JPS633226A - 液量指示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、液面の変位に伴なって上下動するフロート
と磁石を使って容器に入れた液体や管内液体の液量を目
視確認し得るようにした液量指示装置に関する。

〔従来の技術〕

容器内液量の目視確認には、第５図に示すように、容器
１内の液体２を連絡管３から目盛付きガラス管４内に導
いてその液面を直視する方法が多用されている。

また、ガラス管を使えない圧力容器内の液量を目視確認
する手法として、第６図に示すように、容器１内の液体
２を外部に設けた銅管５内に導き、その銅管内に浮かべ
たフロート６に支持される磁石７と吸引関係にある磁石
８を鋼管の外部に配置して、フロート６の動きに追随す
る磁石８の位置から容器内液量を確認する方法もある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、強度的に弱いガラス管を使う第５図の方法は
、容器内に高い圧力を加える場合には、ガラス管が波頂
するので採用できない。

また、第６図に示す方法は、フロートを浮かべた管が鋼
管であるので圧力には耐えるが、磁石７と８が吸引関係
にあるため、磁石８が目盛付きガイド管９に接してガイ
ド管との間に摩擦力が発生し、その摩擦力のためにフロ
ートの移動に対する磁石８の追随性が良くなく、指示が
不正確になったり、最悪のケースでは磁石８がフロート
に追随しきれずに落下する等の問題が起きている。

この発明は、かかる間頂点を無クシ、圧力の加わった液
体であってもその量を信頼性良く正確に指示し得るよう
にすることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するこの発明の液量指示装置は、磁石
のついたフロートを不透明な非磁性管内に浮かべ、非磁
性管の外周には、下面側の極性がフロート側磁石の上面
側の極性と相反する環状磁石をフロート側磁石との磁気
反発力で空中に保持して配置し、フｏ−トの上下動に追
随する上記環状磁石を非磁性管の下端を液面下に、上端
を液面上に連通させた容器の内部液量又は非自性管自体
の内部液量の表示指針となしたものである。

〔作　用〕

この装置は、フロート側の磁石と指示用の環状磁石とが
磁力的に反発する関係にあり、その反発力で環状磁石が
空中に浮遊状態に保持されるため、その磁石の移動に全
く抵抗が生じない。従って、環状磁石はフロートの上下
動に円滑に追随し、正確な指示が行われる。

また、非磁性管に鋼管、アルミ合金管、ＦＲＰ管等の耐
圧性の良い管を使えば、圧力による破損の問題も無くな
る。

なお、非磁性管が耐圧管であることは好ましいことでは
あるが、本願の必須の要件ではない。

〔実施例〕

第１図にこの発明の指示装置の一実施例を示す。

図に示すように、容器１の外部には、下端側が液体２の
液面下に、上端側が液体２の液面上に各々連結管３を介
して連通せしめられた非磁性金属管１０が、はぼ垂直な
向きにして設けられている。

また、この非磁性金属管１ｏの内部には、下端に磁石７
をつけたフロート６が浮かべられ、−方、管１０の外部
には、下面側の極性が磁石７の上面側の極性と相反する
環状磁石１１が管１０との間に適轟な間隔を保って、か
つ、磁石７との磁気反発力により磁石７よりも若干上方
に浮遊状態に保持して配置されている。１２は環状磁石
１１の近傍に定置した目盛板であり、この板の目盛に、
フロート上昇時にはフロートの浮力を受けて、また、フ
ロート下降時には自重でフロートに追随する環状磁石１
１の上面や下面、或いはその磁石に入れた目盛線等を照
らし合わせると容器１内の液量が判る。

なお、磁石７のフロートに対する取付は位置は下端に限
定されない。

また、環状磁石１１の自重が大きいと、磁石７．１１ば
、磁力の大きなものが、フロート６は浮力の大きなもの
が必要になるので、環状磁石１１は、第２図及び第３図
に示すように、複数個の磁石１３を磁極の向きを統一し
て円上に所定ピッチで配し、これを樹脂１４でモールド
した軽量のものが望ましい。磁石１３は、板状、棒状等
任意の形状のものを使うことができる。

第４図は、油入ケーブル用油量補償装置の油槽に対する
この発明の装置の使用例を表わしたものであって、１５
がこの発明の装置を示している。

２０は圧力油槽、２１は絶縁油の封入された金属製セル
、２２はセル２１をケーブルにつなぐ連絡管、２３はパ
ルプ、２４はセルに圧力を加える油で、この油２４の量
が装置１５によって指示され、セル内の残存油量が判か
るようになっている。

この発明の装置は、このような圧力容器内の液量指示に
特に適しているが、その利用法はこの週かにもいくつか
考えられる。例えば、光を嫌う液体の場合、圧力が加わ
っていなくても透明ガラス管による指示が拒否されるこ
とがあるが、この様なケースでの液量指示にも有効であ
る。このときの管１０は、勿論、耐圧管でなくてよい。

また、液体移動路の一時的な液体滞留部や小型容器を管
で構成する場合には、その管内にフロートを浮かべて、
管自体の内部液量を指示することができる。

〔効　果〕

以上述べたように、この発明の液量指示装置は、フロー
ト側磁石との磁気反発力で非磁性管の外部に配した環状
磁石を空中に浮遊状態に保持して液量の表示指針となる
上記環状磁石の移動抵抗を無くしたものであるから、環
状磁石のフロートに対する追随性が良くなシ、透明ガラ
ス管による液量指示が不可能なときにも、正確な液量指
示が信頼性良く行なわれると云う効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の装置の一例を示す断面図、第２図
は環状磁石の一例を示す平面図、第３図はその正面図、
第４図は例示の装置の使用の一例を示す断面図、第５図
及び第６図は従来の液量指示装置を示す断面図である。 １・・・容器、２・・・液体、３・・・連絡管、６・・
フロート、７・・・磁石、１０・・・非磁性金属管、１
１・・・環状磁石、１２・・・目盛板、１３・・・磁石
、１４・・・樹脂、１５・・・液量指示装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁石のついたフロートを不透明な非磁性管内に浮
   かべ、非磁性管の外周には、下面側の極性がフロート側
   磁石の上面側の極性と相反する環状磁石をフロート側磁
   石との磁気反発力で空中に保持して配置し、フロートの
   上下動に追随する上記環状磁石を、非磁性管の下端を液
   面下に、上端を液面上に連通させた容器の内部液量又は
   非自性管自体の内部液量の表示指針となした液量指示装
   置。
2. （２）上記環状磁石が、円上に配置した複数の磁石を樹
   脂中にモールドして形成されたものであることを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項記載の液量指示装置。