JPH09113308A - 計測データ処理装置 - Google Patents

計測データ処理装置

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JPH09113308A
JPH09113308A JP7293518A JP29351895A JPH09113308A JP H09113308 A JPH09113308 A JP H09113308A JP 7293518 A JP7293518 A JP 7293518A JP 29351895 A JP29351895 A JP 29351895A JP H09113308 A JPH09113308 A JP H09113308A
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Ryuzo Hagiwara
龍蔵 萩原
Takeo Ishida
健雄 石田
Kenji Uchihashi
健二 内橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測系7から得られる計測データの時間変化
を表示する計測データ処理装置に於いて、計測処理及び
データ処理を効率的に行なう。 【解決手段】 情報処理装置9によって、外部記憶装置
11には、計測データを1分間周期で平均した生データが
書き込まれる生データファイルと、生データの1時間当
りの合計値或いは平均値が書き込まれる日報データファ
イルと、日報データの1日当りの合計値或いは平均値が
書き込まれる月報データファイルと、月報データの1月
当りの合計値或いは平均値が書き込まれる年報データフ
ァイルとが作成され、これらのファイルは、計測処理と
並行してデータの書込み及び更新が行なわれる。外部か
らグラフ表示が指令されたときは、必要なデータファイ
ルから必要とされるデータを読み出して、表示装置12に
グラフとして表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の計測器
から得られる複数チャンネルの計測データに基づき、各
計測データの時間変化を表示する計測データ処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、図1に示す如く太陽電池(1)を電
源とする系統連系電源システムが実用化されている。該
システムに於いて、太陽電池(1)から得られる直流出力
は、インバータ(2)を経て交流出力に変換された後、家
庭内負荷(4)へ供給され、その余剰電力は商用電力系統
(3)へ逆潮流される。又、雨天時や夜間等、太陽電池
(1)から必要な出力が得られないときは、商用電力系統
(3)から家庭内負荷(4)へ不足分の電力が供給される。
この様な系統連系電源システムに於いては、家庭内負荷
(4)の接続点を挟んで両側に発生電力計測トランスデュ
ーサ(5)及び需給電力計測トランスデューサ(6)が設置
され、発生電力計測トランスデューサ(5)によって、太
陽電池(1)の発生電力が計測されると共に、需給電力計
測トランスデューサ(6)によって、商用電力系統(3)側
へ逆潮流される余剰電力(売り電力)と、商用電力系統
(3)から家庭内負荷(4)へ流れ込む需要電力(買い電力)
が計測される。
【0003】又、図1に示す系統連系電源システムに
は、太陽電池(1)の動作状態やインバータ(2)の運転状
態を検知するために、上記の電力計測トランスデューサ
(5)(6)の他、日射量計や温度計等、多数の信号変換器
(図示省略)が装備されている。これらの信号変換器から
得られる計測データは、例えば1分間の周期でサンプリ
ングされた後、時刻情報(年・月・日・時・分)と共に、
ハードディスク装置等の外部記憶装置に保存、蓄積され
る。
【0004】そして、その後、必要に応じて過去一定期
間の計測データを外部記憶装置から読み出し、これらの
データにマイクロコンピュータ等による情報処理を施す
ことによって、発電電力量や消費電力量の変化、気温の
変化等をグラフ化し、表示することが行なわれる。これ
によって、太陽電池(1)の動作状態やインバータ(2)の
運転状態が一目瞭然となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家庭向けの
系統連系電源システムに於いては、回路構成を出来るだ
け簡略化し、回路規模を縮小するべく、上述の多数の信
号変換器から計測データをサンプリングする処理と、サ
ンプリングされた計測データをグラフ化するためのデー
タ処理とは、同一のマイクロコンピュータによって時分
割的に行なわれることとなる。しかしながら、長期間に
亘って蓄積された多チャンネルの計測データの中から必
要な全てのデータを抽出して、これらのデータに平均や
加算等の処理を施し、更にグラフ化のための処理を施す
場合、処理すべきデータの量が膨大となって、処理時間
が長くなる。この結果、本来の計測処理が妨げられ、計
測データが欠落する等の問題が生じる。逆に、計測処理
を優先すれば、グラフ表示に時間がかかることとなる。
【0006】本発明の目的は、計測系に接続されて、該
計測系からリアルタイムに得られる多チャンネルの計測
データの時間変化を表示する計測データ処理装置に於い
て、計測処理及びデータ処理を効率的に行なうことであ
る。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る計測データ処
理装置は、(a) 第1の単位時間毎の時刻情報及びデー
タの書込み欄を有し、計測データ或いは計測データに該
単位時間周期の平均処理を施して得られる加工データ
が、生データとして時刻情報と共に書き込まれるべき第
1ファイルの格納手段、(b) 第1の単位時間よりも長
い第2の単位時間毎の時刻情報及びデータの書込み欄を
有し、第2の単位時間当りの生データの合計値或いは平
均値が、集約データとして時刻情報と共に書き込まれる
べき第2ファイルの格納手段、(c) 計測系から得られ
る計測データに基づき、第1ファイルに書き込むべき生
データを、前記第1単位時間を周期として算出し、該算
出結果を第1ファイルに書き込むデータ処理手段、(d)
第1ファイルの生データに基づき、第2ファイルを一
定周期で更新するデータ更新手段、及び(e) 外部から
の要求に応じ、第2ファイルから必要とされる集約デー
タを読み出して、該集約データの変化を表示する表示手
段を具えている。
【0008】上記計測データ処理装置に於いて、データ
処理手段は、計測系から得られる計測データを一定周期
でサンプリングし、これをそのまま生データとして、或
いはサンプリングデータに一定周期の平均処理を施して
生データを作成する。この様にして一定周期で得られる
生データは、時刻情報と共に、第1ファイルに順次、書
き込まれる。又、データ更新手段は、一定周期で、第1
ファイルの生データに合計値或いは平均値算出のための
処理を施して集約データを作成する。この様にして一定
周期で得られる集約データに基づいて、第2ファイルが
更新される。上記の第1ファイル書込み及び第2ファイ
ル更新の処理過程で、外部から特定期間のデータを表示
すべき指令が発せられたとき、表示手段は、第2ファイ
ルから指定された期間の集約データを読み出して、該集
約データの変化をグラフや帳票に表わして、これを表示
する。
【0009】上記のデータ処理及び表示処理に於いて
は、外部からのデータ表示指令の有無に拘わらず、一定
周期で生データに合計や平均等の処理が施され、第2フ
ァイルが逐次、更新されていくので、データ表示指令が
発せられたときには、第2ファイルの集約データに基づ
いて、データ表示のみを行なえばよい。従って、データ
表示指令が発せられた段階で従来の如く合計や平均のた
めのデータ処理は不要であり、データ表示の際の演算処
理量が大幅に軽減されることになる。
【0010】ここで、少なくとも第2ファイルの集約デ
ータは、過去一定期間に亘って保存される。従って、過
去の集約データの表示も可能である。
【0011】又、本発明に係る計測データ処理装置は、
(a) 1分間毎の時刻情報及びデータの書込み欄を有
し、計測データに1分間周期の平均処理を施して得られ
る生データが、時刻情報と共に書き込まれるべき生デー
タファイルの格納手段、(b) 1時間毎の時刻情報及び
データの書込み欄を有し、生データの1時間当りの合計
値或いは平均値が、日報データとして時刻情報と共に書
き込まれるべき日報データファイルの格納手段、(c)
1日毎の時刻情報及びデータの書込み欄を有し、日報デ
ータの1日当りの合計値或いは平均値が、月報データと
して時刻情報と共に書き込まれるべき月報データファイ
ルの格納手段、(d) 1月毎の時刻情報及びデータの書
込み欄を有し、月報データの1月当りの合計値或いは平
均値が、年報データとして時刻情報と共に書き込まれる
べき年報データファイルの格納手段、(e) 計測系から
得られる計測データに基づき、生データファイルに書き
込むべき生データを1分間周期で算出し、該算出結果を
生データファイルに書き込むデータ処理手段、(d) 生
データファイルの生データに基づき、日報データファイ
ルを1分間周期で更新する第1データ更新手段、(e)
日報データファイルの日報データに基づき、月報データ
ファイルを1分間周期で更新する第2データ更新手段、
(f) 月報データファイルの月報データに基づき、年報
データファイルを1分間周期で更新する第3データ更新
手段、及び(g) 外部からの要求に応じ、日報データフ
ァイル、月報データファイル、或いは年報データファイ
ルから必要とされるデータを読み出して、該データの変
化をグラフに表示するグラフ表示手段を具えている。
【0012】上記計測データ処理装置に於いて、データ
処理手段は、計測系から得られる計測データを一定周期
でサンプリングし、該サンプリングデータに1分間周期
の平均処理を施して生データを作成する。この様にして
1分間周期で得られる生データは、時刻情報と共に、デ
ータ処理手段によって生データファイルに順次、書き込
まれる。第1データ更新手段は、1分間周期で、生デー
タファイルの生データに1時間毎の合計値或いは平均値
算出のための処理を施し、これによって得られる日報デ
ータを日報データファイルに書き込んで、日報データフ
ァイルを更新する。又、第2データ更新手段は、1分間
周期で、日報データファイルの日報データに1日毎の合
計値或いは平均値算出のための処理を施し、これによっ
て得られる月報データを月報データファイルに書き込ん
で、月報データファイルを更新する。更に、第3データ
更新手段は、1分間周期で、月報データファイルの月報
データに1月毎の合計値或いは平均値算出のための処理
を施し、これによって得られる年報データを年報データ
ファイルに書き込んで、年報データファイルを更新す
る。上記の各ファイルの書込み及び更新の処理過程で、
外部から特定期間の日報データ、月報データ或いは年報
データを表示すべき指令が発せられたとき、表示手段
は、指定された特定のデータファイルから指定された期
間のデータを読み出し、該データの変化をグラフに表わ
して、これを表示する。
【0013】上記のデータ処理及び表示処理に於いて
は、外部からのグラフ表示指令の有無に拘わらず、1分
間周期で合計や平均等の処理が施され、各データファイ
ルが逐次、更新されていくので、グラフ表示指令が発せ
られたときには、特定のデータファイルのデータに基づ
いて、グラフ表示のみを行なえばよい。従って、グラフ
表示指令が発せられた段階で従来の如く合計や平均のた
めのデータ処理は不要であり、グラフ表示の際の演算処
理量が大幅に軽減されることになる。
【0014】ここで、少なくとも日報ファイル、月報フ
ァイル及び年報ファイルは夫々、過去一定期間に亘って
保存される。従って、過去のデータも瞬時にしてグラフ
表示することが可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る計測データ処理装置によれ
ば、データ表示に必要な処理の内、合計や平均のための
演算処理は、比較的負担の軽い計測処理と並行して行な
い、比較的負担の重いデータ表示の際には、合計や平均
のための演算処理を省略することによって、計測処理及
びデータ表示処理が全体として効率的に行なわれること
となる。従って、計測処理に支障を来たすことなく、デ
ータ表示を迅速に行なうことが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を系統連系電源シス
テムに実施した形態につき、図面に沿って詳述する。図
2は、本発明の計測データ処理装置の構成を示してお
り、32チャンネル分の信号変換器(71)からなる計測系
(7)が図1の系統連系電源システムに装備されている。
これらの信号変換器(71)は、太陽電池(1)から出力され
る直流電圧や直流電流、日射量、気温、インバータ(2)
の動作状況等を取り込んで、その状態量を表わす信号を
出力するものであって、この中に、図1に示す発生電力
計測トランスデューサ(5)及び需給電力計測トランスデ
ューサ(6)も含まれている。
【0017】尚、需給電力計測トランスデューサ(6)
は、家庭内負荷(4)の接続点から商用電力系統(3)への
連系点までの区間を双方向に流れる電力の計測が可能
な、所謂双方向型の電力計測トランスデューサであっ
て、順方向の電力は正の値、逆方向の電力は負の値とし
て出力される。従って、発生電力計測トランスデューサ
(5)及び需給電力計測トランスデューサ(6)の出力信号
に基づいて、太陽電池(1)の発電電力量や家庭内負荷
(4)による消費電力量を算出することが出来る。
【0018】計測系(7)から得られる計測信号は、A/
D変換器(8)を経てデジタル信号に変換された後、マイ
クロコンピュータからなる情報処理装置(9)へ供給され
る。情報処理装置(9)には、後述する所定の演算処理手
続きが書き込まれたメモリ(10)と、その演算処理によっ
て得られた各種データを格納すべきハードディスク装置
等の外部記憶装置(11)とが接続されている。
【0019】情報処理装置(9)は、一定周期T(本実施
例では6秒)で計測系(7)からの計測データをサンプリ
ングし、そのサンプリングデータの1分間当りの平均値
を生データとして、該生データに基づいて、外部記憶装
置(11)内に各種のデータファイルを作成する。その後、
必要に応じて外部記憶装置(11)から読み出された各種デ
ータは表示装置(12)へ出力されて、グラフや帳票として
表示される。
【0020】図5(a)乃至(d)は、上記外部記憶装置(1
1)内に作成される生データファイル、日報データファイ
ル、月報データファイル、及び年報データファイルの構
成を表わしている。図5(a)の生データファイルには、
図6に詳細を示す様に、年、月、日、時、分を表わす時
刻情報と共に、その時刻の32チャンネル分の生データ
(発電電力量P(+)、消費電力量P(−)、太陽電池出力
電圧Vdc、…温度T)が1分間毎に書き込まれ、1日
分を1つのファイルとして、過去1か月分のファイルが
前記外部記憶装置(11)に格納される。ここで、生データ
は、前述の如く計測系から6秒周期で得られる計測デー
タの1分間当りの平均値である。
【0021】図5(b)の日報データファイルには、年、
月、日、時を表わす時刻情報と共に、その日時の32チ
ャンネル分の日報データが1時間毎に書き込まれ、1か
月分を1つのファイルとして、過去3年分が前記外部記
憶装置(11)に格納される。ここで、日報データは、生デ
ータの1時間当りの合計値或いは平均値であって、例え
ば電力量については合計値が算出され、例えば電圧や温
度については平均値が算出される。
【0022】又、図5(c)の月報データファイルには、
年、月、日を表わす時刻情報と共に、その日の32チャ
ンネル分の月報データが1日毎に書き込まれ、1年分を
1つのファイルとして、過去3年分が前記外部記憶装置
(11)に格納される。ここで、月報データは、日報データ
の1月当りの合計値或いは平均値である。
【0023】更に、図5(d)の年報データファイルに
は、年、月を表わす時刻情報と共に、その月の32チャ
ンネル分の年報データが1月毎に書き込まれ、1年分を
1つのファイルとして、過去3年分が前記外部記憶装置
(11)に格納される。ここで、年報データは、月報データ
の1月当りの合計値或いは平均値である。
【0024】図1の情報処理装置(9)は、外部記憶装置
(11)に対する各データファイルの書込み、更新、及び表
示装置(12)によるグラフ表示のための処理を実行する。
図3及び図4は、その処理手続きを表わしている。先
ず、図3のステップS1〜S4によって前述のデータ構
造を有する年報データファイル、月報データファイル、
日報データファイル、及び生データファイルを作成した
後、ステップS5にて計測カウンターnを1に初期化す
る。
【0025】次に、ステップS6では、ユーザの操作に
基づくグラフ表示の割込みが入ったかどうかを判断し、
NOのときは、図4のステップS11へ移行する。ステ
ップS11では、T秒(6秒)毎に計測データをサンプリ
ングし、サンプリング値を前記A/D変換器(8)によっ
てデジタル化した後、そのデジタルデータをメモリ(10)
に一旦格納する。次に、ステップS12にてカウンター
nをカウントアップした後、ステップS13にて、カウ
ンターnが所定回数N(本実施例ではN=10)に達した
かどうかを判断し、NOのときは図3のステップS6へ
戻って、データサンプリングを繰り返す。ステップS1
3にてYESと判断されたときは、ステップS14へ移
行して、10回のサンプリングによって得られたデータ
に平均処理を施し、その結果をステップS15で生デー
タファイルに保存する。
【0026】その後、ステップS16では、生データフ
ァイルに基づいて日報データファイルを更新し、ステッ
プS17では、日報データファイルに基づいて月報デー
タファイルを更新し、更にステップS18では、月報デ
ータファイルに基づいて年報データファイルを更新す
る。そして、ステップS19では、時刻情報に年変更の
必要があるかどうかを判断し、YESのときは図3のス
テップS1へ戻って、年報データファイル、月報データ
ファイル、日報データファイル及び生データファイルを
新規に作成する。
【0027】ステップS19でNOと判断されたとき
は、ステップS20にて、時刻情報に月変更の必要があ
るかどうかを判断し、YESのときは図3のステップS
2へ戻って、月報データファイル、日報データファイル
及び生データファイルを新規に作成する。ステップS2
0でNOと判断されたときは、ステップS21にて、時
刻情報に日付変更の必要があるかどうかを判断し、YE
Sのときは図3のステップS4へ戻って、生データファ
イルを新規に作成する。又、ステップS21でNOと判
断されたときは、図3のステップS5へ戻って、計測カ
ウンターnを1にリセットする。
【0028】上述の手続きを繰り返すことによって、図
5に示す各データファイルの作成、更新が行なわれるこ
とになる。そして、その後、図3のステップS6にて、
ユーザ操作に基づくグラフ表示の割込みが入ったこと
(YES)が判断されると、ステップS7へ移行して、表
示すべきグラフが棒グラフ或いは折れ線グラフの何れで
あるか、グラフ種別を選択し、更にステップS8にて、
表示すべきグラフの年・月・日を選択する。
【0029】これによって、ステップS9では、前記外
部記憶装置(11)に対するデータアクセスが行なわれ、必
要なデータが特定のファイル(日報データファイル、月
報データファイル、年報データファイルの何れか)から
読み出される。続いて、ステップS10では、読み出し
たデータを対象として、所定のグラフ描画手続きが実行
され、この結果、該データの変化がグラフとして画面に
表示されるのである。
【0030】図7(a)は、日報データファイルから読み
出したある1日の消費電力量、発電電力量、日射量及び
温度の変化をグラフ化したものである。図7(b)は、月
報データファイルから読み出したある月の消費電力量及
び発電電力量の変化をグラフ化したものである。又、図
7(c)は、年報データファイルから読み出したある年の
消費電力量及び発電電力量の変化をグラフ化したもので
る。グラフ中に現在時刻のデータ表示が含まれている場
合、グラフは刻々と変化することになる。
【0031】上述の如く、本発明の計測データ処理装置
によれば、計測系(7)からの計測データのサンプリン
グ、A/D変換等の計測処理と並行して、図5に示す日
報データファイル、月報データファイル及び年報データ
ファイルの作成、更新が行なわれるので、その後に、グ
ラフ表示の指令が発せられたときには、指定された時刻
に応じた特定のデータファイルから必要なデータを読み
出し、これらのデータをそのままグラフ化すればよい。
従って、グラフ表示に際して、従来は必要であった加算
や平均などの処理を行なう必要がなく、これによって迅
速なグラフ表示が可能となる。
【0032】尚、図5の生データファイルに基づいて、
現在時刻の電力量や日射量等の変化をリアルタイムに表
示することも可能である。又、生データファイルに基づ
いて作成した日報データファイル、月報データファイル
及び年報データファイルは、図2に示す外部記憶装置(1
1)に格納すると同時に、或いは外部記憶装置(11)に代え
て、ICカードや磁気ディスクに格納することも可能で
ある。この場合、ICカードや磁気ディスクを交換する
ことによって、情報処理装置(9)の計測処理に全く支障
を与えることなく、データの回収を行なうことが出来
る。
【0033】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施すべき系統連系電源システムの構
成を表わすブロック図である。
【図2】本発明に係る計測データ処理装置の構成を表わ
すブロック図である。
【図3】計測データ処理装置が実行する処理手続きの前
半を表わすフローチャートである。
【図4】同上手続きの後半を表わすフローチャートであ
る。
【図5】外部記憶装置に格納される各種データファイル
の構成を示す図である。
【図6】生データファイルのデータ構造を説明する図表
である。
【図7】表示装置に表示される各種グラフの一例を示す
図である。
【符号の説明】
(1) 太陽電池 (2) インバータ (3) 商用電力系統 (4) 家庭内負荷 (5) 発生電力計測トランスデューサ (6) 需給電力計測トランスデューサ (7) 計測系 (9) 情報処理装置 (11) 外部記憶装置 (12) 表示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測系に接続されて、該計測系からリア
    ルタイムに得られる多チャンネルの計測データに基づ
    き、各計測データの時間変化を表示する計測データ処理
    装置に於いて、 第1の単位時間毎の時刻情報及びデータの書込み欄を有
    し、計測データ或いは該計測データに該単位時間周期の
    平均処理を施して得られる加工データが、生データとし
    て時刻情報と共に書き込まれるべき第1ファイルの格納
    手段と、 第1の単位時間よりも長い第2の単位時間毎の時刻情報
    及びデータの書込み欄を有し、第2の単位時間当りの生
    データの合計値或いは平均値が、集約データとして時刻
    情報と共に書き込まれるべき第2ファイルの格納手段
    と、 計測系から得られる計測データに基づき、第1ファイル
    に書き込むべき生データを、前記第1単位時間を周期と
    して算出し、該算出結果を第1ファイルに書き込むデー
    タ処理手段と、 第1ファイルの生データに基づき、第2ファイルを一定
    周期で更新するデータ更新手段と、 外部からの要求に応じ、第2ファイル手段から必要とさ
    れる集約データを読み出して、該集約データの変化を表
    示する表示手段とを具えたことを特徴とする計測データ
    処理装置。
  2. 【請求項2】 表示手段は、集約データの変化をグラフ
    及び/又は帳票として表示する請求項1に記載の計測デ
    ータ処理装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも第2ファイルの集約データ
    は、過去一定期間に亘って保存される請求項1又は請求
    項2に記載の計測データ処理手段。
  4. 【請求項4】 計測系に接続されて、該計測系からリア
    ルタイムに得られる多チャンネルの計測データに基づ
    き、各計測データの時間変化をグラフ化して表示する計
    測データ処理装置に於いて、 1分間毎の時刻情報及びデータの書込み欄を有し、計測
    データに1分間周期の平均処理を施して得られる生デー
    タが、時刻情報と共に書き込まれるべき生データファイ
    ルの格納手段と、 1時間毎の時刻情報及びデータの書込み欄を有し、生デ
    ータの1時間当りの合計値或いは平均値が、日報データ
    として時刻情報と共に書き込まれるべき日報データファ
    イルの格納手段と、 1日毎の時刻情報及びデータの書込み欄を有し、日報デ
    ータの1日当りの合計値或いは平均値が、月報データと
    して時刻情報と共に書き込まれるべき月報データファイ
    ルの格納手段と、 1月毎の時刻情報及びデータの書込み欄を有し、月報デ
    ータの1月当りの合計値或いは平均値が、年報データと
    して時刻情報と共に書き込まれるべき年報データファイ
    ルの格納手段と、 計測系から得られる計測データに基づき、生データファ
    イルに書き込むべき生データを1分間周期で算出し、該
    算出結果を生データファイルに書き込むデータ処理手段
    と、 生データファイルの生データに基づき、日報データファ
    イルを1分間周期で更新する第1データ更新手段と、 日報データファイルの日報データに基づき、月報データ
    ファイルを1分間周期で更新する第2データ更新手段
    と、 月報データファイルの月報データに基づき、年報データ
    ファイルを1分間周期で更新する第3データ更新手段
    と、 外部からの要求に応じ、日報ファイル、月報ファイル、
    或いは年報ファイルから必要とされるデータを読み出し
    て、該データの変化をグラフに表示するグラフ表示手段
    とを具えたことを特徴とする計測データ処理装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも日報データファイル、月報デ
    ータファイル及び年報データファイルは夫々、過去の複
    数ファイル分が一定期間に亘って保存される請求項4に
    記載の計測データ処理装置。
  6. 【請求項6】 計測系は、太陽電池及びインバータから
    なる系統連系電源システムに装備されて、太陽電池の動
    作状態及び/又はインバータの運転状態を表わす計測デ
    ータを出力する請求項1乃至請求項5の何れかに記載の
    計測データ処理装置。
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JP2010171791A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Yokogawa Electric Corp 通信装置
JP2015141087A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 富士電機株式会社 管理装置、管理方法及びプログラム
JP2019074393A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 日置電機株式会社 データ記録装置および測定システム

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