【0030】図2にしたがって本請求項2、3の発明の
一実施の形態について説明する。光ファイバ素線12の
外周に、紫外線硬化型樹脂からなる一次被覆層13およ
び二次被覆層14が設けられ、さらにその外側に、紫外
線硬化型樹脂に顔料および親水性添加剤を添加した樹脂
からなり、吸水率およびヤング率の異なる吸水性膨潤層
15が形成され、浸水検知光ファイバ16と比較用浸水
検知光ファイバ17とが作成された。この様な浸水検知
光ファイバ16と比較用浸水検知光ファイバ17とを対
にして、紫外線硬化型樹脂の押出被覆が設けられ、共通
被覆層18を形成し、2芯の浸水検知センサ19が構成
される。
【0031】図3にしたがって、本請求項4、5の発明
の一実施の形態である4心の浸水検知センサを説明す
る。光ファイバ素線20上に紫外線硬化型樹脂に各種添
加剤が配合された樹脂を塗布し、さらに、酸素濃度が可
能な限り低い雰囲気(窒素雰囲気)で紫外線を照射し被
覆層21が形成され、十分に架橋された光ファイバ心線
22を得た。また、同様の光ファイバ素線20,20,
20に、紫外線硬化型樹脂を被覆して、異なる酸素濃度
で紫外線を照射し、架橋度70〜80%の光ファイバ心
線23…を得た。この様な光ファイバ心線22,23…
を並列配置し、その外周に紫外線硬化型樹脂を主成分と
する樹脂を被覆し、窒素雰囲気中で紫外線硬化させて共
通被覆層24を形成し、4心浸水検知センサ25を得
た。
【0032】この様な浸水検知センサ25は図4に示す
ような方法により製造される。光ファイバ素線20を紫
外線硬化型樹脂塗布装置26に挿通した後、紫外線照射
装置27に導入する。紫外線照射装置27は、窒素ボン
ベに連通する管28が設けられており、窒素ガス流量を
増減することにより紫外線照射装置27内の酸素濃度を
調整している。このようにして被覆層21を形成して光
ファイバ心線22を製造し、一旦巻き取る。この光ファ
イバ心線22を巻き取ったボビンを4つを並列して繰出
し、塗布装置29に導入して、紫外線硬化型樹脂を主成
分とする樹脂を塗布してテープ状とし、紫外線照射装置
30を通過させて、窒素ガス雰囲気中で硬化させて共通
被覆層24を形成し、浸水検知センサ25を得る。
【0033】図5にしたがって、本請求項6の発明の一
実施の形態である浸水検知センサを説明する。光ファイ
バ素線31の外周に、紫外線硬化型樹脂に各種添加剤が
配合された樹脂からなる被覆層32が設けられた光ファ
イバ心線33の2心を並列配置し、その外周に紫外線硬
化型樹脂を主成分とする樹脂を被覆し、紫外線硬化させ
て共通被覆層34が設けられて、2心浸水検知センサ3
5を構成している。この浸水検知センサ35の被覆層3
2には歪差が生じている。歪差は、図6のように、テン
ションローラを備えたサプライリール36から光ファイ
バ心線33…を供給し、共通被覆層押出装置および紫外
線照射装置にて共通被覆層34を設ける前にテンション
ローラにて異なるバックテンションを付加して生じさせ
る。歪差を有する浸水検知センサ35は引取り機37を
介して巻取機38に巻き取られる。
【0034】図7に本請求項7の発明の一実施の形態を
示す。図1の浸水検知センサ11の共通被覆層10の浸
水検知ファイバ9近傍に、透孔39が設けられている。
共通被覆層の主成分である紫外線硬化型樹脂に、押し出
し時に発泡剤を注入して、浸水検知ファイバ9近傍に発
泡による透孔39が設けられる。
【0035】図8に本請求項8の発明の光ファイバケー
ブルの一実施の形態を示す。光ファイバケーブルは、ケ
ーブルコア40と、ケーブルコア40上に設けられたシ
ース41とから構成されている。ケーブルコア40は、
中心に鋼線やFRPなどからなるテンションメンバ42
を有し、外周面にらせん状に複数本の溝部43が形成さ
れたスロットロッド44と、このスロットロッド44の
各溝部43に収納された複数の光ファイバテープ45
(この光ファイバテープ45は光ファイバ心線46の複
数本を並列配置し、これらの外側に共通被覆層を設けて
構成され、その複数枚が積層されて各溝部43に収納さ
れている。)と、これらの外周に巻回された押え巻きテ
ープ層47とから構成される。光ファイバテープ45の
中で少なくとも1枚は、浸水検知光ファイバを備えた本
発明のような浸水検知センサ48である。
【0036】
【実施例】以下に本発明の一実施例を示す。 [実施例1]図1のように、直径125μmのSM光フ
ァイバ素線1上に、主成分がウレタン系アクリレート樹
脂からなる一次被覆層2(ヤング率0.1kg/m
2 、吸水率0.5%)を塗布して直径200μmとし
た後、さらに主成分がウレタン系アクリレート樹脂から
なる二次被覆層3(ヤング率40kg/mm2 、吸水率
0.5%)を塗布して直径250μmの光ファイバ心線
4を3心作成した。また、外径125μmのSM光ファ
イバ素線5上に前述と同様の一次被覆層6を設けて外径
180μmとし、さらに二次被覆層7を設けて直径20
0μmとした光ファイバ心線の外周に、紫外線硬化型樹
脂のウレタン系アクリレート樹脂に吸水性樹脂であるポ
リアクリル酸ナトリウム30wt%と親水性樹脂である
ポリビニルアルコール30wt%を添加したものを塗布
し、紫外線を照射して、厚さ25μmの吸水性膨潤層8
を形成し、直径250μmの浸水検知光ファイバ9を作
成した。前述の光ファイバ心線4を3心と浸水検知光フ
ァイバ9を1心とを並列配置し、その上から、紫外線硬
化型樹脂であるウレタン系アクリレート樹脂を押出し、
縦0.4mm、横1.2mmの共通被覆層10を設け
た。この様な構成の浸水検知センサ11を長さ1000
m用意し、500m地点で浸水させて、浸水検知光ファ
イバ9とこれと隣接する光ファイバ心線(参照用ファイ
バ)の光伝送損失を光ファイバ歪測定器により測定し
た。その結果を図9に示す。光伝送損失は、元来光ファ
イバの長さに比例するが、浸水検知光ファイバと光ファ
イバ心線との差を採ることにより、端部から500mの
浸水箇所のみの歪を検出することができる。
【0037】[実施例2]図2のように、直径125μ
mのSM光ファイバ素線12の外周に、ウレタンアクリ
レート樹脂からなる一次被覆層13を設け、さらにその
外周に、ウレタンアクリレート樹脂からなる二次被覆層
14を設けた。さらにその外側に、ウレタンアクリレー
ト樹脂に顔料としてポリアクリル酸ナトリウム架橋体お
よび親水性添加剤を表1の配合1〜4の割合で添加した
樹脂を塗布および紫外線硬化させて、吸水性膨潤層15
を形成し、浸水検知光ファイバ16(配合1〜3)と比
較用浸水検知光ファイバ17(配合4)とを作成した。
この様な浸水検知光ファイバ16と比較用浸水検知光フ
ァイバ17とを対にして、ウレタンアクリレート樹脂の
押出被覆を設け、共通被覆層18とし、3種類の浸水検
知センサ19を作成した。
【0038】
【表1】
【0039】配合1〜3と配合4とを組み合わせた2心
の浸水検知センサ19を1000m用意し、500mの
地点で浸水させ、その光伝送特性を端部から1.55μ
mの波長のOTDRで測定した結果を図10に示す。吸
水性膨潤層の吸水率が大きく、ヤング率が小さいほう
が、光伝送損失が大きいことがわかる。
【0040】[実施例3]図3のように、SMファイバ
を用いた直径0.25mmの光ファイバ素線20上に紫
外線硬化型樹脂に各種添加剤が配合された樹脂を塗布
し、さらに、酸素濃度0.5%の雰囲気で紫外線を照射
し被覆層21を形成して、心線No.1の光ファイバ心
線22を得た。また、同様の光ファイバ素線20,2
0,20に、紫外線硬化型樹脂を被覆して、酸素濃度1
0%、20%、0.5%で紫外線を照射し、心線No.
2〜4の光ファイバ心線23…を得た。この様な光ファ
イバ心線22,23…を並列配置し、その外周に紫外線
硬化型樹脂を主成分とする樹脂を被覆し、窒素雰囲気中
で紫外線硬化させて共通被覆層24を得た。この4心浸
水検知センサ25を1km作成した。浸水検知センサ2
5の端部から500m地点で浸水事故を発生させ、これ
によって生じる各心線の光伝送損失増をOTDRにて測
定した。その結果を表2に示す。この表2から酸素濃度
が大きいほうが被覆層の吸水率が大きく、光伝送損失も
増加することがわかった。
【0041】
【表2】
【0042】[実施例4〜6、比較例1]図5のよう
に、SMファイバを用いた直径0.25mmの光ファイ
バ素線31に、紫外線硬化型樹脂に各種添加剤が配合さ
れた樹脂を塗布し、紫外線を照射し被覆層32を形成し
て、光ファイバ心線33…を得た。この様な光ファイバ
心線33…を並列配置し、その外周に紫外線硬化型樹脂
を主成分とする樹脂を被覆し、紫外線硬化させて共通被
覆層34とし、共通被覆層34内の2心の光ファイバ心
線33…の歪差が表3の通りの2心浸水検知センサ34
を得た。
【0043】この2心浸水検知センサ34を1km作成
し、端部から500m地点で浸水事故を発生させ、これ
によって生じる光伝送損失増をOTDRにて測定した。
また、歪差の測定は、FDO−314−01に準じて行
った。すなわち、それぞれの光ファイバに正弦波で変調
された光信号を伝搬させ、その伝搬後の変調周波数の位
相差(共通被覆層を有する場合と、共通被覆層から分離
した場合との差)から光ファイバの長さ変化および伸び
歪が求められる(位相法)。よって、歪差は、それぞれ
の浸水検知光ファイバの伸び歪の差を求めたものであ
る。これらの結果を表3に示す。この表3より、2本の
浸水検知光ファイバの歪差が大きいほど、光伝送損失増
は大きく、検知精度が良好になることがわかった。
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】本発明の浸水検知センサは、同条件で布
設される浸水検知光ファイバや光ファイバ心線の光伝送
損失を比較するので、浸水以外の原因で生じる光伝送損
失に左右されること無く、浸水位置を精度良く検知する
ことができる。また、共通被覆層に透孔を設けることに
より、浸水検知に要する時間を短縮することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浸水検知センサを示す断面図。
【図2】 本発明の浸水検知センサを示す断面図。
【図3】 本発明の浸水検知センサを示す断面図。
【図4】 本発明の浸水検知センサの一製造方法を示す
図。
【図5】 本発明の浸水検知センサを示す断面図。
【図6】 本発明の浸水検知センサの一製造方法を示す
図。
【図7】 本発明の透孔を備えた浸水検知センサを示す
断面図。
【図8】 本発明の光ファイバケーブルを示す断面図。
【図9】 実施例1の光伝送歪を示す図。
【図10】 実施例2の光伝送量を示す図。
【符号の説明】
1,5……光ファイバ素線 2,6……一次被覆層 3,7……二次被覆層 4……光ファイバ心線 8……吸水性膨潤層 9……浸水検知光ファイバ 10……共通被覆層 11……浸水検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 三男 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 谷本 元 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 大定 幸治 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 関 敏訓 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 張 東 成 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 白石 恵子 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 村瀬 知丘 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ素線に直接または他の層を介し
    て被覆層が設けられた光ファイバ心線と、前記光ファイ
    バ心線に吸水性膨潤層が設けられた浸水検知光ファイバ
    とを複数本並列配置し、前記光ファイバ心線および前記
    浸水検知光ファイバの外周に共通被覆層を設けたことを
    特徴とする浸水検知センサ。
  2. 【請求項2】光ファイバ素線に直接または他の層を介し
    て被覆層および吸水性膨潤層が配設された少なくとも一
    本の浸水検知光ファイバと、光ファイバ素線上に被覆層
    が設けられ、その外周に、前記浸水検知光ファイバの吸
    水性膨潤層に対して吸水率が0.5〜3.5%異なる吸
    水性膨潤層を配設した少なくとも一本の比較用浸水検知
    光ファイバとを並列配置し、その外周に共通被覆層を設
    けたことを特徴とする浸水検知センサ。
  3. 【請求項3】光ファイバ素線に直接または他の層を介し
    て被覆層および吸水性膨潤層が配設された少なくとも一
    本の浸水検知光ファイバと、光ファイバ素線上に被覆層
    が設けられ、その外周に、前記浸水検知光ファイバの吸
    水性膨潤層に対してヤング率が65〜90kg/mm2
    異なる吸水性膨潤層を配設した少なくとも一本の比較用
    浸水検知光ファイバとを並列配置し、その外周に共通被
    覆層を設けたことを特徴とする浸水検知センサ。
  4. 【請求項4】光ファイバ素線に、直接または他の層を介
    して、紫外線硬化型樹脂を主成分とする被覆層を設けた
    光ファイバ心線を複数本並列配置し、その外周に共通被
    覆層を設けた浸水検知センサにおいて、 前記光ファイバ心線のうち少なくとも1本の被覆層を架
    橋度70〜80%としたことを特徴とする浸水検知セン
    サ。
  5. 【請求項5】前記被覆層を紫外線硬化させる際の酸素濃
    度により架橋度を調整することを特徴とする請求項4に
    記載の浸水検知センサ。
  6. 【請求項6】光ファイバ素線に直接または他の層を介し
    て被覆層を設けた光ファイバ心線を複数本並列配置し、
    その外周に共通被覆層を設けた浸水検知センサにおい
    て、 前記光ファイバ心線のうち少なくとも1本の光ファイバ
    心線と、他の光ファイバ心線との歪差が0.05〜0.
    2%であることを特徴とする浸水検知センサ。
  7. 【請求項7】共通被覆層に透孔を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載した浸水検知セン
    サ。
  8. 【請求項8】スロットロッドの溝部に複数の光ファイバ
    テープが積層されて形成される光ファイバケーブルにお
    いて、前記光ファイバテープの少なくとも1つが請求項
    1〜7のいずれか1項に記載した浸水検知センサである
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
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