JPH0911297A - 射出プレス成形方法および射出成形装置 - Google Patents

射出プレス成形方法および射出成形装置

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JPH0911297A
JPH0911297A JP16088995A JP16088995A JPH0911297A JP H0911297 A JPH0911297 A JP H0911297A JP 16088995 A JP16088995 A JP 16088995A JP 16088995 A JP16088995 A JP 16088995A JP H0911297 A JPH0911297 A JP H0911297A
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mold clamping
mold
movable
cylinder
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂流れの不連続に起因するフローマークな
どの欠陥発生のない優れた成形品品質を確保するととも
に、制御操作性が容易で、かつ、生産性の高い射出プレ
ス成形方法を提供する。 【構成】 あらかじめ樹脂の冷却固化収縮量を算出し、
これを加算した樹脂量を金型キャビティ内へ射出充填す
るとともに、あらかじめ型締機構側で該冷却固化収縮量
に相当する型開量位置に金型を保持しておき、射出充填
完了を検知した後、型締シリンダを駆動させて型締力を
負荷させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型を所定の隙間だけ
開いた状態に保持して、金型キャビティ内へ溶融樹脂を
充填し、充填完了後に型締装置で該隙間を閉じて圧縮を
行なう射出プレス成形方法および射出成形装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】油圧式の型締シリンダで型締を行なう型
締機構の射出成形装置を用いて射出プレス成形する場合
には、従来、下記のような種々の方法が採用されてい
た。 (1)型締機構にストッパなどを設けて、金型を所定の
型開量位置でストッパにより機械的にロックさせる。射
出充填後の型締圧縮工程は、ストッパによる機械的ロッ
クを解除して行なう。または、別途付設した圧縮専用の
型締シリンダなどで圧縮工程を行なう。 (2)型締機構の可動盤と固定盤の間に圧縮専用のユニ
ットを装着し、型開量保持および圧縮工程を装着したユ
ニットで行なう。 (3)可動盤または可動型の位置を検出し、射出充填工
程は設定した型開量および型開速度になるように、型締
圧力あるいは射出速度を制御する。圧縮工程は、設定し
た圧縮移動量および圧縮移動速度になるように型締速度
あるいは型締圧力を変化させる。このように型開量設定
値に基づいて型締機構と射出機構を用いて同時に制御を
行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、下記に示すような問題があった。 (1)成形中に樹脂温度などの成形条件が変動した場合
の対応が困難であるため、成形品の品質にバラツキが生
じ、良品を安定して供給することはできない。また、射
出充填から圧縮工程に移行する際はタイムラグが生じる
ため、金型内の樹脂流動挙動が不連続となり、その結
果、フローマークなどの欠陥が生じる。この場合、射出
充填工程と圧縮工程をあるタイミングで同時動作させる
制御方法(射出・型締連動制御)が必要であるが、射出
充填工程中に機械的ロック手段を解除することはできな
いので、上記連動制御は不可能であり、高品質な成形品
を得ることはできない。 (2)成形機本体は何ら大幅な改造は必要としないもの
の、圧縮専用ユニットを装着することにより、金型を取
付可能な有効寸法が縮小され(成形機のスペックダウ
ン)、その結果、多岐にわたる成形品への対応が限定さ
れてしまう。また、圧縮専用ユニットは相当な重量物で
あり、ユニット装着によって、成形機の変形や摺動部の
異常摩耗や駆動系への負担増などの成形機へ与えるダメ
ージは大きい。さらに、ユニットの駆動源の接続、成形
機との動作タイミングをとるための制御信号の接続など
を必要とし、操作性は極めて低い。 (3)射出充填動作と型締圧縮動作を同時に制御する射
出・型締連動制御方法であるため、上記(1)、(2)
と比較して、高品質な成形品を得ることができる。しか
しながら、型締側と射出側を連動させるタイミング制御
が極めて難しく、良品率が大幅に低下する可能性も含ん
でおり、その結果ソフト・ハードともに極めて複雑化
し、操作性は極めて難しい。さらに、型締側と射出側を
同時に駆動させる必要性から、駆動能力のアップに伴う
不必要な成形機の大型化によって生産性が著しく低下す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
して、不必要な成形機の大型化による生産性の低下を避
け、型開量制御と射出圧力制御の簡単な制御で、成形中
の成形条件の変動に影響されず、高品質な成形品を安定
して供給するために、本発明においては、第1の発明で
は、固定盤と可動盤および連結板がタイバーの軸線方向
に配置され、可動盤と連結板との間に半割りナットを装
着し、かつ、タイバーには該半割りナットと嵌合するね
じ部または溝部を配設し、固定盤には移動シリンダおよ
びタイバーと連接された型締シリンダが固設され、移動
シリンダで可動盤を固定盤方向に進退動させるととも
に、型締シリンダで可動盤を固定盤側に押圧させて型締
力を負荷させる型締機構を用いて、あらかじめ樹脂の冷
却固化収縮量を算出し、該冷却固化収縮量を加算した樹
脂量を金型キャビティ内に射出充填するとともに、あら
かじめ型締機構側で前記冷却固化収縮量に相当する型開
量位置に金型を保持しておき、射出充填完了を検知した
後、前記型締シリンダを駆動させて型締力を負荷させる
こととした。
【0005】また、第2の発明では、第1の発明のおけ
る射出充填を、射出充填開始から射出充填完了までを充
填可能な1次圧の射出圧力制御で行ない、冷却固化収縮
量として加算した樹脂量の全てを残らず充填することと
した。さらに、第3の発明では、第1の発明や第2の発
明において、あらかじめ移動シリンダで可動盤を前進さ
せて両金型がタッチした状態で可動盤の位置を原点設定
し、樹脂の冷却固化収縮量に相当する型開量位置を移動
シリンダで可動盤を後退させることにより該原点設定位
置からの可動盤の後退量により設定するとともに、半割
りナットをタイバーのねじ部または溝部へ嵌合させて固
定させた後、型締シリンダで型締を行ない、前記半割り
ナットが可動盤に当接したことを検知した後は設定した
後退位置に可動金型を保持するように型締シリンダの油
圧を制御するようにした。そして、第4の発明において
は、第1〜第3の発明において、半割りナットと可動盤
との当接を、型締動作中に可動盤の位置を検出して設定
後退位置が変動した時点とすることとした。
【0006】さらに、第5の発明では、第1ないし第3
の発明において、半割りナットと可動盤との当接を、型
締動作中の該半割りナットと該可動盤の隙間を検出し該
隙間がゼロになった時点とすることとした。また、第6
の発明の方法は、第1の発明や第2の発明において、あ
らかじめ移動シリンダで可動盤を前進させて両金型がタ
ッチした状態で移動シリンダのストロークを原点設定
し、樹脂の冷却固化収縮量に相当する型開量位置を該原
点設定位置からの移動シリンダのストローク後退量によ
り設定するとともに、半割りナットをタイバーのねじ部
または溝部へ嵌合させて固定させた後、型締シリンダで
型締を行ない、前記半割りナットが可動盤に当接したこ
とを移動シリンダのストローク変化により検知した後は
設定した後退位置に可動金型を保持するように型締シリ
ンダの油圧を制御するようにした。
【0007】一方、第7の発明では、第1の発明におい
て、射出充填完了を射出機構の射出駆動力が急激に上昇
し始めた時点とし、該射出駆動力の変化の後に型締を開
始することとした。そして、第8の発明では、第1の発
明における射出充填完了を射出機構の射出駆動力の移動
が停止した時点とし、該射出駆動力の停止位置への到達
の後に型締を開始する。
【0008】また、第9の発明の射出成形装置は、固定
盤と可動盤および連結板がタイバーの軸線方向に配置さ
れ、可動盤と連結板との間に装着される半割りナットを
有し、かつ、タイバーには該半割りナットと嵌合するね
じ部または溝部が配設され、固定盤には可動盤を固定盤
方向に進退動させる移動シリンダおよびタイバーと連接
され可動盤を固定盤側に押圧させて型締力を負荷させる
型締シリンダとが固設された型締機構を備え、射出充填
量設定部と、射出圧力設定部と、前記ふたつの設定部の
設定値に基づいて射出充填を行なう射出制御部を備え、
型開量を設定する型開量設定部と、可動盤の位置を検出
する位置検出部と、両金型がタッチした状態で可動盤の
位置を原点設定する原点設定部と、前記型締機構の半割
りナットと可動盤の当接を検知する型締基準検知部と、
前記型開量設定部および原点設定部の設定値と前記位置
検出部および型締基準検知部の検出信号に基づいて型締
を制御する型締制御部とを具備するとともに、射出機構
の射出駆動力が急激に上昇し始めたときあるいは射出駆
動部の移動が停止したときに射出充填完了信号を発生さ
せる射出充填完了検出部と、該射出充填完了検出部から
の検出信号に基づいて前記型締制御部へ型締開始信号を
発生させる比較制御部を有する構成とした。
【0009】さらに、第10の発明の射出プレス成形装
置は、固定盤と可動盤および連結板がタイバーの軸線方
向に配置され、可動盤と連結板との間に装着される半割
りナットを有し、かつ、タイバーには該半割りナットと
嵌合するねじ部または溝部が配設され、固定盤には可動
盤を固定盤方向に進退動させる移動シリンダおよびタイ
バーと連接され可動盤を固定盤側に押圧させて型締力を
負荷させる型締シリンダとが固設された型締機構を備
え、型開量を設定する型開量設定部と、移動シリンダの
ストロークを検出するストローク検出部と、両金型がタ
ッチした状態で移動シリンダのストローク位置を原点設
定する原点設定部と、型締機構の半割りナットと可動盤
の当接を検知する型締基準検知部と、前記型開量設定部
および原点設定部の設定値と前記ストローク検出部およ
び型締基準検知部の検出信号に基づいて型締を制御する
第2の型締制御部とを有する構成とした。
【0010】
【作用】樹脂の冷却固化収縮量を加えた樹脂量を充填
し、かつ、冷却固化収縮量に相当する型開量位置に金型
を保持することにより、射出充填完了時において、金型
へ樹脂はほぼ満充填(ジャストパック)の状態であるた
め、金型内の樹脂流速の不連続に起因するフローマーク
などの欠陥発生の影響を全く受けない。その結果、圧縮
工程において、射出充填完了を検知してから型締圧力を
増圧させることができるので従来行なわれていた増圧切
替の複雑かつ高度なタイミング制御が不要となるうえ
に、射出側と型締側との連動が避けられるため成形機を
大型化しなくてよい。また、射出充填工程時は充填可能
な圧力制御とすることで充填初期には金型のキャビティ
内の樹脂流動抵抗が小さいため高速充填となり、充填後
期には樹脂流動抵抗が大きくなるため充填速度は自然減
速されるため、樹脂充填中は自動的に連続的な速度勾配
を有し、かつパック圧を生じない理想的な自然充填流れ
(ナチュラルフロー)となり、その結果、射出充填制御
の操作性が極めて容易となる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細に
ついて説明する。図1〜図8は本発明に係り、図1は射
出成形装置の全体構成図、図2は型締装置の平面図、図
3はねじ噛合調整装置の断面図、図4は半割りナットの
動作状態を示す説明図、図5は型締制御における初期条
件設定手順を示すフローチャート、図6は射出プレス成
形方法の成形動作手順を示すフローチャート、図7は射
出充填完了検知の説明図、図8は他の実施例を示す射出
成形装置の全体構成図である。
【0012】図1に示すように、本発明における射出成
形装置100は、型締装置1と射出装置40と制御装置
60とから構成される。図2〜図4に示すように、型締
装置1は移動シリンダ2、型締シリンダ3、タイバー
7、固定盤10、ねじ噛合調整装置11、可動盤20、
ナットボックス21、半割りナット22、タイバー係止
装置26、固定金型30a、可動金型30bおよび連結
板50などから構成される。固定金型30aはマシンベ
ース1aの一端部上面に固着された固定盤10へ取付け
られており、一方、マシンベース1aの他端部側上面に
は、前記固定盤10と対向して可動金型30bが可動盤
20へ取付けられている。この固定金型30aと可動金
型30bの対向面は凹凸に係合した構成をなし、前記固
定金型30aと可動金型30b間にキャビティ28を画
成している。固定盤10の両側面部にそれぞれ固設され
た移動シリンダ2のピストンロッド6の先端は可動盤2
0に取付けられ、可動盤20は固定盤10に対してマシ
ンベース1a上を摺動し進退することができる。
【0013】前記可動盤20を貫通するタイバー7は、
全長同一径に製作されたものが複数個(本発明では4
個)設けられており、その一端は型締シリンダ3の内部
ピストン5に固着され、他端は連結板50と略直角方向
に貫通した後、ナットまたはエンドプレート51にて締
付けて固定されると同時に、タイバー7と連結板50と
はキーなどを用いてタイバー7の廻り止め防止がされて
いる。
【0014】型締シリンダ3内に前後摺動自在に内部ピ
ストン5を設けるとともに、内部ピストン5の外周に油
もれ防止用のパッキンを配設し、内部ピストン5のロッ
ド側にはタイバー7が固着され、ヘッド側にはラム53
を内部ピストン5の略中心上に固着して凸状に設けた。
さらに、ラム53と係合したラムシリンダ52をラム5
3が前後摺動自在に設けるとともに、ラム53外周の摺
動部にパッキンを配設してラム室5cからの油がピスト
ンヘッド室側5bにもれないような構造になっている。
符号5aはピストンロッド室側を示す。
【0015】ラム53の外径は、例えば、タイバー7の
外径の1/2以下、または内部ピストン5の外径の1/
3〜1/4以下とし、ラム53の長さは、型締時に内部
ピストン5のヘッド端面側がラムシリンダ52の端面に
当接する前に、ラム53の先端がラムシリンダ52の奥
部に当接するような構成になっている。
【0016】タイバー7の略中位部には、型閉動作時に
可動金型30bと固定金型30aが接触した時に後述す
る半割りナット22と噛合して可動盤20をタイバー7
に係止するためのねじ部または溝部8が形成されてい
る。可動盤20に一端を固設され、他端を後で述べるね
じ噛合調整装置11の調整軸13のねじ部12と螺合す
るとともに半割りナット22を内装している。ここで、
ねじ噛合調整装置11は、ねじ部12、調整軸13、押
圧部材17、すべりキー18、スプロケット19および
押え板25などから構成されている。
【0017】次に、タイバー係止装置26を図3、図4
を用いて説明する。タイバー係止装置26は、半割りナ
ット開閉シリンダ14、ピストン15、ピストンロッド
16、半割りナット22、連結棒101、ストッパ10
2、103から構成される。
【0018】半割りナット22は可動盤20に隣接して
設けられ、タイバー7毎に上下に2分割された各1組の
半割りナット22を有しており、半割りナット22aの
反噛合側端面にピストンロッド16の一端が固着されて
いる。さらにピストンロッド16の他端に半割りナット
開閉シリンダ14に係合して上下に摺動するピストン1
5を配設し、半割りナット開閉シリンダ14の下端部に
調整板104が固着されている。半割りナット22aと
22bの中を通して連結した連結棒101がピストンロ
ッド16の左右に配してあり、連結棒101の一端は前
記した調整板104に固着され、また他端は半割りナッ
ト22bに固着されている。
【0019】そして、図4(a)に示すように、前記半
割りナット開閉シリンダ14のピストンロッド室側15
bに圧油を供給することにより、ピストン15を押上げ
るとともに半割りナット開閉シリンダ14が下方に押下
げられて、上下1組の半割りナット22aと22bがナ
ットボックス21を摺動しつつ移動して半割りナット2
2とタイバー7との噛合状態が解除され、それぞれスト
ッパ102、103に当接することで停止することにな
っている。
【0020】また、半割りナット22をタイバー7と噛
合させたい時は、図4(b)に示すように、前記半割り
ナット開閉シリンダ14のピストンヘッド室側15aに
圧油を供給することにより、ピストン15を押下げると
ともに半割りナット開閉シリンダ14が上方に押上げら
れて、半割りナット22a、22bがナットボックス2
1を摺動しつつ移動して最後には接触し、タイバー7と
の噛合が行なわれるような構成になっている。
【0021】さらに、前記した半割りナット22の左右
180度方向では、半割りナット22の一端は、タイバ
ー7を挿通して配された調整軸13の端部に固設された
スプロケット部19を廻すことにより、反スプロケット
部19側の調整軸13の端部が半割りナット22と常時
当接して摺動するようになっている。
【0022】また、半割りナット22の他端には、可動
盤20の反固定盤10側の一部に押圧部材17の挿入室
を2個1組の半割りナット22毎に数ヶ所設けて、たえ
ず半割りナット22をタイバー7の軸方向に押圧するよ
うになっており、前記した調整軸13が固定盤10側へ
移動する時は押圧部材17のスプリングは圧縮され、反
固定盤10側へ移動する時は伸張されるように配されて
いる。
【0023】調整軸13の反半割りナット22側の端部
近傍の外周部にはスプロケット部19を有し、すべりキ
ー18を用いて調整軸13と廻り止め防止がなされてい
る。スプロケット部19を図示しないチェーンで連結す
るとともに、チェーンに図示しないモータの出力軸と一
体のスプロケットを連結し、モータの回転によりチェー
ンを駆動して調整軸13をタイバー7の軸方向に前後移
動させることで、調整軸13と当接した半割りナット2
2をタイバー7上のねじ部または溝部8と噛合させるよ
うに半割りナット22の位置を調整可能に構成されてい
る。
【0024】また、スプロケット部19の軸部の外周部
については、一端部をナットボックス21の端部と、さ
らに、他端部はスプロケット部19の脱落防止のために
一端をナットボックス21に固着された押え板25によ
って回動自在に支持されている。なお、符号24は挿通
孔を示す。
【0025】なお、本実施例では前述したような型締装
置を用いたのは、次のような理由による。 (1)型締機構がコンパクトとなり省スペース化が図れ
る。 (2)小容量のラム室5cへの圧油供給量が小油量でよ
いため、射出圧縮成形の際の型開きおよび圧縮応答性が
高い。 (3)複数(4つ)の型締シリンダ3へ供給する油圧調
整を行なうことによって可動盤20の傾動補正(レベリ
ング制御)が可能である。
【0026】次に、射出装置40について述べる。本実
施例における射出装置40はバレル41内にスクリュ4
2が配設され、ホッパ43内の樹脂原料が供給ゾーン、
圧縮ゾーンにおいて加熱圧縮され、計量ゾーンにおいて
溶融計量され、そして射出ゾーンを経てノズル44内へ
射出されるように構成されている。
【0027】そして、バレル41の外周面には樹脂原料
を外部加熱するためのヒータが設けられており、樹脂原
料がスクリュ42の回転によって前方へ送られるように
なっている。
【0028】符号46は射出シリンダ、47は正逆転用
モータであってスクリュ42に直結されており、スクリ
ュ42を正逆回転するようになっている。
【0029】次に、制御装置60について述べる。制御
装置60は、図1に示すように、射出充填量設定部6
1、射出圧力設定部62、射出制御部63、油圧制御弁
64、型締制御部66、油圧制御弁67、油圧供給源6
8a、68b、射出充填完了検出部69、タイマ70、
時間設定部71、比較制御部72、型開量設定部73、
原点設定部74、位置検出部75および型締基準検知部
76から構成されている。
【0030】射出充填量設定部61と射出圧力設定部6
2が射出制御部63に接続され、射出制御部63は射出
シリンダ46の動作を制御する油圧制御弁64と正逆転
用モータ47の動作を制御する図示しない制御装置にそ
れぞれ接続されている。
【0031】型締制御部72は型開量設定部73に接続
されるとともに、比較制御部72と油圧制御弁67と接
続され、比較設定部72は射出制御部63と時間設定部
71ならびにタイマ70を介して射出充填完了検出部6
9とも接続される。射出充填完了検出部69は射出シリ
ンダ46の油圧を検出する。なお、68a、68bは簡
略化した油圧供給源を示している。
【0032】一方、型開量設定部73は、型締基準検知
部76と原点設定部74に接続されるとともに、可動盤
20に組込まれた位置センサからの検出信号を受信する
位置検出部75は型締基準検知部76とも接続される。
【0033】以上のように構成された射出成形装置10
0の作動について説明する。図5は、型締制御の初期条
件設定手順を示したもので、下記の手順により初期条件
の設定を行なう。 (1)移動シリンダ2を用いて、可動盤20を固定盤1
0側へ移動前進させる。両金型30a、30bがタッチ
した後、移動シリンダ2の駆動を停止させるとともに、
位置検出部75で可動盤20の位置を検出して金型タッ
チ点S0 として、原点設定部74へ記憶させる。 (2)同時に、射出充填量設定部61で設定した固定盤
10と可動盤20で画成されるキャビティ28容積に樹
脂物性を加味して算出される樹脂の冷却固化収縮量を加
えた樹脂量の計量値に対して、冷却固化収縮量に相当す
る可動金型30bと固定金型30aの離間量を金型タッ
チ点S0 からの可動金型30bの後退移動量、すなわち
型開量設定値Sとして型開量設定部73で設定する。こ
のようにして、射出充填完了時において、金型キャビテ
ィ28への樹脂はほぼ満充填(ジャストパック)の状態
であるので、金型キャビティ28内の樹脂流速の不連続
に起因するフローマークなどの欠陥発生は皆無となる。
その結果、射出充填完了を検知した後、型締増圧による
圧縮工程への移行が可能となるので、射出側と型締側の
同時制御によるデメリットを解消することができる。 (3)型開量設定値Sに基づいて、移動シリンダ2で可
動盤20を後退移動させ、型開量設定値Sに達したこと
を位置検出部75で確認した後、移動シリンダ2の駆動
を停止させて型開量設定における型締制御の初期設定を
終える。なお、上記の初期設定動作は生産成形の前に、
あらかじめ1回行なえばよい。
【0034】次に、図6に示すような以下の手順によっ
て、射出プレス成形方法における成形動作を順次行な
う。 (1)先に型開量設定部73で設定した型開量設定値S
に基づいて、移動シリンダで可動盤20を固定盤10側
へ移動前進させる。位置検出部75の信号が設定値Sと
一致すると、移動シリンダ2を停止させる。 (2)半割りナット開閉シリンダ26aを駆動させて、
半割りナット22とタイバー11上のねじ部または溝部
を完全に噛合・固定させる。ここで前以って、両金型3
0a、30bの金型厚さ(ダイハイト値)とねじ部また
は溝部のピッチから、半割りナット22とタイバー11
上のねじ部または溝部が完全に噛合するように、あらか
じめチェーンによって連結されたモータを回転させるこ
とによりスプロケットを回転させて、調整軸の前後進移
動量を調整しておく。 (3)型締制御部66で油圧制御弁67を制御して型締
シリンダ3に圧油を供給して型締動作を行なうととも
に、型締基準検知部76で半割りナット22と可動盤2
0の当接検知のモニタを開始する。すなわち、半割りナ
ット22とタイバー11上のねじ部または溝部を噛合・
固定させた時点では、半割りナット22の駆動が容易と
なるように、半割りナット22と可動盤20は、ダイハ
イト値とねじ部または溝部のピッチから算出される隙間
を有した状態としておく。したがって、この場合の型締
動作は、主に可動盤位置はそのままで、タイバー11と
タイバー11に噛合・固定された半割りナット22を固
定盤10側方向へ引き抜くようにスライド前進させるこ
とを意味する。 (4)半割りナット22と可動盤20の当接検知は、次
のいずれかの方法で行なう。 半割りナット22と可動盤20の隙間を検出して行
なう。この場合は、半割りナット22と可動盤20の当
接が「隙間がゼロ」と定義できる(直接検知法)。 可動盤20の変動量を検出して行なう。この場合
は、半割りナット22と可動盤20が当接することによ
って、可動盤20も一体となって型締のための前進動作
を示すことで判別できる(間接検知法)。なお、の方
法は、直接検知であるので最も信頼性が高い方法と言え
る。またの方法は、可動盤20の位置検出部75との
センサ共用が可能となるため、システムの単純化を図る
ことができる。
【0035】(5)型締基準検知部76で半割りナット
22と可動盤20の当接を検知した後、先に設定した型
開量設定値Sを保持するように、すなわち、可動盤20
の位置を保持するように型締シリンダ3の油圧制御(型
締位置保持制御)を行なうと同時に射出充填工程を開始
する。こうすることにより高精度な型開量制御ができる
とともに、型開型締動作後、遅滞なく射出動作を開始さ
せることができるとともに、一旦金型タッチをさせた後
に、型開設定のための後退動作が省略できるのでサイク
ル短縮を達成することができる。 (6)射出充填工程は、射出充填量設定部で設定したキ
ャビティ容積に樹脂物性に応じて算出される樹脂の冷却
固化収縮量を加えた樹脂量の計量値と射出圧力設定部で
設定したキャビティ内へ充填可能でバリを発生させない
射出充填圧力範囲から、射出効率の最もよい射出圧力条
件の1圧の射出圧力値に基づいて行なう。これにより、
射出初期にはキャビティ内の流動抵抗が小さいので高速
充填となり、射出後期にはキャビティ内の流通抵抗の増
加に伴い、充填速度は自然減速し、その結果、連続的な
速度勾配を有し、かつ、パック圧を発生しない理想的な
自然充填流れ(ナチュラルフロー)が容易に得られる。
さらに、射出充填工程時には、射出シリンダの圧力制御
によりスクリュが前進限に至るまでの、いわゆる、クッ
ション量を残さない射切り状態に射出制御される。この
結果、射出充填完了の検知が極めて容易かつ正確に行な
える。この状態を図7に基づいて説明する。
【0036】(7)射出充填開始(S点)から射出充填
完了(E点)までは、射出充填圧力が一定となるように
スクリュの前進動作(射出速度)と合せて射出シリンダ
内の作動油圧は一定に制御される。射出完了時(E
点)、すなわち、スクリュが前進限に達するとスクリュ
の前進動作は停止するため(射出速度=0)、射出シリ
ンダ46内の作動油圧値は一時的に急上昇する。したが
って、射出シリンダ46内の作動油圧値の検出、あるい
はスクリュ42またはピストン48の前進動作(射出速
度)の検出のいずれかの方法により、射出充填完了検知
が正確にできる。 (8)射出充填完了検出部69の検知信号に基づいて、
比較制御部72は、型締制御部66へ型締開始信号を発
信して圧縮工程を開始するとともにタイマ70を起動さ
せる。なお、この場合、金型キャビティ28内の樹脂は
ジャストパック状態であるので、射出充填完了と同時に
圧縮工程を開始してもフローマークなどの欠陥の発生は
皆無である。また、射切り状態であっても、ノズル44
内およびキャビティ28までの通路中には溶融樹脂が設
定圧力値を保持した状態で充満されているため圧縮工程
での樹脂の逆流はほとんどない。
【0037】(9)時間設定部71には、あらかじめ以
下の設定値が入力されており、タイマ70のタイムアウ
ト信号と時間設定部71の設定値を比較制御部72で判
定して、圧縮工程中の型締および射出側の制御を行な
う。ここで、保圧冷却時間(圧縮完了時間)t1 と計量
開始時間t2 は下記のとおり設定する。すなわち、保圧
冷却時間t1 は、樹脂温度、金型冷却能力および成形品
形状などにより樹脂の冷却固化時間を算出し、設定す
る。また、計量開始時間t2 は、ゲートシールする時間
を基準として、シャットオフバルブが組込まれている成
形機ではシャットオフバルブ閉動作完了時間を基準とし
て、設定する。 (10)タイムアウト(t2 )信号により比較制御部7
2は射出制御部63へ計量開始信号を発信させて、計量
動作を開始する。同様にタイムアウト(t1 )信号によ
り、比較制御部72は型締制御部66へ圧縮完了信号を
発信させて、型開動作後に製品取出を行なって、次の成
形動作へ入る。
【0038】図8は本発明の他の実施例(実施例2)を
示す射出成形装置100Aを示したもので、図1の射出
成形装置100と異なる点のみ説明すると、可動盤20
のストローク位置を検知する代わりに移動シリンダ2の
ストローク位置を検出して型開量設定および半割りナッ
ト22と可動盤検知を行なうようにしており、位置検出
部75の代わりにストローク検出部75Aが設けられて
いる点である。本発明における第6の発明はこの実施例
2の射出成形装置100Aにおいて実施される。
【0039】これら実施例2における型締制御の初期条
件設定手順は、下記のとおりである。 (1)移動シリンダ2で可動盤20を前進させ、両金型
30a,30bがタッチした後、移動シリンダ2の駆動
を停止させるとともに、ストローク検出部75Aで移動
シリンダストロークを検出して金型タッチ点S0 として
原点設定部74で原点設定する。 (2)同時に樹脂の冷却固化収縮量に相当する型開量設
定値Sを金型タッチ点S 0 からの移動シリンダ2の後退
ストローク量、すなわち、両金型の離間量として型開量
設定部73で設定する。 (3)移動シリンダ2で可動盤20を後退させ、移動シ
リンダ2の後退ストローク量が設定値Sに達したことを
ストローク検出部75Aで検知した後、移動シリンダ2
の駆動を停止させて、型開量設定における型締制御の初
期設定を終える。このように型開量設定を直接行なう移
動シリンダストロークの検出信号で制御を行なっている
ため、極めて高精度な型開量設定ができるとともに、駆
動部とセンサが共用となっていることにより、制御シス
テムの単純化を一層図ることができる。
【0040】一方、実施例2の成形動作手順は下記のと
おり行なう。 (1)型開量設定部73で設定した型開量設定値Sに基
づいて、移動シリンダ2で可動盤20を前進させる。移
動シリンダストロークが設定値Sに達したことをストロ
ーク検出部75Aで検知した後、移動シリンダ2の駆動
を停止させる。 (2)半割りナット開閉シリンダ26を駆動させて、半
割りナット22とタイバー7上のねじ部または溝部を完
全に噛合・固定させる。なお、この場合においても、実
施例1(図1の射出成形装置100)と同様に半割りナ
ット22とタイバー7上のねじ部または溝部が完全に噛
合する位置をあらかじめ調整しておく。 (3)型締制御部66で油圧制御弁67を制御して型締
シリンダ3に圧油を供給して型締動作を行なうととも
に、型締基準検知部76で半割りナット22と可動盤2
0の当接検知を行なう。半割りナット22と可動盤20
の当接検知は、型締動作中に半割りナット22と可動盤
20が当接することによって可動盤20も一体となって
型締のための前進動作を起し、その結果、可動盤20と
連結された移動シリンダストロークが変化することを利
用して、ストローク検出部75Aで移動シリンダストロ
ークの変化量を検知することにより行なう。 (4)型締基準検知部76で半割りナット22と可動盤
20の当接を検知した後、先に設定した型開量設定値
S、すなわち、移動シリンダストローク位置が変化しな
いように型締シリンダ3の油圧を制御して位置保持制御
を行なうとともに射出充填工程を開始する。このように
して、型開量設定制御、半割りナット22と可動盤20
の当接検知(型締位置保持制御開始と射出充填工程開始
の2つの役割も兼ねる)および型締位置保持制御の一連
の型締制御において、移動シリンダストロークの1つの
検出信号で制御を行なっていることにより、制御システ
ムの単純化、操作性の向上が図れる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては下
記のような優れた効果を発揮することができる。 (1)樹脂の冷却固化収縮量を加えた樹脂量を射出充填
するとともに、冷却固化収縮量に相当する型開量設定と
することで、射出充填完了時においても、溶融樹脂はジ
ャストパック状態であるため、樹脂流れの不連続に起因
するフローマークなどの欠陥発生が皆無となり、その結
果、射出充填工程に圧縮工程をオーバラップさせた射出
・型締連動制御が不要となるため、制御の操作性が容易
となるうえに、連動制御のための不必要な成形機の大型
化が避けられるため、生産性が向上する。 (2)充填可能な1圧の射出圧力制御とすることで、製
品形状に応じた連続的な速度勾配を有し、パック圧発生
のない、かつ短時間充填が可能な理想的な射出充填制御
が極めて簡単に自動設定できるため、制御の操作性が極
めて容易である。 (3)射出充填制御は射出圧力制御とするとともにクッ
ション量を残さずに充填することにより、射出充填完了
検知は簡単かつ正確に検出できることと、型締増圧開始
制御が簡単にできることと合せて、射出充填完了以降の
圧縮工程および計量開始などの制御はタイマによる簡単
な制御で可能となり、高品質な成形品を極めて容易な操
作で得ることができる。 (4)金型の型開閉動作は移動シリンダで行ない、タイ
バーに連設した型締シリンダで高圧型締を行なう成形機
を用いて射出プレス成形を行なうことで、射出充填工程
中の型開量保持の型締制御は、小容量・短ストロークの
型締シリンダの油圧制御により、作動油の圧縮による応
答遅れが極めて小さいため、高応答・高精度な型開量型
締制御ができ、その結果、極めて高品質な成形品を安定
して供給できる。さらに、複数の型締シリンダを単独に
制御することで、成形動作中の金型の傾きを補正するレ
ベリング制御や、逆に任意の傾動を与えながら圧縮作用
を負荷することも可能であり、成形品形状に応じた型締
動作ができるため、応用範囲の広い射出プレス成形機を
供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例(実施例1)に係る射出成形装
置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る型締装置の平面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係るねじ噛合調整装置の断面
図である。
【図4】本発明の実施例に係る半割りナットの動作状態
を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例に係る型締装置における初期条
件設定手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係る射出プレス成形方法の成
形動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例に係る射出充填完了検知の説明
図である。
【図8】本発明の他の実施例(実施例2)に係る射出成
形装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 型締装置 1a ベース 2 移動シリンダ 3 型締シリンダ 4、5 内部ピストン 4a、5a ピストンロッド室側 4b、5b ピストンヘッド室側 5c ラム室 7 タイバー 8 ねじ部または溝部 10 固定盤 11 ねじ噛合調整装置 14 半割りナット開閉シリンダ 17 押圧部材 20 可動盤 22 (22a、22b)半割りナット 24 挿通孔 26 タイバー係止装置 28 キャビティ 30a 固定金型 30b 可動金型 40 射出装置 41 バレル 42 スクリュ 44 ノズル 46 射出シリンダ 47 正逆転用モータ 48 ピストン 50 連結板 51 エンドプレート 52 ラムシリンダ 53 ラム 60 制御装置 61 射出充填量設定部 62 射出圧力設定部 63 射出制御部 64 油圧制御弁 66 型締制御部 67 油圧制御弁 68a、68b 油圧供給源 69 射出充填完了検出部 70 タイマ 71 時間設定部 72 比較制御部 73 型開量設定部 74 原点設定部 75 位置検出部 75A ストローク検出部 76 型締基準検知部 100 射出成形装置 100A 射出成形装置 101 連結棒 102、103 ストッパ 104 調整板 S 型開量設定値 S0 金型タッチ点 t1 保圧冷却時間(圧縮完了時間) t2 計量開始時間

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤と可動盤および連結板がタイバー
    の軸線方向に配置され、可動盤と連結板との間に半割り
    ナットを装着し、かつ、タイバーには該半割りナットと
    嵌合するねじ部または溝部を配設し、固定盤には移動シ
    リンダおよびタイバーと連接された型締シリンダが固設
    され、移動シリンダで可動盤を固定盤方向に進退動させ
    るとともに、型締シリンダで可動盤を固定盤側に押圧さ
    せて型締力を負荷させる型締機構を用いて、 あらかじめ樹脂の冷却固化収縮量を算出し、該冷却固化
    収縮量を加算した樹脂量を金型キャビティ内に射出充填
    するとともに、あらかじめ型締機構側で前記冷却固化収
    縮量に相当する型開量位置に金型を保持しておき、 射出充填完了を検知した後、前記型締シリンダを駆動さ
    せて型締力を負荷させることを特徴とする射出プレス成
    形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出充填を、射出充填開
    始から射出充填完了までを充填可能な1次圧の射出圧力
    制御で行ない、冷却固化収縮量として加算した樹脂量の
    全てを残らず充填することを特徴とする請求項1記載の
    射出プレス成形方法。
  3. 【請求項3】 あらかじめ移動シリンダで可動盤を前進
    させて両金型がタッチした状態で可動盤の位置を原点設
    定し、樹脂の冷却固化収縮量に相当する型開量位置を移
    動シリンダで可動盤を後退させることにより該原点設定
    位置からの可動盤の後退量により設定するとともに、半
    割りナットをタイバーのねじ部または溝部へ嵌合させて
    固定させた後、型締シリンダで型締を行ない、前記半割
    りナットが可動盤に当接したことを検知した後は設定し
    た後退位置に可動金型を保持するように型締シリンダの
    油圧を制御する請求項1記載または請求項2記載の射出
    プレス成形方法。
  4. 【請求項4】 半割りナットと可動盤との当接を、型締
    動作中に可動盤の位置を検出して設定後退位置が変動し
    た時点とすることを特徴とする請求項1記載または請求
    項2記載または請求項3記載の射出プレス成形方法。
  5. 【請求項5】 半割りナットと可動盤との当接を、型締
    動作中の該半割りナットと該可動盤の隙間を検出し該隙
    間がゼロになった時点とすることを特徴とする請求項1
    記載または請求項2記載または請求項3記載の射出プレ
    ス成形方法。
  6. 【請求項6】 あらかじめ移動シリンダで可動盤を前進
    させて両金型がタッチした状態で移動シリンダのストロ
    ークを原点設定し、樹脂の冷却固化収縮量に相当する型
    開量位置を該原点設定位置からの移動シリンダのストロ
    ーク後退量により設定するとともに、半割りナットをタ
    イバーのねじ部または溝部へ嵌合させて固定させた後、
    型締シリンダで型締を行ない、前記半割りナットが可動
    盤に当接したことを移動シリンダのストローク変化によ
    り検知した後は設定した後退位置に可動金型を保持する
    ように型締シリンダの油圧を制御する請求項1記載また
    は請求項2記載の射出プレス成形方法。
  7. 【請求項7】 射出充填完了を射出機構の射出駆動力が
    急激に上昇し始めた時点とし、該射出駆動力の変化の後
    に型締を開始することを特徴とする請求項1記載の射出
    プレス成形方法。
  8. 【請求項8】 射出充填完了を射出機構の射出駆動力の
    移動が停止した時点とし、該射出駆動力の停止位置への
    到達の後に型締を開始することを特徴とする請求項1記
    載の射出プレス成形方法。
  9. 【請求項9】 固定盤と可動盤および連結板がタイバー
    の軸線方向に配置され、可動盤と連結板との間に装着さ
    れる半割りナットを有し、かつ、タイバーには該半割り
    ナットと嵌合するねじ部または溝部が配設され、固定盤
    には可動盤を固定盤方向に進退動させる移動シリンダお
    よびタイバーと連接され可動盤を固定盤側に押圧させて
    型締力を負荷させる型締シリンダとが固設された型締機
    構を備え、 射出充填量設定部と、射出圧力設定部と、前記ふたつの
    設定部の設定値に基づいて射出充填を行なう射出制御部
    を備え、 型開量を設定する型開量設定部と、可動盤の位置を検出
    する位置検出部と、両金型がタッチした状態で可動盤の
    位置を原点設定する原点設定部と、前記型締機構の半割
    りナットと可動盤の当接を検知する型締基準検知部と、
    前記型開量設定部および原点設定部の設定値と前記位置
    検出部および型締基準検知部の検出信号に基づいて型締
    を制御する型締制御部とを具備するとともに、 射出機構の射出駆動力が急激に上昇し始めたときあるい
    は射出駆動部の移動が停止したときに射出充填完了信号
    を発生させる射出充填完了検出部と、該射出充填完了検
    出部からの検出信号に基づいて前記型締制御部へ型締開
    始信号を発生させる比較制御部を有することを特徴とす
    る射出成形装置。
  10. 【請求項10】 固定盤と可動盤および連結板がタイバ
    ーの軸線方向に配置され、可動盤と連結板との間に装着
    される半割りナットを有し、かつ、タイバーには該半割
    りナットと嵌合するねじ部または溝部が配設され、固定
    盤には可動盤を固定盤方向に進退動させる移動シリンダ
    およびタイバーと連接され可動盤を固定盤側に押圧させ
    て型締力を負荷させる型締シリンダとが固設された型締
    機構を備え、 型開量を設定する型開量設定部と、移動シリンダのスト
    ロークを検出するストローク検出部と、両金型がタッチ
    した状態で移動シリンダのストローク位置を原点設定す
    る原点設定部と、型締機構の半割りナットと可動盤の当
    接を検知する型締基準検知部と、前記型開量設定部およ
    び原点設定部の設定値と前記ストローク検出部および型
    締基準検知部の検出信号に基づいて型締を制御する第2
    の型締制御部とを有することを特徴とする射出成形装
    置。
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