JPH09113336A - 液面計用フロート - Google Patents
液面計用フロートInfo
- Publication number
- JPH09113336A JPH09113336A JP29787895A JP29787895A JPH09113336A JP H09113336 A JPH09113336 A JP H09113336A JP 29787895 A JP29787895 A JP 29787895A JP 29787895 A JP29787895 A JP 29787895A JP H09113336 A JPH09113336 A JP H09113336A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- liquid level
- magnet
- liquid
- mounting seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Level Indicators Using A Float (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 マグネットフロート式液面計におけるスタン
ドコラム内の液中に浮かぶフロートの吃水線以上のフロ
ート上部にマグネットを配置することで、液中の磁性粉
のフロート外面への付着を阻止すること。 【解決手段】 液面に追従するマグネットフロート式の
液面計用フロートを構成するに当り、フロート主体の吃
水線Lよりも高所のフロート上面に雄ねじ2を突設して
この雄ねじ2に取付座を平設するとともに、この取付座
3の周面に形成した多数の放射状の取付孔4,4にそれ
ぞれ先端にマグネットMを備えた支持体5を係入配設し
た。
ドコラム内の液中に浮かぶフロートの吃水線以上のフロ
ート上部にマグネットを配置することで、液中の磁性粉
のフロート外面への付着を阻止すること。 【解決手段】 液面に追従するマグネットフロート式の
液面計用フロートを構成するに当り、フロート主体の吃
水線Lよりも高所のフロート上面に雄ねじ2を突設して
この雄ねじ2に取付座を平設するとともに、この取付座
3の周面に形成した多数の放射状の取付孔4,4にそれ
ぞれ先端にマグネットMを備えた支持体5を係入配設し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マグネット式液
面計におけるフロートの改良に係り、特に、フロート表
面に液中の磁性微粉が吸着しないようにしたフロートに
関する。
面計におけるフロートの改良に係り、特に、フロート表
面に液中の磁性微粉が吸着しないようにしたフロートに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液面計用フロートとしては、従
来例えば本出願人が先に提案した実開昭63−1451
28号公報記載のものが有った。この従来の技術は、プ
ラスチックなどの非磁性軽量材で作ったリングスペーサ
にその外周面が同一極性となる向きに複数個の小形軽量
の永久磁石を取付けて磁極リングを作り、この磁極リン
グを非磁性のフロート主体内に平設実装しなる液面計用
フロートである。
来例えば本出願人が先に提案した実開昭63−1451
28号公報記載のものが有った。この従来の技術は、プ
ラスチックなどの非磁性軽量材で作ったリングスペーサ
にその外周面が同一極性となる向きに複数個の小形軽量
の永久磁石を取付けて磁極リングを作り、この磁極リン
グを非磁性のフロート主体内に平設実装しなる液面計用
フロートである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、下方の連結管を通してタンクからスタンドコラム内
に入ってきた液にフロートを浮かべると、液面が磁極リ
ングの位置でフロートの下部は液中に沈み、フロート内
の永久磁石からの磁束で前記コラム外の磁性ロータ等の
表示体が順次回動することで、その表面の色の変化など
で液位の表示を行なうことができる。
は、下方の連結管を通してタンクからスタンドコラム内
に入ってきた液にフロートを浮かべると、液面が磁極リ
ングの位置でフロートの下部は液中に沈み、フロート内
の永久磁石からの磁束で前記コラム外の磁性ロータ等の
表示体が順次回動することで、その表面の色の変化など
で液位の表示を行なうことができる。
【0004】ところが、この従来例を初めとして、従来
のマグネットフロート式液面計におけるマグネットフロ
ートは、その吃水線にマグネットを合致させて作り、そ
の水平磁力で前記表示器の指示羽根を回動させて液面を
検知しているので、スタンドコラム内に入ってくる液体
に鉄粉等の磁性粉が含有していると、フロート内のマグ
ネット磁極方向におけるフロート外面に上記磁性粉が吸
着してコビリ付き、付着磁性物の外面がスタンドコラム
内面に摺接したり、時には閊えてしまってフロートが動
作不良になってしまうという本質的かつ重大な問題点が
有った。
のマグネットフロート式液面計におけるマグネットフロ
ートは、その吃水線にマグネットを合致させて作り、そ
の水平磁力で前記表示器の指示羽根を回動させて液面を
検知しているので、スタンドコラム内に入ってくる液体
に鉄粉等の磁性粉が含有していると、フロート内のマグ
ネット磁極方向におけるフロート外面に上記磁性粉が吸
着してコビリ付き、付着磁性物の外面がスタンドコラム
内面に摺接したり、時には閊えてしまってフロートが動
作不良になってしまうという本質的かつ重大な問題点が
有った。
【0005】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、スタンドコラム内の液中に浮かぶフロートの吃
水線以上のフロート上部にマグネットを配置すること
で、液中の磁性粉のフロート外面への付着を阻止するこ
とを目的とする。
ために、スタンドコラム内の液中に浮かぶフロートの吃
水線以上のフロート上部にマグネットを配置すること
で、液中の磁性粉のフロート外面への付着を阻止するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、液面に追従するマグネットフロート式の液面計用フ
ロートを構成するに当り、液体に浮上するフロート主体
の吃水線よりも高所のフロート上面に雄ねじを突設して
この雄ねじに取付座を平設するとともに、この取付座の
周面に形成した多数の放射状の取付孔にそれぞれ先端に
マグネットを備えた支持体を係入配設したことで達成で
きた。
は、液面に追従するマグネットフロート式の液面計用フ
ロートを構成するに当り、液体に浮上するフロート主体
の吃水線よりも高所のフロート上面に雄ねじを突設して
この雄ねじに取付座を平設するとともに、この取付座の
周面に形成した多数の放射状の取付孔にそれぞれ先端に
マグネットを備えた支持体を係入配設したことで達成で
きた。
【0007】
【発明の実施の形態】先ず、この発明の基本形態は、図
1に示すように、液体タンクTやボイラーにステム管S
で連通した周知のスタンドコラムCに出入りする液体の
液面aに追従して昇降するマグネットフロート式の液面
計用フロートFを構成するに当り、図2、図3のよう
に、チタンやステンレス鋼等の非磁性材で中空に作った
液体に浮上するフロート主体1の吃水線Lよりも高所の
フロート1の上面に非磁性の雄ねじ2を突設してこの雄
ねじ2に同じく非磁性の取付座3のねじ孔を螺入しその
上部を止めねじnなどで固着する。
1に示すように、液体タンクTやボイラーにステム管S
で連通した周知のスタンドコラムCに出入りする液体の
液面aに追従して昇降するマグネットフロート式の液面
計用フロートFを構成するに当り、図2、図3のよう
に、チタンやステンレス鋼等の非磁性材で中空に作った
液体に浮上するフロート主体1の吃水線Lよりも高所の
フロート1の上面に非磁性の雄ねじ2を突設してこの雄
ねじ2に同じく非磁性の取付座3のねじ孔を螺入しその
上部を止めねじnなどで固着する。
【0008】そして、この取付座3の周面に放射状に形
成した例えば15個の取付孔4,4の雌ねじにそれぞれ
先端にマグネットMを備えた中空軽量の支持体5をその
雄ねじ部5aを螺入配設してこの発明による液面計用フ
ロートを構成する。なお、フロートFの周面と各磁石M
の外面とは、ほぼ一致させて作り、また、各図中符号n
で示すものは、すべて止めねじ、Pはパッキング、yは
溶着部、Bはバラストである。
成した例えば15個の取付孔4,4の雌ねじにそれぞれ
先端にマグネットMを備えた中空軽量の支持体5をその
雄ねじ部5aを螺入配設してこの発明による液面計用フ
ロートを構成する。なお、フロートFの周面と各磁石M
の外面とは、ほぼ一致させて作り、また、各図中符号n
で示すものは、すべて止めねじ、Pはパッキング、yは
溶着部、Bはバラストである。
【0009】このフロートFは、その使用に当り、図1
におけるスタンドコラムC内の液体に浮かべると、フロ
ートFは、その吃水線LがタンクT内の液面aすなわち
スタンドコラムC内の液面aに合致した位置で液体に浮
かぶ。そして、液面aの変化に追従してフロートFは昇
降するから、フロート吃水線Lから寸法dだけ高所に在
る磁性体5の先端のマグネットMから水平方向に延在す
る磁力線により、前記スタンドコラムCの外面に図1、
図5のように並設した周知の液面表示器6内の磁性片ロ
ータ羽根などによる液面表示体7を上記各図のように回
動変位させることで、大略的な液面位を検知することが
できる。
におけるスタンドコラムC内の液体に浮かべると、フロ
ートFは、その吃水線LがタンクT内の液面aすなわち
スタンドコラムC内の液面aに合致した位置で液体に浮
かぶ。そして、液面aの変化に追従してフロートFは昇
降するから、フロート吃水線Lから寸法dだけ高所に在
る磁性体5の先端のマグネットMから水平方向に延在す
る磁力線により、前記スタンドコラムCの外面に図1、
図5のように並設した周知の液面表示器6内の磁性片ロ
ータ羽根などによる液面表示体7を上記各図のように回
動変位させることで、大略的な液面位を検知することが
できる。
【0010】なお、液面位をスケール的にmm単位まで
精密に検知するには、図2における前記フロート吃水線
Lとその上部におけるマグネットMの水平中心線hとの
寸法差dだけ図5における液面指示用スケール目盛7a
を上に平行移動させて付した校正目盛スケールとするこ
とで、精密な液面位を検知できる。また、スタンドコラ
ムC内に液体がないときには、フロートFは図1の鎖線
で示すようにコラム下部フランジ8に螺着した密閉座9
上のスタンド9a上に在る。
精密に検知するには、図2における前記フロート吃水線
Lとその上部におけるマグネットMの水平中心線hとの
寸法差dだけ図5における液面指示用スケール目盛7a
を上に平行移動させて付した校正目盛スケールとするこ
とで、精密な液面位を検知できる。また、スタンドコラ
ムC内に液体がないときには、フロートFは図1の鎖線
で示すようにコラム下部フランジ8に螺着した密閉座9
上のスタンド9a上に在る。
【0011】
【実施例】フロート主体1は、図2のように磁性材また
は非磁性の上下の椀状体同士を中央の座環1aを挟んで
互いに溶着密閉して中空体として作り、また、先端にマ
グネットMを有する支持体5は、図4のように雄ねじ5
aを有する支持体5を中空として軽量化すると共に、そ
の先端に図4のように着磁したマグネットMを当てがい
つつチタン合金のような非磁性のキャップ5Aを支持体
5に被着して作ってある。
は非磁性の上下の椀状体同士を中央の座環1aを挟んで
互いに溶着密閉して中空体として作り、また、先端にマ
グネットMを有する支持体5は、図4のように雄ねじ5
aを有する支持体5を中空として軽量化すると共に、そ
の先端に図4のように着磁したマグネットMを当てがい
つつチタン合金のような非磁性のキャップ5Aを支持体
5に被着して作ってある。
【0012】さらに、フロートFの上面に対して支持体
5の取付座3の取付手段は、図2のようにねじ止め固着
する前例以外に、図6のように取付座3の中心孔3aを
フロート上面に突設した三段雄ねじ2aの中間直径部に
回転可能に遊挿し、その上部を抜け止めねじnで抜け止
めガードすることで、フロート上面に対し取付座3や支
持体5を回転可能に枢支平設してもよい。
5の取付座3の取付手段は、図2のようにねじ止め固着
する前例以外に、図6のように取付座3の中心孔3aを
フロート上面に突設した三段雄ねじ2aの中間直径部に
回転可能に遊挿し、その上部を抜け止めねじnで抜け止
めガードすることで、フロート上面に対し取付座3や支
持体5を回転可能に枢支平設してもよい。
【0013】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、以下に記載の効果を奏する。スタンドコラム内の液
中に浮かぶフロートの吃水線以上のフロート上部にマグ
ネットを配置したことで、液中の磁性粉のフロート外面
への付着を阻止でき、フロートのコラム内での動作不良
をなくすることができたという卓効が有るし、フロート
外に磁石を配置したので、フロートF自体は磁性・非磁
性は問わずに作ることができるという第2の効果も有
る。
で、以下に記載の効果を奏する。スタンドコラム内の液
中に浮かぶフロートの吃水線以上のフロート上部にマグ
ネットを配置したことで、液中の磁性粉のフロート外面
への付着を阻止でき、フロートのコラム内での動作不良
をなくすることができたという卓効が有るし、フロート
外に磁石を配置したので、フロートF自体は磁性・非磁
性は問わずに作ることができるという第2の効果も有
る。
【図1】本発明によるフロートを用いた液面計の一例を
示す縦断側面図
示す縦断側面図
【図2】同上要部の拡大図
【図3】本発明による取付座に支持体を放射状に取付け
た例の平面図
た例の平面図
【図4】本発明による取付座に支持体を取付けた例の要
部断面図
部断面図
【図5】図1に示すものの立面図
【図6】図2に示すものの他の例を示す要部断面図
1 フロート主体 2 雄ねじ 3 取付座 4 取付孔 5 支持体 L 吃水線 M マグネット
Claims (1)
- 【請求項1】 液面に追従するマグネットフロート式の
液面計用フロートにおいて、液体に浮上するフロート主
体1の吃水線Lよりも高所のフロート主体上面に雄ねじ
2を突設してこの雄ねじ2に取付座を平設するととも
に、この取付座3の周面に形成した多数の放射状の取付
孔4,4にそれぞれ先端にマグネットMを備えた支持体
5を係入配設してなる液面計用フロート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29787895A JPH09113336A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 液面計用フロート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29787895A JPH09113336A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 液面計用フロート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09113336A true JPH09113336A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17852294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29787895A Pending JPH09113336A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 液面計用フロート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09113336A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250790A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Nippon Kurin Gauge Kk | 磁石内装フロート式液面計 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP29787895A patent/JPH09113336A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250790A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Nippon Kurin Gauge Kk | 磁石内装フロート式液面計 |
JP4284468B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2009-06-24 | 日本クリンゲージ株式会社 | 磁石内装フロート式液面計 |
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