JPH09112710A - 空気制御弁構造 - Google Patents
空気制御弁構造Info
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- JPH09112710A JPH09112710A JP26984095A JP26984095A JPH09112710A JP H09112710 A JPH09112710 A JP H09112710A JP 26984095 A JP26984095 A JP 26984095A JP 26984095 A JP26984095 A JP 26984095A JP H09112710 A JPH09112710 A JP H09112710A
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- Japan
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- rotary shaft
- control valve
- air control
- valve structure
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 全体の重量を軽減して耐振性を向上させ、加
工工数を減らして加工コストを低減する空気制御弁構造
を提供する。 【解決手段】 回転軸12は金属製の中空円筒形状のも
のとし、この円筒形状の回転軸12の軸方向にスリット
14を形成し、このスリット14に金属製の円盤状のバ
タフライバルブ10を装着する。バタフライバルブ10
を装着した円筒形状の回転軸12の内部空間16内に、
樹脂成形によって連結部材18を作る。この連結部材1
8の一端に回転軸12の外方に突出して回転角検出器2
6と係合する突出係合部22を一体に形成する。回転軸
12のもう一方の端には、回転軸12の内部空間16を
閉鎖するスロットルレバー38を取り付ける。
工工数を減らして加工コストを低減する空気制御弁構造
を提供する。 【解決手段】 回転軸12は金属製の中空円筒形状のも
のとし、この円筒形状の回転軸12の軸方向にスリット
14を形成し、このスリット14に金属製の円盤状のバ
タフライバルブ10を装着する。バタフライバルブ10
を装着した円筒形状の回転軸12の内部空間16内に、
樹脂成形によって連結部材18を作る。この連結部材1
8の一端に回転軸12の外方に突出して回転角検出器2
6と係合する突出係合部22を一体に形成する。回転軸
12のもう一方の端には、回転軸12の内部空間16を
閉鎖するスロットルレバー38を取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路等を通過
する空気量や混合気量を制御するための空気制御弁構造
に関する。
する空気量や混合気量を制御するための空気制御弁構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、気化器の吸気通路を通過する
空気量や混合気量を制御するための空気制御弁として、
いわゆるバタフライバルブと呼ばれる円盤状のチョーク
バルブやスロットルバルブが知られている。ここで、バ
タフライバルブのボデーへの取り付け状態を図9に示
す。バタフライバルブ60は、円盤形状をしており、中
実の円柱状で金属性の回転軸62に設けたスリット64
に挿入され、ビス66によって回転軸62に固定されて
いる。このバタフライバルブ60は、スロットルボデー
68に形成された吸気通路70内に配置され、回転軸6
2の回転に応じて吸気通路70の通路断面を可変させ
る。
空気量や混合気量を制御するための空気制御弁として、
いわゆるバタフライバルブと呼ばれる円盤状のチョーク
バルブやスロットルバルブが知られている。ここで、バ
タフライバルブのボデーへの取り付け状態を図9に示
す。バタフライバルブ60は、円盤形状をしており、中
実の円柱状で金属性の回転軸62に設けたスリット64
に挿入され、ビス66によって回転軸62に固定されて
いる。このバタフライバルブ60は、スロットルボデー
68に形成された吸気通路70内に配置され、回転軸6
2の回転に応じて吸気通路70の通路断面を可変させ
る。
【0003】円柱状の回転軸62は、その両端付近(両
端よりやや内側)をスロットルボデー68によって支持
されている。回転軸62の一端には突出係合部72が切
削加工によって形成され、その突出係合部72は、スロ
ットルボデー68に取り付けられる回転角検出器74と
係合するよう設定されている。一方、回転軸62の他端
には、その回転軸62を回転させるための駆動手段とし
てのスロットルレバー76が固定されている。このスロ
ットルレバー76を回転軸62に固定するために、回転
軸62の端にはねじを加工し、その回転軸62のねじ加
工した箇所に、ワッシャ78とナット80とでスロット
ルレバー76を固定する。このスロットルレバー76と
スロットルボデー68との間には戻しスプリング82が
備えられ、この戻しスプリング82によって、吸気通路
70の通路断面を小さくする方向にバタフライバルブ6
0が付勢させられる。
端よりやや内側)をスロットルボデー68によって支持
されている。回転軸62の一端には突出係合部72が切
削加工によって形成され、その突出係合部72は、スロ
ットルボデー68に取り付けられる回転角検出器74と
係合するよう設定されている。一方、回転軸62の他端
には、その回転軸62を回転させるための駆動手段とし
てのスロットルレバー76が固定されている。このスロ
ットルレバー76を回転軸62に固定するために、回転
軸62の端にはねじを加工し、その回転軸62のねじ加
工した箇所に、ワッシャ78とナット80とでスロット
ルレバー76を固定する。このスロットルレバー76と
スロットルボデー68との間には戻しスプリング82が
備えられ、この戻しスプリング82によって、吸気通路
70の通路断面を小さくする方向にバタフライバルブ6
0が付勢させられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、バ
タフライバルブ60は中実の円柱状の回転軸62に形成
したスリット64に挿入するので、円柱状の回転軸62
の直径はバタフライバルブ60の厚みより大きいものと
なっていた。この結果、バタフライバルブ60を保持す
る回転軸62の重量が大きくなるという欠点があった。
その上、中実の回転軸62の重量が重いことから、耐振
性に難点があった。更に、回転軸62の一方側には、回
転角検出器74と係合するための突出係合部72の切削
加工を施し、回転軸62の他方側には、スロットルレバ
ー76を固定するためのねじ加工を必要とし、加工工数
がかかっていた。その上、スロットルレバー76を固定
するために、ワッシャ78やナット80等の部品を必要
とした。
タフライバルブ60は中実の円柱状の回転軸62に形成
したスリット64に挿入するので、円柱状の回転軸62
の直径はバタフライバルブ60の厚みより大きいものと
なっていた。この結果、バタフライバルブ60を保持す
る回転軸62の重量が大きくなるという欠点があった。
その上、中実の回転軸62の重量が重いことから、耐振
性に難点があった。更に、回転軸62の一方側には、回
転角検出器74と係合するための突出係合部72の切削
加工を施し、回転軸62の他方側には、スロットルレバ
ー76を固定するためのねじ加工を必要とし、加工工数
がかかっていた。その上、スロットルレバー76を固定
するために、ワッシャ78やナット80等の部品を必要
とした。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、全体の重量を軽減して耐振性を向上させ、加工工数
を減らして加工コストを低減するようにした空気制御弁
構造を提供するものである。
で、全体の重量を軽減して耐振性を向上させ、加工工数
を減らして加工コストを低減するようにした空気制御弁
構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転軸に固定したバタフライバルブをボデ
ーに対して駆動手段によって回転させる空気制御弁構造
において、前記回転軸を中空の筒形状とし、その回転軸
の軸方向に貫通するものであって前記バタフライバルブ
の厚みよりわずかに広いスリットを形成し、このスリッ
トに前記バルブを装着し、連結手段によって前記回転軸
と前記バルブとを固定するようにしたものである。
に本発明は、回転軸に固定したバタフライバルブをボデ
ーに対して駆動手段によって回転させる空気制御弁構造
において、前記回転軸を中空の筒形状とし、その回転軸
の軸方向に貫通するものであって前記バタフライバルブ
の厚みよりわずかに広いスリットを形成し、このスリッ
トに前記バルブを装着し、連結手段によって前記回転軸
と前記バルブとを固定するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係わる空気制御弁構造の一実施形
態を示す断面図、図2は図1の空気制御弁構造の要部の
分解斜視図である。図2に示すように、バタフライバル
ブ10は金属製の円盤状のものを用い、このバタフライ
バルブ10を取り付けるための回転軸12は、金属製の
中空円筒形状のものを用いる。この円筒形状の回転軸1
2には、軸方向に伸びる貫通スリット14が形成されて
おり、このスリット14は前記バタフライバルブ10が
そこへ丁度装着できる大きさとする。
する。図1は本発明に係わる空気制御弁構造の一実施形
態を示す断面図、図2は図1の空気制御弁構造の要部の
分解斜視図である。図2に示すように、バタフライバル
ブ10は金属製の円盤状のものを用い、このバタフライ
バルブ10を取り付けるための回転軸12は、金属製の
中空円筒形状のものを用いる。この円筒形状の回転軸1
2には、軸方向に伸びる貫通スリット14が形成されて
おり、このスリット14は前記バタフライバルブ10が
そこへ丁度装着できる大きさとする。
【0008】円筒状の回転軸12にバタフライバルブ1
0を装着し、その状態において回転軸12の内部の空間
16に、連結手段としての連結部材18を樹脂成形によ
って作成する。この樹脂製の連結部材18は、回転軸1
2の内部の空間16において、バタフライバルブ10の
周囲を覆い、この連結部材18によって回転軸12とバ
タフライバルブ10とを固定する。この際、円盤状のバ
タフライバルブ10には、回転軸12の内部の空間16
に位置する場所に穴20を設けても良い。その穴20を
設けた場合には、その穴を設けない場合よりも、連結部
材18とバタフライバルブ10との固定は強固になる。
なお、この穴20に代えてへこみを設けても良い。
0を装着し、その状態において回転軸12の内部の空間
16に、連結手段としての連結部材18を樹脂成形によ
って作成する。この樹脂製の連結部材18は、回転軸1
2の内部の空間16において、バタフライバルブ10の
周囲を覆い、この連結部材18によって回転軸12とバ
タフライバルブ10とを固定する。この際、円盤状のバ
タフライバルブ10には、回転軸12の内部の空間16
に位置する場所に穴20を設けても良い。その穴20を
設けた場合には、その穴を設けない場合よりも、連結部
材18とバタフライバルブ10との固定は強固になる。
なお、この穴20に代えてへこみを設けても良い。
【0009】前記連結部材18の一端には、回転軸12
より外方に突出する突出係合部22が一体に形成され、
その突出係合部22は気化器等のボデー24に取り付け
られる回転角検出器26と係合するように設定されてい
る。回転軸12の他端には、連結部材18は存在しない
ように設定され、その連結部材18が存在しない回転軸
12の先端付近において、回転軸12の軸方向に対して
垂直方向に貫通する穴28が形成される。
より外方に突出する突出係合部22が一体に形成され、
その突出係合部22は気化器等のボデー24に取り付け
られる回転角検出器26と係合するように設定されてい
る。回転軸12の他端には、連結部材18は存在しない
ように設定され、その連結部材18が存在しない回転軸
12の先端付近において、回転軸12の軸方向に対して
垂直方向に貫通する穴28が形成される。
【0010】図3に示すように、ボデー24には、前記
バタフライバルブ10の円盤の直径よりわずかに長い長
さLで、その円盤の厚みよりわずかに厚い幅Bの長方形
と、その長方形の中心に前記回転軸12の直径よりわず
かに大きい直径Dの円形とから成るバルブ挿入穴30が
形成される。バタフライバルブ10を固定した回転軸1
2は、このバルブ挿入穴30を通ってボデー24の内部
に挿入される。この際、回転軸12は連結部材18の突
出係合部22が後方になるようにして挿入する。
バタフライバルブ10の円盤の直径よりわずかに長い長
さLで、その円盤の厚みよりわずかに厚い幅Bの長方形
と、その長方形の中心に前記回転軸12の直径よりわず
かに大きい直径Dの円形とから成るバルブ挿入穴30が
形成される。バタフライバルブ10を固定した回転軸1
2は、このバルブ挿入穴30を通ってボデー24の内部
に挿入される。この際、回転軸12は連結部材18の突
出係合部22が後方になるようにして挿入する。
【0011】この回転軸12をバルブ挿入穴30を経由
してボデー24に装着した後、このバルブ挿入穴30
は、そこに丁度合致する形状のスペーサ32(図4)に
よって気密的に閉じられる。このスペーサ32は、軸受
部34と、その軸受部34の外側の両側に同一平面に位
置する2枚の翼部36とから成る。この軸受部34は内
部空間37を有し、この内部空間37には前記回転軸1
2が回転可能に嵌合できるように設定されている。スペ
ーサ32でバルブ挿入穴30を閉じた際には、スペーサ
32の軸受部34の内部空間37に回転軸12が嵌合す
る。更に、スペーサ32も回転軸12もボデー24の外
面より外側に突出しないが、連結部材18の突出係合部
22が、ボデー24の外面より外側に突出するように設
定される。この突出係合部22は、ボデー24に取り付
けられる回転角検出器26と係合させる。
してボデー24に装着した後、このバルブ挿入穴30
は、そこに丁度合致する形状のスペーサ32(図4)に
よって気密的に閉じられる。このスペーサ32は、軸受
部34と、その軸受部34の外側の両側に同一平面に位
置する2枚の翼部36とから成る。この軸受部34は内
部空間37を有し、この内部空間37には前記回転軸1
2が回転可能に嵌合できるように設定されている。スペ
ーサ32でバルブ挿入穴30を閉じた際には、スペーサ
32の軸受部34の内部空間37に回転軸12が嵌合す
る。更に、スペーサ32も回転軸12もボデー24の外
面より外側に突出しないが、連結部材18の突出係合部
22が、ボデー24の外面より外側に突出するように設
定される。この突出係合部22は、ボデー24に取り付
けられる回転角検出器26と係合させる。
【0012】バタフライバルブ10と回転軸12とを、
前記バルブ挿入穴30を通ってボデー24の内部に挿入
した状態においては、回転軸12の挿入先端側は、ボデ
ー24の反対側に突出するように設定する。回転軸12
のうちボデー24の反対側に突出した箇所に、前記穴2
8が位置するように設定する。ボデー24の反対側に突
出した回転軸12の先端に、駆動手段としてのスロット
ルレバー38を取り付ける。このスロットルレバー38
は、回転軸12の円筒状の先端の内外にする形状とし、
回転軸12の先端に圧入することによって筒状の回転軸
12の先端が塞がれ、回転軸12の空間16からの流体
の外部への漏れが防止される。スロットルレバー38を
前記回転軸12と嵌合した際に、回転軸12の穴28と
一致するスロットルレバー38の箇所に貫通穴40が形
成される。スロットルレバー38の貫通穴40と回転軸
12の穴28とにピン42を挿入することで、スロット
ルレバー38と回転軸12とを固定する。
前記バルブ挿入穴30を通ってボデー24の内部に挿入
した状態においては、回転軸12の挿入先端側は、ボデ
ー24の反対側に突出するように設定する。回転軸12
のうちボデー24の反対側に突出した箇所に、前記穴2
8が位置するように設定する。ボデー24の反対側に突
出した回転軸12の先端に、駆動手段としてのスロット
ルレバー38を取り付ける。このスロットルレバー38
は、回転軸12の円筒状の先端の内外にする形状とし、
回転軸12の先端に圧入することによって筒状の回転軸
12の先端が塞がれ、回転軸12の空間16からの流体
の外部への漏れが防止される。スロットルレバー38を
前記回転軸12と嵌合した際に、回転軸12の穴28と
一致するスロットルレバー38の箇所に貫通穴40が形
成される。スロットルレバー38の貫通穴40と回転軸
12の穴28とにピン42を挿入することで、スロット
ルレバー38と回転軸12とを固定する。
【0013】以上のように構成した本発明によれば、円
盤状のバタフライバルブ10を固定する回転軸12を中
空筒状としたので、従来のような金属製の中実の回転軸
を用いるものと比べて、その重量を大幅に軽減すること
ができ、軽量化を図ることができる。なお、バタフライ
バルブ10と回転軸12とを固定する手段として、回転
角検出器26と係合するための突出係合部22を備えた
樹脂製の連結部材18を、回転軸12の中空空間16に
備えるようにしたが、それでも従来の金属製の中実の回
転軸を用いるものと比べて、その重量を大幅に軽減する
ことができる。また、回転軸12の重量の軽減により耐
振性も向上する。バタフライバルブ10と回転軸12を
固定した状態では、それらの外表面は全て金属製となっ
ているので、バックファイア等の高圧高熱に耐え得ると
共に熱変化にも強いという従来技術と同じ利点を有する
ことができる。
盤状のバタフライバルブ10を固定する回転軸12を中
空筒状としたので、従来のような金属製の中実の回転軸
を用いるものと比べて、その重量を大幅に軽減すること
ができ、軽量化を図ることができる。なお、バタフライ
バルブ10と回転軸12とを固定する手段として、回転
角検出器26と係合するための突出係合部22を備えた
樹脂製の連結部材18を、回転軸12の中空空間16に
備えるようにしたが、それでも従来の金属製の中実の回
転軸を用いるものと比べて、その重量を大幅に軽減する
ことができる。また、回転軸12の重量の軽減により耐
振性も向上する。バタフライバルブ10と回転軸12を
固定した状態では、それらの外表面は全て金属製となっ
ているので、バックファイア等の高圧高熱に耐え得ると
共に熱変化にも強いという従来技術と同じ利点を有する
ことができる。
【0014】本発明においては、回転軸12を筒状とし
たので、回転角検出器26と係合する突出係合部22
は、回転軸12の内部空間16に設けられる樹脂製の連
結部材18に一体に形成することができる。従って、従
来のような回転軸に突出係合部を形成する切削加工が不
要となる。また、回転軸12を筒状としたので、スロッ
トルレバー38をその回転軸12の一端と嵌合する形状
に樹脂成形することができる。従って、従来のような回
転軸にねじを形成する加工が不要となり、ワッシャやナ
ット等の部品を省略することができる。
たので、回転角検出器26と係合する突出係合部22
は、回転軸12の内部空間16に設けられる樹脂製の連
結部材18に一体に形成することができる。従って、従
来のような回転軸に突出係合部を形成する切削加工が不
要となる。また、回転軸12を筒状としたので、スロッ
トルレバー38をその回転軸12の一端と嵌合する形状
に樹脂成形することができる。従って、従来のような回
転軸にねじを形成する加工が不要となり、ワッシャやナ
ット等の部品を省略することができる。
【0015】次に、本発明の他の実施の形態を図5に基
づいて説明する。この実施の形態では、図2と同じく、
金属製の円盤状バタフライバルブ10と、金属製の中空
円筒形状でスリット14を形成した回転軸12とを用い
る。この実施の形態では、回転軸12のスリット14に
バタフライバルブ10を装着した状態において、バタフ
ライバルブ10と回転軸12との接触位置を溶接し(溶
接点P)、その溶接によってバタフライバルブ10と回
転軸12とを固定する。回転軸12とバタフライバルブ
10との溶接は、ボディ24に回転軸12を挿入し、ボ
ディ24の通路44からバタフライバルブ10を回転軸
12のスリット14に挿入し、その後、溶接を行う。こ
の方法では、前記実施形態のようなボディ24への挿入
穴30やスペーサ32が不要となる。
づいて説明する。この実施の形態では、図2と同じく、
金属製の円盤状バタフライバルブ10と、金属製の中空
円筒形状でスリット14を形成した回転軸12とを用い
る。この実施の形態では、回転軸12のスリット14に
バタフライバルブ10を装着した状態において、バタフ
ライバルブ10と回転軸12との接触位置を溶接し(溶
接点P)、その溶接によってバタフライバルブ10と回
転軸12とを固定する。回転軸12とバタフライバルブ
10との溶接は、ボディ24に回転軸12を挿入し、ボ
ディ24の通路44からバタフライバルブ10を回転軸
12のスリット14に挿入し、その後、溶接を行う。こ
の方法では、前記実施形態のようなボディ24への挿入
穴30やスペーサ32が不要となる。
【0016】この実施の形態では、前記実施形態で用い
た連結部材18を省略する。しかし、省略した連結部材
18には、回転角検出器26とするための突出係合部2
2が一体に形成されていたので、この実施の形態では、
突出係合部22に相当する係合部材46(図6)を、回
転軸12とは別体で用意する。係合部材46は樹脂材を
用いて成形され、回転角検出器26と係合するための突
出係合部48と、回転軸12に固定するための連結部5
0とから成る。この連結部50は摺り割りとなってお
り、摺り割りの外表面に突起52が一体に形成される。
一方、回転軸12には前記突起52と係合する穴54が
形成されている。係合部材46の連結部50を回転軸1
2の内部空間16に挿入して、突起52を穴54に係合
させることによって、係合部材46を回転軸12に固定
させることができる。この結果、回転角検出器26と係
合するための突出係合部48を回転軸12に固定するこ
とができる。なお、係合部材46と回転軸12との固定
方法は、これに限るものではない。この実施形態では、
回転軸12において係合部材46を取り付けた位置の反
対側は、図1に示したものと同様なスロットルレバー3
8を取り付ける。このスロットルレバー38によって、
回転軸12の空間16からの流体の外部への漏れを防止
している。
た連結部材18を省略する。しかし、省略した連結部材
18には、回転角検出器26とするための突出係合部2
2が一体に形成されていたので、この実施の形態では、
突出係合部22に相当する係合部材46(図6)を、回
転軸12とは別体で用意する。係合部材46は樹脂材を
用いて成形され、回転角検出器26と係合するための突
出係合部48と、回転軸12に固定するための連結部5
0とから成る。この連結部50は摺り割りとなってお
り、摺り割りの外表面に突起52が一体に形成される。
一方、回転軸12には前記突起52と係合する穴54が
形成されている。係合部材46の連結部50を回転軸1
2の内部空間16に挿入して、突起52を穴54に係合
させることによって、係合部材46を回転軸12に固定
させることができる。この結果、回転角検出器26と係
合するための突出係合部48を回転軸12に固定するこ
とができる。なお、係合部材46と回転軸12との固定
方法は、これに限るものではない。この実施形態では、
回転軸12において係合部材46を取り付けた位置の反
対側は、図1に示したものと同様なスロットルレバー3
8を取り付ける。このスロットルレバー38によって、
回転軸12の空間16からの流体の外部への漏れを防止
している。
【0017】この実施形態においては、バタフライバル
ブ10と回転軸12とを溶接によって固定し、円筒状の
回転軸12の一端にのみ係合部材46を固定するので、
前記実施の形態のような、樹脂材から成る連結部材18
で回転軸12の内部空間16の大部分を満たすものと比
べて、重量をより軽減することができる。従って、この
実施形態においても、前記実施形態と同様に、軽量化を
図り、耐振性を向上させる利点を確保することが出来
る。
ブ10と回転軸12とを溶接によって固定し、円筒状の
回転軸12の一端にのみ係合部材46を固定するので、
前記実施の形態のような、樹脂材から成る連結部材18
で回転軸12の内部空間16の大部分を満たすものと比
べて、重量をより軽減することができる。従って、この
実施形態においても、前記実施形態と同様に、軽量化を
図り、耐振性を向上させる利点を確保することが出来
る。
【0018】図1では、ボディ24の外側に突出した回
転軸12の一端に、回転軸12とは別体のスロットルレ
バー38を取り付けていた。これに代えて、回転軸12
の一端に成形によって樹脂製のスロットルレバー56を
作るようにしても良い。図7に示すように、回転軸12
の先端付近にピン42を軸方向と直角方向に貫通させ、
しかもそのピン42の両端を回転軸12より突出させ
る。そして、そのピン42を内部に含むと共に、回転軸
12の先端を閉鎖するように、スロットルレバー56を
樹脂成形する。このように、回転軸12に取り付けたピ
ン42を内部に含んだ状態でスロットルレバー56を樹
脂成形するので、スロットルレバー56は回転軸12に
しっかり固定することができる。しかも、従来のような
回転軸の先端にねじを形成するための加工工数を省略す
ることができる。また、スロットルレバーを回転軸に挟
持するためのワッシャやナット等の部品を省略すること
ができる。
転軸12の一端に、回転軸12とは別体のスロットルレ
バー38を取り付けていた。これに代えて、回転軸12
の一端に成形によって樹脂製のスロットルレバー56を
作るようにしても良い。図7に示すように、回転軸12
の先端付近にピン42を軸方向と直角方向に貫通させ、
しかもそのピン42の両端を回転軸12より突出させ
る。そして、そのピン42を内部に含むと共に、回転軸
12の先端を閉鎖するように、スロットルレバー56を
樹脂成形する。このように、回転軸12に取り付けたピ
ン42を内部に含んだ状態でスロットルレバー56を樹
脂成形するので、スロットルレバー56は回転軸12に
しっかり固定することができる。しかも、従来のような
回転軸の先端にねじを形成するための加工工数を省略す
ることができる。また、スロットルレバーを回転軸に挟
持するためのワッシャやナット等の部品を省略すること
ができる。
【0019】また、図8に示すように、回転軸12の先
端付近に、複数の貫通穴40を形成し、これら複数の貫
通穴40を内部に含むと共に、回転軸12の先端を閉鎖
するように、スロットルレバー56を成形する。このよ
うに、回転軸12に形成した貫通穴40を内部に含んだ
状態でスロットルレバー56を成形するので、スロット
ルレバー56は回転軸12にしっかり固定することがで
き、加工工数を省略すると共に部品点数を省略すること
ができる。
端付近に、複数の貫通穴40を形成し、これら複数の貫
通穴40を内部に含むと共に、回転軸12の先端を閉鎖
するように、スロットルレバー56を成形する。このよ
うに、回転軸12に形成した貫通穴40を内部に含んだ
状態でスロットルレバー56を成形するので、スロット
ルレバー56は回転軸12にしっかり固定することがで
き、加工工数を省略すると共に部品点数を省略すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、
バタフライバルブを固定する回転軸を筒状としたので、
従来のような中実の回転軸を用いるものと比べて、その
重量を大幅に軽減して軽量化を図ることができると共
に、耐振性を向上させることができる。また、本発明で
は、回転軸を筒状としたので、回転角検出器とする突出
係合部を樹脂成形して回転軸の一端に備えることが可能
になった。即ち、従来のような中実の回転軸では、その
中実の回転軸の一端を機械加工によって、回転角検出器
とする突出係合部を作成していたが、本発明では、加工
を省略することができ、製造コストを低減することがで
きる。更に、回転軸の先端に樹脂製のスロットルレバー
を一体に成形すれば、従来のような回転軸の先端への加
工工数と、その先端に取り付ける部品とを省略すること
ができ、製造コストを低減することができる。
バタフライバルブを固定する回転軸を筒状としたので、
従来のような中実の回転軸を用いるものと比べて、その
重量を大幅に軽減して軽量化を図ることができると共
に、耐振性を向上させることができる。また、本発明で
は、回転軸を筒状としたので、回転角検出器とする突出
係合部を樹脂成形して回転軸の一端に備えることが可能
になった。即ち、従来のような中実の回転軸では、その
中実の回転軸の一端を機械加工によって、回転角検出器
とする突出係合部を作成していたが、本発明では、加工
を省略することができ、製造コストを低減することがで
きる。更に、回転軸の先端に樹脂製のスロットルレバー
を一体に成形すれば、従来のような回転軸の先端への加
工工数と、その先端に取り付ける部品とを省略すること
ができ、製造コストを低減することができる。
【図1】本発明に係わる空気制御弁構造の一実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1の空気制御弁構造に用いる主要部品の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明に係わる空気制御弁構造を取り付けるボ
デーの正面図である。
デーの正面図である。
【図4】図3のボデーの挿入穴に装着するスペーサの斜
視図である。
視図である。
【図5】本発明に係わる空気制御弁構造の他の実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】図5の空気制御弁構造に用いる主要部品の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図7】本発明に係わる空気制御弁構造での回転軸とス
ロットルレバーとの結合状態を示す断面図である。
ロットルレバーとの結合状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係わる空気制御弁構造での回転軸とス
ロットルレバーとの結合状態を示す断面図である。
ロットルレバーとの結合状態を示す断面図である。
【図9】従来の空気制御弁構造をボデーに取り付けた状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
10 バタフライバルブ 12 回転軸 14 スリット 16 空間 18 連結部材 20 穴 22 突出係合部 24 ボデー 26 回転角検出器 28 穴 30 バルブ挿入穴 32 スペーサ 34 軸受部 38 スロットルレバー 40 貫通穴 42 ピン 46 係合部材 48 突出係合部 50 連結部 38 スロットルレバー
Claims (9)
- 【請求項1】 回転軸に固定したバタフライバルブをボ
デーに対して駆動手段によって回転させる空気制御弁構
造において、前記回転軸を中空の筒形状とし、その回転
軸の軸方向に貫通するものであって前記バタフライバル
ブの厚みよりわずかに広いスリットを形成し、このスリ
ットに前記バルブを装着し、連結手段によって前記回転
軸と前記バルブとを固定することを特徴とする空気制御
弁構造。 - 【請求項2】 前記連結手段が筒状の回転軸の内部空間
に樹脂成形によって形成した連結部材とすることを特徴
とする請求項1記載の空気制御弁構造。 - 【請求項3】 前記バタフライのうち前記回転軸の筒状
の内部に位置する箇所に貫通穴またはへこみを形成した
ことを特徴とする請求項2記載の空気制御弁構造。 - 【請求項4】 前記連結部材が前記回転軸の一端より外
方に突出する突出係合部を一体に形成し、前記ボデーに
回転軸の回転角度を検知する回転角検知器を取り付け、
前記突出係合部が前記回転角検知器と係合することを特
徴とする請求項2記載の空気制御弁構造。 - 【請求項5】 前記回転軸において前記突出係合部と反
対側の端を前記ボデーの外方に突出させ、その突出端の
内部空間を前記駆動手段によって閉鎖することを特徴と
する請求項2記載の空気制御弁構造。 - 【請求項6】 連結手段によって固定された回転軸とバ
ルブとを前記ボデーにその外部から挿入するために、ボ
デー自体に挿入穴を形成し、その挿入穴を塞ぐためのス
ペーサを備え、そのスペーサに前記回転軸を回転自在に
保持するための軸受部を設けた、ボデーの挿入穴から互
いに固定された回転軸とバルブとをボデー内部に挿入
し、その挿入穴をスペーサで気密的に閉じ、その際に回
転軸の一端を軸受部で回転自在に保持することを特徴と
する請求項1記載の空気制御弁構造。 - 【請求項7】 前記連結手段がバタフライバルブと回転
軸との接触箇所を溶接することを特徴とする請求項1記
載の空気制御弁構造。 - 【請求項8】 前記回転軸の一端にその回転軸とは別体
の突出係合部を取り付け、前記ボデーに回転軸の回転角
度を検知する回転角検知器を取り付け、前記突出係合部
が前記回転角検知器と係合することを特徴とする請求項
7記載の空気制御弁構造。 - 【請求項9】 前記回転軸において前記突出係合部と反
対側の端を前記ボデーの外方に突出させ、その突出端の
内部空間を前記駆動手段によって閉鎖することを特徴と
する請求項8記載の空気制御弁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26984095A JPH09112710A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 空気制御弁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26984095A JPH09112710A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 空気制御弁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112710A true JPH09112710A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17477925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26984095A Pending JPH09112710A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 空気制御弁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112710A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175184A1 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | 三菱電機株式会社 | バタフライバルブ及びその製造方法 |
JP2017015194A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 大豊工業株式会社 | バルブ構造 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP26984095A patent/JPH09112710A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175184A1 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | 三菱電機株式会社 | バタフライバルブ及びその製造方法 |
JP2017015194A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 大豊工業株式会社 | バルブ構造 |
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